JPH0440682Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0440682Y2
JPH0440682Y2 JP1985153062U JP15306285U JPH0440682Y2 JP H0440682 Y2 JPH0440682 Y2 JP H0440682Y2 JP 1985153062 U JP1985153062 U JP 1985153062U JP 15306285 U JP15306285 U JP 15306285U JP H0440682 Y2 JPH0440682 Y2 JP H0440682Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide plate
main body
syringe
radiation
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985153062U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6261235U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985153062U priority Critical patent/JPH0440682Y2/ja
Publication of JPS6261235U publication Critical patent/JPS6261235U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0440682Y2 publication Critical patent/JPH0440682Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、注射器シールド装置、特に注射器に
分注された放射性溶液の放射線(能)量を測定す
るに当つて、注射器シールド装置から注射器を取
り出すことなく放射線(能)量を測定できるよう
にした構造の注射器シールド装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 近年の医療において、放射能を有する化合物を
人体に注射し、患部に集中する放射性化合物の放
射線を利用して患部の病状を調べることが増々盛
んになつてきている。
従来、放射性化合物の溶液を注射器に分注する
場合、第7図に示されるような注射器シールド器
1を用いていた。すなわち、鉛等の放射線をシー
ルドする材質で作られた本体2に注射器が嵌入さ
れる貫通孔3が設けられ、該本体2の一部にスリ
ツト状の窓4が設けられている。該窓4は透明な
放射線をシールドする鉛ガラス等で構成され、該
鉛ガラスの窓4を介して本体2に嵌挿された注射
器の目盛りが読まれるようになつている。取扱い
者は該窓4を介して読み取られる注射器の目盛か
ら大体の放射線(能)量が注射器に分注されたか
どうかを知ることができるが、或る定められた放
射線(能)量が注射器に分注されたかどうかは別
の測定装置で正確に測定していた。
(考案が解決しようとする問題) しかしながらこのような従来の注射器シールド
器では、注射器に分注された放射性化合物の溶液
が或る定められた放射線(能)量確かに分注され
ているかどうかを測定するために、注射器を一旦
注射器シールド器1から取り出し、注射器のまま
測定装置の所まで移動させなければならなかつ
た。そのため、その間取扱い者が被爆される欠点
があつた。
本考案は上記の欠点を解決することを目的とし
ており、注射器シールド器から注射器を取り出す
ことなく注射器に分注された放射性化合物の溶液
が或る定められた放射線(能)量存在するかどう
かの測定が容易に可能となると共に、放射線
(能)測定装置との取付け取外しが容易な注射器
シールド装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) そしてそのため本考案は注射器が嵌入される貫
通孔及び該貫通孔に連通したスリツトを備え、該
スリツト側に段差面が設けられた放射線シールド
材からなる本体と、該本体に取り付けられる蓋
と、上記本体に設けられた段差面と蓋とによつて
形成された間隙をスライドして上記本体に設けら
れたスリツトを開閉させる放射線シールド材から
なるスライド板と、該スライド板に係合し該スラ
イド板がスライドされたとき該スライド板を元の
位置に戻させる弾性部材と、放射線(能)測定装
置側の磁石に自在に着脱される上記本体の片面に
設けられた鉄板とを備え、上記スライド板をスラ
イドさせることにより注射器シールド装置から注
射器を取り出さずに放射線(能)量を測定できる
ようにしたことを特徴としている。
以下図面を参照しながら本考案の一実施例を説
明する。
(実施例) 第1図は本考案に係る注射器シールド装置の斜
視図、第2図は本考案に係る注射器シールド装置
の構成説明図、第3図は本体正面図、第4図は第
2図の−矢視図、第5図はスライド板の正面
図、第6図はスライド板の他の実施例の正面図を
示している。
第1図ないし第4図において、4角柱状をした
本体11は放射線をシールドする材質、例えば鉛
等で作られており、該本体11には注射器が嵌入
される貫通孔12が穿設されている。本体11の
