JPH05137772A - 温灸治療器 - Google Patents

温灸治療器

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JPH05137772A
JPH05137772A JP33116991A JP33116991A JPH05137772A JP H05137772 A JPH05137772 A JP H05137772A JP 33116991 A JP33116991 A JP 33116991A JP 33116991 A JP33116991 A JP 33116991A JP H05137772 A JPH05137772 A JP H05137772A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱伝達特性が異なる複数の経穴に対し快適な治
療を行うことができかつ有効な治療効果を実現できるよ
うにする。 【構成】人体表面の異なる経穴へ温熱を同時作用させる
ための6個の導子2と、各導子2へ駆動信号を供給して
加熱動作させる治療器本体3とから成る。治療器本体3
はベース13上に時間表示部14が突設され、ベース1
3の上面に温度調整部15,温度表示部16,時間調整
部17などが配置してある。温度調整部15により各導
子2の設定温度が個別に調整し、時間調整部17により
各導子2の動作時間を調整する。ベース1内には温度調
整部15および時間調整部17による調整値に応じた駆
動信号を生成する駆動制御部が組み込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人体表面の経穴など
に温熱刺激を与えて温灸治療を施すための温灸治療器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種温灸治療器として、治療器本
体にリード線を介して導子を接続した構成のものが存在
する。この種の温灸治療器では、人体表面の所定の経穴
位置に導子を固定し、この導子に通電して温熱を発生さ
せて、経穴に温熱刺激を作用させている。
【0003】ところで人体表面には多数の経絡が走り、
各経絡上に複数の経穴が点在する。温灸治療に際して
は、どの経穴が人体のどの部位の病変と関係あるかを判
断して導子の固定位置が決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温灸治療器の場
合、導子は1個しか設けられておらず、その導子を病変
の治療に有効な経穴位置に固定することになるが、温灸
治療の効果を増すには、同じ経絡上の複数の経穴を同時
に刺激する方法と、異なる経路上の複数の経穴を同時に
刺激する方法とがあり、いずれの方法も一点刺激による
方法よりはるかに効果的である。
【0005】そこで治療器本体に複数の導子を設け、各
導子を同じまたは異なる経路上の複数の経穴位置に配置
して同時作動させることも可能であるが、経穴毎に熱伝
達特性が相違するため、全ての経穴に対して最適な温灸
治療を施すことが困難であり、これがため快適な治療が
行えず、また有効な治療効果を期待できないという問題
がある。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、複数個の導子を設けて導子毎に個別に温度およ
び時間調整可能となすことにより、快適な治療を行うこ
とができかつ有効な治療効果を実現できる温灸治療器を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の温灸治療器
は、人体表面の異なる位置へ温熱を同時作用させるため
の複数個の導子と、各導子へ駆動信号を供給して加熱動
作させる治療器本体とから成るもので、前記治療器本体
には、各導子の温度を個別に調整するための温度調整部
と、各導子の動作時間を調整するための時間調整部と、
前記温度調整部および時間調整部による調整値に応じた
駆動信号を生成する駆動制御部とを具備させている。
【0008】
【作用】各導子を同じ経絡上または異なる経路上の複数
の経穴位置に配置して同時作動させる場合に、経穴毎の
熱伝達特性の相違に応じて温度調整および時間調整を行
うようにしたので、いずれの経穴に対しても最適な温灸
治療を施すことができる。このため快適な治療を行い
得、また有効な治療効果が期待できる。
【0009】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例にか
