JPH0453190B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0453190B2
JPH0453190B2 JP60115465A JP11546585A JPH0453190B2 JP H0453190 B2 JPH0453190 B2 JP H0453190B2 JP 60115465 A JP60115465 A JP 60115465A JP 11546585 A JP11546585 A JP 11546585A JP H0453190 B2 JPH0453190 B2 JP H0453190B2
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
pressure
color
copolymer
copolymer latex
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60115465A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS61273985A (en
Inventor
Hiroyuki Miki
Motokazu Iida
Chisato Hamaguchi
Haruhiro Hirai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Japan Synthetic Rubber Co Ltd filed Critical Japan Synthetic Rubber Co Ltd
Priority to JP60115465A priority Critical patent/JPS61273985A/en
Publication of JPS61273985A publication Critical patent/JPS61273985A/en
Publication of JPH0453190B2 publication Critical patent/JPH0453190B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/155Colour-developing components, e.g. acidic compounds; Additives or binders therefor; Layers containing such colour-developing components, additives or binders

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Color Printing (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に発色性ならびに発色カブリの点
で改良された感圧複写紙用塗布組成物に関するも
のである。 〔従来の技術〕 ノーカーボン複写紙と称される感圧複写紙とし
ては、例えば、発色剤を内包するマイクロカプセ
ル(以下、「発色剤マイクロカプセル」という。)
を含む発色剤層と顕色剤を含む顕色剤層とを、積
重した2枚の支持体(通常、紙)の裏面および表
面にそれぞれ形成したタイプのもの、あるいは下
位の支持体の表面上に発色剤マイクロカプセルと
顕色剤とを混合あるいは積層して記録層を形成し
たタイプのものなどが知られている。かかる感圧
複写紙においては、上位の支持体の表面において
筆記具、タイプライタ、その他各種の機械式プリ
ンタなどによる機械的あるいは衝撃的な圧力が加
えられると、これによつて発色剤を内包している
マイクロカプセルが破壊され、カプセル内の発色
剤が露出して顕色剤と接触することによつて発色
し、複写記録が達成される。 一般に、上述の発色剤層を構成するための塗布
組成物は、発色剤マイクロカプセル、保護剤(ス
テイルト)、バインダーおよびその他の添加剤か
ら構成されている。前記保護剤は、発色剤マイク
ロカプセルと混在することにより、このマイクロ
カプセルが複写記録を目的としないときに加えら
れる不測の外力を直接的に受けて破壊されること
を防止する機能を有し、通常、発色剤マイクロカ
プセルよりやや大きい粒径を有する有機物質ある
いは無機物質の微粒子によつて構成される。ま
た、バインダーは、発色剤マイクロカプセル、保
護剤その他の添加剤を結着して支持体に固定する
機能を有し、従来、このようなバインダーとし
て、ポリビニルアルコール、スターチ、変性スタ
ーチ、カルボキシメチルセルロース、カゼイン等
の水溶性高分子化合物が多く用いられている。 しかし、バインダーとして上述のような水溶性
高分子化合物を用いた塗布組成物においては、次
のような問題点がある。 感圧複写紙においていわゆる発色カブリを生
じやすい。 発色カブリとは、感圧複写紙の製造時あるいは
貯蔵時などの、複写記録を目的とする使用時以外
の取扱時において加えられる機械的圧力、摩擦力
あるいは熱などによつて発色剤マイクロカプセル
が破壊され、不要に発色する現象である。水溶性
高分子化合物をバインダーに用いた塗布組成物に
おいて、このような発色カブリが発生しやすい理
由のひとつとしては、一般に、水溶性高分子物質
によつて形成される乾燥塗膜は強固ではあるが弾
力性に欠け、そのため塗膜に加えられた外力が吸
収されずに発色剤マイクロカプセルに直接的に伝
達されてこれに作用するためと考えられる。 保存性が低い。 水溶性高分子化合物は腐敗しやすく、したがつ
て塗布組成物を長期間にわたつて変質のない状態
で保存することが困難である。 塗工性が低い。 水溶性高分子化合物を用いたバインダーは、粘
性が大きいので塗工作業を効率よく円滑に行うこ
とが難しく、また優れた塗工性を得ようとすれば
塗布組成物における固形分の含有割合を小さくし
なければならない不都合を生ずる。 上記における発色カブリの問題を解決すると
いう点よりすれば、保護剤の含有割合を大きくす
ることが有効であるが、このようにすると、複写
記録時において発色剤層に加えられる筆圧、印字
圧などの外力によつても発色剤カプセルが破壊さ
れにくくなり、その結果、感圧複写紙の発色濃度
が低下する問題を生ずる。 これらの問題点を解消することを目的とした感
圧複写紙用の塗布組成物として、水溶性高分子化
合物にかえて、アクリル酸エステル重合体ラテツ
クスを用いたもの(特開昭57−72891号公報)お
よびラテツクスを用いたもの(特開昭57−77589
号公報)が提案されている。これらの塗布組成物
においては、バインダーとしてラテツクスを用い
ているので上記の保存性およびの塗工性につ
いては十分な改善がみられたが、上記の発色カ
ブリの点においてはいまだ十分満足すべき結果は
得られていない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、発色カブリ、保存性ならびに塗工性
における従来技術の問題点を総合的に解決し、特
に、優れた発色性を保有しながら発色剤マイクロ
カプセルの不要の破壊による発色カブリの発生が
十分に抑止された感圧複写紙を形成することので
きる感圧複写紙用塗布組成物を提供することを目
的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 前記問題点は、 発色剤を内包するマイクロカプセルとバインダ
ーとを含有する感圧複写紙用塗付組成物におい
て、 前記バインダー成分として、以下の単量体成分 (a) 脂肪族共役ジエン 2〜30重量% (b) エチレン性不飽和カルボン酸エステル
5〜70重量% (c) (b)以外のエチレン性不飽和化合物
10〜93重量% を乳化共重合させて得られる共重合体ラテツク
スを含有してなり、当該共重合体ラテツクスにお
ける乳化剤の含有量が共重合体成分に対して1重
量%以下であることを特徴とする感圧複写紙用塗
布組成物によつて解決される。 すなわち、本発明の感圧複写紙用塗布組成物
は、脂肪族共役ジエンおよびエチレン性不飽和カ
ルボン酸エステルを主成分とし、これらを特定の
割合で含む単量体組成物の乳化重合によつて得ら
れる、乳化剤の含有量が共重合体成分に対して1
重量%以下である共重合体ラテツクスを含むバイ
ンダー中に、発色剤マイクロカプセル、保護剤そ
の他必要に応じて加えられる添加剤を分散させて
構成される。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明における共重合体ラテツクスの製造に用
いることのできる脂肪族共役ジエンとしては、例
えばブタジエン、イソプレン、2−クロル−1,
3ブタジエンなどを挙げることができ、特にブタ
