JPH0439477B2 - - Google Patents

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JPH0439477B2
JPH0439477B2 JP59040826A JP4082684A JPH0439477B2 JP H0439477 B2 JPH0439477 B2 JP H0439477B2 JP 59040826 A JP59040826 A JP 59040826A JP 4082684 A JP4082684 A JP 4082684A JP H0439477 B2 JPH0439477 B2 JP H0439477B2
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tan
antibiotic
culture
salts
manufactured
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は新規抗生物質TAN−585Aおよびその
塩、その製造法に関するものである。 本発明者らは、新規な抗生物質の探索を目的と
して多数の微生物を土壌より分離し、その産生す
る抗生物質を分離探索したところ、ある種の微生
物が新規な抗生物質を産生すること、該微生物が
フレキシバクター属に属すること、該微生物を適
宜の培地に培養することによつて主としてグラム
陰性細菌に対して抗菌力を示す抗生物質を培地中
に蓄積しうることなどを知り、この抗生物質を単
離し、その物理化学的および生物学的諸性質か
ら、当該抗生物質が新規な抗生物質であることを
確め、これを抗生物質TAN−585Aを称すること
にした。本発明者らは、これらの知見に基づいて
さらに研究を重ねた結果、本発明を完成した。 本発明は、1) 抗生物質TAN−585Aおよび
その塩、2) フレキシバクター属に属する抗生
物質TAN−585A生産菌を培地に培養し、培養物
中に抗生物質TAN−585Aを生成蓄積せしめ、こ
れを採取することを特徴とする抗生物質TAN−
585Aの製造法である。 抗生物質TAN−585Aは下記式 [式中、RはD−グルクロン酸をあらわす]で
示される。 なお、本願では抗生物質TAN−585Aを単に
「TAN−585A」と称することもある。 本発明で使用される抗生物質TAN−585A生産
菌としては、フレキシバクター(Flexi−bacter)
属に属し、抗生物質TAN−585Aを産生する能力
を有するものであれば如何なる微生物でもよい。 抗生物質TAN−585A生産菌の例としては、た
とえば本発明者らによつて奈良県吉野郡吉野山の
土壌より採取したフレキシバクター・アルギノリ
ケフアシエンスYK−49株(以下、「YK−49株」
と称することもある。)があげられる。YK−49
株の菌学的性状は下記のとおりである。 (a) 形 態 肉汁寒天斜面上で24℃、2日間培養後の観察で
は、細胞は直径0.4〜0.7μm、通常長さ2〜10μm
の細長い桿状を示すが、まれに50〜70μmのフイ
ラメント状を呈することもある。鞭毛を有さな
い。グライデイングによる運動性を有する。胞子
やミクロシストを形成せず、またグラム染色は陰
性で、抗酸性を示さない。 (b) 各種培地上での生育状態 24℃で培養し、1ないし14日間にわたつて観察
した。 肉汁寒天平板培養:円形、凸円状、全縁の集
落を形成する。表面は平滑、半透明、白色〜
クリーム色を呈する。拡散性色素は生成しな
い。 肉汁寒天斜面培養:拡布状の良好な生育を示
し、光沢のある淡褐色を呈する。 肉汁液体培養:混濁状に生育し、少量の沈澱
を生じ、弱い菌環を形成する。 肉汁ゼラチン穿刺培養:生育は弱い。 リトマス・ミルク:ペプトン化は凝陽性、下
部の白濁が認められ、脱色が認められるが、
酸の生成および凝固は認められない。 (c) 生理的性質 硝酸塩の環元:陰性 脱窒反応:陰性 MR(メチルレツド)テスト:陰性 VP(フオーゲス・プロスカウエル)テスト:
陰性 インドールの生成:陰性 硫化水素の生成:陰性 デンプンの加水分解:陽性 クエン酸の利用:陽性 無機窒素源の利用 硝酸カリウム:陰性 硫酸アンモニウム:凝陽性 色素の生成(キングA、キングBおよびマン
ニツト酵母エキス寒天の各培地):可溶性色
素を生成しない。 ウレアーゼ:陰性 オキシダーゼ:陽性 カタラーゼ:陽性 生育の範囲 PH:PH4.9〜8.5で生育するが、最適PHは5.4
〜6.6。 温度:6〜35℃で生育するが最適温度は14
〜31℃。 酸素に対する態度:好気的 O−F(オキシダテイブーフアーメンタテイ
ブ)テスト〔ヒユー・レイフソン(Hugh・
Leif−son)法〕:非分解型 糖からの酸およびガスの生成:
The present invention relates to a novel antibiotic TAN-585A, its salts, and a method for producing the same. The present inventors isolated a large number of microorganisms from soil for the purpose of searching for new antibiotics, and conducted a separate search for the antibiotics they produced. We learned that the microorganism belongs to the genus Flexibacter and that by culturing the microorganism in an appropriate medium, an antibiotic that exhibits antibacterial activity mainly against Gram-negative bacteria can be accumulated in the medium. We isolated this antibiotic and confirmed that it was a new antibiotic based on its physicochemical and biological properties, and decided to call it antibiotic TAN-585A. The present inventors completed the present invention as a result of further research based on these findings. The present invention provides: 1) antibiotic TAN-585A and its salt; 2) antibiotic TAN-585A-producing bacteria belonging to the genus Flexibacter are cultured in a medium, and antibiotic TAN-585A is produced and accumulated in the culture; Antibiotic TAN− characterized by collecting
