JPH04706Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、ムール貝のヒゲ取り装置に関す
る。

（従来の技術） 従来、ムール貝には、足から多数出して、他物
に付着する、ヒゲのようなものがあり、このヒゲ
のようなものは食することはできず、調理する際
には不要であるため、予め出荷する前に手作業に
て除去している。

（考案が解決しようとする問題点） しかし、このヒゲの除去作業は、単純な作業で
はあるが一個づつ処理するため手首が非常に疲
れ、作業能率の極めて悪いものであつた。

そこでこの考案は、このヒゲ取り作業を機械的
に連続して簡単に行い、作業の軽減を図ると共
に、能率的かつ、省力的であり、コストダウンも
期待できるムール貝のヒゲ取り装置を提供するも
のである。

〔考案の構成〕

（問題点を解決するための手段） 以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、フレーム本体１に、モータ等の動力で回
転する一対のローラー２ａ，２ｂを押圧調節可能
に摺接して設け、これらローラーが食い込むよう
それぞれ逆方向に回転させて設け、下方のローラ
ー２ｂには、軸方向と平行なゴムカバー３を摺接
させるようフレーム本体１に設けたものより構成
される。

尚、４ａ，４ｂは、一対のローラー２ａ，２ｂ
をそれぞれ逆方向に回転させるためのギアであ
り、５は、巻き込み防止用のガードであり、６
は、一のローラーを他のローラーへの押圧状態を
調整するスプリングである。

さらに、７は、ムール貝に付着する海水の水切
り板であり、モータは、フレーム本体１の内部に
収納されており、モータの回転軸にベルトあるい
はチエーンで片方のローラー２ａの軸に巻回され
ている。

更に、フレーム本体１は、枠体で形成されてい
てもよく、ボツクスに形成されていてもよい。

（作用） 次にこの考案の使用方法を説明すると、モータ
のスイツチを入れ、ムール貝Ｘを手で持ち、ムー
ル貝のヒゲＹの部分をローラ２ａ，２ｂが位置す
る箇所に当接して押圧すると、ヒゲは一対のロー
ラ間に挟まれてやがて食い込み、ヒゲが自動的に
取られるものである。

（考案の効果） この考案によると、ムール貝のヒゲは、貝を２
本のローラの間に当接すれば自動的にローラ間に
巻き込まれて除去され、ゴムカバーによりローラ
に巻き込まれたヒゲは再度外部に出ることはなく
フレーム本体内に溜まり、作業場を汚すことがな
く、掃除が簡単であり、このように簡単な構造に
より、自動的にムール貝のヒゲ取りが行え、省力
的であり短時間に多量の処理が行える等極めて有
益なる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す側面図、
第２図は、この考案の一実施例を示す要部拡大断
面図である。 １……フレーム本体、２ａ，２ｂ……ローラ
ー、３……ゴムカバー、４ａ，４ｂ……ギア、５
……巻き込み防止用のガード、６……スプリン
グ、７……水切り板、Ｘ……貝、Ｙ……ヒゲ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フレーム本体１に、モータ等の動力で回転する
   一対のローラー２ａ，２ｂを押圧調節可能に摺接
   して設け、これらローラーが食い込むようそれぞ
   れ逆方向に回転させて設け、下方のローラー２ｂ
   には、軸方向と平行なゴムカバー３を摺接させる
   ようフレーム本体１に設けたことを特徴とするム
   ール貝のヒゲ取り装置。