JPH0474068B2 - - Google Patents

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JPH0474068B2
JPH0474068B2 JP62076880A JP7688087A JPH0474068B2 JP H0474068 B2 JPH0474068 B2 JP H0474068B2 JP 62076880 A JP62076880 A JP 62076880A JP 7688087 A JP7688087 A JP 7688087A JP H0474068 B2 JPH0474068 B2 JP H0474068B2
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〈産業上の利用分野〉 本発明は、ステンレス、アルミニウム、銅又は
真鍮製の金属基材の有する金属光沢を生かしつ
つ、かつ長期耐候性、耐食性に優れた塗膜の形成
方法に関するものである。 〈従来の技術〉 従来から金属基材に対し、美観を持たせ、かつ
耐食性等をもたせるため着色塗料を塗装すること
は広く行なわれている。 一方、ステンレス、アルミニウム、銅あるいは
真鋳等の金属基材に対しては、金属基材自体の金
属光沢を生かすため、着色塗料を塗装しないまま
で使用することも広く行なわれている。 しかしながら、このような金属基材も、手アカ
等の汚れの付着防止のため、また金属光沢を保持
するためクリヤー塗料を塗装することも行なわれ
ている。ところが、一般に広く使用されているア
クリル樹脂糸、ポリエステル樹脂系等のクリヤー
塗料を塗装すると屋外において数年すると塗膜自
体にチヨーキング等が生じ金属光沢が低下すると
いう問題点があつた。 そのため、長期耐候性のよいフツ素樹脂系クリ
ヤー塗料を塗装することが考えられてきた。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記ステンレス等の金属基材に
フツ素樹脂系クリヤー塗料を塗装すると金属光沢
が長期間にわたり保持出来るが、屋外暴露する
と、予想外にも塗装されていないステンレス等の
金属基材に錆が発生しないにもかかわらず、フツ
素樹脂系クリヤー塗料を施した金属基材において
は、塗膜下の金属基材表面に錆が発生する現象が
生じてきた。 この原因は、定かではないが恐らく次のことが
予測される。すなわち、前記ステンレス等の金属
基材は紫外線を含む太陽光線等の光線反射率が高
く、一方フツ素樹脂系クリヤー塗膜は、他の一般
のアクリル樹脂系、ポリエステル系等のクリヤー
塗膜に比較し、紫外線の透過率が高く、それ故屋
外において塗膜が太陽光線(透過光及び反射光)
の影響を大きく受け、フツ素樹脂の一部が分解
し、その分解生成物であるフツ化物、塩化物等の
活性度の高い低分子化合物が腐食因子となり、金
属基材表面を腐食し、錆等を発生させるものと考
えられる。 本発明者等は、このような現状に鑑み鋭意検討
した結果、前記ステンレス等の金属基材の有する
金属光沢を長期間保持し、またフツ素樹脂系クリ
ヤー塗膜のもつ長期耐候性を生かしつつ、かつ前
記錆の発生を防止した塗膜形成方法を見出し本発
明に到つたものである。 〈問題点を解決するための手段〉 したがつて、本発明は、ステンレス、アルミニ
ウム、銅又は真鍮製の金属光沢を有する金属基材
に、アクリル樹脂系クリヤー塗料を塗装し、次い
で、水酸基を含有する含フツ素共重合体と硬化剤
とを含むフツ素樹脂系クリヤー塗料を塗装する、
金属光沢のある塗膜の形成方法を提供するもので
ある。 本発明の方法により金属基材にフツ素樹脂系ク
リヤー塗膜を施しているため金属光沢が長期間に
わたり保持出来、またアクリル樹脂系クリヤー塗
膜は、フツ素樹脂系クリヤー塗膜により保護され
長期間チヨーキング等の塗膜欠陥を生じることな
く、長期耐候性が得られ、さらに金属基材とフツ
素樹脂系クリヤー塗膜間に、紫外線に対する吸収
率の高いアクリル樹脂系クリヤー塗膜を介在させ
ているため、フツ素樹脂からの前記腐食因子の発
生を緩和し、かつ直接的に金属基材と接触しない
ので金属基材表面の錆の発生を防止することが可
能となつたものである。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 本発明で使用されるアクリル樹脂系クリヤー塗
料は、通常自動車用等の各種金属用に使用されて
いるラツカータイプのもの、硬化剤としての多価
イソシアネートとの組合せからなる二液型のも
の、硬化剤としてのブロツク化ポリイソシアネー
トあるいはアミノプラスト樹脂との組合せからな
る一液型のもの等の各種常温硬化型アクリル樹脂
系クリヤー塗料、焼付硬化型アクリル樹脂系クリ
ヤー塗料、紫外線硬化型アクリル樹脂系クリヤー
塗料が特に制限なく使用出来、これら塗料は有機
溶剤型でも水性型でもよい。 アクリル樹脂系クリヤー塗料の結合剤としての
アクリル共重合体はアクリル酸のメチル、エチ
ル、プロピル、2−エチルヘキシル、メタダリル
酸のメチル、エチル、プロピル、ブチル、2−エ
チルヘキシル等のアルカノールでエステル化され
たアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルを
主成分とし、これらにアクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、マレイン酸等のα,β−モノエ
チレン性不飽和カルボン酸;アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシプロピル等のα,β−モノ
エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキ
ルエステル;アクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミ
ド、ジアセトンアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリ
ルアミド、ジアセトンメタクリルアミド、アクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジエチル
アミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のアミ
ノ基含有モノエチレン性不飽和化合物;アクリル
酸及びメタクリル酸のグリシジルエステル等のグ
リシジル基含有モノエチレン性不飽和化合物;さ
らにスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル等の各種モノマーを適宜組合せてなる混合
モノマーを常法により共重合させたものである。 特に本発明においては前記アミノ基又はグリシ
ジル基含有モノエチレン性不飽和化合物を使用し
て共重合体中にアミノ基又はグリシジル基をもた
せたものが錆の発生を防止する効果が顕著であ
る。 この原因は定かではないが恐らくアミノ基、グ
リシジル基が前記腐食因子と反応し、腐食因子を
不活性化させるためと思われる。 なお、アミノ基あるいはグリシジル基を含有す
るモノマーはアクリル共重合体中1〜30モル%、
好ましくは4〜20モル%含有されているものが適
当であり、前記範囲において錆の発生防止効果が
顕著に思われる。 なお、前記範囲より多過ぎると耐水性、耐候性
等に悪影響を及ぼす傾向にある。 また、アクリル共重合体の酸価は10以下が適当
であり、数平均分子量は約2000〜150000が適当で
ある。 また、結合剤であるアクリル共重合体はシリコ
ーン変性したもの等も使用出来る。 本発明で使用するアクリル樹脂系クリヤー塗料