This is the manufacturing method for 585A. Antibiotic TAN-585A has the following formula [In the formula, R represents D-glucuronic acid]. In addition, in this application, the antibiotic TAN-585A may be simply referred to as "TAN-585A." The antibiotic TAN-585A producing bacteria used in the present invention is Flexi-bacter
Any microorganism may be used as long as it belongs to the genus and has the ability to produce the antibiotic TAN-585A. An example of the antibiotic TAN-585A-producing bacteria is Flexibacter alginoliquefaciens strain YK-49 (hereinafter referred to as "YK-49"), which was collected by the present inventors from soil in Yoshinoyama, Yoshino District, Nara Prefecture. KK"
It is also sometimes called. ) can be given. YK−49
The mycological properties of the strain are as follows. (a) Morphology When observed after culturing on a broth agar slant at 24℃ for 2 days, the cells were 0.4-0.7 μm in diameter and usually 2-10 μm in length.
It exhibits an elongated rod shape, but in rare cases, it may exhibit a filament shape of 50 to 70 μm. It has no flagella. It has mobility by gliding. It does not form spores or microcysts, Gram staining is negative, and it does not show acid fasting properties. (b) Growth status on various media Cultured at 24°C and observed for 1 to 14 days. Broth agar plate culture: Forms round, convex, and full-edged colonies. The surface is smooth, translucent, and white.
It has a cream color. No diffusible dye is produced. Juice agar slant culture: Shows good spread-like growth and a glossy light brown color. Broth liquid culture: Grows in a turbid state, produces a small amount of precipitate, and forms a weak bacterial ring. Meat juice gelatin puncture culture: Growth is weak. Litmus milk: Peptonization is positive, white cloudiness is observed at the bottom, and decolorization is observed,
No acid formation or coagulation is observed. (c) Physiological properties Nitrate ring element: Negative Denitrification reaction: Negative MR (Methyl Red) test: Negative VP (Vouges-Proskauer) test:
Negative Production of indole: Negative Production of hydrogen sulfide: Negative Hydrolysis of starch: Positive Utilization of citric acid: Positive Utilization of inorganic nitrogen source Potassium nitrate: Negative Ammonium sulfate: Positive Coagulation Pigment production (King A, King B and Mannito yeast extract agar) ): Does not produce soluble pigments. Urease: Negative Oxidase: Positive Catalase: Positive Growth Range PH: Grows between PH4.9 and 8.5, but the optimum pH is 5.4
~6.6. Temperature: Grows between 6 and 35 degrees Celsius, but the optimum temperature is 14 degrees Celsius.