かる温灸治療器1の外観を示す。この温灸治療器1は、
人体表面の異なる経穴へ温熱を同時作用させるための6
個の導子2と、各導子2へ駆動信号を供給して加熱動作
させる治療器本体3とから成るもので、各導子2と治療
器本体3との間をリード線4で接続してある。
【0010】各導子2は、図3の断面図に示すように、
遠赤外線を発生する基板5上に発熱体6が重ねられ、こ
の基板5と発熱体6とをゴムなどの耐熱性を有するモー
ルド材で被覆してモールド部7が形成されている。この
モールド部7は基板5の下面に開口部8を備え、開口部
8の底部には基板5の下面に接して吸湿体9が設けてあ
る。吸湿体9は綿などの繊維を集合させたものやスポン
ジなどが用いられ、ヨモギやニンニクなどの薬効成分の
ある粉末を含ませてある。
【0011】前記基板5はジルコニア,アルミナ,コー
ジライト,珪石などの遠赤外線を放射する粉末を板状に
固めてなるもの、またはこれらの粉末を板に塗布したも
のであって、これらの遠赤外線放射物質は熱により励起
されて、遠赤外線を放射する。
【0012】図4は、前記発熱体6の基板5へ接する面
の状態を示したものである。この発熱体6は、プリント
基板10の表面に導電パターン11a,11bを印刷
し、前記導電パターン11a,11b間に抵抗体12が
はんだ付してある。前記治療器本体3に接続されるリー
ド線4は導電パターン11a,11bに接続してあり、
通電すると抵抗体12が発生するジュール熱により発熱
体6の全体が発熱する。この実施例では導電パターン1
1a,11bはプリント基板10の全面に設けてあり、
これにより熱伝導性を高めている。
【0013】各導子2は人体表面の適所に位置決めされ
た後、その上から粘着テープなどで固定されるが、これ
に限らず、導子2の前記開口部8の周囲に両面粘着テー
プを貼付して、その粘着テープにより人体表面に導子2
を固定するようにしてもよい。
【0014】図1および図2に戻って、前記治療器本体
3はベース13上の後端部に時間表示部14が突設さ
れ、ベース13の上面に温度調整部15,温度表示部1
6,時間調整部17,端子接続部18を配置してある。
【0015】前記温度調整部15は各導子2の設定温度
を「強」「中」「標準」「弱」の4段階に個別調整する
ためのものであり、各導子2毎に、設定温度を高い方へ
切り換えるための高温切換スイッチ19と、設定温度を
低い方へ切り換えるための低温切換スイッチ20とが設
けられている。
【0016】前記温度表示部16は各導子2についての
温度設定状態をLED群21中のいずれかLEDの点灯
により表示するためのもので、前記高温切換スイッチ1
9または低温切換スイッチ20の押操作に応じてLED
群21の点灯位置が「強」「中」「標準」「弱」「OF
F」の各位置へ移行する。
【0017】前記時間調整部17は各導子2を間欠動作
させるための動作時間と停止時間とを連続的に調整する
ためのもので、時間を増加させるための時間増加スイッ
チ22と、時間を減少させるための時間減少スイッチ2
3と、時間を調整された値に固定するための設定スイッ
チ24と、設定時間および設定温度を標準状態に設定す
るためのリセットスイッチ25と、作動を開始させるた
めのスタートスイッチ26とが設けられている。
【0018】前記時間表示部14は液晶表示器などで構
成され、前記時間調整部17による調整値、すなわち全
ての導子2の動作時間と停止時間とを5個の表示器27
A〜27Eにより数値で表示する。この実施例の場合、
間欠動作は3回に設定されており、1番目の表示器27
Aは1回目の動作時間を、2番目の表示器27Bは1回
目の停止時間を、3番目の表示器27Cは2回目の動作
時間を、4番目の表示器27Dは2回目の停止時間を、
5番目の表示器27Eは3回目の動作時間を、それぞれ
表示する。
【0019】前記端子接続部18は、6個の導子接続端
子28と接続不良報知用のLED29と1個の電源接続
端子30とから成るもので、各導子接続端子28には各
導子2のリード線4に設けられたプラグ31が、また電
源接続端子30には電源ソケット32のリード線33に
設けられたプラグ34が、それぞれ着脱可能に接続され
る。
【0020】図5は、マイクロコンピュータが用いられ
た治療器本体3の電気回路構成を示す。同図中、CPU
35は制御・演算主体であって、ROM36とRAM3
7とでマイクロコンピュータを構成する。ROM36に
はプログラムが格納されるプログラムメモリ38と、後
記する変換テーブルが格納されるテーブルメモリ39と
