JPH0466278B2 - - Google Patents

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JPH0466278B2
JPH0466278B2 JP10679486A JP10679486A JPH0466278B2 JP H0466278 B2 JPH0466278 B2 JP H0466278B2 JP 10679486 A JP10679486 A JP 10679486A JP 10679486 A JP10679486 A JP 10679486A JP H0466278 B2 JPH0466278 B2 JP H0466278B2
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JP
Japan
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charging
coal
hood
coke oven
pot
Prior art date
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JP10679486A
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JPS62263281A (ja
Inventor
Hirohisa Homitsu
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPS62263281A publication Critical patent/JPS62263281A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、コークス炉用石炭装入装置に関し、
さらに詳しくは、コークス炉用石炭装入装置の自
動化、公害防止および環境改善に関する。 〔従来の技術〕 従来のコークス炉用石炭装入装置は、特開昭50
−53402、特開昭50−61402に開示されているよう
に、コークス炉側ではコークス炉の炉面上と同一
平面に設置される石炭装入口と、その開口部を形
成する金属製枠および枠とメタルタツチでコーク
ス炉をシールする金属製蓋を備えている。第7図
は従来例のコークス炉側の石炭装入部を示し、(a)
はコークス炉の幅方向断面図、(b)は蓋部分の断面
図、第8図は蓋を示し(a)は平面図、(b)は断面図、
第9図は蓋枠を示し(a)は平面図、(b)は平面図であ
る。石炭装入時はリフトマグネツト等によつて金
属製蓋を吸引除去した後、装入筒を下降し、さら
に装入筒を囲繞して集塵または防塵用フードを下
降して、装入車上または地上に連なるダクトで集
塵、排煙しながら石炭を装入するのが一般的な手
段である。この場合、装入筒や集塵・防塵フード
の炉上面に接する端部は単にメタルタツチ或はア
スベスト等のパツキング材でシールする形態をと
つており、石炭装入時の発塵、発煙を完璧に抑制
するには強力な集塵装置なしでは行い得ず、且
つ、装入後シール不良による蓋からのガス漏れ
も、モルタルを注入する等で一時的には防止でき
るが完璧なものではない。 また装入車も、石炭積載のための往復に時間を
要し、操業タイムサイクル上の制約から、石炭装
入作業の時間確保には装入車の走行速度を上げざ
るを得ず、且つ集塵装置、蓋取装置、炉上クリー
ニング装置、モルタルシール装置および積載石炭
を含め、炉の機械的強度限界までの過大とも言え
る全備重量となつている。従つて装入車の停止精
度にも限界があり、一回毎の停止位置も、窯の数
だけ変化しその制御は容易なものではなく、停止
精度が意地できない場合には発塵、発煙の抑制が
困難となり、その上、炉上に残炭が散乱する等公
害、環境、操業の実際面で様々な隘路となつてい
る。 さらに、炉上面の平坦度も炉材の経時変化によ
り一定ではなく、上述の装入筒や集塵・防塵フー
ドの炉上面との接触は、完全にガスシールできる
程平坦ではなく、完全なガスシールは不可能なの
が実態である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のコークス炉用石炭装入装置、特に石炭装
入車は、発塵および発煙防止のための装置の付加
により、年々大型化、複雑化し、懸案である労働
負荷の軽減、保全性向上、省力、省エネルギーに
逆行する傾向となつている。これに対し抜本的な
解決策が希求されているが、既存の炉は長寿命化
する傾向にある、炉の基本的構造は不変のままで
付属機器(ここでは石炭装入車)の更新の時期に
来ており何らかの技術手段でこれらの諸懸案を解
決することが検討された。 本発明は上述の問題点を解決するために提案さ
れたもので、 コークス炉内圧を均一化して炉内からのガス
漏れを防止する。 石炭装入時の発塵、発煙を防止する。 石炭装入車の付加装置の軽量化を図る。 以上のコークス炉用石炭装入装置を提供するも