~31℃. Attitude towards oxygen: aerobic O-F test (Hugh Leifson)
Leif-son method]: Non-degradable type Generation of acid and gas from sugar:

【表】 多糖類の分解:寒天、セルロース、カルボキ
シメチルセルロースおよびコロイダル・キチ
ンを分解しない。アルギン酸を分解する。 0%食塩の肉汁液体培養:生育する。 5%食塩の肉汁液体培養:生育しない。 以上の菌学的性質を有するYK−49株を、バー
ジーズ・マニユアル・オブ・デターミナテイブ・
バクテリオロジー(Bergey′s Manual of
Determinative Bacteriology)第8版およびイ
ンターナシヨナル・ジヤーナル・オブ・システマ
チツク・バクテリオロジー(International
Journal of Systematic Bacteriology)第30巻
215〜420頁(1980年)、同第32巻146〜149頁
(1982年)の記載と照合して、桿状ないしフイラ
メント状のグラム陰性菌で、ミクロシストの形成
態がなくグライデイングによる運動性を示し、寒
天、セルロース、カルボキシメチルセルロースお
よびコロイダル・キチンのいずれをも分解せず、
食塩の要求性がなく、食塩に耐性を示さないこと
からフレキシバクター属に属するとするのが妥当
である。そこでYK−49株をフレキシバクター属
の公知の種と比較したところ、次のようなYK−
49株の性質、すなわち、1) オキシダテイブ・
フアーメンタテイブテストが必非分解型で、2)
アルギン酸の分解能を有するなどの点で公知の
種と異なつていた。そこで、本菌を新菌種に属す
る株であると認め、該新菌種をフレキシバクタ
ー・アルギノリケフアシエンス(Flexibacter
alginoliquefaciens)と命名した。 なお、本菌株は、昭和59年2月28日から通商産
業省工業技術院微生物工業技術研究所(FRI)に
受託番号FERM P−7484として、また昭和59年
2月20日から財団法人発酵研究所にIFO 14321と
してそれぞれ寄託されている。 本発明に用いられるフレキシバクター属細菌は
一般にその性状が変化しやすく、たとえば紫外
線、X線、化学薬品(例、ニトロソグアニジン、
エチルメタンスルホン酸)などを用いる人工変異
手段で容易に変異しうるものであり、どの様な変
異株であつても本発明の対称とするTAN−585A
の生産能を有するものはすべて本発明に使用する
ことができる。 TAN−585A生産菌の培養に際しては、炭素源
としては、たとえばグルコース、シヨ糖、麦芽
糖、廃糖蜜、グリセロール、油脂類(例、大豆
油、オリーブ油など)、有機酸類(例、クエン酸、
コハク酸、グルコン酸など)など菌が資化しうる
ものが適宜用いられる。窒素源としては、たとえ
ば大豆粉、棉実粉、コーン・ステイーブ・リカ
ー、乾燥酵母、酵母エキス、肉エキス、ペプト
ン、尿素、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウ
ム、塩化アンモニウム、リン酸アンモニウムなど
の有機窒素化合物や無機窒素化合物が利用でき
る。また、無機塩としては、たとえば塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、炭酸カルシウム、硫酸マグ
ネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二ナトリウ
ムなどの通常細菌の培養に必要な無機塩類が単独
もしくは適宜、組合せて使用される。 また、硫酸第1鉄、硫酸銅などの重金属類、ビ
タミンB1、ビオチンなどのビタミン類なども必
要に応じて添加される。さらにシリコーンオイル
やポリアルキレングリコールエーテルなどの消泡
剤や界面活性剤を培地に添加してもよい。その他
菌の発育を助け、TAN−585Aの生産を促進する
ような有機物や無機物を適宜に添加してもよい。 培養方法としては、一般の抗生物質の生産方法
と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培養で
もよい。液体培養の場合は静置培養、撹拌培養、
振盪培養、通気培養などいずれを実施してもよい
がとくに通気撹拌培養が好ましい。又培養温度は
およそ15℃〜35℃の範囲が好ましく、培地のPHは
約4〜8の範囲でおよそ8時間〜168時間、好ま
しくは24時間〜144時間培養する。 培養物から目的とする抗生物質TAN−585Aを
採取するには微生物の生産を代謝物をその微生物
の培養物から採取するのに通常使用される分離手
段が適宜利用される。たとえば抗生物質TAN−
585Aは、水溶性酸性物質としての化学的性状を
示し、主として培養液中に含まれるので、まず
培養液に過補助剤を加えて過あるいは遠心分
離によつて、菌体を除去し、得られた培養液を
適宜の担体に接触させて液中の有効成分を吸着
させ、次いで適宜の溶媒で有効物質を脱着させ、
分別採取する手段が有利に利用される。クロマト
グラフイーの担体としては活性炭、シリカゲル、
粉末セルロース、吸着性樹脂など化合物の吸着性
の差を利用、または陰イオン交換樹脂、陰イオン
交換セルロースなど化合物の官能基の差を利用、
あるいは分子ふるい性担体類など化合物の分子量
の差を利用するものが有利に用いられる。これら
担体から目的とする化合物を溶出するためには担
体の種類、性質によつて組み合せが異なるが、た
とえば水溶性有機溶媒の含水溶液すなわち、含水
アセトン、含水アルコール類など、あるいは酸、
アルカリ、緩衝液もしくは無機あるいは有機塩を
含む水溶液などが適宜組み合わせて用いられる。 また、これらのクロマトグラフイーによつて得
られた本抗生物質の粗物質を分取用高速液体クロ
マトグラフイーに付し、さらに精製する事もでき
る。 さらに詳しく述べるならば、担体として陰イオ
ン交換樹脂たとえばダウエツクス−1(ダウ・ア
ンド・ケミカル社製、米国)、アンンバーライト
IRA−68,400402,410(ローム・アンド・ハース
社製、米国)、ダイヤイオンSA−21AおよびC
(三菱化成社製、日本)などを用いると液中の
本抗生物質は吸着され、塩類あるいは酸含有の水
溶液あるいは緩衝液などで溶出される。また陰イ
オン交換セルロースたとえばDE−32(ワツトマン
社製、英国)、DEAE−セルロース(ブラウン社
製、西独)など、あるいは陰イオン交換分子ふる
い性樹脂たとえばDEAE−あるいはQAE−セフ
アデツクス(フアルマシヤ社製、スウエーデン)
などの担体に本抗生物質を吸着せしめ、塩類ある
いは酸含有の水溶液あるいは緩衝液などによつて
溶出させることが出来る。これら溶出液中の塩
類、着色物質などを取り除くためにはクロマト用
活性炭(武田薬品工業社製、日本)あるいは吸着
性樹脂たとえばダイヤイオンHP−20(三菱化成
社製、日本)、アンバーライトXAD−(ロー
ム・アンド・ハース社製、米国)などが有利に用
いられる。分画された溶出区分は、濃縮、凍結、
乾燥などの工程を経て、粉末化される。かくして
得られた粉末の純度が悪い場合さらに精製するた
めには高速液体クロマトグラフイー法が有利に利
用される。用いられる担体としては、たとえば
TSKゲル(東洋曹達社製、日本)YMCゲル(山
村化学研究所製、日本)などが挙げられ、移動層
