JPH0491728A - 高収量一代雑種小麦品種の育成方法 - Google Patents
高収量一代雑種小麦品種の育成方法Info
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- JPH0491728A JPH0491728A JP2210015A JP21001590A JPH0491728A JP H0491728 A JPH0491728 A JP H0491728A JP 2210015 A JP2210015 A JP 2210015A JP 21001590 A JP21001590 A JP 21001590A JP H0491728 A JPH0491728 A JP H0491728A
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Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は高収量一代雑種小麦品種の育成方法に関するも
のである。
のである。
〈従来の技術〉
小麦は全世界を通じ、栽培面積、生産量ともに1位の最
重要作物であり、世界人口の増加が予見されているため
に今後さらにいっそうの高収量化か望まれている。
重要作物であり、世界人口の増加が予見されているため
に今後さらにいっそうの高収量化か望まれている。
これまで一代雑種小麦品種育成のための両親の組合せに
ついて常脇、生研技報 第29巻、第40頁−第56頁
(1980年)、米水及び中高、育種学雑誌第39巻(
別冊)、第2374頁−第2375頁(1989年)等
に記載がある。
ついて常脇、生研技報 第29巻、第40頁−第56頁
(1980年)、米水及び中高、育種学雑誌第39巻(
別冊)、第2374頁−第2375頁(1989年)等
に記載がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、上述の従来技術は、効率良く高収量一代
雑種小麦品種を育成する方法としては、必ずしも十分な
ものとは言えない。
雑種小麦品種を育成する方法としては、必ずしも十分な
ものとは言えない。
〈課題を解決するための手段〉
本発明者らは上述の状況に鑑み、高収量一代雑種小麦品
種の育成方法について鋭意検討した結果、ある特定の形
質を育し、かつある特定の系統である小麦品種を両親と
して組合せることにより高収量一代雑種小麦品種を育成
する方法を見い出し、本発明を完成させるに至った。
種の育成方法について鋭意検討した結果、ある特定の形
質を育し、かつある特定の系統である小麦品種を両親と
して組合せることにより高収量一代雑種小麦品種を育成
する方法を見い出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、シロガネコムギの一穂粒数以上の
一穂粒数を有する新中長由来の小麦品種を一方の親とし
、トバリ(Tobarj)の穂数以上の穂数を有するセ
レクションI 4 (Selection14)由来の
小麦品種を他方の親とすることを特徴とする高収量一代
雑種小麦品種の育成方法〔以下、本発明方法と記す。〕
に関するものである。
一穂粒数を有する新中長由来の小麦品種を一方の親とし
、トバリ(Tobarj)の穂数以上の穂数を有するセ
レクションI 4 (Selection14)由来の
小麦品種を他方の親とすることを特徴とする高収量一代
雑種小麦品種の育成方法〔以下、本発明方法と記す。〕
に関するものである。
本発明方法において、一方の親であるシロガネコムギの
一穂粒数以上の一擾粒数を有する新中長由来の小麦品種
とは、日本小麦品種であるシロガネコムギの一穂粒数以
上の一穂粒数を有し、かつ日本小麦品種である新中長を
祖先に持つ小麦品種のことであり、たとえば、シラサギ
コムギ、農林61号、ミナミノコムギ、アサカゼコムギ
、サキガケコムギ、ウシオコムギ、ンロガネコムギ等を
あげることができる。望ましくは、新中長由来の小麦品
種か日本小麦品種である。
一穂粒数以上の一擾粒数を有する新中長由来の小麦品種
とは、日本小麦品種であるシロガネコムギの一穂粒数以
上の一穂粒数を有し、かつ日本小麦品種である新中長を
祖先に持つ小麦品種のことであり、たとえば、シラサギ
コムギ、農林61号、ミナミノコムギ、アサカゼコムギ
、サキガケコムギ、ウシオコムギ、ンロガネコムギ等を
あげることができる。望ましくは、新中長由来の小麦品
種か日本小麦品種である。
ここでいう−穆粒数とは、−穂あたりの着粒数を意味す
