JPH05118179A - ドアの自動閉鎖機構 - Google Patents

ドアの自動閉鎖機構

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Publication number
JPH05118179A
JPH05118179A JP30706591A JP30706591A JPH05118179A JP H05118179 A JPH05118179 A JP H05118179A JP 30706591 A JP30706591 A JP 30706591A JP 30706591 A JP30706591 A JP 30706591A JP H05118179 A JPH05118179 A JP H05118179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hinge
pin
frame
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30706591A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Shiyudou
崇聡 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP30706591A priority Critical patent/JPH05118179A/ja
Publication of JPH05118179A publication Critical patent/JPH05118179A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】ドア1をドア取付けフレーム2にヒンジ3によ
り枢支し、一端をフレームに連結したスプリング体5の
他端を、ヒンジからドアの閉鎖する側に偏位させてドア
に取付け、このスプリング体の反発力によりドアをヒン
ジを中心に回動させて自動閉鎖する。 【効果】スプリング体の反発力のコントロールにより、
ドアを確実に自動閉鎖できしかも繰返し使用に耐えう
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はショーケース等のドアの
自動閉鎖機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のショーケースの扉もしくはドアで
は、自動閉鎖機構としてトーションバーを使用してい
た。そして、このドアを開放角度90°で開放維持を行
うために、ドアとフレームの間に例えば実開平1−12
9462号に例示されるような開度規制片を介装させ、
ドアを開放した時のトーションバーのトルクに対抗して
指定の角度90°でドアを停止、開放維持をしていた。
【0003】しかし、トーションバーを使用した自動閉
鎖機構では、トーションバーのへたりが、ドアの開閉1
万回前後で発生し、トーションバーを増し締めしてトル
クの回復を図ったり、またへたりの激しい場合にはトー
ションバーそのものの交換をしなければならなかった。
【0004】また、トーションバーの性質上、ドアの開
放角度が増大するにつれ、閉鎖トルクが大きくなるた
め、開放角度が70〜90°といった大きい位置からド
アを自動閉鎖させると、閉鎖速度が過度に大きくなり、
ドア全閉の時、ドアとフレームの衝撃が大きく、締結部
品のゆるみ等の問題が発生していた。また衝撃音の不快
感もあった。
【0005】また、開度規制片によって開放維持を行う
場合、開度規制片は、トーションバーのトルクに対抗し
て、ドアを強制的に停止、開放維持し、開放維持状態か
らドアを閉鎖する場合は、開度規制片に付設された板バ
ネとピンを強制的に摺動させ規制解除を行っていた。こ
のため摺動部品の摩耗が激しく、開閉1万回に耐えるも
のがなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は従来技
術が有していた前述の欠点を解消しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の問題点を
解決すべくなされたものであり、ドアをドア取付用のフ
レームにヒンジを介して開閉可能に枢支し、これらドア
とフレームとの間にはスプリング体がフレームに設置し
たピンとヒンジ中心からドアの閉鎖する側に10〜10
0mm偏位して設けたドア側のピンとの間に設けてあ
り、これらピン間に作用するスプリング体の反発力によ
りドアをヒンジ中心に回動させて自動閉鎖するように構
成したドアの自動閉鎖機構を提供するものである。
【0008】本発明は、このようにスプリング体をドア
取付けフレームにヒンジにより枢支したドアに対して、
スプリング体の反発力がドアを自動閉鎖させるような押
圧力をドアに発生させるように取付けることを特徴とす
る。このため、一端をフレームに連結したスプリング体
の他端を、ドアのヒンジ中心からドアの閉鎖する側に所
定の距離だけ偏位させてドアに取付ける。この場合、ド
アを回動させる力の大きさは、スプリング体の反発力と
この偏位量の積により実質的に決まるので、ドアの大き
さ及びドアの開閉時の抵抗等を考慮して適当に定めるこ
とが必要である。
【0009】本発明においてスプリング体としては、ガ
ス充填されたピストン−シリンダ型スプリング及びつる
巻きばねなどを用いることができるが、充填するガスの
制御により反発力をドアの閉鎖動作に合わせて調整する
ことが容易な点で、特に前者が好適である。
【0010】また、これらスプリング体を取り付ける場
合、ヒンジ中心に対してどの位偏位させるかは、ドアの
大きさやその取付け部の形体により制約を受けることも
あるが、スプリング体の反発力によりドアが確実に閉鎖
できるトルクの発生を可能ならしめるように決める。こ
の偏位量としては10〜100mmあれば種々のドアに
対応でき、通常は20〜50mm程度で十分である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例をスプリング体がガス
充填されたピストン−シリンダ型スプリングの場合につ
いて図面に従って説明する。図1はショーケースの正面
であり、1はドア、2はフレーム、3は上部ヒンジ、4
は下部ヒンジ、5はピストン−シリンダ型スプリング、
6はストッパーを示す。
【0012】図2は図1のA−A断面を示す図で、7は
アーム、8はピストン−シリンダ型スプリングのフレー
ム接続側のピン、9はピストン−シリンダ型スプリング
のアーム接続側のピン、10はピストン−シリンダ型ス
プリングのピストンロッドを示す。
【0013】図2においてピストン−シリンダ型スプリ
ング5は、ピストンロッド10がシリンダ内のガス圧力
により常に押し出る方向の反発力を持っている。また、
アーム7はドア1の厚み方向のドアが閉鎖する側に向っ
て、すなわち図2のa線の矢印方向に伸びており、その
先端部にピストン−シリンダ型スプリング5の接続ピン
9を有している。この場合、アーム7はピン9をドア1
の上部端面に取付ける際に便宜的に用いるもので、通常
はピン9を予めアーム7に植立しておき、このアームを
ドア体にねじ止めする。ピン9を直接ドア体に取付ける