のである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上述の問題点を解決するもので、次の
技術手段を採つた。 コークス炉側は、2重の水封ポツドに囲繞され
た石炭装入口をコークス炉上面より上方に突出し
た配設するとともに2重の水封ポツドの内側ポツ
ドには装入蓋を嵌合し、かつ隣接するコークス炉
長手方向の前記装入口同志を中間部に水封ポツド
を備えた連絡管で接続する石炭装入部を設けた。 装入車側は、下端に2重の水封ポツドの外側ポ
ツドに嵌合するフード隔壁を備え上端に上部水封
ポツドを備えた装入フードを備えるとともに、装
入フードにはN2ガスを吹込むノズルを備え、か
つ、装入口蓋を掴持して上下および横位置に移動
させる装入口蓋着脱装置と石炭装入口に嵌合する
昇降自在な石炭装入筒を内蔵した。 上記のコークス炉と装入車を組合せてコークス
炉用石炭装入装置を構成した。 〔作用〕 石炭装入口をコークス炉面より突出し、これ
を2重の水封ポツドで囲繞し、先ず、外側の水
封ポツドに石炭装入フードの下端のフード隔壁
を嵌合させた後、蓋を取外し、石炭装入筒を内
側の水封ポツドに嵌合させて石炭を装入するた
め、石炭装入時の発塵、発煙を防止することが
できる。 隣接するコークス炉長手方向の装入口同志を
中間部に水封ポツドを備えた連通管で接続した
ため、石炭装入開始時から急激に発生して窯内
圧力を急上昇させるガスを連通管を通じて、ガ
ス発生量の低下した火落ちに近い隣接窯に分岐
することができ、コークス炉内圧を均一化して
炉内からのガス漏れを防止することができる。 石炭塔からの石炭連続送り込み装置(コーク
ス炉の装入口の上方に配設された、ベルトコン
ベヤ、チエンコンベヤ、パイプコンベヤ等)を
活用することにより、石炭装入ホツパ、集塵装
置、炉上装入口クリーニング装置、モルタルシ
ール装置等を省略することができるので、装入
車全体を軽量化することができる。 〔実施例〕 本発明の一実施例のコークス炉用石炭装入装置
を第1図〜第6図に示す。第4図は平面図、第5
図は第4図のA−A矢視図、第6図は第4図のB
−B矢視図を示している。第3図は第5図のコー
クス炉の石炭装入部の説明図でありコークス炉の
幅方向に4個の装入口を持つている。第1図は石
炭装入時の各ステツプの説明図である。また第2
図は2重の水封ポツド部分の拡大図であり、第2
図のa,b,c,dはそれぞれ第1図のa,b,
c,dに対応している。コークス炉の石炭装入部
は石炭装入口Aと石炭装入口Aのコークス炉長手
方向に隣接する装入口Nとを連通させる連通ダク
トEから構成されている。 第1図〜第3図に示すように石炭装入口Aは炉
上面Mより突出し耐食、耐熱性金属で構成され、
その外側を蓋用水封ポツドBとフード用水封ポツ
ドCからなる2重の水封構造のポツドで囲繞され
ている。また、装入口Aはコークス炉長手方向に
隣接する装入口Nと順次相互に連通ダクトEによ
つて連通され、両隣の窯は相互に連なる構成とな
つている。連通ダクトEはその中央部にダクト用
水封ポツドFを備え、必要に応じ水封ポツドF内
の水位を増減することにより隣接窯との連通また
は絶縁を行う。水封ポツドFの外側には水封用水
が溢れても炉内に流入しないように溢水トラツプ
Gを備えている。溢水トラツプGは溢水用水封管
Hを設け常時ガスシールを行う。また水封ポツド
Fには内部の水位増減用の注排水口Kを設けてい
る。 第1図aは第1のステツプであるコークス乾留
中の状態を示し、蓋用水封ポツドBが充水され、
蓋Dは装入口Aに装着されており、窯内の発生ガ
スをシールしている。蓋用水封ポツドBの外側の
フード用水封ポツドCはまだ使用されておらず注
水されていない。 次いで、石炭乾留が終了し、新たに石炭を装入
するため、本発明の装入フード1を有する石炭装
入車18(図示していない)が前工程の窯から移
動している。石炭装入車18の装入フード1を装
入口Aに芯合せした後、フードシリンダ13によ
り装入フード1を下降させ、フード用水封ポツド
Cに装入フード1の下部にあるフード隔壁4を嵌
合させる。この状態を第2ステツプとし第1図b
に示している。 この状態で蓋Dを除去するが、これには横行レ
ール8上をシリンダ11により押され移動したリ
フトマグネツト台車9をリフトマグネツト昇降用
シリンダ10によつて下降させ、リフトマグネツ
トを励磁して蓋Dを持ち上げ(第1図cのステツ
プ3の状態)、第1図dのステツプ4の状態とす
ることにより行う。この間窯内の熱気はフード用
水封ポツドCとフード隔壁4および装入フード1
の上部にある上部ポツド6と上部隔壁7により完
全に外気と遮断される。 次に装入フード1の中心部にある上部装入シユ
ート3に接続され、テレスコープタイプの装入筒
2をピンラツク12により下降させ、装入筒2の
