JPH049915Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［この考案の属する分野］ この考案は、人体を自動的に洗浄する装置に関
し特に簡易な洗健康促進器を備えたものである。

［この種考案がなされた背景］ 近時、健康維持の目的からアスレツテククラ
ブ、など等の施設を利用すること人が多くなつ
た。しかして、このような施設で十分体を動かし
た後は軽い柔軟体操を行ない、シヤワー等で身体
の洗浄をなし、マツーサジを受けるのが健康管理
に最もよいことは良く知られている通りである。

ところが、上記軽い柔軟体操はシヤワー等で身
体保温しつつ体を捩る等の動作を行なえばより効
果的であり、しかも体を動かしつつ洗浄をなし、
かつマツーサジを同時に受ければ身体の洗浄効果
も、所謂マツサージ効果も特に優れたものとなる
こと明かで、このように軽い柔軟体操、身体の洗
浄に加えマツサージを同時に行なう健康促進器が
望まれていた。

［従来技術とその欠点］ 従来この種考案として椅子型をなした自動背な
がし機や、自動按摩機併用の背面洗機などは公知
である。しかしこれらは何れも背中を洗浄等する
ことが目的で上記のように軽い柔軟体操、身体の
洗浄に加えマツサージを同時に行なう健康促進器
の考案は皆無であつた。

［この考案の目的］ そこで、本考案は近時の健康促進ブームに乗つ
て健康な成人や青少年老若男女を問わず、自分の
体型に合わせて楽しく体を動かし乍ら洗浄および
マーサジできる人体洗浄装置付き健康促進器を提
供するにある。

［この考案の特長と作用］ 本案人体洗浄装置付き健康促進器は、略々Ｌ字
状となるように構成した装置本体と、その上方に
取りつけられ且つ噴水ノズルを持つシヤワー管
と、上記本体の垂直正面に設けたローラ状のブラ
ツシユニツトとよりなり、該ブラツシユニツトが
回転しながら上下動させ得るようにした人体洗滌
装置於いて、上記本体の水平部分の表面に設けら
れ且つ、人力によつて回転されるターンテーブル
と、上記本体の略々中央部両側からターンテーブ
ルの両側に伸る把手からなる。

使用者は温水等のシヤワーと、ローラ状のブラ
ツシユニツトを稼働させ、把手を掴んでターンテ
ーブル上に乗る。しかして上記把手を引くまたは
押す動作でターンテーブルが回転し、身体の腰部
を捩る特に重要な柔軟体操を行ないつつ、同時に
シヤワー及びブラツシユニツトによる洗浄及びマ
ツサージ作用を行なうものである。

［この考案の効果］ １ この考案は、シヤワー及びブラツシユニツト
をもつ本体に、人力によつて回転されるターン
テーブルと、該本体のの略々中央部両側からタ
ーンテーブルの両側に伸る把手を設けたから、
使用者は温水等のシヤワーを浴びつつ、身体の
腰部を捩る特に重要な柔軟体操を行うことがで
き、この柔軟体操をより効果的なものとするこ
とが出来る。

２ 上記柔軟体操は、ローラ状のブラツシユニツ
トを稼働させる一方把手を引くまたは押す軽い
動作でターンテーブルが回転し、身体の腰部等
が十分伸ばされ、該伸ばされた状態でブラツシ
ユニツトで身体を洗浄、及びマツサジーするこ
とが出来るから身体の所謂すみずみまで洗浄で
きかつ、多大なマツサジー効果を期待できる。

３ 総じて本考案の効果はコンパクトでシンプル
なスタイルとし、従来にないシンプルで人体表
面を安全に洗浄できると共に健康を増進させる
ために手軽に身体を動かす事ができかつ軽い運
動も手軽に洗浄し乍らレジヤーの一環として楽
しく行なう事ができる。

［実施例］ 本考案の一実施例を図面のもので説明する。

１は箱状の底板２とその後端より上方に植立さ
せた箱状の背板３とで、略々Ｌ字状となるように
構成した装置本体である。４は先端部に噴水ノズ
ル５を設けかつ、本体１の上面に取りつけられた
シヤワー管で、後端は図示しない温水供給装置と
接続している。

６，６は上記背板３の表面に穿つた縦方向の２
条の摺動孔で、人の身長と略々等しい長さを有す
る。７は回転式ブラツシ８を持つユニツト枠で、
その背面から上記摺動孔６，６に添つて上下動す
るアーム９，９が上記本体の背板３内に挿入され
ている。

上記ブラツシ８の駆動方法は従来公知の何れの
構成を用いてもよいが、その一例を３図で示す。
即ち１０は上記ブラツシ８のシヤフトで、ブラツ
シ８が露出するようにユニツト枠７の正面に横架
されている。この場合ブラツシ８は適宜の手段で
ユニツト枠７に対し取りつけ、取り外し可能とす
ることが肝要である。１１はシヤフト１０に取り
付けたプーリで、数段の原則機構１２を介してユ
ニツト枠７内に固定された電動機１３に接続して
いる。

