JPH0490031A - エラー検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 概要 コンピュータプログラムに含まれるエラーの検出装置に
関し、 コンピュータプログラム開発の高効率化を図ることを目
的とし、 エラーを検出すべきプログラムについて実施された全て
の更新位置、更新内容及び更新者名を記憶保持する更新
履歴管理ファイルと、該プログラム及び該更新履歴管理
ファイルに基づき更新位置毎に、最終更新者データを作
成する最終更新者データ作成部と、前記プログラムに含
まれるエラーを検出するエラー検出部と、前記最終更新
者データを参照し、該エラー検出部による検出結果に、
対応する最終更新音名を付加して出力するエラー出力部
とを備えて構成する。

産業上の利用分野 本発明は、コンピュータプログラムに含まれるエラーの
検出装置に関する。

コンピュータプログラムの大規模化及びコンビコータネ
ットワークの拡大に伴い、一つのプログラムは細分化さ
れ、多数のプログラマによってそれぞれ分担し作成され
た後、最終的に１本にまとめられるいわゆる分散開発が
一般に行われている。

最終的に１本にまとめられたプログラムは種々の試験を
経てそのエラーが除去されてその完成を見る。この試験
において発見されたエラーは、エラーが発生した部分を
作成し、あるいは修正したプログラマ、あるいはその関
連部署のプログラマによって修正されるのが効率的であ
るが、上述したように、多数のプログラマが開発に参加
していることから、その特定が難しく、エラーの検出後
修正作業に至るまでに多くの時間、工数を必要とする。

このため、開発に参加しているプログラマが自己が作成
し、あるいは過去に修正した部分にエラーが発生した場
合に、速やかにこれを認識できるようにする必要がある
。

従来の技術 従来、コンピュータプログラムに含まれる文法的な誤り
等のエラーの検出は、コンパイラ等がその機能として備
えるエラー検出機能を利用してなされており、この機能
はコンパイルを実施しているシステムにおいて、該エラ
ーの内容や該エラーのプログラム内における発生位置を
、ドキュメント等として出力するものである。そして、
検出されたエラーの各プログラマに対するフィードバッ
クは当該出力された全てのドキュメントを各プログラフ
に配布し、あるいは、コンパイル担当者がプログラムの
設計仕様書等に基づいて当該エラー発生箇所に関与した
プログラマを特定し該当するプログラマに対してその内
容を通知していた。上記ドキュメントが配布されたプロ
グラマは、このドキュメント内から自己が作成し、ある
いは過去に修正した部分に関するエラーが記述されてい
るか否かを判断し、該当する場合に当該エラー発生箇所
の修正を実施する。

このように、検出されたエラーとこの部分を作成しある
いは過去に修正したプログラマとの対応関係は、人手に
より調査されていた。

発明が解決しようとする課題 しかし、従来の如く、検出されたエラーと該エラー発生
箇所を担当したプログラマとの対応関係を人手により選
別するのは、開発に関与するプログラマ数の増大等に伴
い、煩雑で非常に工数のかかる作業であり、多くの時間
を必要とし、プログラムの早期開発の障害になっている
という問題があった。

また、発見漏れや通知漏れ等により、未修正のまま放置
され、再度のコンパイルの際に再びエラーが検出される
等、非効率的であった。

本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、開
発に参加したプログラマが自己が作成し、あるいは過去
に修正した部分にエラーが発生した場合に速やかにこれ
を認識できるようにし、コンピュータプログラム開発の
高効率化を図ることを目的としている。

課題を解決するための手段 上述した課題を解決するため、第１図にその原理構成を
示すようなエラー検出装置を提供する。

本エラー検出装置は、エラーを検出すべきプログラム１
について実施された全ての更新位置、更新内容及び更新
者基を記憶保持する更新履歴管理ファイル２と、該プロ
グラム１及び該更新履歴管理ファイル２に基づき更新位
置毎に、最終更新者データ３を作成する最終更新者デー
タ作成部４と、前記プログラム１に含まれるエラーを検
出するエラー検出部５と、前記最終更新者データ３を参
照し、該エラー検出部５による検出結果に、対応する最
終更新者名を付加して出力するエラー出力部６とを備え
ている。

さらに、更新者名及び該更新者名に対応するメールアド
レスをユーザ情報７として記憶保持するユーザ情報保持
部と、前記最終更新者データ３及び該ユーザ情報７を参
照し、エラー検出部５による検出結果についての最終更
新者のメールアドレスを求めるメールアドレス検索部８
と、前記エラー出力部６による出力を、該メールアドレ
ス検索部８で求められたメールアドレスに従って電子メ
ールとして送出するメール送出部９とを備えている。

尚、本願明細書中において、更新者とは、プログラムに
修正を施したプログラマをいい、プログラムに修正が施
されていない場合には新規に作成したプログラマをいう
ものとする。