ジエンが好ましい。脂肪族共役ジエンの使用量
は、単量体成分全体に対して2〜30重量%、好ま
しくは5〜20重量%である。この使用量が2重量
%未満であると、感圧複写紙における発色性が不
十分となり、一方使用量が30重量%を越えると、
感圧複写紙における摩擦あるいは加熱に起因する
発色カブリが生じやすくなり、いずれも好ましく
ない。 本発明における共重合体ラテツクスの製造に用
いることのできるエチレン性不飽和カルボン酸エ
ステルとしては、例えばアクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ヒドロキシ
エチルなどを挙げることができ、特にアクリル酸
ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸−2−エチルヘキ
シルが好ましい。 エチレン性不飽和カルボン酸エステルの使用量
は、単量体成分全体に対し5〜70重量%、好まし
くは10〜60重量%である。この使用量が5重量%
未満であると、加熱に起因する発色カブリが生じ
やすく、一方、使用量が70重量%を越えると、圧
力あるいは摩擦に起因する発色カブリが生じやす
くなり、いずれも好ましくない。 本発明における共重合体ラテツクスの合成に用
いることのできる、エチレン性不飽和カルボン酸
エステル以外のエチレン性不飽和化合物として
は、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、メ
タクロトン酸などのモノカルボン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等のジカルボン酸およ
びこれらジカルボン酸の無水物などの不飽和カル
ボン酸、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエンなどの芳香族ビニル、アクリルアミド、
メタクリルアミド、N−メチロールアクリルアミ
ド等の不飽和カルボン酸のアルキルアミド、アク
リロニトリルなどのシアン化ビニル、酢酸ビニル
などを挙げることができ、これらは1種または2
種以上を組合せて用いることができる。 本発明における共重合体ラテツクスは、乳化重
合によつて製造されるものであつて、乳化重合時
に単量体を乳化分散するためにあるいは乳化重合
後に生成した共重合体粒子を安定に分散させるた
めに用いられる乳化剤を含んでいる。このような
乳化剤としては、陰イオン系界面活性剤、陽イオ
ン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、両性界
面活性剤などが、単独でまたは2種類以上組合せ
て使用される。好ましい乳化剤は陰イオン系界面
活性剤であり、例えばラウリル硫酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジアルキル
スルホコハク酸ナトリウムなどを単独でまたは2
種以上組合せて使用することができる。 本発明において、共重合体ラテツクスにおける
乳化剤の含有量は共重合体成分に対して1重量%
以下とされるが、好ましくは0.5重量%以下であ
る。乳化剤の含有量が1重量%を越えると感圧複
写紙における発色性が低いものとなる。特に、発
色剤マイクロカプセルとしてコアセルベーシヨン
法により合成されたゼラチンのマイクロカプセル
を用いるときには、ゼラチン膜の界面活性剤に対
する耐性が小さいため、カプセル内部の発色剤が
界面活性剤によつて抽出されて発色カブリを生じ
やすくなるので、乳化剤の含有量は0.4重量%以
下とするのが好ましい。 本発明における共重合体ラテツクスを構成する
共重合体のガラス転移温度は、好ましくは−50℃
〜30℃、更に好ましくは−40℃〜25℃である。こ
のガラス転移温度が−50℃より低くなるとバイン
ダーの弾性が過大となる傾向を有し、その結果感
圧複写紙の発色性が低下し、好ましくない。一
方、ガラス転移温度が30℃を超ると加熱に起因す
る発色カブリが発生しやすくなる傾向を有し、好
ましくない。 本発明における共重合体ラテツクスを構成する
共重合体のトルエン不溶分は、好ましくは30重量
%以上、特に好ましくは40〜100重量%である。
このトルエン不溶分が30重量%未満では感圧複写
紙の発色性が低下する傾向を有し、好ましくな
い。 ここにおけるトルエン不溶分とは、共重合体ラ
テツクスを水酸化ナトリウムによつてpH6〜8に
調整した後メタノールで凝固し、さらに洗浄乾燥
して得られた凝固物を0.3採取して試料とし、こ
の試料を100mlのトルエンに20時間浸漬したとき
に得られた不溶分の試料全体に対する割合をい
う。 本発明における共重合体ラテツクスの使用量
は、共重合体成分で換算してマイクロカプセル
100重量部に対し好ましくは3〜50重量部、さら
に好ましくは5〜40重量部である。共重合体ラテ
ツクスの使用量が3重量部未満では塗布組成物の
接着強度が不十分であり、一方、この使用量が50
重量部を超えると塗布層中のマイクロカプセルが
共重合体成分によつて厚く覆われた状態となり、
その結果、感圧複写紙における発色性が低下す
る。 本発明における共重合体ラテツクスは、好まし
くは上述のガラス転移温度およびトルエン不溶分
についての条件のいずれか一方、好ましくは両方
を満足するものである。 本発明における発色剤マイクロカプセルは、例
えば以下に具体的に述べるコアセルベーシヨン
法、界面重合法、In situ重合法などの各種方法
によつて製造されるものを用いることができる。 コアセルベーシヨン法 この方法は、例えば米国特許第2800457号明細
書、同2800458号明細書において開示されている
ように、発色剤を溶解した油性液体を、ゼラチ
ン、アラビアゴム等の親水性高分子の水溶液に微
小油滴状に乳化分散させ、この微小油滴の表面に
前記親水性高分子のコロイドを相分離(コアセル
ベート)させ、これを硬化させて壁膜を形成し、
マイクロカプセルを得るものである。 界面重合法 この方法は、例えば特公昭44−27257号公報、
同42−771号公報、同46−18127号公報、同50−
72507号公報に開示されているように、親水性液
体と疎水性液体の界面において互いに反応して不
溶性の被膜を形成する二種類の物質を、それぞれ
親水性液体および疎水性液体に溶解して界面反応
させることにより、例えばポリアミドのカプセル
壁膜より構成されるマイクロカプセルを得るもの
である。 In situ重合法 この方法は、例えば特公昭44−3495号公報に開
示されているように、芯材物質(発色剤を含む油
滴)とリアクタントすなわちポリマーの形成に必
要なモノマー、プレポリマーあるいは触媒などの
反応系成分とが共存する分散系において重合を行
なうことにより、芯材物質の粒子と分散媒との界
面でこれら両者に対して不溶のポリマーを生成さ
せ、これにより芯材物質の粒子表面にポリマーの
外殻を形成してマイクロカプセルを得るものであ
る。この方法によればカプセル壁膜がメラミン−
ホルマリン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂などより
構成されたマイクロカプセルを得ることができ
る。 このようなIn situ法によるメラミン−ホルマ
リン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂などの壁膜によ
るマイクロカプセルは、耐熱性、耐溶剤性、耐水
性、耐薬品性において優れ、しかも当該マイクロ
カプセルは簡易なプロセスによつて安定に製造す
ることができる点で、本発明における発色剤マイ
クロカプセルとして有利に用いることができる。 上記発色剤マイクロカプセルを構成する発色剤
としては通常用いられているものでよく、例えば
クリスタルバイオレツトラクトン、ベンゾイルロ
イコメチレンブルー、フルオラン類、スピロピラ
ン類などを使用することができる。 また、この発色剤と接触してこれを発色させる
ための顕色剤としては、例えば酸性白土、活性白
土などの無機系顕色剤、フエノール樹脂、サリチ
ル酸誘導体塩などの有機系顕色剤を使用すること
ができる。 本発明において用いられる保護剤としては、通
常用いられているものでよく、例えばデンプン、
セルロースなどの有機物質あるいは無機物質の粉
末が使用され、その使用量は一般に発色剤マイク
ロカプセル100重量部に対して20〜80重量部であ
る。 本発明においては、さらに必要に応じて、消泡
剤、耐水化剤などの各種添加剤を含むことができ
る。また、バインダーとしては、本発明における
共重合体ラテツクスの他に接着強度を補うため
に、必要に応じて水溶性高分子、例えば水溶性の