が含まれ、またRAM37は各種データの読み書きに用
いられる。なおクロック発生器40はクロック信号CK
を発生してCPU35へ出力する。
【0021】駆動制御部41は第1〜第6の各導子2
を、表示制御部42は時間表示部14の各表示器27A
〜27Eを、点灯制御部43は温度表示部16のLED
群21を、それぞれ駆動するもので、前記CPU35は
ROM36のプログラムに従ってRAM37に対するデ
ータを読み書きを行いながら各スイッチからの信号入力
や駆動制御部41,表示制御部42,点灯制御部43に
対する信号出力を一連に制御する。これら回路各部はベ
ース13内に組み込まれている。
【0022】図6は、前記RAM37のワークエリアを
示すもので、記憶領域44〜51には前記時間調整部1
7による設定データが、記憶領域52〜58には前記温
度調整部15による設定データが、それぞれ記憶され
る。
【0023】図7は、前記テーブルメモリ39に格納さ
れた変換テーブルTBの内容を示す。この変換テーブル
TBは、詳細は後述するが、温度調整部15における高
温切換スイッチ19および低温切換スイッチ20の操作
データを時間データに変換するためのものである。
【0024】図8は、前記時間調整部17による時間設
定の原理を示す。同図中、TN 1,TF 1は各導子2の
間欠動作における1回目の動作時間および停止時間を、
またT0 1は1回目の動作周期(T0 1=TN 1+TF
1)を、それぞれ示す。同様にTN 2,TF 2は2回目
の動作時間および停止時間を、またT0 2は2回目の動
作周期(T0 2=TN 2+TF 2)を、それぞれ示す。
さらにTN 3は3回目の動作時間を、T0 3は3回目の
動作周期(T0 3=TN3)を、それぞれ示す。これら
動作時間,停止時間,動作周期の各データは前記RAM
37の記憶領域44〜51に格納される。
【0025】図9は、前記温度調整部15による導子2
の温度設定の原理を示す。この実施例では、各導子2を
駆動する駆動信号p1〜p6をオン・オフさせ、この駆
動信号pの1周期長さt0 を固定しかつオン時間長さt
Ni(ただしi=1〜6)を大小変化させることによ
り、設定温度を「強」「中」「標準」「弱」の4段階に
設定している。同図中、図9(1)は設定温度が「標
準」のとき、図9(2)は「強」のとき、図9(3)は
「中」のとき、図9(4)は「弱」のときの駆動信号p
1〜p6であって、オン時間長さtN iは「強」「中」
「標準」「弱」の順となっている。
【0026】図10は、設定温度が「強」「中」「標
準」「弱」のときの時間経過に対する導子2の温度変化
を示す。同図中、aが「強」のときの温度特性を、bが
「中」のときの温度特性を、cが「標準」のときの温度
特性を、dが「弱」のときの温度特性を、それぞれ示
す。
【0027】図11は、前記駆動制御部41の回路構成
例を示す。この駆動制御部41は、温度制御部60と時
間制御部61と検出信号生成部62とから成るもので、
前記温度制御部60は、アンド回路63を経て始動信号
およびクロック信号CKが与えられる第1のタイマ64
と、この第1のタイマ64のタイマ出力と設定器65,
66の設定データと比較する7個の比較回路67,68
とを有する。6個の各設定器65にはそれぞれ前記オン
時間長さtN 0〜tN 6が、また残りの設定器66には
駆動信号pの1周期長さt0 が、それぞれセットされ
る。
【0028】これら比較回路のうち、6個の比較回路6
7は各導子2に対応する。残りの比較回路68はリセッ
ト回路を構成するもので、この比較回路68の比較出力
は第1のタイマ64のリセット端子RSへ与えられる。
【0029】前記時間制御部61は、アンド回路69を
経て始動信号およびクロック信号CKが与えられる第2
のタイマ70と、この第2のタイマ70のタイマ出力と
設定器71,72の設定データとを比較する2個の比較
回路73,74とを有する。一方の設定器71には前記
動作時間TN j(ただしj=1〜3)が、他方の設定器
72には前記動作周期T0 j(ただしj=1〜3)が、
それぞれ適当なタイミングで順次セットされる。一方の
比較回路74はリセット回路を構成するもので、その比
較出力は第2のタイマ70のリセット端子RSへ与えら
れる。
【0030】前記温度制御部60における各比較回路6
7の比較出力はそれぞれ反転回路75を経てアンド回路
76の一方の入力として与えられ、また前記時間制御部
61における比較回路73の比較出力は反転回路77お
