JPH0482810A - 燻蒸用液状組成物 - Google Patents

燻蒸用液状組成物

Info

Publication number
JPH0482810A
JPH0482810A JP19392490A JP19392490A JPH0482810A JP H0482810 A JPH0482810 A JP H0482810A JP 19392490 A JP19392490 A JP 19392490A JP 19392490 A JP19392490 A JP 19392490A JP H0482810 A JPH0482810 A JP H0482810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquefied
hydrogen phosphide
methyl bromide
fumigation
liquefaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19392490A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Tsutsumi
堤 輝之
Tetsunori Sato
哲則 佐藤
Akira Arita
彰 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP19392490A priority Critical patent/JPH0482810A/ja
Publication of JPH0482810A publication Critical patent/JPH0482810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は植物に寄生している害虫を殺虫するための燻蒸
用液状組成物に関する。
〈従来技術〉 輸入植物等に寄生する害虫の侵入を防ぐため、植物検疫
制度がとられており、この制度を維持していく上で、燻
蒸剤は必要不可欠である。
従来、燻蒸剤として臭化メチルやリン化水素が使用され
ているが、いずれも大ぎな欠点がある。リン化水素は低
濃度(4容量%)でも自然発火することがあり、極めて
危険なガスであることから、リン化アルミニウム等の金
属リン化化合物の錠剤とし、使用に際しては空気中の水
分との反応により、リン化水素ガスを発生させている。
燻蒸するに当っては、このリン化水素ガスの発生を遅延
化させて発火を防11Zしているため燻蒸に4〜6日間
と長い日数を要する。最近、外国でリン化水素をボンベ
に充填して燻蒸に供する報告がある。しかしながら、リ
ン化水素をボンベ充填したものは、発火を防止するため
に炭酸ガス等の不活性ガスで2重量%稈度に希釈し、リ
ン化水素ガス濃度として約20ppmの極く低い濃度で
使用するため、燻蒸に10〜14日間と長期の日数を要
する。いずれにしても、リン化水素で燻蒸するには、長
期間を要するため、鮮度が重要な植物には使用できない
一方、臭化メチルは、青果物等を短時間で燻蒸するには
投薬量を多くする必要があり、このICめバナナ、レタ
ス、菊切花等多くの植物に薬害を起し易い欠点がある。
その仙の燻蒸剤として酸化エヂレンと臭化メチルの液化
混合物、酸化エヂレンと炭酸ガス液化混合物もあるが、
酸化エチレンは殺菌剤であり、これらの混合物では、確
実な殺虫効果は殆/Vど望めない。
〈発明の目的〉 本発明は、容易に且つ短時間で確実に殺虫可能な燻蒸剤
を提供することを目的と覆る。
本発明者等はこの問題を解決づべく鋭意研究した結果、
液化リン化水素と液化臭化メチルは任意の割合で均一に
混合できること、更に極めて自然発火し易い液化リン化
水素に少量の液化臭化メチルを混合することにより、こ
の液体を大気中に放出しても発火しないという驚くべき
事実を究明し、しかもリン化水素と臭化メチルを混合す
ることにより、植物に寄生ずる害虫に対して相乗的な殺
虫効果を奏することを知り、本発明を完成するに至った
〈発明の構成〉 本発明は、液化リン化水素1重量部及び液化臭化メチル
01重量部以上を均一に混合してなる燻蒸用液状組成物
に係るものである。
ここで使用するリン化水素は、例えば黄リンとアルカリ
より生成したもの又は金属リン化化合物と水分より分解
発41−シたもの等いずれの方法で得られたものでもよ
い。また、リン化水素の純度は特に限定する必要はない
が、純度の高いものが望ましい。臭化メチルとしては、
従来より燻蒸剤として使用されている−6のがそのまJ
、使用でさる。
リン化水素及び臭化メチルを液化するには圧縮液化、冷
却液化等いずれの方法でもよく、また耐圧容器に封入す
るには、ガスで封入して液化する方法、液化してから封
入する方法又は両者を組合せる等いずれの方法でもよい
液化リン化水素と液化臭化メチルの混合割合いは、液化
リン化水素1重量部に対して液化臭化メチル0.1型組
部以」−である。液化臭化メチルが01重量部未満では
、大気中に放出させた際に発火する恐れがある。発火防
止及び相乗的な殺虫効果を奏する点から液化リン化水素
1重量部に対して、液化臭化メチル5〜100重量部の
割合いが特に好ましい。また、液化リン化水素と液化臭
化メチルに、更に炭酸ガス等の不活性ガスを液化して混
合してもよい。
液化リン化水素と液化臭化メチルは、通常は予め所定の
割合いで混合して耐圧容器に封入しでおき、燻蒸に供さ
れるが、燻蒸する際に、別々の耐圧容器に封入されてい
る液化リン化水素と液化臭化メチルを所定の割合いで液
状のまま混合しながら燻蒸に供することもできる。
燻蒸に際しては、混合された液状組成物を一旦ガス化し
て燻蒸庫に投薬してもよいが、液体の状態で直接燻蒸庫
