JPH048334Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案の電子計測器用パネル構造は、計測器用
筺体の前面に取り付けられるパネル、パネルの外
周に取付けられる枠等を一体化して構造を簡潔に
すると共にそれらの組み立てを容易にしたもので
ある。

（従来技術） 従来の電子計測器用パネル構造は第４図のよう
に、ベーゼルＡ、枠Ｂ、表示板Ｃ、パネルＤ、ブ
ラウン管保持体Ｅが別々に作られ、これらを組立
てゝ筺体Ｆに取り付けられていた。

（考案が解決しようとする問題点） 第４図のパネル構造は部品点数が多いため製作
コストが高くなり、また組み立て作業が面倒であ
るという問題があつた。

（問題点を解決するための構成） 本考案の電子計測器用パネル構造は、第１図に
示すように計測器用筺体１の前面に取り付けるパ
ネル２と、パネル２の外周に取付けられる枠３
と、パネル２の前面に突出するベーゼル４と、ベ
ーゼル４の背面に突出して第２図のようにブラウ
ン管５を保持するブラウン管保持部６とが一体成
形されているものである。

（使用例） 本考案のパネル構造を使用するには次のように
すればよい。

パネル２の前面に表示板８を重ねて貼付ける。
このパネル２の枠３をサブパネル７の外周に第２
図のように被せてねじ１０によりサブパネル７と
パネル２を連通する。

この状態で第２図に示すようにサブパネル７を
ねじ１１で計測器用筺体１に固定する。

（実施例） パネル２の窓１２はサブパネル７の窓１３の位
置に合わせて形成されている。

ベーゼル４はパネル２の窓１２の外周に形成さ
れている。

ブラウン管保持部６は第３図に明示するように
パネル２の裏面でしかもパネル２の窓１２の角部
の４ケ所に形成されている。

表示板８にはダイヤルやツマミ等の名称とか、
その他測定に必要な文字、数字、記号などが表示
されている。

サブパネル７の外周部１４は背面に折り曲げて
計測器用筺体１の前面開口部内に差し込めるよう
にしてある。

（考案の効果） 本考案のパネル構造は以上のように構成されて
いるため次のような効果がある。

(1) パネル２、枠３、ベーゼル４、ブラウン管保
持部６の４つの部品が一体化されているため部
品点数が少なくなる。そのため組み立て作業が
容易になり、作業能率が著しく向上する。

(2) 部品点数が少ないため生産コストが大幅に低
減し、部品の在庫管理も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の電子計測器用パネル構造の一
例を示す分解斜視図、第２図は同パネル構造の使
用状態の縦断説明図、第３図はパネルの背面図、
第４図は従来の子計測器の分解図である。 １は計測器用筺体、２はパネル２、３は枠、４
はベーゼル、５はブラウン管、６はブラウン管保
持部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 計測器用筺体の前面に取り付けるパネルと、パ
   ネルの外周に取付けられる枠と、パネルの前面に
   突出するベーゼルと、ベーゼルの背面に突出して
   ブラウン管を保持するブラウン管保持部とが一体
   成形されている電子計測器用パネル構造。