JPH05160495A - レーザ共振器長を変更する方法及び装置 - Google Patents
レーザ共振器長を変更する方法及び装置Info
- Publication number
- JPH05160495A JPH05160495A JP4143525A JP14352592A JPH05160495A JP H05160495 A JPH05160495 A JP H05160495A JP 4143525 A JP4143525 A JP 4143525A JP 14352592 A JP14352592 A JP 14352592A JP H05160495 A JPH05160495 A JP H05160495A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- propagation
- laser cavity
- length
- propagation direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/05—Construction or shape of optical resonators; Accommodation of active medium therein; Shape of active medium
- H01S3/08—Construction or shape of optical resonators or components thereof
- H01S3/08018—Mode suppression
- H01S3/08022—Longitudinal modes
- H01S3/08031—Single-mode emission
- H01S3/08036—Single-mode emission using intracavity dispersive, polarising or birefringent elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/10—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
- H01S3/13—Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude
- H01S3/139—Stabilisation of laser output parameters, e.g. frequency or amplitude by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
べくレーザ共振器長を任意的又は規則的に変化させる手
段8、22と、この組に対応する伝播方向サンプル値の
組をつくるべく各レーザ共振器長ごとのレーザビーム6
(或いは16)の伝播方向をサンプリングする手段18
(或いは18′)と、伝播方向サンプル値の組について
の平均値である平均伝播方向を定める手段20と、レー
ザビーム6を安定した単一縦モードに固定すべくレーザ
ビーム6の伝播方向を平均伝播方向に相当する方向に維
持する手段20等とを備えているレーザシステムのレー
ザ共振器長を変更する装置である。 【効果】レーザ共振器長を自動的に調節してレーザビー
ムの縦モードの特性を検出し、単一縦モード稼働を維持
することができる。
Description
制御に関し、特に広範囲の所定稼働周波数において単一
縦モード(SLM)レーザ稼働を達成しかつ維持するよ
うなレーザ共振器長の自動的な初期化及び配列のための
方法及び装置に関する。
のバンド幅を制御することについて、多くの先行技術が
存在している。レーザ稼働周波数及びその出力の周波数
分布を制御するものとして、2つの明白に異なった物理
現象がある。まず、最初の現象は、光がプリズムを通過
するときや格子で反射するときの波の伝播(wavelength
pointing )の角度変化のような分散、すなわち、伝播
偏光(pointing polarization )を変更する他のさまざ
まな技術、すなわち、波長の関数としての位相に依存す
るものである。第二の現象は、レーザ発振空洞内の往復
の長さが波長の整数倍であるときの波長(nλ=2L;
nは整数、λは波長、Lはレーザ発振共振器長を表すも
のとする)に相当する周波数での有効な発振を制限する
というレーザ発振器の特性である。
なレーザにおいて共存している現象である。つまり、レ
ーザ出力はこれら2つの現象の複合として得られるもの
である。ここで、分散現象は位置的の又は誘導場の同調
により制御され、縦モード分布は共振器長のみの変化に
より制御される。
波長分散素子(分散素子)を用いて単一縦モードを選択
することが可能になった。この従来技術によりSLM稼
働を得る手順は、まずレーザ空洞の光学的部品を配列
し、続いて波長範囲を選択する光学的な分散素子を配列
し、続いてレーザ共振器長を調節(調整)することを含
むものである。多くの場合、これらの調節等の作業は手
作業で行われ、装置の機械的精度は長期間にわたって配
列を維持することに依存する。
は一般的には非常に微妙であり、そのために、共振器長
を一定値に維持することのできる何らかの能動的制御が
