JPH0449924Y2 - - Google Patents

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JPH0449924Y2
JPH0449924Y2 JP1989121141U JP12114189U JPH0449924Y2 JP H0449924 Y2 JPH0449924 Y2 JP H0449924Y2 JP 1989121141 U JP1989121141 U JP 1989121141U JP 12114189 U JP12114189 U JP 12114189U JP H0449924 Y2 JPH0449924 Y2 JP H0449924Y2
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JP
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umbrella
communication hole
air
pump
handle
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JP1989121141U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、携帯用簡易傘に関するものである。
[従来の技術] 従来より携帯用傘として知られている折畳み式
の傘は、柄部が伸縮可能に構成され、金属等の硬
質材からなる傘骨が、1〜数個所で屈伸自在に構
成されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の折畳み式の傘にあつては、傘骨を有する
ために、重量感があつて、しかも折畳んだ状態に
おいてもかさばり、また、傘部の構成単位のひと
つである傘骨は通常大変細く形成されており、外
部からの衝撃により、屈曲等の変形が生じ、該傘
骨が屈折部分で折りたたみ不能、あるいは伸長不
能な状態になり易い。またさらに、傘骨の特に周
縁外側突出部分が、該傘の使用者あるいは他人の
頭、顔、特には眼球に対して大変危険であるとい
う問題があつた。
また、空気等の気体を封入することにより傘部
を傘状に拡張させ、その状態を保持させるという
タイプのエアーパラソルが既に提案されている
(実公昭38−9169号、実公昭36−26724号、実公昭
44−18092号、及び実公昭50−40682号各公報参
照)。
しかしながら、上記いずれのものも、封入した
気体の排気方法としては自然排出という以外特に
工夫されておらず、例えば空気封入用にピストン
あるいはポンプを主軸より取り外すことにより空
気の抜き取り行つていた。
当然のことながら、空気を完全に抜いてしまわ
ないと小さくたためず、かえつて嵩高となつてし
まう。
しかしながら、上記したように自然排出に頼つ
ている限り、封入した気体を抜き取るには時間が
かかるばかりではなく、完全に抜き取るのは非常
に困難である。そのため、内部に残つている気体
を手で押して排出させるなど、携帯用としての形
に整えるまでに手間もかかつた。
そこで本考案は、軽量でしかも未使用の際には
小さく折りたためて持運びに大変便利で、さらに
使用時には、極めて安全な空気封入型の携帯用簡
易傘を提供することを目的とし、しかも、封入し
た空気を速やかに、確実に抜き取ることのできる
携帯用簡易傘を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案の携帯用簡易傘は、
非通気性のフイルム状物からなる傘部12と、こ
の傘部12の下面中央部に連結自在な柄部10と
を備えた簡易傘であつて、 前記傘部12は、2枚の非通気性のフイルム状
物を重ね合わせて、中央部から周縁に向かつて延
びる放射状の空気収納部21を形成するように両
フイルム状物を接合してなり、 前記柄部10の下端には取手部となる手動式ポ
ンプ手段が連結されてなり、 前記ポンプ手段は、前記空気収納部21と連通
したポンプ上室44を有する上部体28と、ポン
プ室40を有する下部体30とからなり、 前記上部体28と下部体30とは、中心部を縦
方向に延びる連結軸部材32により相対回転可能
に取り付けられ、 前記上部体28には、その底面に前記ポンプ上
室44と連通した通気孔29が設けられていると
ともに、外部と連通する通気用溝37が、前記連
結軸部材32を中心とする前記通気孔29と相対
向する位置に凹入形成せしめられ、 前記下部体30には、前記通気用溝37あるい
は通気孔29と連通し得る連通孔42、連通孔4
3がそれぞれ設けられており、連通孔42近傍に
は、前記ポンプ室40から該連通孔42への流れ
込みのみを可能にする弁38が設けられてなり、
連通孔43近傍には、該連通孔43からポンプ室
40への流れ込みのみを可能にする弁39が設け
られてなるものである。
[作用] 未使用の際、傘部12が非通気性のフイルム状
物製でしかも傘骨を有さないため、軽量で取扱い
易く、かさ低く折畳むことができ、バツグ等に収
納してもかさばることがなく、携帯に便利であ
る。
使用の際は、傘部12を広げて、該傘部12の
下面中央部の柄部10を連結するとともに、該柄
部10の下端にはポンプ手段を取り付ける。
前記ポンプ手段によつて前記傘部12の空気収
納部21に空気を充填封入すると、空気収納部2
1の内圧により空気収納部21が緊張状態にな
り、この空気収納部21が放射状に配されている
ために骨格の役目を果して傘部12全体が展張状
態に保持され、本来の傘と同様に使用できる。し
かも、傘骨を有さないために他人に当接した場合
の危険性を回避できる。
この時の空気の封入は下記のように行えばよ
い。すなわち、連通孔43を通気用溝37と連通
するように、かつ連通孔42を通気孔29と合致