としてはメタノールあるいはアセトニトリルなど
と酸性水溶液あるいは緩衝液などとの混合液が用
いられる。 このようにして得られたTAN−585Aは通常精
製に用いた塩類、緩衝液中の陽イオンたとえばナ
トリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、ア
ンモニウムイオンなどと結合してこれらの塩とし
て単離される。得られたTAN−585A塩類を遊離
体として得るためには活性炭あるいは陽イオン交
換樹脂のクロマトグラフイーを利用する方法が一
般的である。 抗生物質TAN−585Aは金属塩および有機アミ
ン塩を形成する。金属塩としては、たとえばナト
リウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム
塩などが挙げられる。 後述の実施例1で得られたTAN−585Aジナト
リウ塩の物理化学的性質はつぎのとおりである。 (1) 外観:白色粉末 (2) 元素分析値(%):(五酸化リン上40℃で6時
間減圧乾燥した試料) C 46.0±2.0 H 4.9±1.0 N 7.0±1.0 O 36.5* Na 5.6±1.0 *(ただし、酸素は他の元素を差し引いて計
算) (3) 分子量:SIMS(Secondary Ion Mass
Spectrometry)法による分子イオンピークは
次のとおりである。 m/z 773,751,729,707 (4) 水分含量:6.9±2%(熱天秤法) (5) 分子式(分子量):C30H32N4O16Na2(750.58) (6) 円二色性スペクトル(水中):〔θ〕228±2
−95500±10000 (7) 紫外部吸収スペクトル(水中)(第1図):
λnax 224±2nm(1% 1cm=312±30) λnax 269±2nm(1% 1cm=25±5) λnax 277±2nm(1% 1cm=20±5、肩) (8) 赤外部吸収スペクトル(第2図):臭化カリ
ウム錠による主な吸収(波数)は次のとおりで
ある。 3430,3280,2950,1760,1620,1515,
1405,1300,1240,1180,1110,1065,1025,
950,830,760,600,535cm-1 (9) 13C−核磁気共鳴(CMR)スペクトル
(100MHz、重水中):少なくとも下記のシグナ
ルが認められる。 188.46(s),178.09(s),177.60(s),
176.88(s),166.96(s),166.75(d),161.01
(s),159.47(s),133.95(s),132.54(d,×
2),132.43(s),131.33(d,×2),119.89
(d,×2),117.85(d,×2),103.11(d),
78.99(d),78.17(d),75.95(d),75.59(d)

74.53(d),74.53(s),68.07(t),63.57(d)

56.22(d),56.05(t),32.64(t)ppm(ただ
し、s:singlet,d:doublet,t:tripletを
表わす) (10) 溶解性: 可溶:水、ジメチルスルフオキサイド。 難溶:酢酸エチル、クロロフオルム、アセト
ン。 (11) 呈色反応: 陽性:ニンヒドリン反応、エールリツヒ試
薬。 陰性:グレイグ・リーバツク反応、バートン
反応、ドラーゲンドルフ反応。 (12) 安定性:100μg/ml、水溶液中、60℃、3
時間 PH5〜7:安定 PH3:やゝ不安定 PH9:不安定 (13) 薄層クロマトグラフイー:スポツトフイル
ム、セルロースf(東京化成社製)
[Table] Decomposition of polysaccharides: Does not decompose agar, cellulose, carboxymethyl cellulose, and colloidal chitin. Decomposes alginic acid. Meat juice liquid culture with 0% salt: Grows. Meat juice liquid culture with 5% salt: No growth. The YK-49 strain with the above mycological properties was used as described in Virgy's Manual of Determinative
Bacteriology (Bergey's Manual of
Determinative Bacteriology (8th edition) and International Journal of Systematic Bacteriology (International Journal of Systematic Bacteriology)
Journal of Systematic Bacteriology) Volume 30
215-420 (1980) and Vol. 32, pp. 146-149 (1982), it is a rod-shaped or filament-shaped Gram-negative bacterium that does not form microcysts and has motility by gliding. It does not degrade agar, cellulose, carboxymethyl cellulose or colloidal chitin.
It is appropriate to classify it as belonging to the genus Flexibacter because it does not require salt or exhibits tolerance to salt. Therefore, when we compared strain YK-49 with known species of the genus Flexibacter, we found that the following YK-49 strain
The properties of the 49 strains are: 1) Oxidative
The affirmative test is necessarily non-degradable, and 2)
It differed from known species in that it had the ability to decompose alginic acid. Therefore, we recognized this bacterium as a strain belonging to a new bacterial species, and identified the new bacterial species as Flexibacter alginoliquefaciens (Flexibacter alginoliquefaciens).
