JPH04501672A - 注射装置に関する改良 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 注射装置に関する改良 本発明は注射器およびその付属品などの注射装置に関するものである。

注射のためにまたは患者から血液試料を採取するために注射器を使用した後に、 医者または看護婦が誤って注射器の針を自分に突き刺す危険性がある。この現象 は［針差しコとして知られ、血液関連疾病の伝染のおそれがあるので非常に危険 である。

欧州特許第０２６８４４５　Ａ号に記載の中空針に沿って液体を注出しまたは押 し出す型の注射装置の付属品は、針を包囲する保護スリーブ含み、このスリーブ は２つのスリーブ部材から成り、これらの部材は、針の先端が注射の実施に必要 な長さまでスリーブから突出する短縮位置から、針の先端がスリーブ内部に配置 されて針の先端を遮蔽する伸長位置まで針の長手力に相対的に移動する事ができ る。このような付属品を以下において［前記の型の付属品］と呼ぶ。

開示された付属品は、注射後に針突き刺しの危険を実質的に除去するため、スリ ーブの末端に短縮運動方向の力を加えるだけで針の尖端が露出される事を防止す るため注射の実施後にスリーブを伸長状態に保持する保持手段と、スリーブをそ の伸長位置に向かって弾性的に片寄らせる手段とを含む。

この明細書において用語「注射装置」とは、針によって刺された箇所の中に特定 の物質を導入するための注射器または点滴装置などの装置と、針によって刺され た箇所から物質を採取するための採血針などの装置とを含むものとする。

本発明の目的は、前記の型の付属品の改良を提供するにある。

本発明によれば、内側スリーブ部材と外側スリーブ部材とを含み、一方のスリー ブ部材の突起が他方のスリーブ部材の軌道の中に係合する事によってこれら２つ のスリーブ部材が相互に案内されるように成された型の注射器において、前記軌 道の少なくとも一部が、前記他方のスリーブ部材の一部を成すフランジの壁体を 貫通するみぞ穴によって形成され、前記他方のスリーブ部材は前記一方のスリー ブ部材と別個に形成され、また前記他方のスリーブ部材が付属品の組立に対して 前記一方のスリーブ部材の末端部に嵌合される事を特徴とする前記の型の注射器 付属品が提供される。

好ましくは、内側スリーブ部材の外側面に前記突起が備えられ、外側スリーブ部 材の内側面に前記軌道が備えられ、またフランジは外側スリーブ部材の一部を成 し、外側スリーブ部材の末端部分の中に嵌合される。

このような構造は、前記フランジを前記外側スリーブ部材の末端の中に組立てる 前に、内側スリーブ部材の突起をフランジのみぞ穴の中に係合させる事ができる 利点がある。また本発明の構造は、その作製中に軌道を容易に形成する事ができ る。なぜかならば、みぞ穴を形成されるフランジ部分を外側スリーブ部材の末端 部分の中に挿入する前に、フランジの壁体の中に複雑な形状の通りみぞ穴を容易 に形成する事ができるからである。これにより内側マンドレルによって外側スリ ーブの内側面に複雑な形状の軌道を形成［７次に内側マンドレルから外側スリー ブ部材を除去する必要がないので、内側マンドレルの除去に際しての外側スリー ブ部材の変形による軌道形状の歪を防止する事ができる。

また本発明は、針の先端が所望の注射箇所に配置されるに必要な長さだけスリー ブから突出する部分的短縮位置にスリーブを保持するための保持手段が備えられ 、また２つのスリーブ部材の一方のスリーブ部材上に備えられた突起が他方のス リーブ部材の軌道の中に係合する事によってこれら２つのスリーブ部材が相対的 に案内され、スリーブがその部分的短縮位置からその短縮位置まで移動して針の 先端を注射の実施に必要な長さだけスリーブから突出させる際に前記突起を案内 する実質的にまっすぐな部分が前記軌道に含まれるように成された注射器付属品 において、前記のまっすぐな軌道部分は前記突起がスリーブ外部から近づけない ようにスリーブによって包囲され、また前記まっすぐな軌道部分は針の長さ方向 に延在し、スリーブがその部分的短縮位置から短縮位置まで移動する際に２つの スリーブ部材間に相対的捻りが生じない事を特徴とする注射器付属品を提供する 。

