JPH05133876A - 硬化性樹脂の経時変化測定装置 - Google Patents

硬化性樹脂の経時変化測定装置

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JPH05133876A
JPH05133876A JP29732491A JP29732491A JPH05133876A JP H05133876 A JPH05133876 A JP H05133876A JP 29732491 A JP29732491 A JP 29732491A JP 29732491 A JP29732491 A JP 29732491A JP H05133876 A JPH05133876 A JP H05133876A
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JP
Japan
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resin
pin
change
measured
collar
Prior art date
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Pending
Application number
JP29732491A
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English (en)
Inventor
Takao Goto
隆生 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ThreeBond Co Ltd
Original Assignee
ThreeBond Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 硬化性樹脂の定量的計測に用いて有用な測定
装置を提供する。 【構成】 被測定樹脂をピン4及びその回りに嵌合され
るカラー5間に充填するテストピースセット6と、前記
カラー外周を固定して前記テストピースセットを垂直に
保持するテストブロック1と、前記テストブロック内に
配置され前記カラーの外周に対して熱を与えまたは吸収
する温度制御器10と、加振軸を垂直軸方向に振幅動作
させる加振器2と、前記加振軸と前記テストブロックと
の間に配置され、前記加振軸と前記ピンとをインピーダ
ンス計測部材3を介して結合し、前記被測定物の経時変
化を測定する測定器13と、を備えたことを特徴とする
硬化性樹脂の経時変化測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化性樹脂の経時変化
を定量的に測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性樹脂の経時変化を測定する装置と
しては、2枚のダイス(クラッチ板)の間に被測定樹脂
をおき測定する樹脂に回転振幅負荷を与え、回転方向に
発生する負荷をロードセル等で検出する負荷検出型のも
のと、振り子の支点に測定する樹脂を置き、振り子を一
定の力で振動させ、振幅を静電センサー等で検出する振
幅検出型のものの例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き負荷検出型の測定装置では、被測定樹脂に回転振幅
を与えるため、ダイス(クラッチ板)の半径方向の位置
により角速度及び振幅が大きく異なり、測定結果と測定
位置との関係が明らかでなく、測定結果は目安になる
が、その数値を種々の解析に応用し難いという問題点が
あった。また、この装置の場合、上記の理由により、硬
化後の硬度が高いものは回転の外周側で硬化物の割れが
発生し、正確な負荷の変化がとれない。
【0004】また回転振幅をバックラッシュなしに正確
に繰り返すことはとても高度な技術が必要である。因み
に、これら装置では、測定結果に測定装置の型式名を付
属させなければ、数値の意味がない。
【0005】また、振幅検出型のものにあっては、被測
定樹脂が高粘度の場合、振り子の支点が定まらず、負荷
検出型と同様の問題点があった。
【0006】さらに、これら負荷検出型及び振幅検出型
のものにあっては、測定終了後に装置から硬化した樹脂
を除去する必要があるが、樹脂は硬化と共に装置の測定
部に密着ないし接着するため、その作業が大変であっ
た。
【0007】またさらに、これら従来装置では、温度制
御手段が備えられていないため、発熱度の高い樹脂では
温度が上昇し過ぎ、測定できないことがある等の問題点
があった。
【0008】そこで、本発明は上記問題点を改善し、温
度制御された条件下で、樹脂の硬化速度(時間)を種々
の応用が可能な数値として測定することができる装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りの硬化性樹脂の
経時変化測定装置を構成した。
【0010】
【作用】本発明の熱硬化性樹脂の経時変化測定装置で
は、ピン及びその回りに嵌合されるカラー間に被測定樹
脂を充填し、前記ピンに振幅動作を与えるので、樹脂の
全位置において測定条件が一定し、振幅が一定となり、
測定結果が樹脂固有のものとなる。また、温度制御器を
設けたので測定中樹脂温度を一定に保つことができる。
さらに、テストピースセットをピンとカラーで構成し、
その隙間に被測定物を充填することとしたので、測定終
了後、装置から樹脂を剥離するような作業は必要でな
い。さらに、電磁式の加振器を使うことによって、回転
振幅発生器のように高い技術を使う必要はない。さら
に、硬度の高い硬化物にも対応できる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係る測定装置の
全体構成を示す斜視説明図、図2はテストピースセット
の分解説明図、図3は装置本体部分の断面説明図、図4
及び図5は測定結果を示す説明図である。
【0013】図1〜図3において、本例の測定装置は、
テストブロック1と電磁式加振器2と、両者の間に配置
されるインピーダンスヘッド3を備えて成る。テストブ
ロック1の中心部には、ピン4及びその回りに嵌合され
るカラー5から成るテストピースセット6が保持され、
ピン4はインピーダンスヘッド3から延伸されたロッド
7と、適宜クランプ8を介して結合されている。ロッド
7は断熱性のある材料で構成される。