必要である。このことに関して、レーザ共振器長を所定
の値に固定するための多くの異なったフィードバックル
ープが能動的制御として存在する。これらのフィードバ
ックループは、エタロンフリンジ(etalon fringes)又
はビームポインティング(beam pointing)のようなレ
ーザ共振器長と関連する物理現象に依存する。また、分
散素子が含まれているレーザ空洞においては、レーザ出
力の伝播方向は縦モードの構造との関連が深い。
を実現する手順は、手作業によるレーザ共振器長の調節
と、それに続く能動的フィードバックループの運転の実
行が必要である。この手作業による調節は、従来技術に
よるレーザ共振器長の調節には欠かせないものであっ
た。本発明は、レーザ共振器長を自動的に調節してレー
ザ出力の縦モードの特性を検出し、単一縦モード稼働を
維持する方法及び装置を提供することを目的とする。
動的に調節してレーザ出力の縦モードの特性を検出し、
波長の変化をもたらす光学的な分散素子の調節をしてい
る間であっても、単一縦モード稼働を維持する方法及び
装置を備えるものである。また、出力レーザビームの伝
播方向は、レーザのモード特性を検出するためにも用い
られる。この検出されたモード特性を基にして、共振器
長が自動的にこの伝播方向における所望のジッター(ji
tter)を達成すべく変更させられる。さらに、レーザの
SLM稼働の質は、レーザ共振器長の変化をレーザ出力
の伝播方向に関係付けることで検出される。
稼働のための最適状態は、任意的に或いは規則的にレー
ザ共振器長を変化させて、それに対応するレーザ出力の
伝播方向の統計的な変化を決定することにより定められ
る。そして、統計的に最も小さなジッターを有するレー
ザ出力の平均伝播方向が、SLM稼働のために最適な状
態であるとして選択される。また、SLM稼働及びレー
ザ空洞配列の質は、レーザ出力の伝播方向に関する統計
から定められる。
システム内の光学的な分散フィードバックシステムに関
連するレーザビームの伝播方向の変化に応答して上記レ
ーザシステムのレーザ共振器長を変更する方法であっ
て、レーザ共振器長の組をつくるべく上記レーザ共振器
長を変化させる段階と、上記レーザ共振器長の組に対応
する伝播方向サンプル値の組をつくるべく上記レーザ共
振器長の組に属する各レーザ共振器長ごとの上記レーザ
ビームの伝播方向をサンプリング(標本化)する段階
と、上記伝播方向サンプル値の組についての平均値であ
る平均伝播方向を定める段階と、上記レーザビームを安
定した単一縦モードに固定すべく上記レーザビームの伝
播方向を上記平均伝播方向に相当する方向に維持する段
階とを備えている。
明は、レーザシステム内の光学的な分散フィードバック
システムに関連するレーザビームの伝播方向の変化に応
答して上記レーザシステムのレーザ共振器長を変更する
装置であって、レーザ共振器長の組をつくるべく上記レ
ーザ共振器長を変化させる手段と、上記レーザ共振器長
の組に対応する伝播方向サンプル値の組をつくるべく上
記レーザ共振器長の組に属する各レーザ共振器長ごとの
上記レーザビームの伝播方向をサンプリングする手段
と、上記伝播方向サンプル値の組についての平均値であ
る平均伝播方向を定める手段と、上記レーザビームを安
定した単一縦モードに固定すべく上記レーザビームの伝
播方向を上記平均伝播方向に相当する方向に維持する手
段とを備えている。
ブロック図である。レーザ共振器長の変更が自動化され
たSLMレーザシステム2は、レーザ出力ビーム6を出
力するためのレーザ空洞4を備えている。レーザ空洞4
は、後方ミラー8、出力ミラー10、ゲイン媒質12及
び波長分散光学素子(以下、「分散素子」という)14
を備えており、レーザ出力ビーム6と分散ビーム16で
表されたレーザの出力の一部とについての波長と伝播方
向との所定の相関関係(correlation )を提供する。分
散素子14は、格子フィードバックミラーを有する回折
格子のような当業者にとって周知の素子を備えている。
器18により検出される。或いは、その替わりに、分散
ビーム16の伝播方向が破線で示された伝播検出器1
8′により検出される。さらに、後方ミラー8を通過す
るビームの漏れ、ゲイン媒質12からのブリュスター反
射、又は、分散素子14での反射若しくは光学漏れのよ
うなレーザシステム2のすべての他のレーザビームの伝
播方向(波長により変化するもの)が同様に測定されて
もよい。伝播検出器18は、レーザ出力ビームの少なく
とも一部をサンプリングするための部分透過性のミラー
と共に単純な2個セル又は4個セルのフォト検出器のよ
うな当業者にとって周知の電−光アセンブリを備えるも
のであってよい。分散ビーム16の伝播方向が測定され
るときであっても、伝播検出器18′は単純な2個セル
又は4個セルのフォト検出器のみを備えるものであって
よい。伝播検出器18(或いは18′)は検出信号をS
LMプロセッサ20に供給する。SLMプロセッサ20
は、本明細書において述べられるハードウェア及びソフ
トウェアのいずれかの結合を用いて本発明の方法に従っ
て演算を実行するアナログ/デジタル回路を備えている
ものであってもよい。
2内のレーザ空洞4の長さ(レーザ共振器長)の方向に
対する伝播角度θによって定義されているレーザ出力ビ
