JPH0440208Y2 - - Google Patents

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JPH0440208Y2
JPH0440208Y2 JP3400187U JP3400187U JPH0440208Y2 JP H0440208 Y2 JPH0440208 Y2 JP H0440208Y2 JP 3400187 U JP3400187 U JP 3400187U JP 3400187 U JP3400187 U JP 3400187U JP H0440208 Y2 JPH0440208 Y2 JP H0440208Y2
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bottom plate
plate
central groove
movable core
sides
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JP3400187U
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JPS63141976U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 有翅昆虫を標本とするために展翅板を使用する
ことは一般的である。従来の展翅板は、長方形の
底板の上に四角棒状横木を底板の前後に短辺に及
びこの短辺の間に平行して等間隔に接着剤を以て
接着し更にこの四角棒状横木の上に一対の長方形
の留板を底板の長手方向の中心線を軸としてその
両側に一定の間隔を置いて接着剤を使用して接着
する。故に中心線に沿つて中央溝が作られる。留
板は長方方向の両側辺から中心線に幾分下方に傾
斜している。これは蝶の如き有翅昆虫を展翅する
場合その頭と胴及び尾の部分を中央溝に入れて四
枚の前後の翅を両側の一対の留板に拡げて翅の上
に展翅テープを伸べて翅の縁の外側をピンにテー
プを留め水分を含んだ昆虫を展翅板にそのまゝ放
置保管すれば約1ケ月経てば乾燥して標本とな
る。
然しての作業は蝶の如きは触角と尾が中央溝に
宙ぶらりんとなり変形して完全な昆虫の標本を作
ることは難しい。即ち完全な標本としては触角と
尾の固有の位置が要求される。余程熟練者でない
と従来の展翅板では触角を切つたり、落とした
り、尾を固有の位置に保つことに手間を要する
等、種々と難しい問題がある。
本案は以上の難問を解決して有翅昆虫の本来固
有の形態に乾燥して完全な標本を作成することを
目的とするものである。
(2) 考案の構成 本案は従来の展翅板に改良を加えたもので昆虫
の触角と尾を固有の位置に固定するために該展翅
板の中央溝に可動中子を取付けたことを特徴とす
るものである。
本案を図面によつて更に詳細に説明をする。第
1図と第2図に示す如く長方形の底板1の上に底
板1の短辺と長さが等しい四角棒状横木2を底板
1の両短辺に置きその残りの2本を両短辺の間に
平行して等距離に置きその中央部分を後述の中央
溝4の幅に切除し、これら四角棒状横木2は接着
剤を以て底板1に接着され、一対の留板3は細長
い長方形にしてその長辺は底板1の長辺に等しく
その幅即ち短辺の長さは底板1の短辺の長さの2
分の1即ち半分より小さくして該底板1の両側の
長辺に該留板3の長辺を合わせて接着剤を以て接
着される。一対の留板3は一定の間隔を持つた長
手方向の中央溝4を底板1の上に作る。留板3は
その外側の長辺から中央溝4に緩かに下向きに傾
斜する。上記の構成を有するものは従来の展翅板
である。
本案はこれに次の如く改良を加えたものであ
る。第3図及び第4図に示す如く中央溝4の両側
の留板3の長手側面に側溝5を作る。中央溝4に
可動中子6を数個挿入する。該可動中子6はその
上面7の幅が中央溝4の幅に等しく平面で、留板
3の中央溝4の上縁と高さは一致する。可動中子
6の両側はつば8となつてこれが該中子の上面7
から下つて両側に水平に延びて、中央溝4にこれ
を挿入した時に側溝5に嵌合しうる如くしたもの
である。故に可動中子6は中心溝4に隙間なく嵌
合し該溝を自由に移動することができる。可動中
子6は第5図に示す如く上面7、つば8と下面9
からなり、該下面9は平面であるが第6図に示す
如く下面9を下に突出させその長手方向に凹面1
1とする可動中子10を使用することができる。
これは昆虫の胴または尾が太い時に該移動中子1
0を裏返して中央溝4に挿入して使用できる如く
する。可動中子6は昆虫の形態により種々と変形
したものが考えられるが第5図の可動中子6が基
本である。
(3) 考案の効果 本考案展翅板は上記の構成を有するから有翅昆
虫例えば蝶の四枚の翅12は一対の留板3上に対
称に展げてその上に透明テープ13を載せて翅1
