JPH0453252Y2 - - Google Patents

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JPH0453252Y2
JPH0453252Y2 JP1986138548U JP13854886U JPH0453252Y2 JP H0453252 Y2 JPH0453252 Y2 JP H0453252Y2 JP 1986138548 U JP1986138548 U JP 1986138548U JP 13854886 U JP13854886 U JP 13854886U JP H0453252 Y2 JPH0453252 Y2 JP H0453252Y2
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JP
Japan
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nutrient solution
tray
circulation
inlet member
pipe
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JP1986138548U
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JPS6345168U (ja
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    • Y02P60/216

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  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、多段に重ねた栽培槽に養液を循環さ
せて植物を栽培する、いわゆる多段式耕栽培装置
に関する。
養液を循環させて植物を栽培するシステムにお
いては、養液中の溶存酸素の量の不足が避けられ
ない。養液中に酸素が不足すると植物の発育不
全、あるいは根腐れ等が起きてしまう。しかもこ
の酸素は養液中に均等に溶け込んでいる必要があ
る。
[従来の技術] そこで従来は、エアポンプあるいはエジエクタ
ーにて養液中に強制的に酸素を供給するようにし
ている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の酸素の供給方式は、まず装置のための費
用を要し、且つ騒音が生じる。また養液を揺り動
かし、さらに気泡自体が植物の根に直接触れる等
して、養液を吸収するのに重要である植物の根を
傷めてしまい、植物の成育が阻害される恐れがあ
る。
[問題を解決するための手段] そこで本考案は、上段の植物栽培槽のトレーと
下段のトレーとを連結する養液循環用パイプのそ
れぞれの先端に切り込みを設けた部材を取付ける
ことにより、養液の排出を広がりのあるシヤワー
状に行なわせることで、空気と養液との接触時間
ならびに接触面積を増加させ接触効率を高め、液
内の溶存酸素量を増加させるとともに、上段トレ
ーの養液レベル以上の液が緩かに下段トレーへ流
れるようにし、各トレー内の養液のレベルコント
ロールと同時に、その揺れを少なくし、植物の根
への揺れの伝わりをできるだけ少なくしたもので
ある。
[実施例] 水耕栽培装置は、栽培槽としてトレー1〜5を
多段に間隔をおいて鉄パイプ等のサポート6にて
支持させ、各トレー間は養液循環用パイプ7〜1
0を各2本づつ一対として連結させてあり、最下
段のトレーは養液タンク11にパイプ12にて連
結させてあり、この養液タンク11は給水ポンプ
13とパイプ連結し、さらにこの給水ポンプ13
は最上段のトレー1と給水パイプ14にて連結さ
れている。
各トレー間を連結する循環パイプ7〜10は、
一段毎にトレーの逆サイドの位置にて上下段を連
結する。そして各循環パイプの入口端7aには、
流水量及び各トレー内の養液のレベルLを調整す
る入口部材15を、そして出口端7bには出口部
材16を形成あるいは固着してあり、入口部材1
5は上段のトレーの底面より突出するように底に
設けた孔18に取付けて固定してある。出口部材
16は下段トレー上に垂れ下がつた状態となつて
いる。
入口部材15は、パイプ自体の先端としても良
く、あるいはその先端に係合する別部材(入口部
材)15としても良い。そしてこの入口部材15
は、筒状となつており、この筒の周壁に軸線に沿
つた縦方向、即ち上部開口端より下方へ切り込み
を複数本、実施例においては4本のスリツト孔1
7を形成してある。このスリツト孔17の長さに
より、植物栽培用の養液のレベルLコントロール
をする。したがつて、この入口部材15はスリツ
ト孔17の長さの異なるものを数種類用意してお
き、栽培する植物に適した養液レベルが得られる
ように、入口部材を選択して使用できるようにな
つている。
また、出口部材16にも、逆に下方開口端より
切り込みを入れてカツト孔19を形成してある。
そして入口部材15及び出口部材16は、共に
循環パイプ7に係合できるように、係合端がパイ
プ内径と同一、あるいはやや大きな径に形成して
ある。
[考案の効果] このように本考案装置は構成してあるので、養
液は上段トレーより下段トレーへ順次トレー内を
一方のサイドから他方のサイドへ横断して流れ、
その後パイプを通過し、再び給水ポンプにより上
段へと循環する。トレー内の養液はトレー内に突
設してある入口部材15に形成されたスリツト孔
17先端のトレー底面からの高さまで排出されて
トレー内の養液のレベルコントロールが行われ
る。この排出時に上方の開口からのエアーとパイ
プ内にて混ざり合い、さらに出口部材16に形成
したカツト孔19からのエアーの混入も合わさつ
て養液中の溶存酸素量を増すことができる。
そして各トレーには一方のサイドに養液が供給
され、しかも上段トレーの養液排出断面積が各入
口部材のスリツト孔であり、非常に小さく制限さ
れるので養液は細い流れとなつて静かに下段のト
レーへ供給され、かつ出口部材の孔にてもシヤワ
ー状に拡散されて流出するのでトレー内の養液を
揺り動かして栽培植物の根を傷めるといつたこと
がない。
また、このように循環パイプの両端にスリツト
孔を設けたことのみで、気液接触効果を増加させ
ることができるので、従来のようにエアポンプ等
の必要がなくなり、したがつてその騒音がなく、
またその費用が掛からないので有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、装置全体の概略図。第2図は、上下
段のトレー間の連結部を拡大して示す図。第3図
イは、連結部の入口部材、ロは、出口部材を示
す。 1〜5……トレー、6……サポート、7〜10
……循環用パイプ、11……養液タンク、13…
…給水ポンプ、15……入口部材、16……出口
部材、17……スリツト孔、19……カツト孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多段式水耕栽培装置において、養液循環パイプ
    6の上段トレー1の底面に、養液レベルコントロ
    ール用のスリツト17を上方開口端より下方に向
    けて形成してある入口部材15を突設してあり、
    前記循環パイプ6の下端を下段トレー上に位置さ
    せ、その先端には下方開口端より上方へ切り込み
    19を形成してある出口部材16を配してあり、
    養液がこの入口部材15、循環パイプ7〜10お
    よび出口部材16そして循環トレー1〜5内を流
    れるようになつている水耕栽培装置。
JP1986138548U 1986-09-11 1986-09-11 Expired JPH0453252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986138548U JPH0453252Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986138548U JPH0453252Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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Publication Number Publication Date
JPS6345168U JPS6345168U (ja) 1988-03-26
JPH0453252Y2 true JPH0453252Y2 (ja) 1992-12-15

Family

ID=31043633

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JP1986138548U Expired JPH0453252Y2 (ja) 1986-09-11 1986-09-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913256A (ja) * 1972-05-16 1974-02-05

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52126139U (ja) * 1976-03-22 1977-09-26
JPS58150959U (ja) * 1982-03-31 1983-10-08 藤倉ゴム工業株式会社 のり養殖等に用いるフロ−ト装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4913256A (ja) * 1972-05-16 1974-02-05

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Publication number Publication date
JPS6345168U (ja) 1988-03-26

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