よびアンド回路78を経て前記各アンド回路76の他方
の入力として与えられる。各アンド回路76はこれら2
入力の論理積をとって駆動信号p1〜p6を生成し、各
駆動信号p1〜p6を図12に示す各導子2の駆動トラ
ンジスタ81へ与えて、各導子2の前記抵抗体12へ通
電する。
【0031】前記検出信号生成部62は、2個のエッジ
検出回路79,80を含んでおり、一方のエッジ検出回
路79は前記時間制御部61のアンド回路78からのア
ンド出力の立上がりエッジを、他方のエッジ検出回路8
0はその立下がりエッジを、それぞれ検出して検出信号
を出力する。
【0032】なお図12において、LED82は各導子
接続端子28に対応して設けられるもので、各導子2の
リード線4に設けられたプラグ31が各導子接続端子2
8に適正に挿入されたか否かを報知する。すなわち駆動
トランジスタ81がオンするとき、LED82には電流
が流れず点灯しないが、もし駆動トランジスタ81がオ
フ状態であるとき、LED82に電流が流れて点灯し、
接続不良を報知する。
【0033】図13は、前記CPU35による制御手順
を示す。同図のステップ1(図中、「ST1」で示す)
では電源の投入の有無をチェックしており、その判定が
「YES」のとき、CPU35はRAM37のワークエ
リアに標準データとして動作時間TN 1〜TN 3が5
分、停止時間TF1およびTF 2が0.5分、従って動
作周期T0 1,T0 2が5.5分、動作周期T0 3が5
分、段階値n1〜n6が「2」、駆動信号p1〜p6の
1周期長さt0 が所定値をそれぞれ書き込む(ステップ
2)。つぎにCPU35は表示制御部42および点灯制
御部43を介して時間表示部14および温度表示部16
を作動させて標準データを表示させる(ステップ3)。
図2には、時間表示部14および温度表示部16に標準
データが表示された状態が示してある。
【0034】つぎにCPU35は、ステップ4〜ステッ
プ6において時間調整部17におけるスタートスイッチ
26,リセットスイッチ25,設定スイッチ24が押さ
れたか否かを、またステップ7において温度調整部18
における高温切換スイッチ19または低温切換スイッチ
20が押されたか否かを、それぞれ判定する。もしステ
ップ4が「YES」であれば、CPU35は駆動制御部
41に対し始動信号を送出して温灸治療器1の駆動を開
始させ、もしステップ5が「YES」であれば、ステッ
プ2に戻って標準データの書込処理を実行する。またも
しステップ6が「YES」であれば、ステップ9へ進ん
で時間調整手順へ移行し、もしステップ7が「YES」
であれば、ステップ10へ進んで温度調整手順へ移行す
る。
【0035】図14は、前記ステップ9の時間調整手順
を詳細を示す。同図のステップ9−1ではCPU35が
有するカウンタmに1をセットして時間表示部14の1
番目の表示器27Aの表示値を点滅させる(ステップ9
−2)。つぎにCPU35はステップ9−3で時間増加
スイッチ22が、ステップ9−4で時間減少スイッチ2
3が、それぞれ押されたか否かを判定する。
【0036】もしステップ9−3が「YES」であれ
ば、ステップ9−5へ進み、カウンタmの内容が奇数か
否かをチェックする。この場合、m=1(奇数)である
から、ステップ9−5の判定は「YES」であり、1回
目の動作時間TN 1を1分加算した値に更新する(ステ
ップ9−6)。
【0037】もしステップ9−4が「YES」であれ
ば、ステップ9−8へ進み、カウンタmの内容が奇数か
否かをチェックする。この場合、m=1(奇数)である
から、ステップ9−8の判定は「YES」であり、1回
目の動作時間TN 1を1分減算した値に更新する(ステ
ップ9−9)。さらに時間増加スイッチ22または時間
減少スイッチ23が押される毎に、同様の手順が繰り返
し実行されることになる。
【0038】1回目の動作時間TN 1の調整が完了して
設定スイッチ24が押されると、ステップ9−11が
「YES」となり、つぎのステップ9−12でカウンタ
mの内容が「2」にインクリメントされる。つぎのステ
ップ9−13ではカウンタmの内容が「5」を越えたか
否かを判定しており、この場合、その判定は「NO」で
あるから、ステップ9−2へ戻り、時間表示部14の2
番目の表示器27Bの表示値を点滅させる。
【0039】つぎにCPU35はステップ9−3で時間
増加スイッチ22が、ステップ9−4で時間減少スイッ
チ23が、それぞれ押されたか否かを判定するもので、
もしステップ9−3が「YES」であれば、ステップ9
