JPH0453057B2 - - Google Patents
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- JPH0453057B2 JPH0453057B2 JP59248886A JP24888684A JPH0453057B2 JP H0453057 B2 JPH0453057 B2 JP H0453057B2 JP 59248886 A JP59248886 A JP 59248886A JP 24888684 A JP24888684 A JP 24888684A JP H0453057 B2 JPH0453057 B2 JP H0453057B2
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- Japan
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- arc
- runner
- electrode
- electrodes
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
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- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、遮断器等において、遮断に際して回
路に抵抗を挿入して、短絡電流を限流する細隙形
限流装置に関するものである。
路に抵抗を挿入して、短絡電流を限流する細隙形
限流装置に関するものである。
従来、この種の回路へ抵抗を挿入する方式とし
ては、第3図に示す原理のものが用いられていた
(例えば特開昭49−14982号公報、特開昭50−8063
号公報、特開昭55−121230号公報記載のもの)。
ては、第3図に示す原理のものが用いられていた
(例えば特開昭49−14982号公報、特開昭50−8063
号公報、特開昭55−121230号公報記載のもの)。
即ち、第3図において、固定電極100と可動
電極200の各々に接続された抵抗性アークラン
ナー電極(以下ランナー電極という)400と5
00を設けて、上記ランナー電極を互いに適当な
距離を隔てて相対させた構成としている。また3
00は可動電極から外部端子へ電流を集電する集
電装置である。
電極200の各々に接続された抵抗性アークラン
ナー電極(以下ランナー電極という)400と5
00を設けて、上記ランナー電極を互いに適当な
距離を隔てて相対させた構成としている。また3
00は可動電極から外部端子へ電流を集電する集
電装置である。
この装置において、可動電極200が第3図の
破線で表示した位置に移動すると、固定電極10
0と接触し、通電状態となる。回路が短絡し、短
絡電流が発生すると、図示しない外部機構によ
り、可動電極200が「開」動作を行い、第3図
の実線表示位置まで移動する。このとき、電極間
にアークが発生し、アーク熱による対流作用で、
アークは第3図のaの位置に移行し、次に電流が
発生する磁界がアークに作用し、上方へ電磁力が
発生しアークは第3図のb→c→dと急速に上方
へ移行する。
破線で表示した位置に移動すると、固定電極10
0と接触し、通電状態となる。回路が短絡し、短
絡電流が発生すると、図示しない外部機構によ
り、可動電極200が「開」動作を行い、第3図
の実線表示位置まで移動する。このとき、電極間
にアークが発生し、アーク熱による対流作用で、
アークは第3図のaの位置に移行し、次に電流が
発生する磁界がアークに作用し、上方へ電磁力が
発生しアークは第3図のb→c→dと急速に上方
へ移行する。
このとき、ランナー電極400,500は抵抗
性を持つているので、回路にアーク移行と共に抵
抗が挿入されていくというのが原理である。
性を持つているので、回路にアーク移行と共に抵
抗が挿入されていくというのが原理である。
この従来方式であると、大容量化、高い限流性
能化及び小形化を図るとき、ランナー電極の抵抗
値は高い程効果的であるが、次の抵抗式 R=ρl/A(R:抵抗、ρ:固有抵抗値、A:面
積、l:長さ)より、ρを大きくするか、ランナ
ー電極の面積Aを小さくするかの方法を採る必要
がある。
能化及び小形化を図るとき、ランナー電極の抵抗
値は高い程効果的であるが、次の抵抗式 R=ρl/A(R:抵抗、ρ:固有抵抗値、A:面
積、l:長さ)より、ρを大きくするか、ランナ
ー電極の面積Aを小さくするかの方法を採る必要
がある。
ここで、面積Aを小さくしていくと、次のよう
な問題点が発生する。
な問題点が発生する。
即ち、従来形では、第3図のアークdの状態で
はアークの足がランナー電極400と500に、
アークが遮断され消滅するまで膠着している。こ
の膠着時間が存在するため、ランナー電極の面積
Aが小さいと、ランナー電極の先端が異常に消耗