ームの伝播方向についての統計サンプル値を収集する。
SLMプロセッサ20は、レーザ共振器長を定める素
子、たとえば後方ミラー8の位置を、後方ミラー8と機
械的に結合された位置変換器22によって変化させる。
位置変換器22は、所望の大きさの線形移動及び位置解
像度(positional resolution )を提供する周知の電気
−機械的なポジショナーを備えるものであってよい。
y)に変えられることが好ましいが、規則的に変えられ
てもよい。SLMプロセッサ20は、分散ビーム16の
伝播方向をレーザ空洞4の長さの対応する変化の関数と
して決定すべく後方ミラー8の位置が変えられたとき、
伝播検出器18からの検出信号をサンプリングする。S
LMプロセッサ20は、サンプリングされた検出信号か
ら決定される分散ビーム16の伝播方向を統計的に解析
する。
とき、分散ビーム16の伝播方向も同様に任意的に変化
する。伝播方向についてのこれらの値は好ましくはSL
Mプロセッサ20による統計的解析のために蓄えられ
る。SLMプロセッサ20により実行された統計的解析
は、平均伝播方向θavg すなわち標準偏向(standard d
eviations )や、分散ビーム16の伝播方向の伝播角度
θとレーザ空洞4の長さとの相関関係のような、角度θ
とレーザ空洞4の長さとの一以上のいかなる周知の関係
を備えていてもよい。しかしながら、この統計的解析
は、レーザ空洞4の長さを自動的に決定するために、少
なくともθavg を定めることを備えていなければならな
い。
播方向θavg と角度θの現在値とを比較し、その差に比
例して後方ミラー8の位置を変化させるように位置変換
器22を作動させる。これにより、レーザ空洞4の長さ
が変化する。後方ミラー8の位置は、平均伝播方向θ
avg と角度θの最新測定値との差が無視できるようにな
るように変更させられる。このように、伝播検出器18
(或いは18′)と後方ミラー8との間のフィードバッ
クループは、SLMプロセッサ20の制御の下、角度θ
の最新測定値が平均伝播方向θavg の値に自動的に固定
されるように設けられたものである。
ループを有しているレーザシステム2に関し、SLMプ
ロセッサ20によるフィードバック制御の下で波長λの
関数としてのレーザ空洞4のゲインをグラフ(以下、
「分散フィードバック曲線」という)により表すもので
ある。曲線24がレーザ空洞4のゲインを表している。
破線26により表されるレーザ発振しきい値のレベル
は、レーザ空洞4においてレーザ発振を始動させるため
に必要な最低ゲインを表している。
従った長さのレーザ空洞4において形成された縦モード
の相対振幅をグラフにより表すものである。曲線28は
縦モードの相対振幅を表している。個所30、32、3
4及び36は、それぞれ縦モードn−1、n、n+1そ
してn+2のときの最大値を表す個所である。以上に述
べたように、レーザ空洞4の長さは、図3の個所30、
32、34及び36で示されたような、縦モードについ
ての最大値の波長を定めるものである。これら最大値と
図2の曲線24で表されるゲインとの組み合わせ(たた
き込み;convolution)が、レーザ出力ビーム6の分光
成分(spectral content)を特徴づけることになる。
されたような縦モードについての上記最大値での波長の
相異は、△λ=λ2 /2L(ここで、△λがモード間の
波長の相異を表す)という関係式により定められる。図
2と図3とを較べることにより、分散フィードバック曲
線のバンド幅が一般には縦モード間の波長の相異よりも
広いことが明白である。
い値以上である図2の曲線24の波長範囲にレーザ空洞
4の縦モードの何れかの波長があるとき、レーザ出力ビ
ーム6はこの波長範囲にあるすべての縦モードを含む分
光成分(スペクトル成分)を有する。
ク曲線のバンド幅と図3に示された縦モードの波長分布
との組み合わせによるレーザ出力ビーム6の分光成分を
表したものである。レーザ出力ビーム6の分光成分は、
分散フィードバック曲線が少なくとも破線26で示され
たレーザ発振しきい値以上である波長範囲にある2つの
関数のたたき込みであることは着目すべきことである。
図4の曲線38は、レーザ出力ビーム6の振幅を波長の
関数として表している。つまり、この場合、図3の個所
32及び34で表される縦モードn及びn+1が、曲線
38に沿った個所40及び42での極大として、ともに
レーザシステム2の出力ビーム6に含まれている。
内の内部レーザ光を、 nλ/d= sinθ1 −sin θ2 という関係式に従って分散する格子を備えている(ここ
で、λは波長、dは格子溝間の間隔、θ1 は出力ビーム
6の入力角、θ2 は分散ビーム16の出力角を表してい
る)。より詳しくは、θ1 は格子に垂直な面に対するレ
ーザ出力ビーム6のなす角度であり、θ2 は格子に垂直
な面に対する分散ビーム16のなす角度である。レーザ
システム2が同調されるとき、入力角θ1 及び出力角θ
2 の両方がレーザ出力ビーム6の波長に従って変化す
る。
の伝播方向と縦モード間の波長の相異よりも広い範囲に
わたる分散フィードバック曲線のバンド幅の重なりとの
相関関係を表すものである。図5は、直線48上の個所