2の縁の外側の該テープ13の部分をピン14に
て刺して留め又ピン14を留める時ピン14を刺
す部分に厚紙の小片15を該テープ13の上に載
せてその上からピン14を刺すとピン14の留り
が良くてテープ13の坐りも安定する。これによ
りて翅12が留板3に固定する。蝶の胴16は翅
12に支えられてその正常な位置は定まるが細く
て柔軟な触角17と尾18は中心溝に宙ぶらりん
に浮いているから従来の展翅板では定位置に固定
することは出来なかつたが、可動中子6を中心溝
4に移動させて触角17をその上面7に載せて真
直にしてその上に透明テープ13にて覆いその外
側を厚紙の小片15を載せてその上からピン14
を刺し触角17を固定することができる。又尾1
8を固定するには別の可動中子6を尾18の位置
迄移動させて尾18の左右、上下及び曲りを確認
し透明テープ13にて覆い尾の外側を厚紙の小片
15を載せてその上をピン14にて刺して固定す
ることができる。このように展翅板に有翅昆虫を
固定し半月乃至一月放置し保管すると完全に乾燥
し昆虫本来の形態を保持する。故に上記の構成を
有する本案の改良展翅板は本来固有の形態を完全
に保つた昆虫の標本を得ることが出来る。本改良
展翅板を使用することにより効率的に然も完全な
標本を作成することができるから本案は昆虫標本
を製作する新規にして有用な器具と云うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は留板の一部を切断除去した本案展翅板
の平面図、第2図は留板の一部を切断除去した本
案展翅板の長手方向の側面図、第3図は本案展翅
板の横側面端面図、第4図は第1図をA−A線に
て切断した本案展翅板の横側面図、第5図は本案
展翅板の可動中子の拡大した斜視図、第6図は昆
虫の種類によりそれに適応した変形可動中子の拡
大した斜視図及び第7図は展翅板の一部に蝶の4
枚の翅と触角と尾を透明テープと厚紙の小片とを
ピンで展翅した平面図である。 1……底板、2……四角棒状横木、3……留
板、4……中央溝、5……側溝、6……可動中
子、7……可動中子の上面、8……可動中子のつ
ば、9……可動中子の下面、10……変形可動中
子、11……変形可動中子の凹面、12……蝶の
翅、13……透明テープ、14……ピン、15…
…厚紙の小片、16……蝶の胴、17……触角、
18……尾。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板、四角棒状横木、留板及び可動中子からな
    り、該底板は長方形の木板にして、該四角棒状横
    木はその長さが底板の短辺の長さに等しくその2
    本は底板の両短辺に置かれその残りの2本は両短
    辺の間に平行して等距離に置かれその中央部分を
    後述の中央溝の幅に切除しこれら四角棒状横木は
    接着剤を以て底板に接着され、一対の該留板はそ
    の長手方向の長さが底板の長手方向の長さに等し
    くまた留板の幅は底板の短辺の長さの半分よりも
    小さくこれを四角棒状横木に接着するには留板の
    長手方向の側辺を底板の長辺に一致する如くし
    て、底板の長手方向の中心線に沿つて一定の間隔
    を持つた中央溝が形成され、該一対の留板はその
    長辺から中央溝に緩かに下方に傾斜しまたその中
    央溝に沿つた長手方向の側面に側溝を作り、該中
    央溝には数個の可動中子が中央溝の両側に隙間と
    凸凹のないように嵌入し可動中子はその両側につ
    ばを持ちこれが側溝に嵌入して中央溝を自由に移
    動しうる如くなしたることからなる改良展翅板。
JP3400187U 1987-03-09 1987-03-09 Expired JPH0440208Y2 (ja)

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JP3400187U JPH0440208Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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JP3400187U JPH0440208Y2 (ja) 1987-03-09 1987-03-09

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Publication Number Publication Date
JPS63141976U JPS63141976U (ja) 1988-09-19
JPH0440208Y2 true JPH0440208Y2 (ja) 1992-09-21

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