JPH0478303B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は組織に切り目をつけるために用いられ
る電気的外科手術用道具に関し、刃は使用中に所
定の周波数振巾で振動するように作られる。急速
で微細な刃の運動は結果として刃の表面にキヤビ
テーシヨンを生じさせ、これが組織のくずを蓄積
させないことになる。もつと詳細にいうと、本発
明はそのような道具と一緒に用いる独特な刃の構
造と刃のホルダーとに関する。

従来の技術 1985年７月18日付の特許出願第756248号に記載
されているように、各種の従来技術による電気的
外科手術用の刃は、これらが特別な材料で作らな
ければならないこと、あるいははなはだしい組織
の損傷の原因となるようなかなりの高電圧をかけ
なければならないという点で余り有効ではない。
他の従来技術による装置は刃部材を電源に適切に
結合することができず、従つて、効果がなくなり
がちである。さらに他の従来技術による刃とホル
ダーの組立体は、極めて精巧で複雑な電気回路を
有しており、１つ以上の操作モードで操作できる
効果的な電気的外科手術用道具の望ましい結果を
達成することができない。

発明が解決しようとする問題点 従来技術における最も厳しい問題点の１つは、
焦げた組織と血液とが刃に付着して、それが２つ
の刃を励磁する導電体内のインピーダンスを制御
不能的かつ不安定的に変化させ、従つて、この道
具を効果的な切開及び（あるいは）電気凝結装置
として殆ど用いることができないようにしてしま
うという点にある。

問題点を解決するための手段 本発明は電気的外科手術用道具を提供し、これ
は半導体技術あるいは印刷回路マスキング技術の
状態を利用することによつて、標準的な外科手術
用の刃として、あるいは組織の切開及び血液の凝
結のための電気を通じた刃としての機能をするよ
うに設計されている。本発明はまた外科医に対し
て、コンデンサ型の刃あるいは抵抗型の刃と共に
用いることのできる電気的外科手術用道具を提供
する。本発明はさらに、今までのタイプの外科手
術用の刃をハンドルに関して所定の位置に固定す
るための、また刃を揺動させて、使用中の刃を連
続的に清掃するための望みのキヤビテーシヨン効
果を生み出すための装置を提供する。

本発明の目的は、電気が加えられない場合に
は、その鋭敏なエツヂによつて機械的に切開する
標準的な外科手術用の切開刃として、あるいは、
切開及び（あるいは）凝結のための二極電気的外
科手術用刃として利用することのできる電気的外
科手術用道具を提供することにある。

本発明の他の主な目的は、コンデンサ型の二極
刃を利用する電気的外科手術用道具を提供するこ
とにあり、２つの導電体は絶縁体によつて分離さ
れ、交流電流によつて駆動される。

本発明の他の主な目的は抵抗型の刃を利用する
電気的外科手術用道具を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は、キヤビテーシヨン
効果を生じさせて、従つて組織のくずが刃の上に
付着するのを防ぐのに十分なように、内部に固定
されている刃を振動させるためのトランスデユー
サ要素を組込んだ刃のホルダーを提供することに
ある。前記トランスデユーサはハンドル部材の中
に配置され、刃と密接に接触し、刃を振動させて
組織と刃との間の境界にキヤビテーシヨンを生じ
させる。

以下に詳細に記載する本発明の２つの実施例に
おいては、電気的外科手術用の刃はステンレス鋼
あるいはその類似物のような導電性材料でできた
未加工品からなる。あるいは、ここでより詳細に
説明するように適当に金属化された場合には、セ
ラミツクの刃を用いてもよい。ここで用語「刃」
はかみそりのような鋭い形状に研がれた作動エツ
ヂを有する部材と鈍い作動エツヂを有するパドル
とを含む各々の実施例においては、導電性の金属
未加工品が用いられる場合には、絶縁材料の層が
未加工品の両側面上において、その表面の大部分
に配置されている。金属の切開エツヂ、及びトラ
ンスデユーサが刃と接触する金属の領域とは露出
したまま残される。また、両方の実施例において
は、複数個の導電性要素が上述した絶縁層上に積
層、沈積、あるいはその他の方法で形成される。
これらの導電性要素はメスのハンドル内に位置し
た電気接点からなる対応的な導電体と合致するよ
うになつている。１つの接点はトランスデユーサ
と接続しようとする非絶縁領域への電気路を形成
する。第２の導電体は刃の一方の側面において、
絶縁材料と金属未加工品との間のエツヂに沿つて
走行している。他の導電性要素は刃の他方の側面
において、絶縁材料と未加工品との間のエツヂに
沿つて走行している。

