JPH05115233A - 水中銃 - Google Patents

水中銃

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JPH05115233A
JPH05115233A JP20651191A JP20651191A JPH05115233A JP H05115233 A JPH05115233 A JP H05115233A JP 20651191 A JP20651191 A JP 20651191A JP 20651191 A JP20651191 A JP 20651191A JP H05115233 A JPH05115233 A JP H05115233A
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barrel
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underwater gun
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yas
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Tadashi Yoshimatsu
正 吉松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、銃身を筒状体或いは中空部材の半割
り体で形成し、この判割り体を重ね合わせてヤスの後端
部におけるヤス係止具の張出部を挟持し、これによっ
て、ヤスの発射、移動時のブレを防止し、しかもヤスを
直進させて比較的小さな獲物や俊敏な獲物も確実に射止
めることができる水中銃を提供することを目的とする。 【構成】本発明の水中銃は、銃身と把持部を備え、該把
持部の近傍に設けたヤス発射装置の作動によってヤスを
発射させるように構成した水中銃において、上記銃身を
筒状体或いは中空部材の半割り体で形成し、且つ上記ヤ
スの後端部には係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設
け、該ヤス係止具には左右両側に延びる張出部を設け、
該各張出部の先端部を銃身における半割り体の重ね合わ
せ箇所から側方に突出させる一方、銃身の先端部には基
端を固定したゴム紐を設け、上記ヤス発射装置と上記ヤ
ス係止具を連動させてヤス発射装置の作動によってヤス
を発射させるように構成してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヤスの移動過程でヤス
のブレがなく、しかもヤスを直進させて比較的小さな獲
物や俊敏な獲物も確実に射止めることができる水中銃に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中銃として、以下のものが提案
されている。即ち、魚取水中銃はゴムひもを利用した
発射装置と、銃身の内部に取付けたモリと、該モリを発
射装置の引金を引くことにより発射させるように構成
し、該モリには糸が結び付けてあり、該糸の基端はリー
ルにつながっているものである(実開昭51ー1444
97号公報)。
【0003】そして、この場合、この水中銃のモリは、
ゴムによる弾力によって、発射されることにより、糸が
ほつれながら飛んで行くように構成されている。
【0004】 銃身と把持部を備え、引き金の作動に
よりヤスを弾力により発射させるように構成した水中銃
において、少なくとも把持部より前方に位置する銃身の
長さ以上の銃身を把持部より後方に延長して設け、該銃
身の後端部付近にヤスを発射させるための係止レバーを
設け、該レバーと把持部付近に設けた引き金装置を連動
させるものである(実開昭52ー54498号公報)。
【0005】即ち、このものは、把持部を中心とし、該
把持部より前方に位置する銃身の長さ以上の銃身を把持
部より後方に延長して設けることにより、銃身の前後の
バランスを保って獲物の狙い定めを良くしようとするも
のである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の魚取水中銃は、モリを、ゴムによる弾力によって、発
射されることにより、糸がほつれながら飛ばすものであ
るが、ゴムによる弾力には限界が有るので以下に述べる
重大な課題が有る。
【0007】即ち、このものは水中で使用されるが、水
中は、空気中と異なり、至極抵抗が大であり、しかも水
の流れによってモリが受ける抵抗は一層大となるうえ、
モリを、糸をほつれながら飛ばすのであるが、この糸の
ほつれをとくのにも糸に抵抗がかかってモリが直進しな