る。−穂粒数は気温、日照時間、土壌、肥料および水分
なとの栽培条件によって数値の絶対値は変化するか、品
種間のl穂粒数に関する相対的な関係はそれらの栽培条
件によって影響を受士ない。なお、その代表的例を後述
の実施例1、第1表に示す。
る。−穂粒数は気温、日照時間、土壌、肥料および水分
なとの栽培条件によって数値の絶対値は変化するか、品
種間のl穂粒数に関する相対的な関係はそれらの栽培条
件によって影響を受士ない。なお、その代表的例を後述
の実施例1、第1表に示す。
日本小麦品種である「新中長Jとは、たとえば「麦類品
種−覧」 〔農林省関東東山農業試験場、昭和34年9
り〕第19頁等に記載されるように日本小麦品種「中長
」より分離育成された日本小麦品種で、その農業特性と
しては秋播性程度■、長稈て出穂期は農林61号よりや
や早いことかあげられる。本品種は交雑育種において活
発に交配親として用いられた結果、福永らの日本のコム
ギ品種の育成系譜〔育種学雑誌 第35巻、第89頁第
92頁、(1985年)〕に記載されるように本品種を
少なくとも1つの祖先に持つ小麦品種か多数育成されて
いる。たとえば、現在までに知られている新中長由来の
品種としては、ミクニコムギ、シラサギコムギ、シロガ
ネコムギ、シロワセコムギ、アサカゼコムギ、農林61
号、ニチリンコムギ、チクシコムギ、ヒョクコムギ、フ
ンミコムギ、トヨホコムギ、セトコムギ、ゴガツコムギ
、ウンオコムギ、コブシコムギ、オマセコムギ、ダンチ
コムギ、サギガケコムギ、はっほこむぎ、ジュンレイコ
ムギ、エビスコムギ、農林26号、フンミコムギ、ニシ
カゼコムギ、バカトコムギ、ミナミノコムギなとがあげ
られる。
種−覧」 〔農林省関東東山農業試験場、昭和34年9
り〕第19頁等に記載されるように日本小麦品種「中長
」より分離育成された日本小麦品種で、その農業特性と
しては秋播性程度■、長稈て出穂期は農林61号よりや
や早いことかあげられる。本品種は交雑育種において活
発に交配親として用いられた結果、福永らの日本のコム
ギ品種の育成系譜〔育種学雑誌 第35巻、第89頁第
92頁、(1985年)〕に記載されるように本品種を
少なくとも1つの祖先に持つ小麦品種か多数育成されて
いる。たとえば、現在までに知られている新中長由来の
品種としては、ミクニコムギ、シラサギコムギ、シロガ
ネコムギ、シロワセコムギ、アサカゼコムギ、農林61
号、ニチリンコムギ、チクシコムギ、ヒョクコムギ、フ
ンミコムギ、トヨホコムギ、セトコムギ、ゴガツコムギ
、ウンオコムギ、コブシコムギ、オマセコムギ、ダンチ
コムギ、サギガケコムギ、はっほこむぎ、ジュンレイコ
ムギ、エビスコムギ、農林26号、フンミコムギ、ニシ
カゼコムギ、バカトコムギ、ミナミノコムギなとがあげ
られる。
また日本小麦品種であるシロガネコムギとは、たとえば
「新編 農作物品種解説J農業技術協会発行 第136
頁(1984年)等に記載されるようにシラサギコムギ
と西海104号の組み合わせ後代より育成された品種(
登録番号農林117号)であり、その農業特性としては
、秋播性程度■、多肥密植栽培に適した強短稈で、出穂
期は農林61号より6日早い早生であることかあげられ
る。
「新編 農作物品種解説J農業技術協会発行 第136
頁(1984年)等に記載されるようにシラサギコムギ
と西海104号の組み合わせ後代より育成された品種(
登録番号農林117号)であり、その農業特性としては
、秋播性程度■、多肥密植栽培に適した強短稈で、出穂
期は農林61号より6日早い早生であることかあげられ
る。
一方、本発明方法において、他方の親であるトバリ(T
obari)の穂数以上の穂数を有するセレクション1
4 (Selection14)由来の小麦品種とは、
国際コムギ・トウモロコシ研究所(以下、C[MMYT
と記す。)小麦品種であるトバリ(Tobari)の穂
数以上の穂数を存し、かつセレクション14(SeIe
ction14)を祖先に持つ小麦品種のことてあり、
たとえば、レルマロホ(アンバー) (Lerma
Roj。
obari)の穂数以上の穂数を有するセレクション1
4 (Selection14)由来の小麦品種とは、
国際コムギ・トウモロコシ研究所(以下、C[MMYT
と記す。)小麦品種であるトバリ(Tobari)の穂
数以上の穂数を存し、かつセレクション14(SeIe
ction14)を祖先に持つ小麦品種のことてあり、
たとえば、レルマロホ(アンバー) (Lerma
Roj。
(Amber)) 、イエコラ(Yecora) 、レ