50、52、54及び56でそれぞれ表されるレーザ空
洞4の縦モードの最大値n−1、n、n+1及びn+2
に対する、曲線44で示される分散フィードバック曲線
のバンド幅、並びに、破線46で示されるレーザ発振し
きい値レベルを示している。
ドバック曲線のピークとが個所52で一致するときの長
さLに、レーザ空洞4の長さが相当するときの状態を示
すものである。この場合、モードnに隣接するモードn
−1及びn+1は分散フィードバック曲線のピークから
充分に離間しており、そのため、個所50及び54で表
される最大値が破線46で表されるレーザ発振しきい値
を超えることができない。つまり、レーザ出力ビーム6
は単一縦モードに相当する分光成分を有するものであ
る。
曲線58で表される分散フィードバック曲線のピークに
対しその両側に対称にそれぞれ個所52及び54に配置
されるときの長さL+△Lに、レーザ空洞4の長さが相
当するときの状態を示すものである。この場合、これら
モードn及びn+1の両方の最大値が破線60で表され
るレーザ発振しきい値を超え、そのため、レーザ出力ビ
ームはモードn及びn+1の両方を備えるマルチモード
(MM)に対応する分光成分を有することになる。つま
り、レーザ空洞4の長さを変更することにより、その変
更が良いものでなければ、レーザシステム2は単一縦モ
ード稼働をしなくなる。
2で表される分散フィードバック曲線のピークとが個所
54で一致するときの長さL+2△Lに、レーザ空洞4
の長さが相当するときの状態を示すものである。この場
合、モードn+1に隣接するモードn及びn+2は分散
フィードバック曲線のピークから充分に離間しており、
そのため、個所52及び56で表される最大値が破線6
4で表されるレーザ発振しきい値を超えることができな
い。つまり、レーザ出力ビーム6は単一縦モードに相当
する分光成分を有するものである。
4の長さの変更に関する3つの状態は、2L/λで表さ
れる理想(ideal )伝播方向に対するモードn−1、
n、n+1及びn+2の伝播方向にそれに応じた変更を
もたらす。図5〜7に示した状態について、そのモード
の伝播方向をそれぞれ図8〜10に示す。
伝播方向は、分散素子14から延びるベクトル66で表
されている。この場合レーザ空洞4の長さがLであるの
で、縦モードnの伝播方向はベクトル66で表される方
向と同一である。分散素子14に対する他のモードn−
1、n+1及びn+2の伝播方向は、ベクトル68、7
0及び72でそれそれ表されている。
1及びn+2に対応する分散素子14からの伝播方向が
それぞれベクトル74、76、78及び80で表されて
いる。ベクトル66で表されている理想伝播方向に対す
る関係は、レーザ空洞4の付加長さ△Lのために図8の
ものとは違ったものとなっている。つまり、2L/λに
対応する伝播方向を表現するベクトル66は縦モードn
及びn+1に相当するベクトル76及び78の中間にあ
って、図7のように縦モードnに相当する方向と一致す
るものではない。
はn及びn+1モードの両方でレーザ発振するマルチモ
ード稼働が起こる。この状態からレーザ空洞4の長さを
変えることはその長さを増やすか或いは減らすかに依存
して、稼働がn又はn+1モードのどちらかでの単一モ
ード稼働に変更されることは着目すべきである。
レーザ出力ビーム6が少なくとも2つの異なった単一モ
ードの何れかへレーザ空洞の全長のわずかな増加減少に
依存して変わるという傾向のために本質的に不安定なも
のである。図6及び図9を併せて参照すると、縦モード
n及びn+1のいかなる相対的な変更も分散フィードバ
ック曲線の反対側で起こる。レーザ空洞4の長さのわず
かな変更は、図5及び図8に示された状態では分散曲線
のピークでの傾斜が比較的小さいところに縦モードnが
位置しているために、図5及び図8に示された状態にお
けるレーザ発振モードnにおいてよりも、図6及び図9
に示された状態におけるレーザ発振モードn及びn+1
においての分散フィードバック曲線の振幅の変化はより
大きいものとなる。
モードn−1、n及びn+2の伝播方向が、ベクトル8
2、84及び86でそれそれ表されている。これらのベ
クトルのベクトル66で表されている理想伝播方向に対
する関係は、レーザ空洞4に長さ2△Lが付加されてい
るために図8に示したものとは異なっている。この場
合、縦モードn+1の伝播方向がベクトル66で示され
る理想伝播方向と一致する。図7及び図10を参照する
と、レーザ発振するのに充分な振幅を有する分散フィー
ドバック曲線に沿って位置する縦モードはn+1だけで
あることが明らかである。レーザ発振モードn+1は分
散フィードバック曲線の傾斜が小さい場所であるその曲
線のピークに位置するために、レーザ空洞4の長さの多
少の変化にかかわらず安定した単一モード稼動が可能と
なる。
及びn+2についてのレーザ出力ビーム6の強度並びに
レーザ出力ビーム6の全強度を、レーザ空洞4の長さの
関数として表したグラフである。各縦モードn−1、
n、n+1及びn+2の特性を示す振幅の曲線が、それ
ぞれ曲線88、90、92及び94で表されている。レ
ーザ出力ビーム6の全強度の特性曲線は曲線96で表さ
れている。各縦モードの特性曲線が重なっているため
に、曲線96で表されているレーザ出力ビーム6の全出