変性デンプン、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロースなどを併用することができ
る。 本発明の塗布組成物は、上述の各種材料を混合
して調整され、該塗布組成物中の固形分は濃度は
一般に15〜50重量%とされる。この塗布組成物
は、通常の塗被紙製造に使用されているブレード
コータ、エアナイフコータバーコータ、ロールコ
ータ、サイズプレスコータなどの塗被装置を備え
たオンマシンコータによつて原紙に塗被されて感
圧複写紙とされる。本発明の塗布組成物の好まし
い塗布量は、原紙の単位面積あたり2〜5g/m2
である。原紙としては、酸性あるいはアルカリ性
の抄紙によつて得られる上質原紙、中質原紙など
を使用することができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例について述べるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。なお、以
下の記載において「部」および「%」は、それぞ
れ重量部および重量%を示す。 実施例1〜7、比較例1〜5 (1) 共重合体ラテツクスA〜Kの製造 〈共重合体ラテツクスA〉 水160部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム0.2部、炭酸水素ナトリウム0.6部および過硫
酸カリウム0.5部を、容積100のオートクレーブ
に仕込んだ。ついで、ブタジエン15部、スチレン
62部、ブチルアクリレート20部、アクリル酸1部
およびフマル酸2部からなる単量体組成物を四塩
化炭素2部とともに一括添加し、攪拌しながら70
℃まで加温した。この状態で重合を20時間継続し
たところ、重合転化率100%に達した。このよう
にして得られた共重合体ラテツクスは、重合様態
がよく、凝固物の発生も少なかつた。この共重合
体ラテツクスに水酸化ナトリウム溶液を添加し、
pHを9に調節した後、モノマーストリツピング、
減圧蒸留によりラテツクスを濃縮した。得られた
共重合体ラテツクスを「ラテツクスA」とする。 〈共重合体ラテツクスB〜K〉 共重合体ラテツクスAと同様な手順により、第
1表に示す単量体成分を用いて9種の共重合体ラ
テツクスを得た。これらの共重合体ラテツクスを
「ラテツクスB〜K」とする。 なお、ラテツクスG〜Kは比較用ラテツクスで
あり、ラテツクスGは、脂肪族共役ジエン((a))
を含まない場合、ラテツクスHは脂肪族共役ジエ
ン((a))の割合が過大の場合、ラテツクスはエ
チレン性不飽和カルボン酸エステル((b))の割合
が過少な場合、ラテツクスJはエチレン性不飽和
カルボン酸エステル((b))の割合が過大な場合、
ラテツスクKは乳化剤の割合が過多の場合の例で
ある。 以上のラテツスクA〜Kのガラス転移温度
(Tg)およびトルエン不溶分を第1表に併せて記
載する。
[Industrial Field of Application] The present invention relates to a coating composition for pressure-sensitive copying paper that is improved particularly in terms of color development and color fog. [Prior Art] As pressure-sensitive copying paper called carbonless copying paper, for example, microcapsules containing a coloring agent (hereinafter referred to as "coloring agent microcapsules") are used.
A type in which a color forming agent layer containing a color developer and a color developer layer containing a color developer are formed on the back and front surfaces of two stacked supports (usually paper), or on the surface of a lower support. A type is known in which a recording layer is formed by mixing or laminating a color former microcapsule and a color developer thereon. In such pressure-sensitive copying paper, when mechanical or impact pressure is applied to the surface of the upper support by a writing instrument, a typewriter, or any other type of mechanical printer, the color forming agent is encapsulated. The microcapsules inside the capsules are destroyed, and the color forming agent inside the capsules is exposed and comes into contact with the color developer, thereby developing color and achieving copy recording. Generally, the coating composition for forming the above-mentioned color former layer is composed of color former microcapsules, a protective agent (stilt), a binder, and other additives. The protective agent has the function of preventing the microcapsules from being destroyed by direct exposure to unexpected external forces applied when the purpose is not to copy and record, by being mixed with the color former microcapsules, Usually, they are composed of fine particles of organic or inorganic substances that have a slightly larger particle size than the color former microcapsules. In addition, the binder has the function of binding color former microcapsules, protective agents, and other additives and fixing them to the support. Conventionally, such binders include polyvinyl alcohol, starch, modified starch, carboxymethyl cellulose, Water-soluble polymer compounds such as casein are often used. However, coating compositions using water-soluble polymer compounds as described above as binders have the following problems. Pressure-sensitive copying paper tends to cause so-called color fog. Color-forming fog is caused by the color-forming agent microcapsules being removed by mechanical pressure, frictional force, or heat applied during handling of