JPH0450529Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450529Y2 JPH0450529Y2 JP3476686U JP3476686U JPH0450529Y2 JP H0450529 Y2 JPH0450529 Y2 JP H0450529Y2 JP 3476686 U JP3476686 U JP 3476686U JP 3476686 U JP3476686 U JP 3476686U JP H0450529 Y2 JPH0450529 Y2 JP H0450529Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow
- turbulence
- flow path
- wind tunnel
- wind
- Prior art date
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- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は風洞や水槽内を流れる流体に乱れを発
生させる乱流発生装置に関するものである。
生させる乱流発生装置に関するものである。
煙突やトンネル排気筒から出た煙の拡散や、超
高層ビルによる風の乱れなどを実験室内で模擬す
る場合には風洞が用いられる。また橋梁、煙突、
海洋構造物等風や水の流れにさらされる構造物の
耐風性や耐流性を検討するにも風洞実験や水槽実
験が不可欠であるが、局所毎に速度成分の異つた
複雑な乱流を風洞や水槽内で再現させることは非
常に困難である。
高層ビルによる風の乱れなどを実験室内で模擬す
る場合には風洞が用いられる。また橋梁、煙突、
海洋構造物等風や水の流れにさらされる構造物の
耐風性や耐流性を検討するにも風洞実験や水槽実
験が不可欠であるが、局所毎に速度成分の異つた
複雑な乱流を風洞や水槽内で再現させることは非
常に困難である。
従来、乱流の発生手段としては流体中に格子を
置く方法、旗を置く方法があるが何れも実験計測
が困難であること、応答解析が複雑難解をきわめ
ること及び自然の乱流の再現が不充分であること
等から実用性に乏しいものであつた。
置く方法、旗を置く方法があるが何れも実験計測
が困難であること、応答解析が複雑難解をきわめ
ること及び自然の乱流の再現が不充分であること
等から実用性に乏しいものであつた。
そこで、風洞において自然風に近い乱流(高さ
方向に速度勾配がある乱れた流れ)を発生するに
は、第2図もしくは第3図に図示するように風洞
1内にブロツク2を置いたり、高さを変えた円す
い3を配置する方法がある。また実公昭55−
55396号の公報に示されるように気流と直交する
方向に1列上に気流の向きに等間隔に並べられた
複数個の翼を翼列加振装置で翼枢着軸まわりに回
動させ周期的に流れの向き及び速さを変える乱流
発生装置がある。
方向に速度勾配がある乱れた流れ)を発生するに
は、第2図もしくは第3図に図示するように風洞
1内にブロツク2を置いたり、高さを変えた円す
い3を配置する方法がある。また実公昭55−
55396号の公報に示されるように気流と直交する
方向に1列上に気流の向きに等間隔に並べられた
複数個の翼を翼列加振装置で翼枢着軸まわりに回
動させ周期的に流れの向き及び速さを変える乱流
発生装置がある。
ところが従来の技術には、以下に示すような欠
点があつた。
点があつた。
1 自然風に近い風洞流4を模擬するためには、
助走区間を必要とし、長い洞長(20m〜30m)
を有する風洞1が必要となる。
助走区間を必要とし、長い洞長(20m〜30m)
を有する風洞1が必要となる。
2 風洞流4の乱れのスケールが、小さな乱流の
発生となるので、模型を小さくせねばならな
い。
発生となるので、模型を小さくせねばならな
い。
3 風洞流4の乱れが主流方向に比較的早く減速
する。
する。
4 同一形状の翼を同一間隔で配置する装置で
は、地表近くでは風速が小さく、地表から離れ
るにつれて風速が増加する自然界のウインドシ
エア(wind shear)を模擬できない。
は、地表近くでは風速が小さく、地表から離れ
るにつれて風速が増加する自然界のウインドシ
エア(wind shear)を模擬できない。
本考案はこの欠点を排除するものであつて、風
洞あるいは水槽の流路内に流れと直交して上記流
路の高さ方向に互いに平行に配列され、かつ揺動
可能に支承される複数の振動板と、同振動板を揺
動させる駆動機構とからなり、流路内の流れに乱
れを発生させる乱流発生装置において、上記振動
板の流れ方向の長さを上記流路の上方向に漸減さ
せたことを特徴とし、その目的とするところは、
流路内の流れに流速の変動および乱れの強さが自
然界の乱れと一致する乱流発生装置を提供するも
のである。
洞あるいは水槽の流路内に流れと直交して上記流
路の高さ方向に互いに平行に配列され、かつ揺動
可能に支承される複数の振動板と、同振動板を揺
動させる駆動機構とからなり、流路内の流れに乱
れを発生させる乱流発生装置において、上記振動
板の流れ方向の長さを上記流路の上方向に漸減さ
せたことを特徴とし、その目的とするところは、
流路内の流れに流速の変動および乱れの強さが自
然界の乱れと一致する乱流発生装置を提供するも
のである。
即ち、外部より強制的に駆動可能な翼列の翼の
弦長を変化させることにより、平均的には速度分
布を持ち大きなスケールの乱れを発生できるよう
に、風洞の流路内に流れと直交して水平に配置さ
れる略長方形の翼を流路の高さ方向に複数枚配置
し、駆動機構により揺動させるようにした。ま
た、上記翼の弦長を上のもの程短くなるようにし
た。
弦長を変化させることにより、平均的には速度分
