JPH045141Y2 - - Google Patents

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JPH045141Y2
JPH045141Y2 JP14326687U JP14326687U JPH045141Y2 JP H045141 Y2 JPH045141 Y2 JP H045141Y2 JP 14326687 U JP14326687 U JP 14326687U JP 14326687 U JP14326687 U JP 14326687U JP H045141 Y2 JPH045141 Y2 JP H045141Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、眼の調節異常や眼精疲労を診断す
るのに用いる眼の調節力検査装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
人間の眼は水晶体の弾力性に基づく調節作用で
物体にピントを合わせており、正視眼を例にとれ
ば、1m前方の物体を明視する時、水晶体は1.0D
(ヂオプター)の調節を行なう。さらに、50cm、
25cm、20cmの物体にピントを合わせる場合、D=
100cm/Pcm(但し、Pは近点距離)の関係式か
ら、それぞれ2.0D、4.0D、5.0Dの調節作用を水
晶体が行なうことになる。
ところで、人間の調節能力は、第2図に示すよ
うに年令が増すに従つて低下してゆく。同図に示
すように、8才の平均的な調節力は13.0Dである
から、近点距離Pは、100/13≒7.69cmとなり、
実に鼻の先くらいの近くの物体を明視できる。と
ころが、20才で100/10=10cm、40才で100/4=
25cm、50才で100/1.5≒66cmのように年令に応じ
て近点距離が大きくなつてゆく。そこで、眼の調
節異常や眼精疲労の診断に際し、眼の近点距離を
測定して調節力が正常であるか否かを判別してい
る。この近点距離を測定する従来の近点距離測定
装置は、文字、図面等の視標を、最初に被検者の
明視できる距離に置き、次にハンドル操作または
モータの始動ボタンを押して指標を徐々に被検者
に近づけ、それがぼやけて不明瞭に見えるように
なるまで近づける。そして、不明瞭になつたなら
ば、検者は指標を少し前に戻して再び明瞭に見さ
せ、さらに再び眼に近づけ、反復前後して明瞭と
不明瞭との境界点の平均を求めることにより、近
点距離を測定している。また逆に、指標を極端に
近づけて遠ざけながら最初に明視できる点を計測
する場合もある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前述のような測定手段では、指
標を手動操作または電動による何れの手段で移動
させる場合にも、検者のテクニツクや個人差また
は誘導方法によつて大きな誤差が生じる。特に指
標を移動させながらこれを凝視させるので、この
ように移動する物体を極めて近距離で視認する場
合、その移動速度の大小による誤差が大きい。そ
のため、この近点測定器は専門の眼科医でも殆ど
利用していないのが実状である。
一方、近年のオフイスコンピユータ等の普及に
伴つてそれらの作業に起因する眼精疲労が問題に
なつており、労働省においても衛生管理のガイド
ラインを作成しており、労働者側においても調査
委員会等を設けて実態調査し、眼精疲労の対策を
講じていることがマスコミにも大きく取り上げら
れている。これに伴つて各職場でも自主的に検査
する気運が高まつているが、この検査用としての
近点距離測定装置が前述のように眼科医にも十分
に活用できないものであり、容易な操作で眼の調
節力を検査できる装置の出現が切望されている。
この考案は、このような従来の問題点を解決す
るためになされたものであり、熟練を要すること
なく簡易な操作で眼の調節力を確実に検査するこ
とのできる装置を提供することを技術的課題とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記課題を達成するために、眼の調
節力検査装置を、年令と眼の調節力との関係を示
す調節年令曲線に基づき予め算出された年令別ま
たは年令層別のそれぞれの平均的な調節力に対応
する信号を出力する年令別信号発生部と、この年
令別信号発生部から所要の信号を選択して出力さ
れる操作部と、前記年令別信号発生部から出力さ
れた信号に対応するクロツクパルス数を計数する
計数部と、この計数部の計数動作時のみ駆動体に
より視線を移動させてこれを所定の近点距離対応
位置に停止させる駆動回路とを備えて構成したこ
とを要旨とするものである。
〔作用〕
被検者の年令に応じて操作部の所要のボタンま
たはレバーを操作すると、年令別信号発生部から
年令または年令別の平均的な眼の調節力に対応す
る信号が出力され、計数部において、前記眼の調
節力に対応する信号に基づく数のクロツクパルス
を計数する。この計数部が計数動作を行なつてい
る期間のみ駆動回路が駆動体を駆動制御し、視標
が被検者の年令または年齢層に応じた所定の近点
距離まで移動されて停止する。そこで、被検者が
この停止状態の指標を凝視し、明視できれば自身
の年令に応じた調節力を備えていることになる。
ここで、被検者は停止状態の指標を見るので、検
者のテクニツク等による誤差がなく、操作部のボ
タン等を押圧操作するのみであるから、未経験者
でも容易に使用できる。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を
参照しながら説明する。
この考案の1実施例を示した第1図において、
1は10才代から60才代の年齢層にそれぞれ対応す
る6個の押ボタンスイツチS10〜S60からなる操作
部を示し、この操作部1は、押ボタンスイツチ
S10〜S60を6個のレバーに置換した構成としても
よい。2はデコーダからなる年令別信号発生回路
で、例えばダイオードマトリツクス回路で構成さ
れ、予め測定により求められた年令と眼の調節力
との関係を示す第2図の年令調節力曲線から算出
される各年令層にそれぞれ対応するパルス数の数
値信号がバイナリーコードで出力される。