alginoliquefaciens). This strain has been deposited with the Ministry of International Trade and Industry, Agency of Industrial Science and Technology, Microbial Research Institute (FRI) under the accession number FERM P-7484 since February 28, 1980, and with Fermentation Research Foundation since February 20, 1980. Both have been deposited as IFO 14321 at The properties of the Flexibacter bacteria used in the present invention are generally susceptible to changes, such as exposure to ultraviolet rays, X-rays, chemicals (e.g., nitrosoguanidine,
TAN-585A, which is the object of the present invention, can be easily mutated by artificial mutagenesis means such as ethyl methanesulfonic acid), and any mutant strain can be used as TAN-585A, which is the object of the present invention.
can be used in the present invention. When culturing TAN-585A-producing bacteria, carbon sources such as glucose, cane sugar, maltose, blackstrap molasses, glycerol, oils and fats (e.g., soybean oil, olive oil, etc.), organic acids (e.g., citric acid,
Succinic acid, gluconic acid, etc.) that can be assimilated by bacteria are used as appropriate. Examples of nitrogen sources include organic and inorganic nitrogen compounds such as soy flour, cotton flour, corn stave liquor, dried yeast, yeast extract, meat extract, peptone, urea, ammonium sulfate, ammonium nitrate, ammonium chloride, and ammonium phosphate. compounds are available. In addition, as the inorganic salt, for example, inorganic salts normally required for culturing bacteria such as sodium chloride, potassium chloride, calcium carbonate, magnesium sulfate, monopotassium phosphate, and disodium phosphate are used alone or in appropriate combinations. . Further, heavy metals such as ferrous sulfate and copper sulfate, vitamins such as vitamin B 1 and biotin, and the like are added as necessary. Furthermore, antifoaming agents and surfactants such as silicone oil and polyalkylene glycol ether may be added to the medium. Other organic or inorganic substances that aid the growth of bacteria and promote the production of TAN-585A may be added as appropriate. The culturing method may be the same as a general antibiotic production method, and solid culture or liquid culture may be used. For liquid culture, static culture, agitation culture,
Any of shaking culture, aeration culture, etc. may be carried out, but aeration agitation culture is particularly preferred. Further, the culture temperature is preferably in the range of approximately 15° C. to 35° C., the pH of the medium is in the range of approximately 4 to 8, and the culture is carried out for approximately 8 hours to 168 hours, preferably 24 hours to 144 hours. In order to collect the target antibiotic TAN-585A from the culture, separation means commonly used to collect the metabolites produced by the microorganism from the culture of the microorganism are appropriately utilized. For example, antibiotic TAN−
585A exhibits chemical properties as a water-soluble acidic substance and is mainly contained in the culture solution, so it is obtained by first adding a supplement to the culture solution and removing the bacterial cells by filtration or centrifugation. The culture solution is brought into contact with an appropriate carrier to adsorb the active ingredients in the solution, and then the active substances are desorbed with an appropriate solvent.