またブラツシ８の一例は第３図，４図に示し
た。即ち、１４は連続気泡の発泡性樹脂のような
材料で作られ、上記シヤフト１０の中間部にこれ
と同軸に配された洗剤吸収部材で、その外側には
樹脂材料その他比較的硬質の材料で所謂ブラツシ
状に作られたブラツシ体１５がある。

また、上記ユニツト枠７の上下動手段も従来公
知の何れの構成を用いてもよいが、その一例を示
せば、第２図で１６は、上記箱状の背板３内の縦
方向に設けられた一対のウオームギヤーで、上記
ユニツト枠で７のアーム９，９の末端に設けたイ
ンターナルギヤー１７，１７と噛合している。ま
た、上記ウオームギヤー１６、はピニオンギヤー
１８などを介して原動機１９と機械的に接続して
いる。

２０は上記本体１の水平部分即ち箱状の底板２
の表面中央部に設けた円形の凹所で、少なくとも
人が立つことが出来る大きさのターンテーブル２
１が回転可能且つ、底板２と同一平面に嵌合され
ている。ターンテーブル２の裏面中央には回転軸
２２があつて、底板２内に設けたスラスト軸受２
３に支持されている。

２４，２４は、上記本体１の背板３の略々中央
部両側からターンテーブル２１の両側に伸る把手
であつて、その一方にコントローラスイツチユニ
ツト２５がある。このコントローラスイツチユニ
ツト２５は図示してないが、上記ブラツシ８の回
転駆動制御、ユニツト枠７の上下動制御を行なう
ものである。

しかして使用者はシヤワー管４を開き、噴水ノ
ズル５より温水を出す。次いで、上記把手２４，
２４を掴んでターンテーブル２１上に乗る。ここ
で上記コントローラスイツチユニツト２５を作動
させ原動機１９を始動させると、ピニオンギヤー
１８、ウオームギヤー１６、ユニツト枠７のイン
ターナルギヤー１７，１７を介してユニツト枠７
を上下動させることができるので、所望の位置即
ち洗浄またはマツサージしたい位置で停止させ
る。その様子は第６図に示した。

ここで、上記コントローラスイツチユニツト２
５を再び作動させ電動機１３を始動させると、数
段の原速機構１２、プーリ１１、シヤフト１０を
介してユニツト枠７の正面に横架されているブラ
ツシ８は回転する。そこでこのブラツシ８に身体
を押し当てるものである。このときブラツシ８
は、連続気泡の発泡性樹脂のような材料で作られ
かつ予め洗剤を吸収させた部材１４、と、その外
側に樹脂材料その他比較的硬質の材料で所謂ブラ
ツシ状に作られたブラツシ体１５があるため、身
体の洗浄とブラツシ体１５によるマツサジ効果が
十分期待できるものである。

更にこの状態で、上記把手２４，２４を引くま
たは押す軽い動作でターンテーブル２１が回転す
る。この柔軟体操により身体の腰部等が十分伸ば
され、該伸ばされた状態でブラツシ体１５で身体
を洗浄、及びマツサジーすることが出来るから身
体の所謂すみずみまで洗浄できかつ、多大なマツ
サジー効果を期待できるものである。また、ブラ
ツシ体１５の洗浄マツサージ作用は、身体の足、
手等にも応用することができその例を第７図Ａ，
Ｂで示した。

【図面の簡単な説明】

図は本案の一例で第１図は健康促進器全体の斜
め視図、第２図は同縦断面図、第３図はブラツシ
ユニツトの断面図、第４図は第２図の−断面
図、第５図はブラシ体の断面図、第６図は使用状
態の説明図、第７図Ａは手の洗浄の場合の使用状
態の説明図、Ｂは足の洗浄の場合の使用状態の説
明図である。 １……本体、２……底板、３……背板、４……
シヤワー管、５……噴水ノズル、６，６……摺動
孔、７……回転式ブラツシ、８……ユニツト枠、
９，９……アーム、１５……ブラツシ体、２１…
…ターンテーブル、２４，２４……把手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略々Ｌ字状となるように構成した装置本体と、
   その上方に取りつけられ且つ噴水ノズルを持つシ
   ヤワー管と、上記本体の垂直正面に設けたローラ
   状のブラツシユニツトとよりなり、該ブラツシユ
   ニツトが回転しながら上下動させ得るようにした
   人体洗滌装置於いて、上記本体の水平部分の表面
   に設けられ且つ、人力によつて回転されるターン
   テーブルと、上記本体の略々中央部両側からター
   ンテーブルの両側に伸る把手からなる人体洗浄装
   置付き健康促進器。