JPH045883B2 - - Google Patents

Description

請求の範囲 １ 少なくとも２個の排水可能な過熱器を有する
蒸気発生器において、前記過熱器の各々は排水管
を有し、前記過熱器の一つに設けられた排水管、
好適には最も低い位置にある過熱器に設けられた
排水管に水位計１８が設けられ、前記すべての排
水管１２，１３，１４，１５，１６，１７が前記
水位計１８よりも幾何学的に低く置かれた排水マ
ニホルド２３に結合されており、前記水位計１８
が設けられていない排水管１２，１３，１５，１
６，１７に逆止弁２２が設けられ、前記すべての
排水管１２，１３，１４，１５，１６，１７は前
記排水マニホルド２３と共動して連通パイプ装置
を形成し、前記排水マニホルド２３は、前記水位
計１８に信号ライン２９を介して結合された遮断
弁２５を備えた排水管２４を有することを特徴と
する蒸気発生器。

明細書 本発明は、少なくとも２個の排水可能な過熱器
を有する蒸気発生器に係る。

蒸気発生器の過熱器内に生じた凝結水はもちろ
ん、水位計により検知することが出来、臨界値に
達した時、排出される（マンハイムの大型発電所
の第18ボイラ）。

この種の装置は、特に蒸気発生器が長期にわた
る停止后に作動、又は停止時に、及び大量の凝結
水がある時に、過熱器を満足に排水することが出
来る。

しかし、多数の多段、多流式過熱器を持つ蒸気
発生器の各過熱段階にそれ自身の水位計を持たせ
る事は構造的見地から極めて複雑で、且費用がか
かる。

それゆえ本発明の目的は、凝結水高さが１個の
水位計で検知されるような、少くとも１個の単段
又は多段単流又は多流式で排水の出来る過熱器を
持つ蒸気発生器の過熱器の加熱面の排水をする装
置を得ることである。

それゆえ本発明により、水位計が無いこれら排
水管内に逆止弁が置かれ、すべての排水管が排水
マニフオルドと共働して連通パイプ装置を形成
し、排水マニフオルドは水位計により制御される
遮断弁の作用で排水管を経て空にすることが出来
る。

この解決は、連通する槽の原理のために、過熱
器のすべての段階の排水が僅か１個の水位計で検
知出来るので利点を持つている。

本発明を次に図面を参照してより詳しく述べ
る。

図面は２流式多段階過熱器の図解である。過熱
段階１，２，３は入口マニフオルド４，５，６と
出口マニフオルド７，８，９とを持つている。蒸
気発生器の蒸発器（図示なし）からの湿つた蒸気
は管２６を経て入口マニフオルド４に流れる。管
１１は段階１と２とを相互結合し、一方管１０は
段階２と３とを相互結合する。過熱された蒸気は
管２７を経て段階３から出て、タービン（図示な
し）に流れる。入口マニフオルド４は排水管１
４，１５を持ち、入口マニフオルド５は排水管１
３，１６を持ち、入口マニフオルド６は排水管１
２，１７を持ち、これらすべての管は排水マニフ
オルド２３まで延びる。排水マニフオルド２３は
排水管２４を持ち、この中に遮断弁２５が置かれ
る。この遮断弁２５の作動は水位計１８から信号
ライン２９を介して伝達される信号によつて制御
される。各排水管１２，１３，１５，１６，１７
は逆止弁２２を持ち、一方排水管１４は水位計１
８を持つている。逆止弁１９を各々が持つ管２
１，２１ａ，２１ｃ，２１ｄ，２１ｅは夫々の逆
止弁２２が排水マニフオルド２０に延びる前に
夫々排水管１２，１３，１５，１６から分岐して
いる。

管２１ｂは水位計１８の后で排水管１４から分
岐し、又遮断弁１９を持ち、マニフオルド２０ま
で延びる。管２８はこれから膨張器（図示なし）
まで延びる。弁１９は凝結水が遮断時に膨張器ま
で排出が出来るよう、又は試験后に水を排出出来
るようにしている。

弁１９，２５が閉じると、段階１，２，３で発
生した凝結水は入口マニフオルド４，５，６から
管１２，１３，１４，１５，１６，１７を経て排
水マニフオルド２３に流れる。このマニフオルド
が一度凝結水で満たされると、これが排水管１４
内に上昇する。管１２，１３，と１５，１６，１
７内の逆止弁２２はこれらの管内に凝結水が逆流
するのを防ぐ。管１４内の凝結水が予め決められ
た最大高さを越えると、水位計装置１８は弁２５
を開き始める。管１４内の凝結水が予め決められ
高さまで下降すると、弁２５は再び閉じる。この
作動は、新しい凝結水が最大高さを越えなくなる
まで繰返される。

水位計１８を持つ管１４は、まさに圧力補正の
ために働らき、排水を必要としない過熱器加熱面
内に置かれるように結合される。