して、耐久度の点で問題があつた。また第3図の
アークd以後のアークの膠着はいたずらにアーク
近傍の消弧板(図示せず)等をアーク熱によつて
損傷させていた。
はアークの足がランナー電極400と500に、
アークが遮断され消滅するまで膠着している。こ
の膠着時間が存在するため、ランナー電極の面積
Aが小さいと、ランナー電極の先端が異常に消耗
して、耐久度の点で問題があつた。また第3図の
アークd以後のアークの膠着はいたずらにアーク
近傍の消弧板(図示せず)等をアーク熱によつて
損傷させていた。
また、従来はランナー電極や消弧板によつて形
成された細隙空間内にアークが交流遮断電流の零
値になるまで長く膠着し、それらの材料の消耗や
損傷が激しかつたし、これらのダメージを少なく
するためにランナー電極の面積や細隙ギヤツプを
大きくすると、限流効果が期待できなかつた。
成された細隙空間内にアークが交流遮断電流の零
値になるまで長く膠着し、それらの材料の消耗や
損傷が激しかつたし、これらのダメージを少なく
するためにランナー電極の面積や細隙ギヤツプを
大きくすると、限流効果が期待できなかつた。
本発明は、セラミツク等からなる消弧板の細隙
にアークを挿入して、アーク抵抗値を高め、抵抗
性のアークランナー電極へ遮断電流を転流して限
流装置内からアークを消滅して、ランナー電極の
異常消耗をなくすと同時に消弧板のアーク熱によ
る損傷を少なくし、限流装置の耐久度と限流性能
を高めることを目的とするものである。
にアークを挿入して、アーク抵抗値を高め、抵抗
性のアークランナー電極へ遮断電流を転流して限
流装置内からアークを消滅して、ランナー電極の
異常消耗をなくすと同時に消弧板のアーク熱によ
る損傷を少なくし、限流装置の耐久度と限流性能
を高めることを目的とするものである。
本発明の限流装置は、対向して配置された固定
電極1と可動電極2のそれぞれの上部に平行して
設けられた抵抗性アークランナー電極3および4
の中間に、U字形の抵抗性中間ランナー電極3U
を開放端が上部を向くように複数配設し、前記ア
ークランナー電極3,4間が前記中間ランナー電
極3Uにより短絡されるように前記アークランナ
ー電極3,4、中間ランナー電極3Uの各上端間
を抵抗性の短絡棒3Bで接続し、前記アークラン
ナー電極3,4のアーク通路の両側に、端部の放
出口9側に行くにつれて細〓が狭くなる状態に一
対の消弧板6を配置したものである。
電極1と可動電極2のそれぞれの上部に平行して
設けられた抵抗性アークランナー電極3および4
の中間に、U字形の抵抗性中間ランナー電極3U
を開放端が上部を向くように複数配設し、前記ア
ークランナー電極3,4間が前記中間ランナー電
極3Uにより短絡されるように前記アークランナ
ー電極3,4、中間ランナー電極3Uの各上端間
を抵抗性の短絡棒3Bで接続し、前記アークラン
ナー電極3,4のアーク通路の両側に、端部の放
出口9側に行くにつれて細〓が狭くなる状態に一
対の消弧板6を配置したものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本発明の実施例の構成を示す縦断面
図、第2図は第1図の−線より見た側断面図
である。図において、固定電極1と可動電極2の
それぞれの上部にアークランナー電極(以下単に
ランナー電極という)3および4を平行して設
け、これらのランナー電極3,4の中間に複数個
のU字形の中間ランナー電極3Uを配設して、こ
れらの中間ランナー電極3Uやランナー電極3,
4を短絡棒3Bで接続している。
図、第2図は第1図の−線より見た側断面図
である。図において、固定電極1と可動電極2の
それぞれの上部にアークランナー電極(以下単に
ランナー電極という)3および4を平行して設
け、これらのランナー電極3,4の中間に複数個
のU字形の中間ランナー電極3Uを配設して、こ
れらの中間ランナー電極3Uやランナー電極3,
4を短絡棒3Bで接続している。
前記のランナー電極3,4や複数個の中間ラン
ナー電極3Uおよび複数個の短絡棒3Bは固定電
極1と可動電極2を電気的に短絡するように接続
され、またその材質は抵抗性で、例えば固有抵抗
値ρが1000μΩ−cm以上のカーボン等を使用する
ことができる。
ナー電極3Uおよび複数個の短絡棒3Bは固定電
極1と可動電極2を電気的に短絡するように接続
され、またその材質は抵抗性で、例えば固有抵抗
値ρが1000μΩ−cm以上のカーボン等を使用する
ことができる。
消弧板6は、ランナー電極3,4の突出部3
a,4aを双方の両面より挟むように取り付けら
れ、一方の消弧板6にはU字形の中間ランナー電
極3Uを納めることができるような、やや広めの
U字形の溝を有している。この双方の消弧板6を
挟むことによつて形成される空間を細隙部とし
て、この細隙部は電極近傍では幅が広く、ランナ
ー電極3,4や中間ランナー電極3Uの先端部で
