JPH0454305Y2 - - Google Patents

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JPH0454305Y2
JPH0454305Y2 JP1984020739U JP2073984U JPH0454305Y2 JP H0454305 Y2 JPH0454305 Y2 JP H0454305Y2 JP 1984020739 U JP1984020739 U JP 1984020739U JP 2073984 U JP2073984 U JP 2073984U JP H0454305 Y2 JPH0454305 Y2 JP H0454305Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、通常はスライドにより自動開閉する
ドアが停電時とか非常時に室内側から押出すこと
によつてスイングによつても開放できるようにし
たドアの開閉装置に関するものである。さらに詳
しくは、ホテル、デパート、劇場などのように、
不特定多数の人間が出入する建物に使用される自
動開閉ドアは、故障、事故、停電などで自動ドア
として作動しなくなつたとき、面倒な操作なしで
簡単に開閉できることが必要である。
この目的を達成するため、本出願人は、第1図
および第2図に示すような、スライドによつて
も、またスイングによつても開閉可能なドアにつ
いて既に提案した。これは、無目1内の上部レー
ル2に、滑車3,3を介して吊枠4,4を吊下
げ、この吊枠4,4にさらに開閉ドア5,5を吊
下げたものである。そして、スライド用駆動装置
6の正転と逆転により、ベルト7,7、プーリ
8,8を介して左右の開閉ドア5,5を嵌殺しド
ア9,9に沿つてスライドにより開閉せしめる。
ここで、大きな荷物を搬入するときとか、火災
などの異常事態が発生したときなどのように、開
閉ドア5,5よりも大きな間口を必要とするとき
には、第2図に示すように、開閉ドア5,5を手
動で外側へ押し出すと、開閉ドア5,5は吊枠
4,4との係合部14,14が外れて上下の旋回
支点部10,15,10,15を中心にスイング
し、かつ、この開閉ドア5,5のスイングにより
嵌殺しドア9,9も押出されて上下の旋回支点部
11,12,11,12を中心にスイングする。
しかるに、このようなスライドによつても、ま
たスイングによつても開閉可能なドアにおいて、
特に重量の大きな開閉ドア5,5の場合、スイン
グによる開放中にずれて傾くおそれがあるので、
スイングによる開放中は、どの位置でも固定され
ていて容易に振らつかないことが安全上望まし
い。
本考案はこのような目的を達成するためになさ
れたもので、無目内でスライドにより往復動する
吊枠に、一端の上部旋回支点部と他端の係合部と
により吊下げてスライドによる開閉を可能とする
とともに、上下部の旋回支点部を支点としてスイ
ングによる開閉を可能としたドアにおいて、前記
上下部の旋回支点部の少なくともいずれか一方に
臨ませて、開閉ドアのスイングによる開閉時に、
この開閉ドアが開閉ドア以外の固定側と圧接する
制動装置を設けてなるものである。
以下、本考案の実施例を第3図以下の図面に基
づいて説明する。
第1実施例を示す第3図および第4図におい
て、5は開閉ドアで、この開閉ドア5と吊枠4と
の間は、第1図と同様、上部旋回支点部10で連
結されている。この上部旋回支点部10は、開閉
ドア5の上端に固着した水平枠16に、垂直な回
転軸17を固着し、この回転軸17は、吊枠4の
貫通孔18を貫通し、上端突出部で軸受19とナ
ツト20,20で固着されて構成されている。こ
の上部旋回支点部10に臨ませて、開閉ドア5の
スイングによる開閉時に制動を与える制動装置2
1が設けられている。この制動装置21は、前記
吊枠4の貫通孔18の下面外周に、耐摩耗性金属
からなりかつ第4図の展開図に示すように、1個
所に凹部22を有するブレーキリング23を設
け、また、前記開閉ドア5の水平枠16には、耐
摩耗性金属からなり、上面を円弧状に形成した摺
動突片24を設けて構成されている。なお、25
は吊枠4に固着した滑車取付板で、この滑車取付
板25に設けた滑車3,3が上部レール2上を滑
動するように構成されている。
このような構成において、開閉ドア5が吊枠4
と平行な状態、つまり通常のスライドにより開閉
する時には、摺動突片24がブレーキリング23
の凹部22に嵌合している。開閉ドア5をスイン
グにより開放すると、摺動突片24がブレーキリ
ング23の凹部22から乗り上り、制動がかかつ
て開閉ドア5は、開放した任意の位置で固定され
る。なお、ブレーキリング23は、第4図の実線
で示すように、180度の半円リングであつてもよ
いし、360度の全円リングであつてもよい。
つぎに第2実施例を示す第5図ないし第9図に
おいて、5は開閉ドア、26は下部レール、15
は下部旋回支点部である。この下部旋回支点部1
5は、開閉ドア5の下端の水平枠27にコ字形の
支枠28を固着し、この支枠28の中央に貫通孔
29を穿設する。また、下部レール26内には、
開閉ドア5と一体にスライドによる移動をするた
めのスライダ30が設けられている。このスライ
ダ30の両端には、水平状態に戸車31,31が
設けられ、また、中央に貫通孔32が穿設されて
いる。そして、この貫通孔32の下から前記貫通
孔29へ突出するように回転軸としてボルト33
を挿入し、このボルト33の上端のナツト35で
保持された座金34と支枠28との間にはコイル