【0014】前記テストブロック1の内部には冷却水管
及びヒータ並びに温度計等から成る温度制御器9が配置
され、これは温度制御装置10と接続されている。温度
制御装置10は、温度計の読みに応じ、カラー5の回り
の温度、ひいてはその間に充填された被測定樹脂11の
温度を一定に保つためのものである。
【0015】一方、前記加振器2の加振軸12はロッド
12を上下方向Aに振幅動作させたときの加振器2に生
ずる負荷(発電量)Tを検出するインピーダンスヘッド
3を介してロッド7と結合されている。
【0016】インピーダンスヘッド3の読みはレコーダ
13に出力され、適宜記録される。加振器2には加振軸
12を方向Aにおいて電磁的に振幅動作させるための加
振器制御装置14が接続される。
【0017】以上の構成において、テストピースセット
6をテストブロック1にセットし、加振器制御装置17
に加振指令を与えると、加振軸14が指令の内容で例え
ば振幅0.01〜0.5mm、0.01〜1ヘルツのいず
れかの値で加振する。この組合せは、被測定樹脂の硬化
後の硬度によって変化させる。すると、被測定樹脂11
の硬化に応じてインピーダンスヘッド3の読みが異なる
ので、これがレコーダ13で読み取られ、適宜演算を行
って図4に示すグラフを得ることができる。この間カラ
ー5の温度、ひいては被測定物11の温度は一定に制御
される。
【0018】図4において、テストブロック1に被測定
樹脂11を置き、軸7にA方向の振幅加振をすると、イ
ンピーダンスヘッド3には被測定樹脂11の粘度によっ
て初期の負荷T0 が検出される。これを一定条件に保ち
加振し続けると、被測定樹脂11の硬化が進み、負荷T
t が検出できる。更に、続けるとT0 は一定になり、T
100 が得られる。このT100 を完全硬化とする。
【0019】T100 −To を100分率で表示し、 Tt −T0 /T100 −T0 ×100 (%)で表わす。
【0020】以上により、本例では、種々の熱硬化性樹
脂を制御された条件下で測定できる。また、硬化条件を
変化させることにより、その樹脂の内部エネルギーの調
査も可能になる。さらにテストピースセット6を使用す
ることにより、被着体の種類、状態等の違いによる硬化
状態の変化も調べることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の熱硬化性樹脂の経時変化測定装
置では、ピン及びその回りに嵌合されるカラー間に被測
定樹脂を充填し、ピンに振幅を与えるので、樹脂の全位
置において測定条件が一定し、振幅が一定となり、測定
結果が樹脂固有のものとなる。また、温度制御器を設け
たので測定中樹脂温度を略一定に保つことができる。さ
らに、テストピースセットをピンとカラーで構成し、そ
の隙間に被測定物を充填することとしたので、測定終了
後、装置から樹脂を剥離するように作業は必要でない。
さらに、電磁式の振幅加振すると、回転振幅のようなバ
ックラッシュの問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る硬化性樹脂の経時変化
測定装置の全体を示す斜視説明図。
【図2】テストピースセットの分解斜視説明図。
【図3】図1に示す装置の要部の断面説明図。
【図4】計測結果の一例を示す説明図。
【符号の説明】
1 テストブロック 2 加振器 3 インーピーダンスヘッド 4 ピン 5 カラー 6 テストピースセット 10 温度制御装置 11 被測定樹脂 14 加振器 17 加振器制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬化性樹脂の経時変化を定量的に測定す
    る装置において、 被測定樹脂を所定径のピン及びその回りに嵌合されるカ
    ラー間に充填するテストピースセットと、 前記カラー外周を固定して前記テストピースセットを垂
    直に保持するテストブロックと、 前記テストブロック内に配置され前記カラーの外周に対
    して熱を与えまたは吸収する温度制御器と、 加振軸を垂直軸方向に振幅動作させる加振器と、 前記加振軸と前記テストブロックとの間に配置され、前
    記加振軸と前記ピンとをインピーダンス計測部材を介し
    て結合し、前記被測定物の経時変化を測定する測定器
    と、 を備えたことを特徴とする硬化性樹脂の経時変化測定装
    置。
JP29732491A 1991-11-13 1991-11-13 硬化性樹脂の経時変化測定装置 Pending JPH05133876A (ja)

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JP29732491A JPH05133876A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 硬化性樹脂の経時変化測定装置

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JPH05133876A true JPH05133876A (ja) 1993-05-28

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ID=17845038

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JP29732491A Pending JPH05133876A (ja) 1991-11-13 1991-11-13 硬化性樹脂の経時変化測定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016166754A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 旭有機材株式会社 液状硬化性樹脂の硬化挙動測定方法及び硬化挙動測定装置
CN112461897A (zh) * 2020-11-11 2021-03-09 欣旺达电动汽车电池有限公司 保护胶的固化状态判定方法、标准阻抗值确定方法及装置
WO2022244118A1 (ja) * 2021-05-18 2022-11-24 日本電信電話株式会社 測定データ修正装置、測定データ修正方法、及びプログラム

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