ここに説明した２つの実施例の１つにおいて
は、刃の末端部分上には他の絶縁被覆が配置され
ている。この層は、刃に沿つて切開道具の本体あ
るいはハンドルの中へ、他の湿分と同様に血液の
ような人体の液体が侵入してくるのを防ぐ。ま
た、この第２の絶縁層は刃の切開エツヂあるいは
導電体の主な部分を覆つてはいない。結果とし
て、この実施例の刃は抵抗型の刃としての特徴を
有し、これは主として２つの導電体間の組織を通
過する高周波電流によつて生じる加熱によつて機
能する。

本発明の第２の実施例に関していうと、第２の
外部絶縁層が含まれている。この実施例における
外層の絶縁材料は好ましくはテフロン材料ででき
ており、これが刃の基部を覆つている。このテフ
ロン材料の被膜は全体的に導電性要素の相当な部
分を覆つている。ある種の適用例の場合には、そ
れはまた刃の鋭敏なエツヂを覆つてもよい。この
第２の実施例においては、刃は、組織に対する高
周波エネルギとの直接接続による抵抗接続による
よりも、組織に対する高周波エネルギのコンデン
サ型連結によつて切開及び（あるいは）凝結をす
るように作られてもよい。

実施例 第１図から第４図までは、本発明の電気的外科
手術用メス装置の本体部分あるいはハンドル部分
１０の構造を詳細に示している。本体１０は刃の
ホルダーとして作用するように設計されており、
また、メスを使用するときに、刃のソケツトある
いはコネクタ４３と刃７０とを組立てた状態で含
んだ電気的組立体３０を保持するようになつてい
る。

第５図に最もよく示されているように、前記電
気的組立体３０は、７本の分離絶縁された電線３
２〜３８からなる絶縁ケーブルシース３１と、１
対のいわゆる押しボタン式のドームスイツチ４
０，４１からなるスイツチ組立体３９と、トラン
スデユーサ４２と、刃のソケツト４３と、刃がハ
ンドル内の所定位置において完全かつ適正に固定
されていなければ電気的外科手術用メス装置の操
作を防ぐための１個のインターロツクスイツチ４
４とからなつている。ケーブル３１の各電線３２
〜３８の一端はジヤツク１００を介して電気的外
科手術用発電機（図示せず）に結合されており、
これは、メス本体上におけるモード選択スイツチ
４０，４１によつて画定される幾つかのモードの
内の１つのモードで刃を操作するのに必要な高周
波数出力を提供する。

第５図に示されているように、電線３２は、メ
スの切開機能を制御するために用いられるドーム
スイツチ４０の一方の側に接続されている。電線
３３も同様に、メスの凝結機能を制御するための
ドームスイツチ４１の一方の側に接続されてい
る。電線４６は押しボタンスイツチ４０の一方の
側に接続されている。前記押しボタンスイツチ４
０の他方の側に電線３４が接続されている。

電線３５，３６，３７は刃ソケツト４３の個々
の端子に接続されている。この刃ソケツト４３は
ハンドルの中に形成された凹所の中へ単に押込ま
れてその中で保持されるように設計されている。
同様に、電線３８はトランスデユーサ４２に接続
されている。このトランスデユーサ４２は好まし
くは圧電結晶であり、これは、適当な周波数の交
流信号によつて駆動された時に、機械的な動きを
するであろう。後で詳細に論じるように、刃がホ
ルダーの中の所定位置に適正に納まつているとい
うことが、メスに電源を供給するのに用いられる
電気回路を完成するのに必要である。

第１図に最もよく示されているように、メス本
体１０は、好ましくはプラスチツク成型され、第
１の側部１１と、第２側部１２と、蝶番状のカバ
ー部材１３とからなつている。第１図はまた刃ソ
ケツト４３がハンドル内に据え付けられた時の位
置をも示している。前記第１、第２側部材１１，
１２は各々主チヤネル１５を有し、これはこれら
側部材が一緒にされて、互いに他と接着される時
には、ケーブル３１の一部を取囲み、収納するよ
うに設計されている。

