JPH049777A - 送電線故障位置標定装置及びその方法 - Google Patents

送電線故障位置標定装置及びその方法

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JPH049777A
JPH049777A JP11315290A JP11315290A JPH049777A JP H049777 A JPH049777 A JP H049777A JP 11315290 A JP11315290 A JP 11315290A JP 11315290 A JP11315290 A JP 11315290A JP H049777 A JPH049777 A JP H049777A
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surge
transmission line
point
points
power transmission
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JP11315290A
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Junichi Minafuji
皆藤 順一
Yorio Ando
安藤 順夫
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は送電線の故障位置検出、特に落雷や故障発生時
のサージ性異常電圧の伝播時間差を測定し、故障発生位
置を標定する装置及びその方法に関するものである [従来の技術] 第2図の送電線の例に示すように、一般に送電線は碍子
4】て絶縁され送電電圧の加わった電線42と、随所で
大地に接続された架空地線43とを基本として構成され
ている。
このような送電線の故障には次のようなものがある。
■これら送電電圧の加わった電線42か大地電位の架空
地線43、鉄塔44、建造物45、樹木46、車両、大
地47などに過度に接近、あるいは接触したり、落雷や
鳥獣、飛来物の介在で接触する等の地絡故障と、 ■位相や極性の異なる電圧の加わった電線間の接近、接
触、介在物を通した接触等の場合の短絡故障、 ■さらに■、■がほぼ同時に生じる地絡短絡故障、 か主なものである。
■また、送電線か断線すること、また断線後、地絡や短
絡故障を生しる場合もある。
これら故障か生じると、その故障自体が永久的な損傷を
発生する場合もあるが、大部分は永久的な故障に至るこ
とを防止するため、端部の保護装置により遮断機を開放
しで、電気の供給を停止する。いずれの場合にも需要家
側ではいわゆる停電となるので社会生活、個人生活、産
業に多大の悪影響を及ぼす。
故障原因によっては、例えば、鉄塔や電線への落雷で瞬
間的に高い電圧か送電電圧の加わった電線と大地電位の
間に印加された場合や、鳥獣や飛来物が挟まったがすぐ
に離れた場合なとは、停電を生しることな(運転を継続
したり、また、−産道断機を開放しても再投入し短時間
で運転を再開することもある。
停電に至った重大な故障の場合は、早急に復旧するため
、まず故障の発生箇所を知る必要かある。
また、運転を継続したり短時間で復旧した場合もそのま
ま放置すると再度故障か発生する可能性かあるので、故
障発生箇所を知り、点検して異常の有無を確認し、適切
な処理をとる必要かある。何れの場合にもできるだけ早
く故障発生箇所を検出することか要請される。
このため、従来からいくつかの方法、装置か考案使用さ
れている。
(1)その一つは、送電線の片端、あるいは両端におい
で、常時電流や電圧をモニタしておき、故障発生時の電
流値、電圧値から故障点までのインピーダンスを求め、
送電線の単位長のインピーダンスから距離を知る、いわ
ゆるインピーダンス法がある。
(2)また、故障発生時に送電線端部からイン/N+ル
ス電圧を注入し、故障点でのサージインピーダンスの変
化による反射波か戻るまでの時間を計測し、送電線のサ
ージ伝播速度から距離を求め、故障位置を知るパルスレ
ータ法もある。
(3)また、後述する本発明に最も近い技術としては、
故障発生時に故障点の電磁気的な過度現象から生じるサ