力エネルギは、たとえレーザ共振器長がどの単一モード
及びマルチモード稼働にとっても最適なものではないと
きでも、わずかに変化するに過ぎない。つまり、レーザ
出力ビーム6の測定された全出力パワーは単一縦モード
稼働を示すのにはよいものではない。
てレーザ出力ビーム6の伝播方向を表したグラフであ
る。曲線98は、レーザ空洞4の長さの関数としてビー
ムの伝播方向の分散角度θを表したものである。破線1
00、102、104及び106は、モードn−1、
n、n+1及びn+2のそれぞれについての、レーザ出
力ビーム6が単一縦モードで稼働するような伝播方向の
分散角度の範囲を示したものである。つまり、曲線98
が破線100、102、104及び106と重なる部分
は、レーザ出力ビーム6が単一縦モードであって各破線
と曲線98とが重なっているモードである状態を表して
いる。曲線98の破線から外れた部分は、レーザ出力ビ
ーム6がマルチ縦モードで稼働していることを表してい
る。また、曲線98の分散角度の平均値θavg が曲線1
08で表されている。
チモード稼働は不安定な稼働状態であって、そのため、
測定された伝播方向は単一縦モード稼働におけるよりも
明白に大きな伝播方向ジッターを示すことは着目すべき
である。このことは図13に示されており、この図にお
いて曲線110はレーザ空洞4の長さの関数として測定
された伝播方向の伝播方向ジッターを表すものである。
曲線110で形成された特性曲線は、レーザ出力ビーム
6がマルチモード稼働する状態に対応する一連のピーク
112、114、116および118を有している。こ
の曲線のピーク112、114、116及び118間に
ある「谷」の領域は、レーザ出力ビーム6が単一縦モー
ド稼働する状態に相当するものである。
空洞4の長さを変えたときのθavg で表される平均ビー
ム伝播方向(図12の破線108)を定めること及びθ
で表されるビーム伝播方向をこの平均伝播方向θavgに
維持するようにレーザ空洞の長さを調節することによ
り、レーザ空洞4の理想単一縦モードを維持することが
できるのである。SLMプロセッサ20は、マルチモー
ド稼働が不安定状態であるために、調節された長さの安
定稼働に相当する単一縦モードの一つにレーザシステム
2を容易に固定することができる。
8は2個セルのフォト検出器を備えている。つまり、伝
播検出器18はそれぞれIr (右側の出力信号)及びI
l (左側の出力信号)と記される2つの出力信号を有し
ている。SLMプロセッサ20は、これら2つの信号を
比較して、伝播検出器18の各半分領域が受信した測定
ビームから光の平衡(balance )を定める。この平衡は
可変平衡%と記されるものであって、好ましくは、可変
平衡(%)=(Ir −Il )/(Ir +Il )という式
から求められる。要するに、可変平衡%は、伝播検出器
18上の伝播中心の測度である。
で後方ミラー8の位置を変えることにより例えば600
回の任意的な多数回のレーザ空洞4の長さの変更をな
し、各後方ミラー8の任意的な位置で可変平衡%の値を
測定することが好ましい。そして、SLMプロセッサ2
0はこれらの測定値の平均からθavgを決定する。最後
に、SLMプロセッサ20は周期的に可変平衡%の値を
サンプリングし、この値をθavg の値と比較する。
の差がゼロになるようにこの差に応じて後方ミラー8を
移動させ、レーザ空洞4の長さを変更する。この操作
は、レーザ出力ビーム6をその最も効率のよい単一縦モ
ードに維持すべく、レーザ空洞4の長さを自動的に調節
するフィードバックループを形成する。図14はこの操
作の方法を表すフローチャートである。
は、もしSLMプロセッサ20がプログラム可能なデー
タ処理を提供するのであればハードウェアとデータ処理
コードとで実行することができる。好ましい具体例にお
いて、SLMプロセッサ20は伝播検出器18からの信
号を受信するプログラム可能なデータプロセッサを含ん
でおり、かつ、位置変換器22への出力を決定する。多
数あるデータ処理コードの何れか一つが、当業者が理解
するであろうように本発明の方法を実行するために用い
られる。
(Microsoft;登録商標)のクィックベーシック(Quick
BASIC;登録商標)で書かれたコードが、本発明の方法
を実行するために用いられる。
balance%=(Ir −Il )/(Ir+Il )であり、I
r 及びIl は2個セルの伝播検出器18からの2つの信
号である。600回の任意的なレーザ空洞4の長さの変
更がなされ、可変のbalance %が可変のsum #に加えら
れる。600回すべての変更が終わった後、balance %
=sum #/600が平均される。そして、固定ループが
オンになり、フィードバックループがbalance %に初期
化される。そして、フィードバックループはレーザ空洞
4の長さを調節する。
と、レーザ空洞4は、分散フィードバックの周波数の変
化によるレーザシステム2の稼働周波数の再同調から生
じてよい分散フィードバックの周波数変化に従って、そ
の長さを自動的に変更することが可能である。いかなる
分散フィードバック設定についてもレーザ空洞4の長さ
が自動的に最も安定なモードに固定されるため、この技
術は、分散フィードバックのみを再調節することにより