作　　　用 本発明によれば、エラー検出部５によって検出されたプ
ログラム１内のエラーは、エラー出力部６において、そ
れぞれのエラーに対して、最終更新者データ３に基づい
て当該エラーが発生した部分に最後に関与した更新者名
が付加されて出力される。さらに必要があれば、この出
力はメール送出部９により各最終更新者毎にまとめられ
てそれぞれ電子メールとされ、この電子メールは当該最
終更新者に対応するメールアドレスに従って、通信回線
等を介して当該更新者が使用する端末等に届けることが
できる。

このように本発明によれば、検出されたエラーに、該エ
ラーが発生した部分に最後に関与した最終更新者名が付
加されて出力されると共に、このエラー情報（当該最終
更新者に関係ある部分に限る）を当該最終更新者に電子
メールによりそれぞれ配布することができるようになっ
ている。このように、エラーの検出から該エラー発生箇
所の最終更新者に対して当該エラー情報を通知するまで
の全てが自動化されているから、正確なエラー情報を速
やかに該当する更新者に通知することができ、当該更新
者はこのエラー情報に基づいてプログラム１の該当する
箇所を容易に修正することができる。

実　　施　　例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は第１図におけるプログラム１の一例であり、交
換機の呼処理プログラム（タスクモジュール）の一部を
示している。第２図においてパーセント　（％）から最
初のスペースに至るまでがコマンドであり、該スペース
以降が該コマンドが採るパラメータである。更に右側に
示されている数字は行番号である。本実施例においては
、バージョン１、バージョン２、バージョン３の順に順
次修正が施されたものとする。

第３図は第１図における更新履歴管理ファイル２の一例
を示している。この更新履歴管理ファイル２は、プログ
ラム１に修正が加えられる毎に、即ちプログラム１がバ
ージョンアップされる毎に修正位置（行番号）、修正し
たプログラマ塩及びその修正内容が全て記述されたファ
イルである。

即ち、プログラマＡによりバージョン１が新規に作成さ
れ、プログラマＢによってこれの６１００行目が削除さ
れ、図示の如きコマンド及びパラメータが追加されてバ
ージョン２となり、更に、プログラマＣにより、６２０
０２００行目メータが一部追加され、バージョン３とな
るまでの履歴が格納されている。

第４図は第１図における最終更新者データ３の一例を示
している。（ａ）、　（ｂ）、　（Ｃ）はプログラムの
各バージョンに対応しており、各バージョンに対応して
、修正が行われた行番号毎に最終更新者名が記述されて
いる。このデータは最終更新者作成部４により更新履歴
管理ファイル２に基づいて作成される。

第５図は最終更新者作成部４による処理を示すフローチ
ャートである。まず作業変数Ｎにパージョンの数を代入
し、作業変数ｎにＯを代入する（ステップ５０１）。次
いで、ステップ５０２において、ｎ＝Ｎを判定し、真な
らば処理を終了し、偽ならば作業変数ｎに１を加算して
（ステップ５０３）、ステップ５０４においてｒ＝ｌを
判定し、真ならばデフォルト値としてバージョン１の作
成者を設定しくステップ５０５）、ステップ５０２に戻
る。ステップ５０４において偽ならば、作業変数Ｍにバ
ージョンｎの変更数（変更箇所の総数）を代入しくステ
ップ５０６）　、ステップ５０７において、Ｍ＝０を判
定し、真ならばステップ５０２に戻り、偽ならばステッ
プ５０８に進む。

ステップ５０８において、追加、更新、削除のいずれに
該当するかを判定し、追加又は更新の場合にはステップ
５０９において、行番号とプログラマ塩（追加、更新者
名）の組を設定し、ステップ５１０に進む。ステップ５
０８において、削除の場合にはステップ５１０に進む。

ステップ５１０において作業変数Ｍから１を減算し、ス
テップ５０７に戻る。このような処理によって、第３図
に示される更新履歴管理ファイル２から第４図に示され
る最終更新者データ３が作成される。

第６図は第１図におけるユーザ情報７の一例を示してい
る。このデータはこのプログラムの開発に関与したプロ
グラマ（Ａ、Ｂ、Ｃ）名と、各プログラマに対するメー
ルの送付先であるメールアドレス（イ１１ロ、ハからな
り、予め設定・登録されているものである。

然して、エラーの検出を実施すべきプログラム１がエラ
ー検出部５に入力されると、エラー検出部５は該プログ
ラム１内の文法的な誤り等を検出し、エラー内容と該エ
ラーが発生した行番号とをエラー出力Ｂ６に渡す。エラ
ー出力部６においては、渡された行番号に基づいて最終
更新者データ３を検索し、エラーが検出された行番号の
最終更新者（６１００行はプログラマＢ、６２００行は
プログラマＣ）を得て、エラー検出部５から渡されたエ
ラー内容にこれらを付加して出力する。

