JPH0499422A

JPH0499422A - 植物植栽装置

Info

Publication number: JPH0499422A
Application number: JP2216404A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Miyahara; 和彦宮原
Original assignee: Toli Corp
Current assignee: Toli Corp
Priority date: 1990-08-16
Filing date: 1990-08-16
Publication date: 1992-03-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］本発明は各種樹木や草花類の園芸、エフステリア、イン
テリア等に採用できる植物植栽装置に関する。

〔従来の技術〕

各種樹木や草花の園芸、植物によるエフステリア、イン
テリア等には、プランタ−１植木鉢等の各種植物植栽部
下方が使用される。

プランターや植木鉢を用いる場合は、一般に、これら容
器の中に培地を入れ、これに植物を植え、必要に応し、
肥料を与え、潅水を行う。

水耕栽培容器の場合には、一般には、これに水または適
当な肥料分を溶解させた水を入れ、該水中に植物の根を
つけて栽培を行う。

〔発明が解決しようとする課題）しかし、培地による植物栽培の場合には、しよろ、散水
器等で潅水を行わなければならず、その作業が面倒であ
るし、植物栽培が長期にわたると、培地が次第に目詰ま
りし、通気性、通水性が悪くなり、植物は育ちが悪くな
り、酷いときには、枯死してしまう。

また、水耕栽培容器を用いる場合には、容器内水が淀む
ため、水中への空気の熔解が不足し、水中の酸素欠乏、
水腐り、それに伴う植物生育不良、根部の腐敗等が起こ
る。

このような問題を解決する方法として、タンク内水をポ
ンプで植物植栽容器へ供給し、該容器底から落下する水
を該タンクで受けて再び容器へ供給するというように、
水を容器内に循環させる方法が考えられるが、ポンプが
肥料分や培地からの溶解物質で錆びたり、培地がポンプ
へ流れ込んで作動不良を起こすという問題がある。

そこで本発明は、培地栽培にも水耕栽培にも利用でき、
培地栽培ではじょろや散水器の如き別途準備しなければ
ならない潅水手段を要することなく、簡単に、且つ、十
分、確実に潅水を行うことができるとともに該潅水に伴
って培地全体への通気、通水を行うことができ、水耕栽
培を行うときには、栽培液の長期にわたる淀みを無くし
、栽培液への空気溶解度を改善でき、植物根部を短期間
直接空気にさらすことを反復して刺激を与えることも可
能な植物植栽部下方を掃供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

前記目的を達成するための本発明植物植栽装置は、植物
植栽部、前記植物植栽部下方に配置され、該植栽部の底
部に連通ずる液タンク、前記液タンク内に配置され、膨
張収縮可能の液収容容積変更用空気袋、少なくとも一部
が通水性を有し、前記液タンク内に配置されて前記空気
袋の膨張範囲を規制する部材、および前記空気袋に空気
を供給して該袋を膨張させ、または該袋から脱気して該
袋を収縮させるための汁気脱気手段を備えたことを特徴
とする。

この装置には、前記規制部材を通過する水を濾過するフ
ィルタを設けてもよい。

この場合、フィルタの設は方としては、規制部材の通水
可能な部分に沿わせて設ける方法、規制部材と植物植栽
部との間に設ける方法等が考えられる。

［作　用］本発明装置によると、植栽部には培地を入れてこれに植
物を植え、或いは水耕栽培に適する植物を配置しておく
。

一方、液タンクには水または肥料を熔かした水を入れて
おく。

かくして汁気脱気手段にて液タンク内の空気袋に空気を
供給し、この袋を膨張させる。この膨張は前記袋膨張の
規制部材による規制範囲内で行われる。

空気袋が膨張すると、その分、液タンクの液収容容積が
減少し、それに見合ったタンク内水が前記規制部材を通
過して前記植栽部へ向は排除され、植栽部槽断面方向の
拡がりをもって植栽部の下部から上部へ押し上げられる
。

かくして、植栽部の植物に給水されると、直ちにまたは
一定時間のあとに前記空気袋がら脱気する。この脱気に
より空気袋が収縮し、液タンクの液収容容積が増すにつ
れ、植栽部内の水はその重力および液タンク内減圧によ
り液タンクへ落下し、前記規制部材を通過してその内側
へ入り込む。がくして潅水が行われる。このような潅水
は間断なく行っても、適当な時間間隔で行ってもよい。

このような潅水に伴って植栽部内を水が上下動すること
により、培地栽培の場合には、培地全体への通水、氷落
下時の空気の引きずり込みによる通気が行われ、水耕栽
培の場合は、水の上下動による水の撹拌により、水の淀
みが無くなり、水への空気溶解度も改善され、さらに、
水の落下時、植物根部を空気にさらすこともできるので
、それによって該根部へ短期間通気、それによる刺激を
与えることができる。