ージ性電流、あるいはサージ性電流か送電線の両端に取
り付けたサージ検出法置に達するまでの時間差から故障
位置を知る寸−シ検出法かある。
以下、(3)のサージ検出法の内容と問題点を説明する
第3図は一例として地絡故障か発生した場合のサージ電
圧の伝播状況を模式的に示したものてあり、サージ電圧
成分のみを示し送電線に加わっていた送電電圧成分は省
略している。時間1=0でΔ点に発生したサージ電圧は
時間と共に左右に伝播し、時間tbて片端Bに到達し、
時間tcて他の片端Cに達する。これらの時間差をΔt
1サー/伝播速度をvs、両端間の距離をし、故障発生
点の位置をB端からXとすると、 tb=x/vs。
t c−(L−x) /v s          (
1)から、 Δt=tc−t、b−(L−2x)/vs   (2)
となり、これから X−(L−VS・Δt)/2       (3)か求
められる。
この方式を実施するための、両端のサージ受信装置の基
本的な機能を第4図に示す。サージ受信故障位置標定装
置10の構成は、次のようになっている。
送電線1の一端で送電用機器とは別に、あるいはその一
部を用いた分圧器あるいは分流器2て適正な大きさの電
気信号に変換した後、この電気信号は必要に応じて時間
測定を容易とするための波形整形回路3を経由して比較
回路4に導かれる。
比較回路4には、予め設定した所定のトリガレベル設定
部からの信号も導かれ、波形整形回路3から入力された
信号が、トリガレベルを越えた場合にクロック5により
その時刻を時間計測回路6により計測記憶する。
一方、他端でも類似の装置により、あるトリガレベル以
上のサージ信号受信時の時刻を計測し、そのデータが発
信回路(図示せず)を経由して受信回路7に送られる。
ここで、時間差測定回路8により両端のサージ受信時刻
を比較し、時間差Δtを求め、最後に距離算出回路9に
より、予め設定された送電線距離L5サーン伝播速度v
sとから故障位置Xを計算する。時間差Δtを正確に求
めるには、送電線のそれぞれの端部にサーノか到達した
時刻測定の相対的な正確さが必要で、両端の装置10の
クロックの時間誤差かそのまま△tの誤差となる。
例えば、両クロックの時間差か±2μsあると、△tの
誤差も最小で±2μsとなり、vs=300m/μSと
すると、±600mの位置標定誤差となる。
遠方のクロックを1μs以下の誤差に保つことは極めて
難しい。このため、遠方端の時間データを伝送する代わ
りに、比較回路4の出力相当の信号をそのまま発信回路
を経由しで、所定の伝送路で受信回路7に伝送し、これ
と近端の装置の比較回路4の出力との時間差△t】を求
める方法かある。遠端の発信回路の時間遅れ、所定の伝
送路の伝送時間遅れ、受信回路の時間遅れ等、遠端の比
較回路出力と近端の比較回路出力の伝送処理時間遅れΔ
t2は各回路、伝送路を調整することによりほぼ一定値
に保つことかできるので、両者から△を一Δt1−△t
2としてサージ到達時間差を求めることになる。
しかし、各装置の精度、時間差測定方法等様々な工夫か
なされているにもかかわらず、サージ受信時間差による
故障位置標定方法は本質的な誤差要因を含み、実用化さ
れたものもその誤差を認めた上で使用されている状況に
ある。
[発明が解決しようとする課題] サージ受信時間差による故障位置標定方法の本質的な問
題は次の通りである。
第5図(a)は送電線が地絡故障を生じた場合の、その
電線路上のA点で発生した電圧の時間変化測定例である
。時間t。まては商用周波数の交流電圧であり、1.で
の故障発生後、急峻な変化でサージ性電圧となっている
。このような時間変化を示すサージ電圧が発生または伝
播して来た時、その到達時間を測定するには、例えば、
サージ電圧かレベルPに達したことを検出し、これによ
りクロックの時間taを読み取ることになる。
しかし、周知のように高周波成分からなるサージ性電圧
は、送電線や大地の抵抗成分による減衰、複数送電線間
や大地間の複数の伝播速度とか、高電圧でのコロナの発
生による変歪、さらに送電線の設置条件変化によるサー
ジ伝播インピーダンスの変化部や架空地線の鉄塔部、鉄
塔部の大地接地抵抗、送電線の分岐、終端部の変電機器
