JPH046598Y2 - - Google Patents

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JPH046598Y2
JPH046598Y2 JP1987131588U JP13158887U JPH046598Y2 JP H046598 Y2 JPH046598 Y2 JP H046598Y2 JP 1987131588 U JP1987131588 U JP 1987131588U JP 13158887 U JP13158887 U JP 13158887U JP H046598 Y2 JPH046598 Y2 JP H046598Y2
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seat
ventilation
air
seat cushion
bag
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の利用分野》 この考案の、シートクツシヨンとシートバツク
の表面から空気を放出させるフアンを備えた通気
性シートに関する。
《従来の技術》 この種の通気性シート構造は、第5図に例示す
る如く、通風路5が形成されたシートクツシヨン
1と、通風路6が形成されたシートバツク2と、
これら通風路5,6を接続する通気管3と、シー
トクツシヨン1側の通風路5に風を送り込むフア
ン4などを備えている。フアン4によつて生起さ
れた風は、通風路5から通気管3、通気管3から
通風路6へと送り込まれる過程で、シートクツシ
ヨン1およびシートバツク2の表面から放出され
る。
なお、前記通気シートの改良例としては、実公
昭42−2176号公報、実開昭60−142659号公報、実
開昭61−107612号公報などがある。
実開昭60−142659号のものは、シートバツクが
シートクツシヨンに対して傾倒可能ないわゆるリ
クライニングタイプにおける改良例である。具体
的には、前記通気管3に相当する連結用ダクトを
シートのパツド材に埋設することにより外観を向
上する一方、シートクツシヨンとシートバツク側
の各空気室を連通する前記ダクトの少なくとも一
端部を、シートバツクの傾倒に追随するよう対応
する空気室に係合してリクライニング操作がスム
ースに行えるようにしたものである。
実公昭42−2176号のものは、送風機から送られ
る風を、シートクツシヨンおよびシートバツクの
各表面から放出することに加えて、シートクツシ
ヨンの前側端部付近に乗員の足先に向けて吐出開
口部を設け、かつシートバツクの背面側にあつて
上部から下部へ向かう後席用の吐出ガイドを付設
することにより、前記開口部およびガイドからも
風を放出可能にした技術である。
実開昭61−107612号のものは、エアコンからシ
ート表面までの流路の途中に電気的熱線を設置す
ることにより、シート表面から放出される風がそ
の温度および湿度をコントロールできるように
し、またエアコンからの空気の流路をシートクツ
シヨン、シートバツクおよび後席の三方向に分岐
した技術である。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、このような従来の通気性シートにあ
つては、乗員が着座しない状態においては、シー
トクツシヨンの表面とシートバツクの表面とから
設計値どうりに空気を放出させることができる。
しかしながら、例えば、第6図に示す如く乗員
が着座した場合には、特にシートクツシヨン1の
パツド7部分に座者の加重がより強く加わる関係
で、このパツド7部分では空気の通過抵抗が大き
くなる。このため、シートクツシヨン1から外部
に放出される空気の量が少なくなつて、その分だ
けシートバツク2の表面から外部に放出される空
気の量が増える。つまり、外部に放出される空気
の量は、シートクツシヨン1とシートバツク2と
で大きく異なることとなり、結果的に乗員の腰か
ら上が冷え過ぎてしまうなどという問題が生じ
る。
このような不具合は、フアンなどで生起される
風をシートクツシヨン側の通風路に導くととも
に、接続用通気管を介してシートバツク側の通風
路に導入する通風構造に起因するものであり、前
述の実公昭42−2176号公報および実開昭60−
142659号公報のものも同様に生ずる。
なお、実開昭61−107612号公報の通風構造で
は、エアコンからの空気の流路をシートクツシヨ
ン、シートバツクおよび後席の三方向に分岐し、
各々独立に空気を導いて放出する関係で、座者加
重が加わつてもシートクツシヨンとシートバツク
側での空気放出量を設計通りに維持し易い。しか
し、この通風構造では、同公報に例示される如
く、クツシヨンフレームに中央通路と両側の周縁
通路とを設けたり、各周縁通路をバツクフレーム
に設けられた対応する側部通路に連通管で各々を
接続しなければならないので、フレームなどが複
雑化するばかりでなく、複数の分岐管や接続用連
通管を必要とする関係で組立工数も大きくなつて
コスト高となる。しかも、例えばシートクツシヨ
ン内に独立した通路を設けなければならないの