同様に、部材１１，１２は、印刷回路スイツチ
組立体３９を所定位置に保持するために、その両
側エツヂを収納するための溝１６を有している。
ドームスイツチ４０，４１に近接することができ
るように、部材１１，１２の各々は１対の半円形
の開口１７，１８を有している。第１図、第２
図、第３図に示したように、部材１１，１２が、
ケーブル３０と、ドームスイツチ組立体３９と、
刃ソケツト４３と、圧電トランスデユーサ４２と
からなる内部構造物を挿入した後で、一緒にして
接着されると、部材１１の半円形開口１７と１８
及び部材１２の好応的な開口１７′，１８′とは円
形開口を形成し、この開口を通してトグル形のス
イツチ装置４７のプランジヤ４８，４９が延在
し、印刷回路板３９上のドームスイツチ４０，４
１と協動するようになつている。前記スイツチ装
置４７は、小さな矢印で示されたようにそのいず
れかの端部を押されると、中心部に配置された横
方向に延びたピン５０の周りで枢軸運動をする。

刃のハンドル１０の他の重要な特徴は成型挿入
体１９を有していることであり、これはその上で
コネクタ４３を支持し、またハンドルの半体１２
の内部に形成された凹所の中に適合するようにな
つている。これはボス１９′を有し、回転自在な
カバー１３及び滑りラツチ機構２０と一緒になつ
て刃を把握し、それが刃コネクタ４３との電気的
係合から外れてしまつたり、あるいは電気−機械
トランスデユーサ４２との電気的及び機械的な係
合から外れてしまうのを防いでいる。もつと詳し
くいうと、挿入体１９上のボスあるいは突起物１
９′は、刃のノツチ５７と係合し、刃が外科手術
切開中あるいは凝結過程中にハンドル１０の中で
揺動したり、あるいはそれから抜けてしまうのを
防いでいる。

既に述べたように、前記ロツク機構は滑動可能
なラツチ部材２０（第４図参照）を有し、これは
ラツチ溝２１の中に配置されること（第１図参
照）によつて所定位置に保持される。本体１０の
蝶番状カバー１３が完全に閉じられ、ラツチ部材
２０がそのロツク位置へ移動されている時には、
ラツチ部材２０の前部突出端２０′は、カバー部
材１３の底面に形成された溝あるいは凹所を貫通
して蝶番状カバーを固定し、また、第１図に示さ
れているように、カバー部材１３及びハンドル部
材１２の中の孔２２に挿入された蝶番ピン２２′
の周りで回転するのを防いでいる。またこのロツ
ク位置においては、スイツチ４４が動作して電線
３４と４６とが電気的に接続され、２つのドーム
スイツチと発電機（図示せず）との共通点との間
で回路が完成される。前記ロツク滑動部材２０が
ロツク位置から滑り出ると、前記カバー部材１３
は刃を取除くために自由に開放することができ、
電線３４と４６との間の電気的な接続が切れ、従
つてアンロツク位置でのメスの操作が防止され
る。

望み通りに緊張力を緩めて、ハンドル部材１０
をケーブル３０に対して積極的に結合させるため
に、ケーブル３０は、ハンドル部分１１，１２の
内部に成型された凹所１５ａ，１５ｂの中へ入り
込む拡大されたカラー３１ａ，３１ｂを有してい
る。

本発明の重要な点は、前述した本体あるいはハ
ンドル１０及び電気的組立体３０と協動する独特
な設計の二極刃を採用している点である。この新
規で独特な刃の実施例は、第６ａ図から第６ｅ図
及び第７図において、各製造段階において示され
ている。

第６ａ図に示したように、本発明の１実施例に
関して、刃７０を製作する第１段階は金属の未加
工品５１を望みの形に形成することである。未加
工品５１は頂部エツヂ５２と、底部エツヂ５３
と、後部あるいは基部エツヂ５４と、前面５５及
び後面とを有している。底部エツヂ５３はその末
端５６の近くで曲がつており、その曲部は頂部エ
ツヂ５２と一点で合致している。底部エツヂ５３
はまた長方形のノツチ５７を有し、これは、メス
装置が組立てられた時には、ハンドル１０の末端
部の内部において挿入体１９上のボス１９′と合
致して、未加工品５１が切開中にハンドルの中で
滑動あるいは垂直方向に揺動することを防いでい
る。底部エツヂ５３は鋭い切削エツヂになるよう
と石でといでもよい。