等による反射なとの複雑な現象を伴う。
このため、A点での第5図(a)のようなサージ電圧は
送電線の長さ方向に伝播するにつれて時間変化波形は変
化する。例えば、長距離の送電線を伝播し、B点に来た
サージ電圧の時間変化は第5図(b)のようになる。減
衰、変歪、反射に直接影響されない部分は最高の伝播速
度で伝わり、時間trに到来するが、それに続く部分は
、減衰、変歪、反射の影響を受けで、もとの第5図(a
)の波形とはかなり異なったものとなる。この波形に対
し同じPレベルでサージ電圧の到来を検出するものとす
ると、時間tbが到来検出時間となる。即ち、サージ電
圧はA点からB点までを時間(trto)で伝播したに
もかかわらず、サージ受信故障点標定装置では(tb−
ta)を要して伝播したこととなる。
このような、時間測定上の誤差は、B点とは反対側でも
起こり、一般にその度合はB点側とは異なるので両側で
のサージ伝播時間の差Δtにも誤差を含み、これと、前
記のように距離りと伝播速度vsとから求めた故障点X
は大きい誤差を含むことになる。実際の線路では波形の
変化がさらに激しい場合もあり、極端な場合には標定距
離か線路距離よりも大きくなる等の大きな誤差となる。
これを避けるには、時開t。やtrを正確に検出する必
要があり、このためには、原理的に、線路端部て到来す
るサージ電圧や電流の波形を正確に計測し、商用周波成
分からサージ成分への変化時間を検出すれば良い。
しかし、そのためには、分圧器の精度、受信器の増幅回
路の精度、波形の記憶のための高分解能のサンプリング
処置装置、高精度波形分析装置等を必要とし、装置の複
雑さ、経済性を考えると、一般の送電線に適用できるも
のではない。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、簡
易で経済的な送電線故障位置標定装置及びその方法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の送電線故障位置標定装置は、光ファイバか併設
されている0PGW(光ファイバ入り架空地線)などの
送電線故障位置標定装置においで、送電線に沿う3箇所
以上のポイントに送受信装置を設け、該送受信装置が、
故障発生に伴うポイントへのサージの到来を検知する手
段と、その検知により、検知した一のポイントからサー
ジ検知光信号を左右の他のポイントへ上記光ファイバを
通して送信する手段と、左右の他のポイントからのサー
ジ検知光信号を受信する手段と、故障発生に伴う上記サ
ージ到来検知と、左右の他のポイントから受信した複数
のサージ検知光信号との時間的順序及び時間差をそれぞ
れ検出しで、これらの検出結果から送電線の故障位置を
標定する手段とを備えているものである。
送電線のポイント間隔は、送電線の両端というような長
い区間ではなく、それよりも短い区間、例えば鉄塔間に
設定され、鉄塔に上記送受信装置が設けられることが望
ましい。
また、本発明の送電線故障位置標定方法は、送電線に沿
う3箇所以上のポイントで、これらのポイントへの故障
発生に伴うサージの到来を検知し、着目ポイントに隣接
する左右のポイントで上記サージの到来を検知したとき
、着目ポイントへサージ検知光信号を送出し、着目ポイ
ントでの上記サージの到来検知と、上記隣接する左右の
ポイントからのサージ検知光信号の検知との時間的順序
及び時間差を検出しで、故障発生位置を標定するように
したものである。
[作用] 送電線のある箇所に故障発生に伴うサージか発生すると
、そのサージは送電線に沿って左右に伝播していく。こ
のサー/は送電線に沿う3箇所以」二のポイントに設け
られた各送受信装置の検知手段によってそれぞれ検知さ
れる。すなわち、隣接する左右にポイントを有する真ん
中のポイントを着目ポイントとすると、その着目ポイン
トでサージか検知されると共に、左右にあるポイントで
もサージが検知される。
この左右にあるポイントでサージが検知されると、これ
らのポイントに備えられている送信手段からサージを検
知した旨のサージ検知光信号が光ファイバと通して送出
される。
左右にあるポイントから光ファイバを通して送出された
