JPH045817Y2 - - Google Patents

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JPH045817Y2
JPH045817Y2 JP1984000642U JP64284U JPH045817Y2 JP H045817 Y2 JPH045817 Y2 JP H045817Y2 JP 1984000642 U JP1984000642 U JP 1984000642U JP 64284 U JP64284 U JP 64284U JP H045817 Y2 JPH045817 Y2 JP H045817Y2
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orifice
fluid
fluid inlet
inlet side
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JP1984000642U
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JPS60112759U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一次側の圧力変動に拘わらず、二次
側の流量を略一定に保持するようにした定流量制
御弁の改良に係り、主として消火栓設備等に於い
て利用されるものである。
(従来の技術) この種の定流量制御弁としては、管路内に弾性
部材例えば合成ゴム等により作製されたオリフイ
スを嵌挿したものが知られており、構造が簡単で
低コストであるため広く利用されている(特開昭
54−29131号、実開昭50−48226号等)。
これ等の定流量制御弁は、基本的には第2図及
び第3図に示す如く、ゴムオリフイス1′を本体
2′の管路3′内に嵌挿すると共に、該オリフイス
1′の内径と略同一の内径を有する内方フランジ
4′をオリフイス1′の二次側にこれと同芯状に配
設し、該内方フランジ4′の一次側の側面へオリ
フイス1′の二次側の側面を当接して構成されて
おり、前記オリフイス1′に作用する流体の一次
側A′と二次側B′の圧力差によつてオリフイス
1′が二次側へ撓み、これに伴いオリフイス1′の
内径が直接変化して二次側の流量を略一定に保つ
ようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、前記定流量制御弁に於いては、オリ
フイス1′の一次側の側面に全面が流体の圧力を
受けるため、一次側の圧力が非常に高いと、オリ
フイス1′全体が大きく変形してその内径が閉塞
すると云う難点がある。
又、オリフイス1′が大きく変形すると、破損
することがある。特に、この弁を消化栓の吐出口
側に接続した際には、該消火栓の開放時にオリフ
イス1′の一次側に高圧力が掛るため、前述のよ
うな問題が顕著に現れる。
更に、従来の定流量制御弁には、水撃作用によ
りオリフイス1′が流体出口側へ脱落すると云う
難点がある。特に、入口側圧力と出口側圧力との
差圧を大きく選定する場合には、必然的に弾性変
形をし易い比較的軟かいオリフイスを使用する必
要があり、オリフイスの脱落が起り易くなる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、従前のこの種定流量制御弁に於ける
上記の問題点を解消せんとするものであり、一次
側の圧力が非常に高い場合でも、オリフイスの大
きな変形や破損の発生並びにオリフイスの脱落を
完全に防止できるようにした定流量制御弁を提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、筒状の本体1と;前記本体1内の流
体出口側に固着され、内径D1の流体通路を有す
ると共に流体入口側の側面の内方部を浅いテーパ
面3aとしたデイスク体状の当合部材3と;前記
当合部材3の流体入口側の側面に当接して同芯状
に配設され、内径D1の流体通路を有するデイス
ク状の弾性材製オリフイス2と;前記オリフイス
2の流体入口側の側面に当接して同芯状に移動自
在に配設され、前記オリフイス2に当接する側面
を平面とすると共に、流体入口側の側面に一次側
から二次側へ漸次縮径する傾斜面6を設け、且つ
中央部に内径D2が前記オリフイス2の内径D1
り若干大きい流体通路を有する環体4と;前記環
体4の流体入口側に位置して本体1内に嵌合した
環体4の抜け止めリング7とを考案の基本構成と
するものである。
(作用) 高圧流体は、環体4の流体入口側の傾斜面6に
沿つて環体4の通路(内径D2)部へ集束され、