に投薬することができる。
また、炭酸ガス雰囲気下で投薬することもでき、こうす
ることは燻蒸効果を更に向上させることができ、好まし
いことでもある。
〈発明の効果〉 本発明の燻蒸用組成物は、リン化水素による発火の心配
はなく、投薬が容易であり、薬害も少なく、高濃度短時
間燻蒸も可能であり、更に臭化メチルとリン化水素との
相乗効果により、多種類の害虫を確実に殺虫できるとい
う優れた効果を奏する。
本発明の組成物で燻蒸できる植物は、例えば木材、穀物
、飼料、野菜、青果物、切花、苗木、穂木、種子、球根
、苗、香辛料、きのこ等いずれの植物でもよい。また、
確実に殺虫できる害虫としては、例えば総翅目、半翅目
、鱗翅目、鞘翅目、双翅目、甲虫口、ダニ口等があげら
れる。燻蒸方法としては、例えば天幕燻蒸、倉庫燻蒸、
リーイロ燻蒸等密閉系になるものであればいずれでもよ
い。
〈実施例〉 以下に実施例をあげて更に説明する。
薬害の判定は、燻蒸後、バナナとレモンは10℃で1カ
月間保存し、レタスと菊切花は20℃で2週間保存し、
夫々未燻蒸のものと外観を比較し、ランの苗と水仙の球
根と穂木はポットに植えて萎稠症状及び生育状態を、各
々未燻蒸のものと比較して薬害の有無を判定した。薬害
の判定は 薬害なし 徹宵     十 かなり酷い  廿 で示した。
殺虫効果の判定は、成虫と幼虫は24時間後に温度等の
刺激を与えて生死を判定し、蛸と卵は25〜28°Cの
恒温器に未燻蒸の蛸と卵と共にいれ、蛸は成虫にな。る
まで、卵は釘止して幼虫になるまで未燻蒸のものと比較
して生死を判定した。
殺虫効果の判定は 99%〈    0 99〜80%   △ 80%〉       × で示した。
実施例1 2旦容量の耐圧ボンベを減圧にして空気を除去した後、
リン化水素を液状で500g充填し、更に液化臭化メチ
ル2009を約50Kg/ctMの圧力(温度15℃)
で充填した。
比較のため、リン化水素のみを上記と同様に5009充
填した。
ボンベに充填した液化混合物を10TIlの密閉庫に液
体の状態でボンベから直接投薬したところ、発火しなか
った。これに対し、液化リン化水素のみを同様に投薬し
たところ、ザぐに白煙を生じて自然発火した。
実施例2及び比較例1〜3 2ρ容量の耐圧ボンベを減圧にして空気を除去した後、
このボンベを一50℃に冷731 L、、4 Ky/ 
ciの圧力でリン化水素ガスを導入液化して100g充
填し、更に液化臭化メチル1 KCIを8 Kg/ c
tAの加圧下で充填した。
10TIlの燻蒸庫にバナナ1ケース、レモン1ケス、
レタス1ケース、菊切花1ケース、ランの苗1ケース、
水仙の球根1ケース、穂木1ケースとこれらの植物に寄
生している害虫のミナミキイロアザミウマ、アブラムシ
、ミカンヒメコナカイガラムシ、コナガ、キスジノミハ
ムシ、ナシヒメシンクィ、アリモドキゾウムシ、カンザ
ワハダニ、ネダニを搬入し、ボンベに充填した上記液化
混合物をボンベから2209燻蒸庫に投薬しく投薬量は
リン化水素2 !7/TIl、臭化メチル20!?/m
)10℃で2時間燻蒸して薬害及び殺虫効果を判定し、
結果を第1表に示した。なお、この際発火は認められな
かった。
比較のため、臭化メチル200g及び500 gを別々
に投薬しく投薬量は夫々20g/TIl及び50g/T
d、)10℃で2時間燻蒸した場合、酸化エチレン14
重量%と臭化メチル86重量%の液化混合物(液化炭酸
■製:エキボン■)をボンベから燻蒸庫に500j7投
薬しく投薬量は酸化エチレン7g/T/l、臭化メチル
43i7/Td、)10℃で2時間燻蒸した場合につい
ての結果を夫々第1表に示した。
(以下余白) 第1表 実施例3及び比較例4〜・6 1dの燻蒸容器に穀物、N料、香辛わ1等につくコクゾ
ウ、コクメス1〜モドキ、ジン丈ンシバムシ、ノシメコ
クガ、ヒメアノJカツオブシムシの成虫、幼虫、蛸、卵
を各態別にケースに入れて格納し、実施例2で使用した
液化混合物を実施例2と同様に119投薬しく投薬量は
リン化水素1 g/m、臭化メチル109 / rd 
) 15°(、T’161i間燻蒸して殺虫効果を判定
し、結果を第2表に小した。
比較のため、臭化メチル109を投薬しく投薬量は10
g/尻)15℃で48時間燻蒸した場合、リン化アルミ
ニウム錠剤(栄−化学■製:商品名エピヒユーム■)を
3q投薬しく投薬量はリン化水素ガスとして17/Tl
1)15℃で96時間燻蒸した場合、ボンベ入りリン化
水素(炭酸ガスで′m度2重量%に希釈、CI(H!朱
製:商品名ホスヒユーム■)を10g投薬しく投薬量は
0.2g/m)15℃で240時間燻蒸した場合につい
ての結果を第2表に示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液化リン化水素1重量部及び液化臭化メチル0.1重量
    部以上を均一に混合してなる燻蒸用液状組成物。
JP19392490A 1990-07-24 1990-07-24 燻蒸用液状組成物 Pending JPH0482810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19392490A JPH0482810A (ja) 1990-07-24 1990-07-24 燻蒸用液状組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19392490A JPH0482810A (ja) 1990-07-24 1990-07-24 燻蒸用液状組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0482810A true JPH0482810A (ja) 1992-03-16