で、シート保持面の全体から空気を放出すること
ができないなどという問題がある。
この考案は上記の事情に鑑み、人が着座した場
合においても、シートクツシヨンおよびシートバ
ツクの表面から常に最適な量の空気を放出させる
ことができる通気性シートを提供することを目的
にしている。
《問題点を解決するための手段》 上記の問題を解決するためこの考案は、通風路
が形成されたシートクツシヨンと、通風路が形成
されたシートバツクと、前記両通風路を連通させ
る通気管と、前記シートクツシヨンの通風路に空
気を送り込んで同シートクツシヨンとシートバツ
クの表面から放出させるフアンとを備えた通気性
シートにおいて、前記シートクツシヨンの通風路
は、送風方向に対して略直交するよう吊設された
遮風幕を、前記フアンと前記通気管との間に有
し、前記遮風幕によりシートクツシヨンの通風路
に送り込まれる空気のシートバツク側への通風量
を規制するようにしたことを特徴としている。
《作用》 上記の構成により、フアンによつて送り込まれ
た空気は、シートクツシヨン側の通風路から通気
管、通気管からシートバツク側の通風路へと導か
れつつ、シートクツシヨンとシートバツクの表面
から放出される。この場合、前記遮風幕はシート
クツシヨン側の通風路から通気管へ導かれる空気
量を規制して、シートクツシヨンの表面である保
持面側により多くの空気を導く。
《実施例》 第1図はこの考案の一実施例として示した通気
性シートの断面図である。
同図に示す通気性シートは、自動車などの車両
に装備されるもので、通風路30が形成されたシ
ートクツシヨン10と、通風路45が形成された
シートバツク11と、両通風路30,45を連通
させる通気管12と、シートクツシヨン10の通
風路30内に風を圧送するためのフアン19とを
備えている。
シートクツシヨン10は、枠状フレーム15を
心材とし、この枠状フレーム15の両サイド部間
には所定間隔で複数のSバネ16が張設されると
ともに、各Sバネ16上には通気性を有するパツ
ド21が載せられ、通気性を有するトリムカバー
22によつて覆われている。
また、枠状フレーム15の下部側には、PVC
シートなどによつて形成された非通気性のエア袋
20が取り付けられ、パツド21下面との間に通
風路30を形成している。枠状フレーム15のフ
ロント部には下方に延びるような方向でステー1
8が取り付けられ、同ステー18の下端にはフア
ン19が固定されている。
フアン19は、第2図に示すようにエア袋20
の一部に形成された穴の径よりも少し大きな径を
有しており、このフアン19と、リング状の当金
23とによつてエア袋20を挟み込んだ状態で、
ネジによつて締め付け固定される。これによつ
て、フアン19部分の気密性が確保されている。
また各Sバネ16には、遮風幕17が吊り下げ
られている。
遮風幕17は、第3図に示すように、PVCフ
イルム製の長尺な本体26からなつている。本体
26には、長手方向に複数の穴25が設けられる
とともに、その上部と下部とに袋部24a,24
bが形成されている。上側袋部24aには本体2
6の型くずれを防止したり、取り付け時の心部と
なるワイヤ27が挿通され、また下側袋部24b
には錘用のワイヤ29が挿通されている。
そして、遮風幕17は、袋部24aを貫通して
ワイヤ27とSバネ16とを連結する止め輪28
によつてSバネ16に吊り下げされている。
また、通気管12は、塩化ビニールなどのある
程度の柔軟性を持つた材料によつて形成されてい
る。通気管12の一端はエア袋20に気密性を保
つて接続され、他端はシートバツク11の背面側
に位置するバツクガーニツシユ46に接続されて
いる。
シートバツク11は、フレーム41と、フレー
ム41に張設されるSバネ42と、フレーム41
の前面側に配置されるパツド43と、このパツド
43を覆うように設けられる通気性を有するトリ
ムカバー44と、非通気性のバツクガーニツシユ
46とを備え、パツド43の背面とバツクガーニ
ツシユ46との間に通風路45を形成している。
したがつて、第1図に示す如くフアン19によ
つて生起される風Fは、通風路30から通気管1
2、通気管12から通風路45へと導かれつつ、
シートクツシヨン10とシートバツク11の表面
から放出されるものの、複数の遮風幕17の存在
により通風路45側へ送り込まれる通風量が大き
く規制される。
換言すると、シートクツシヨン10側では通風
路30に送り込まれる風Fが各遮風幕17により
上部側に積極的に導かれ、パツド21、トリムカ
バー22を透過して外部に強く放出される。シー
トバツク11では風Fの一部が通気管12を通じ
て通風路45に導かれ、パツド43、トリムカバ
ー44を透過してその表面外部に放出される。こ
こでの放出量は通風路45へ送り込まれる送風量
が各遮風幕17により規制されているので、シー
トクツシヨン10側に対して相対的に弱いものと
なつている。
そして、第4図に示す如く、このシートに人が
着座した場合には、特にシートクツシヨン1側に
座者の加重がより強く加わり、Sバネ16がたわ
んだ分だけ遮風幕17が下にさがつて、通風路3
