JPH0448993A - 酸性雨処理方法 - Google Patents

酸性雨処理方法

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JPH0448993A
JPH0448993A JP16099690A JP16099690A JPH0448993A JP H0448993 A JPH0448993 A JP H0448993A JP 16099690 A JP16099690 A JP 16099690A JP 16099690 A JP16099690 A JP 16099690A JP H0448993 A JPH0448993 A JP H0448993A
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充弘 藤原
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隆行 藤原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 この発明は、酸性雨処理方法に関する。
[従来の技術] 最近、世界中の至るところでp H4,5等の酸性雨が
木や植物などに降り注ぎ、様々なところに影響がでてき
ている。とくに、樹木にあっては、鋒る酸性雨自身は、
p H4,5程度であっても、それまでに葉等に降り注
ぎ蓄積している灰塵等も酸性雨の成分に加わると、pH
が3.5程度になり、樹木の根幹や根等に酸性として作
用するようになって、樹木が枯れたりして影響が大きく
なる。
〔この発明が解決しようとする問題点〕しかしながら、
有効で安くつく処理対策が未だないのが実情である。
この発明はこのような問題を解決するためになされたも
のであり、その課題とするところは、酸性雨を有効かつ
安価に処理できるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、隨り
汗いだ酸性雨を洗い流す酸性雨処理方法であって、河川
等の水の流れているところに人工的な補助ルートを作り
、このルート内に、酸性雨の中和剤を入れておき、同ル
ート内に水を流して酸性雨を中和してのち、この中和水
を対象とするところに噴霧することを特徴とする 請求項2記載の発明は、中和剤を入れた容器を、田や水
栽培の温室内あるいはうなぎ等の養殖場の水流入口付近
に通しるように設置し、同容器内で中和された水が田の
中に導入されるようにする請求項3記載の発明は、中和
剤をまぶした吸水性のある材料を植物等の根幹に巻き、
同材料を通して流れ落ちる中和された水を根幹から根に
導くようにする。
請求項4記載の発明は、造成地の造成中間段階において
、一方から他方に向けて下がるような地表に作り、その
表面にモルタルあるいはコンクリート等により酸性雨ガ
イF:′膜を形成し、前記下がったところに、排出口を
有しかつ中和剤を入れた箇所を設けたのち、酸性雨ガイ
ド膜の上方空間を土砂で埋めて、障り注ぐ酸性雨を土砂
を通して酸性雨ガイド膜に沿って案内し、中和剤で中和
させたのち排出口を通じて排出するようにする。
請求項5記載の発明は、酸性雨ガイド膜を、上向きに突
出状あるいは溝状に形成しておき、この部分に、土砂が
引っ掛かってずれないようにする〔実施例〕 以下、この発明を図示した実施例を参照しながら詳しく
説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示している。
この実施例において、1は山で、山間部2を通じて川3
が流れている。この川3の下流部4には、それに沿って
人工の補助ルート5が設けられている。この補助ルート
5は、下流部4を2つに分割したり、あるいは、本来の
下流部の横に別途に溝を形成することで作る。下流部4
の上流側にはこれを絞る(あるいは堰止める)開閉堰6
が設けられている。一方、人工の補助ルート5の上流側
にも開閉堰7が設けられている。補助ルート5の開閉堰
7よりも下流全体には点表示のように中和剤8 が入れ
られ、この中和剤8は、たとえば、石灰岩が使用される
具体的には、川3を流れる水(酸性雨)を開閉堰6を絞
ることで補助ルート5内に導いて中和剤8で中和処理す
る。中和された水は、゛弱酸性になってポンプ9で槽1