ばね36が装着されている。このような下部旋回
支点部15において、前記支枠28の下面とスラ
イダ30の上面には、制動装置21としてのリン
グ状の上下部カム板37,38が固着されてい
る。これらの上下部カム板37,38は、第7図
の展開図に示すように、180度の間隔で2個所に
相互に嵌合する凹部39と凸部40を有し、か
つ、これらの上下部カム板37,38は、下部レ
ール26の溝巾より大きな外径を有している。
このような構成において、通常のスライドによ
る開閉時には、上下部カム板37,38の凹部3
9と凸部40が互いに嵌合し、かつばね36で密
着しているので、下部カム板38の下面と下部レ
ール26の上面とに間隙をもつている。したがつ
て、開閉ドア5は円滑にスライドによる開閉をす
る。開閉ドア5をスイングにより開放すると、ス
ライダ30と下部カム板38は、スライダ30が
下部レール26内にあるため回動せず、支枠28
と上部カム板37が開閉ドア5とともに旋回す
る。すると、凸部40が凹部39から乗り上り、
下部カム板38がばね36に抗して下降し、この
下部カム板38の下面が下部レール26の上面に
圧接しブレーキがかかる。したがつて、開閉ドア
5は、開放した任意の位置で固定される。なお、
上下部カム板37,38は、第8図および第9図
の展開図に示すように、凹部39と凸部40とが
360度で1個でもよいし、120度間隔で3個でもよ
く、少なくとも90度のスイングまでは固定される
ように構成されていればよい。
つぎに第3実施例を示す第10図と第11図に
おいて、開閉ドア5の下端に、下部旋回支点部1
5としての回転軸41を固着し、この回転軸41
の下端には、下部レール26内を移動する制動装
置21としてのブレーキ体42を設ける。このブ
レーキ体42は、短径部43と長径部44を有す
る。
このような構成において、通常のスライドによ
る開閉時には、ブレーキ体42を短径部43が、
下部レール26に遊嵌している。ここで、開閉ド
ア5をスイングにより開放すると、ブレーキ体4
2の長径部44が下部レール26の内壁面に圧接
してブレーキがかかり、開閉ドア5は開放した任
意の位置で固定される。
つぎに、第4実施例を示す第12図ないし第1
4図において、上部旋回支点部10の構成は第3
図と同様である。この上部旋回支点部10の回転
軸17に、制動装置21の一部を構成するリング
状カム板45が設けられている。このカム板45
は第13図の展開図に示すように、360度全周で
1個所に、または、第14図の展開図に示すよう
に、180度間隔で2個所に凹部46が形成されて
いる。また、吊枠4に固着した案内枠47の貫通
孔48には上下動自在の作動杆49が挿入され、
この作動杆49の下端部には、摺動突片50を有
する支持板51が固着され、上端部には、上部レ
ール2に跨つてブレーキ体52が固着されてい
る。そしてこの作動杆49は、吊枠4との間にば
ね53を介在し、常時上方に付勢されている。
このような構成において、通常のスライド開閉
時には、カム板45の凹部46と摺動突片50と
が嵌合し、かつばね53でブレーキ体52が上
昇、上部レール2とに間隙を有する。ここで、開
閉ドア5をスイングにより開放すると、開閉ドア
5と一体にカム板45も旋回し、摺動突片51が
凹部46から外れてばね53に抗して下降し、ブ
レーキ体52が上部レール2に圧接してブレーキ
がかかり、開閉ドア5は開放した任意の位置で固
定される。
つぎに、第5実施例を示す第15図において、
54はカム板で、このカム板54には上面に凹部
55を有し、このカム板54を開閉ドア5と一体
に回転することにより凹部55に嵌合している摺
動杆56を押上げ、かつこの摺動杆56に連結さ
れているブレーキ体57を押上げ、上部レール2
の下部にブレーキ体57を圧接するものである。
つぎに第6実施例を示す第16図は、第4実施
例を示す第12図と第5実施例を示す第15図と
を組合せたもので、上下に凹部58,59を有す
るカム板60を用いて上部レール2を上下のブレ
ーキ体61,62で挟持するようにした例を示し
ている。
本考案は上述のように、制動装置によつて、開
閉ドアが前記他端の係合部との係合が外れてから
少なくともスライドによる移動方向と略直交する
方向を越えるまでの開閉中は、連続的に開閉ドア
以外の固定側と圧接作動するようにしたので、通
常はスライドにより開閉するドアを、スイングに
より開放すると、開閉ドアはすくなくともレール
と直交する方向を越えるまでの範囲内であればど
この位置でも固定される。したがつて、1度開放
した開閉ドアが、ドアの重量によつて自然に閉じ
たり、捩じれたり、必要以上に開放して物や人に
衝突したりすることがなく、特に火災や地震など
のパニツク状態を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動開閉ドアの正面図、第2図は同上
平面図、第3図は本考案の第1実施例の要部の一
部切欠いた正面図、第4図は同上ブレーキリング
の展開図、第5図は第2実施例の要部の一部切欠
いた正面図、第6図は同上縦断側面図、第7図、
第8図および第9図は同上上下カム板のそれぞれ
異なる例を示す展開図、第10図は第3実施例の
要部の一部切欠いた側面図、第11図は同上平面
図、第12図は第4実施例の一部切欠いた正面
図、第13図および第14図はカム板のそれぞれ
異なる例を示す展開図、第15図は第5実施例の
要部の一部切欠いた正面図、第16図は第6実施
