JPH0469910A - 電磁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明はワニス含浸用フックの受穴を備えた電磁装置に
関するものである。

［従来の技術］ 第８図、第９図のように、コイル２ＯＡを組付けほぼ完
成した電磁装置Ａに浸漬方式でワニス２０１の含浸を行
う場合は、目の粗いネット等で製作した収納カゴ３００
に電磁装置Ａを収納し、それら全体をワニス槽２００内
のワニス２０１に浸漬させ、一定時間放置後に取り出し
、乾燥させる。

これが、フェス２０１合浸処理の一般的な方法である。

電磁装置にカバーがありカバーの延長部に穴あけが可能
なものにおいては、その穴をワニス含浸用フックの受穴
として用い、フックで直かに吊ってワニス含浸処理を行
う方法も実用されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の収納カゴ３００方式のものでは電磁装置Ａが不安
定であり、収納カゴ３００との接触で強度の弱いコイル
２ＯＡに損傷を与えることがあり、信頼性に問題がある
。

また、収納カゴ３００を使わず、ワニス含浸用フックで
直かに吊る前記従来の方式はカバーのある特定な電磁装
置に限り、適用が可能なものである。このため、放電灯
安定器（電磁装置）をカバーなしのものに改めるような
場合に困る。

本発明はカバーがない構造であっても、ワニス含浸用フ
ックで直かに、しかも安定に吊れる電磁装置を提供する
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は日字形の鉄心とその中央脚に巻回されたコイル
を備え、前記中央脚の一端側にギャップを有する電磁装
置を前提とする。これは放電灯安定器で多用される形態
である。本発明においては前記中央脚他端側の延長上で
あって中央脚から離れた端寄りの位置に、ワニス含浸用
フックの先端部を挿入する愛犬を設ける。

本発明は磁気特性に影響の少ない位置にあけた鉄心の穴
をフックの愛犬としたものであって、ワニス含浸作業時
には、ワニス含浸用フックの先端部を前記愛犬に挿入し
て吊り、かつワニス槽を利用して含浸作業を行う。

［作用］ 電磁装置を吊る場合はワニス含浸用フックの先端部を下
側から愛犬に挿入する。

愛犬には鉄心に見合った厚みがあるので、吊り下げ状況
下での電磁装置揺動は少ない。

磁束は鉄心の中央脚を通り、その両端のＴ形部で二分す
る。この二つに分れるはざ間にある愛犬は磁束の通過を
妨げる作用をほとんど示さない。

愛犬をギャップのない側に形成したのは漏洩磁束の変化
を軽減するためである。

［実施例コ 以下、第１図〜第３図、第５図、第７図に示す実施例に
ついて説明する。なお、従来同様の部品にはそれと同じ
符号を付し、重複する説明を割愛する。１０は日字形の
鉄心で、Ｅ字形積層コア１と工学形積層コアを日字形に
突合わせて形成する。

３．４はコイル窓で、そこに中央脚５に巻回されるコイ
ル２０を配置する。６は磁久飽和特性を付与するための
ギャップで、中央脚５の一端側に形成する。　以上のよ
うな電磁装置はたとえば放電灯安定器としてはごく普通
のものである。

７は鉄心１０に設けた愛犬である。この愛犬７は中央脚
５他端側（ギャップ６のない方の側）の延長上であって
、中央脚５から離れた端寄りの位置に形成する。第１図
、第３図上は一ヒ下の中心の左端寄りの位置である。

愛犬７は第５図に示すワニス含浸用フック１１Ｏの先端
部１１５を受けるためのものであって、該先端部１１５
を下側から愛犬７に挿入し、かくして電磁装置全体を吊
り下げ、ワニス層２００のワニス２０１に浸漬する。

愛犬７のより好適な位置について、第３図を使い説明す
る。第３図のＣはコイル窓３．４の愛犬７寄りのコーナ
ー点である。この各コーナー点Ｃを中心とし、それぞれ
中央脚５の幅の２分の１を半径Ｒとする円弧を想定する
。愛犬７は以上の各半径Ｒで掃かれる面の外側に位置す
るように定めるのがよい。磁束Φ（Φ、＋Φ２）は中央
脚５を通り、愛犬７のあるＴ形部でΦ１　とΦ、に２分
するが、各磁束Φ、およびΦ、のほとんどは半径Ｒの円
弧内に納まり、二つのはざ間にある愛犬７にかからない
ので、愛犬７による磁気抵抗の増加は無視できる。

本実施例の愛犬７およびワニス含浸用フック１１０の先
端部１１５の形状は円である。これだと、両者が係合し
たときに、電磁装置全体が先端部１１５回わりに回動し
やすい、第４図、第６図の実施例は以上の点に留意し、
愛犬７１およびワニス含浸用フック１２０の先端部１２
５を、それぞれ長円状としたものである。これによれば
、愛犬７１に挿入した先端部１２５回わりの回動が起き
にくく、ワニス処理作業の信頼性が高まる。また。

長円状の愛犬７１は、第４図のように、各半径Ｒで掃か
れる面の外側に配置しやすい。

［発明の効果］ 以上のように、本発明は鉄心の所要の位置に直かに愛犬
を設けたものであって、ワニス含浸用フックで直かに吊
りワニス含浸処理が行える。適用対象は日字形鉄心のも
のに限られるが、半面、カバー付のものに限定されない
、という利点がある。

本発明実施上は鉄心に穴をあけることになるが、磁束に
及ぼす影響が軽微であって、無理な〈実施することが可
能である。また愛犬を鉄心厚みの範囲で深くすることが
できるため、ワニス含浸用フックで吊ったときの姿勢が
安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の鉄心を示す正面図、第２図はその
右側図面、第３図は第１図同様の説明図、第４図は他の
実施例を示す要部説明図、第５図（ａ）はワニス含浸用
フックの平面図、第５図（ｂ）はその正面図、第６図（
ａ）は他の例を示すワニス含浸用フックの正面図、第６
図（ｂ）はその正面図、第７図は本発明装置のワニス含
浸処理状況を示すワニス槽断面図、第８図は従来のワニ
ス含浸処理用の収納カゴを示す斜視図、第９図はそれを
使ったワニス含浸処理状況を示すワニス槽断面図である
。 １０は鉄心、２０はコイル、５は中央脚、６はギャップ
、７および７１は受孔を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．日字形の鉄心とその中央脚に巻回されたコイルを備
   え、前記中央脚の一端側にギャップを有する電磁装置に
   おいて、前記中央脚他端側の延長上であって中央脚から
   離れた端寄りの位置に、ワニス含浸用フックの先端部を
   挿入する受穴を設けたことを特徴とする電磁装置。