これらのサージ検知光信号は、それぞれこれらのポイン
トを起点とじ7て左右に伝播してい(。
従っで、着目ポイントへもサージ検知光信号が伝播して
いくことになり、着目ポイントに備えられている受信手
段によっで、それらの左右のポイントから発せられたサ
ージ検知信号か検知される。
着目ポイントに備えられた標定手段で、着目ポイントで
検出されたサージ到来と、サージ検知信号との時間的順
序及び時間差とかそれぞれ検出され、その検出結果から
送電線の故障方向、あるいは故障位置か標定される。
ここで、送電線を伝播するサージと、光ファイバを伝播
するサージ検知光信号との伝播速度は大きく異なり、従
って標定誤差か小さ(抑えられる。
[実施例] 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明では、送電線両端でサージを受信する場合に、送
電線距離が長いはと減衰、変歪、反射なとの影響を大き
く受けることに着目し、対象とする送電線をより短区間
に分割しこれらの影響の小さい範囲で処理している。
しかし、このような区間短縮対策をとるには、山野を通
過する送電線の途中の鉄塔部の装置に相互に誤差の少な
いクロックの設置、あるいは、トリガレベルやデータ処
理の時間を厳密にフントロールした第4図のような受信
装置の設置か必要となる。また、短区間のため伝播によ
る波形の乱れは少ないものの、両側装置のサージ受信の
時間差が区間距離に比例して小さくなり、それたけ時間
精度の高いものか要求されることになるので、簡易で、
経済的な標定装置とはなり難い。
そこで、以下のような新たな装置と手法を導入した。そ
の原理を第6図と第7図を用いて説明する。
本発明の原理 第6図は、本発明の原理を示したものである。
後述するサージ信号受発信装置の3台かI、J。
K点の3箇所に配置された送電線路で、故障かイ、口、
ハ ニ、で発生した場合を例とする。サージ信号受発信
装置の最小機能は、次の4点である。
(a)その装置の対応する送電線上の位置にサージか到
来したことを検知する。
(b)その検知により両側の同種装置に光ファイノ\を
通して光信号を出す。
(c)両側の同種装置から光ファイノ・を通して(b)
に相当する光信号を受信する。
(CI)サージ到来検知と両側からの複数の光信号受信
との時間的な順序あるいは時間差をそれぞれ計測する。
第6図(a )、 (b )で3点から1点方向へ距離
yの所で故障か発生してサージ電圧か発生した場合を詳
細に説明する。I、J間の距離をdi、JK間の距離を
dj、サージ伝播速度をvs、光フアイバ中の光速をv
oとすると、 サージが1点に到来するまでの時間。
t += (d +  y) / vs       
(4)その後1点からの光信号が3点に到来するまでの
時間: t、−di/vo           (5)サージ
発生後1点からの光信号が3点に到来するまでの時間・ t、=t、+t、=(di−y)/vs+di/vo 
                 (6)サージが3
点に到来するまでの時間 t、=y/vs     ’        (7)サ
ージかに点に到来するまでの時間・ t 5−(y+d j) /v s       (8
)その後に点からの光信号か3点に到来するまでの時間 i  a=d  ノ /vo            
            (9)サージ発生後に点から
の光信号か3点に到来するまての時間″ t7= (y+d j)/v S十d j/VO(10
)従っで、 サージか3点に到来してから、1点からの光信号が3点
に到来するまての時間 ts=t3 t4= (d+  2y)/vs+d+/
vo                 (11)サー
ジか3点に到来してから、K点からの光信号が3点に到
来するまでの時間 ta=t  7−14=d  j/vs+d  j/v
3点では、そこにサージか到来したこと、左、右の点か
らの光信号か到来したことか検出てきる。
つまり、本発明のサージ信号受発信装置を用いることに
よりt8とtIlか測定できる。3点のサージ信号受発
信装置では、1点、K点までの距離と光フアイバ中の光
速か予め判明しているので、測定された1eとt9から