pressure-sensitive copying paper other than when used for copying and recording purposes, such as during manufacture or storage. This is a phenomenon that is destroyed and produces unnecessary color. One of the reasons why such color fogging tends to occur in coating compositions that use water-soluble polymeric compounds as binders is that, in general, the dried coating film formed by water-soluble polymeric substances is strong, but It is thought that this is because the paint film lacks elasticity, and therefore the external force applied to the paint film is not absorbed but is directly transmitted to and acts on the color former microcapsules. Poor shelf life. Water-soluble polymer compounds are easily perishable, and therefore it is difficult to store coating compositions for long periods without deterioration. Poor coatability. Binders using water-soluble polymer compounds have high viscosity, making it difficult to perform coating operations efficiently and smoothly.Additionally, in order to obtain excellent coating properties, the solids content in the coating composition must be reduced. This results in the inconvenience of having to be made smaller. From the point of view of solving the problem of coloring fog mentioned above, it is effective to increase the content ratio of the protective agent. The color former capsule becomes difficult to be destroyed even by external forces such as, and as a result, a problem arises in that the color density of the pressure-sensitive copying paper decreases. In order to solve these problems, a coating composition for pressure-sensitive copying paper using an acrylic ester polymer latex instead of a water-soluble polymer compound (Japanese Patent Application Laid-open No. 72891/1989) Publications) and those using latex (Japanese Patent Application Laid-open No. 57-77589
No. 2) has been proposed. In these coating compositions, since latex is used as a binder, sufficient improvements were seen in the above-mentioned storage stability and coating properties, but the results are still quite satisfactory in terms of the above-mentioned color fogging. has not been obtained. [Problems to be Solved by the Invention] The present invention comprehensively solves the problems of the prior art in terms of color fogging, storage stability, and coating properties, and in particular, provides color former microcapsules while maintaining excellent color performance. It is an object of the present invention to provide a coating composition for pressure-sensitive copying paper that can form pressure-sensitive copying paper in which the occurrence of colored fog due to unnecessary destruction of color is sufficiently suppressed. [Means for solving the problem] The above problem is solved by: In a coating composition for pressure-sensitive copying paper containing microcapsules encapsulating a coloring agent and a binder, the following monomer components are used as the binder component. (a) Aliphatic conjugated diene 2-30% by weight (b) Ethylenically unsaturated carboxylic acid ester
5-70% by weight (c) Ethylenically unsaturated compounds other than (b)
The copolymer latex contains a copolymer latex obtained by emulsion copolymerization of 10 to 93% by weight, and the content of the emulsifier in the copolymer latex is 1% by weight or less based on the copolymer components. The problem is solved by a coating composition for pressure-sensitive copying paper. That is, the coating composition for pressure-sensitive copying paper of the present invention is produced by emulsion polymerization of a monomer composition containing an aliphatic conjugated diene and an ethylenically unsaturated carboxylic acid ester in a specific proportion. The resulting emulsifier content is 1% to the copolymer component.
