JPH0448173Y2 - - Google Patents

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JPH0448173Y2
JPH0448173Y2 JP7883488U JP7883488U JPH0448173Y2 JP H0448173 Y2 JPH0448173 Y2 JP H0448173Y2 JP 7883488 U JP7883488 U JP 7883488U JP 7883488 U JP7883488 U JP 7883488U JP H0448173 Y2 JPH0448173 Y2 JP H0448173Y2
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liquid
container
cylinder
piston
escape hole
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JP7883488U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は加圧液体の噴射によつて切開、切
除、洗浄等を行なう液体噴射手術装置の漏れ液回
収手段、特に加圧する液体の入つた容器の破損検
出の容易化に関するものである。
[従来の技術] 近年、各種手術方法を改善するために、限定さ
れた部位に対して加圧流体ジエツトを使用する方
法が研究されている。この加圧流体ジエツトを使
用する方法おいては、液体の圧力と噴射量を適正
な範囲に調整することによつて、脈管系等の索状
物を切ることなく周囲の組織と遊離することが可
能であるのみならず、遊離した組織を噴射した液
体と共に施術部から排除し得る。そしてその適用
範囲は広く、10MPa等の高圧を用いた切開、切
断あるいは1MPa又はそれ以下の低圧を用いた剥
離、柔軟部位における実質細胞と索状物の分離、
洗浄等に利用できる。
第2図は加圧流体ジエツトとして噴射する生理
食塩水を液出口部2で密閉した市販の容器1を示
し、この容器1は円筒状の合成樹脂からなる軟質
材で形成されている。この軟質材の容器1を直接
押圧することにより、滅菌状態を維持したままで
容器1内の生理食塩水を加圧することができる。
第3図は容器1を直接押圧する液体噴射手術装
置の加圧装置を示し、第3図において3は容器1
の液出口部2から高圧ホース4で接続されたハン
ドピース、5は液出口部2を取付けるシリンダ
蓋、6は容器1を収納するシリンダであり、シリ
ンダ6の内径は容器1の外径より若干大きく形成
されている。7はシリンダ6内に設けられたピス
トン、8はピストン7に取付けられたボールネジ
9を上下方向に移動する送り装置である。
上記のように構成された加圧装置において送り
装置8を駆動してピストン7を前進させて、ピス
トン7が容器1の底部に達すると容器1の押圧を
開始する。容器1は柔軟性を有する軟質材で形成
されているため、ピストン7により加圧されると
容器1の外周面はシリンダ6の内壁に密着状態と
なる。この状態で容器1がさらにピストン7で押
圧されると容器1の全外周面はシリンダ6の内壁
と密着しているから、容器1の外周面に対して生
理食塩水の内圧により加えられる力は平衡状態と
なり、容器1の外周面を破裂することなく容器1
が圧縮されて、容器1内の生理食塩水を所定の圧
力で加圧することができ、かつ加圧した生理食塩
水をハンドピース3に送ることができる。
[考案が解決しようとする課題] 上記密封したシリンダ6内で容器1をピストン
7で押圧するときに、容器1の強度が小さかつた
りして場合によつては容器1が破裂することもあ
る。このように容器1が破裂した場合は、容器1
から漏れてシリンダ6の非滅菌部分に触れた生理
食塩水が、そのままハンドピース3に送られて術
部に噴射される危険性がある。この危険性を取除
くためには、加圧中の容器1の破裂を検出するこ
とが不可欠である。
しかしながら、密封したシリンダ6内で容器1
の破裂による液漏れを検出することは極めて困難
であつた。
この考案はかかる課題を解決するためになされ
たものであり、簡単な構造で容易にシリンダ内の
容器の破裂による液漏れを検出することができる
液体噴射手術装置の液漏れ検出手段を得ることを
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この考案に係る液体噴射手術装置の液漏れ検出
手段は、シリンダ蓋に取付けられ、かつ加圧液体
として噴射する液体の入つた軟質容器を上部開口
から収納するシリンダの上部側壁に設けた液逃げ
穴と、この液逃げ穴の外部に接続された液排出管
と、液排出管に取付られた液検出センサとを備え
たことを特徴とする。
[作用] この考案においては、加圧中にシリンダ内で容
器が破裂して液漏れが生じたときに、加圧された
漏れ液が逃げ穴から排出される。この液逃げ穴か
ら排出される漏れ液を排出管に取付けた液検出セ
ンサにより検出することにより、加圧中の容器の
破裂を検出する。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
り、図において1〜7は第3図に示した従来例と
全く同じものである。10はシリンダ6の上部側
壁に設けられた液逃げ穴であり、液逃げ穴10は
ピストン7により容器1を押圧しているときに、
容器1が入り込んで破裂することを防ぐためにシ
リンダ蓋5の側面の位置に設けられている。11
は液逃げ穴10に接続された液排出管、12は液
排出管に取付けられた、例えば光学式センサから
なる非接触式の液検出センサである。なお、13
はシリンダ蓋5に取付けたOリングである。
上記のように構成された液漏れ検出手段におい
て、シリンダ6内に収納された容器1をピストン
7で押圧して容器1内の生理食塩水を加圧中に、
何等かの原因により容器1が破裂すると容器1か
ら漏れた加圧液がシリンダ6内に充満する。この
状態でピストン7が上昇すると、シリンダ6内に
充満した漏れ液は液逃げ穴10と液排出管11を
通つて外部に排出される。この排出される漏れ液
を液検出センサ12で検出し、液検出センサ12
から制御装置(不図示)に液検出信号を送り、容
器1が破裂したことを表示すると共にピストン7
の上昇を停止する。
なお、上記実施例においては液検出センサとし
て非接触式センサを使用した場合について説明し
たが、直接漏れ液の流れを検知する流量計を用い
ても良い。
[考案の効果] この考案は以上説明したように、加圧中にシリ
ンダ内で容器が破裂して液漏れが生じたときに、
加圧された漏れ液をシリンダ上部側壁に設けた液
逃げ穴から排出し、この排出される漏れ液を液検
出センサで検出するようにしたので、簡単な構造
でシリンダ内の容器の破裂を検知することができ
る。
また、容器の破裂により生じた漏れ液をシリン
ダに設けた液逃げ穴から排出するから、漏れ液が
ハンドピースに送られることを防止することがで
き、液体噴射手術装置の信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は生理食塩水を密封した市販の容器を示す断面
図、。第3図は容器を直接押圧する加圧装置を示
す断面図である。 1……容器、2……液出口部、3……ハンドピ
ース、5……シリンダ蓋、6……シリンダ、7…
…ピストン、8……送り装置、10……液逃げ
穴、11……液排出管、12……液検出センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高圧液体を噴射する手術用ハンドピースに供給
    する液体の入つた軟質容器の液出口部を取付ける
    シリンダ蓋と該シリンダ蓋に取付けられた軟質容
    器を上部開口から収納するシリンダと、該シリン
    ダ内に嵌合され上記軟質容器の底面を押圧するピ
    ストンと、該ピストンに連結されピストンを移動
    する送り装置とを有する液体噴射手術装置におい
    て、 上記シリンダの上部側壁に設けた液逃げ穴と、
    該液逃げ穴の外部に接続された液排出管と、該液
    排出管に取付けられた液検出センサとを備えたこ
    とを特徴とする液体噴射手術装置液漏れ検出手
    段。
JP7883488U 1988-06-16 1988-06-16 Expired JPH0448173Y2 (ja)

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JP7883488U JPH0448173Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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JP7883488U JPH0448173Y2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16

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JPH021113U JPH021113U (ja) 1990-01-08
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