JPH04500625A - 液体の濾過および混和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体の濾過および混和装置 本発明は、液体から固体を濾過するための、或いは分散された液体の小滴を液体 中に混和させるための装置に関する。

ヨーロッパ特許第０　００４　７２４号には液体から汚染面を除去する装置が開 示されており、そしてこの装置は、２つの端板の間に互いに平行に整列された束 状の繊維から構成されている。端板は軸方向に移動可能で、これにより繊維が伸 長もしくは圧縮される。液体は繊維束に平行して装置内を流動する。

ヨーロッパ特許第０　２０７　７９７号には液体から汚染面を除去する別の装置 が開示されている。この装置も各端部を端部サポートに結合される繊維からなり 、そして端部サポートは相互に進退可能で、これにより繊維に緊張を負荷し或い は前記緊張を解放することができる。端部サポートは、また、相互に回動するこ とができる。繊維は端部サポートに対して、穴明きの中心管状コアを包囲する管 状繊維を形成するように取付けられる。繊維は、一方、半径方向（管状コアの軸 線に関して）の移動を規制する穴明き管によって包囲される。処理されるべき液 体は、中心部コアと繊維を包囲する外側領域との間の繊維間を流通する。使用に 際しては、端部サポートが相互に移動かつ回動されて、繊維は捩じられると同時 に穴明き管に対して押圧される。

内側および外側の穴明き管を育しそしてその軸線に平行に繊維が配列される装置 は、米国特許第４　２９９　６９９号に開示されている。

穴明きの内管を用いる場合の欠点は、内管がその大部分を通過する流動を制約し て、流動量を一定に維持する際に圧力降下を増大することである。すなわち、液 体は比較的狭い開口部のみを流通するので、これら開口部近傍の局部的流速が比 較的大きくなり、このため繊維上に既に付着されている汚染物粒子が散乱される ことになる。また、穴明き管を製作する技術は装置の費用を増大する。端部サポ ートを軸方向にも回転方向にも移動させる必要がある装置においては、穴明き管 の長さは、縮小された作動位置における繊維束を支持する必要な長さより太き（ 設定し、逆流−洗浄のために必要とされる伸長位置における繊維を支持し得るよ うにしなければならない。このことは、装置の機構的複雑性を増大する。穴明き 管の製造には比較的高価な作業を必要とする。このため、穴明き内管を必要とす ることなく、これに代えて、圧力降下が小さくかつ安価、簡便な要素を使用する ことができる装置の提供が要望されていた。

本発明によれば、管状の繊維フィルタにより２室に区画されるケーシングからな り、前記繊維フィルタは各端部を端部サポートに結合される繊維から形成され、 そして前記端部サポートは軸線方向へ互いに移動可能でかつ管状繊維フィルタの 長手方向軸線に沿っても互いに回動可能であるよう構成されている。液体の汚染 物除去装置において、螺旋状スプリングが管状フィルタ内に配置され、そしてこ のスプリングは、端部サポートが最近接作動位置にある際に閉塞されることがな いような寸法で、かつ端部サポートが互いに軸線方向へ近接移動しかつ回動して 繊維が捩じられる際に繊維の内向きの移動を制止して管状フィルタによって包囲 される室が閉塞されることがないような寸法に設定されていることを特徴とする 。

本発明に従い、穴明き管の代りに螺旋スプリングを用いることにより、使用中に おいてもまた汚染物を除去する逆流洗浄時においても、管状繊維フィルタに対し て過当な支持を付与することが可能となる。螺旋スプリングは比較的製造が容易 であり、したがって製造に高価な技術を要する穴明き内管を用いるより安価とな る。螺旋スプリングは、ヨーロッパ特許第０　０２７　７９７号に開示される穴 明き外管のみを除外するために用いることもできるが、しかしながら穴明き外管 も同様に除外することが望ましい。回転と軸方向移動とを関連して制御すること により、繊維を圧接状態に保持することができる。螺旋スプリングによって発揮 される半径方向の力は、管状フィルタを形成する繊維層（ｂ　ｅ　ｄ）が端部サ ポートの相対回転から負荷される捩りカで収縮される際にも、繊維を充分に支持 することができる。

スプリングは、端部サポート間の距離が最小作動位置にある際に閉塞されないよ うな寸法、すなわちスプリングの各巻回部が接触して液体のフィルタ通路を阻止 しないような寸法に設定される。