は、前記結合剤に各種溶剤等を通常通り配合した
ものからなるものであり、さらに必要に応じ、硬
化剤、紫外線吸収剤、アルミナ、シリカらの艷消
剤等の各種添加剤、セルロースアセテートブチレ
ート等の改質剤、体質顔料あるいは金属光沢を阻
害しない程度の着色顔料、染料を少量配合したも
のからなる。 なお、前記硬化剤を使用する場合はアクリル共
重合体の水酸基価が20〜120程度のものが適当で
ある。 また、前記硬化剤としては、常温硬化型(強制
乾燥を含む)の場合は、1分子中に2個以上のイ
ソシアネート基を有する多価イソシアネートが好
適である。 該多価イソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、水添ジフ
エニレンジイソシアネート、水添キシリレンジイ
ソシアネート等の脂肪族または脂環族ジイソシア
ネートあるいはこれらのビユーレツト体、二量
体、三量体あるいはこれらイソシアネート化合物
の過剰とエチレングリコール、グリセリン、トリ
メチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の
低分子ポリオールとの反応生成物などが代表的な
ものとして挙げられる。なお、常温硬化型の場合
は言うまでもなく、硬化剤は、塗装直前に主剤で
ある水酸基含有のアクリル共重合体溶液と混合す
る二液型塗料となる。 また、前記多価イソシアネート化合物をフエノ
ール類、アルコール類、オキシム類、ラクタム
類、アミン類、アミド類等のマスク剤でマスクし
たブロツクイソシアネート化合物も使用出来、こ
の場合は前記ポリオール成分に所定割合で混合す
ることにより焼付硬化可能な一液型塗料となる。 尚、前記アクリル共重合体であるポリオール成
分と多価イソシアネート化合物硬化剤成分の混合
割合は、イソシアネート化合物のイソシアネート
基対ポリオール成分の水酸基の当量比(NCO/
OH)が(0.1〜1.3/1)特に好ましくは(0.2〜
1.0/1)となるような範囲であり、この範囲で
本来の樹脂特性を発揮することが可能となる。 また、硬化剤としてアミノプラスト化合物も使
用出来る。アミノプラスト化合物は、メラミン、
尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン等の
アミノ化合物とアルデヒド化合物との縮合生成物
あるいは該縮合生成物をさらにブタノールの如き
アルコールでエーテル化した化合物である。尚、
アミノプラスト化合物を使用した場合には、前記
ポリオール成分に所定割合で混合することにより
焼付硬化可能な一液塗料となる。 アクリル共重合体であるポリオール成分とアミ
ノプラスト化合物硬化剤成分の混合比(重量基
準)は、(95:5〜60:40)、特に好ましくは
(90:10〜70:30)であり、この範囲で本来の樹
脂特性を発揮することが可能となる。 次に本発明で使用されるフツ素樹脂系クリヤー
塗料は、水酸基を含有する含フツ素共重合体と硬
化剤とを含むフツ素樹脂系クリヤー塗料であつ
て、常温硬化又は低温焼付け硬化可能、かつ通常
の塗料用有機溶剤に溶解可能なものである。例え
ば、特開昭57−34107号公報に記載のフルオロオ
レフインとビニルエーテルを主成分とする含フツ
素共重合体を結合剤とするフツ素樹脂系クリヤー
塗料が好適である。 すなわち、含フツ素共重合体はフルオロオレフ
イン、シクロヘキシルビニルエーテル、アルキル
ビニルエーテル及びヒドロキシアルキルビニルエ
ーテルを構成成分とし、夫々30〜70重量%、5〜
60重量%、5〜60重量%及び3〜25重量%の割合
で含有するものであり、数平均分子量約3000〜約
10万の含フツ素共重合体が好適である。 前記に於いてフルオロオレフイン含量の低すぎ
るものは耐候性が低下し、逆に高すぎるものは製
造面で難である。また、シクロヘキシルビニルエ
ーテル含量の低すぎるものは塗膜としたときの硬
度が低下し、またアルキルビニルエーテル含量が
低すぎるものは可撓性が低下する。 さらにヒドロキシアルキルビニルエーテルは、
前記含有量で使用することが、塗料としての種々
の有用な特性を損なうことなく硬化性を改善する
という面から適当である。すなわちヒドロキシア
ルキルビニルエーテル含量の高すぎるものは、共
重合体の有機溶媒に対する溶解性が低下するだけ
でなく、塗膜の可撓性も低下し、逆に低すぎるも
のは塗膜の耐久性や、密着性が低下する傾向にあ
る。 また、含フツ素共重合体において、フルオロオ
レフインとしては、クロロトリフルオロエチレ
ン、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプ
ロピレン等が好ましい。 また、アルキルビニルエーテルとしては、炭素
数2〜8の直鎖状または分岐状のアルキル基を含
有するもの特にアルキル基の炭素数が2〜4であ
るものが好適である。 また、ヒドロキシアルキルビニルエーテルとし
ては炭素数2〜8のヒドロキシアルキル基を含有
するものが好適である。 前記含フツ素共重合体は40重量%を越えない範
囲で前記の構成成分以外の他の共単量体を含有す
ることが出来る。かかる共単量体としては、エチ
レン、プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、
塩化ビニリデン、メタクリル酸メチル、酢酸ブチ
ル等がその代表的なものとして挙げられる。 このような含フツ素共重合体としては例えばル
ミフロンLF100、200、210、300、400、510、700
(いずれも旭硝子社製商品名)等が市販されてい
る。 また、特開昭59−189108号公報、特開昭60−
67518号公報、特開昭61−264065号公報、特開昭
61−272273号公報等に記載の含フツ素共重合体も
通常の塗料用有機溶剤に溶解するので本発明にお
いて好適に使用出来る。 本発明でフツ素樹脂系クリヤー塗料に使用され
る硬化剤は、前記アクリル樹脂系クリヤー塗料で
使用される硬化剤と同じものでよく、1分子中に
2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシ
アネート化合物、ブロツクイソシアネート化合
物、アミノプラスト化合物などを使用することが
できる。また、水酸基を含有する含フツ素共重合
体と硬化剤との配合割合は、アクリル樹脂系クリ
ヤー塗料の場合と同じでよい。つまり、硬化剤と
してイソシアネート化合物を使用する場合、イソ
シアネート基と水酸基との当量比が、0.1〜1.3/
1、好ましくは0.2〜1.0/1となるようにし、硬
化剤としてアミノプラスト化合物を使用する場
合、フツ素樹脂系クリヤー塗料のポリオール成分
とアミノプラスト化合物成分の混合比(重量基
準)は、95:5〜60:40、好ましくは90:10〜
70:30とする。 本発明で使用するフツ素樹脂系系クリヤー塗料
は、前記結合剤である含フツ素共重合体と硬化剤
にに各種溶剤等を通常通り配合したものからなる
ものであり、さらに必要に応じ前記アクリル樹脂
系クリヤー塗料と同様に、紫外線吸収剤、艷消剤
等の各種添加剤、改質剤、体質顔料あるいは金属
光沢を阻害しない程度の着色顔料、染料を少量配
合したものからなる。 次に本発明の塗膜形成方法につき説明する。 金属基材表面を、必要に応じ付着力を向上させ
るため、エツチング等により粗面にしたり、ある
いはキレート剤、カツプリング剤等で処理した
後、前記アクリル樹脂系クリヤー塗料をスプレー
塗装、静電塗装、ロール塗装等の手段により乾燥
膜厚が約5〜20μになるように塗装する。 なお、膜厚が前記範囲より薄いと紫外線の吸収
能力が十分発揮出来ず、前記腐食因子の金属基材