ことができれば、このアーム7は省いてよい。
【0014】フレーム2にはピストン−シリンダ型スプ
リングのフレーム接続側のピン8が設置される。ピスト
ン−シリンダ型スプリング5はその両端がこれらピン
8、9の間に連結され、常にピン8、9同志を引き離す
方向の反発力を加えている。
【0015】ドア側の接続ピン9は、上記のようにドア
の上部にヒンジ3の中心からa方向にLだけ偏位して設
けられる。Lは10〜100mmの範囲で選定するが、
通常は20〜50mm程度である。また、ピン9は多く
の場合ヒンジ3のドア閉鎖方向側であって、かつヒンジ
3を通りドア面に直交するa線上に設けるが、このa線
を中心に±θの範囲内にあれば、必ずしもa線上に位置
しなくても良い。この場合θの大きさは通常は30°位
である。ピン9をドアのヒンジ中心からドアの閉鎖する
側に偏位して設けるとは、このような範域に設けること
をいう。
【0016】このようにピン9がa線上からずれて設け
る場合の偏位量Lは、a線に対するヒンジ3の中心とピ
ン9とを結ぶ線とがなす角度をθとすると,L=ヒンジ
3の中心とピン9との距離×cosθとして求めること
ができる。
【0017】図2の閉鎖状態からドア1を開くと、ドア
はピストン−シリンダ型スプリング5の押圧力に抗しな
がらヒンジ3、4を中心に回動する。図3はドア1がち
ょうど90°開放した状態を示す。かかるドアの開閉動
作において、ヒンジ3、ピストン−シリンダ型スプリン
グ5のドア側のピン9及びフレーム側のピン8のそれぞ
れの中心軸が一直線上に並ぶようなドアの開放角度(α
とする)より、ドアが閉鎖方向に開放されている場合
は、ピストン−シリンダ型スプリング5の押圧力により
ドアは自動閉鎖される。
【0018】また、ドアがαより更に開放された場合
は、ピストンロッド10の押出し反発力により開放方向
の力を受ける。そこでドア1の下部に図4に示したよう
に、一定のドア開放角度が得られるように寸法取りされ
たストッパー6を設けることで、ドアは規定の角度に開
放維持される。この場合、ストッパー6に代えて例えば
ピストン−シリンダ型スプリング5のピストンロッド1
0に停止手段を設けて、ドアが規定の角度開放したらそ
れ以上はピストンロッド10が伸長しないようにしても
良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成しているの
で、開放状態にあるドアを確実かつ円滑に自動的に閉鎖
することができ、特にスプリング体としてピストン−シ
リンダ型スプリングを用いた場合には、充填するガスの
制御でその押出し力と減衰力を適当に選ぶことにより、
ドアの閉鎖速度を確実にコントロールすることができ、
ドア閉鎖時のドアとフレームの衝撃が従来品に比べ大幅
に緩和される。これにより締結部品のゆるみや衝撃音の
不快感といった従来品の問題が解消される。
【0020】また、本発明による自動閉鎖機構を実際に
試作し、繰り返し開閉耐久試験を行った結果、30万回
以上の繰り返し開閉を行っても、機構は外観上及び機能
上問題は発生せず、ドア閉鎖力の低下も発生していな
い。
【0021】従来品の自動閉鎖機構、開放維持機構で
は、繰り返し開閉を行うと、1万回程度で開放ストッパ
ーやトーションバーが摩耗、へたりにより使用不能とな
り、部品交換をしなければならなかった。本発明の機構
によれば、30万回以上の耐久性があるため、部品交換
の周期を大幅に延長することができる。
【0022】本発明はこのような優れた効果を有し、シ
ョーケース用ドアのようなドア面がフレームに密接して
閉鎖される各種のドアに好適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すショーケースの正面
図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】図2のドアが90°開放したときの断面図。
【図4】図1のB−B部におけるドアが90°開放した
ときの説明図。
【符号の説明】
1 ドア 2 フレーム 3 上部ヒンジ 4 下部ヒンジ 5 ピストン−シリンダ型スプリング 6 ストッパー 8 フレーム接続側のピン 9 ドア接続側のピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアをドア取付用のフレームにヒンジを介
    して開閉可能に枢支し、これらドアとフレームとの間に
    はスプリング体がフレームに設置したピンとヒンジ中心
    からドアの閉鎖する側に10〜100mm偏位して設け
    たドア側のピンとの間に設けてあり、これらピン間に作
    用するスプリング体の反発力によりドアをヒンジ中心に
    回動させて自動閉鎖するように構成したドアの自動閉鎖
    機構。
JP30706591A 1991-10-25 1991-10-25 ドアの自動閉鎖機構 Pending JPH05118179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30706591A JPH05118179A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 ドアの自動閉鎖機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30706591A JPH05118179A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 ドアの自動閉鎖機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05118179A true JPH05118179A (ja) 1993-05-14

Family

ID=17964624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30706591A Pending JPH05118179A (ja) 1991-10-25 1991-10-25 ドアの自動閉鎖機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH05118179A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115920A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Asahi Glass Co Ltd ドア構造およびこれを用いた保冷ショーケース
JP2020133210A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 株式会社明工 ドアの自動閉鎖装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006115920A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Asahi Glass Co Ltd ドア構造およびこれを用いた保冷ショーケース
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