は狭く形成されている。この狭い細隙の開口部が
放出口9となつている。
a,4aを双方の両面より挟むように取り付けら
れ、一方の消弧板6にはU字形の中間ランナー電
極3Uを納めることができるような、やや広めの
U字形の溝を有している。この双方の消弧板6を
挟むことによつて形成される空間を細隙部とし
て、この細隙部は電極近傍では幅が広く、ランナ
ー電極3,4や中間ランナー電極3Uの先端部で
は狭く形成されている。この狭い細隙の開口部が
放出口9となつている。
以上の構成で、放出口9以外の固定電極1,可
動電極2,ランナー電極3,4、中間ランナー電
極3Uおよび消弧板6を絶縁性の容器7で覆うこ
とにより、固定電極1と可動電極2間の空間や前
記細隙部空間を昇圧室10として形成されてい
る。この昇圧室10からの流体通路は放出口9を
経て大気11に排出される。
動電極2,ランナー電極3,4、中間ランナー電
極3Uおよび消弧板6を絶縁性の容器7で覆うこ
とにより、固定電極1と可動電極2間の空間や前
記細隙部空間を昇圧室10として形成されてい
る。この昇圧室10からの流体通路は放出口9を
経て大気11に排出される。
なお、可動側の可動電極2とランナー電極4は
電気的に集電子5と導電性の集電子ハウジング5
Aにより接続されると共に、昇圧室10と大気1
1中の間のシール効果も果たしている。
電気的に集電子5と導電性の集電子ハウジング5
Aにより接続されると共に、昇圧室10と大気1
1中の間のシール効果も果たしている。
次に動作を説明する。
通常の通電状態では、第1図の破線で示すよう
に固定電極1と可動電極2は接触状態にある。ま
た、開極状態は実線で示している。
に固定電極1と可動電極2は接触状態にある。ま
た、開極状態は実線で示している。
過電流が発生すると、図には示さないが外部機
構により可動電極2が開極し、固定電極1と可動
電極2の間にアークが発生する。
構により可動電極2が開極し、固定電極1と可動
電極2の間にアークが発生する。
このアークは可動電極2の開極動作と共に引き
伸ばされ、弧状となり、遂にはランナー電極3と
4に移行する。このときの電流通路は、外部端子
→固定電極1→固定側ランナー電極3→ランナー
電極突出部3a→アーク8a→ランナー電極突出
部4a→可動側ランナー電極4→集電子ハウジン
グ5A→外部端子となる。この、通路が凸字状
で、ランナー電極3,4を流れる電流によつて発
生する磁界が、アーク電流に直角方向に作用し、
フレミングの左手の法則により、アーク8aは第
1図において上方へ移行しようとする。
伸ばされ、弧状となり、遂にはランナー電極3と
4に移行する。このときの電流通路は、外部端子
→固定電極1→固定側ランナー電極3→ランナー
電極突出部3a→アーク8a→ランナー電極突出
部4a→可動側ランナー電極4→集電子ハウジン
グ5A→外部端子となる。この、通路が凸字状
で、ランナー電極3,4を流れる電流によつて発
生する磁界が、アーク電流に直角方向に作用し、
フレミングの左手の法則により、アーク8aは第
1図において上方へ移行しようとする。
このアークが抵抗性のランナー電極3と4上を
移行することで、従来形と同じように、等価的に
回路に直列抵抗が挿入されたことになる。
移行することで、従来形と同じように、等価的に
回路に直列抵抗が挿入されたことになる。
次に、前記の電磁力により、アーク8aは細隙
空間をより狭い細隙に向かつて移行する。このア
ーク発生からアーク8aが細隙空間を走るまでの
間に、アーク熱(5千〜1万℃)により昇圧室1
0の気体は熱せられ、圧力が上昇する。
空間をより狭い細隙に向かつて移行する。このア
ーク発生からアーク8aが細隙空間を走るまでの
間に、アーク熱(5千〜1万℃)により昇圧室1
0の気体は熱せられ、圧力が上昇する。
また同じくアーク8aと消弧板6が触れ合うこ
とにより、消弧室を形成する消弧板6の壁の一部
は溶かされると共に気化する。この気化され熱的
に解離された分子は圧力上昇に寄与される。
とにより、消弧室を形成する消弧板6の壁の一部
は溶かされると共に気化する。この気化され熱的
に解離された分子は圧力上昇に寄与される。
この期間の圧力上昇は大気11より密閉された
昇圧室10を形成することにより可能となつてお
り、従来の気中開閉器では昇圧室が形成されてい
ないので、圧力上昇は期待できない。
昇圧室10を形成することにより可能となつてお
り、従来の気中開閉器では昇圧室が形成されてい
ないので、圧力上昇は期待できない。
この圧力上昇は、前記電流通路からの発生磁界
による電磁力と共にアーク8aを第1図上方のよ
り狭い細隙へ移行させる力ともなる。
による電磁力と共にアーク8aを第1図上方のよ
り狭い細隙へ移行させる力ともなる。
次に、第1図上方へ移行するアーク8aは、中
間ランナー電極3Uと接触し、分断されて、アー
ク8b,8c,8dとなる。なお、中間ランナー