ty=d I/Vo、L6=d ]/ v oをそれぞ
れ差し引いた、 th=ta  t、−(d +  2y)/vs(+3
)jm=te−t、=d  j/vs        
(14)により3点へのサージ到来時点を基準とした、
1点、あるいはに点へのサージ到来時間差が求められる
。なお、サージ到来後、センサからサージ信号受発信装
置への伝播時間、あるいは光信号受信時のト1ツガ信号
の発生や、電気/光信号の変換には多少の時間を要する
が、リード線の選定とかエレクトロニクス回路の工夫に
よりそれらを一定値に保つこと、あるいは対象とする時
間オークに対しては無視できる程度に保つことができる
なお、1点よりさらに左、または3点よりさらに右の同
種装置からの信号も受信する場合は、それぞれサージと
光信号か伝播するのに要する時間たけ遅れて光信号を受
信することは明らかである。
なお、このような演算処理をしで、th、tmか比較的
精度よく求めることかできるのは、[欝またはに点への
サージの到来を検知した後、−度光信号に変換し、これ
を送電線に沿って設置した光ファイバで伝送しているこ
とによる。
即チ、−ツは、周知のように光ファイノ\か周囲の電磁
雑音に強(、故障発生後継続する高周波の高電磁界の影
響を受けないことである。
他の一つは、架空送電線上のサージ伝播速度がほぼ気中
の光速度300m/μSであるのに対し、一般に実用さ
れている光フアイバ中の光の伝播速度は約200m/μ
sであるという、伝播速度の差を取り入れているので、
隣のサージ信号受発信標定装置からの信号が送電線のサ
ージと時間差を伴なって受信される。もし、この信号、
即ち1点またはに点へのサージの到来を検知した後伝送
する信号を電波や空間光伝送で伝送すると(速度は30
0m/μSとなる)、3点には送電線のサージと隣から
の信号がほぼ同時に到来し、これらが互いに干渉したり
、処理回路の僅かな雑音や誤差が時間差計測に相対的に
は大きな誤差を生しる。
また、送電線路に沿わない光ファイバを利用するとその
都度ルート長さを特定する必要かある。従っで、隣の情
報を送電線に沿った光ファイバで伝送することか重要で
ある。
このような、サージ到来時間差th、Lmか故障発生場
所イ、口、ノ)により変化することを第7図と第8図と
に例示している。thやtmの負号は3点よりも早く1
点またはに点にサージか到来したことに、また正号は遅
く到来したことに対応する。
本発明の標定方法 そこで、本発明では以下のような判定を基本として故障
位置を標定する。これを第7図に対応させた第8図によ
り説明する。何れも3点を基準に表す。なお、H,Mは
第7図のth、tmの理論地価に相当する。
thが負でHレベル付近で、且つtmが正てMレベル付
近の場合は、1点以遠。
thがHレベル内で、且つtmが正でMレベル付近の場
合は、■方向へ(d 1−vs −th) /2゜すな
わち、第7図の四回間のth−(di2y)/vsから
yを求めたものである。
thが正で1」レベル付近で、且つt mかMレベル内
の場合は、K方向へ(dノーvs−tm)/2oすなわ
ち、第7図のハ区間のtm=(dj2y)/vsからy
を求めたものである。
thか正で14レベル付近で、且つtmかMレベル付近
の場合は、K点以遠。
なお、上記においてHまたはMレベル付近、HまたはM
レベル内としているのは、僅かな波形の変形、処理誤差
のため必ずしもth=HやLmM等とはならないので、
レベル付近、レベル内で判定しているためである。また
、thとLmの二者を利用する利点は後述する。
標定を行うサージ信号受発信装置の構成例これらの検出
から標定処理までを実行するにはサージ信号受発信装置
11は最低前記の機能(a)〜((])を持つ必要があ
るか、本発明を具体化した構成例を第1図により説明す
る。サージ電圧検知用アンテナまたはセンサ12からの
信号は、微分、高周波透過フィルタ、増幅なとの機能を
有する波形整形回路13に導かれ、ト(ツガパルスeを
出力する。
一方、アンテナまたはセンサからの信号、あるいはトリ
カバルスeはE10変換回路14て電気/光信号変換さ
れた後、光ファイバ20.21へ導かれる。また、光フ
ァイバ22.23からの光信号はO/E変換回路15.