針の尖端を所望の注射箇所に正確に配置できるようにスリーブが部分的短縮位置 に保持され、またつぎに注射実施中の完全短縮位置までのスリーブの運動は突起 が軌道のまっすぐな部分に沿って走行する事によって達成され、従ってこのよう な運動中のスリーブの２部分間の相対捻れが存在しない事が、本発明の付属品の 利点である。

現場テストにおいて、このような捻れが生じると、スリーブ末端と患者の皮膚と の摩擦係合によって捻れが抵抗されるので、スリーブの２つの部材が相互にロッ クされて、注射を適正に実施するために自由に滑動する事ができないという事実 が実証されている。

以下、本発明を図面に示す実施例によって詳細に説明する。

第１図は最終的にロックされた状態の付属品の長手方断面図、 第２図は外側スリーブ部材のフランジの断面図であって、外側スリーブ部材の内 側面に配置された軌道の一部を示す図、 第３図は外側スリーブ部材の直径方向に軌道と反対側の内側面に配置されたロッ クタングを示すフランジの断面図、 第４図は第６図のＩＶ−ＩＶ線に沿って取られた内側スリーブ部材の長手方断面 図、 第５図は第６図のＶ−Ｖ線に沿った内側スリーブ部材の部分断面図、 第６図は第４図のＶｌ−ＶＩ線に沿った断面図である。

第１図について述べれば、付属物は中空針２と一体的に形成された保護スリーブ １を含む。スリーブ１は、テーバ端部４を有する内側スリーブ部材３と、外側ス リーブ部材５とから成る。外側スリーブ部材５はフランジ６を備え、このフラン ジが外側スリーブ部材５の端部の内側面の環状四部７の中にスナップばめされて いる。さらに外側スリーブ部材５は連結部９を備え、この連結部の中を針２が通 りまたこの連結部によってスリーブ１が注射器の出口に固着される。

外側スリーブ部材５の中に圧縮バネ８が収容され、このバネ８は、超音波溶接な どによって固定された前記の連結部材９と、内側スリーブ部材３の内側面のショ ルダ１０との間において作用する。注射を実施する事のできる程度に針２の先端 を内側スリーブ部材３の末端のアパチュア１１を通して突出させるように、しか し下記に詳細に述べるように注射が終了した時に針の先端を遮蔽するため内側ス リーブ部材３を第１図に図示の伸長位置まで自動的に移動させる事ができるよう に、内側スリーブ部材３が外側スリーブ部材５の内部においてバネ８の作用で往 復運動自在に外側部材３と内側部材５とが相互に嵌合されている。

内側スリーブ部材３がその伸長位置にある時にこの内側スリ・−ブ部材３の外側 の環状ショルダ１２がフランジ６の内側の環状ショルダ１３と係合する事によっ て、内側スリーブ部材３が外側スリーブ部材５と係合状態に保持される。さらに 内側スリーブ部材３は外側突起１４を有しく第１図の長手力断面に対して横方向 の横断面において部材３を示す第４図を参照）、この突起が、フランジ６を含む 外側スリーブ部材５の内側面に備えられた軌道１４Ａ（破線で示す）の中に係合 する。

フランジ６の内側面の一部を示す第２図に図示のように、この軌道１４Ａはフラ ンジ６の壁を貫通するみぞ穴１５を含む。フランジ６が外側スリーブ部材５の末 端の凹部７の中に嵌合される時、このみぞ穴１５は、第２図において破線で略本 するように外側スリーブ部材５の内側面の直線チャンネル１６によって形成され た軌道１４Ａの一部と連通ずるチャンネルを成す。スリーブ１を組み立てる際に 、フランジ６を外側スリーブ部材５の末端に嵌合させる前に、内側スリーブ部材 ３の突起１４をみぞ穴１５の中の破線位置２０の中に導入し、この位置において 突起１４がショルダ２２と係合する。そのためにはフランジ６の壁体のある程度 の変形が必要であり、従って突起１４がみぞ穴１５の内部に着座しつぎにフラン ジ６を外側スリーブ部材５の四部の中に嵌合した時に、突起１４はもはや軌道１ ４Ａの外部に出る事ができない。

