JPH049484Y2 - - Google Patents

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JPH049484Y2
JPH049484Y2 JP1983120041U JP12004183U JPH049484Y2 JP H049484 Y2 JPH049484 Y2 JP H049484Y2 JP 1983120041 U JP1983120041 U JP 1983120041U JP 12004183 U JP12004183 U JP 12004183U JP H049484 Y2 JPH049484 Y2 JP H049484Y2
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JP
Japan
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ball
guide member
valve
guide
recess
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JP1983120041U
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JPS6028657U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ボールを安定させる手段を施した
ボールバルブに関する。
(従来のバルブ) 第1図に示した従来のバルブは、その弁体aを
ガイド部材2とボール3とで構成している。
そして、上記ガイド部材2は、その下端の大径
部2aに凹部2bを形成し、この凹部2bに上記
ボール3を組込み、当該ボール3を安定させるよ
うにしている。
(本考案が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来のバルブでは、凹部2b
を形成するために、上記大径部2aを必ず形成し
なければならない。したがつて、この大径部2a
を形成する分だけ、バルブケース4の直径が大き
くなる欠点があつた。
また、ボール3と凹部2bとの寸法関係を正確
にしなければならないので、それだけ弁体aの製
作工程が複雑になる欠点もあつた。
さらに、このように構成した弁体aは、その大
径部2aのみがボデイ4に接触することになる
が、その接触面積が少ないために、当該弁体の安
定性が損なわれる。この問題を解決するために、
第1図に示した従来のバルブでは、上記大径部2
aに突出部2cを形成し、この突出部2cをガイ
ド筒2dに挿入するようにしている。
しかし、この場合には、突出部2cとガイド筒
2dとを特別に設けなければならず、それだけ構
成が複雑になる欠点があつた。
この考案は、ボデイの直径を大きくしなくて
も、ボールを保持できるようにするとともに、ボ
ールとガイド部材との相対関係も簡単に定まり、
しかも構成を簡単にしたボールバルブの提供を目
的にする。
(課題を解決するための手段) この考案は、ボデイのガイド孔に対して摺動自
在に挿入されたガイド部材の端面に、そのガイド
部材と中心を同じくした位置決め孔あるいは凹部
からなる位置決め部を形成し、この位置決め部に
ボールをあてがつた状態でガイド部材とボールと
を溶接してボールバルブを構成するとともに、前
記ガイド部材の外側に、ボールバルブの背部室側
の圧力を逃がすための溝を形成した点に特徴を有
する。
(作用) この考案は、上記のように構成したので、ガイ
ド部材をガイド孔に摺動自在に組み込むことによ
つて、ガイド部材に溶接接合されたボールを、安
定した状態でシート面に接触させることができ
る。
(考案の効果) この考案のボールバルブによれば、ボールの位
置を特定する位置決め部の中心と、ガイド部材の
中心とを一致させたので、ボールガイド部材との
位置決めを正確にでき、ボールを安定した状態で
シート面に接触させられる。したがつて、閉弁状
態で、そのシート部分から油が漏れたりしたりし
ない。
また、従来のように大径部を必要としないの
で、それだけ小型化が可能になるとともに、その
形状が単純になつてコストダウンができる。
さらに、ガイド部材の外周に、ボールバルブの
背部室内の圧力を逃がす溝を形成したので、この
背部室内に圧力がこもらない。このように背部室
内に圧力がこもらないので、ボールバルブの作動
をスムーズにできる。
(本考案の実施例) 第2図〜第4図に示した第1実施例は、その弁
体Vをボール5とガイド部材6とで構成してい
る。つまり、ガイド部材6の端面に、それと中心
を同じくした凹部6dを形成し、この凹部6dに
ボール5を一致させている。したがつて、この凹
部6dにボール5を一致させれば、ボール5は必
然的にガイド部材6の中心に一致する。このよう
にして接触させたガイド部材6とボール5との接
触部分を溶接して、それら両者を一体化してい
る。
そして、この弁体Vは、そのガイド部材6を、
ボデイ7のガイド孔8に摺動自在に組込むが、こ
の状態では、上記ボール5を安定した状態で保持
できる。
このようにボール5と一体にしたガイド部材6
の外周には、その軸線に沿つて溝6bを形成して
いるが、この溝6bはスプリング室9内の圧力を
逃すためのものである。
なお、図中符号6cは、ガイド部材6に形成し
た突部で、スプリング室9内のスプリング10を
ガイドするためのものである。
第5図に示した第2実施例のガイド部材6は、
その中心に位置決め孔6aを形成している。そし
て、この位置決め孔6aは、当該ガイド部材6の
外周と同心加工している。
このようにガイド部材6に形成した位置決め孔
6aの開口端に、上記ボール5を乗せるととも
に、このボール5とガイド部材6との接触部分を
溶接している。
したがつて、この第2実施例でも、前記第1実
施例と同様に、ガイド部材6を、ボデイ7のガイ
ド孔8に摺動自在に組込むことによつて、上記ボ
ール5を安定した状態で保持できる。
このようにした第2実施例では、あらかじめ位
置決め孔6aを形成しているので、この位置決め
孔6aにボール5を一致させることによつて、当
該ボール5の位置を簡単に決めることができる。
したがつて、この第2実施例によれば、前記第1
実施例と同様にガイド部材6とボール5とを、治
具等で位置決めする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は従来の断面図、第2図〜4図はこ
の考案の第1実施例を示すもので、第2図は当該
バルブの適用例を示す断面図、第3図はボールと
ガイド部材との接着状態における断面図、第4図
はガイド部材の正面図、第5図は第2実施例のボ
ールとガイド部材との接着状態における断面図で
ある。 V……弁体、5……ボール、6……ガイド部
材、6a……位置決め孔、7……ボデイ、8……
ガイド孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボデイのガイド孔にガイド部材を摺動自在に挿
    入するとともに、このガイド部材の端面に、ガイ
    ド部材と中心を同じくした位置決め孔あるいは凹
    部からなる位置決め部を形成し、この位置決め部
    にボールをあてがつた状態で、ガイド部材とボー
    ルとを溶接してボールバルブを構成する一方、前
    記ガイド部材の外側に、ボールバルブの背部室側
    の圧力を逃がすための溝を形成してなるボールバ
    ルブ。
JP12004183U 1983-08-01 1983-08-01 ボ−ルバルブ Granted JPS6028657U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12004183U JPS6028657U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 ボ−ルバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12004183U JPS6028657U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 ボ−ルバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028657U JPS6028657U (ja) 1985-02-26
JPH049484Y2 true JPH049484Y2 (ja) 1992-03-10

Family

ID=30275261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12004183U Granted JPS6028657U (ja) 1983-08-01 1983-08-01 ボ−ルバルブ

Country Status (1)

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JP (1) JPS6028657U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5367127U (ja) * 1976-11-09 1978-06-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6028657U (ja) 1985-02-26

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