この高圧流体によりオリフイス2の流体入口側の
内周縁部2aが押圧される。これにより、オリフ
イス2は第1図の一点鎖線のように変形し、流体
通路が狭まつてその流量が制限される。
この時、変形したオリフイス2の流体出口側の
側面の内方部は当合部材3のテーパ面3aへ接当
すると共に、その側面の外方部は当合部材3の流
体入口側の側面の平面部へ接当する。
また、変形したオリフイス2の流体入口側の側
面は、環体4の流体出口側の側面(平面)によつ
て押圧され、これにより、オリフイス2の両側面
の外方部が当合部材3と環体4とにより挾持され
る。
流体圧が急激にかかり、オリフイス2が大きく
変形してオリフイス2の外方部の厚み寸法が変化
した様な場合には、環体4が流体の押圧力によつ
て僅かに流体出口側へ移動し、これによりオリフ
イス2の挾持力がほぼ一定値に保持される。
このように、本件考案の定流量制御弁では、流
体の圧力が高圧であつてもオリフイスの閉塞並び
に破損が生じない。又、水撃作用によるオリフイ
スの脱落も防止できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例を示す定流量制御弁の
部分縦断面図であつて、1は本体、2はオリフイ
ス、3は当合部材、4は環体である。
前記本体1は筒状に形成されており、その先端
側の内方には内径D1の流体通路を有するオリフ
イス2が嵌挿されている。このオリフイス2は弾
性部材例えば合成ゴム、天然ゴム或いはこれらと
同等の性質を有する合成樹脂等により作製されて
おり、中央部に流体通路を有する一定の厚さのデ
イスク状を呈している。
前記本体1内のオリフイス2の流体出口側に
は、内径D1の流体通路を有するリング状の当合
部材3が設けられている。尚、本実施例では、当
合部材3がオリフイスの内径D1と同一の内径を
有するデイスク体状に形成されており、その流体
入口側の側面の内方部はテーパー面3aに仕上げ
られている。
即ち、当該デイスク体状の当合部材3は、その
流体入口側の側面がオリフイス2の流体出口側の
側面に当接するようにこれと同芯状に配設され、
本体1内へ挿入螺着されている。
一方、本体1内のオリフイス2の流体入口側に
は、最少内径D2の流体通路を有する環体4が軸
芯方向へ移動自在に設けられている。この環体4
はアルミニウムにより作製されており、その流体
入口側の側面には一次側Aから二次側Bへ漸次縮
径する傾斜面6が設けられている。また、その流
体通路の内径D2はオリフイス2の内径D1よりも
若干大きくなるように形成されている。即ち、環
体4は、その平面状の流体出口側の側面がオリフ
イス2の流体入口側の側面に同芯状で当接するよ
うに、本体1内へ移動自在に嵌挿されており、本
体1内に嵌合した抜け止めリング7により流体入
口側への抜け止めがされている。
尚、図に於いて、8は押し輪、9はゴムパツキ
ン、10は爪、11は爪座、12は爪輪、13は
皿ビス、14はゴムバンドである。
而して、前記定流量制御弁は、その一次側Aが
例えば消火栓の吐出口に取付けられ、その二次側
Bに消防用ホースが接続される。
一次側Aの圧力が増大すると、オリフイス2
は、その流体出口側の側面が当合部材3により支
持された状態となり、その内周縁部2aが流体の
圧力を受けて二次側Bへ撓む。これにより、オリ
フイス2の内径D1が縮径して二次側Bの流量が
一定に保たれる。尚、環体4に傾斜面6を形成し
ているため、流体の流れが環体4の通路部へ集束
され、オリフイス1の内周縁部2aは流体の圧力
を確実且つ良好に受けることができる。
上記実施例に於いては、環体4の流体入口側の
側面の傾斜面6をテーパ面としたが、該傾斜面6
の形状はこれに限定されるものではなく、流路抵
抗の少ない形状であれば良い。
上述の通り、本考案に於いては、内径D1の流
体通路を有すると共に、流体入口側の側面の内方
部をテーパ面3aとしたデイスク体状の当合部材
3と;本体1内へ軸芯方向に移動自在に配設さ
れ、その流体出口側の側面を平面状とすると共
に、流体入口側の側面に一次側から二次側へ漸次
縮径する傾斜面6が形成され、且つ内径D2がオ
リフイス2の内径D1より若干大きい流体通路を
有する環体4との間に、内径D1の流体通路を有
するデイスク状の弾性材製オリフイス2を挾持す
る構成としている。
その結果、オリフイス2はその内周縁部2aの
みが流体の圧力を受けて二次側へ撓むと共に、オ
リフイス2の流体出口側の側面は、当合部材3の
流体入口側側面のテーパ面3aに沿つて彎曲し、
その状態で支持される。そのため、一次側の流体
圧力が非常に高圧であつてもオリフイス2の内周
縁部2aのみが大きく流体通路の内方へ向かつて