ルマロホ(Lerma Rojo) 、イエコラロホ(
Yecora Ro jo)、イニア66アール(l
nia 66R) 、hバリ(Tobari)等をあげ
ることかできる。望ましくはセレクション14 (Se
lection14)由来の小麦品種かC[MMYT小
麦品種である。
ルマロホ(Lerma Rojo) 、イエコラロホ(
Yecora Ro jo)、イニア66アール(l
nia 66R) 、hバリ(Tobari)等をあげ
ることかできる。望ましくはセレクション14 (Se
lection14)由来の小麦品種かC[MMYT小
麦品種である。
ここでいう穂数とは、個体当りの穂数を意味する。穂数
は気温、日照時間、土壌、肥料および水分なとの栽培条
件によって数値の絶対値は変化するか、品種間の穂数に
関する相対的な関係はそれらの栽培条件によって影響を
受けない。なお、その代表的例を後述の実施例2、第2
表に示す。
は気温、日照時間、土壌、肥料および水分なとの栽培条
件によって数値の絶対値は変化するか、品種間の穂数に
関する相対的な関係はそれらの栽培条件によって影響を
受けない。なお、その代表的例を後述の実施例2、第2
表に示す。
CIMMYT小麦品種であるセレクション1.4 (S
election14)とは、たとえばエフ・ジー・エ
ッチ・ルブトン(F、 G、 H,Lupton)のr
WHEAT BREEDtNGJ(Chapman a
nd Hall Ltd、 (1987年))第69
頁等に記載されるように、日本小麦品種である農林10
号にアメリカ小麦品種であるプルポア(Brevor)
を戻し交配した後代より育成された系統の品種で、農林
10号の半矯性遺伝子を持っており、その農業特性は短
稈、多収である。本品種は交雑育種において活発に交配
親として用いられた結果、エム・デ4”ゲール(M、
D、 Ga le)らのC[MMYT小麦品種の育成系
譜CEuphyt i ca 第30巻、第355頁
−第361頁、 (1981年)〕等に記載されるよう
に本品種を少なくとも1つの祖先に持つ小麦品種か多数
育成されている。たとえば、現在までに知られているセ
レクションI 4 (Selection14)由来の
品種としては、ビティック(Pitic)、ソノラ(S
onora) 、アズテカ(Azteca) 、シアノ
(C1ano)、イニア(Inia) 、タノリ(Ta
nori) 、サラマン力(Sal、amanca)、
ジャプル(Jaral)、イエコラ(Yecora)
、サリック(5aric)、カシエム(Cajeme)
、トバリ (Tobari) 、チッパ:7 (Te5
opaco)、レル752 (Lerma 52) 、
レルマロホ(Lerma R。
election14)とは、たとえばエフ・ジー・エ
ッチ・ルブトン(F、 G、 H,Lupton)のr
WHEAT BREEDtNGJ(Chapman a
nd Hall Ltd、 (1987年))第69
頁等に記載されるように、日本小麦品種である農林10
号にアメリカ小麦品種であるプルポア(Brevor)
を戻し交配した後代より育成された系統の品種で、農林
10号の半矯性遺伝子を持っており、その農業特性は短
稈、多収である。本品種は交雑育種において活発に交配
親として用いられた結果、エム・デ4”ゲール(M、
D、 Ga le)らのC[MMYT小麦品種の育成系
譜CEuphyt i ca 第30巻、第355頁
−第361頁、 (1981年)〕等に記載されるよう
に本品種を少なくとも1つの祖先に持つ小麦品種か多数
育成されている。たとえば、現在までに知られているセ
レクションI 4 (Selection14)由来の
品種としては、ビティック(Pitic)、ソノラ(S
onora) 、アズテカ(Azteca) 、シアノ
(C1ano)、イニア(Inia) 、タノリ(Ta
nori) 、サラマン力(Sal、amanca)、
ジャプル(Jaral)、イエコラ(Yecora)
、サリック(5aric)、カシエム(Cajeme)
、トバリ (Tobari) 、チッパ:7 (Te5
opaco)、レル752 (Lerma 52) 、
レルマロホ(Lerma R。
」0)、イニア “ニス゛ (In1a ’S’ )、
トリム(Torim)、バイカム(Vicam)、ノル
テノ(Norteno)、シュパテ:) 0upate
co’) 、ココラフ(Cocoraque’)、バロ
7 (Paloma) 、ナコザリ(Nacozari
) 、ペンシャモ(Pen jamo)、スペルX (
SuperX) 、カリアンツナ(Kalyanson