It is constructed by dispersing color former microcapsules, a protective agent, and other additives as necessary in a binder containing a copolymer latex in an amount of % by weight or less. The present invention will be explained in detail below. Examples of aliphatic conjugated dienes that can be used in the production of the copolymer latex of the present invention include butadiene, isoprene, 2-chloro-1,
Examples include 3-butadiene, and butadiene is particularly preferred. The amount of aliphatic conjugated diene used is 2 to 30% by weight, preferably 5 to 20% by weight, based on the total monomer components. If the amount used is less than 2% by weight, the color development in pressure-sensitive copying paper will be insufficient, while if the amount used exceeds 30% by weight,
Color fogging due to friction or heating on the pressure-sensitive copying paper is likely to occur, both of which are undesirable. Examples of ethylenically unsaturated carboxylic acid esters that can be used in the production of the copolymer latex of the present invention include methyl acrylate, ethyl acrylate, butyl acrylate, cyclohexyl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, and acrylic acid. Mention may be made of hydroxyethyl, methyl methacrylate, ethyl methacrylate, butyl methacrylate, cyclohexyl methacrylate, 2-ethylhexyl methacrylate, hydroxyethyl methacrylate, in particular butyl acrylate, 2-ethylhexyl acrylate, methacrylate. Butyl methacrylate and 2-ethylhexyl methacrylate are preferred. The amount of the ethylenically unsaturated carboxylic acid ester used is 5 to 70% by weight, preferably 10 to 60% by weight based on the total monomer components. This usage amount is 5% by weight.
When the amount is less than 70% by weight, color fogging is likely to occur due to heating, while when the amount used exceeds 70% by weight, color fogging due to pressure or friction is likely to occur, both of which are unfavorable. Examples of ethylenically unsaturated compounds other than ethylenically unsaturated carboxylic acid esters that can be used in the synthesis of the copolymer latex of the present invention include monocarboxylic acids such as acrylic acid, methacrylic acid, crotonic acid, and methacrotonic acid; acids, dicarboxylic acids such as maleic acid and fumaric acid, and unsaturated carboxylic acids such as anhydrides of these dicarboxylic acids, aromatic vinyls such as styrene, α-methylstyrene, and vinyltoluene, acrylamide,
Examples include alkylamides of unsaturated carboxylic acids such as methacrylamide and N-methylolacrylamide, vinyl cyanides such as acrylonitrile, and vinyl acetate, which may be used singly or in combination.
More than one species can be used in combination. The copolymer latex in the present invention is produced by emulsion polymerization, and is used to emulsify and disperse monomers during emulsion polymerization or to stably disperse copolymer particles generated after emulsion polymerization. Contains emulsifiers used in As such emulsifiers, anionic surfactants, cationic surfactants, nonionic surfactants, amphoteric surfactants, and the like may be used alone or in combination of two or more. Preferred emulsifiers are anionic surfactants, such as sodium lauryl sulfate,
Sodium dodecylbenzenesulfonate, sodium laurylnaphthalenesulfonate, sodium dialkylsulfosuccinate, etc. alone or in combination
More than one species can be used in combination. In the present invention, the emulsifier content in the copolymer latex is 1% by weight based on the copolymer components.
It is preferably 0.5% by weight or less. If the content of the emulsifier exceeds 1% by weight, the coloring properties of the pressure-sensitive copying paper will be low. In particular, when using gelatin microcapsules synthesized by the coacervation method as color former microcapsules, the color former inside the capsules may be extracted by the surfactant because the gelatin membrane has low resistance to surfactants. The content of the emulsifier is preferably 0.4% by weight or less, since this tends to cause color fog. The glass transition temperature of the copolymer constituting the copolymer latex in the present invention is preferably -50°C.
-30°C, more preferably -40°C - 25°C. If the glass transition temperature is lower than -50 DEG C., the elasticity of the binder tends to become excessive, resulting in a decrease in the coloring properties of the pressure-sensitive copying paper, which is undesirable. On the other hand, if the glass transition temperature exceeds 30°C, color fogging due to heating tends to occur, which is not preferable. The toluene insoluble content of the copolymer constituting the copolymer latex of the present invention is preferably 30% by weight or more, particularly preferably 40 to 100% by weight.
If the toluene-insoluble content is less than 30% by weight, the color development of the pressure-sensitive copying paper tends to decrease, which is not preferable. The toluene-insoluble content here refers to copolymer latex adjusted to pH 6 to 8 with sodium hydroxide, coagulated with methanol, further washed and dried, and 0.3 of the coagulated product obtained is taken as a sample. This refers to the ratio of insoluble matter to the total sample obtained when a sample is immersed in 100 ml of toluene for 20 hours. The amount of copolymer latex used in the present invention is calculated based on the copolymer component.