片面側は段差面13が設けられ、該段差面13の
中央部に貫通孔12と連通したスリツト14が設
けられている。また該段差面13には後に説明す
るばね20を安定に設置するための溝15が設け
られている。段差面13の上側には蓋16がなさ
れるが、該蓋16には上記スリツト14と対応し
た位置に窓17が設けられている。本体11に蓋
16が被せられたとき、本体11に設けられた段
差面13と蓋16の裏面との間に間隙18が形成
される。この間隙18には次に説明するスライド
板19がばね20と係合して挿入されている。該
スライド板19は放射線をシールドする材質、例
えば鉛等の材質のものが使用される。第5図図示
の如く、該スライド板19の一端側にばね20が
配置される切欠き部21が設けられている。また
該スライド板19には、本体11に設けられたス
リツト14と同一形状の大きさを有する窓22が
設けられている。該窓22は、通常、ばね20の
弾性力によつてスライド板19が押圧された状態
になつているので、本体11に設けられたスリツ
ト14及び蓋16に設けられた窓17の位置と同
一位置にはなく、第4図に示された矢印方向にス
ライド板19の端面を外部から押圧することによ
り、ばね20の弾性力に抗してスライド板19が
スライドされ、該スライド板19に設けられた窓
22と本体11に設けられたスリツト14及び蓋
16に設けられた窓17の位置とが一致する。従
つて、貫通孔12に放射性溶液の分注された注射
器が嵌挿されていれば、これらの一致したスリツ
ト14、スライド板の窓22、蓋16の窓17を
通して放射線が放出され、分注された注射器内の
放射線(能)量を測定することができる。放射線
(能)量の測定が終了したとき、第4図に示され
た矢印方向の力を取り除くと、圧縮されているば
ね20の弾性力によつてスライド板19が元の位
置まで戻され、該スライド板19の窓22と本体
11のスリツト14及び蓋16の窓17との位置
がずれ、該スライド板19によつて上記注射器か
らの放射線がシールドされる。
なお本体11にはストツパ部23が設けられて
おり、該ストツパ部23とスライド板19の隅に
設けられた切欠き部24とでスライド板19が本
体11から飛び出ない構造となつている。
第6図はスライド板の他の実施例の正面図であ
り、第5図図示のスライド板19に設けられた窓
22の片側を切り取つた形状のスライド板19′
である。このような形状のスライド板19′を使
用しても上記説明のものと全く同様の効果がある
ことは明白であろう。
また、本体11に設けられた段差面13と蓋1
6の裏面との間に形成される間隙18を円弧状と
なし、該円弧状の間隙18に面がカーブしたスラ
イド板19,19′を使用してもよい。
本体11の残りの片面には貫通孔12に連通す
るスリツト部25が設けられている。該スリツト
部25の本体表面側に鉛ガラスの窓26が設けら
れ、注射器の目盛が読み取れるようになつてい
る。また28はねじで貫通孔12に嵌挿された注
射器を一時的に固定するために設けられたもので
ある。また、29は鉄板であり、該鉄板29は本
体11の片面に取り付けられている。この鉄板2
9を用い、放射線(能)測定装置との測定取り付
けの際、放射線(能)測定装置側に設けられてい
る磁石による着脱を簡易なものにしている。そし
てこの鉄板29を介して注射器シールド装置が放
射線(能)測定装置に取付けられる際又は取付け
後、放射線(能)測定装置側からスライド板19
の端部が押圧されることにより、スライド板19
がスライドされ、放射線(能)量の測定が可能と
なる。
以上の説明では蓋16に窓17を設けた場合に
ついて説明してきたが、該蓋16は放射線のシー
ルド材を用いていないので、該窓17を必ずしも
設けなくてもよい。放射線は窓17がなくても蓋
16を透過するが、蓋16に窓17を設けた方が
より正確に放射線(能)量を測定することができ
る。
またスライド板19の移動が横方向にスライド
する構造で本考案を説明したが、縦方向にスライ
ドする構造とすることもできる。ただし縦方向に
スライドさせる構造はスライド板19をスライド
させる長さが長くなり不利である。
(考案の効果) 以上説明した如く、本考案によれば、放射線
(能)測定装置側との着脱が簡単容易であり、そ
の上注射器シールド装置から注射器を取り出さな
くても、スライド板の端面を外部から押すだけで
放射線(能)を測定するための放射線放射通路が
確保され、取扱い者が被爆する危険性が少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る注射器シールド装置の斜
視図、第2図は本考案に係る注射器シールド装置
の構成説明図、第3図は本体正面図、第4図は第
2図の−矢視図、第5図はスライド板の正面
図、第6図はスライド板の他の実施例の正面図、
第7図は従来の注射器シールド器の斜視図を示し
ている。 図中、11は本体、12は貫通孔、14はスリ
ツト、16は蓋、19はスライド板、20はばね
を表わしている。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 注射器が嵌入される貫通孔及び該貫通孔に連通
    したスリツトを備え、該スリツト側に段差面が設
    けられた放射線シールド材からなる本体と、該本
    体に取り付けられる蓋と、上記本体に設けられた
    段差面と蓋とによつて形成された間隙をスライド