電極3Uの数は本実施例では2個であるが、多数
個を設定した場合は、前記分断アークの数も増え
る。
間ランナー電極3Uと接触し、分断されて、アー
ク8b,8c,8dとなる。なお、中間ランナー
電極3Uの数は本実施例では2個であるが、多数
個を設定した場合は、前記分断アークの数も増え
る。
次に前記各々に分断されたアーク8b,8c,
8dが細隙の狭い方へ移行するにつれて、アーク
の直径が細隙ギヤツプ長と同一になるか、あるい
はその細隙ギヤツプ長より狭いギヤツプに各々の
分断アークが移行すると、各々の分断アークが昇
圧室10と放出口9間を閉じるような閉塞が起こ
る。この分断アークによる閉塞で昇圧室10は完
全に密閉され、昇圧室10の圧力はますます上昇
する。この圧力上昇で各々の分断アークはより狭
い細隙中に入り込もうとする。
8dが細隙の狭い方へ移行するにつれて、アーク
の直径が細隙ギヤツプ長と同一になるか、あるい
はその細隙ギヤツプ長より狭いギヤツプに各々の
分断アークが移行すると、各々の分断アークが昇
圧室10と放出口9間を閉じるような閉塞が起こ
る。この分断アークによる閉塞で昇圧室10は完
全に密閉され、昇圧室10の圧力はますます上昇
する。この圧力上昇で各々の分断アークはより狭
い細隙中に入り込もうとする。
このときの電流通路に、抵抗性のランナー電極
3,4と複数個の中間ランナー電極3Uの一部が
回路に挿入されたことになり、遮断電流はアーク
の移行とともに限流する。ここで、本発明のよう
に、複数個の中間ランナー電極を設定し、しかも
U字形としているので、遮断電流の限流効果は著
しいものがある。
3,4と複数個の中間ランナー電極3Uの一部が
回路に挿入されたことになり、遮断電流はアーク
の移行とともに限流する。ここで、本発明のよう
に、複数個の中間ランナー電極を設定し、しかも
U字形としているので、遮断電流の限流効果は著
しいものがある。
一般に、アークの直径は電流値と比例関係にあ
り、電流値が小さい程小さくなる。よつて、前記
限流効果により、アークの直径も小さくなり、よ
り狭い細隙に挿入されやすくなつているのと、前
記昇圧室でのアーク熱による気体圧力上昇による
アークの細隙挿入効果があることで、この2つの
効果の相乗効果で、アークはますますより狭い細
隙に挿入され、アーク電圧は急激に高まる。
り、電流値が小さい程小さくなる。よつて、前記
限流効果により、アークの直径も小さくなり、よ
り狭い細隙に挿入されやすくなつているのと、前
記昇圧室でのアーク熱による気体圧力上昇による
アークの細隙挿入効果があることで、この2つの
効果の相乗効果で、アークはますますより狭い細
隙に挿入され、アーク電圧は急激に高まる。
それとは逆に、遮断電流は前記限流効果により
減少しているので、アーク抵抗raはオームの法則
により急上昇する。
減少しているので、アーク抵抗raはオームの法則
により急上昇する。
このとき、抵抗性のランナー電極3,4や複数
の中間ランナー電極3Uの抵抗値の総和rpよりア
ーク抵抗raが高まると、それまでアークに注入さ
れていた電流は、すべてのランナー電極に転流す
る。
の中間ランナー電極3Uの抵抗値の総和rpよりア
ーク抵抗raが高まると、それまでアークに注入さ
れていた電流は、すべてのランナー電極に転流す
る。
この転流条件はra>rpが満足されると、細隙部
の各々の分断アークは消滅する。
の各々の分断アークは消滅する。
このときの電流通路は、外部端子→ランナー電
極3→短絡棒3B→中間ランナー電極3U→ラン
ナー電極4→集電子ハウジング5A→外部端子と
なり、回路に抵抗性のランナー電極、複数個の中
間ランナー電極と短絡棒が挿入されて、遮断電流
は著しく限流すると共に、消弧板6で形成された
細隙部より、アークが消滅するので、従来形のよ
うに消弧板が損傷されることがなくなつた。
極3→短絡棒3B→中間ランナー電極3U→ラン
ナー電極4→集電子ハウジング5A→外部端子と
なり、回路に抵抗性のランナー電極、複数個の中
間ランナー電極と短絡棒が挿入されて、遮断電流
は著しく限流すると共に、消弧板6で形成された
細隙部より、アークが消滅するので、従来形のよ
うに消弧板が損傷されることがなくなつた。
また、複数個の短絡棒や中間ランナー電極の数
により、限流させたい値へ任意に設定することが
可能となつた。
により、限流させたい値へ任意に設定することが
可能となつた。
上述したように本発明によれば、下記のような
効果を奏する。
効果を奏する。
アークが細隙空間より消滅して、抵抗性のラ
ンナー電極や複数の中間ランナー電極や短絡棒
に転流するので、従来のようなランナー電極や
消弧板の損傷を著しく低減すると共に、複数個
の中間ランナー電極や短絡棒の数を任意に設定
することにより、高い限流効果を得ることがで
きる。
ンナー電極や複数の中間ランナー電極や短絡棒
に転流するので、従来のようなランナー電極や
消弧板の損傷を著しく低減すると共に、複数個
