JPH0471670B2 - - Google Patents

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JPH0471670B2
JPH0471670B2 JP24985487A JP24985487A JPH0471670B2 JP H0471670 B2 JPH0471670 B2 JP H0471670B2 JP 24985487 A JP24985487 A JP 24985487A JP 24985487 A JP24985487 A JP 24985487A JP H0471670 B2 JPH0471670 B2 JP H0471670B2
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JP
Japan
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abrasive
excitation coil
pressure fluid
fluid injection
ultra
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JP24985487A
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Tomohei Tosaka
Kicha Hanyuda
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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【発明の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ この発明は、超高圧流体噴射ノズル装置に関
し、特に、励磁コイルに励磁電流を通電すること
によつて生じる磁界でアブレイシブを加速して超
高圧流体とともに噴射させる装置に関する。
≪従来の技術≫ 周知のように、土木建築の分野でコンクリート
構造物を解体する方法として、ウオータジエツト
式破壊工法がある。
この工法では、数千Kg/cm2程度の吐出圧力に加
圧したジエツト水をコンクリートに衝突させ、そ
の衝撃力で破壊する方法であり、ジエツト水中に
切削効果を増加させるためにアブレイシブ(砥石
粒)を添加することも行われている。
ところで、この種の工法で使用されている超高
圧流体噴射ノズル装置としては、先端にノズル部
を有するノズルガンと、このノズルガンの内部に
形成された混合室に開口する複数の高圧流体噴射
口と、この噴射口の中心軸上に配置されたアブレ
イシブ供給管とで構成されたものがある。
このような構造のノズル装置では、ポンプなど
で加圧した水を流体噴射口から噴射させること
で、混合室内に負圧を生じさせ、この負圧により
アフレイシブを吸引して噴射されるジエツト水中
に混合していた。
しかしながら、このような負圧によるアブレイ
シブの供給では、噴射口から放出される水の流速
と、供給されるアブレイシブの流速との速度差が
大きすぎて、アブレイシブを混合することによる
ジエツト水の切削能力を充分に向上できないとい
う問題があつた。
そこで、例えば、実願昭60−151957号(実開昭
62−59162号公報)にみられるように、アブレイ
シブ供給管の外周に励磁コイルを設置し、この励
磁コイルに直流電流を通電して供給管の軸方向に
磁界を発生させ、磁界とアブレイシブとの間に作
用する磁気力でこれを加速する装置が提案されて
いるが、このノズル装置にも直流電流で励磁する
場合には、以下に説明する問題があつた。
≪発明が解決しようとする問題点≫ すなわち、上記公報に開示されているノズル装
置によれば、磁気力でアブレイシブが加速されて
混合室に供給されるので、噴射口から放出される
水との間の速度差は負圧のみによる場合より小さ
くなるとされているが、円筒状に捲回された励磁
コイルでアブレイシブを加速しようとすれば、励
磁コイルの両端に発生する磁極が異なるので、そ
の全長でこれを加速することができない。
つまり、今、例えば、励磁コイルをその軸方向
に均一に捲回したとすれば、励磁コイルの一方側
にN極が、他方側にS極が生じ、磁界内のアブレ
イシブは一方の極では吸引により加速されるが他
方の極では反発により逆に減速される。
従つて、このような磁界では、アブレイシブが
磁界の中心に到達したときに励磁電流を停止する
ことで、アブレイシブを加速することが可能にな
る。
しかし、このように励磁コイルを均一に捲回す
ると、加速領域が、その全長の約半分しか利用で
きないので、アブレイシブを効率良く加速できな
いという欠点があつた。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされ
たものであつて、その目的とするところは、効率
よくアブレイシブが加速できる超高圧流体噴射ノ
ズル装置を提供することにある。
≪問題点を解決するための手段≫ 上記目的を達成するために、この発明は、先端
にノズル部を有するノズルガンと、このノズルガ
ンの内部に形成された混合室に開口する複数の高
圧流体噴射口と、この噴射口の中心軸上に配置さ
れたアブレイシブ供給管と、このアブレイシブ供