スリーブ１．が完全に組立てられた時、位置２０に突起１４を配置する事により 、内側スリーブ部材３は針２の尖端がアパチュア１］−から少し突出した部分短 縮位置１ご保持される。付属品はこの状態でユーザに供給され、この場合に内側 リブ４１を備えた着脱自在のギャップ４０が針２の尖端を遮蔽するためにスリー ブ１の末端に締りばめされる。注射を実施する際に、注射液を予め充填した注射 器の出口にスリーブ１を取り付け、キャップ４０を除去して針２の尖端を露出し 、つぎにこの尖端を注射箇所、例えば静脈の注射箇所に正確に配置する事ができ る。

第２図において破線で示す他の実施態様において、突起１４は最初にみぞ穴１５ の延長部１９によって画成された一時的保持位置１７の中に保持されているので 、内側スリーブ部材３は最初からその伸長位置にあって、針２を遮蔽している（ この場合、キャップは不必要である）。この実施態様の場合、内側スリーブ部材 ３を手でつかんで、軽く捻って突起１４を一時的保持位置１７から出し、つぎに 軽く押し下げて内側スリーブ部材３を外側スリーブ部材５の中において滑らせて 、突起１４をみぞ穴１９に沿って移動さけ、突起〕４が位置２０に係合した時に 軽い係＆音と軽い捻り作用が感じられる。

針２の尖端が所要の注射位置に配置された時、針２を患者の中に刺し込む動作に より内側スリーブ部材３の末端を患者の皮膚に圧着する反動で内側スリーブ部材 ３が外側スリーブ部材５の中に入子運動させられる。これにより、突起１４がフ ィンガ部材２１を越えて移動させられ、フィンガは弾性的に片寄らされて突起１ ４を自由に通過させ、外側スリーブ部材５の内側面のチャンネル１６に沿って移 動させる。チャンネル１６は針の長さ方向に延在するので、この運動中に２つの スリーブ部材間の相対捻れは存在しない。

注射が実施された後に患者から針を除去すると、内側スリーブ部材３の末端と患 者の皮膚との間の接触圧が解除されて突起１４がバネ８の作用で自動的に軌道１ ４Ａに沿って戻り、同時に内側スリーブ部材３が外側スリーブ部材５の外部に出 る。しかし突起１４がフィンガ部材２１と接触した時、このフィンガ部材２１に よって、位置２２から角度的に片寄らされた最終位置２３に向かって指向される 。この突起１４の最終位置においてスリーブ１はその完全に伸長された位置にあ り、この位置において下記のように保持されて、針２の尖端を遮蔽し、この針の 汚染された尖端が露出されてユーザを刺す危険を防止する。

前記の保持構造またはロック構造を第３図乃至第６図について説明する。第３図 は、フランジ６の壁体の他の部分の切欠き２６の中のロックタング２５を示す。

このロックタング２５は弾性可撓性ネック３０によってフランジ６の他の部分に 連結され、切欠き２６の中においてタング２５を矢印３１の方向に横方向に片寄 らせる。ロックタング２５はフランジ６の他の部分の壁体より厚いので、内側ス リーブ部材３の外側面の長手方凹部２７の中に突出しく第４図および第６図）、 この凹部２７はショルダ１２のレベルから内側スリーブ部材３の内側末端まで延 在する。針２の尖端がスリーブ１によって遮蔽される最終位置２３に突起１４が 入るまでは、ロックタング２５は外側スリーブ部材５中での内側スリーブ部材３ の運動に作用しない。

また第３図においてはフランジ６の内側面にリブ２４が配置されている。このリ ブ２４は、キャップ４０の除去に際して内側スリーブ部材３が外側スリーブ部材 ５に対して捻られる事を防止する。これは突起１４が位置２０にある時にこのリ ブ２４とロックタング２５が凹部２７の反対側面に係合する事による。