先端部のシユート隔壁5を前述の蓋用水封ポツド
Bに嵌合させる。この状態が第1図dに示すステ
ツプ4であり、窯内はゲート16までが同一空間
となり、蓋用水封ポツドBとシユート隔壁5、上
部ポツド6と上部隔壁7、およびゲート16によ
りシールされる。 石炭装入は、コークス炉長手方向の上方に配設
されたチエーンコンベヤにより石炭塔から運ばれ
る石炭を、装入車18に上架されているチエーン
フロー17のゲート16を開けて装入筒2内に落
下させることにより開始される。 この時連通ダクトEの水位は零となつており隣
接窯と連通状態であるため、急激に発生した生ガ
スは、自窯のガス通路(上昇管)、隣接窯の窯内
およびガス通路(上昇管)を通り、ガス回収設備
へ導かれ外部大気への放散は全く生じない。当該
窯の急激な内圧上昇は隣接窯の安定した内圧によ
り均一化され、炉扉からの放散もなくなる。ゲー
ト16はコンベヤ開口部と密着し、かつ運ばれて
くる石炭で連続的にシールされており、生ガスの
外部放散は防止できる。 次工程の石炭装入完了時の操作は、装入筒2を
上昇させて蓋用水封ポツドBとシユート隔壁5を
分離し、装入口Aに蓋Dの嵌合を行うが、この
時、蓋用水封ポツドBの水位は下げておき、同時
にN2ガスをN2ノズル14,15から注入し装入
フード1内に充満している生ガスのパージを行
う。 その結果、装入フード1内に充満している生ガ
スは希釈されながら蓋用水封ポツドBと蓋Dの水
封隔壁の底部をくぐり窯内へ逆送される。所定の
タイミングにおいて蓋用水封ポツドBに充水すれ
ば窯と装入フード1は絶縁され、次いで、第1図
eに示す状態にした後装入車18は次窯に移動
し、装入作業の一サイクルは完了する。連通ダク
ト用水封ポツドFは窯内圧力を検知しながら所定
のタイミングで充水して隣接窯との絶縁を行う。
なお第1図eは第1図aの側面図である。 上述の一連の操作をステツプ順に整理すると第
1表のようになる。なお表中←印は前段のステツ
プと同一状態であることを、また→印は機器の作
動順序をそれぞれ示している。
〔発明の効果〕
本発明のコークス炉用石炭装入装置は次のよう
な優れた効果を奏する。 石炭装入の際において、発塵、発煙の抑制効
果が大きい。 石炭装入車が軽量化されるので、その運用・
保全性、信頼性および耐久性が向上するほか窯
耐火物の耐久性が向上する。 莫大な電力消費を必要とする集塵装置が不要
となるので省エネルギー効果が大きい。 炉上に残炭が散乱するようなことがなくなる
ので炉上作業が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例であり、第
1図は石炭装入ステツプの説明図、第2図は2重
の水封ポツド部分の拡大図、第3図はコークス炉
の石炭装入口の説明図、第4図は平面図、第5図
は第4図のA−A矢視図、第6図は第4図のB−
B矢視図、第7図〜第9図は従来例である。 1……装入フード、2……装入筒、3……上部
装入シユート、4……フード隔壁、5……シユー
ト隔壁、6……上部ポツド、7……上部隔壁、8
……レール、9……リフトマグネツト台車、10
……上下シリンダ、11……横行シリンダ、12
……ピンラツク、13……フードシリンダ、1
4,15……N2ノズル、16……ゲート、17
……チエーンフロー、18……装入車、A……装
入口、B……蓋用水封ポツド、C……フード用水
封ポツド、D……蓋、E……連通ダクト、F……
ダクト用水封ポツド、G……溢水トラツプ、H…
…溢水用水封管、I,J,K……注排水口、L…
…オーバーフロー排水口、M……炉上面、N……
隣接窯装入口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 2重の水封ポツドに囲繞された石炭装入
    口をコークス炉上面より上方に突出して配設す
    るとともに前記2重の水封ポツドの内側ポツド
    には装入口蓋を嵌合し、かつ隣接するコークス
    炉長手方向の前記装入口同志を中間部に水封ポ
    ツドを備えた連通管で接続したコークス炉の石
    炭装入部と、 (b) 下端に前記2重の水封ポツドの外側ポツドに
    嵌合するフード隔壁を備え上端に上部水封ポツ
    ドを備えた装入フードを備えるとともに、前記
    装入フードはN2ガスを吹込むノズルを備え、
    かつ、前記装入口蓋を掴持して上下および横位
    置に移動させる前記装入口蓋着脱装置と前記石
    炭装入口に嵌合する昇降自在に石炭装入筒を内
    蔵した装入車と、 を組合せてなることを特徴とするコークス炉用石
    炭装入装置。
JP10679486A 1986-05-12 1986-05-12 コ−クス炉用石炭装入装置 Granted JPS62263281A (ja)

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