第６ｂ図は刃製作の次の段階を示している。未
加工品５１には絶縁塗装６０が加えられ、これは
未加工品５１の大部分を覆う。露出した状態で残
るのは、切開のために用いられる鋭敏化された底
部エツヂ５３である。また、刃がハンドルの中で
適正に着座している時には、トランスデユーサ４
２と接触する寸法になつた部分６１も露出した状
態で残される。元の金属部分６１を非絶縁状態で
残しておくことにより、交流電流は刃と、係合し
ているトランスデユーサとを介して流れ、ケーブ
ル３０の中の電線３８を介して発電機へ戻る。

刃の製作の次の段階（第６ｃ図参照）は、絶縁
塗装６０の上に導電体７１，７２，７３を、マス
キング技術を用いて創り出すことのできる望みの
パターンで、積層するかあるいは化学的に沈積さ
せることである。導電体７１は刃コネクタ４３の
最下部の導電部と、結晶トランスデユーサ４２と
接触している刃の元の金属部分６１との間で、電
気回路を形成する。導電体７２は刃コネクタ４３
の中央の導電部と電気的に結合しようとするもの
である。第６ｃ図に示したように、導電体７２
は、底部エツヂ５３の近くの絶縁層６０の頂部上
で、刃の前面５５に沿つて延びるパターンになつ
ている。同様に、導電体７３は刃コネクタ４３の
頂部の導電部と電気的に結合させようとするもの
である。導電体７３は導電体７２と同様な形状に
なつており、絶縁層６０の頂部上で、刃の後面に
沿つて同様な軌跡に沿つて延びている。

刃の第１実施例の最終的な要素が第６ａ図に示
されている。この段階においては、第２の絶縁層
８０が、刃の所定の基部の上に、沈積あるいはそ
の他の方法で配置される。層８０の目的はハンド
ル１０内で開放した前部溝を画定している壁部と
協動して、湿分がメスのハンドル１０の中へ浸入
してくるのを防ぐことにある。当業界において
は、メスの本体内部の湿分が電気シヨートを生じ
させて、メスの適正な操作を妨げることが認めら
れている。また、それは清掃と消毒とを困難にす
ることがある。未加工品５１の部分６１は露出さ
れたまま残され、これはトランスデユーサと、底
部エツヂ５３と、導電体７３の部分とを接触させ
ようとするものであり、前記導電体は底部エツヂ
５３及び導電体７１，７２，７３の部分と接近
し、かつ平行になつており、これら導電体は刃コ
ネクタ４３の導電部と合致している。

第６ｄ図あるいは第７図における二極刃がその
ハンドルの中で適正に着座されて、その切開モー
ドにおいて発電機（図示せず）によつて励磁され
ると、刃の両側における導電体７３の間にかなり
の高周波電圧がかけられる。切開しようとする組
織と接触されると、電流が組織の中を流れ、細胞
が相当加熱されて、破壊され、結果として切開さ
れる。凝結モードにおいては、細胞は急速に脱水
され、傷を焼灼して、血の流れを止める。前述し
た特許明細第756248号で説明されているように、
圧電トランスデユーサが励磁されると、結果的に
キヤビテーシヨンが生じ、刃の上に組織のくずが
蓄積するのを防いでいる。

第６ｅ図はさらに他の選択的な製作段階を示し
ており、これは第６ｄ図に示された刃に適用にす
ることができる。第６ｅ図においては、刃の末端
部はその両側において、テフロンが塗付されてい
る。このテフロン被膜８０ａは湿分の侵入に対し
て不可欠な程度の保護をするだけではなく、滑ら
かで引つかかることのない表面を提供する。テフ
ロン材料は刃の作動部分において前部と後部の導
電体７２，７３を覆つているが、ケーブルコネク
タ１００が取付けられた高周波出力の発電機（図
示せず）によつて適切に励磁された時に、構造物
がコンデンサーとして作用し、高周波電流の流れ
に対するインピーダンスの低い道筋が作られるの
で、切開している組織の焼灼を作り出して切開が
行われる。第６ｅ図は刃の前部が完全にテフロン
材料で被覆されていることを示しているが、コン
デンサー効果をなくすことなく、刃の切開エツヂ
５３を露出した状態で残すこともできる。同様
に、第７図のパドル型の刃も同じ様にして処理し
てもよい。

