JPH044874Y2 - - Google Patents

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JPH044874Y2
JPH044874Y2 JP14365486U JP14365486U JPH044874Y2 JP H044874 Y2 JPH044874 Y2 JP H044874Y2 JP 14365486 U JP14365486 U JP 14365486U JP 14365486 U JP14365486 U JP 14365486U JP H044874 Y2 JPH044874 Y2 JP H044874Y2
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water
cylindrical body
quartz tube
cylindrical
water sterilizer
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は水殺菌装置に関するもので、さらに
詳しくは各種魚類の飼育に際し、魚の排泄物や残
餌、有害微生物などによつて汚染された水を殺菌
浄化するために使用する水殺菌装置である。
〔従来の技術〕
一般に、鑑賞用魚類などの飼育に際しては、水
を長期に使用できるように循環式の濾過装置が設
けられている。
しかしながら、これら濾過装置を使用していて
も、魚の排泄物や残餌などのよつて魚の飼育に有
害な微生物が発生して水質が汚染されるので、こ
れら微生物を死滅させるために水の循環装置の途
中に、例えばガラス管若しくは石英管の内部に紫
外線を発する殺菌灯を収納した筒状体からなる殺
菌装置が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
かゝる紫外線を利用した殺菌装置は、有害な微
生物に死滅させることができるので、水が腐敗せ
ずに長く使用できるという利点を有するが、特に
海水魚の飼育に際しては水を冷却して使用するの
が一般的であるので、かゝる冷水の浄化に際して
は外気温との差異によつて殺菌装置を構成する筒
状体の外側に結露が生じ、この結露が直接水滴と
なつて殺菌装置を設置した場所の周辺を汚損する
と共に、殺菌装置を取付ける場所が限定されるな
どの不都合があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案はかゝる現状に鑑み、結露によつて生
じた水滴を周囲を汚損することなく可及的速やか
に排除し、併せて優れた殺菌効果により汚染水を
効率的に清浄化しうる水殺菌装置を提供せんとす
ることを目的としたものである。
かゝる目的を達成するため、この考案は筒壁の
下端部に流入管を、上端部に流出管とを形成して
なる筒状体内に、殺菌灯を内装した石英管を貫通
保持して該筒状体と石英管のとの間に殺菌槽を形
成すると共に、前記筒状体の両端部にそれぞれキ
ヤツプを装着して前記殺菌槽を気密に保持し、か
つ前記筒状体の下端に設けたキヤツプに、底部に
排水管と前記殺菌灯の点灯を確認するための透光
部を有する筒状の水受けをスペーサを介して取付
けて水殺菌装置を構成したものである。
すなわち、この考案の水殺菌装置は、筒状体内
に紫外線発光管からなる殺菌灯を内装した石英管
を同心円上に収納し、該石英管と筒状体との間に
殺菌槽を形成し、この殺菌槽内に汚染した水を流
通させるように構成したものである。
この場合、殺菌浄化せんとする水は、下部の流
入管から殺菌槽内に導入され、紫外線の照射を浴
びながら上方の流出管から流出するようにするの
であるが、かゝる流入管及び流出管はいずれも筒
状体の筒壁に対して接線方向に導入及び流出する
よう構成することによつて、殺菌槽内に導入した
水を順次旋回させながら上方に押し上げることが
できる。
また、この筒状体の下部には、排水管を有する
水受けを取付けて筒状体外壁に結露して生じた水
滴を受け止め、ホースを使用することによつて所
定の個所に排水するよう構成されている。
さらに、前記水受けには筒状体内の殺菌灯の点
灯の有無を外部から簡単に知るための透光部が設
けられている。
〔作用〕 この考案の水殺菌装置は、第1図乃至第2図で
示した構造を有するもので、ポンプによつて水槽
から送り出される汚れた水はホース(図示せず)
を筒状体4の下方に設けた流入管5から殺菌槽A
内に導入され、旋回流となつて順次上方に押上ら
れて流出管6から再びホースを介して水槽内に還
流される。
したがつて、紫外線発光管からなる殺菌灯3を