例の要部の一部切欠いた正面図である。 1……無目、2……上部レール、4……吊枠、
5……開閉ドア、10……上部旋回支点部、15
……下部旋回支点部、17……回転軸、21……
制動装置、22……凹部、23……ブレーキリン
グ、24……摺動突片、26……下部レール、3
0……スライダ、37……上部カム板、38……
下部カム板、39……凹部、40……凸部、41
……回転軸、42……ブレーキ体、43……短径
部、44……長径部、45……カム板、46……
凹部、50……摺動突片、52……ブレーキ体、
54……カム板、55……凹部、57……ブレー
キ体、58,59……凹部、60……カム板、6
1,62……ブレーキ体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 無目内でスライドにより往復動する吊枠に、
    一端の上部旋回支点部と他端の係合部とにより
    吊下げてスライドによる開閉を可能とするとと
    もに、上下部の旋回支点部を支点としてスイン
    グによる開閉を可能としたドアにおいて、前記
    上下部の旋回支点部の少なくともいずれか一方
    に臨ませて、開閉ドアのスイングによる開閉時
    に、この開閉ドアが前記他端の係合部との係合
    が外れてから少なくともスライドによる移動方
    向と略直交する方向を越えるまでの開閉中は、
    連続的に開閉ドア以外の固定側と圧接作動する
    制動装置を設けてなることを特徴とするドアの
    開閉装置。 (2) 制動装置は、上部旋回支点部の回転軸の外周
    であつて吊枠側に設けたブレーキリングと、こ
    のブレーキリングに相対して開閉ドア側に設け
    た摺動突片とからなり、開閉ドアのスイングに
    よる開閉時にブレーキリングと摺動突片とを圧
    接してなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のドアの開閉装置。 (3) 制動装置は、下部旋回支点部の回転軸に設け
    た上部カム板と、下部レール内を移動して旋回
    の規制されるスライダに設けた下部カム板とか
    らなり、開閉ドアのスイングによる開閉で下部
    カム板を下降して下部レールに圧接するように
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載のドア
    の開閉装置。 (4) 制動装置は、下部旋回支点部の回転軸の下端
    に固着した長径部と短径分を有するブレーキ体
    からなり、開閉ドアのスイングによる開閉時に
    長径部を下部レールの側壁に圧接するようにし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載のドアの
    開閉装置。 (5) 制動装置は、上部旋回支点部の回転軸に固着
    したカム板によりブレーキ体を下降させて上部
    レールに圧接するようにした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のドアの開閉装置。 (6) 制動装置は、上部旋回支点部の回転軸に固着
    したカム板によりブレーキ体を上昇させて上部
    レールに圧接するようにした実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のドアの開閉装置。 (7) 制動装置は、上部旋回支点部の回転軸に固着
    したカム板により2個のブレーキ体を上昇と下
    降させて上部レールを挾持するようにした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のドアの開閉装
    置。
JP2073984U 1984-02-16 1984-02-16 ドアの開閉装置 Granted JPS60133083U (ja)

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JP2073984U JPS60133083U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 ドアの開閉装置

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JPS60133083U JPS60133083U (ja) 1985-09-05
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5975875U (ja) * 1982-11-15 1984-05-23 扶桑電機工業株式会社 扉の開閉装置
JPS5975878U (ja) * 1982-11-15 1984-05-23 扶桑電機工業株式会社 扉の開閉装置
JPS59122375U (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 扶桑電機工業株式会社 扉の開閉装置
JPS59122380U (ja) * 1983-02-07 1984-08-17 扶桑電機工業株式会社 扉の旋回位置保持装置

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JPS60133083U (ja) 1985-09-05

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