年令別信号発生部1の出力信号がラツチ回路3
に入力されるとともに、何れかの押ボタンスイツ
チS10〜S60の押圧による信号がオアゲート4を介
してラツチ回路3にラツチ信号として印加され、
ラツチ回路3に入力された信号がラツチされると
ともに、減算カウンタからなる計数部5に入力さ
れる。計数部5は、数値信号が入力されるとこれ
をクロツク発生部6からのクロツクパルスに基づ
いて減算カウントし、カウント数が零になつた時
点で信号出力する。フリツプフロツプ7は、オア
ゲート4からのハイレベル出力がセツト端子Sに
入力されることにより、クロツク発生部6のクロ
ツクパルスの通過を許容する。
公知の構成により前後方向に移動自在に設けら
れた視標(図示せず)を移動させるパルスモータ
からなる駆動体11は、パルスモータ駆動回路1
0により正逆回転制御される。この駆動回路10
の正方向回転端子FOR及び逆方向回転端子REW
には、それぞれ切換スイツチ8の常閉接点b及び
常開接点aが接続され、常閉接点bがフリツプフ
ロツプ7の出力端子Qに接続されているととも
に、常開接点aがクロツク発生部6に接続され、
さらに、計数部5のカウントアツプ出力端子がフ
リツプフロツプ7のリセツト端子Rに接続されて
いる。また、切換スイツチ8は、手動スイツチ9
により常閉接点bから常開接点aに切り換えられ
る。
次に、上記実施例装置の動作について説明する
と、被検者の年令に対応した操作部1の押ボタン
スイツチS10〜S60を押圧操作すると、年令別信号
発生回路2から年齢層に応じた数値信号がバリナ
リコードで出力されるとともに、押圧された押ボ
タンスイツチS10〜S60によりオアゲート4を介し
て入力されるラツチ信号によりラツチ回路3にラ
ツチされ、かつ計数部5に入力されることによ
り、計数部5がクロツクパルスに基づいて入力数
値からの減算カウント動作を開始する。
一方、オアゲート4からのハイレベル信号によ
りフリツプフロツプ7がセツト状態となり、この
フリツプフロツプ7および切換スイツチ8の常閉
接点bを通じてクロツクパルスが駆動回路10の
正方向回転端子FORに入力され、駆動体11が
正回転されて視標が前方に移動される。今、60才
代に相当する押ボタンスイツチS60が押圧操作さ
れたとすると、これに対応する数値信号がラツチ
回路3にラツチされ、かつ計数部5に入力され、
計数部5はこの入力数値までクロツクパルスを減
算カウントし、零になつた時点でカウントアツプ
信号をフリツプフロツプ7のリセツト端子Rに対
し出力する。そのため、駆動回路10の正方向回
転端子FORにクロツクパルスが入力されなくな
つて駆動体11の回転が停止し、視標が60才代の
平均値の近点距離に相当する位置に停止する。
この停止状態の視標を被検者が凝視し、明視で
きれば、自身の年令における平均的な調節力を備
えていることが判明する。このように、検者は被
検者の年令に応じた操作部1の押ボタンスイツチ
S10〜S60を押すだけで、視標を被検者の年令に応
じた近点距離にセツトすることができ、それによ
り調節力の正常、異常を判定することができるの
で、全くの未経験者でも操作が可能である。
検査が終了すれば、手動スイツチ9を押圧操作
すると、切換スイツチ8が常閉接点bから常開接
点aに切換え接続されて駆動回路10の逆方向回
転端子REWにクロツクパルスが入力され、駆動
体11が逆回転されて視標が後退移動され、視標
が初期位置に達した時点でこれをリミツトスイツ
チ(図示せず)が検出して手動スイツチ9をリセ
ツトし、駆動体11の回転が停止する。
尚、この考案の眼の調節力検査装置は、前述の
ような構成を有するが、この考案の範囲は前記説
明並びに図面の内容によつて限定されるものでは
なく、要旨を逸脱しない範囲で種々の変形零を包
含し得る。例えば、既存の近点距離測定装置に組
み込んで従来通りの近点距離測定と併行して年令
別調節力の判別を行なうこともできる。また、操
作部1の操作により移動させた所定位置の視標を
判読できない場合に、スイツチの操作により駆動
体11を一定ピツチで逆回転させて視標を後方に
一定ピツチで歩進させ、明視できる位置で停止さ
せることにより、これの位置検出信号から近点距
離を計測する構成とすることもできる。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように構成されかつ作用する
ので、この考案に係る調節力検査装置によると、
操作部を操作することによつて視標を年令または
年齢層の眼の調節力に応じた平均的な近点距離位
置に移動させることができるので、停止状態の視
標を凝視するから、検者のテクニツク等は何ら必
要なく、未経験者でも容易に使用できるととも
に、既存の装置のような検者のテクニツクの才等
による誤差が一切介在しなく、年令に応じた眼の
調節力を備えているか否かを正確に判別できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の1実施例のブロツク構成
図、第2図は年令と眼の調節力との関係図であ
る。 1……操作部、2……年令別信号発生部、5…
…計数部、6……クロツク発生部、10……駆動
回路、11……駆動体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 年令と眼の調節力との関係を示す調節年令曲線
    に基づき予め算出された年令別または年令層別の
    それぞれの平均的な調節力に対応する信号を出力
    する年令別信号発生部と、この年令別信号発生部
    から所要の信号を選択して出力させる操作部と、
    前記年令別信号発生部から出力された信号に対応
    するクロツクパルス数を計数する計数部と、この
    計数部の計数動作時のみ駆動体により視線を移動
    させてこれを所定の近点距離対応位置に停止させ
    る駆動回路とを備えてなることを特徴とする眼の
    調節力検査装置。
JP14326687U 1987-09-19 1987-09-19 Expired JPH045141Y2 (ja)

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