表面への遮断が十分でなくなり、また逆に前記範
囲より厚いと塗膜全体に占るアクリル樹脂系クリ
ヤー塗膜が多くなり耐薬品性、耐候性等が低下す
る傾向になる。 次に前記フツ素樹脂系クリヤー塗料を同様な手
段により乾燥膜厚が約5〜60μになるように塗り
重ねる。なお、膜厚が前記範囲より薄いと長期耐
候性、耐薬品性等のの塗膜性能を十分発揮出来
ず、アクリル樹脂系クリヤー塗膜の保護が不十分
となり、また逆に前記範囲より厚いと本発明の本
来の目的である金属光沢が損われる傾向になる。 なお、アクリル樹脂系クリヤー塗料とフツ素樹
脂系クリヤー塗料とは前者を乾燥させた後、後者
を塗装してもあるいは前者が未乾燥のうちに後者
をウエツト、オンウエツトで塗装してもよい。 〈発明の効果〉 本発明の方法により金属基材にクリヤー塗膜を
施しているため長期間にわたり金属光沢が保持出
来、またアクリル樹脂系クリヤー塗膜は、フツ素
樹脂系クリヤー塗膜により保護され、長期耐候性
が向上し、さらに金属基材とフツ素樹脂系クリヤ
ー塗膜間に紫外線に対する吸収率の高い前記アク
リル樹脂系クリヤー塗膜を介在させているためフ
ツ素樹脂からの腐食因子の発生を緩和し、かつ直
接的に金属基材と接触しないので金属基材の錆等
の発生を防止する。 それ故本発明の方法により、金属基材は長期間
にわたり良好な状態で金属光沢を保持することが
出来る。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。なお、
実施例中「部」、「%」は重量基準で示す。 〈アクリル樹脂系クリヤー塗料A〉 エチルアクリレート44部、イソブチルメタクリ
レート43部、ヒドロキシエチルメタクリレート12
部、メタクリル酸0.8部、重合触媒0.2部をキシロ
ール50部、酢酸ブチル50部からなる溶剤中に滴下
し、通常の方法にて溶液重合し、不揮発分50%の
アクリル樹脂(ガラス転移温度14℃、水酸基価
52、酸価5)溶液を得た。 この溶液90部にヘキサメチレンジイソシアネー
トのビユレツト体〔「スミジユールN−75」(住友
バイエル社製商品名)、固形分75%〕9部を加え
アクリル樹脂系クリヤー塗料Aを調製した。 〈グリシジル基含有アクリル樹脂系クリヤー塗
料B〉 2−エチルヘキシルアクリレート70部、イソブ
チルメタクリレート16部、ヒドロキシエチルメタ
クリレート7部、グリシジルメタクリレート6
部、重合触媒1部をキシロール50部、酢酸ブチル
50部からなる溶剤中に滴下し、通常の方法にて溶
液重合し、不揮発分50%のアクリル樹脂(ガラス
転移温度5℃、水酸基価30)溶液を得た。 この溶液80部にブチルエーテル化メラミン樹脂
20部を加え、グリシジル基含有アクリル樹脂系ク
リヤー塗料Bを調製した。 〈アミノ基含有アクリル樹脂系クリヤー塗料C〉 メチルメタクリレート42部、エチルメタクリレ
ート3部、2−エチルヘキシルメタクリレート30
部、ヒドロキシプロピルメタクリレート15部、ス
チレン5部、メタクリル酸ジメチルアミノエチル
5部、重合触媒1部をシクロヘキサノン20部、ト
ルエン80部からなる溶剤中に滴下し通常の方法に
て溶液重合し、不揮発分50%のアクリル樹脂(ガ
ラス転移温度42℃、水酸基価58)溶液を得た。 他方、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量
体であるシアヌレート環を有するポリイソシアネ
ート55.5部をメチルエチルケトン20部に溶解し、
これにメチルエチルケトンオキシム24.5部を加
え、反応させブロツクイソシアネート化合物溶液
(NCO当量359、不揮発分80%)を得た。 このブロツクイソシアネート化合物溶液13部、
前記アクリル樹脂溶液87部、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン1部を混合し、アミノ基含有
アクリル樹脂系クリヤー塗料Cを調製した。 〈フツ素樹脂系クリヤー塗料D〉 クロロトリフルオロエチレン52部、4−ヒドロ
キシ−n−ブチルビニルエーテル21部、シクロヘ
キシルビニルエーテル17部、エチルビニルエーテ
ル10部からなるモノマーを特開昭57−34107号公
報に記載の方法に従つて含フツ素共重合体(数平
均分子量6800、水酸基価100)の60%キシロール
溶液を得た。 この溶液100部に表面調整剤1部と前記ヘキサ
メチレンジイソシアネートのビユレツト体23部を
加え、フツ素樹脂系クリヤー塗料Dを調製した。 〈フツ素樹脂系カラークリヤー塗料E〉 クロロトリフルオロエチレン30部、テトラフロ
ロエチレン25部、4−ヒドロキシ−n−ブチルビ
ニルエーテル10部、シクロヘキシルビニルエーテ
ル18部、エチルビニルエーテル17部からなるモノ
マーを特開昭57−34107号公報に記載の方法に従
つて含フツ素共重合体(数平均分子量45000、水
酸基価52)の40%シクロヘキサノン溶液を得た。
この溶液100部に透明酸化鉄顔料1部と前記ブロ
ツクイソシアネート化合物溶液5部を加え、フツ
素樹脂系ゴールド色カラークリヤー塗料Eを調製
した。 〈フツ素樹脂系クリヤー塗料F〉 メチルメタクリレート49部、イソブチルメタク
リレート30部、メタクリル酸1部、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート20部をキシロールと酢酸ブ
チルの(1:1)からなる混合溶剤中で溶液重合
し、不揮発分60%のアクリル樹脂(数平均分子量
5000、水酸基価86、酸価6.5)溶液を得た。 該アクリル樹脂溶液50部、塗料Dにて使用した
含フツ素共重合体溶液50部、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン1部、紫外線吸収剤1部、前
記ブロツクイソシアネート化合物溶液32部、表面
調製剤0.5部を混合し、フツ素樹脂系クリヤー塗
料Fを調製した。 実施例 1 板厚0.5mmの脱脂処理したステンレス(SUS
#304−HL)に、酢酸ブチル/キシロール/セ
ロソルブアセテート=40/40/10の希釈溶剤で粘
度20秒(FC#4/20℃)に調整したアクリル樹
脂系クリヤー塗料Aを乾燥膜厚10μになるようエ
アスプレー塗装し、80℃、30分間乾燥させた。 次いで同様にして粘度20秒に調整したフツ素樹
脂系クリヤー塗料Dを乾燥膜厚40μになるようエ
アスプレーにより塗り重ね、80℃、30分間乾燥さ
せた。 得られた塗板につき初期光沢の測定、促進耐候
性試験(デユーサイクル、テスト時間500時間)
後の光沢と色差の測定及び塗板状態の観察試験を
し、その結果を第1表に示した。 実施例 2 実施例1と同様にしてステンレス板に粘度20秒
に調整したグリシジル基含有アクリル樹脂系クリ
ヤー塗料Bを乾燥膜厚10μになるようエアスプレ
ー塗装し、150℃、30分間焼付けた。 次いで粘度20秒に調整したフツ素樹脂系クリヤ
ー塗料Fを乾燥膜厚10μになるようエアスプレー
により塗り重ね、150℃、30分間焼付けた。 得られた塗板につき実施例1と同様の試験を
し、その結果を第1表に示した。 実施例 3 ステンレス板にシクロヘキサノン/イソホロン
=90/10の希釈溶剤で粘度140秒に調整したアミ
ノ基含有アクリル樹脂系クリヤー塗料Cを乾燥膜
厚5μになるようロール塗装機により塗装し、300
℃の焼付炉に1分間で通過させ、焼付けた。 次いで同様にして粘度140秒に調整したフツ素
樹脂系カラークリヤー塗料Eを乾燥膜厚20μにな
るよう塗り重ね、焼付けた。 得られた塗板につき実施例1と同様の試験を
し、その結果を第1表に示した。 実施例 4 実施例2においてステンレス板の代りに板厚