a) 、メキシパク(Mexipak)、インダス([
ndas)、ツナ(Sona) 、サラゴザ(Zara
、goza)などがあげられる。
トリム(Torim)、バイカム(Vicam)、ノル
テノ(Norteno)、シュパテ:) 0upate
co’) 、ココラフ(Cocoraque’)、バロ
7 (Paloma) 、ナコザリ(Nacozari
) 、ペンシャモ(Pen jamo)、スペルX (
SuperX) 、カリアンツナ(Kalyanson
a) 、メキシパク(Mexipak)、インダス([
ndas)、ツナ(Sona) 、サラゴザ(Zara
、goza)などがあげられる。
また、C[MMYT小麦品種であるトバリ(Tobar
i)とは、たとえば、前記のCIMMYT小麦品種の育
成系譜第357頁等に記載されるようにソノラ(Son
。
i)とは、たとえば、前記のCIMMYT小麦品種の育
成系譜第357頁等に記載されるようにソノラ(Son
。
ra)を交配冊本として育成された品種で、その農業特
性としては短稈で、穂か大きいことかあげられる。
性としては短稈で、穂か大きいことかあげられる。
本発明方法により得られる高収量一代雑種小麦品種とは
、1962年(昭和37年)に22万4千ha(全作付
面積の45.4%)作付された記録を有し、現在もなお
関東地方以西の1a府県において奨励品種として約7万
haの作付けかある日本小麦基準品種である農林61号
よりも高い収量を与える一代雑種品種をいう。好ましく
は農林61号に対して30%以上の高収量を与える一代
雑種小麦品種である。
、1962年(昭和37年)に22万4千ha(全作付
面積の45.4%)作付された記録を有し、現在もなお
関東地方以西の1a府県において奨励品種として約7万
haの作付けかある日本小麦基準品種である農林61号
よりも高い収量を与える一代雑種品種をいう。好ましく
は農林61号に対して30%以上の高収量を与える一代
雑種小麦品種である。
本発明方法は、下記の通常行なわれる一代雑種の作成方
法を用いことかできる。すなわち、一般的には、存性生
殖の際の受粉過程を制御して雑種を得る方法かあげられ
るが、たとえば次のように行なわれる。
法を用いことかできる。すなわち、一般的には、存性生
殖の際の受粉過程を制御して雑種を得る方法かあげられ
るが、たとえば次のように行なわれる。
まず母本となる一方の親品種(母親品種)を決め、該品
種の雄しべを受粉前に除き、自分の花粉による受粉を妨
げる。そして除雄された該母親品種に、父本となる他方
の親品種(父親品種)の花粉を受粉させること(他家受
粉)によって育成される。場合によっては袋をかけて他
の花粉の受粉を妨げることもてきる。得られた種子か一
代雑種であることを確認するには、該種子を播いて栽培
することによって行なうことができる。
種の雄しべを受粉前に除き、自分の花粉による受粉を妨
げる。そして除雄された該母親品種に、父本となる他方
の親品種(父親品種)の花粉を受粉させること(他家受
粉)によって育成される。場合によっては袋をかけて他
の花粉の受粉を妨げることもてきる。得られた種子か一
代雑種であることを確認するには、該種子を播いて栽培
することによって行なうことができる。
なお、受粉してもその後の胚発育か異常な場合には、胚
培養、胚珠培養、子房培養など、の組織培養等の技術と
組み合せて行なうこともできる。
培養、胚珠培養、子房培養など、の組織培養等の技術と
組み合せて行なうこともできる。
その他の方法としては、化学交雑剤(雄性不稔剤)を利
用する方法や細胞質雄性不稔または核雄性不稔を利用す
る方法もあげることかできる。
用する方法や細胞質雄性不稔または核雄性不稔を利用す
る方法もあげることかできる。
本発明方法に関する交配の組合せにおいて、方の親品種
は母本としてまたは父本として用いることかできる。こ
の場合には他方の親品種は父本としてまたは母本として
用いられることになる。
は母本としてまたは父本として用いることかできる。こ
の場合には他方の親品種は父本としてまたは母本として
用いられることになる。
栽培は通常の方法で行なうことかできる。
また、本発明の高収量一代雑種小麦品種は病虫害耐性な
との栽培上好ましい性質を両親から受は継ぐことも可能
である。
との栽培上好ましい性質を両親から受は継ぐことも可能
である。
〈実施例〉
以上、具体例を挙げて本発明をより詳細に説明するかも
ちろん本発明は以下の例のみに限定されるものではない
。
ちろん本発明は以下の例のみに限定されるものではない
。