It is preferably 3 to 50 parts by weight, more preferably 5 to 40 parts by weight per 100 parts by weight. If the amount of copolymer latex used is less than 3 parts by weight, the adhesive strength of the coating composition will be insufficient;
If the amount exceeds parts by weight, the microcapsules in the coating layer will be thickly covered with the copolymer component.
As a result, the color development in pressure-sensitive copying paper is reduced. The copolymer latex used in the present invention preferably satisfies either one of the above-mentioned conditions regarding glass transition temperature and toluene insoluble content, preferably both. The color former microcapsules used in the present invention can be produced by various methods such as coacervation method, interfacial polymerization method, and in situ polymerization method, which will be specifically described below. Coacelvation method As disclosed in, for example, U.S. Pat. emulsify and disperse the hydrophilic polymer colloid in the form of minute oil droplets in an aqueous solution, phase-separate (coacervate) the colloid of the hydrophilic polymer on the surface of the minute oil droplets, and harden it to form a wall film;
Microcapsules are obtained. Interfacial polymerization method This method is described in, for example, Japanese Patent Publication No. 44-27257,
Publication No. 42-771, Publication No. 46-18127, Publication No. 50-
As disclosed in Publication No. 72507, two types of substances that react with each other to form an insoluble film at the interface of a hydrophilic liquid and a hydrophobic liquid are dissolved in a hydrophilic liquid and a hydrophobic liquid, respectively, and then the interface is formed. By reacting, microcapsules composed of, for example, a polyamide capsule wall membrane are obtained. In situ polymerization method This method, as disclosed in Japanese Patent Publication No. 44-3495, combines a core material (oil droplets containing a coloring agent) with a reactant, i.e., monomers, prepolymers, or catalysts necessary to form a polymer. By performing polymerization in a dispersion system in which reactive components such as Microcapsules are obtained by forming a polymer outer shell. According to this method, the capsule wall membrane is melamine-
Microcapsules made of formalin resin, urea-formalin resin, etc. can be obtained. Microcapsules made with a wall film such as melamine-formalin resin or urea-formalin resin produced by such an in situ method have excellent heat resistance, solvent resistance, water resistance, and chemical resistance, and are easy to process. Therefore, since it can be stably produced, it can be advantageously used as the color former microcapsule in the present invention. The coloring agent constituting the coloring agent microcapsules may be any commonly used coloring agent, such as crystal violet lactone, benzoylleucomethylene blue, fluorans, spiropyrans, and the like. In addition, as a color developer to develop a color by contacting this color former, for example, an inorganic color developer such as acid clay or activated clay, or an organic color developer such as a phenolic resin or a salicylic acid derivative salt is used. can do. The protective agent used in the present invention may be any commonly used protective agent, such as starch,
Powders of organic or inorganic substances such as cellulose are used, and the amount used is generally 20 to 80 parts by weight per 100 parts by weight of color former microcapsules. In the present invention, various additives such as an antifoaming agent and a waterproofing agent can be further included as necessary. In addition to the copolymer latex used in the present invention, as a binder, water-soluble polymers such as water-soluble modified starch, polyvinyl alcohol, hydroxyethyl cellulose, etc. may be used in combination as necessary to supplement adhesive strength. can. The coating composition of the present invention is prepared by mixing the above-mentioned various materials, and the solid content in the coating composition is generally in a concentration of 15 to 50% by weight. This coating composition is coated onto the base paper using an on-machine coater equipped with coating equipment such as a blade coater, air knife coater, bar coater, roll coater, and size press coater, which are commonly used in coated paper manufacturing. It is called pressure-sensitive copy paper. The preferred coating amount of the coating composition of the present invention is 2 to 5 g/m 2 per unit area of base paper.
It is. As the base paper, high quality base paper, medium quality base paper, etc. obtained by acidic or alkaline paper making can be used. [Examples] Examples of the present invention will be described below, but the present invention is not limited thereto. In the following description, "parts" and "%" indicate parts by weight and % by weight, respectively. Examples 1 to 7, Comparative Examples 1 to 5 (1) Production of copolymer latexes A to K <Copolymer latex A> 160 parts of water, 0.2 parts of sodium dodecylbenzenesulfonate, 0.6 parts of sodium hydrogen carbonate, and persulfuric acid 0.5 part of potassium was charged into a 100 volume autoclave. Next, 15 parts of butadiene, styrene
A monomer composition consisting of 62 parts of butyl acrylate, 20 parts of acrylic acid, and 2 parts of fumaric acid was added all at once with 2 parts of carbon tetrachloride, and the mixture was heated to 70 parts with stirring.
Warmed to ℃. When polymerization was continued in this state for 20 hours, the polymerization conversion rate reached 100%. The copolymer latex thus obtained had a good polymerization pattern and little coagulation. Adding sodium hydroxide solution to this copolymer latex,
After adjusting the pH to 9, monomer stripping,
The latex was concentrated by vacuum distillation. The obtained copolymer latex is referred to as "latex A". <Copolymer Latexes B to K> Nine types of copolymer latexes were obtained in the same manner as in Copolymer Latex A using the monomer components shown in Table 1. These copolymer latexes are referred to as "latexes B to K." Latexes G to K are comparative latexes, and latex G is aliphatic conjugated diene ((a)).