Means of separate collection are advantageously used. Activated carbon, silica gel,
Utilizing differences in adsorption properties of compounds such as powdered cellulose and adsorbent resins, or utilizing differences in functional groups of compounds such as anion exchange resins and anion exchange cellulose,
Alternatively, carriers that utilize the difference in molecular weight of compounds, such as molecular sieving carriers, are advantageously used. In order to elute the target compound from these carriers, the combination differs depending on the type and nature of the carrier, but for example, aqueous solutions of water-soluble organic solvents, such as aqueous acetone, aqueous alcohols, etc., or acids,
Alkali, buffer solutions, or aqueous solutions containing inorganic or organic salts are used in appropriate combinations. Furthermore, the crude substance of the present antibiotic obtained by these chromatography methods can be further purified by subjecting it to preparative high performance liquid chromatography. More specifically, anion exchange resins such as Dowex-1 (manufactured by Dow & Chemical Co., USA) and Amberlite are used as carriers.
IRA-68, 400402, 410 (Rohm & Haas, USA), Diaion SA-21A and C
(manufactured by Mitsubishi Kasei Co., Ltd., Japan), etc., the antibiotic in the solution is adsorbed and eluted with an aqueous solution or buffer solution containing salts or acids. Also, anion exchange cellulose such as DE-32 (manufactured by Watzmann, UK), DEAE-cellulose (manufactured by Braun, West Germany), or anion exchange molecular sieving resin such as DEAE- or QAE-Sephadex (manufactured by Pharmacia, Sweden), etc. )
The antibiotic can be adsorbed onto a carrier such as, for example, and eluted with an aqueous solution or buffer solution containing salts or acids. In order to remove salts, colored substances, etc. from these eluates, activated carbon for chromatography (manufactured by Takeda Pharmaceutical Co., Ltd., Japan) or adsorbent resins such as Diaion HP-20 (manufactured by Mitsubishi Kasei Co., Ltd., Japan), Amberlite XAD- (manufactured by Rohm and Haas, USA) and the like are advantageously used. The fractionated elution fraction is concentrated, frozen,
After going through processes such as drying, it is turned into powder. If the purity of the powder thus obtained is poor, high performance liquid chromatography is advantageously used for further purification. Examples of carriers used include
Examples include TSK gel (manufactured by Toyo Soda Co., Ltd., Japan), YMC gel (manufactured by Yamamura Kagaku Kenkyujo, Japan), and the moving phase is a mixture of methanol, acetonitrile, etc., and an acidic aqueous solution or a buffer solution. The TAN-585A thus obtained is usually bound to the salts used for purification and cations such as sodium, potassium, lithium, calcium, and ammonium ions in the buffer solution and isolated as these salts. In order to obtain the obtained TAN-585A salts as an educt, it is common to use activated carbon or cation exchange resin chromatography. Antibiotic TAN-585A forms metal salts and organic amine salts. Examples of metal salts include sodium salts, potassium salts, lithium salts, calcium salts, and the like. The physicochemical properties of TAN-585A dinatrium salt obtained in Example 1 described below are as follows. (1) Appearance: White powder (2) Elemental analysis value (%): (Sample dried under reduced pressure over phosphorus pentoxide at 40℃ for 6 hours) C 46.0±2.0 H 4.9±1.0 N 7.0±1.0 O 36.5 * N a 5.6 ±1.0 *(However, oxygen is calculated by subtracting other elements) (3) Molecular weight: SIMS (Secondary Ion Mass