レーザシステム2が広い周波数範囲にわたって同調され
ることを可能にする。
レーザ出力の縦モードの特性を検出し、波長の変化をも
たらす光学的な分散フィードバック素子の調節をしてい
る間であっても、単一縦モード稼働を維持する方法及び
装置が開示された。この開示は当業者に本発明を教示す
るためのものであって、本発明は、材料、配列、段階等
の点において特許請求の範囲の観点内でさまざまな設計
変更が可能である。
ると、レーザ空洞は、分散フィードバックの周波数の変
化によるレーザシステムの稼働周波数の再同調から生じ
てよい分散フィードバックの周波数変化に従って、その
長さを自動的に変更することが可能である。いかなる分
散フィードバック設定についてもレーザ空洞の長さが自
動的に最も安定なモードに固定されるため、この技術
は、分散フィードバックのみを再調節することによりレ
ーザシステムが広い周波数範囲にわたって同調されるこ
とを可能にする。すなわち、レーザ共振器長を自動的に
調節してレーザ出力の縦モードの特性を検出し、単一縦
モード稼働を維持することができる。
である。
ィードバック曲線を表すグラフである。
モードの相対的振幅を示すグラフである。
波長分布とを組み合わせたレーザ出力ビームの分光成分
を示す図である。
と縦モード間の波長の相異よりも広い範囲にわたる分散
フィードバックバンド幅の重なりとの相関関係を表すグ
ラフであって、縦モードnが曲線のピークと一致してい
るときを表すものである。
縦モードnとn+1との中間にあるときを表すものであ
る。
が曲線のピークと一致しているときを表すものである。
示す図である。
示す図である。
を示す図である。
ついてのレーザ出力ビームの強度並びにレーザ出力ビー
ムの全強度を、レーザ共振器長の関数として表したグラ
フである。
長の関数として表したグラフである。
器長の関数として表したグラフである。
チャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】レーザシステム内の光学的な分散フィード
バックシステムに関連するレーザビームの伝播方向の変
化に応答して上記レーザシステムのレーザ共振器長を変
更する方法であって、 レーザ共振器長の組をつくるべく上記レーザ共振器長を
変化させる段階と、 上記レーザ共振器長の組に対応する伝播方向サンプル値
の組をつくるべく上記レーザ共振器長の組に属する各レ
ーザ共振器長ごとの上記レーザビームの伝播方向をサン
プリングする段階と、 上記伝播方向サンプル値の組についての平均値である平
均伝播方向を定める段階と、 上記レーザビームを安定した単一縦モードに固定すべく
上記レーザビームの伝播方向を上記平均伝播方向に相当
する方向に維持する段階とを備えている方法。 - 【請求項2】上記レーザ共振器長を変化させる段階が上
記レーザ共振器長を任意的に変化させることを備えてい
る請求項1の方法。 - 【請求項3】上記レーザ共振器長を変化させる段階が上
記レーザ共振器長を規則的に変化させることを備えてい
る請求項1の方法。 - 【請求項4】上記レーザビームの伝播方向をサンプリン
グする段階が、上記レーザシステムの出力ビームをサン
プリングすることを備えている請求項1の方法。 - 【請求項5】上記レーザビームの伝播方向をサンプリン
グする段階が、上記レーザシステムの分散素子によって
分散された分散ビームをサンプリングすることを備えて
いる請求項1の方法。 - 【請求項6】レーザシステム内の光学的な分散フィード
バックシステムに関連するレーザビームの伝播方向の変
化に応答して上記レーザシステムのレーザ共振器長を変
更する装置であって、 レーザ共振器長の組をつくるべく上記レーザ共振器長を
変化させる手段と、 上記レーザ共振器長の組に対応する伝播方向サンプル値
の組をつくるべく上記レーザ共振器長の組に属する各レ
ーザ共振器長ごとの上記レーザビームの伝播方向をサン
プリングする手段と、 上記伝播方向サンプル値の組についての平均値である平
均伝播方向を定める手段と、 上記レーザビームを安定した単一縦モードに固定すべく
上記レーザビームの伝播方向を上記平均伝播方向に相当
する方向に維持する手段とを備えている装置。 - 【請求項7】上記レーザ共振器長を変化させる手段が上
記レーザ共振器長を規則的に変化させる請求項6の装
置。 - 【請求項8】上記レーザビームの伝播方向をサンプリン
グする手段が、上記レーザシステムの出力ビームをサン
プリングする請求項6の装置。 - 【請求項9】上記レーザビームの伝播方向をサンプリン
グする手段が、上記レーザシステムの分散素子によって
分散された分散ビームをサンプリングする請求項6の装
置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US698,571 | 1991-05-10 | ||
US07/698,571 US5185751A (en) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | Automated single longitudinal mode locking system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05160495A true JPH05160495A (ja) | 1993-06-25 |