前記規制部材を通過する水を濾過するフィルタを設けで
あるときには、植物植栽部から液タンクへ落下し、規制
部材内側へ進入する水はこれによって濾過され、空気袋
の膨張収縮を妨げたり、空気袋を傷付ける恐れのあるゴ
ミ等が規制部材内側へ侵入することが防止される。また
、フィルタとして制菌作用のあるものを採用すれば、菌
類による水の腐敗も抑制される。

（実　施　例）以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は一実施例の断面を示している。この植物植栽装
Ｗ１は、筒形の植物植栽部１１、これに一体的に形成し
た液タンク１２を備えている。液タンク１２は植栽部１
１の下端に連続し、植栽部下端開口全体に連通している
。

植栽部１１、タンク１２は耐水性および適当な強度があ
れば、その材質、形状は特に限定されない。

植栽部１１の下端部には、全面に通水孔１１２を備えた
、板体１１１を設けである。

液タンク１２内には空気袋１３．１３が配置してあり、
この袋１３．１３をその膨張範囲および浮き上がりを規
制する箱状の規制部材１４で囲っである。

規制部材１４の上、且つ、板体１１１の下には、もう一
つの板状の規制部材１４ａが配置しである。

各規制部材１４．１４ａは全面に通水孔１４１．１４１
ａを有し、上下規制部材１４．１４ａの間にはフィルタ
１４０を入れである。

植栽部下端部の板体１１１は、この上に植物培地、植物
、水耕栽培用の植物支持体等を支持するものであり、従
って、その支持強度があり、耐水性のあるものであれば
、材質は特に限定されない。

板体孔１１２から培地が抜は落ちる恐れがあれば、板体
１１１上にさらに目の細かい培地受は網を設けてもよい
。

この板体１１１は、前記規制板１４ａが板体１１１と同
様の役目を果たし得るのであれば、省略してもよい。

規制部材１４．１４ａは、空気袋１３．１３の膨張が無
制限に行われることを防止するとともに袋１３．１３の
浮上を防止できる強度を有し、耐水性があり、少なくと
も一部に、十分な通水性、通気性があればその材質は特
に限定されない。本例では、合成樹脂板に多数の通水孔
を設けたものからなっているが、このほか、金属製の網
板、網かご等も規制部材として利用できる。

フィルタ１４０は通水性ある２枚の不織布ａ、ａとその
間に挾んだ多数の粒状物すからなっている。粒状物は、
本例ではセラミック発泡体であるが、このほか、磁化し
たフェライト粒、永久磁石粒、活性炭粒、磁化フェライ
トを混入した合成樹脂粒、ラノシリング等をそれぞれ単
独で、または適当な組み合わせで用いでもよい。磁化し
た材料からなるものや磁化した材料を含むものを用いる
と、制菌作用があることが知られており、それだけ、水
の腐敗を防止できる。

また、前記不織布に代えて、他の耐水性、通水性ある布
帛、天然または合成の繊維、これらを綿状に集めたもの
、これらの組み合わせ等を採用してもよい。

さらに、フィルタ１４０は、粒状物を含まず、不織布そ
の他の布帛、繊維等のみで、或いは粒状物のみで構成し
てもよい。

後はど述べる他の実施例において使用するフィルタにつ
いても同様である。

なお、規制部材１４．１４ａおよびフィルタ１４０は、
これらが、植栽部１１と液タンク１２の境界部全面にわ
たり通水、通気が行われるように通水、通気制御できる
ように構成しておく。

各空気袋１３は、本例では、自動二輪車のタイヤゴムチ
ューブを適当長さに切断し、伸ばし、両端を接着剤、ク
リップ、これらの双方等で気密に閉じたもので、該両端
がタンク１２の内側壁に連結支持されている。タイヤゴ
ムチューブはその内周側より外周側が伸長し易く作っで
あるので、各袋１３は、この外周側にあたる部分を下方
に向けて規制部材１４に近い高位置に配置しである。

空気袋としては、このほか、前記タイヤゴムチューブを
切断せずにそのままの形状で使用したり、また、自動二
輪車以外の車輌（自転車、自動車等）のタイヤゴムチュ
ーブを利用することができ、或いは、別途作成してもよ
い。車輌のタイヤゴムチューブは、通常、ブチルゴムを
主体とするもので、伸縮性に冨み、吸水性少なく、耐水
性良好であるので、好都合である。