なお、後述の比較例2に示されるGP265およびGP
257はケー・ジー・ブリッジス(K、 G、 Br1
gg5)ら、CROP SC[ENCE、第25巻、第
3−4月号、(1985年)等に記載されるような早生
の春播用小麦で、アルバータ大学植物科学科(THE
DEPARTMENT OF PLANT SC[EN
CE、 UN[VER3rTY OF ALB8RTA
)によって育成された品種である。また比較例3に示さ
れるハルヒカリおよびハルミノリは「麦の多収穫技術」
財団法人富民協会発行、昭和58年、第243頁等に記
載されるような春播用小麦で、北見農試によって育成さ
れた品種である。
257はケー・ジー・ブリッジス(K、 G、 Br1
gg5)ら、CROP SC[ENCE、第25巻、第
3−4月号、(1985年)等に記載されるような早生
の春播用小麦で、アルバータ大学植物科学科(THE
DEPARTMENT OF PLANT SC[EN
CE、 UN[VER3rTY OF ALB8RTA
)によって育成された品種である。また比較例3に示さ
れるハルヒカリおよびハルミノリは「麦の多収穫技術」
財団法人富民協会発行、昭和58年、第243頁等に記
載されるような春播用小麦で、北見農試によって育成さ
れた品種である。
実施例1
下記の新中長由来の小麦品種を兵犀県加西市岸呂町字塩
ノ山636の2にある住友化学工業■加西試験農場に、
1988年11月に1品種当り20粒を10an間隔で
個体値えし、1989年6月に各品種について最も平均
的な5個体を選び収穫した。肥培条件は元肥6 kg/
10a (Nとして)、追肥4 kg/l0a(2月上
旬、Nとして)であった。各個体の穂数は収穫時に調査
した。収穫後脱穀を行ない、粒数を調査した。−穂粒数
は上記粒数と穂数から算出された。
ノ山636の2にある住友化学工業■加西試験農場に、
1988年11月に1品種当り20粒を10an間隔で
個体値えし、1989年6月に各品種について最も平均
的な5個体を選び収穫した。肥培条件は元肥6 kg/
10a (Nとして)、追肥4 kg/l0a(2月上
旬、Nとして)であった。各個体の穂数は収穫時に調査
した。収穫後脱穀を行ない、粒数を調査した。−穂粒数
は上記粒数と穂数から算出された。
その結果を第1表に示した。
第1表;新中長由来の小麦品種の一穂粒数実施例2
下記のセレクション14由来の小麦品種を前記の加西試
験農場に、1988年11月に1品種当り20粒を]、
Oan間隔で個体値えし、1989年6月に各品種につ
いて最も平均的な5個体を選び収穫した。
験農場に、1988年11月に1品種当り20粒を]、
Oan間隔で個体値えし、1989年6月に各品種につ
いて最も平均的な5個体を選び収穫した。
肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとして)、追肥
4kg/IOa (2月上旬、Nとして)であった。各
個体の穂数は収穫時に調査した。
4kg/IOa (2月上旬、Nとして)であった。各
個体の穂数は収穫時に調査した。
その結果を第2表に示した。
第2表;セレンクレヨン14由来の
小麦品種の穂数
実施例3
シロガネコムギの一秘粒数以上の一穂粒数を有する新中
長由来の小麦品種とドパ’J (Tobari)の穂数
以上の穂数を有するセレクションI 4 (Selec
tion14)由来の小麦品種との組合せに関して、そ
の一代雑種小麦品種の収量性を試験した。各組合せ品種
は前記の加西試験場で、1987年11月に親品種を播
種し、1988年5月に除雄された母親品種に父親品種
の花粉を受粉させることによって一代雑種である品種の
種子を得た。
長由来の小麦品種とドパ’J (Tobari)の穂数
以上の穂数を有するセレクションI 4 (Selec
tion14)由来の小麦品種との組合せに関して、そ
の一代雑種小麦品種の収量性を試験した。各組合せ品種
は前記の加西試験場で、1987年11月に親品種を播
種し、1988年5月に除雄された母親品種に父親品種
の花粉を受粉させることによって一代雑種である品種の
種子を得た。
前記の加西試験農場に、1988年11月に1品種当り
20粒を10an間隔で個体値えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/10a (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