0内に送られる。槽10からは他のボンブエ1で抜き出
され、ノズル12を通して樹木(植物)13に噴霧され
る。WQ霧するとき、エアーも一緒に噴射し、この方向
を、気流の流れに従うようにすると、頓に中和水を噴霧
するだけの場合に比べて酸性雨を樹木13から排除する
効果がある。
第2図および第3図は、他の実施例を示している。この
実施例においては、補助ルート5の上流から下流に至る
間に、2つの取り出し口があり、上流側の口20には、
開閉堰21が設けられているとともに、間口20には、
ポンプ22およびノズル23が接続されている。下流口
24にもポンプ25およびノズル26が接続されている
第2図は川3を流れる水が酸性のやや弱い場合であり、
この場合、開閉堰21は上流口20を開け、補助ルート
5を仕切って下流側に流れないようにする。これにより
、酸性のやや弱い水は充分に中和されて樹木に噴霧され
る。
第3図は川3を流れる水が酸性の強い場合であり、この
場合、開閉堰21は補助ルート5を堰き止めた状態から
上流口20を堰き止めた状態にする。これにより、水は
、補助ルート5の全長を流されるので、強い酸性をもっ
ていても充分に中和されて、この中和水が樹木に噴霧さ
れることになる。噴霧が行なわれないときは、開閉堰6
は開かれた状態とされる。
なお、これらの噴霧は、通常、炭酸同化作用の始まる前
に行なうのがよい、酸性雨が降り出すとき、その降り出
すのをセンサーで検出して当初段階において行なうよう
にする。さらに、酸性雨が障ったあとに洗い直すように
すると効果的である第4図は、田の稲を保護するように
した実施例を示している。田30には、水流入口31が
設けられ、この日31を通して水が導かれるようになっ
ている。田30の中には、容器32が設置されている。
この容器32の外周部分には、入口33および出口34
が離れて設けられ、これら33゜34の間にあるように
、容器32内には、複数の千鳥配置の板35−が設けら
れている。これらの板35− は、中和効果が上がるよ
うに水を蛇行させて通過させる。容器32の内部には、
中和剤36−が充填されている。このような容器32を
田30内に設置しておくことで、酸性雨による水も中和
されて田の中に導かれ、稲の生育に有用になる。なお、
田の他に、水栽培用の温室や、うなぎあるいは金魚等の
養殖場の中に同様のものを設置できるようにしてもよい
、また、中和剤を入れる他に、薬品や肥料等を入れるよ
うにしてもよい。
対象となるものには、他に、果物、建物や諸設備(主に
塗装部)、コンクリート等がある。
第5図は、樹木40の下方に中和剤を付帯させた板ブロ
ック状のフィルター41を水平向きに設置し、このフィ
ルター41により酸性雨は中和されて良い水が下方に排
出されることになり、樹木40の下方に酸性雨が残らな
いようになる。フィルター41は、仮想線で示したよう
に、杭状のフィルター42−ぐ代えてもよい。
第6図は、中和剤をまぶした吸水性のある、たとえば、
スポンジ45を樹木46の根幹部分付近の回りに巻き、
このスポンジ45の下方に中和剤によって中和された水
を集める傾斜受皿状のガイド47を設けるとともに、同
ガイド47の下端に、根幹に中和水を導く、パイプ48
を付けたものである。なお、スポンジ45の下端外周に
は、スカート49が取付けられ、同スカート49により
、根から根幹を通じて虫が這い上がらないようにしであ
る。この場合、スポンジ45は虫の宿にもなる。スカー
ト49に代えて、仮想線で示すように、逆円錐状をした
ガイド50を設けて、中和水を根幹外周に直接導くよう
にしてもよい。
第7図から第9図は、付加的な実施例を示している。
第7図に示すものは、ゴルフ造成地の造成中間段階にお
いて、一方から他方に向けて下がるような地表に作り、
ここでは、円錐状をした表面51にし、この表面51に
モルタルあるいはコンクリート等により酸性雨ガイド膜
52を形成し、前記下がったところである円錐の中心部
分に、排出口53を有しかつ中和剤54−4入れた処理
容器55を設けたのち、酸性雨ガイド膜52の上方空間
を土砂55で埋めて、鋒り注ぐ酸性雨を土砂55を通じ
て酸性雨ガイド膜52に沿って案内し、中和剤54−で
中和させたのち排出口53を通してパイプ56により蓄