いずれにしても、空気袋は、液タンク１２の形状、規制
部材の形状等に応し、細長いチューブ形状、風船形状、
リング形状、収縮時に折り畳んだように収縮する箱状の
もの等各種の形状のものを採用でき、袋収縮時に実用上
差し支える空気溜まりが生じないか、生じ難いものであ
ればよい。

材質もブチルゴム系のほか、耐水性良好で、袋の膨張に
よって液タンク１２内の液を植栽部１１へ押し上げ排除
できる強度を有するものであれば、様々のものを採用で
きる。後はど述べる他の実施例における空気袋について
も、これらの点は同様である。

なお、本明細書において袋の膨張収縮性は、袋の材質自
体に膨張収縮性が無くても、袋として膨張収縮性があれ
ばよい。

さて、前記各空気袋１３には、タイヤゴムチューブに付
いていた空気注入口金１３１をそのまま利用して（但し
、逆止弁は除いて）、或いは新たに口金１３２を付けて
、これら口金に注気脱気装置１５を接続する。

装置１５は、前記口金１３１．１３２にパイプ１５１を
介して接続したエアポンプ１５２、パイプ１５１の途中
に接続した電磁弁１５３、ポンプ１５２と弁１５３の間
でパイプ１５１に接続したパイプ１５４、パイプ１５４
を開閉する電磁弁１５５を備えており、ポンプ１５２及
び各弁は制御部１５６にて運転制御される。

制御部１５６には、植栽部１１の上部に設定した水位検
出センサ１５７からの信号が入力されるようになってい
る。

この制御部１５６は、当初、弁１５３を開、弁１５５を
閉としてポンプ１５２を動作させ、これによって袋１３
．１３に空気が注入されて膨張し、タンク１２内の水が
植栽部１１内へ押し上げ排除され、植栽部１１の水位が
センサ１５７に達すると、該センサからの水位検出信号
を受けて弁１５３を閉しるとともにポンプ１５２を停止
させ、そのあと一定時間経過すると、弁１５３．１５５
を開として、袋１３．１３から脱気開始させ、その後、
植栽部１１の水がタンク１２へ落ちるに十分な時間の経
過のあと、再び弁１５５を閉し、ポンプ１５２を動作さ
せて、同様の動作を繰り返させるように構成されている
。

なお、ポンプ１５２の吸込口および吐出口間の通気が、
運転中でないときに、自由なものであれば、パイプ１５
４、弁１５５は省略できる。　また、袋１３．１３内に
空気溜まりができることを確実に防止するには、例えば
、ポンプ１５２を正逆運転可能のポンプとし、パイプ１
５４、弁１５５は省略し、注気のときには、ポンプを正
転、脱気のときにはポンプを逆転させてもよい。

また、前記実施例において、パイプ１５４に直接または
減圧タンクを介して、脱気用ポンプを接続してもよい。

さらに、第２図に示す回路を組んで、次のように動作さ
せてもよい。

注気時：弁１５８．１５３開弁１５５．１５９閉ポンプ１５２運転脱気時：弁１５８．１５３閉弁１５５．１５９開ポンプ１５２運転注気脱気装置としては、上記の他にも種々の態様のもの
を適宜採用できる。

また、制御部も前記のものに限定されず、潅水を常に同
−同周期的に行うもの、午前と午後、昼と夜では別の周
期で行うもの、植物によって潅水周期を変更できるもの
等を適宜採用できる。後はど述べる他の実施例において
もこれらの点は同様である。

なお、ポンプや弁は自動制御によらず、手動又は半自動
で制御してもよい。

さて、前記実施例によると、培地栽培のときには、植栽
部１１の底部板体１１１上に培地１６を入れ、これに植
物１７を植える。水耕栽培のときには、植栽部１１の板
体ＩＩＩ上に水耕栽培植物をそのまま、または図示しな
い適当な支持体を介して配置する。

一方、液タンク１２内の空気袋１３．１３は縮めておき
、タンク１２内に水または肥料を熔かした水１８を入れ
ておく。

かくして、装置１５において、制御部１５６により弁１
５５を閉、弁１５３を開としてポンプ１５２を始動させ
、袋１３．１３へ注気を開始する。

この注気により各袋は膨張するが、その限度は規制部材
１４に囲まれた範囲内である。

袋１３．１３が膨張すると、タンク１２の液収容容積が
それだけ減少し、それに見合った水量が規制部材１４の
内側から該規制部材の孔１４１およびフィルタ１４０、
さらに規制部材１４ａの孔１４１ａを通過して植栽部１
１の底部全面に押し出され、袋の膨張につれ、植栽部１
１内水位が上昇する。