20粒を10an間隔で個体値えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/10a (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
その結果を第3表に示した。
第3表1一代雑種小麦品種の収量性
比較例1
ソロガネコムギの一穂粒数以上の一穂粒数を有する新中
長由来の小麦品種とトバリ(Tobari)の穂数より
も少ない穂数を有するセレクション14(5elect
ion14)由来の小麦品種との組合せおよびンロガネ
コムギより少ない一穂粒数を有する新中長由来の小麦品
種とトバリ(Tobari)の穂数以上の穂数を有する
セレクションl 4 (3e1ection14)由来
の小麦品種との組合せに関して、その一代雑種小麦品種
の収量性を試験した。
長由来の小麦品種とトバリ(Tobari)の穂数より
も少ない穂数を有するセレクション14(5elect
ion14)由来の小麦品種との組合せおよびンロガネ
コムギより少ない一穂粒数を有する新中長由来の小麦品
種とトバリ(Tobari)の穂数以上の穂数を有する
セレクションl 4 (3e1ection14)由来
の小麦品種との組合せに関して、その一代雑種小麦品種
の収量性を試験した。
各組合せ品種は前記の加西試験場で、1987年11月
に親品種を個体植えし、1988年5月に除雄された母
親品種に父親品種の花粉を受粉させることによって、一
代雑種である品種の種子を得た。
に親品種を個体植えし、1988年5月に除雄された母
親品種に父親品種の花粉を受粉させることによって、一
代雑種である品種の種子を得た。
前記の加西試験農場に、1988年11月に1品種当り
20粒を10ao間隔で個体植えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/10a (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
20粒を10ao間隔で個体植えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/10a (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
その結果を第4表に示した。
比較例2
新中長山来てない小麦品種を前記の加西試験農場に、1
989年11月に1品種当り20粒を10an間隔て個
体植えし、1989年6月に収穫した。肥培条件は元肥
6 kg/10a (Nとして)、追肥4 kg/IO
a (2月上旬、Nとして)であった。各個体の穂数は
収穫時に調査した。収穫は各品種について最も平均的な
5個体を選び行ない、脱穀後、粒数を調査した。−穂粒
数は上記粒数と穂数がら算出された。
989年11月に1品種当り20粒を10an間隔て個
体植えし、1989年6月に収穫した。肥培条件は元肥
6 kg/10a (Nとして)、追肥4 kg/IO
a (2月上旬、Nとして)であった。各個体の穂数は
収穫時に調査した。収穫は各品種について最も平均的な
5個体を選び行ない、脱穀後、粒数を調査した。−穂粒
数は上記粒数と穂数がら算出された。
その結果を第5表に示した。
比較例3
セレクション14由来てない小麦品種を前記の加西試験
農場に、1988年11月に1品種当り20粒を1Oa
n間隔で個体植えし、1989年6月に各品種について
最も平均的な5個体を選び収穫した。肥培条件は元肥6
kg/10a (Nとして)、追肥4 kg/10a
(2月上旬、Nとして)であった。各個体の穂数は収
穫時に調査した。
農場に、1988年11月に1品種当り20粒を1Oa
n間隔で個体植えし、1989年6月に各品種について
最も平均的な5個体を選び収穫した。肥培条件は元肥6
kg/10a (Nとして)、追肥4 kg/10a
(2月上旬、Nとして)であった。各個体の穂数は収
穫時に調査した。
その結果を第6表に示した。
第6表;セレクション14由来でない
小麦品種の穂数
比較例4
シロガネコムギ以上の一穂粒数を有する新中長由来てな
い小麦品種とトバリの穂数以上の穂数を有するセレクシ
ョン14山来てない小麦品種との組合せに関して、その
一代雑種小麦品種の収量性を試験した。
い小麦品種とトバリの穂数以上の穂数を有するセレクシ
ョン14山来てない小麦品種との組合せに関して、その
一代雑種小麦品種の収量性を試験した。
各組合せ品種は前記の加西試験場で、1987年11月
に親品種を播種し、1988年5月に除雄された母親品
種に父親品種の花粉を受粉させることによって一代雑種