させてポンプ室44と前記連通孔42とを連通可
能となるように、上部体28と下部体30とを位
置させる。この状態で、下部体30を伸縮させ
る。伸長時には弁39が開き、通気用溝37から
連通孔43を経て、ポンプ室40の中に空気が入
り込む。縮小時には、前記弁39は閉じ、これに
代わつて弁38が開くことになる。これにより、
前記ポンプ室40の中の空気は、連通孔42を通
り通気孔29を介してポンプ上室44に入り込
み、柄部10の内部を通つて傘部12の内部にま
で達し、傘部12における空気収納部21に空気
が封入されていく。
したがつて、下部体30の伸長を繰り返すこと
により、傘部12全体が展張状態を保持するよう
になる。
また、封入した空気は下記のようにして強制的
に排出させる。すなわち、下部体30を連結軸部
材32を中心にして、連通孔43とポンプ上室4
4が通気孔29と合致するように、かつ連通孔4
2が通気用溝37と連通するように回転させる。
この状態で、下部体30を伸縮させる。伸長時に
は弁39が開き、傘部12における空気収納部2
1と連通したポンプ上室44の空気は通気孔29
を介して連通孔43に入り込み、引き続きポンプ
室40の中に入り込む。縮小時には、前記弁39
は閉じ、これに代わつて弁38が開く。これによ
り、前記ポンプ室40の中の空気は、連通孔42
を介して通気用溝37を通つて外部に排出されて
いく。
したがつて、下部体30の伸長を繰り返すこと
により、空気収納部に封入された空気を強制的に
排出させることができる。
[実施例] 実施例について図面を参照にして説明すると、
第1図において示すように、合成樹脂製のパイプ
よりなる柄部10の両端部11,13の外周に、
ネジ11a,13aを設ける。この柄部は伸縮可
能に挿嵌構造することもできる。
また、傘部12は、2枚の合成樹脂製フイルム
を重ね合わせて、第3図に示すように、中央から
周縁に向けて、周方向所要角度間隔毎に非融着部
分を残すように放射状に熱融着し、さらに該放射
状の熱融着部分に連続して周縁を融着して前記非
融着部分による放射状の空気収納部21を設け
る。19は融着部分を示す。
また、第1図に示すように、傘部12の中央部
には重ね合わせた上下2枚の合成樹脂製フイルム
15,20の間に、下向きのネジ孔24を設けた
螺合部材27を接着手段等により介設し、傘部下
面を構成する下側フイルム20の中央に、孔22
を設けて、前記ネジ孔24に対し前記柄部10の
一方の端部11を螺合自在に設けている。ネジ孔
24は空気分配孔25を通じて各空気収納部21
に連通する。
14は柄部10の下端に連結自在な取手部であ
り、上記の空気収納部21に空気を給入するため
のポンプ手段である。この取手部14の構造例を
第2図に拡大して示す。
第2図において、取手部14は、硬質の合成樹
脂より形成された有底中空の上部体28と、軟質
合成樹脂等の適度の弾性を有する素材より形成さ
れ外周部が蛇腹状をなして伸縮自在な有底中空の
下部体30とからなり、該下部体30の部分が後
述するようにポンプを構成する。
この上下両部体28,30は、下部体30の上
部開口部に固設された閉塞部材41と前記上部体
28の底部が対接せしめられて、その軸心部を貫
通する連結軸部材32により連結され、この連結
軸部材32を中心に相対回転可能に設けられてい
る。上部体28は上端部内周に、柄部10の端部
13のネジ12aと螺合するネジ孔34を有し、
柄部10に対して連結自在である。
前記閉塞部材41には連結軸部材32を中心と
する180度相対向位置にそれぞれ上下に貫通する
連通孔42,43が設けられ、その一方の連通孔
43には下部体30内方向への空気流通のみを可
能にする弁39が、他方の連通孔42には、下部
体30の内部から上方の空気流通のみを可能にす
る弁38が設けられており、蛇複状の下部体30
を伸縮させることにより、空気を連通孔43から
吸入し、連通孔42より送出できるようになつて
いる。すなわち、下部体30の内部がポンプ室4
0となる。
また、上部体28の底部には、前記一方の連通
孔42との対応する位置に通気孔29が設けられ
るとともに、他方の連通孔43との対応位置に、
側面に開口36する通気用溝37が凹入形成され
ている。
したがつて、傘部12に柄部10を連結し、さ
らにこの柄部10の下端部13に取手部14の上
部体28を連結して、上部体28の内部を傘部の
各空気収納部と連結した状態で、ポンプを構成す
る下部体30を伸縮させることにより、空気が通
気用溝37および連通孔43を経てポンプ室内に
吸入され、さらに連通孔42を経て上部体28の
内部に送出され、柄部10および空気分配孔25
を通じて各空気収納部21に給入される。
上記のように、下部体30の伸縮動作を繰り返
し行なうことによつて、密封可能に熱融着して形
成された各空気収納部21に充満されていく。こ
うして、放射状の空気収納部で構成されている傘
部が使用可能なまでに展張する。
傘の使用後、各空気収納部に封入された空気を
排出させるには、第4図に示すように、まず、下
部体30を上部体28に対して周方向に180度回
転させる。180度の回転を正確にするために、連
通孔42,43の上部周縁部41a,41bとそ
れに対応する上部体28底部の通気孔29とを合
致できるようにする。この状態で傘部の空気収納
部21を外部から押圧すると、傘部12における
各空気収納部21、柄部10内およびポンプ上室
44における空気の圧力によつて弁39が作動
し、通気可能となり、連通孔43を介してポンプ
室40へ空気が流入する。該ポンプ室40の空気
圧力が高くなると、弁38が作動し、連通孔4
2、通気用溝37および開口部36を介して外部
へ空気が流出する。そして下部体30を伸縮させ
ると、弁38,39が作動し連通孔42および通