    して上記本体に設けられたスリツトを開閉させる
    放射線シールド材からなるスライド板と、該スラ
    イド板に係合し該スライド板がスライドされたと
    き該スライド板を元の位置に戻させる弾性部材
    と、放射線(能)測定装置側の磁石に自在に着脱
    される上記本体の片面に設けられた鉄板とを備え
    た注射器シールド装置。
JP1985153062U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH0440682Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153062U JPH0440682Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985153062U JPH0440682Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6261235U JPS6261235U (ja) 1987-04-16
JPH0440682Y2 true JPH0440682Y2 (ja) 1992-09-24

Family

ID=31071607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985153062U Expired JPH0440682Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0440682Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5503981B2 (ja) * 2010-01-19 2014-05-28 株式会社小池メディカル 液状廃棄物容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52135594A (en) * 1976-03-19 1977-11-12 Medi Ray Inc Radiation shielding injector

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49145682U (ja) * 1973-04-12 1974-12-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52135594A (en) * 1976-03-19 1977-11-12 Medi Ray Inc Radiation shielding injector

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6261235U (ja) 1987-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1545722A (en) Device for measuring a magnetic field
JPH0440682Y2 (ja)
US5936246A (en) Portable radiation detector
BE866993A (fr) Dispositif perfectionne pour preparer un liquide destine a des mesures dans des appareils d'analyse optiques
DE2960040D1 (en) Roll-film cassette with a blocking device for the end of the film
JPH0517671Y2 (ja)
JPH065656Y2 (ja) 個人線量計の収容装置
JPH056159B2 (ja)
JP2549435Y2 (ja) 放射線測定装置
JPH062127U (ja) レベルセンサ用標尺アダプタ
JPS5997423U (ja) 目盛板差込形指示計器
JP2592404Y2 (ja) 標準線源保持カバ−
JPH0594785U (ja) カバー付き線量当量計
DE3665781D1 (en) Positioning apparatus with a measuring device for determining the size of an x-ray cassette
JPS62106386A (ja) 携帯用積算計器のスイツチ機構
JPH0450547Y2 (ja)
JPS58156203U (ja) 鉄筋等の精度測定器
SU663374A1 (ru) Устройство дл фиксации руки при измерении кров ного давлени
JPS594431U (ja) 計器の目盛板における設定値の標識装置
JP2583765Y2 (ja) 蛍光ガラス線量計
JPS61181329U (ja)
JPH01180616U (ja)
JPS59116876U (ja) アラ−ムメ−タ
JPH01245185A (ja) バイアルシールド内溶液の放射能測定装置及び該装置に用いるバイアルシールド
PALMER et al. In vivo measurement of americium-241 in an accidentally exposed subject