0.8mmのクロメート処理をしたアルミニウム板を
使用する以外は同様にして塗板を得た。 得られた塗板につき初期光沢の測定、促進耐候
性試験(サンシヤインウエザオメーターテスト
5000時間)後の光沢と色差の測定及び塗板状態の
観察試験をしその結果を第1表に示した。 実施例 5 実施例2においてステンレス板の代りに板厚1
mmの銅板を使用する以外は同様にして塗板を得
た。 得られた塗板につき初期光沢の測定、屋外暴露
試験(5年間)後の光沢と色差の測定及び塗板状
態の観察試験をし、その結果を第1表に示した。 実施例 6 実施例2において銅板の代りに真鋳鋳物の研磨
加工品を使用する以外は同様にして塗装物を得、
実施例5と同様の試験をし、その結果を第1表に
示した。 比較例 1 実施例1のステンレス板に塗装を施さない状態
で、実施例1と同様の試験をし、その結果を第1
表に示した。 比較例 2 実施例1においてアクリル樹脂系クリヤー塗料
Aを乾燥膜厚25μになるよう二層塗り(合計膜厚
50μ)する以外は同様にして塗板を得、同様の試
験をし、その結果を第1表に示した。 比較例 3 実施例2において、フツ素樹脂系クリヤー塗料
Fを乾燥膜厚10μになるよう二層塗り(合計膜厚
20μ)する以外は同様にして塗板を得、同様の試
験をし、その結果を第1表に示した。 比較例 4 実施例5の銅板に塗装を施さない状態で実施例
5と同様の試験をし、その結果を第1表に示し
た。 比較例 5 実施例5においてグリシジル基含有アクリル樹
脂系クリヤー塗料Bの代りにフツ素樹脂系クリヤ
ー塗料Fを使用する以外は同様にして塗板を得、
同様の試験をし、その結果を第1表に示した。 第1表からも明らかの通り本発明の実施例にお
いて優れた性能を有していた。一方、塗装を施さ
ない比較例1のステンレスは全面白つぽくなり金
属の鏡面光沢も低下した。またアクリル樹脂系ク
リヤー塗料を二層塗りした比較例2のステンレス
は塗膜がチヨーキングして不透明となり、クラツ
クに接する周囲には赤点錆が発生した。 また、フツ素樹脂系クリヤー塗料を二層塗りし
た比較例3のステンレスはステンレスのヘアーラ
イン加工の加工目に沿い直径0.2〜1mmの赤点錆
が発生し、金属感が著じるしく失せた。 また、塗装を施さない比較例4の銅板は全面黒
変し、一部緑錆が発生した。また、フツ素樹脂系
クリヤー塗料を二層塗りした比較例5の銅板は塗
膜の下面に黒錆が発生し、銅の金属光沢が消失し
た。
<Industrial Application Field> The present invention relates to a method for forming a coating film that takes advantage of the metallic luster of a metal base material made of stainless steel, aluminum, copper, or brass and has excellent long-term weather resistance and corrosion resistance. <Prior Art> It has been widely practiced to coat metal substrates with colored paints in order to give them aesthetic appearance and corrosion resistance. On the other hand, metal substrates such as stainless steel, aluminum, copper, or brass are widely used without being coated with colored paint in order to take advantage of the metallic luster of the metal substrate itself. However, such metal substrates are also coated with clear paint to prevent stains such as hand marks from adhering to them and to maintain their metallic luster. However, when a commonly used clear paint based on acrylic resin thread or polyester resin is applied, there is a problem in that after being left outdoors for several years, the paint film itself develops yoking and the like, resulting in a decrease in metallic luster. Therefore, it has been considered to apply a fluororesin-based clear paint that has good long-term weather resistance. <Problems to be Solved by the Invention> However, when a fluororesin-based clear paint is applied to a metal base material such as stainless steel, the metallic luster can be maintained for a long period of time, but when exposed outdoors, the paint may unexpectedly deteriorate. Even though rust does not occur on metal substrates such as stainless steel, there has been a phenomenon in which rust occurs on the surface of the metal substrate under the coating on metal substrates coated with fluororesin-based clear paint. . Although the cause of this is not certain, it is probably predicted to be as follows. In other words, metal base materials such as stainless steel have a high reflectance of sunlight and other light rays, including ultraviolet rays, while fluororesin-based clear coatings have a higher reflectance than other general acrylic resin-based, polyester-based, etc. clear coatings. However, the transmittance of ultraviolet rays is high, so the paint film is exposed to sunlight (transmitted light and reflected light) outdoors.