給管に磁性を有するアブレイシブを供給するアブ
レイシブ供給手段と、前記アブレイシブ供給管の
外周に配置され、直流電流が通電される励磁コイ
ルとからなる超高圧流体噴射ノズル装置におい
て、前記直流電流の通電と停止とを行う制御手段
を設け、かつ、前記励磁コイルは前記アブレイシ
ブの進行方向に沿つた後部側がその前部側より高
密度化されていることを特徴とする。
≪作用≫ 上記構成のノズル装置によれば、励磁コイルの
アブレイシブの進行方向に沿つた後部側が、その
前部側よりも高密度化されているので、励磁コイ
ルによる磁界が後部側に偏心し、アブレイシブの
加速領域が偏心した分だけ長くなる。
≪実施例≫ 以下、この発明の好適な実施例について添付図
面を参照にして詳細に説明する。
第1図から第3図は、この発明にかかる超高圧
流体噴射ノズル装置の一実施例を示している。
同図に示すノズル装置は、粉末状のアブレイシ
ブAを間欠的に供給する間欠供給装置10と、ア
ブレイシブAの加速装置12と、アブレイシブA
をジエツト水Bに混合して噴射させるノズルガン
14とから構成されている。
上記アブレイシブAには、非磁性体のアブレイ
シブに鉄粉などの強磁性体を混合するか、あるい
は、アブレイシブ自体に強磁性を付与することに
よつて、強磁性が与えられている。
上記間欠供給装置10は、アブレイシブAが収
容されたホツパ16と、円筒状のハウジング18
と、ハウジング18内に設置され、これに摺接し
てパルスモータ20で回転駆動されるロータリテ
ーブル22と、少なくともその先端側を非磁性体
で構成した、先細状に成形されたアブレイシブ供
給管24とから概略構成されている。
上記ハウジング18の外周には、上記ホツパ1
6と連通する取入口26と、上記アブレイシブ供
給管24と連通する取出口28とが穿設されてお
り、上記ロータリテーブル22には、取入口26
からアブレイシブAを受承し、約180度回転した
位置でこれを取出口28に放出する半円状の溝3
0が周方向に所定の間隔をおいて凹設されてい
る。
上記ロータリテーブル22の回転角度は、パル
スモータ20の回転軸に連結されたロータリエン
コーダ32により逐次検出される。
上記加速装置12は、円筒状のケース32内に
その本体部分があつて、上記アブレイシブ供給管
24の先端部分がケース32を貫通するように設
置され、供給管32の外周に設置された励磁コイ
ル36と、この励磁コイル36に通電される直流
電流の通電と停止とを、上記ロータリエンコーダ
32の出力信号に基ずいて行う制御装置38と、
励磁コイル36の冷却を行う冷却装置40とから
構成されている。
上記励磁コイル36は、第2図にその詳細を示
すように、アブレイシブ供給管24の外周に嵌着
される非磁性体で構成されたボビン42と、ボビ
ン42の外周に3段状に捲回された複数のコイル
44,44a,44bとから構成され、ボビン4
2には上記冷却装置40に接続され、冷媒が流通
するジヤケツト46が埋設されている。
上記各コイル44,44a,44bそれぞれ並
列接続されるとともに、1段目のコイル44はボ
ビン42の全長に亘つて捲回されており、2段目
のコイル44aはボビン42の後部側から約3/1
の長さまで捲回され、3段目のコイル44bは2
段目よりもさらに短い範囲でボビン42の後部側
から捲回されている。
このように捲回された励磁コイル36に直流電
流を通電すると、コイルの巻線密度が、ボビン4
2の後部側が前部側より高密度になつているの
で、第2図bに示すように、磁界のピーク
(Hmax)が後部側に偏心する。
上記制御装置38の詳細を第3図に示してい
る。
制御装置38は、商用電源50を昇圧するトラ
ンス52と、ダイオードブリツジ54とコンデン
サ56とで構成した整流回路と、この整流回路を
制御する第1のGTO素子58と、コンデンサ5
6の両端に第2のGTO素子60を介して接続さ
れた励磁コイル44,44a,44bを“ON”
“OFF”制御する制御回路62と、制御回路62
に所定周期の信号を送出する発信器64とから構
成されている。
制御回路62は、上記ロータリテーブル22を
回転駆動するパルスモータ20の回転をロータリ
エンコーダ32の信号を受けて制御するととも
に、ロータリテーブル22からアブレイシブ供給
管24にアブレイシブAが供給されると、第二の
GTO素子60に信号を送出して、これをターン
オンさせ励磁コイル36に通電する。
そして、通電により励磁コイル36に磁界が発
生し、これに吸引されてアブレイシブAが磁界の
ピーク値(Hmax)の近傍まで移動すると、第2
のGTO素子60をターンオフさせて、励磁コイ
ル36の通電を停止する。
なお、アブレイシブAの磁界中での移動を測定
するために、これを検出するコイルをボビン42
に設けても良い。
一方、上記ノズルガン14は、先端にノズル部
66を備え、ノズル部66の後方にこれに連通し
た混合室68が形成されている。
混合室68には、上記アブレイシブ供給管24
がその軸心上に開口し、かつ、アブレイシブ供給
管24の外周には、ノズル部66の後端側で混合
室68の軸心を指向するようにして、複数のジエ
ツト水Bの噴射口70が開口している。
さて、上記構成のノズル装置によれば、ロータ
リテーブル22をパルスモータ20で回転駆動す
れば、ホツパ16内のアブレイシブAが間欠的に