い場合が有り、従って、この水中銃で魚を確実に射止め
ることは至極困難であるだけでなく、例え、近くにいる
魚でも比較的小さな魚や俊敏な魚を射止めることができ
ないのである。
【0008】又、この水中銃は、モリの発射毎に、糸を
リールで巻取りながら使用するのであるが、この糸が縺
れないように注意しながら巻取る必要が有り、その取扱
性が繁雑になるだけでなく、次の発射準備までに長時間
を要するなどの課題も有る。
【0009】上記の水中銃は、把持部を中心とし、該
把持部より前方に位置する銃身の長さ以上の銃身を把持
部より後方に延長して設けることにより、銃身の前後の
バランスを保って獲物の狙い定めを良くしようとするも
のであるが、この種の水中銃で魚等の獲物を狙う場合、
この獲物に対するヤスの狙い定めを目視によって行うた
めに、頭を傾けて獲物とヤスとを同一視点上に置く必要
が有るが、把持部より後方の銃身が頬やこめかみに接当
して狙い定めが困難になり、特に水中でこの動作を行う
ため波や水の流れの影響を受け易く、従って、獲物を射
止めるのが至極困難である。
【0010】又、この水中銃では銃身の長手方向(ヤス
の進行方向)中間部に細長いヤス案内用の溝を設け、こ
の溝上を長身のヤスが移動するように構成しているが、
これでは溝に遊びができるため、ヤスが発射、移動の際
にガタツキが生じるのであり、特に、このガタツキは、
ヤスが長いほど、またヤスの後端部が銃身の先端部に近
付く程、つまりヤスの移動距離が大になるほど、大きく
なり、従って、ヤスの先端部のブレが大きくなって獲物
を射止めることが困難になるのである。
【0011】更に、この種の水中銃は、水中での取扱性
を良好にしたり、水や海水に対する耐食性を保持するた
めに、金属ではなく、合成樹脂、特に繊維強化プラスチ
ックスで形成されている。ところで、上記の水中銃に
は、銃身の先端部にヤスのストッパーが設けられていな
ので、銃身が繊維強化プラスチックスで形成されていて
も、ヤスの勢いによって銃身の先端部が破壊される恐れ
が有り、特に、上述のように、ヤスが長いほど、またヤ
スの後端部が銃身の先端部に近付く程、つまりヤスの移
動距離が大になるほど、大きくなるが、この場合、ヤス
の勢いだけでなく、ヤスの振れによる破壊力が銃身の先
端部にかかるため一層銃身の先端部が破壊され易くなる
のである。
【0012】本発明は、銃身を筒状体或いは中空部材の
半割り体で形成し、この判割り体を重ね合わせてヤスの
後端部におけるヤス係止具の張出部を挟持し、これによ
って、ヤスの発射、移動時のブレを防止し、しかもヤス
を直進させて比較的小さな獲物や俊敏な獲物も確実に射
止めることができる水中銃を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、銃身と把持部を備え、該把持部の近傍に
設けたヤス発射装置の作動によってヤスを発射させるよ
うに構成した水中銃において、上記銃身を筒状体或いは
中空部材の半割り体で形成し、且つ上記ヤスの後端部に
は係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設け、該ヤス係
止具には左右両側に延びる張出部を設け、該各張出部の
先端部を銃身における半割り体の重ね合わせ箇所から側
方に突出させる一方、銃身の先端部には基端を固定した
ゴム紐を設け、上記ヤス発射装置と上記ヤス係止具を連
動させてヤス発射装置の作動によってヤスを発射させる
ように構成してなる、との技術的手段を講じたものであ
る。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて、銃身と把持部を形成するに当たり、銃身の後方
に把持部を直線上に、且つ一体に連設しても良く、或い
はこれに代えて、通常の銃と同様に、銃身の後端部に略
L字状に、且つ一体に連設けても良く、更に、銃身と把
持部とを別体とし、これを上記形状になるように組み合
わせても良いのである。
【0015】又、銃身と把持部を形成するための素材と
しては特に限定されるものではないが、取扱性、軽量
性、携帯性及び耐食性等の観点より、合成樹脂、特に繊
維強化プラスチックスで形成されたものが望ましい。
【0016】そして、本発明においては、銃身を筒状体
或いは中空部材の半割り体で形成し、この判割り体を互
いに対峙するように重ね合わせて、後述するヤスの後端
部におけるヤス係止具の張出部を挟持するように構成し
ている点に最も大きな特徴を有する。
【0017】即ち、本発明で用いられるヤスはその後端
部に係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設け、該ヤス