点灯させておけば、微生物を含む水槽からの汚染
された水は旋回して上方に流出管6に至るまでの
間に充分な量の紫外線の照射を浴び、水中の微生
物は完全に死滅して浄化された水のみが水槽に循
環する。
一方、海水魚の飼育のように水槽内の水を冷却
して使用するような場合には、冷たい水が筒状体
4内に流入するので、外気温との差異によつて筒
状体4の外周壁に結露が生ずる。
かゝる結露は、水滴となつて順次筒壁に沿つて
下方に移動して行くが、筒状体4の下部には水受
け13がキヤツプ10の下端に対して間隔を存し
て取付られているため、この水受け13が結露に
よつて生じた水滴を全て受け、これに付設した排
水管14にホースを接続することにより所定の個
所に排出できる。
また、この水受け13は、筒状体4に内装され
た石英管3が何かの原因で破損していても、水槽
からの水は上方の流出管6に到らず、直接水受け
13側に流れるので、殺菌灯3の電源部が水に触
れることによつて生ずる不測の事故を未然に防止
することができる。
さらに、水受け13には透光部15が設けられ
ているため、この透光部15から殺菌灯3の光が
外部に洩れるので、殺菌灯3が作動しているか否
かを直接外部から確認することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を添付の図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1図はこの考案の水殺菌装置の一例を示す一
部切欠き側面図、第2図は底面図であつて、水殺
菌装置1は、内部に殺菌灯3を装備する筒状の石
英管2と、該石英管2を収容する筒状体4と、こ
の筒状体4の上下端部にねじ止めされるリング状
のキヤツプ7及び10と、下部のキヤツプ10の
下方に付設される水受け13とで構成されるもの
である。
前記筒状体4は、ステンレス製の円筒体から構
成されたもので、その上下の開口部をそれぞれ内
方に折り込んフランジ4a,4aを形成して中央
部に前記石英管2を嵌挿させるための孔4bを形
成すると共に、その下端近傍の筒壁には内部に向
けて汚染水を接線方向で流入させる流入管5を、
上端近傍の筒壁には殺菌した水を内部より接線方
向で流出させる流出管6をそれぞれ設け、かつ上
下の端部の外周部にはそれぞれねじ8を形成した
ものである。
このねじ8は、筒状体4に直接形成してもよい
が筒状体4自体の強度が弱くなるので、実施例に
示すように筒状体4の外径と同径の内径を有する
補助筒4cを上下の端部の外周に付設し、この補
助筒4cの外周にねじ8を形成すれば強度が一層
向上するため好都合である。
前記石英管2は、石英ガラスを以て形成した前
記筒状体4よりも長い円筒体からなるもので、内
部にはU字型をなしたオゾンレス紫外線発光管か
らなる殺菌灯3を内装するもので、該石英管2の
外周壁2aと前記筒状体4の内周壁4dとの間に
殺菌槽Aを構成するものである。
したがつて、両者の径をそれぞれ変化させるこ
とによつて所望の容量を有する殺菌槽Aを構成す
ることができる。
前記キヤツプ7と10は、それぞれポリカーボ
ネート製で、中央部に前記石英管2が嵌挿する孔
を有すると共に、前記筒状体4の端部外周に形成
したねじ8と螺合するねめじが内周壁に形成され
たものである。
前記水受け13は、有底の短い筒状体から構成
されるもので、前記キヤツプ10の外径よりも大
きな内径を有すると共に、底部の一方に変位して
排水管14が設けられ、かつその中央部には透光
部15が形成されたものである。
かゝる構成部材を以て水殺菌装置1を組み立て
るには、まず筒状体4内に石英管2を貫通させて
上下の端部をそれぞれフランジ4a,4aから突
出させると共に、石英管2の突出した端部にそれ
ぞれリング状のパツキング9,12を嵌めた状態
で筒状体4の両端部にキヤツプ7,10を嵌め込
むと同時に締め付けることによつて筒状体4内に
石英管2を密封して保持し、筒状体4の内周壁4
dと石英管2の外周壁2aとの間に殺菌槽Aを構
成する。その際、石英管2の端部は前記キヤツプ
7,10の頂面と面一となるよう予め石英管2の
長さを規定しておく。
つぎに、筒状体4の上方から紫外線発光管から
なる殺菌灯3を挿入すると共に、そのソケツト部
18を前記キヤツプ7の頂面にビス止めして固定
する。その際、殺菌灯3の先端部の外周にリング
19を装着しておくと、振動等による殺菌灯3の
先端部分の石英管2への衝突がなく、両者の損傷
を未然に防止することができる。
ついで、筒状体4の下方に固定したキヤツプ1
0の頂面にスペーサ11を介在させて水受け13