16により光/電気信号変換され、それぞれトリガパル
スf1gを出力する。なお、光ファイバ20.21はト
リガパルスeを受けたとき隣接するサージ信号受発信装
置11と同種の左右の二つの装置にそれぞれ光信号を伝
送し、光ファイバ22.23は逆に隣接する左右の二つ
の装置からの光信号をそれぞれサージ信号受発信装置1
1に伝送する。
トリガパルスe、鳳 gは、時間差計測回路17に導か
れ、内部のクロックを用いてトリガパルスeとf、およ
びeとgの時間差を計測する。前者の時間差が式(11
)のt8、後者の時間差か式(12)のt8に相当する
。その結果は比較標定回路部18に導かれる。比較標定
回路部18ではそれぞれの時間差、隣接装置までの距離
、光アイアバ中の光速、その他定数から前記のth、t
mに相当する時間差を求め、さらに、第7図、第8図を
用いて説明した基本的な判定方法で故障の方向や位置を
求め、必要に応して表示のための信号を発信する。
上側のように、本発明のサージ信号受発信装置を用いる
ことにより、少なくとも隣の同種装置の情報を得で、故
障発生が隣の同種装置設置箇所より以遠であるか、ある
いは隣までいくらの距離で発生したかを評定できる。
なお、上記サージ信号受発信装置1]か本発明の送受信
装置を、また、時間差計測回路17及び比較標定回路部
18が本発明の検知手段、送信手段、標定手段を構成し
ている。また、トリガパルスeがサージの到来を示す信
号、トリガパルスf。
gかサージ検知光信号を示す信号である。さらに、先に
示したl、J、に点が本発明のポイントとなる。
光ファイバの連係方法 隣の装置間相互の伝送手段には光ファイノ・を使用する
が、その構成の具体例か第9図である。第9図(a)は
、光出力をそれぞれ別個の出力用光ファイバ20.21
で伝送し、また、光入力をそれぞれ別個の入力用光ファ
イバ22.23で伝送する場合を示しており、左右の装
置との連係にそれぞれ光ファイバを2本使用している。
第9図(b)は光ファイバを左右それぞれ1本使用の場
合の例で、同方向の2組みの光ファイ”20.22およ
び2123で導かれる各出力と入力か光合分岐器24や
光方向性結合器25を通して伝送される。
さで、次に上記した本発明を適用した具体例について述
べる。
具体例 第10図は本発明を送電線に適用した具体例を示す。
3本の送電線31と光ファイ/−、I入り架空地線(O
PGW)32とて基本的に構成された送電線路の途中の
鉄塔部33に、前記した機能を持つサージ信号受発信装
置11等が順次設置されており、これらは相互に0PG
W内の光ファイバにより連係されている。また、送電線
路鉄塔部付近のそれぞれ幾何学的にほぼ同一箇所に取り
付けた電磁力・ツブリングによるサージ検出センサ12
からの信号か装置11に接続される。装置11には、さ
らに、回路を駆動するための太陽電池と蓄電池からなる
電源34、故障の方向、故障区間、あるいは距離を表示
する標定結果表示装置35か接続される。
故障が発生すると、前記した手法により、故障の方向、
距離が表示され、これを現地で確認するか、あるいはそ
の内容を○PGW32経由また他の方法で所定の場所に
伝送することにより、故障発生直後に発生箇所を検知す
ることが可能となる。
標定に2情報を使う理由 なお、前述した例では左右の2情報を使って故障発生点
を標定しているか、2情報を使う理由は以下の通りであ
る。例えば、第11図の故障発生場所とth、tmの極
性、値を示す図においで、3点で故障か発生した場合を
考える。従来技術の問題点に示したように、送電線の故
障発生時のサージは、様々の要因で伝播と共に変形し、
たとえ−鉄塔区間てあっても何等かの変形か生しるので
、サージの到来を受信信号か、あるレベルを超えること
でその到来を検出すると、到来を示すトリカ信号には何
等かの時間誤差を伴なっている。従っで、例えば3点で
故障か発生した場合、左隣の装置からの信号の時間差t
hはth−vs=Hに丁度一致することはなく士△H内
の誤差かある。H+ΔHは理論的にあり得ないので修正
してHと見做せばよいが、H−ΔHは真値である可能性
もある。このため、左隣からの情報のみて標定すると、