Family

ID=16316007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19392490A Pending JPH0482810A (ja) 1990-07-24 1990-07-24 燻蒸用液状組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0482810A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2880579A1 (fr) * 2005-01-12 2006-07-14 Vulliod Jean De Procede de marquage de materiaux en bois et substance utilisee

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2880579A1 (fr) * 2005-01-12 2006-07-14 Vulliod Jean De Procede de marquage de materiaux en bois et substance utilisee

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8278352B2 (en) Pesticide compositions and methods
JP3810793B2 (ja) シアン燻蒸剤及びシアンを用いた燻蒸方法
Ryan et al. Ethyl formate fumigation an overview update
CN108142416B (zh) 一种用于害虫防治的组合物及其制法和应用
KR100244369B1 (ko) 카르보닐 설파이드 훈증제 및훈증방법
Liu Nitric oxide as a new fumigant for postharvest pest control on fresh commodities
Ducom The return of the fumigants.
KR102153744B1 (ko) 카보닐 설파이드를 유효성분으로 함유하는 저곡해충 또는 농업해충 훈증방제용 조성물
Ryan et al. Overview of ethyl formate-85 years as a fumigant
JPH0482810A (ja) 燻蒸用液状組成物
AU2003201533B2 (en) Fumigant formulation
JPH0515304A (ja) 青果物又は花卉類のくん蒸による薬害の防止方法及び臭化メチル除去剤
KR102279773B1 (ko) 튜리팔린 a를 유효성분으로 함유하는 저곡해충 방제용 조성물
Ryan et al. Phosphine-an overview of a unique 80 year fumigant
JPH0699246B2 (ja) 害虫の殺虫方法
US2875127A (en) Fumigation with sulfuryl fluoride
US6201026B1 (en) Volatile aldehydes as pest control agents
AU2003201533A1 (en) Fumigant formulation
US6921545B2 (en) Synergistic control of pests
Dentener et al. Modified atmospheres for the posthavest disinfestation of New Zealand persimmons
Brash et al. Phosphine treatment of apples for disinfestation-residues and efficacy against pests.
Ryan et al. Development of vapormate™ for postharvest quality
JPH0224245B2 (ja)
Horn Control of Brevipalpus chilensis with phosphine on fresh fruits under cold storage fumigations
Rouzes et al. Ethyl formate efficacy in combination with low pressure or at atmospheric pressure in mixture with CO2 against the dried fruit beetle, Carpophilus hemipterus (L.) on prunes. Integrated Protection of Stored Products