JPH05149034A

JPH05149034A - 形状が変化する日除けテント

Info

Publication number: JPH05149034A
Application number: JP35544391A
Authority: JP
Inventors: Ryuichi Kaneko; 柳一金子
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-11-26
Filing date: 1991-11-26
Publication date: 1993-06-15

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は日除けテントの構成材料の一部に
長さを調節できる，ひもを使用して，テントの高さと幅
を変化させて強い風に対処し，又移動できる日除け覆い
を取り付けて太陽光の高度による日陰位置の変化に応
じ，自由に日陰が確保できる，形状が変化する日除けテ
ントに関するものである。【構成】調節ひも（８），（９）と構造材のひも
（５），（６），（７）骨組み材料（１），（２），
（３），（４）でなり・移動ができる日除け覆い（１
０），を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は日除けテントの構成材料
の一部に長さを調節できる，ひもを使用してテントの高
さと幅を変化させ，強い風にも耐えるよう設計した従来
のパラソルに代わる日除けテントに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の野外で使用する日除け用具は，形
状が雨傘タイプのパラソルが主で風のある場所での使用
は安定を失うために危険であった。またパラソルは夏の
野外レジャーの必需品だが，太陽光が高度により変化す
るので日陰の位置を雨傘形状のために調節ができなかっ
た。さらに，重くかさばるので，携帯がわずらわしい上
に貴重品などの収納ポケットも設けられておらず手軽
な，レジャーで使用するには不便であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は近年の健康指
向の高まりの中で，肌を大切にする人々の要求に対応す
るだけでなく，従来の日除け用具は上記のパラソルタイ
プのみなので，他に選択の余地がない，という人々の強
い要望を，これまでにない新しい，また簡単な方法で解
決したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明による日除けテン
トは以上のような課題を解決するものであり，次のよう
に製作法を図面に基づいて説明する。（イ）調節ひも（８），（９）と構成材料のひも
（５），（６），（７）を設け先端をそれぞれを引っか
けるようにして接続する。（ロ）骨組み材料は弾力性のある材質を（１），（２）
に使用してそれぞれを着脱可能な接続用具で固定する。（ハ）移動ができる日除け覆い（１０），は簡単に着脱
できるように骨組み材料（１）・（２）にひも結び又は
フック・リング等で固定する。（ニ）貴重品等の収納ポケットを移動ができる日除け覆
い（１０），の内側面に設ける。（ホ）更に風が強くなった時の予備として（１１），
（１２）のアンカーも常備する。以上のように構成する。

【０００５】

【作用】本発明のテントは上記のような構成であるか
ら，これを使用する時は調節ひも（８），（９）の長さ
を調節することで，弾力性のある骨組み材料（１）
（２）がたわむ。その結果テントの高さと幅を変化さ
せ，テントの高・低で風圧の受ける面積を軽減させて風
に対処し，同時に生ずるテント幅の，広い・狭いで，テ
ントの安定性を調節する。

【０００６】

【実施例】本発明の試作品の結果を例にあげ説明する。（イ）移動ができる日除け覆いの位置の調節は骨組み材
料（１），（２）に任意の数の穴をあけ，これにひも結
び又はフック・リング等で着脱すればよい。（ロ）移動ができる日除け覆いの内側面に貴重品等の収
納ポケットを設けた。（ハ）移動ができる日除け覆いの外側面を広告掲載の場
所として利用ができる。（ニ）構成材料のひも，調節ひもは糸，ゴムひも等でも
使用ができる。（ホ）移動ができる日除け覆いの材質は紫外線遮断フィ
ルム，ポリエチレン等のプラスチック系の材料，布地，
紙等でも作成できる。なお本発明のテントはすべての材
料を一定期間のあと，自然に破壊消滅する材質等で製作
すれば，その場に放置されたとしても，自然に分解消滅
するので自然環境の保護に寄与する。

【０００７】

【発明の効果】

（イ）本発明によるテントは，風がある場所でも，風圧
を受ける面積を減らし，テントの幅を広げれば良いので
いつでも安心して使用できる。（ロ）本発明によるテントは，構造が簡単なので容易に
組みたてられ，構成材料の一部がひも又は糸等で製作で
き，骨組み材料も軽く柔軟であるから，丸く巻くように
して袋に収納でき，携帯に便利である。更に使用頻度が
高い海水浴場等の場合，設置場所に人が不在になること
が多いが本発明テントは従来のビーチパラソルと違い，
日除け覆いの内側面に設けた貴重品等収納ポケットが有
用である。又，このポケットを（１３），（１４），
（１５），（１６）等に取り付けた場合は，収納物の重
みが下方向の力として働くので風に対しても安定する。（ハ）本発明によるテントを日中，使用する時，太陽
光の照射角度は午前・午後と変化するが，移動ができる
日除け覆いの位置が従来のパラソルと違い，横または斜
め上でも対応できるので他の人々の注視が容易になり自
由に日陰を確保できるだけでなく，広告面としての利用
も有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の使用斜視図

【図３】本発明の他の実施例の斜視図

【符合の説明】

（１），（２），（３），（４）は骨組み材料（８），（９）は調節ひも（５），（６），（７）は構成材料のひも（１０）は移動できる日除け覆い（１１），（１２）は予備アンカー（固定具）（１３），（１４），（１５），（１６）は貴重品等収
納ポケット

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】（イ）長さを調節できるひもを（８），
（９）に設ける。（ロ）弾力性のある材質の骨組み材料を（１），（２）
に使用した，形状が変化する日除けテント。