故障は、図中のp点より右で生じたことになり、右方向
に送電線が続く場合に位置の標定にはならない。この場
合でも、右隣からの情報を使うと、同様にしてq点より
左の範囲ということが分かるので、両側の情報から、故
障はp−q間で発生したことを特定できることになる。
ただし故障を標定すべき送電線の端部、例えば故障発生
の3点が標定する送電線区間の右端部付近の場合には、
3点よりも右側に送電線はないか、標定する必要かない
ので、右隣からの情報がなくても、p点より右という結
果から、故障はp−J間で発生したと標定することにな
る。
なお、これまでの実績によれば、ΔHは約10%である
ので、前記の4項目(a)〜(d)の判定の基本の中で
、レヘル付近とレベル内のあいまいさを±10%とする
ことが望ましい。
変形例 このことから、3点に対し、左の1点、右のに点の情報
に、さらに、遠方の左や右から信号伝送しそれらの情報
を付加すれば、標定結果をより確かなものとすることが
できるのは明らかである。
この場合には、先の第1図においで、1点で受信した1
点とに点からの光信号によるトリガ信号f。
gをそれぞれ再度、トリガ信号eと同様にに点と1点に
向けて送り出せばよい。
また、このような処理を拡大しで、多数の点でのサージ
到来時間の差を知ることにより広範囲でのサージ伝播状
況を把握しで、サー/の発生場所、つまり故障発生場所
を標定することもてきる。多数の点の情報を使用するこ
とにより、回路動作や伝送ミスをカバーして標定の誤り
を補正できる可能性か高くなることも明らかである。こ
のような、多点の情報の伝送は多芯ファイノ・や信号多
重化技術により可能である。また、次々と送られて来る
サージ到来を示す多数の点のトリ力信号は、その発生タ
イミングは大部分の点て隣の点とはく区間距離/ v 
s )だけの時間ずれかあるので、トリガ信号、または
時間差情報を、最短区間距離での時間ずれ以内に完了す
るようにコントロールすることにより、例えば同一ファ
イバに同一波長で時系列的に伝送し、受信側で、受信順
序、あるいは判明している区間距離を用いて発信点を区
別して受信することもできる。このようにしで、送電線
上の多点でサージ到来タイミング、あるいは左右との時
間差情報を収集することにより、その全体分布からより
正確に故障発生の区間や場所を標定できる。
実施例の効果 以上述べたように本実施例によれば、送電線の両端でサ
ージを受信するのではなく、もつと短い区間でサージを
受信するようにすると共に、架空送電線上のサージ伝播
速度と、光ファイノ・中の光の伝播速度との差を利用し
で、ある区間の境界に到来する送電線のサージと、両隣
りの区間の境界から到来する信号との到来時間を大きく
ずらすようにしたので、処理回路の僅かな雑音や誤差が
生しても、時間差計測に大きな誤差が生ぜず、したかっ
で、分圧器の精度、受信器の増幅回路の精度、波形の記
憶のための高分解能のサンプリング処理装置、高精度波
形分析装置等を必要とせず、装置か簡素化し、経済性に
優れたのもとなるので、般の送電線に容易に適用できる
。その結果、エネルキ伝送たけてなく、情報・通信分野
でもますます停電の少ない電力の安定供給が望まれる社
会要請に十分に応えることができる。
[発明の効果] 本発明によれば、伝播速度の大きく異なるサージ検出と
光信号検出との順序あるいは時間差を求めることにより
、これらの誤差を低減したので、サージ受信方式による
故障標定の精度が、格段に向上するたけてなく、opc
wという伝送路を併設した最近のあらゆる送電線路に適
用か可能であり、応用範囲も拡大することかできる。
特に、線路の重要度に応じで、3箇所から始めで、その
後、必要により追加設置することにより標定精度を高め
ることができるので、経済性を考慮した簡易な故障シス
テムを得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるサージ信号受発信装置の基本構成
図、第2図は一般的な架空送電線説明図、第3図は送電
線途中で故障に伴い発生したサージの時間経過と進行の
説明図、第4図は従来技術によるサージ受信型故障標定
装置の基本説明図、第5図はサージ波形図で、第5図(