膨出変形するようなことが無くなり、従前のよう
なオリフイス2の変形量の過大が原因となつて流
体通路の閉塞やオリフイス2の破損を生じること
が皆無となる。
また、オリフイス2は、当合部材3の流体入口
側の側面外方の平坦面と、環体4の平面状の流体
出口側の側面とによつて堅固に挾持されており、
しかも、万一オリフイス2が大きく変形してその
厚み寸法が変化しても、環体4が流体出口側へ押
圧移動されることにより、オリフイス2には常に
一定の挾持力が作用することになる。そのため、
水撃作用によるオリフイス2の脱落が皆無とな
る。
更に、環体4は傾斜面6を備えている為、流体
は急激な抵抗を受けることがなく整然と流れ、流
体流路へ向けて円滑に集束される。その結果、流
体はオリフイス2の内周縁部2aに確実に且つ均
等に衝突し、オリフイスの各部が均等に弾性変形
をすることにより、より正確な定流量制御が行な
える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す定流量制御弁の
部分縦断面図、第2図は従来の定流量制御弁の部
分縦断面図、第3図は従来の定流量制御弁の作用
を示す縦断面図である。 1は本体、2はオリフイス、3は当合部材、4
は環体、6は環体の傾斜面、D1はオリフイスの
内径、D2は環体の最小内径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状の本体1と;前記本体1内の流体出口側に
    固着され、内径D1の流体通路を有すると共に、
    流体入口側の側面の内方部を浅いテーパ面3aと
    したデイスク体状の当合部材3と;前記当合部材
    3の流体入口側の側面に当接して同芯状に配設さ
    れ、内径D1の流体通路を有するデイスク状の弾
    性材製オリフイス2と;前記オリフイス2の流体
    入口側の側面に当接して同芯状に移動自在に配設
    され、前記オリフイス2に当接する側面を平面と
    すると共に流体入口側の側面に一次側から二次側
    へ漸次縮径する傾斜面6を設け、且つ中央部に内
    径D2が前記オリフイス2の内径D1より若干大き
    い流体通路を有する環体4と;前記環体4の流体
    入口側に位置して本体1内に嵌合した環体4の抜
    け止めリング7とから構成した定流量制御弁。
JP64284U 1984-01-06 1984-01-06 定流量制御弁 Granted JPS60112759U (ja)

Priority Applications (1)

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JP64284U JPS60112759U (ja) 1984-01-06 1984-01-06 定流量制御弁

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JP64284U JPS60112759U (ja) 1984-01-06 1984-01-06 定流量制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS60112759U JPS60112759U (ja) 1985-07-30
JPH045817Y2 true JPH045817Y2 (ja) 1992-02-18

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ID=30472666

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429131A (en) * 1977-08-09 1979-03-05 Miyoshi Barubu Kk Constant flow apparatus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5048226U (ja) * 1973-08-27 1975-05-13

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429131A (en) * 1977-08-09 1979-03-05 Miyoshi Barubu Kk Constant flow apparatus

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JPS60112759U (ja) 1985-07-30

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