0を遮る結果、この通風路30の送風抵抗をさら
に増加させる。これによつて、フアン19によつ
て得られた風Fは通気管12側へより送られにく
くなり、逆にその分だけシートクツシヨン10の
保持面である表面側により多く導かれるのであ
る。
このように、この実施例においては、通風路3
0と直交する方向に、遮風幕17を配置したの
で、フアン19によつて得られた風Fをシートク
ツシヨン10の表面に効率よく導くことができ、
これによつてシートバツク11側に対しシートク
ツシヨン10の表面から放出される風の量を大き
くすることができる。
また、遮風幕17はSバネ16に吊り下げられ
ているので、シートクツシヨン10に人が着座し
たとき、この人の体重によりSバネ16がたわん
だ分だけ遮風幕17が下にさげられる。これによ
つて着座時においては、遮風幕17が通風路30
に突出した分だけ風Fをより多く、シートクツシ
ヨン10の表面側に導くことができる。
またこの実施例においては、本体26に穴25
を形成して、通風量を制御するようにしたので、
穴25の大きさを変えるだけで、シートクツシヨ
ン10の表面とシートバツク11の表面とから放
出される風の量を容易にコントロールすることが
できる。
また上述した実施例においては、シートバツク
11の後ろにバツクガーニツシユ46を設けて通
気管12から供給された風Fがシートバツクの後
面側に放出されないようにしているが、シートバ
ツク11の背面と、サイドとを非通気性のトリム
カバーで覆つて風Fがシートバツク11の背面
や、サイドから放出されないようにしてもよい。
また上述した実施例においては、遮風幕17の
本体26をPVCフイルムによつて作製したが、
これを他の樹脂フイルムや、樹脂板などによつて
作るようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように、この考案の通気性シート
は、フアンなどで生起される空気をシートクツシ
ヨン側の通風路に導くとともに、接続用通気管を
介してシートバツク側の通風路に導入する通風構
造でありながら、人が着座した場合においても、
シートクツシヨンとシートバツクの表面から常に
最適な量の風を放出させることができ、着座時に
おける快適感をより向上させることができる。
また、この考案は、実開昭61−107612号公報の
ような通風構造に対し、簡易であり、しかも複数
の分岐管や接続用連通管を必要としないので組立
も容易で、各保持面全体から空気を放出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例として示す通気性
シートの断面図、第2図は第1図のフアン部分の
詳細を示す断面図、第3図は第1図の遮風幕部分
の詳細を示す斜視図、第4図は第1図の通気性シ
ートの使用例を示す断面図、第5図は従来の通気
性シートを示す断面図、第6図は前記通気性シー
トの使用例を示す断面図である。 10……シートクツシヨン、11……シートバ
ツク、12……通気管、17……遮風幕、19…
…フアン、30……通風路、45……通風路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 通風路が形成されたシートクツシヨンと、通風
    路が形成されたシートバツクと、前記両通風路を
    連通させる通気管と、前記シートクツシヨンの通
    風路に空気を送り込んで同シートクツシヨンとシ
    ートバツクの表面から放出させるフアンとを備え
    た通気性シートにおいて、 前記シートクツシヨンの通風路は、送風方向に
    対して略直交するよう吊設された遮風幕を、前記
    フアンと前記通気管との間に有し、前記遮風膜に
    よりシートクツシヨンの通風路に送り込まれる空
    気のシートバツク側への通風量を規制するように
    したことを特徴とする通気性シート。
JP1987131588U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH046598Y2 (ja)

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JP1987131588U JPH046598Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JPS6435954U JPS6435954U (ja) 1989-03-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60142659U (ja) * 1984-03-01 1985-09-21 富士重工業株式会社 自動車用シ−ト
JPS61107612U (ja) * 1984-12-21 1986-07-08

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JPS6435954U (ja) 1989-03-03

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