a)は故障に伴う発生サージの波形例、第5(b)は発
生サージが送電線を伝播することにより減衰、変歪、反
射等により変形した波形の例、第6図は本発明の原理図
で、第6図(a)は送電線の故障発生の場所とサージ電
波、光信号伝播時間を求めるための説明図、第6図(b
)は故障発生の場所とサージ電波、光信号伝播時間を求
めるための距離・時間チャート図、第7図は本発明の故
障標定のための基準となる装置の配置と故障発生場所に
よるサージ到来時間差の関係を示す図、第8図は送電線
の故障発生場所とサージ到来時間差の関係を説明した図
、第9図は本発明による号−ジ信号受発信装置間の光フ
アイバ連係方法例を示す説明図で、第9図(a)は左右
それぞれ2本の使用説明図、第9図(b)は左右それぞ
れい本の使用説明図、第10図は本発明を送電線に適用
した場合の各種設備、装置類の構成図、第11図は左右
二装置の情報を用いることによる標定精度向上の説明図
である。 11はサージ信号受発信装置、12はサージ受信用アン
テナまたはセンサ、13は波形整形回路、14は電気/
光信号変換回路、1.5.16は光/電気信号変換回路
、17は時間差計測回路、18は比較標定回路部、20
.21は出力用光ファイバ 22.23は入力用光ファ
イバ 24は光合分岐器、25は方向性結合器、31は
送電線、32は0PGW、33は鉄塔、34は電源、3
5は表示装置である。 e〜fニドリカ゛パルス 第1図 送電線途中で故障に伴い発生し?、−1−ノ″の時間経
過と進行の説明図第3図 第2図 (a)故障に伴う発生サージ゛の波形例第4図 (b)発生サーゾ゛の伝播による変形波形例トシ゛波影
図 第7図 (a)左右それぞれ2本の使用例 本実施例による光7y(A”連係方法の例示第9図 ベ− 本実施例による各種設備、装置類の構成第10図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、光ファイバが併設されている送電線の故障位置標定
    装置において、 送電線に沿う3箇所以上のポイントに送受信装置を設け
    、 該送受信装置が、 故障発生に伴うポイントへのサージの到来を検知する手
    段と、 その検知により、検知した一のポイントからサージ検知
    光信号を左右の他のポイントへ上記光ファイバを通して
    送信する手段と、 左右の他のポイントからのサージ検知光信号を受信する
    手段と、 故障発生に伴う上記サージ到来検知と、左右の他のポイ
    ントから受信した複数のサージ検知光信号との時間的順
    序及び時間差をそれぞれ検出して、これらの検出結果か
    ら送電線の故障位置を標定する手段と を備えていることを特徴とする送電線故障位置標定装置
    。 2、送電線に沿う3箇所以上のポイントで、これらのポ
    イントへの故障発生に伴うサージの到来を検知し、 着目ポイントに隣接する左右のポイントで上記サージの
    到来を検知したとき、着目ポイントへサージ検知光信号
    を送出し、 着目ポイントでの上記サージの到来検知と、上記隣接す
    る左右のポイントからのサージ検知光信号の検知との時
    間的順序及び時間差を検出して、故障発生位置を標定す
    るようにしたことを特徴とする送電線故障位置標定方法
JP11315290A 1990-04-27 1990-04-27 送電線故障位置標定装置及びその方法 Pending JPH049777A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009270981A (ja) * 2008-05-09 2009-11-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 落雷電柱検索システム、落雷電柱検索方法および落雷電柱検索プログラム
CN103149502A (zh) * 2013-02-20 2013-06-12 保定浪拜迪电气股份有限公司 基于同步采样装置的输电线路故障测距计算方法

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