係止具には左右両側に延びる張出部を設け、該各張出部
の先端部を銃身における半割り体の重ね合わせ箇所から
側方に突出させてなり、つまりヤス係止具の張出部が重
ね合わせた判割り体の接当部間に挟持されてなるので、
ヤスの発射、移動の際のブレが防止されるのであり、従
って、ヤスが直進するので比較的小さな獲物や俊敏な獲
物も確実に射止めることができるのである。
【0018】この場合、銃身が筒状体或いは中空部材の
半割り体で形成されているから、当該ヤス係止具の張出
部における挟持箇所の面積が小さく、従って、ヤス移動
時の抵抗が小さいからこの挟持による悪影響はないので
ある。
【0019】又、本発明においては、把持部の近傍にヤ
ス発射装置が設けられるが、このヤス発射装置として
は、この装置とヤス係止具を連動させ、当該ヤス発射装
置の作動によって銃身の先端部に基端を固定したゴム紐
の弾力により、上記ヤスを発射させるように構成してな
るものであれば特に限定されるものではない。
【0020】このヤス発射装置としては、例えばヤス係
止具と係合する係止レバーであり、該係止レバーの作動
によってヤス係止具との係合が外れてヤスを発射させる
ように構成しても良く、或いはこれに代えて、ヤス発射
装置がヤス係止具と係合する引き金であり、該引き金の
作動によってヤス係止具との係合が外れてヤスを発射さ
せるように構成されていても良いのである。
【0021】又、本発明で用いられるヤスとしては特に
限定されるものではなく、ヤス本体と矢じりが一体に形
成されたものでも良いが、ヤス本体とその先端部に着脱
自在に取り付けられる矢じりからなり、該矢じりには紐
体の一端部を取付け、該紐体の他端部をヤス係止具にお
ける張出部の先端部又は把持部に取付けてなるものが有
益である。
【0022】即ち、このように構成することにより、獲
物を射止めたとき、ヤス本体から矢じりを取り外し、そ
の獲物をヤス本体から矢じりに取り付けた紐体の方に移
動させて把持部近傍まで寄せたり、紐体の他端部の結び
目を外して獲物を取り外すことができるので至極取扱性
が良くなるのである。
【0023】この場合、紐体の中間部に係脱自在な取付
け具を設け、該取付け具を外して魚等の獲物の取り外し
を一層簡便になし得るようにするのが望ましい。
【0024】更に、本発明においては、銃身の先端部に
弾性部材を設け、該弾性部材をヤスストッパーとするこ
とにより、銃身の先端部にヤスが衝突した際の衝撃を吸
収するのでその先端部が破壊されることがなく、耐久性
が著しく向上するのである。
【0025】本発明においては、上述の水中銃におい
て、その把持部の近傍には手首に取り付けて水中銃の落
下或いは飛翔を防止する固定具を設けてなるものが望ま
しい。
【0026】即ち、水中銃を持って目的地に移動すると
きに、水中銃が落下したり、或いは水中銃で獲物を射止
めるために、ヤスを発射した場合、ヤスの後端部が銃身
の先端部に衝突するが、この衝突によって水中銃が前方
に飛翔する場合が有るが、これらの事故を防止するため
に、固定具を設け、この固定具を手首に取り付けれるよ
うにするのが有益である。
【0027】
【作用】本発明は、上記構成を有し、ヤスの後端部には
係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設け、該ヤス係止
具には左右両側に延びる張出部を設け、該各張出部の先
端部を銃身における半割り体の重ね合わせ箇所から側方
に突出させてなり、つまりヤス係止具の張出部が重ね合
わせた判割り体の接当部間に挟持されてなるので、ヤス
の発射、移動の際のブレが防止される作用を有するので
ある。
【0028】この場合、銃身が筒状体或いは中空部材の
半割り体で形成されているから、当該ヤス係止具の張出
部における挟持箇所の面積が小さく、従って、ヤス移動
時の抵抗が小さいからこの挟持による悪影響はないので
ある。
【0029】又、このようにヤスのガタツキがないの
で、ヤスが直進する上、銃身に余計な衝撃を与えること
がなく、従って、水中銃の耐久性が向上する作用を有す
るのである。
【0030】更に、本発明の水中銃では、ヤスが直進す
るので比較的小さな獲物や俊敏な獲物も確実に射止める
ことができる作用を有するのである。
【0031】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。図にお
いて、本発明の水中銃1は以下のように構成されてい
る。即ち、本発明の水中銃1は、銃身2と把持部3を備
え、該把持部3の近傍に設けたヤス発射装置4の作動に
よってヤス5を発射させるように構成した基本的構成を
有する。
【0032】そして、本発明においては、銃身2と把持
部3を形成するに当たり、図1から図3に示すように、