である品種の種子を得た。
に親品種を播種し、1988年5月に除雄された母親品
種に父親品種の花粉を受粉させることによって一代雑種
である品種の種子を得た。
前記の加西試験農場に、1988年11月に1品種当り
20粒を10an間隔て個体植えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/loa (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
20粒を10an間隔て個体植えし、1989年6月に
収穫した。肥培条件は元肥6 kg/10a (Nとし
て)、追肥4 kg/loa (2月上旬、Nとして)
であった。収穫は各品種について最も平均的な5個体を
選び行ない、脱穀後、収量を測定した。収量は個体当り
の平均値で表わし、基準品種である農林61号に対する
収量の増加割合をパーセントで表示した。
その結果を第7表に示した。
第7表、一代雑種小麦品種の収量性
〈発明の効果〉
本発明方法により、高収量品種の育成を容易に、かつ効
率的に行なうことか可能となった。これにより栽培方法
の改良および病虫害防除方法の改良などのための新たな
資本や労力の投入を必要とせず、これまでと基本的に同
じ栽培条件で基準品種以上の高収量を与えることができ
た。
率的に行なうことか可能となった。これにより栽培方法
の改良および病虫害防除方法の改良などのための新たな
資本や労力の投入を必要とせず、これまでと基本的に同
じ栽培条件で基準品種以上の高収量を与えることができ
た。
Claims (2)
- (1)シロガネコムギの一穂粒数以上の一穂粒数を有す
る新中長由来の小麦品種を一方の親とし、トバリ(To
bari)の穂数以上の穂数を有するセレクション14
(Selection14)由来の小麦品種を他方の親
とすることを特徴とする高収量一代雑種小麦品種の育成
方法。 - (2)新中長由来の小麦品種が日本小麦品種であり、セ
レクション14(Selection14)由来の小麦
品種が国際コムギ・トウモロコシ研究所小麦品種である
ことを特徴とする請求項1記載の高収量一代雑種小麦品
種の育成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210015A JPH0491728A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 高収量一代雑種小麦品種の育成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2210015A JPH0491728A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 高収量一代雑種小麦品種の育成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0491728A true JPH0491728A (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=16582416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2210015A Pending JPH0491728A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 高収量一代雑種小麦品種の育成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0491728A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103975845A (zh) * | 2014-05-09 | 2014-08-13 | 中国农业科学院棉花研究所 | 一种选育高产、超高产多抗小麦的方法 |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP2210015A patent/JPH0491728A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103975845A (zh) * | 2014-05-09 | 2014-08-13 | 中国农业科学院棉花研究所 | 一种选育高产、超高产多抗小麦的方法 |
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