JPH0440728Y2 - - Google Patents

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JPH0440728Y2
JPH0440728Y2 JP1987114615U JP11461587U JPH0440728Y2 JP H0440728 Y2 JPH0440728 Y2 JP H0440728Y2 JP 1987114615 U JP1987114615 U JP 1987114615U JP 11461587 U JP11461587 U JP 11461587U JP H0440728 Y2 JPH0440728 Y2 JP H0440728Y2
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plate
membrane
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pervaporation
treated
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、種々の有機溶媒の濃縮や分離等に使
用される浸透気化膜モジユールの構造に関する。
〔従来技術〕
浸透気化膜は、膜の一次側に供給した被処理液
中の特定成分を膜の二次側に浸透気化させて蒸気
状態で取り出す分離法に使用されており、例えば
従来の蒸留分離法等に比較して省エネルギー等の
観点から近年注目されつつある。
ところで、この分離法に使用される浸透気化膜
モジユールMは、第4図に示すように、プレス加
工により凹状に形成したプレート1に平板状の浸
透気化膜2を張り、この膜2の上に多孔板3およ
びスペーサー4を重ね、プレート1と浸透気化膜
2との接触部にゴム等のガスケツト5を配置した
構成としていた。
そして、プレート1に設けた流入口6から矢印
Aに沿つて被処理液をプレート1と浸透気化膜2
との間の空間、すなわち浸透気化膜2の一次側に
供給し、この被処理液Aが排出口7から矢印Bに
沿つて流出する間に、例えば水等の特定成分が浸
透気化膜2に溶解、拡散し、真空に保持されてい
る膜2の二次側で気化し、矢印Cに沿つて蒸気と
して分離していた。
ところで、かかる浸透気化膜モジユールでは、
ガスケツト5のシール性に問題があり、特に被処
理液が有機溶剤でゴム系ガスケツトが耐溶剤性に
欠ける場合には、モジユールMを長期間運転する
ことができず、保守、点検に多大の時間と費用を
必要とする欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の欠点を解消するためになさ
れたものであり、浸透気化膜モジユールにおいて
シール性の原因となるガスケツトを使用しないこ
とによつてモジユールの長期間の使用を可能にす
ることを目的とするものである。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案は、プレート上に浸
透気化膜を張り、該膜上に多孔板を重ね、前記プ
レートに被処理液の流入口および排出口を設けて
該膜と前記プレートとの間に被処理液を通過させ
ると共に該膜を浸透気化した成分を分離するよう
にした浸透気化膜モジユールにおいて、前記プレ
ートを平板となし、前記多孔板の周囲に間隔保持
部材を該多孔板から枠形に突出させかつ該多孔板
と一体的に形成し、この間隔保持部材により前記
プレートと該膜を締め付けるようしたことを特徴
とするものである。
以下、本考案を図面にもとづき説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示し、平板状の
プレート1上に浸透気化膜2が張られ、膜2の上
には多孔板3が、その上にはスペーサー4が重ね
られている。
そして多孔板3の周囲には、該多孔板3から突
出しておりかつそれと一体となつた枠形の間隔保
持部材8が配置されており、これら各部材は図示
されていない締め付け具によつて締め付けられて
いる。
すなわち間隔保持部材8は、平板状のプレート
1と浸透気化膜2との間に被処理液が流れる空間
を形成する機能を有しており、多孔板3は浸透気
化膜2の補強と共に、多孔板3に接する浸透気化
膜2を間隔保持部材8によつてプレート1に押し
付け、シールする役割をしている。
またプレート1には、被処理液供給口6と被処
理液排出口7が形成されている。
かかる第1実施例では、被処理液供給口6から
被処理液Aが浸透気化膜2の一次側、すなわちプ
レート1と浸透気化膜2との間の空間に図示され
ていないポンプによつて加圧下に供給され、被処
理液排出口7から矢印Bにより排出される間に、
被処理液A中の特定成分、例えば水が浸透気化膜
に溶解、拡散し、真空に保たれている浸透気化膜
2の二次側に気化し、この蒸気が矢印Cとして分
離される。
第2図は本考案の第2実施例を示し、プレート
1の一枚当り、二枚の浸透気化膜2,2′が使用
されている。
すなわち平板状のプレート1の両側に多孔板
3,3′が配置され、これら多孔板の周囲には該
多孔板から突出しかつ該多孔板と一体的に形成さ
れた、枠形の間隔保持部材8,8′がそれぞれ設
けられており、浸透気化膜2,2′がこれら多孔
板に接し、かつ枠形に突出した間隔保持部材8,
8′によつてプレート1に押し付けられている。
また、多孔板3,3′の上(最外側)には、ス
ペーサー4,4′が重ねられており、これら各部
材は一体的に締め付けられている。
そしてこの第2実施例では、前記第1実施例に
おけるようにプレート1ばかりでなく、浸透気化
膜2,2′、多孔板3,3′をそれぞれ貫通して被
処理液供給口6および排出口7が形成さられお
り、更にプレート1と浸透気化膜2との間の空間
Pおよびプレート1と浸透気化膜2′との間の空
間Qは、流路材9,9′,9″および9〓によつて
連結されている。
すなわちこれら流路材は、モジユール外部より