の中間ランナー電極や短絡棒の数を任意に設定
することにより、高い限流効果を得ることがで
きる。
前記の回路への抵抗性の各種電極による抵抗
挿入効果と昇圧室での圧力上昇によるアークの
細隙挿入効果の相乗効果により、ランナー電極
や短絡棒の断面積Aを縮小しても、より狭い細
隙にアークが挿入されて、で述べた効果も相
合わせて、従来形よりも小型でしかも実用化レ
ベルでの限流性能を確保できる。
挿入効果と昇圧室での圧力上昇によるアークの
細隙挿入効果の相乗効果により、ランナー電極
や短絡棒の断面積Aを縮小しても、より狭い細
隙にアークが挿入されて、で述べた効果も相
合わせて、従来形よりも小型でしかも実用化レ
ベルでの限流性能を確保できる。
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図、第2
図は第1図の−線における側断面図、第3図
は従来装置の構成を示す断面図である。 1:固定電極、2:可動電極、3,4:ランナ
ー電極、3a,4a:突出部、3U:中間ランナ
ー電極、5:集電子、5A:集電子ハウジング、
6:消弧板、7:絶縁性容器、8:アーク、9:
放出口、10:昇圧室、11:大気。
図は第1図の−線における側断面図、第3図
は従来装置の構成を示す断面図である。 1:固定電極、2:可動電極、3,4:ランナ
ー電極、3a,4a:突出部、3U:中間ランナ
ー電極、5:集電子、5A:集電子ハウジング、
6:消弧板、7:絶縁性容器、8:アーク、9:
放出口、10:昇圧室、11:大気。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 対向して配置された固定電極1と可動電極2
のそれぞれの上部に平行して設けられた抵抗性ア
ークランナー電極3および4の中間に、U字形の
抵抗性中間ランナー電極3Uを開放端が上部を向
くように複数配設し、前記アークランナー電極
3,4間が前記中間ランナー電極3Uにより短絡
されるように前記アークランナー電極3,4、中
間ランナー電極3Uの各上端間を抵抗性の短絡棒
3Bで接続し、前記アークランナー電極3,4の
アーク通路の両側に、端部の放出口9側に行くに
つれて細〓が狭くなる状態に一対の消弧板6を配
置したことを特徴とする限流装置。 2 消弧板端部の放出口9以外の部分の固定電極
1,可動電極2,アークランナー電極3,4、中
間電極3U、短絡棒3Bおよび消弧板6を絶縁性
容器7で密閉した特許請求の範囲第1項記載の限
流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24888684A JPS61126716A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 限流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24888684A JPS61126716A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 限流装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126716A JPS61126716A (ja) | 1986-06-14 |
JPH0453057B2 true JPH0453057B2 (ja) | 1992-08-25 |
Family
ID=17184902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24888684A Granted JPS61126716A (ja) | 1984-11-26 | 1984-11-26 | 限流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61126716A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5475075A (en) * | 1977-11-28 | 1979-06-15 | Hitachi Ltd | Breaker |
-
1984
- 1984-11-26 JP JP24888684A patent/JPS61126716A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5475075A (en) * | 1977-11-28 | 1979-06-15 | Hitachi Ltd | Breaker |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61126716A (ja) | 1986-06-14 |
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