Latex H contains too much aliphatic conjugated diene ((a)); latex J contains too little ethylenically unsaturated carboxylic acid ester ((b)); If the proportion of unsaturated carboxylic acid ester ((b)) is excessive,
Lattesk K is an example of a case where the proportion of emulsifier is excessive. The glass transition temperature (Tg) and toluene insoluble content of the above latte skus A to K are also listed in Table 1.

【表】【table】

【表】 (2) 発色剤マイクロカプセルの合成 有機溶剤「SAS296」(日石(株)製)100部に対し
クリスタルバイオレツトラクトン3.5部を溶解し
た発色剤溶液を、スチレン−無水マレイン酸共重
合体4部を含む水溶液に添加して乳化した。つい
で、固形分15%のメラミン−ホルマリン初期縮合
物「SR613」(住友化学(株)製)の水溶液60部を加
えた後70℃まで加熱し、3時間にわたつて反応さ
せた。つぎにこの反応生成液にpH9.0になるまで
水酸化ナトリウムの水溶液を添加し、発色剤マイ
クロカプセルの分散体を作成した。このマイクロ
カプセルの平均粒径は4.5μmであつた。 (3) 塗布組成物の調製 以上のように得られた共重合体ラテツクスおよ
び発色剤マイクロカプセルを用い、第2表に示す
組成の各材料を混合し、固形分の割合が35%の塗
布組成物を、実施例につき7種および比較例につ
き5種調製した。 (4) 特性テスト 上記(3)で得られた各塗布組成物を、ロツドを用
いて塗布量が3.0g/m2となるようそれぞれ原紙
に塗布し、感圧複写紙用の上用紙を得た。これら
の上用紙と市販の下用紙「ccp」(十條製紙(株)製)
とをそれぞれ重ね合せて感圧複写紙のサンプルを
形成し、以下の4項目についてテストを行つた。 発色性 各サンプルをタイプライターによつて印字し、
30分後における下用紙の発色濃度をハンター比色
光度計によつて測定し、白色度(%)を求め、こ
れにより発色性を評価した。白色度の値が小さい
ほど発色性は良好である。 耐圧性(加圧による発色カブリの発生状態) 各サンプルを圧力50Kg/cm2で5分間にわたつて
加圧した後、下用紙の白色度をハンター比色光度
計によつて測定した。白色度の値が大きいほど発
色カブリの発生が少なく、耐圧性は良好である。 耐摩擦性(摩擦による発色カブリの発生状
態) 各サンプルの下用紙を上側にし、その上に重さ
3Kgのおもりを載せてこれを一定の距離(30cm)
にわたつて滑らせた後、下用紙の白色度をハンタ
ー比色光度計によつて測定した。白色度の値が大
きいほど発色カブリの発生が少なく、耐摩擦性は
良好である。 耐熱性 各サンプルを120℃に設定したオーブン中で3
時間にわたつて加熱した後、下用紙の白色度をハ
ンター比色光度計によつて測定した。白色度の値
が大きいほど発色カブリの発生が少なく、耐熱性
は良好である。 以上の特性テストの結果を第2表に示す。
[Table] (2) Synthesis of color former microcapsules A color former solution prepared by dissolving 3.5 parts of crystal violet lactone in 100 parts of organic solvent "SAS296" (manufactured by Nisseki Co., Ltd.) was mixed with styrene-maleic anhydride copolymer. It was added to an aqueous solution containing 4 parts of the combined product and emulsified. Next, 60 parts of an aqueous solution of melamine-formalin initial condensate "SR613" (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd.) with a solid content of 15% was added, and the mixture was heated to 70°C and reacted for 3 hours. Next, an aqueous solution of sodium hydroxide was added to this reaction product solution until the pH reached 9.0 to prepare a dispersion of color former microcapsules. The average particle size of the microcapsules was 4.5 μm. (3) Preparation of coating composition Using the copolymer latex and color former microcapsules obtained as above, each material having the composition shown in Table 2 was mixed to prepare a coating composition with a solid content of 35%. Seven types of Examples and five types of Comparative Examples were prepared. (4) Characteristic test Each of the coating compositions obtained in (3) above was applied to base paper using a rod at a coating amount of 3.0 g/m 2 to obtain top paper for pressure-sensitive copying paper. Ta. These top paper and commercially available bottom paper “ccp” (manufactured by Jujo Paper Co., Ltd.)
A sample of pressure-sensitive copying paper was formed by overlapping each of the above, and the following four items were tested. Color development Each sample was printed using a typewriter,
After 30 minutes, the color density of the lower paper was measured using a Hunter colorimeter, and the whiteness (%) was determined, thereby evaluating the color development. The smaller the whiteness value, the better the color development. Pressure Resistance (Color Fog Occurrence Due to Pressure) After each sample was pressurized at a pressure of 50 kg/cm 2 for 5 minutes, the whiteness of the lower paper was measured using a Hunter colorimeter. The larger the whiteness value, the less color fog occurs and the better the pressure resistance. Friction resistance (state of color fogging caused by friction) Place the bottom paper of each sample on top, place a weight of 3 kg on top of it, and hold it at a certain distance (30 cm).
After sliding across the paper, the whiteness of the bottom paper was measured using a Hunter colorimeter. The larger the whiteness value, the less color fog occurs and the better the abrasion resistance. Heat resistance Each sample was placed in an oven set at 120℃ for 3
After heating for a period of time, the whiteness of the bottom paper was measured by a Hunter colorimeter. The larger the whiteness value, the less color fog occurs and the better the heat resistance. The results of the above characteristic tests are shown in Table 2.