被処理液をモジユール内に導き、或いはモジユー
ル内の液をモジユール外部に排出するための流路
を構成し、第2図のモジユール・ユニツトを積み
重ねることによる多層モジユールの構成を可能に
するための要素である。
流路材の材質はゴム、プラスチツク、金属等で
あり、被処理液の種類に応じて適宜選択される。
流路材は第3図A,BおよびCに一例を示す構
造を有しており、上下に貫通する貫通路10と、
この貫通路に対して横方向に至る少なくとも一つ
の分散路11を有している。
この流路材は、その一端が多孔板3,3′、浸
透気化膜2,2′を貫通して差し込まれ、他端が
プレート1に接している。
そして第2実施例においては、矢印Aに沿つて
空間Q、すなわち浸透気化膜2′の一次側に供給
された被処理液の一部は、矢印aに沿つて流れる
間に特定成分が膜2′に溶解、拡散し、減圧下に
保持された浸透気化膜2′の二次側において気化
し、蒸気状で矢印Cに沿つて取り出される。
一方、残部の被処理液の一部は流路材9′に至
り、空間Pに供給され、矢印bに沿つて流れる間
に特定成分は浸透気化膜2の二次側に矢印C′とし
て同様に分離される。
一方、特定成分が分離された被処理液は流路材
9″および9〓から矢印Bにより排出される。
なお第2図に示したモジユールを、流路材を介
して多段に重ねこともでき、この場合、被処理液
はA′の方向に流れ、図示されてはいないが、第
2図に示したモジユール・ユニツトの上部に重ね
られたモジユール・ユニツトの流路材を介して上
部モジユール・ユニツト内に流入する。
一方、B′は図示されていない下部に重ねられ
たモジユール・ユニツトよりの排出液と一体にな
つて矢印Bの方向に排出される。
要するに、流路材に設けられた貫通路10は相
互に連結されることによりモジユールに液を流
し、域いはモジユールより排出される液のヘツダ
ーを構成する。
多段の場合、流路材同志が上下に接する部分
は、少なくとも流路材の一方がゴムであればシー
ル性が得られるが、流路材がいづれもプラスチツ
ク、または金属の場合は間に適当なシール材を配
することによりシール性を得ることができ、流路
材の貫通路を流れる液体が膜の二次側に漏れるこ
とが防止される。
流路材が浸透気化膜を貫通する部分は、流路材
と浸透気化膜との間に適当なシール材を挿入して
シールしても良いし、第2図のように流路材と浸
透気化膜を密着させてシールすることもできる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、プレートが
平板状なので、従来のようにプレートをプレス加
工する手間を全く不用になる。
また多孔板の周囲に間隔保持部材が該多孔板か
ら突出して該多孔板と一体的に形成されているの
で、この間隔保持部材を介して浸透気化膜を平板
状のプレートに押し付けることができる。
従来の浸透気化モジユールのように、浸透気化
膜とプレートとの間をシールするための特別のシ
ール材を使用しなくても、被処理液の良好なシー
ル性を保持できるので部品交換等の保守作業を行
うことなく、モジユールを長期間使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の浸透気化膜モジユールの第1
実施例を示す断面概要図、第2図は第2実施例を
示す断面概要図、第3図Aは第3実施例における
流路材部分の拡大断面図、第3図Bはその平面
図、第3図Cは第3図AのX−X矢視拡大断面、
第4図は従来の浸透気化膜モジユールの断面概要
図である。 1……プレート、2,2′……浸透気化膜、3,
3′……多孔板、8,8A,8′……間隔保持部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレート上に浸透気化膜を張り、該膜上に多孔
    板を重ね、前記プレートに被処理液の流入口およ
    び排出口を設けて該膜と前記プレートとの間に被
    処理液を通過させると共に該膜を浸透気化した成
    分を分離するようにした浸透気化膜モジユールに
    おいて、前記プレートを平板となし、前記多孔板
    の周囲に間隔保持部材を該多孔板から枠形に突出
    させかつ該多孔板と一体的に形成し、この間隔保
    持部材により前記プレートと該膜を締め付けるよ
    うにしたことを特徴とする浸透気化膜モジユール
    の構造。
JP1987114615U 1987-07-28 1987-07-28 Expired JPH0440728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987114615U JPH0440728Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987114615U JPH0440728Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6421703U JPS6421703U (ja) 1989-02-03
JPH0440728Y2 true JPH0440728Y2 (ja) 1992-09-24

Family

ID=31355521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987114615U Expired JPH0440728Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043622Y2 (ja) * 1986-12-12 1992-02-04

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Publication number Publication date
JPS6421703U (ja) 1989-02-03

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