−5でカウンタmの内容が奇数か否かをチェックする。
この場合、m=2(偶数)であるから、ステップ9−5
の判定は「NO」であり、1回目の停止時間TF 1を
0.1分加算した値に更新する(ステップ9−7)。
【0040】もしステップ9−4が「YES」であれ
ば、ステップ9−8へ進み、カウンタmの内容が奇数か
否かをチェックする。この場合、m=2(偶数)である
から、ステップ9−8の判定は「NO」であり、1回目
の停止時間TF1を0.1分減算した値に更新する(ス
テップ9−10)。さらに時間増加スイッチ22または
時間減少スイッチ23が押される毎に、同様の手順が繰
り返し実行されることになる。
【0041】1回目の停止時間TF 1の調整が完了して
設定スイッチ24が押されると、ステップ9−11が
「YES」となり、つぎのステップ9−12でカウンタ
mの内容が「3」にインクリメントされた後、つぎのス
テップ9−13からステップ9−2へ戻って2回目の動
作時間TN 2の調整に移行する。
【0042】このようにして2回目の動作時間TN 2、
ついで2回目の停止時間TF 2、ついで3回目の動作時
間TN 3の調整および設定が行われると、ステップ9−
13の判定が「YES」となってステップ9−14へ進
み、これら動作時間および停止時間より動作周期T0
〜T0 3を算出してRAM37に記憶させる。
【0043】図15は、図13のステップ10の温度調
整手順の詳細を示す。まずCPU35はステップ10−
1〜10−4において6個の高温切換スイッチ19また
は6個の低温切換スイッチ20のうちいずれのスイッチ
が押されたか否かを判定する。
【0044】いま第1の導子2についての高温切換スイ
ッチ19が押されると、ステップ10−1の判定が「Y
ES」であり、CPU35はステップ10−5において
RAM37の記憶領域52にセットされた段階値n1が
最大値「4」であるか否かを判定する。この場合、前記
段階値n1は標準データとして「2」がセットされてい
るから、その判定は「NO」であり、つぎのステップ1
0−6で段階値n1がインクリメントされて「3」とな
り、設定温度は「中」に設定され、CPU35は温度表
示部16のLED群21の点灯位置を「中」に移行させ
る(ステップ10−7)。
【0045】さらに高温切換スイッチ19が押される
と、ステップ10−1の判定が「YES」、ステップ1
0−5の判定が「NO」となり、段階値n1がさらにイ
ンクリメントされて「4」となり、設定温度は「強」に
設定され、CPU35は温度表示部16のLED群21
の点灯位置を「強」に移動させる(ステップ10−6,
10−7)。このようにして高温切換スイッチ19が押
される毎に段階値n1が最大値「4」に達するまでイン
クリメントされて温度表示部16のLED群21の点灯
位置が移行する。
【0046】もし第1の導子2についての低温切換スイ
ッチ20が押されると、ステップ10−3が「YES」
となり、CPU35はステップ10−11においてRA
M37の記憶領域52にセットされた段階値n1が最小
値「0」であるか否かを判定する。初期状態では、前記
段階値n1は標準データとして「2」がセットされてい
るから、その判定は「NO」であり、つぎのステップ1
0−12で段階値n1がディクリメントされて「1」と
なり、設定温度は「弱」に設定され、CPU35は温度
表示部16のLED群21の点灯位置を「弱」に移行さ
せる(ステップ10−13)。
【0047】さらに低温切換スイッチ20が押される
と、ステップ10−3の判定が「YES」、ステップ1
0−11の判定が「NO」となり、段階値n1がさらに
ディクリメントされて「0」となり、設定温度は「OF
F」に設定され、CPU35は温度表示部16のLED
群21の点灯位置を「OFF」に移行させる(ステップ
10−12,10−13)。このようにして低温切換ス
イッチ20が押される毎に段階値n1が最小値「0」に
達するまでディクリメントされて温度表示部16のLE
D群21の点灯位置が移行する。
【0048】同様にして第2〜第6の導子2についての
高温切換スイッチ19が押されると、温度表示部16の
LED群21の点灯位置が「強」の方向へ、また低温切
換スイッチ20が押されると、点灯位置が「OFF」の
方向へ、それぞれ移行する。なお図15には、第6の導
子2についての高温切換スイッチ19が押された場合の
手順がステップ10−8〜ステップ10−10に、低温
切換スイッチ20が押された場合の手順がステップ10