銃身2の後方に把持部3を直線上に、且つ一体に連設し
ても良く、或いはこれに代えて、通常の銃と同様に、銃
身2の後端部に略L字状に、且つ一体に連設けても良
く、更に、銃身2と把持部3とを別体とし、これを上記
形状になるように組み合わせても良いのである。
【0033】又、銃身2と把持部3を形成するための素
材としては特に限定されるものではないが、取扱性、軽
量性、携帯性及び耐食性等の観点より、合成樹脂、特に
繊維強化プラスチックス、この場合は、カーボン繊維と
合成樹脂からなる複合材料で形成されたものが用いられ
ている。
【0034】そして、本発明においては、銃身2を筒状
体或いは中空部材の半割り体2a、2bで形成し、この
判割り体2a、2bを互いに対峙するように重ね合わせ
て、後述するヤス5の後端部におけるヤス係止具6の張
出部7、7を挟持するように構成している点に最も大き
な特徴を有する。
【0035】即ち、本発明で用いられるヤス5はその後
端部に係合孔60を有する偏平状のヤス係止具6を設
け、該ヤス係止具6には左右両側に延びる張出部7、7
を設け、該各張出部7の先端部を銃身2における半割り
体2a、2bの重ね合わせ箇所から側方に突出させてな
り、つまりヤス係止具6の各張出部7が重ね合わせた判
割り体7、7の接当部間に挟持されてなるので、ヤス5
の発射、移動の際のブレが防止されるのであり、従っ
て、ヤス5が直進するので比較的小さな獲物や俊敏な獲
物も確実に射止めることができるのである。
【0036】この場合、銃身2が筒状体或いは中空部材
の半割り体2a、2bで形成されているから、当該ヤス
係止具6の各張出部7における挟持箇所の面積が小さ
く、従って、ヤス5移動時の抵抗が小さいからこの挟持
による悪影響はないのである。
【0037】又、本発明においては、把持部3の近傍に
ヤス発射装置4が設けられているが、このヤス発射装置
4としては、この装置4とヤス係止具6を連動させ、当
該ヤス発射装置4の作動によって銃身2の先端部に基端
を固定したゴム紐8の弾力により、上記ヤス5を発射さ
せるように構成してなるものであれば特に限定されるも
のではない。
【0038】このヤス発射装置4としては、例えばヤス
係止具6と係合する係止レバー9であり、該係止レバー
9の作動によって、図2に示すように、ヤス係止具6と
の係合が外れてヤス5を発射させるように構成しても良
く、或いはこれに代えて、図4に示すように、ヤス発射
装置4がヤス係止具6と係合する引き金10であり、該
引き金10の作動によってヤス係止具6との係合が外れ
てヤス5を発射させるように構成されていても良いので
ある。
【0039】又、本発明で用いられるヤス5としては特
に限定されるものではなく、ヤス本体5aと矢じり5b
が一体に形成されたものでも良いが、図5から図7に示
すように、ヤス本体5aとその先端部に着脱自在に取り
付けられる矢じり5bからなり、該矢じり5bには紐体
11の一端部を取付け、該紐体11の他端部をヤス係止
具6における各張出部7の先端部又は把持部3、この場
合は、図6に示すように、ヤス係止具6における各張出
部7の先端部に取付けてなるものが有益である。
【0040】即ち、このように構成することにより、獲
物12を射止めたとき、ヤス本体5aから矢じり5bを
取り外し、その獲物12をヤス本体5aから矢じり5b
に取り付けた紐体11の方に移動させて把持部3近傍ま
で寄せたり、紐体11の他端部の結び目を外して獲物1
2を取り外すことができるので至極取扱性が良くなるの
である。
【0041】この場合、図7に示すように、紐体11の
中間部に係脱自在な取付け具13を設け、該取付け具1
3を外して魚等の獲物12の取り外しを一層簡便になし
得るようにするのが望ましい。
【0042】更に、本発明においては、図5から図7に
示すように、銃身2の先端部に弾性部材14を設け、該
弾性部材14をヤスストッパーとすることにより、銃身
2の先端部にヤス5が衝突した際の衝撃を吸収するので
その先端部が破壊されることがなく、耐久性が著しく向
上するのである。
【0043】本発明においては、上述の水中銃1におい
て、その把持部3の近傍には手首15に取り付けて水中
銃1の落下或いは飛翔を防止する固定具16を設けてな
るものが望ましい。
【0044】即ち、水中銃1を持って目的地に移動する
ときに、水中銃1が落下したり、或いは水中銃1で獲物
12を射止めるために、ヤス5を発射した場合、ヤス5
の後端部が銃身2の先端部に衝突するが、この衝突によ
って水中銃1が前方に飛翔する場合が有るが、これらの
事故を防止するために、固定具16を設け、この固定具