The molecular ion peaks determined by the Spectrometry method are as follows. m/z 773, 751, 729, 707 (4) Moisture content: 6.9±2% (thermobalance method) (5) Molecular formula (molecular weight): C 30 H 32 N 4 O 16 Na 2 (750.58) (6) Yen Dichroic spectrum (in water): [θ]228±2
-95500±10000 (7) Ultraviolet absorption spectrum (in water) (Figure 1):
λ nax 224±2nm (1% 1cm=312±30) λ nax 269±2nm (1% 1cm=25±5) λ nax 277±2nm (1% 1cm=20±5, shoulder) (8) Infrared absorption Spectrum (Figure 2): The main absorptions (wave numbers) by potassium bromide tablets are as follows. 3430, 3280, 2950, 1760, 1620, 1515,
1405, 1300, 1240, 1180, 1110, 1065, 1025,
950, 830, 760, 600, 535 cm -1 (9) 13 C-Nuclear magnetic resonance (CMR) spectrum (100 MHz, in heavy water): At least the following signals are observed. 188.46 (s), 178.09 (s), 177.60 (s),
176.88 (s), 166.96 (s), 166.75 (d), 161.01
(s), 159.47 (s), 133.95 (s), 132.54 (d, ×
2), 132.43 (s), 131.33 (d, ×2), 119.89
(d, ×2), 117.85 (d, ×2), 103.11 (d),
78.99(d), 78.17(d), 75.95(d), 75.59(d)

74.53(d), 74.53(s), 68.07(t), 63.57(d)

56.22 (d), 56.05 (t), 32.64 (t) ppm (s: singlet, d: doublet, t: triplet) (10) Solubility: Soluble: water, dimethyl sulfoxide. Poorly soluble: ethyl acetate, chloroform, acetone. (11) Color reaction: Positive: Ninhydrin reaction, Ehrlich reagent. Negative: Greig-Lieback reaction, Burton reaction, Dragendorff reaction. (12) Stability: 100μg/ml, in aqueous solution, 60℃, 3
Time PH5-7: Stable PH3: Slightly unstable PH9: Unstable (13) Thin layer chromatography: Spot film, cellulose f (manufactured by Tokyo Kasei Co., Ltd.)

【表】 (14) 高速液体クロマトグラフイー(日立社製、日
本):担体、YMC A−312(山村化学研究所製、
日本)、移動層;5%メタノール/0.01Mリン
酸緩衝液(PH3.0)、2ml/min.Rt(min)=3.3 (15) 比旋光度:〔α〕23.5 D−81.6゜±15゜(c=0.5
6、水
中) (16) 酸性、中性、塩基性の区別:中性物質(ただ
し、遊離体のTAN−585Aは酸性物質) 次にTAN−585Aジナトリウム塩の生物学的性
状について述べる。この化合物の各種微生物に対
する抗菌スペクトルは第1表に示すとおりであ
る。
[Table] (14) High performance liquid chromatography (manufactured by Hitachi, Japan): Support, YMC A-312 (manufactured by Yamamura Chemical Research Institute,
Japan), mobile phase; 5% methanol/0.01M phosphate buffer (PH3.0), 2ml/min.Rt (min) = 3.3 (15) Specific rotation: [α] 23.5 D −81.6° ± 15° (c=0.5
6, in water) (16) Distinction between acidic, neutral, and basic: a neutral substance (however, the free form of TAN-585A is an acidic substance) Next, we will discuss the biological properties of TAN-585A disodium salt. The antibacterial spectrum of this compound against various microorganisms is shown in Table 1.

【表】【table】

【表】【table】

【表】 また、TAN585Aジナトリウム塩は種々のβ−
ラクタメースに対して安定である。第2表にプロ
テウス・ミラビリスATCC 21100を被検菌とし、
2種のβ−ラクタメースに対する安定性をしらべ
た結果を例示する。
[Table] In addition, TAN585A disodium salt has various β-
Stable against lactames. Table 2 shows Proteus mirabilis ATCC 21100 as the test bacterium.
The results of examining the stability against two types of β-lactamase are illustrated below.

【表】 **;阻止円がないことを示す。
またTAN−585Aジナトリウム塩の実験的マウ
ス感染症における治療効果は第3表に示すとおり
であり、in vitroの抗菌力が弱いにもかかわら
ず、in vivoの効果が優れている抗生物質である。
[Table] **: Indicates that there is no inhibition circle.
In addition, the therapeutic effect of TAN-585A disodium salt on experimental mouse infections is shown in Table 3, and despite its weak in vitro antibacterial activity, it is an antibiotic with excellent in vivo effects. .