Part of the fluororesin decomposes under the influence of heat, and the decomposition products, highly active low-molecular compounds such as fluorides and chlorides, become corrosion factors, corrode the surface of the metal base material, and cause rust. It is thought that this causes the occurrence of As a result of intensive studies in view of the current situation, the present inventors have found a method that maintains the metallic luster of the metal base material such as stainless steel for a long period of time, and takes advantage of the long-term weather resistance of the fluororesin clear coating. The present invention has been achieved by discovering a method for forming a coating film that also prevents the occurrence of rust. <Means for Solving the Problems> Therefore, the present invention involves coating a metallic base material made of stainless steel, aluminum, copper, or brass with metallic luster with an acrylic resin-based clear paint, and then coating the base material with an acrylic resin-based clear paint containing hydroxyl groups. applying a fluoroplastic clear paint containing a fluorine-containing copolymer and a curing agent;
The present invention provides a method for forming a coating film with metallic luster. Since a fluororesin-based clear coating is applied to the metal substrate by the method of the present invention, the metallic luster can be maintained for a long period of time, and the acrylic resin-based clear coating is protected by the fluororesin-based clear coating for a long time. Long-term weather resistance is achieved without causing paint film defects such as yoking, and an acrylic resin-based clear coating film with high absorption rate for ultraviolet rays is interposed between the metal base material and the fluororesin-based clear coating film. This makes it possible to alleviate the generation of the above-mentioned corrosion factors from the fluororesin, and to prevent the generation of rust on the surface of the metal base material since it does not come into direct contact with the metal base material. The present invention will be explained in more detail below. The acrylic resin-based clear paint used in the present invention is a lacquer type that is usually used for various metals such as automobiles, a two-component type consisting of a combination with a polyvalent isocyanate as a hardening agent, and a hardening agent. Various room-temperature-curing acrylic resin-based clear paints such as one-component types made of a combination with blocked polyisocyanate or aminoplast resin, bake-curing acrylic resin-based clear paints, and ultraviolet-curable acrylic resin-based clear paints. These paints can be used without any particular restrictions, and these paints may be of organic solvent type or water-based type. Acrylic copolymers used as binders for acrylic resin-based clear paints are esterified with alkanols such as methyl, ethyl, propyl, and 2-ethylhexyl acrylates, and methyl, ethyl, propyl, butyl, and 2-ethylhexyl metadalylates. The main components are acrylic esters and methacrylic esters, and in addition to these, α,β-monoethylenically unsaturated carboxylic acids such as acrylic acid, methacrylic acid, itaconic acid, and maleic acid; 2-hydroxyethyl acrylate, 2-hydroxyethyl acrylate, etc. Hydroxyalkyl esters of α,β-monoethylenically unsaturated carboxylic acids such as hydroxypropyl, 2-hydroxyethyl methacrylate, 2-hydroxypropyl methacrylate; acrylamide, N-methylolacrylamide, N-butoxymethylacrylamide, diacetone acrylamide , N-methylolmethacrylamide, N-butoxymethylmethacrylamide, diacetone methacrylamide, dimethylaminoethyl acrylate, diethylaminoethyl acrylate, dimethylaminoethyl methacrylate, diethylaminoethyl methacrylate, etc. Compound: monoethylenically unsaturated compound containing a glycidyl group such as glycidyl ester of acrylic acid and methacrylic acid; and a monomer mixture obtained by appropriately combining various monomers such as styrene, acrylonitrile, methacrylonitrile, etc., copolymerized by a conventional method. It is. In particular, in the present invention, a copolymer containing an amino group or a glycidyl group using the above-mentioned amino group- or glycidyl group-containing monoethylenically unsaturated compound has a remarkable effect in preventing the occurrence of rust. Although the reason for this is not clear, it is probably because the amino groups and glycidyl groups react with the corrosion factors and inactivate them. In addition, the monomer containing an amino group or a glycidyl group is 1 to 30 mol% in the acrylic copolymer,
Preferably, a content of 4 to 20 mol % is suitable, and in the above range, the effect of preventing rust generation appears to be significant. Incidentally, if the amount is too much above the above range, water resistance, weather resistance, etc. tend to be adversely affected. Further, the acid value of the acrylic copolymer is suitably 10 or less, and the number average molecular weight is suitably about 2,000 to 150,000. Furthermore, as the binder, an acrylic copolymer modified with silicone can also be used. The acrylic resin-based clear paint used in the present invention is made by blending the above-mentioned binder with various solvents, etc., and, if necessary, adding curing agents, ultraviolet absorbers, alumina, silica, etc. It contains a small amount of various additives such as additives, modifiers such as cellulose acetate butyrate, extender