布を持ち大きなスケールの乱れを発生できるよう
に、風洞の流路内に流れと直交して水平に配置さ
れる略長方形の翼を流路の高さ方向に複数枚配置
し、駆動機構により揺動させるようにした。ま
た、上記翼の弦長を上のもの程短くなるようにし
た。
上記構成としたことにより、翼の弦長の長い所
では、平均流速が低下し、また弦長の短い所では
その逆となる。上方の翼程その弦長を短くしたた
め、高さ方向に平均的に速度勾配ができる。ま
た、翼を駆動装置により揺動させることによりス
ケールが大きく減衰の少ない乱れが短い洞長で発
生できる。
では、平均流速が低下し、また弦長の短い所では
その逆となる。上方の翼程その弦長を短くしたた
め、高さ方向に平均的に速度勾配ができる。ま
た、翼を駆動装置により揺動させることによりス
ケールが大きく減衰の少ない乱れが短い洞長で発
生できる。
以下、本考案を第1図に示す一実施例について
説明する。
説明する。
第1図は乱流発生装置の縦断面図で、1は風洞
を、4は風洞流を、5は本実施例の乱流発生装置
で発生した乱流が、高さ方向に速度が分布し時々
刻々変動する流速分布を示している。6は弦長の
異なる翼から成りたつ複数の振動板としての翼列
で、下部ほど弦長の長い翼を、上部ほど弦長の短
い翼を設置している。7は翼列6を強制的に動か
す駆動装置である。なお、翼列6の各翼は、いわ
ゆる翼形状をしてなくて、単なる板でも良い。風
洞1の上流側で整流され、一様な流れとなつた風
洞流4は、翼列6に達し、各翼の抵抗により流速
が変化する。翼列6の各翼は、上方のものほど、
弦長が短いので流速の低下も小さく、風洞1全体
としては、高さ方向に次第に流速が大きくなる流
れが得られる。また、駆動装置7で、翼列6を揺
動させたので、時々刻々速度分布の変動する流れ
も得られる。
を、4は風洞流を、5は本実施例の乱流発生装置
で発生した乱流が、高さ方向に速度が分布し時々
刻々変動する流速分布を示している。6は弦長の
異なる翼から成りたつ複数の振動板としての翼列
で、下部ほど弦長の長い翼を、上部ほど弦長の短
い翼を設置している。7は翼列6を強制的に動か
す駆動装置である。なお、翼列6の各翼は、いわ
ゆる翼形状をしてなくて、単なる板でも良い。風
洞1の上流側で整流され、一様な流れとなつた風
洞流4は、翼列6に達し、各翼の抵抗により流速
が変化する。翼列6の各翼は、上方のものほど、
弦長が短いので流速の低下も小さく、風洞1全体
としては、高さ方向に次第に流速が大きくなる流
れが得られる。また、駆動装置7で、翼列6を揺
動させたので、時々刻々速度分布の変動する流れ
も得られる。
本考案による乱流発生装置の流路内では、平均
的に風速が高さ方向に増加し自然界のウインドシ
エアを模擬することができ、かつスケールが大き
く、減衰の少ない自然風に近い乱流が、短い洞長
で発生できるようになる等、本考案は産業の発達
に寄与するところが大きい。
的に風速が高さ方向に増加し自然界のウインドシ
エアを模擬することができ、かつスケールが大き
く、減衰の少ない自然風に近い乱流が、短い洞長
で発生できるようになる等、本考案は産業の発達
に寄与するところが大きい。
第1図は本考案に係る一実施例の乱流発生装置
を示す縦断面図である。第2図と第3図はそれぞ
れ従来の乱流発生装置を示す縦断面図である。 1……風洞、6……翼列、7……駆動装置。
を示す縦断面図である。第2図と第3図はそれぞ
れ従来の乱流発生装置を示す縦断面図である。 1……風洞、6……翼列、7……駆動装置。
Claims (1)
- 風洞あるいは水槽の流路内に流れと直交して上
記流路の高さ方向に互いに平行に配列され、かつ
揺動可能に支承される複数の振動板と、同振動板
を揺動させる駆動機構とからなり、流路内の流れ
に乱れを発生させる乱流発生装置において、上記
振動板の流れ方向の長さを上記流路の上方向に漸
減させたことを特徴とする乱流発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3476686U JPH0450529Y2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3476686U JPH0450529Y2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146942U JPS62146942U (ja) | 1987-09-17 |
JPH0450529Y2 true JPH0450529Y2 (ja) | 1992-11-27 |
Family
ID=30843625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3476686U Expired JPH0450529Y2 (ja) | 1986-03-11 | 1986-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450529Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102252064B1 (ko) * | 2019-12-10 | 2021-05-14 | 한국항공우주연구원 | 시트형 노즐 및 이를 사용하는 유동 가시화 스모그 발생기 |
-
1986
- 1986-03-11 JP JP3476686U patent/JPH0450529Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62146942U (ja) | 1987-09-17 |
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