未加工品５１を金属ではなくセラミツクで作る
ことも考えられ、また既知の印刷回路技術を用い
て、その上に導電性パツド領域６１と、細片７
１，７２，７３の様な導電性細片を、化学的沈
積、積層、あるいは食刻法で形成することも考え
られる。

ここでは本発明について、特許法令に従うため
に、また当業界に対して新しい原理を適用するの
に必要な情報を提供するために、また必要とされ
るそのような特別な構成要素を構成、使用するた
めに、相当詳細に説明してきた。しかしながら、
本発明は特別に異なつた装置及び設備によつて実
施することができ、また装置の詳細及び操作手順
に対して、本発明自身の範囲を逸脱することなし
に各種の修正を加えることができることを理解す
べきである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のメスの本体あるいはハンドル
部を、内部設計の特徴を示すために分離的に示し
ており、第２図はメスのための本体あるいはハン
ドル部材の頂面図、第３図はメスのための本体あ
るいはハンドル部材の側面図、第４図はメスのた
めの本体あるいはハンドル部材の外側底面図、第
５図は一部分がハンドル本体内に位置している電
線ハーネスを示し、第６ａ図から第６ｅ図は各種
製作段階中の本発明に係るメスの刃の一つの形を
示しており、第６ａ図は刃の金属製未加工品、第
６ｂ図はその主たる部分に第１の絶縁塗装を施し
た金属製未加工品、第６ｃ図は未加工品と、第１
の絶縁塗装と、その上の印刷導電層とを示し、第
６ｄ図は刃の導電層の主たる部分を覆つた第２の
絶縁層、第６ｅ図は刃の上に形成された他の第２
の絶縁層、第７図は電気的外科手術用のパドル型
の刃を示す。 図において、１０……ハンドル部材、３９……
スイツチ装置、４２……トランスデユーサ、５１
……未加工品、５３……底部エツヂ、６０……第
１絶縁層、６１……ノツチ、７０……刃部材、７
１，７２，７３……導電性部材、８０……第２絶
縁層である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 切開モード操作と凝結モード操作とを有する
   電気的外科手術用道具において、 (イ) ハンドル部材と、 (ロ) 切開モード及び凝結モードの間のモード変更
   のために前記ハンドル部材上に収容されたスイ
   ツチ装置と、 (ハ) 切開及び凝結のために前記ハンドル部材の中
   へ挿入可能で、電気的に導電性があつて、２つ
   の両面と、その所定の部分に沿つた作動エツヂ
   とを有する、交換可能な刃と、 (ニ) 前記スイツチ装置の中で電気的に接続しなが
   ら、前記ハンドル部材に関して前記刃を固定的
   に保持するための、前記ハンドル内の装置と、 (ホ) 組織のくずの蓄積を防ぐために、前記両面と
   前記作動エツヂに沿つてキヤビテーシヨンを創
   り出すのに十分な所定の周波数、振巾で前記刃
   を振動させるための電位差を加えるために、刃
   の導電性部分と物理的及び電気的に接触する電
   気・機械的なトランスデユーサと (ヘ) 切開及び凝結のために刃を励磁するための装
   置とを含むことを特徴とする電気的な外科手術
   用道具。 ２ 刃を振動させるために電気・機械的なトラン
   スデユーサを収容するハンドル部材を有し、少な
   くとも２つの異なつた操作モード間で電気的に切
   替えることのできるタイプの外科手術用道具に関
   する交換可能な刃部材において、 (イ) 電気的に導電性のある材料でできていて、所
   定の切開表面と、前記ハンドル部材に関して刃
   を固定的に保持するために外科手術用道具の前
   記ハンドル部材の一部と合致するようになつた
   ノツチと、さらに前記ハンドル部材内に収容さ
   れたトランスデユーサと接触するようになつた
   部分とを有する未加工品と、 (ロ) 前記未加工品の殆ど全ての部分で、前記未加
   工品の前記切開表面と前記トランスデユーサと
   接触するようになつた前記未加工品の前記部分
   とを除いた部分を被覆する第１の絶縁層と、 (ハ) 前記第１絶縁層上に形成された複数個の導電
   性部材と、 (ニ) 前記導電性部材の部分全体より少ない部分を
   被覆する第２の絶縁層とを含むことを特徴とす
   る刃部材。