pigments, and coloring pigments and dyes to the extent that they do not inhibit metallic luster. In addition, when using the above-mentioned curing agent, it is appropriate that the acrylic copolymer has a hydroxyl value of about 20 to 120. Further, as the curing agent, in the case of a room temperature curing type (including forced drying), a polyvalent isocyanate having two or more isocyanate groups in one molecule is suitable. Examples of the polyvalent isocyanate include aliphatic or alicyclic diisocyanates such as hexamethylene diisocyanate, tetramethylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, hydrogenated diphenylene diisocyanate, and hydrogenated xylylene diisocyanate, or biuret forms, dimers, and trimers thereof. Typical examples include reaction products of polymers or excess of these isocyanate compounds with low-molecular polyols such as ethylene glycol, glycerin, trimethylolpropane, and pentaerythritol. Needless to say, in the case of a room temperature curing type, the curing agent becomes a two-component paint, which is mixed with the hydroxyl group-containing acrylic copolymer solution as the main ingredient immediately before coating. In addition, blocked isocyanate compounds obtained by masking the polyvalent isocyanate compounds with masking agents such as phenols, alcohols, oximes, lactams, amines, amides, etc. can also be used, and in this case, they are mixed with the polyol component in a predetermined ratio. By doing so, it becomes a one-component paint that can be cured by baking. The mixing ratio of the polyol component which is the acrylic copolymer and the polyvalent isocyanate compound curing agent component is determined by the equivalent ratio of isocyanate groups of the isocyanate compound to hydroxyl groups of the polyol component (NCO/
OH) is (0.1-1.3/1) particularly preferably (0.2-1.3/1)
1.0/1), and within this range it is possible to exhibit the original resin properties. Furthermore, an aminoplast compound can also be used as a curing agent. Aminoplast compounds include melamine,
It is a condensation product of an amino compound such as urea, benzoguanamine, or acetoguanamine and an aldehyde compound, or a compound obtained by further etherifying the condensation product with an alcohol such as butanol. still,
When an aminoplast compound is used, it becomes a one-component paint that can be cured by baking by mixing it with the polyol component in a predetermined ratio. The mixing ratio (by weight) of the polyol component, which is an acrylic copolymer, and the aminoplast compound curing agent component is (95:5 to 60:40), particularly preferably (90:10 to 70:30); It becomes possible to exhibit the original resin properties within this range. Next, the fluororesin-based clear paint used in the present invention is a fluororesin-based clear paint that contains a fluorine-containing copolymer containing a hydroxyl group and a curing agent, and can be cured at room temperature or by baking at a low temperature. Moreover, it is soluble in ordinary organic solvents for paints. For example, a fluororesin-based clear paint containing as a binder a fluorine-containing copolymer containing fluoroolefin and vinyl ether as main components described in JP-A-57-34107 is suitable. That is, the fluorine-containing copolymer contains fluoroolefin, cyclohexyl vinyl ether, alkyl vinyl ether, and hydroxyalkyl vinyl ether as constituent components, and contains 30 to 70% by weight and 5 to 5% by weight, respectively.
60% by weight, 5 to 60% by weight, and 3 to 25% by weight, and the number average molecular weight is about 3000 to about
A fluorine-containing copolymer of 100,000 is preferred. In the above, if the fluoroolefin content is too low, the weather resistance will deteriorate, and if the fluoroolefin content is too high, it will be difficult to manufacture. Furthermore, if the cyclohexyl vinyl ether content is too low, the hardness of the coating film will decrease, and if the alkyl vinyl ether content is too low, the flexibility will decrease. Furthermore, hydroxyalkyl vinyl ether is
It is appropriate to use the above content from the viewpoint of improving curability without impairing various useful properties as a coating material. In other words, if the hydroxyalkyl vinyl ether content is too high, not only will the solubility of the copolymer in organic solvents decrease, but also the flexibility of the coating film will decrease, while if the hydroxyalkyl vinyl ether content is too low, the durability of the coating film will decrease. Adhesion tends to decrease. Further, in the fluorine-containing copolymer, as the fluoroolefin, chlorotrifluoroethylene, tetrafluoroethylene, hexafluoropropylene, etc. are preferable. Further, as the alkyl vinyl ether, those containing a linear or branched alkyl group having 2 to 8 carbon atoms, particularly those in which the alkyl group has 2 to 4 carbon atoms, are preferable. Moreover, as the hydroxyalkyl vinyl ether, one containing a hydroxyalkyl group having 2 to 8 carbon atoms is suitable. The fluorine-containing copolymer may contain comonomers other than the above-mentioned constituents in an amount not exceeding 40% by weight. Such comonomers include ethylene, propylene, isobutylene, vinyl chloride,
Typical examples include vinylidene chloride, methyl methacrylate, butyl acetate, and the like. Examples of such fluorine-containing copolymers include Lumiflon LF100, 200, 210, 300, 400, 510, and 700.