アブレイシブ供給管24に供給され、制御装置3
8で励磁コイル36の電流を前述のように
“ON”“OFF”制御すれば、励磁コイル36とア
ブレイシブAとの間に作用する磁気力により、ア
ブレイシブAを加速して、噴射口70から放出さ
れるジエツト水Bとともにノズル部66から噴射
できる。
この場合、特に注目すべきことは、励磁コイル
36のアブレイシブAの進行方向に沿つた後部側
が、その前部側よりも高密度化されているので、
励磁コイル36による磁界が後部側に偏心し、ア
ブレイシブAの加速領域が偏心した分だけ長くな
つていることであり、これによりアブレイシブA
を効率良く加速して噴射できる。
また、励磁コイル36に冷却装置40が設けて
あるので、励磁コイル36に通電したときの温度
上昇がこれにより抑制され、アブレイシブAを連
続的に加速できる。
また、励磁コイル36は、複数に分割され、か
つ、これらが並列接続されているので、全体のイ
ンピーダンスが低下し、制御装置38での
“ON”“OFF”制御の周波数がより高速化でき
る。
第4図はこの発明の他の実施例を示しており、
以下にその特徴点についてのみ説明する。
同図に示す実施例では、励磁コイル36のコイ
ル72を一端に切欠部を設けて分断した平板状の
導体で構成し、これをボビン42の外周にリング
状の絶縁板74を交互に配置して嵌着するととも
に、コイル72の配置密度を後部側で密になるよ
うにしている。
各コイル72は供給される直流電源に対してそ
れぞれ並列接続されている。
以上の構成の励磁コイル36を用いても上記実
施例と同様な作用効果が得られるとともに、この
実施例の励磁コイル36では、さらにインピーダ
ンスが低下するので、アブレイシブAをより一層
の高周波で供給できる。
なお、上記実施例では、励磁コイル36をアブ
レイシブ供給管24の外周に1個設けたものを示
したが、これを供給管24の軸方向に沿つて複数
設置しても良い。
≪発明の効果≫ 以上実施例で説明したように、この発明にかか
る超高圧流体噴射ノズル装置によれば、励磁コイ
ルの導体密度がアブレイシブの進行方向に対し
て、後部側が高密度化されているので、アブレイ
シブの加速領域が長くなり、アブレイシブを効率
良く加速できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の全体構成図、第2図は励
磁コイルの断面図と同コイルに発生する磁界を示
すグラフ、第3図は制御装置の回路図、第4図は
他の実施例を示す励磁コイルの断面図である。 10……間欠供給装置、12……加速装置、1
4……ノズルガン、24……アブレイシブ供給
管、36……励磁コイル、38……制御装置、6
6……ノズル部、68……混合室、70……噴射
口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 先端にノズル部を有するノズルガンと、この
    ノズルガンの内部に形成された混合室に開口する
    複数の高圧流体噴射口と、この噴射口の中心軸上
    に配置されたアブレイシブ供給管と、このアブレ
    イシブ供給管に磁性を有するアブレイシブを供給
    するアブレイシブ供給手段と、前記アブレイシブ
    供給管の外周に配置され、直流電流が通電される
    励磁コイルとからなる超高圧流体噴射ノズル装置
    において、前記直流電流の通電と停止とを行う制
    御手段を設け、かつ、前記励磁コイルは前記アブ
    レイシブの進行方向に沿つた後部側がその前部側
    より高密度化されていることを特徴とする超高圧
    流体噴射ノズル装置。 2 上記アブレイシブ供給手段は、前記励磁コイ
    ルに近接して設置され、アブレイシブを間欠的に
    供給する間欠供給装置からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の超高圧流体噴射ノ
    ズル装置。 3 上記励磁コイルは冷却手段を備えていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    に記載の超高圧流体噴射ノズル装置。 4 上記励磁コイルは平板状の導体からなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項の
    いずれかに記載の超高圧流体噴射ノズル装置。
JP24985487A 1987-10-05 1987-10-05 超高圧流体噴射ノズル装置 Granted JPH0192070A (ja)

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JPH0192070A JPH0192070A (ja) 1989-04-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104128891B (zh) * 2014-08-04 2016-10-05 安徽理工大学 悬浮磨料磁流体射流发生装置
CN108000374A (zh) * 2018-01-12 2018-05-08 安徽理工大学 一种脉冲交替式电磁磨料射流发生装置

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