この出力は、例えば第７図に示されているようにドキュ
メントとして出力される。即ち、行番号６０００には誤
りはない。行番号６１００にはエラーが検出されており
、その内容はｒｓＴＯＰは上記マクロの第一パラメータ
として許容されていない。」というものであり、その最
終更新者はプログラマＢである旨が示されている。行番
号６２００．６３００は上記と同様であるので説明は省
略する。

このように、各行番号に対応してエラーの発生の有無が
一目でＳ忍識できるものであり、エラーが発生している
場合には、当該エラー内容とその最終更新音名が対応し
て記述されているから、このドキュメント又はこのドキ
ュメントの一部を各最終更新者に対して配布することに
より、各最終更新者はプログラム１内の該当するエラー
をそれぞれ容易に修正することが可能となる。

ここで、仮にエラーの出た行番号が最終更新者データ３
の中に明示されていない場合には（例えば、行番号６３
００）、デフォルトとして設定されているプログラマ（
Ａ）を最終更新者として出力する。

また、エラー出力部６による出力は、ドキュメントとし
て出力するばかりでなく、電子メールとして各プログラ
マに配送することができる。即ち、メールアドレス検索
部８は、エラー出力部６から、エラーが検出された部分
を担当した最終更新音名を受は取り、これに基づきユー
ザ情報７を検索して対応するメールアドレスを得てメー
ル送出部９に渡す。メール送出部９は、エラー出力部６
からエラー内容等を受は取り、第８図に示されているよ
うに、宛名、定形文章、プログラム名、行番号、記述内
容、エラーメツセージを内容とするメールを作成し、図
示しない通信網を介して該当するプログラマ（Ｂ）にメ
ールを送出する。メールを受は取ったプログラマ（Ｂ）
はこのメールの内容に基づいてプログラム１の該当する
箇所を容易に修正することができる。

このように、本実施例によれば、プログラム１のエラー
検出とほぼ同時に、当該エラー内容を該当箇所を作成し
、又は更新したプログラマに速やかに通知することがで
き、通知を受けたプログラマはこれに基づいて速やかに
プログラム１の該当する箇所を修正することが可能とな
る。これにより、プログラムの修正に伴う作業工数を大
幅に削減することが可能となり、また、通知漏れ等もな
くすことができるので、プログラムの開発効率を大幅に
向上することができる。

発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したから、エラーの出
力を行う際に同時にその最終更新者名も表示でき、当該
エラーが誰の手によるものなのかを即座にＫｎ　Ｅｌ＆
することが可能となる。これにより、当該エラー内容を
該当箇所を作成し、あるいは修正したプログラマにそれ
ぞれ速やかに通知することができ、コンピュータプロプ
ラム開発の高効率化を図ることができるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成図、 第２図はエラーを検出すべきプログラムの一例を示す図
、 第３図は更新履歴管理ファイルの一例を示す図、第４図
は最終更新者データの一例を示す図、第５図は最終更新
者データ作成部の処理を示すフローチャート、 第６図はユーザ情報の一例を示す図、 第７図は出力結果の一例を示す図、 第８図は当該出力結果をメールとした場合の一例を示す
図である。 １・・・プログラム、 ２・・・更新履歴管理ファイル、 ３・・・最終更新者データ、 ４・・・最終更新者データ作成部、 ５・・・エラー検出部、 ６・・・エラー出力部、 ７・・・ユーザ情報、 ８・・・メールアドレス検索部、 ９・・・メール送出部。 第２図 （ａ） 第 図 （ｂ） 第 図 第 図 （ｅ） ％ＣＣＮ５Ｔ ＳＣＣＮ。 Ｉ。 ％ＴＳＫＦＬ 偶力化 第７ 第 図 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エラーを検出すべきプログラム（１）について実施
   された全ての更新位置、更新内容及び更新者名を記憶保
   持する更新履歴管理ファイル（２）と、該プログラム（
   １）及び該更新履歴管理ファイル（２）に基づき更新位
   置毎に、最終更新者データ（３）を作成する最終更新者
   データ作成部（４）と、 前記プログラム（１）に含まれるエラーを検出するエラ
   ー検出部（５）と、 前記最終更新者データ（３）を参照し、該エラー検出部
   （５）による検出結果に、対応する最終更新者名を付加
   して出力するエラー出力部（６）とを備えてなることを
   特徴とするエラー検出装置。 ２、更新者名及び該更新者名に対応するメールアドレス
   をユーザ情報（７）として記憶保持するユーザ情報保持
   部と、 前記最終更新者データ（３）及び該ユーザ情報（７）を
   参照し、エラー検出部（５）による検出結果についての
   最終更新者のメールアドレスを求めるメールアドレス検
   索部（８）と、 前記エラー出力部（６）による出力を、該メールアドレ
   ス検索部（８）で求められたメールアドレスに従って電
   子メールとして送出するメール送出部（９）とを備えて
   なることを特徴とする請求項１に記載のエラー検出装置
   。