この水位が培地１６を超え、水位センサ１５７に達する
と、制御部１５６はセンサがら水位検出信号を受け、弁
１５３を閉じるとともにポンプ１５２を停止させる。そ
の後、予め定めた時間の経過のあと、制御部１５６は弁
１５３．１５５を開く。これにより、袋１３．１３がら
脱気が開始される。

二〇脱気により袋１３．１３が収縮し、タンク１２の液
収容容積が増すにつれ、植栽部１１内の水はその自重で
タンク１２へ落下し、規制部材１４ａ、１４、フィルタ
１４０を通過してこれらの内側へ入り込む。かくして植
栽部１１の植物１７への潅水が行われる。この氷落下の
とき、培地栽培においては、培地１６中へ空気の引きず
り込みがある。また、フィルタ１４０において水が濾過
され、規制部材１４内の袋１３．１３を傷付けたり、そ
の膨張収縮を妨げる培地、ゴミ等の侵入が防止される。

袋１３．１３が当初の状態へ収縮し、植栽部１１の水が
十分タンク１２へ落下したのち、制御部１５６の制御の
もとに再び前記潅水操作が繰り返される。

このように潅水に伴って植栽部１１内を水１８が上下動
することにより、培地栽培の場合は、培地内への十分な
通水、通気が行われ、水耕栽培の場合は、水１８の上下
動による水撹拌により、水の淀みが無くなり、水中への
空気溶解度が改善され、また、氷落下時には、植物根部
が直接空気にさらされ、短期間通気十分な状態となると
ともにこれによって刺激を受ける。

次に第３図に示す本発明の他の実施例を説明する。

この植物植栽装置２では、装置１における規制部材１４
．１４ａに代え、容袋１４を囲む網かご形状の規制部材
２４．２４が採用されており、部材２４．２４と板体１
１１の間に、フィルタ１４０が配置されている。

また、部材２４と２４の間の下部には水中ポンプおよび
水濾過材を含む水浄化装置２５が配置されている。その
余の点は装置１と同構成である。

なお、水浄化装置２５は、水中に気泡を送り込むエアレ
ーション機能を備えているものでもよい。

また、このエアレーション機能の付加に代え、またはこ
のエアレーション機能の付加とともに、水中へ空気を送
り込むポンプを別途設けてもよい。

次に第４図に示す他の実施例を説明する。

この植物植栽装置３は、装置１における袋１３．１３に
代え、自動二輪車のタイヤゴムチューブをそのままのリ
ング形状で空気袋２３として３個採用し、規制部材とし
て網かご形状のもの３４を採用したものである。

規制部材３４は、各段がドーナツ形状に形成された三段
構成のもので、各段に袋２３が一つずつ入れてあり、容
袋２３は各最内で膨張収縮できる。

部材３４と板体１１１の間にフィルタ１４０が配置され
ている。また、部材３４の中心空間下部には水浄化装置
２５を配置しである。

容袋２３はバイブ２３１を介して汁気脱気装置１５に接
続されている。その余の点は装置１と同構成である。

（発明の効果〕以上説明したように本発明によると、培地栽培にも水耕
栽培にも利用でき、培地栽培ではじよるや散水器の如き
別途準備しなければならない潅水手段を要することなく
簡単に、且つ、十分、確実に潅水を行うことができると
ともに該潅水に伴って培地全体への通気、通水を行うこ
とができ、水耕栽培を行うときには、栽培液の長期にわ
たる淀みを無くし、栽培液への空気溶解度を改善でき、
植物根部を短期間直接空気にさらすことを反復して刺激
を与えることも可能な植物植栽部下方を従供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は一実施例
の断面図、第２図は注気脱気装置の他の例の回路図、第
３図は他の実施例の断面図、第４図はさらに他の実施例
の断面図である。１．２．３・・・植物植栽装置１１・・・植物植栽部１２・・・液タンク１３．２３・・・空気袋１４．２４．３４・・・規制部材１５・・・注気脱気装置１６・・・培地１７・・・植物１日・・・水出願人　東洋リノリユーム株式会社３４・・・規制部材

Claims

【特許請求の範囲】

（１）植物植栽部、前記植物植栽部下方に配置され、該
植栽部の底部に連通する液タンク、前記液タンク内に配
置され、膨張収縮可能の液収容容積変更用空気袋、少な
くとも一部が通水性を有し、前記液タンク内に配置され
て前記空気袋の膨張範囲を規制する部材、および前記空
気袋に空気を供給して該袋を膨張させ、または該袋から
脱気して該袋を収縮させるための注気脱気手段を備えた
ことを特徴とする植物植栽装置。
（２）前記規制部材を通過する水を濾過するフィルタを
設けた請求項１記載の植物植栽装置。