を装着すると共に、該水受け13をビス16を使
用してキヤツプ10に固定して水殺菌装置1を完
成させる。
なお、図中17は殺菌灯3に接続する電源コー
ドである。
かゝる構成からなる水殺菌装置1は、紫外線発
光管からなる殺菌灯3に通電し点灯させたのち、
水槽等からの汚染水を流入管5から筒状体4内の
殺菌槽Aに供給すれば、汚染水中の微生物はすべ
て紫外線によつて殺菌され、順次上方の流出管6
から再び水槽等に戻されるので、水槽等の水を常
に清浄に保つことができる。
〔考案の効果〕
この考案の水殺菌装置は以上述べたように構成
したので、水槽等から送られる汚染水中に含まれ
る微生物を完全に死滅させ、殺菌浄化した水のみ
を再び水槽等に還流させることができる。
また、筒状体の下部にはスペーサを介して筒状
の水受けを設けているため、冷水の使用によつて
筒状体の外周壁に結露が生じても、この水を水受
けを介して所定の場所に流出させることができる
ので、水殺菌装置の取付け位置が自由に選択でき
ると共に、結露による水槽周辺の汚損を完全に防
止することができ、かつ輸送中或いは何等かの原
因によつて石英管が破損しても、水槽等からの水
は直ちに該水受けを介して所定の場所に排水する
ことができる。
さらに、水受けの下部に殺菌灯の点灯の有無を
直接確認することのできる透光部を設けているの
で、水殺菌装置の使用中に殺菌灯がきれても、消
燈の事実を直ちに確認して装置の作動を中止させ
ることができるなどの実用的効果を有する。
なお、この水殺菌装置は前記した魚の飼育等に
おける水槽内の水の浄化のみならず、各種の水の
殺菌浄化に幅広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の水殺菌装置の一例を示す一
部切欠き側面図、第2図は底面図である。 1……水殺菌装置、2……石英管、3……殺菌
灯、4……筒状体、5……流入管、6……流出
管、7,10……キヤツプ、9,12……パツキ
ング、13……水受け、14……排水管、15…
…透光部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒壁の下端部に流入管を、上端部に流出管と
    を形成してなる筒状体内に、殺菌灯を内装した
    石英管を貫通保持して該筒状体と石英管のとの
    間に殺菌槽を形成すると共に、前記筒状体の両
    端部にそれぞれキヤツプを装着して前記殺菌槽
    を気密に保持し、かつ前記筒状体の下端に設け
    たキヤツプに、底部に排水管と前記殺菌灯の点
    灯を確認するための透光部を有する筒状の水受
    けをスペーサを介して取付けたことを特徴とす
    る水殺菌装置。 (2) 前記筒状体は、ステンレススチールで構成さ
    れると共に、その両端開口部を内側に折り曲げ
    てフランジを形成し、中央部に石英管を嵌挿保
    持するための孔を形成してなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の水殺菌
    装置。 (3) 前記流入管と流出管は、筒状体の筒壁に対し
    て接線方向となるよう設けられたものであるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の水殺菌装置。 (4) 前記筒状体は、両端部にそれぞれめねじを設
    けた補助筒を付設してなることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の水殺菌装
    置。 (5) 前記殺菌灯は、紫外線発光管で、石英管との
    接触を回避するためのその外周部にリングを装
    着したものであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の水殺菌装置。
JP14365486U 1986-09-19 1986-09-19 Expired JPH044874Y2 (ja)

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JPS6351691U JPS6351691U (ja) 1988-04-07
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JP3896496B2 (ja) * 2001-10-31 2007-03-22 恒嘉 千石 汚染水の浄化方法及び汚染水浄化装置

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