(all brand names manufactured by Asahi Glass Co., Ltd.) etc. are commercially available. Also, JP-A-59-189108, JP-A-60-
Publication No. 67518, Japanese Patent Application Publication No. 61-264065, Japanese Patent Application Publication No. Sho 61-264065
The fluorine-containing copolymers described in Japanese Patent No. 61-272273 and the like can also be suitably used in the present invention because they are soluble in common organic solvents for paints. The curing agent used in the fluororesin-based clear paint in the present invention may be the same as the curing agent used in the acrylic resin-based clear paint, and may be a polyvalent isocyanate having two or more isocyanate groups in one molecule. compounds, blocked isocyanate compounds, aminoplast compounds, etc. can be used. Further, the blending ratio of the fluorine-containing copolymer containing hydroxyl groups and the curing agent may be the same as in the case of the acrylic resin-based clear paint. In other words, when using an isocyanate compound as a curing agent, the equivalent ratio of isocyanate groups to hydroxyl groups is 0.1 to 1.3/
1, preferably 0.2 to 1.0/1, and when using an aminoplast compound as a curing agent, the mixing ratio (by weight) of the polyol component and the aminoplast compound component of the fluororesin clear paint is 95: 5-60:40, preferably 90:10-
The time shall be 70:30. The fluororesin-based clear paint used in the present invention is composed of the above-mentioned fluorine-containing copolymer as a binder and a curing agent, and various solvents, etc., blended in the usual way, and if necessary, the above-mentioned Similar to acrylic resin-based clear paints, it contains small amounts of various additives such as ultraviolet absorbers and erasing agents, modifiers, extender pigments, and colored pigments and dyes to the extent that they do not inhibit metallic luster. Next, the coating film forming method of the present invention will be explained. In order to improve adhesion as necessary, the surface of the metal base material is made rough by etching, etc., or treated with a chelating agent, a coupling agent, etc., and then the acrylic resin-based clear paint is applied by spray coating, electrostatic coating, etc. Coating is done by means such as roll coating so that the dry film thickness is approximately 5 to 20 μm. In addition, if the film thickness is thinner than the above range, the ability to absorb ultraviolet rays will not be fully exhibited, and the corrosion factors will not be sufficiently blocked from the surface of the metal base material.On the other hand, if the film thickness is thicker than the above range, the ultraviolet rays will not be able to be fully utilized, and if the film thickness is thicker than the above range, the ultraviolet rays will not be able to be fully absorbed. As the amount of acrylic resin-based clear coating increases, chemical resistance, weather resistance, etc. tend to decrease. Next, the above-mentioned fluororesin clear paint is applied in the same manner so that the dry film thickness is about 5 to 60 μm. In addition, if the film thickness is thinner than the above range, the film performance such as long-term weather resistance and chemical resistance will not be fully exhibited, and the protection of the acrylic resin clear paint film will be insufficient. The metallic luster, which is the original objective of the present invention, tends to be impaired. The acrylic resin clear paint and the fluororesin clear paint may be applied after the former is dried, or the latter may be applied wet or on-wet while the former is undried. <Effects of the Invention> Since the clear coating film is applied to the metal substrate by the method of the present invention, the metallic luster can be maintained for a long period of time, and the acrylic resin-based clear coating film is protected by the fluororesin-based clear coating film. , long-term weather resistance has been improved, and since the acrylic resin clear coating film, which has a high absorption rate for ultraviolet rays, is interposed between the metal base material and the fluororesin clear coating film, corrosion factors from the fluororesin are not generated. Since it does not come into direct contact with the metal base material, it prevents the occurrence of rust on the metal base material. Therefore, by the method of the present invention, the metal substrate can maintain its metallic luster in good condition for a long period of time. The present invention will be explained in more detail below. In addition,
In the examples, "parts" and "%" are expressed on a weight basis. <Acrylic resin clear paint A> 44 parts of ethyl acrylate, 43 parts of isobutyl methacrylate, 12 parts of hydroxyethyl methacrylate
0.8 parts of methacrylic acid, and 0.2 parts of polymerization catalyst were added dropwise into a solvent consisting of 50 parts of xylene and 50 parts of butyl acetate, and solution polymerization was carried out in a conventional manner to form an acrylic resin with a non-volatile content of 50% (glass transition temperature: 14°C). , hydroxyl value
52, acid value 5) A solution was obtained. Acrylic resin clear paint A was prepared by adding 9 parts of hexamethylene diisocyanate as a binder ("Sumidyur N-75" (trade name, manufactured by Sumitomo Bayer), solid content 75%) to 90 parts of this solution. <Glycidyl group-containing acrylic resin clear paint B> 70 parts of 2-ethylhexyl acrylate, 16 parts of isobutyl methacrylate, 7 parts of hydroxyethyl methacrylate, 6 parts of glycidyl methacrylate
part, 1 part of polymerization catalyst, 50 parts of xylene, butyl acetate
The mixture was added dropwise to 50 parts of a solvent and solution polymerized using a conventional method to obtain an acrylic resin solution (glass transition temperature: 5° C., hydroxyl value: 30) with a nonvolatile content of 50%. Add 80 parts of this solution to butyl etherified melamine resin.
20 parts were added to prepare glycidyl group-containing acrylic resin clear paint B. <Amino group-containing acrylic resin clear paint C> 42 parts of methyl methacrylate, 3 parts of ethyl methacrylate, 30 parts of 2-ethylhexyl methacrylate
15 parts of hydroxypropyl methacrylate, 5 parts of styrene, 5 parts of dimethylaminoethyl methacrylate, and 1 part of the polymerization catalyst were added dropwise into a solvent consisting of 20 parts of cyclohexanone and 80 parts of toluene, and solution polymerization was carried out in a conventional manner to remove non-volatile components. A 50% acrylic resin solution (glass transition temperature: 42°C, hydroxyl value: 58) was obtained. On the other hand, 55.5 parts of a polyisocyanate having a cyanurate ring, which is a trimer of hexamethylene diisocyanate, was dissolved in 20 parts of methyl ethyl ketone,
To this, 24.5 parts of methyl ethyl ketone oxime was added and reacted to obtain a blocked isocyanate compound solution (NCO equivalent: 359, non-volatile content: 80%). 13 parts of this blocked isocyanate compound solution,
Amino group-containing acrylic resin clear paint C was prepared by mixing 87 parts of the acrylic resin solution and 1 part of γ-aminopropyltriethoxysilane. <Fluoroplastic clear paint D> A monomer consisting of 52 parts of chlorotrifluoroethylene, 21 parts of 4-hydroxy-n-butyl vinyl ether, 17 parts of cyclohexyl vinyl ether, and 10 parts of ethyl vinyl ether is described in JP-A-57-34107. A 60% xylene solution of a fluorine-containing copolymer (number average molecular weight 6800, hydroxyl value 100) was obtained according to the method described in . Fluororesin clear paint D was prepared by adding 1 part of a surface conditioner and 23 parts of the hexamethylene diisocyanate binder to 100 parts of this solution. <Fluoroplastic color clear paint E> Monomers consisting of 30 parts of chlorotrifluoroethylene, 25 parts of tetrafluoroethylene, 10 parts of 4-hydroxy-n-butyl vinyl ether, 18 parts of cyclohexyl vinyl ether, and 17 parts of ethyl vinyl ether were A 40% cyclohexanone solution of a fluorine-containing copolymer (number average molecular weight 45,000, hydroxyl value 52) was obtained according to the method described in Japanese Patent No. 57-34107.