スプリングの端部を自由端部として、端部サポートに対して回転させるよう構成 することができるが、しかしながらこの方法は、ある種の軸受を設ける等の余分 な責用と緊線さを忍ばない限り、端部サポートの損耗を招き勝ちである。したが って、スプリングはその両端部を端部サポートに固定するのが好ましい。本発明 の利点の１つは、スプリングは、端部サポートの相対的回転に基づく捩り力に順 応することができ、この場合端部サポートに所要の相対回転を付与するに要する 以上のトルクを何ら与える必要がないことである。

スプリングの長さは、端部サポートが軸方向最大作動間隔にある際に中立状態（ 圧縮状態でも緊張状態でもなく）となるような長さとすることができる。しかし ながら、スプリングの長さとしては、端部サポート間の軸線距離が最小作動値で ある際に中立状態となるよう選定することが好ましいことが判明した。

スプリングの各巻回部の間隔は、好ましくは各巻回部間に最大の開放面積を与え て、圧力降下を最小にすると共に高流量領域を避けるようにする。

次に本発明の特定の実施例について、本発明に係る装置を断面で示す添付図面を 参照しながら以下説明する。

装置は、上端部にベント（２）を有するケーシング（１）から構成される。ベン ト（２）は、使用時には通常、圧力安全弁または圧力計で閉塞される。ケーシン グは、全体的に（３）で示される管状繊維フィルタによって２つの室に分割され る。繊維フィルタは、各端部を端部サポート（５）および（６）に固定される繊 維束から構成される。端部サポート（６）はケーシング（１）に固定される。

端部サポート（６）は操作ロッド（７）に取付けられ、これにより端部サポート （５）に対して軸線方向へ移動されると共に端部サポート（５）に関して回動さ れることもできる。ｌｌｉｌ人体（８）がケーシング（１）に設けられて、管状 フィルタを包囲する外側室内に開口する。液体出口（９）が、ケーシングの底部 に設けられて、管状フィルタ内部の室に開口する。

ドレン排出口（１０）が設けられ、必要に応じてケーシングからドレンを排出す ることができる。螺旋スプリング（１１）は管状フィルタ（３）の内部スペース 内に配置される。螺旋スプリング（１１）の一端部（１２）は固定端部サポート （５）内の開口部中に固定される。他端部（１３）は可動端部サポート（６）内 に固定される。

使用に際しては、操作ロアドを引込めかつ回転させることにより、可動端部サポ ート（６）を図１に鎖線で示す位置から実線で示す位置まで移動する。これに従 って、繊維は、フィルタの軸線に平行な状態から軸線に傾斜する状態へと移動す る。この結果、個々の繊維が相互により近接せしめられ、液体内の粒子の捕捉効 率或いは混和しに（い液体小滴の混和効率が増大される。

操作ロッドの動作は、スプリングが繊維の全長に亘って支持を提供し続けるよう にして、スプリングを圧縮する。この場合、ヨーロッパ特許第０　２０７　７９ ７号に示されるような複雑な機構の設備を必要としない。

管状フィルタが回転かつ圧縮される際には、スプリングは負荷される繊維に半径 方向の支持を提供すると共に、スプリング内に捩りと圧縮とを受容して端部プレ ートを回転せしめると同時に管状繊維層を圧縮するが、これは、スプリングが捩 りおよび軸方向の縮小に対しては小さい剛性を育し一方半径方向に対しては大き な剛性を有することによる。

フィルタを清浄する場合には、操作ウッド（７）を伸長かつ回転して、可動端部 サポートを鎖線で示す位置へ復帰させる。これにより、繊維間の隙間が増大され 、逆流洗浄が促進される。

国際調査報告 国際調査報告 ＧＢ　８９０１１１５ ＳＡ　３１３８３

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．管状の繊維フィルタにより２室に区画されるケーシングからなり、前記繊維 フィルタは各端部を端部サポートに結合される繊維から形成され、そして前記端 部サポートは軸線方向へ互いに移動可能でかつ管状線維フィルタの長手方向軸線 に沿っても互いに同動可能であるよう構成されている、液体の汚染物除去装置に おいて、螺旋状スプリングが管状フィルタ内に配置され、そしてこのスプリング は、端部サポートが量近接作動位置にある際に閉塞されることがないような寸法 で、かつ端部サポートが互いに軸線方向へ近接移動しかつ回動して繊維が捩じら れる際に繊維の内向きの移動を制止して管状フィルタによって包囲される室が閉 塞されることがないような寸法に設定されていることを特徴とする液体の汚染物 除去装置。
2. ２．スプリングはその両端部を端部サポートに固定されている請求項１記載の装 置。
3. ３．スプリングの長さは、端部サポート間の軸線方向間隔が量小作動値である際 に中立状態であるような長さである請求項１または２記載の装置。