注射が実施された後に突起１４が軌道１４Ａに沿って戻る際にフィンガ部材２１ と接触する時、外側スリーブ部材５に対する内側スリーブ部材３の角度移動の結 果、内側スリーブ部材３のショルダ１２がロックタング２５の傾斜側面３２と接 触し、ロックタングを矢印３１方向に横方向に移動させる。同時にフランジ６の 内側面のリブ２４が内側スリーブ部材３の外側面のグループ２９の中に入る。突 起１４がその最終位置２３まで移動する際に、ショルダ１２がタング２５のロッ クノーズ３３を越えて移動するので、タング２５が凹部２８の中に弾性的に係合 する。この四部２８は第５図に図示のように内側スリーブ部材３の内側末端から 、ショルダ１２の手前の位置まで延在する。ロックノーズ３３は内側スリーブ部 材３のショルダ３４の下側面（第５図参照）に係合しで、内側スリーブ部材３が 外側スリーブ部材５の内部に移動する事を防止する。このロック作用は、ロック タング２５をフランジ６の他の部分に連結するネック３０が破断した場合でも生 じる。ロックタング２５はその厚さの故になおもロッククサビとして作用する事 ができるからである。

前記のロック構造は製造の容易な点でいくつかの利点がある。しかし本発明の主 旨の範囲内において他のロック構造も可能であり、特にロックタングが矢印３１ の方向に対して垂直な２方向のいずれかに弾性的に可動のロック構造を考慮する 事ができる。

この保護スリーブ１は針の突き刺さりを防止するのみならず、針の１回以上の使 用を防止する事は明かである。

これは、針の多回使用による血液関連疾病の伝染と、使用中およびその後の処理 中の針の突き刺さりによシ・口部を防止するが故に一非常に重要な特徴である。

さらにスリーブが注射器と一体的に形成され、またはスリーブがあとで除去Ｃき ないよう注射器に取り付ｌす・３れる場合、これｌＪ注射器の１同１．Ｌｌの使 用を防止する。

他の実施態様においＣは、ｊ１１記のロック構造を省略ｊ２、内側スリーブ部材 ３を押すだ１ノで針の尖端が露出きれる事を・防止するー・時的ロックを解除し た後に内側ズ、す〜・／部材３を外側スリ・−ブ部材５の中に押１．．２込む事 によ２ンて釧の尖端を再び転出で゛きる上うｉ、′５する事ができる。

また例えば患者の血液試料を採取するためにスリ・−ブを使用する場合には、他 の実施態様がＭｌ能である。スリーブを真空式血液採取システムにおいて使用す る場合に、スリーブを注射器に接続するように構成する事なく、第２尖端を有す る針まで延長部分を備え、この剣はその第２尖端を越えて突出する一端の閉鎖さ れたゴムスリーブによって被覆されるように構成する事ができる。この公知の血 液採取システムにおいては、針の第１端部を患者の中に導入した後に針の第２端 部が減圧管のフタの中に突き刺されて、血液を針に沿って前記管の中に抽出し、 この場合、針が前記管から引き出される時にゴムスリーブは血液の針からの漏洩 を防止する弁として作用する。

さらに他の実施態様においては、内側スリーブ部材は外側スリーブ部材の中に完 全短縮位置に一時的に保持され、この位置においＣ針の尖端が露出される。これ は例えば突起を軌道の特殊な部分の中にロックする事によっＣ達成される４、こ の場ａ、内側スリー・ブを捻って伸長位置を取らせ釘の尖端を遮蔽する事によっ て前記のよ・うな一時的ロックが解除される。

６１図について説明１−だ保護スリ・　グは、欧州特願第０２６８４４５Ａ号の 第６図および図′ｌ“につい°Ｃ述・・（た型のスリーニブ／注射器複合構造に ！３い′Ｃも使用する事ができる。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成３年２月ぼ日 通