To 100 parts of this solution, 1 part of the transparent iron oxide pigment and 5 parts of the aforementioned blocked isocyanate compound solution were added to prepare a fluororesin-based gold color clear paint E. <Fluororesin clear paint F> 49 parts of methyl methacrylate, 30 parts of isobutyl methacrylate, 1 part of methacrylic acid, and 20 parts of hydroxypropyl methacrylate were solution-polymerized in a mixed solvent consisting of xylol and butyl acetate (1:1), Acrylic resin with non-volatile content of 60% (number average molecular weight
5000, hydroxyl value 86, acid value 6.5) solution was obtained. 50 parts of the acrylic resin solution, 50 parts of the fluorine-containing copolymer solution used in Paint D, 1 part of γ-aminopropyltriethoxysilane, 1 part of ultraviolet absorber, 32 parts of the blocking isocyanate compound solution, surface preparation agent. 0.5 parts were mixed to prepare fluororesin clear paint F. Example 1 Degreased stainless steel (SUS) with a thickness of 0.5 mm
#304-HL), acrylic resin clear paint A adjusted to a viscosity of 20 seconds (FC #4/20°C) with a diluent of butyl acetate/xylol/cellosolve acetate = 40/40/10 to a dry film thickness of 10μ. It was air-sprayed and dried at 80℃ for 30 minutes. Next, fluororesin clear paint D, whose viscosity was adjusted to 20 seconds in the same manner, was applied by air spray to give a dry film thickness of 40 μm, and dried at 80° C. for 30 minutes. Measurement of initial gloss and accelerated weathering test (Du cycle, test time 500 hours) on the obtained coated board
The resulting gloss and color difference were measured and the state of the coated plate was observed. The results are shown in Table 1. Example 2 In the same manner as in Example 1, a glycidyl group-containing acrylic resin clear paint B adjusted to a viscosity of 20 seconds was air-sprayed onto a stainless steel plate to a dry film thickness of 10 μm, and baked at 150° C. for 30 minutes. Next, a fluororesin clear paint F adjusted to a viscosity of 20 seconds was applied by air spray to give a dry film thickness of 10 μm, and baked at 150° C. for 30 minutes. The obtained coated plate was subjected to the same test as in Example 1, and the results are shown in Table 1. Example 3 A stainless steel plate was coated with amino group-containing acrylic resin clear paint C adjusted to a viscosity of 140 seconds using a diluted solvent of cyclohexanone/isophorone = 90/10 to a dry film thickness of 5 μm using a roll coater.
It was baked by passing it through a baking oven at ℃ for 1 minute. Next, a fluororesin color clear paint E adjusted to a viscosity of 140 seconds in the same manner was coated to a dry film thickness of 20 μm and baked. The obtained coated plate was subjected to the same test as in Example 1, and the results are shown in Table 1. Example 4 In Example 2, plate thickness was used instead of stainless steel plate.
A coated plate was obtained in the same manner except that a 0.8 mm chromate-treated aluminum plate was used. Measurement of initial gloss and accelerated weathering test (Sunshine Weatherometer test)
After 5,000 hours), the gloss and color difference were measured and the state of the coated plate was observed. The results are shown in Table 1. Example 5 In Example 2, a plate thickness of 1 was used instead of the stainless steel plate.
A coated plate was obtained in the same manner except that a mm copper plate was used. The obtained coated plates were measured for initial gloss, gloss and color difference after an outdoor exposure test (5 years), and observation tests for the condition of the coated plates, and the results are shown in Table 1. Example 6 A coated product was obtained in the same manner as in Example 2 except that a polished brass cast product was used instead of the copper plate,
The same test as in Example 5 was conducted and the results are shown in Table 1. Comparative Example 1 A test similar to that of Example 1 was conducted without coating the stainless steel plate of Example 1, and the results were compared to the first example.
Shown in the table. Comparative Example 2 In Example 1, two layers of acrylic resin clear paint A were applied to a dry film thickness of 25 μm (total film thickness
A coated plate was obtained in the same manner except that 50μ) was used, and the same tests were conducted, and the results are shown in Table 1. Comparative Example 3 In Example 2, fluororesin clear paint F was applied in two layers to a dry film thickness of 10 μm (total film thickness
A coated plate was obtained in the same manner except that 20 μ) was used, and the same test was conducted. The results are shown in Table 1. Comparative Example 4 The same test as in Example 5 was conducted without coating the copper plate of Example 5, and the results are shown in Table 1. Comparative Example 5 A coated plate was obtained in the same manner as in Example 5 except that fluororesin clear paint F was used instead of glycidyl group-containing acrylic resin clear paint B.
A similar test was conducted and the results are shown in Table 1. As is clear from Table 1, the examples of the present invention had excellent performance. On the other hand, the stainless steel of Comparative Example 1, which was not coated, became completely white and the specular gloss of the metal was also reduced. Furthermore, in the stainless steel of Comparative Example 2, which was coated with two layers of acrylic resin-based clear paint, the paint film became opaque due to chalking, and red spot rust was generated around the cracks. Further, in the stainless steel of Comparative Example 3, which was coated with two layers of fluororesin-based clear paint, red spots of rust with a diameter of 0.2 to 1 mm were generated along the hairline processing lines of the stainless steel, and the metallic feel was significantly lost. In addition, the copper plate of Comparative Example 4, which was not coated, was completely blackened and green rust was generated in some parts. Further, in the copper plate of Comparative Example 5, which was coated with two layers of fluororesin-based clear paint, black rust occurred on the lower surface of the paint film, and the metallic luster of the copper disappeared.

【表】【table】

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 ステンレス、アルミニウム、銅又は真鍮製の
金属光沢を有する金属基材に、アクリル樹脂系ク
リヤー塗料を塗装し、次いで、水酸基を含有する
含フツ素共重合体と硬化剤とを含むフツ素樹脂系
クリヤー塗料を塗装することを特徴とする、金属
光沢のある塗膜の形成方法。 2 前記アクリル樹脂がグリシジル基又はアミノ
基を有する特許請求の範囲第1項記載の金属光沢
のある塗膜の形成方法。
[Claims] 1. An acrylic resin-based clear paint is applied to a metallic base material made of stainless steel, aluminum, copper, or brass that has a metallic luster, and then a fluorine-containing copolymer containing a hydroxyl group and a curing agent are applied. A method for forming a coating film with a metallic luster, characterized by applying a fluororesin-based clear paint containing. 2. The method for forming a coating film with metallic luster according to claim 1, wherein the acrylic resin has a glycidyl group or an amino group.
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