−14〜ステップ10−16に、それぞれ示してある
が、第2〜第5の導子2についてのスイッチ操作があっ
た場合もこれと同様の手順となる。
【0049】図16は、図13のステップ8の治療器動
作手順の詳細を示し、また図17は図11の駆動制御部
41のタイムチャートを示す。図16のステップ8−1
において、CPU35は内部のカウンタjの値を「1」
にセットした後、つぎのステップ8−2で1回目の動作
時間TN 1および動作周期T0 1をRAM37の記憶領
域44,45より読み出して設定器71,72にそれぞ
れセットする。
【0050】続くステップ8−3でCPU35はRAM
37の記憶領域52〜57の段階値n1〜n6に対応す
るオン時間長さtN 1〜tN 6をテーブルメモリ39を
参照して読み出して第1〜第6の各導子2についての設
定器65にセットし、つぎのステップ8−4で図17
(1)に示す始動信号をオンする。これにより第1,第
2の各タイマ64,70にクロック信号CKが供給され
て計時を開始し、第1のタイマ64は温度制御部60の
比較回路67,68へ、第2のタイマ70は時間制御部
61の比較回路73,74へ、それぞれ計測値を出力す
る。
【0051】温度制御部60の各比較回路67は第1の
タイマ64の計測値と各設定器65のそれぞれの設定デ
ータ、すなわち駆動信号のオン時間長さtN1〜tN
とを比較し、計測値が設定データ以上になると、比較出
力(図17(5)に示す)が立ち上がる。またリセット
回路を構成する比較回路68も第1のタイマ64の計測
値と設定器66の設定データ、すなわち駆動信号の1周
期長さtN 0とを比較し、計測値が設定データ以上にな
ると、比較出力が立ち上がり、その立上がりで第1のタ
イマ64をリセットし、これにより各比較回路67の比
較出力が立ち下がる。各比較回路67の比較出力はそれ
ぞれの反転回路75で正負反転され、その反転出力(図
17(6)に示す)は対応するアンド回路76へ与えら
れる。
【0052】一方、時間制御部61の比較回路73は第
2のタイマ70の計測値と設定器71の設定データ、す
なわち動作時間TN 1とを比較し、計測値が設定データ
以上になると、比較出力(図17(2)に示す)が立ち
上がる。またリセット回路を構成する比較回路74も第
2のタイマ70の計測値と設定器72の設定データ、す
なわち動作周期T0 1とを比較し、計測値が設定データ
以上になると、比較出力が立ち上がり、その立上がりで
第2のタイマ70をリセットし、これにより比較回路7
3の比較出力が立ち下がる。比較回路73の比較出力は
反転回路77で正負反転され、その反転出力(図17
(3)に示す)はアンド回路78へ与えられる。このア
ンド回路78には他の入力として始動信号が与えられて
おり、このアンド回路78のアンド出力は図17(4)
のようになる。
【0053】このアンド出力は前記した各アンド回路7
6にそれぞれ与えられ、各アンド回路76は前記アンド
出力と各反転出力との論理積をとって駆動信号p1〜p
6(図17(7)に示す)を生成し、図12に示すそれ
ぞれの駆動トランジスタ81へ出力する。
【0054】各駆動トランジスタ81は前記駆動信号p
1〜p6により駆動され、動作時間TN 1に相当する時
間長さだけ各導子2の抵抗体12に電流が流れて発熱体
6が発熱する。この場合、各導子2は駆動信号p1〜p
6のオン時間長さtN 1〜tN 6に応じた温度に設定さ
れるもので、この熱は基板5に伝導し、基板5から遠赤
外線が放射されて各経穴に対し最適温度による温灸治療
を施す。また吸湿体9は発汗による水分を吸収して人体
表面の低温火傷を防止し、前記基板5から出る遠赤外線
と吸湿体9に含まれる薬効成分の作用により各経穴に効
果的な温灸治療を施す。
【0055】動作時間TN 1が経過すると、駆動信号p
1〜p6がオフとなり、各導子2の抵抗体12への通電
が停止して発熱体6の発熱動作は停止時間TF 1だけ休
止する。
【0056】前記アンド回路78のアンド出力が立ち下
がると、検出信号生成部62の一方のエッジ検出回路7
9がこれを検出して検出信号をCPU35へ出力する。
CPU35はこの検出信号を入力すると、ステップ8−
5の判定が「YES」となり、カウンタjを「2」にイ
ンクリメントする(ステップ8−6)。つぎのステップ
8−7はカンウタjの値が「3」に達したか否かを判定
しており、この場合、その判定は「NO」であるから、
ステップ8−8へ進み、つぎにCPU35は設定器71
につぎの動作時間TN 2をセットする。
【0057】かくして停止時間TF 1が経過すると、駆