16を手首15に取り付けれるようにするのが有益であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明は、上記構成を有し、ヤスの後端
部には係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設け、該ヤ
ス係止具には左右両側に延びる張出部を設け、該各張出
部の先端部を銃身における半割り体の重ね合わせ箇所か
ら側方に突出させてなり、つまりヤス係止具の張出部が
重ね合わせた判割り体の接当部間に挟持されてなるの
で、ヤスの発射、移動の際のブレやガタツキが防止され
る結果、ヤスが直進するので、比較的小さな獲物や俊敏
な獲物も確実に射止めることができる効果を有するので
あり、しかもこのようにヤスの発射、移動の際のブレや
ガタツキが防止されるので、銃身に余計な衝撃を与える
ことがなく、従って、水中銃の耐久性が向上する効果を
有するのである。
【0046】この場合、銃身が筒状体或いは中空部材の
半割り体で形成されているから、当該ヤス係止具の張出
部における挟持箇所の面積が小さく、従って、ヤス移動
時の抵抗が小さいからこの挟持による悪影響はないので
ある。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す全体図である。
【図2】図2は本発明で好適に用いられるヤス発射装置
のヤスの発射機構を示す断面図である。
【図3】図3は本発明で好適に用いられるヤス係止具を
示す平面図である。
【図4】図4は本発明で好適に用いられるヤス発射装置
のヤスの発射機構を示す断面図である。
【図5】図5は本発明の一実施例の要部を示す説明図で
ある。
【図6】図6はヤスの発射状態を示す説明図である。
【図7】図7は本発明の水中銃において獲物の取り外し
が至極容易にできる取付け具を設けた場合を示す説明図
である。
【図8】図8は本発明の水中銃において当該水中銃の落
下或いは飛翔を防止するための固定具を設けた場合を示
す説明図である。
【0048】
【符号の説明】
1 水中銃 2 銃身 3 把持部 4 ヤス発射装置 5 ヤス 6 ヤス係止具 7 張出部 8 ゴム紐 9 係止レバー 10 引き金 11 紐体 12 獲物 13 取付け具 14 弾性部材 15 手首 16 固定具 60 係合孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銃身と把持部を備え、該把持部の近傍に
    設けたヤス発射装置の作動によってヤスを発射させるよ
    うに構成した水中銃において、上記銃身を筒状体或いは
    中空部材の半割り体で形成し、且つ上記ヤスの後端部に
    は係合孔を有する偏平状のヤス係止具を設け、該ヤス係
    止具には左右両側に延びる張出部を設け、該各張出部の
    先端部を銃身における半割り体の重ね合わせ箇所から側
    方に突出させる一方、銃身の先端部には基端を固定した
    ゴム紐を設け、上記ヤス発射装置と上記ヤス係止具を連
    動させてヤス発射装置の作動によってヤスを発射させる
    ように構成してなる水中銃。
  2. 【請求項2】 ヤス発射装置がヤス係止具と係合する係
    止レバーであり、該係止レバーの作動によってヤス係止
    具との係合が外れてヤスを発射させるように構成されて
    いる請求項1に記載の水中銃。
  3. 【請求項3】 ヤス発射装置がヤス係止具と係合する引
    き金であり、該引き金の作動によってヤス係止具との係
    合が外れてヤスを発射させるように構成されている請求
    項1に記載の水中銃。
  4. 【請求項4】 ヤスがヤス本体と、該ヤス本体の先端部
    に着脱自在に取り付けられる矢じりからなり、該矢じり
    には紐体の一端部を取付け、該紐体の他端部をヤス係止
    具における張出部の先端部又は把持部に取付けてなる請
    求項1ないし3のいずれかに記載の水中銃。
  5. 【請求項5】 紐体の中間部に係脱自在な取付け具を設
    け、該取付け具を外して魚等の獲物の取り外しを簡便に
    してなる請求項4に記載の水中銃。
  6. 【請求項6】 銃身の先端部には弾性部材で形成したヤ
    スストッパーを設けてなる請求項1ないし5のいずれか
    に記載の水中銃。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の水
    中銃において、その把持部の近傍には手首に取り付けて
    水中銃の落下或いは飛翔を防止する固定具を設けてなる
    水中銃。
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