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．内側スリーブ部材（３）と外側スリーブ部材（５）とを含み、一方のスリー ブ部材の突起（１４）が他方のスリーブ部材の軌道（１４Ａ）の中に係合する事 によってこれら２つのスリーブ部材が相互に案内されるように成された型の注射 器において、前記軌道（１４Ａ）の少なくとも一部が、前記他方のスリーブ部材 の一部を成すフランジ（６）の壁体を貫通するみぞ穴（１５）によって形成され 、前記他方のスリーブ部材は前記一方のスリーブ部材と別個に形成され、また前 記他方のスリーブ部材が付属品の組立に対して前記一方のスリーブ部材の末端部 に嵌合される事を特徴とする注射器付属品。 ２．内側スリーブ部材（３）の外側面に前記突起（１４）が備えられ、外側スリ ーブ部材（５）の内側面に前記軌道（１４Ａ）が備えられ、またフランジ（６） は外側スリーブ部材（５）の一部を成し、外側スリーブ部材（５）の末端部分の 中に嵌合されている事を特徴とする請求項１に記載の注射器付属品。 ３．フランジ（６）の壁体を貫通する前記みぞ穴（１５）はショルダ部分（２２ ）を画成し、前記突起（１４）がこのショルダ（２２）に係合してスリーブ部材 を部分的短縮位置に保持し、この位置において針（２）の先端が所望の注射筒所 に配置されるに必要な長さだけスリーブから突出する事を特徴とする請求項１ま たは２のいずれかに記載の注射器付属品。 ４．フランジ（６）の壁体を貫通するみぞ穴（１５）は弾性フィンが部材（２１ ）を画成し、スリーブが短縮位置まで移動して針（２）の先端が注射を実施でき る長さまでスリーブから突出する時に、前記フィンが部材（２１）が前記突起（ １４）によって弾性的に片寄らされて突起（１４）を軌道（１４Ａ）に沿って通 過させ、また内側スリーブ部材が伸長位置まで運動して針の先端がスリーブ内部 に配置されて遮蔽される際に前記の突起が軌道に沿って戻る時に、前記のフィン が部材（２１）が前記突起（１４）を角度的に片寄った位置（２３）まで片寄ら せる事を特徴とする請求項１、２または３のいずれかに記載の注射器付属品。 ５．フランジ（５）の壁体の切欠き（２６）の中にロックタング（２５）が備え られ、このロックタングは注射が実施された後に前記内側スリーブ部材（３）の ショルダ（３４）に係合してこのスリーブ（３）をその伸長位置に保持する事を 特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の注射器付属品。 ６．前記のロックタング（２５）はフランジ（６）の壁体の他の部分より厚い事 を特徴とする請求項５に記載の注射器付属品。 ７．前記ロックタング（２５）は弾性可撓性ネック（３０）によってフランジ（ ６）の他の部分に連結され、ロックタング弾性的横方向片寄りを可能とする事を 特徴とする請求項５または６のいずれかに記載の注射器付属品。 ８．内側スリーブ部材（３）が最初に部分短縮位置にに保持される場合に針の先 端を遮蔽するため、スリーブに着脱自在に取り付けられるキャップ（４０）を備 える事を特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載の注射器付属品。 ９．針（２）の先端が所望の注射箇所に配置されるに必要な長さだけスリーブか ら突出する部分的短縮位置にスリーブを保持するための保持手段（２２）が備え られ、また２つのスリーブ部材（３、５）の一方のスリーブ部材上に備えられた 突起（１４）が他方のスリーブ部材の軌道（１４Ａ）の中に係合する事によって これら２つのスリーブ部材（３、５）が相対的に案内され、スリーブがその部分 的短縮位置からその短縮位置まで移動して針の先端を注射の実施に必要な長さだ けスリーブから突出させる際に前記突起（１４）を案内する実質的にまっすぐな 部分（１６）が前記軌道に含まれるように成された注射器付属品において、前記 部分（１６）は針の長さ方向に延在し、スリーブがその部分的短縮位置から短縮 位置まで移動する際に２つのスリーブ部材間に相対的捻りが生じない事を特徴と する注射器付属品。 １０．注射が実施された後にスリーブをその伸長位置に保持し、またスリーブの 末端に対して短縮運動方向に圧力を加えるだけで針（２）の先端が露出される事 を防止するための保持手段（２５、３４）が備えられた注射器付属品において、 上記保持手段は一方のスリーブ部材（５）上にそのロック位置に向かって弾性的 に片寄らされたロックタング（２５）と、下方のスリーブ部材（３）上のスリー ブが短縮状態から伸長状態まで動いた時、ロツクタング（２５）が前記ショルダ （３４）を乗り越えて、スリーブを伸長位置に保持するような位置にショルダを 存する事を特徴とする注射器付付属品。