JP3179567B2 JP3179567B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=24805817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14352592A Expired - Lifetime JP3179567B2 (ja) | 1991-05-10 | 1992-05-08 | レーザ共振器長を変更する方法及び装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5185751A (ja) |
JP (1) | JP3179567B2 (ja) |
DE (1) | DE4215064A1 (ja) |
FR (1) | FR2676314B1 (ja) |
GB (1) | GB2257294B (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2276973A (en) * | 1993-03-20 | 1994-10-12 | Gec Ferranti Defence Syst | A pulsed laser |
US6175579B1 (en) | 1998-10-27 | 2001-01-16 | Precision Light L.L.C. | Apparatus and method for laser frequency control |
US20040202223A1 (en) * | 2003-04-08 | 2004-10-14 | Eric Crosson | External cavity laser having improved single mode operation |
US10992098B2 (en) * | 2018-12-05 | 2021-04-27 | Epilog Corporation | Method and apparatus for real time averaging of beam parameter variations |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1082961A (en) * | 1963-05-07 | 1967-09-13 | Nat Res Dev | Improvements in or relating to the control of the output wavelength of an optical maser or laser |
US3457415A (en) * | 1965-10-04 | 1969-07-22 | Perkin Elmer Corp | Passive optical resonators and systems employing the same |
EP0064476A1 (fr) * | 1981-04-10 | 1982-11-10 | Asulab S.A. | Dispositif de stabilisation d'émission d'un résonateur laser selon un mode d'émission déterminé |
EP0108562A1 (en) * | 1982-11-05 | 1984-05-16 | British Telecommunications | Controlling lasers |
SE8401773L (sv) * | 1984-03-30 | 1985-10-01 | Boh Optical Ab | Frekvens- och effektreglering hos laserdioder |
US4977562A (en) * | 1987-09-29 | 1990-12-11 | Ltv Aerospace And Defense Co. | Method and apparatus for laser frequency stabilization |
US5054028A (en) * | 1989-04-20 | 1991-10-01 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Feedback stabilization system for pulsed single longitudinal mode tunable lasers |
-
1991
- 1991-05-10 US US07/698,571 patent/US5185751A/en not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-05-07 FR FR9205659A patent/FR2676314B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-07 DE DE4215064A patent/DE4215064A1/de not_active Ceased