溜槽57内に導き、さらに、蓄溜槽57からポンプ58
を通して他に中和水を導出するように構成されている。
この場合、第8図に示すように、酸性雨ガイド膜52に
上方への突出部分59を形成しておき、その上に土砂5
5が引っ掛かるように構成すれば、土砂55がずれなく
なる。
また、第9図に示すように、上向きに開口する溝60に
より土砂55のずれを防止するようにしてもよい。
これらにおいて、突出部分59および溝60の双方を設
けるようにしてもよい。
また、第10図に示すものは、下向きに突出状の溝60
−を径方向に伸びるように設けてあり、これらの溝60
−は、コンクリート製の酸性雨ガイド膜52に働く面方
向の伸び縮みに吸収機能によって対処するのである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、酸性雨を有効
かつ安価に処理できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第2図は他
の実施例を弱い酸性雨を処理する場合を例として示す斜
視図、第3図は強い酸性雨を処理する場合を例として示
す斜視図、第4図は田に設置した中和剤入り容器の例を
示す平面図、第5図は樹木の下にフィルターを設けた実
施例を示す断面図、第6図は樹木の外周にスポンジを巻
き付けて酸性雨を中和処理するようにした実施例を示す
断面図、第7図はゴルフ場において酸性雨を処理する実
施例を示す断面図、第8図は酸性雨ガイド膜に突出部分
を設けた実施例を示す断面図、第9図は突出部分に加え
て溝を設けた実施例を示す断面図、第10図は間溝を設
けた酸性雨ガイド膜を示す斜視図である。 5−補助ルート 8−中和剤 30−、FfJ 31水
流人口 32−容器 36 スポンジ(吸水性のある材料) 48−−一一パイブ 51− 表面 52Igt  5
3−一・排出口 54−中和剤59−・−突出部分 6
0−溝 中和荊 45 47−ガイド 酸性雨ガイド 55−−土砂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)降り注いだ酸性雨を洗い流す酸性雨処理方法であ
    って、河川等の水の流れているところに人工的な補助ル
    ートを作り、このルート内に、酸性雨の中和剤を入れて
    おき、同ルート内に水を流して酸性雨を中和してのち、
    この中和水を対象とするところに噴霧することを特徴と
    する酸性雨処理方法。
  2. (2)中和剤を入れた容器を、田や水栽培の温室内ある
    いはうなぎ等の養殖場の水流入口付近に通じるように設
    置し、同容器内で中和された水が田の中に導入されるよ
    うにする酸性雨処理方法。
  3. (3)中和剤をまぶした吸水性のある材料を植物等の根
    幹に巻き、同材料を通じて流れ落ちる中和された水を根
    幹から根に導くようにする酸性雨処理方法。
  4. (4)造成地の造成中間段階において、一方から他方に
    向けて下がるような地表に作り、その表面にモルタルあ
    るいはコンクリート等により酸性雨ガイド膜を形成し、
    前記下がったところに、排出口を有しかつ中和剤を入れ
    た箇所を設けたのち、酸性雨ガイド膜の上方空間を土砂
    で埋めて、降り注ぐ酸性雨を土砂を通じて酸性雨ガイド
    膜に沿って案内し、中和剤で中和させたのち排出口を通
    じて排出するようにする酸性雨処理方法。
  5. (5)酸性雨ガイド膜を、上向きに突出状あるいは溝状
    に形成しておき、この部分に土砂が引っ掛かってずれな
    いようにする酸性雨処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100330334B1 (ko) * 1999-05-10 2002-04-01 곽영훈 자연수를 이용한 산성폐수 정화방법

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KR100330334B1 (ko) * 1999-05-10 2002-04-01 곽영훈 자연수를 이용한 산성폐수 정화방법

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