動信号p1〜p6がオンとなり、動作時間TN 2に相当
する時間長さだけ各導子2の抵抗体12に電流が流れて
発熱体6が発熱する。この場合、各導子2は駆動信号p
1〜p6のオン時間長さtN 1〜tN 6に応じた温度に
設定されることは同様である。
【0058】前記アンド回路78のアンド出力が立ち上
がると、検出信号生成部62の他方のエッジ検出回路8
0がこれを検出して検出信号をCPU35へ出力する。
CPU35はこの検出信号を入力すると、ステップ8−
9の判定が「YES」となってステップ8−10へ進
み、つぎにCPU35は設定器72につぎの動作周期T
0 2をセットする。
【0059】2回目の動作時間TN 2が経過すると、同
様に発熱体6の発熱動作は停止時間TF 2だけ休止し、
その後さらに3回目の動作時間TN 3だけ発熱体6が発
熱すると、ステップ8−7の判定が「YES」となり、
CPU35は始動信号をオフして温灸治療を完了させ
る。
【0060】
【発明の効果】この発明は上記の如く、人体表面の異な
る位置へ温熱を同時作用させるための複数個の導子と、
各導子へ駆動信号を供給して加熱動作させる治療器本体
とで温灸治療器を構成し、前記治療器本体には、各導子
の温度を個別に調整するための温度調整部と、各導子の
動作時間を調整するための時間調整部と、前記温度調整
部および時間調整部による調整値に応じた駆動信号を生
成する駆動制御部とを具備させたから、各導子を同じま
たは異なる経絡上の複数の経穴位置に配置して同時作動
させる場合に、経穴毎の熱伝達特性の相違に応じて温度
調整および時間調整が可能となり,いずれの経穴に対し
ても最適な温灸治療を施すことができ、快適な治療を行
い得、また有効な治療効果が期待できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる温灸治療器の外観
を示す斜面図である。
【図2】図1の温灸治療器の外観を示す平面図である。
【図3】導子の縦断面図である。
【図4】導子の発熱体を示す平面図である。
【図5】治療器本体の電気回路構成を示すブロック図で
ある。
【図6】RAMのワークエリアを示す説明図である。
【図7】変換テーブルを示す説明図である。
【図8】時間調整部による時間設定の原理を示す説明図
である。
【図9】温度調整部による導子の温度設定の原理を示す
説明図である。
【図10】設定温度に応じた時間経過に対する温度変化
状態を示す説明図である。
【図11】駆動制御部の回路構成例を示す電気回路図で
ある。
【図12】駆動制御部の回路構成例を示す電気回路図で
ある。
【図13】CPUによる制御手順を示すフローチャート
である。
【図14】図13のステップ9の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図15】図13のステップ10の詳細を示すフローチ
ャートである。
【図16】図13のステップ8の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図17】図11の駆動制御部のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 温灸治療器 2 導子 3 治療器本体 15 温度調整部 17 時間調整部 41 駆動制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体表面の異なる位置へ温熱を同時作用さ
    せるための複数個の導子と、各導子へ駆動信号を供給し
    て加熱動作させる治療器本体とから成り、 前記治療器本体は、各導子の温度を個別に調整するため
    の温度調整部と、各導子の動作時間を調整するための時
    間調整部と、前記温度調整部および時間調整部による調
    整値に応じた駆動信号を生成する駆動制御部とを備えて
    成る温灸治療器。
JP3331169A 1991-02-14 1991-11-19 温灸治療器 Expired - Lifetime JPH0710273B2 (ja)

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PCT/JP1992/000139 WO1992014436A1 (en) 1991-02-14 1992-02-10 Moxibustion applier
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