〔発明の効果〕〔Effect of the invention〕

本発明の感圧複写紙用塗布組成物は、バインダ
ーとして、特定の単量体成分を特定の割合で含む
単量体組成物の乳化重合によつて得られる乳化剤
の含有量が共重合体成分に対して1重量%以下の
共重合体ラテツクスを用いており、以下の作用効
果を有する。 (1) 塗工性が優れている。 本発明の塗布組成物は、バインダーとして共重
合体ラテツクスを用い、粘度の大きい水溶性高分
子化合物を用いなくともよくあるいは用いたとし
てもその使用量はわずかでよいため、粘性が低
く、したがつて塗工作業を円滑に行うことができ
る。また、同様の理由により良好な塗工性を保持
しながら塗布組成物の固形分濃度を大きくするこ
とができるので、塗工生産性の点で有利である。 (2) 保存性が優れている。 本発明の塗布組成物は、バインダーとして共重
合体ラテツクスを用い、腐敗しやすい水溶性高分
子化合物を用いなくともよくあるいは用いたとし
てもその使用量はわずかでよいため、保存性が良
好で長期間にわたつて品質の低下を招くことがな
い。 (3) 発色性ならびに発色カブリの点で優れた感圧
複写紙を得ることができる。 本発明の塗布組成物は、バインダーとして共重
合体ラテツクスを用いているので塗膜(発色剤
層)に適度な弾性を付与することができ、その結
果、感圧複写紙に使用時以外に作用する外力、例
えば製造時、貯蔵時などにおいて必然的もしくは
偶発的に作用する比較的小さな押圧力、摩擦力、
熱応力などに対しては、これを十分に吸収し、発
色剤カプセルに作用する力を弱めることができる
ので、使用時における発色機能を阻害することな
く、発色カブリの発生を効果的に防止することが
できる。
In the coating composition for pressure-sensitive copying paper of the present invention, the content of an emulsifier obtained by emulsion polymerization of a monomer composition containing a specific monomer component in a specific ratio as a binder is higher than that of the copolymer component. The copolymer latex is used in an amount of 1% by weight or less, and has the following effects. (1) Excellent coating properties. The coating composition of the present invention uses a copolymer latex as a binder, and does not require the use of a water-soluble polymer compound with high viscosity, or even if it is used, only a small amount thereof is used. Coating work can be carried out smoothly. Further, for the same reason, it is possible to increase the solid content concentration of the coating composition while maintaining good coating properties, which is advantageous in terms of coating productivity. (2) Excellent storage stability. The coating composition of the present invention uses a copolymer latex as a binder, and does not require the use of perishable water-soluble polymer compounds, or even if it is used, only a small amount is used, so it has good storage stability and long-lasting properties. There is no deterioration in quality over a period of time. (3) Pressure-sensitive copying paper with excellent color development and color fog can be obtained. Since the coating composition of the present invention uses a copolymer latex as a binder, it can impart appropriate elasticity to the coating film (coloring agent layer), and as a result, it has an effect on pressure-sensitive copying paper even when not in use. External forces such as relatively small pressing force, frictional force, which naturally or accidentally act during manufacturing, storage, etc.
It can sufficiently absorb thermal stress and weaken the force acting on the coloring agent capsule, effectively preventing the occurrence of coloring fog without interfering with the coloring function during use. be able to.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 発色剤を内包するマイクロカプセルとバイン
ダーとを含有する感圧複写紙用塗布組成物におい
て、 前記バインダーが、以下の単量体成分 (a) 肪族共役ジエン 2〜30重量% (b) チレン性不飽和カルボン酸エステル
5〜70重量% (c) (b)以外のエチレン性不飽和化合物
10〜93重量% を乳化共重合させて得られる共重合体ラテツクス
を含有してなり、当該共重合体ラテツクスにおけ
る乳化剤の含有量が共重合体成分に対して1重量
%以下であることを特徴とする感圧複写紙用塗布
組成物。 2 共重合体ラテツクスにおける共重合体成分の
ガラス転移温度が−50℃〜+30℃の範囲にある特
許請求の範囲第1項記載の感圧複写紙用塗布組成
物。 3 共重合体ラテツクスにおける共重合体成分の
トルエン不溶分が30重量%以上である特許請求の
範囲第1項記載の感圧複写紙用塗布組成物。
[Scope of Claims] 1. A coating composition for pressure-sensitive copying paper containing microcapsules encapsulating a coloring agent and a binder, wherein the binder comprises the following monomer components (a) an aliphatic conjugated diene 2-30 Weight% (b) Thylenic unsaturated carboxylic acid ester
5-70% by weight (c) Ethylenically unsaturated compounds other than (b)
The copolymer latex contains a copolymer latex obtained by emulsion copolymerization of 10 to 93% by weight, and the content of the emulsifier in the copolymer latex is 1% by weight or less based on the copolymer components. A coating composition for pressure-sensitive copying paper. 2. The coating composition for pressure-sensitive copying paper according to claim 1, wherein the copolymer component in the copolymer latex has a glass transition temperature in the range of -50°C to +30°C. 3. The coating composition for pressure-sensitive copying paper according to claim 1, wherein the toluene-insoluble content of the copolymer component in the copolymer latex is 30% by weight or more.
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