気用溝37を経て傘部の空気収納部21に収納さ
れた空気を完全に外部に流出させることができ
る。このようにして傘部12が折畳み可能な状態
にまでなる。
もちろん、最初から下部体30を伸縮運動させ
て、前記空気収納部21の空気を抜いても構わな
い。
そして、柄部10の両端部に螺合さていた傘部
12および取手部分14を取りはずし、所定のバ
ツグ(図示せず)に入れ携帯する。
非通気性のフイルム状物としては、合成樹脂製
からなるフイルム状物のものに限らず、例えば、
ゴム製のシートあるいは、布地に合成樹脂製のフ
イルムをラミネートしたシート等を用いて構成す
ることもできる。
[考案の効果] 本考案は以上のように構成されており、傘部に
おいて放射状に配置された空気収納部の内圧によ
り空気収納部が緊張状態になることによつて骨格
の役目を果たし、金属等の傘骨を有さないため安
全であり、軽量で、しかもかさばらず携帯に大変
便利である。
さらに使用時においては、簡単に傘部の展張が
行え、また封入した空気の排出も速やかに、かつ
確実に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部欠截した断
面図、第2図は本考案の実施例の取手部分の空気
吸入時における作動状態を示す拡大断面図、第3
図は傘部が展張した時の平面図、第4図は本考案
の実施例の取手部分の空気排出時における作動状
態を示す拡大断面図である。 10……柄部、11……柄部上端部、13……
柄部下端部、11a,13a……ネジ、12……
傘部、14……取手部、19融着部分、20……
フイルム下側、21……空気収納部、22,23
……挿入口、24,34……ネジ孔、25……空
気分配孔、27……螺合部材、28……上部体、
30……下部体、32……連結軸部材、36……
開口部、37……通気用溝、38,39……弁、
40……ポンプ室、41……閉塞部材、42,4
3……連通孔、44……ポンプ上室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 非通気性のフイルム状物からなる傘部12と、
    この傘部12の下面中央部に連結自在な柄部10
    とを備えた簡易傘であつて、 前記傘部12は、2枚の非通気性のフイルム状
    物を重ね合わせて、中央部から周縁に向かつて延
    びる放射状の空気収納部21を形成するように両
    フイルム状物を接合してなり、 前記柄部10の下端には取手部となる手動式ポ
    ンプ手段が連結されてなり、 前記ポンプ手段は、前記空気収納部21と連通
    したポンプ上室44を有する上部体28と、ポン
    プ室40を有する下部体30とからなり、 前記上部体28と下部体30とは、中心部を縦
    方向に延びる連結軸部材32により相対回転可能
    に取り付けられ、 前記上部体28には、その底面に前記ポンプ上
    室44と連通した通気孔29が設けられていると
    ともに、外部と連通する通気用溝37が、前記連
    結軸部材32を中心とする前記通気孔29と相対
    向する位置に凹入形成せしめられ、 前記下部体30には、前記通気用溝37あるい
    は通気孔29と連通し得る連通孔42、連通孔4
    3がそれぞれ設けられており、連通孔42近傍に
    は、前記ポンプ室40から該連通孔42への流れ
    込みのみを可能にする弁38が設けられてなり、
    連通孔43近傍には、該連通孔43からポンプ室
    40への流れ込みのみを可能にする弁39が設け
    られてなることを特徴とする携帯用簡易傘。
JP1989121141U 1989-10-16 1989-10-16 Expired JPH0449924Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989121141U JPH0449924Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16

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JP1989121141U JPH0449924Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16

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JPH0360521U JPH0360521U (ja) 1991-06-13
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ID=31669181

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JP1989121141U Expired JPH0449924Y2 (ja) 1989-10-16 1989-10-16

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5040682U (ja) * 1973-08-01 1975-04-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5040682U (ja) * 1973-08-01 1975-04-25

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Publication number Publication date
JPH0360521U (ja) 1991-06-13

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