- 1992-05-08 JP JP14352592A patent/JP3179567B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-05-08 GB GB9209943A patent/GB2257294B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2257294A (en) | 1993-01-06 |
US5185751A (en) | 1993-02-09 |
JP3179567B2 (ja) | 2001-06-25 |
FR2676314A1 (fr) | 1992-11-13 |
DE4215064A1 (de) | 1992-11-12 |
GB2257294B (en) | 1994-11-02 |
FR2676314B1 (fr) | 1993-12-03 |
GB9209943D0 (en) | 1992-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6912235B2 (en) | Apparatus and method for phase control of tunable external cavity lasers | |
US5226050A (en) | Small line width tunable laser | |
US5077747A (en) | Alignment-insensitive method for wideband tuning of an unmodified semiconductor laser | |
JP3459081B2 (ja) | 外部キャビティレーザ | |
JPH0766482A (ja) | 可変波長光源 | |
EP0979547A1 (en) | Tunable external cavity diode laser | |
US5107511A (en) | Method of stabilizing laser wavelength and laser device with stabilized wavelength | |
US20040202223A1 (en) | External cavity laser having improved single mode operation | |
US7496119B2 (en) | External cavity laser with multiple stabilized modes | |
US20040213306A1 (en) | Apparatus and method for phase control of tunable external cavity lasers | |
JP3179567B2 (ja) | レーザ共振器長を変更する方法及び装置 | |
US4897843A (en) | Frequency-agile laser systems | |
US20090003403A1 (en) | Wavelength tunable ring-resonator | |
US4972424A (en) | Automatic dither stabilization of a laser cavity | |
CN115275772B (zh) | 一种基于tdlas技术的特定时刻激光波长控制方法及装置 | |
EP1427077B1 (en) | External cavity laser having improved single mode operation | |
Day et al. | Widely tunable external cavity diode lasers | |
US3543181A (en) | Laser frequency stabilization system | |
US7016382B2 (en) | Method and apparatus for stabilizing laser wavelength | |
JPH02262023A (ja) | 光スペクトラムアナライザ | |
JP2007515769A (ja) | レーザ角度制御 | |
JP2000353854A (ja) | 外部共振器型波長可変光源 | |
JP2611264B2 (ja) | 波長安定化レーザ | |
JPH04260385A (ja) | インジェクションロック同調制御装置 | |
CN116487995A (zh) | 基于模间隔锁定的高稳定度多模外腔半导体激光器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090413 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100413 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110413 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120413 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130413 Year of fee payment: 12 |