【表】【table】

【表】 さらに、TAN−585Aジナトリウム塩を1g/
Kgでマウスに皮下投与しても急性毒性は全く認め
られなかつた。 これらのデータから明らかなようにTAN−
585Aは主としてグラム陰性菌に対して抗菌性を
示し、哺乳動物などに毒性を示さない抗生物質で
あると云える。したがつてTAN−585Aはヒトお
よび家畜、家きんなどの細菌感染症の治療に用い
ることが出来る。 TAN−585Aをたとえば変形菌感染症の治療薬
として用いるには、たとえばTAN−585Aを生理
的食塩水に溶解して注射剤として非経口的に皮下
または筋肉内に1〜50mg/Kg/日、好ましくは5
〜20mg/Kg/日投与する。また経口剤として、抗
生物質TAN−585Aを乳糖と混合してカプセル剤
とし、TAN−585Aとして1〜100mg/Kg/日好
ましくは5〜50mg/Kg/日投与する。 また、本発明によつて得られるTAN−585A
は、殺菌剤として用いることができる。たとえば
TAN−585Aを0.01〜0.1W/V%の濃度で蒸留水
に溶解した液剤、またはワセリン、ラノリンを基
剤とし、1gあたりTAN−585Aを0.2〜20mg、
好ましくは1〜10mg含有する軟膏剤として、ヒト
および動物の手、足、眼、耳などの殺菌、消毒に
用いることができる。 抗生物質TAN−585Aはまた新しい医薬品の合
成中間体としても極めて有望な化合物である。 以上述べた諸性質から抗生物質TAN−585Aは
モノサイクリツクβ−ラクタム系抗生物質と思わ
れるが、これらに属する既知抗生物質のうち物理
化学的性状が比較的類似しているものとして、ノ
カルジシン(Nocardicin)群抗生物質が挙げら
れる。しかし、抗生物質TAN−585Aの分子式、
赤外部吸収スペクトル、CCMRスペクトルおよ
び抗菌スペクトルとノカルジシンのそれらと比較
すると明らかに異るので、TAN−585Aは新規モ
ノサイクリツクβ−ラクタム系抗生物質である。 次に実施例をもつてさらに詳細に本発明の内容
を説明するが、これによつて本発明が限定される
ものではない。パーセントは、特にことわりのな
いかぎり重量/容量%を示す。 実施例 1 栄養寒天斜面に生育させたフレキシバクターア
ルギノリケフアシエンスYK−49(FERM P−
7484;IFO 14321)の菌株を、グルコース2%、
ソルブル・スターチ3%、生大豆粉1%、コー
ン・ステイーブ・リカー1%、ポリペプトン(大
五栄養化学社製)0.5%、食塩0.3%を含む水溶液
(PH7.0)に沈降性炭酸カルシウム0.5%を添加し
た培地500mlを含む2容坂口フラスコに接種し
て、24℃で48時間往復振盪培養した。この培養液
全量を、上記培地にアクトコール(消泡剤、武田
薬品工業社製)0.05%を添加した培地30を含む
容量50のタンクに接種し、24℃で通気量30/
分、200回転/分の条件下で48時間培養した。こ
の培養液6をグリセロール3%、生大豆粉1.5
%、コーン・グルテン・ミール1.5%、ポリペプ
トン0.2%を含む水溶液(PH7.0)に沈降性炭酸カ
ルシウム0.5%、アクトコール0.05%を添加した
培地120を含む容量200のタンクに接種し、24
℃で、通気量120/分、150回転/分の条件下
で、66時間培養した。培養液(100、PH6.3)を
ハイフロ・スーパー・セル(ジヨンズ・マンビル
社製、米国)を用して過し、液(88)を
IRA−402(CI型、4)のカラムクロマトグラ
フイーに付した。吸着された抗生物質を1.0M食
塩水(32)で溶出し、溶出液を活性炭のカラム
クロマトグラフイー(2.5)に付した。活性区
分を8%イソ・ブタノール水(12.5)で溶出
し、溶出液をIRA−68(CI型、1)のカラムク
ロマトグラフイーに付した。吸着抗菌物質を
1.0M食塩水(8)で溶出し、溶出液を活性炭
のクロマトグラフイー(1.5)に付し、脱塩操
作を行つた。脱塩水溶液を1.4まで減圧低温下
濃縮し、濃縮液をQAE−セフアデツクス(A−
25、CI型、0.4)のカラムクロマトグラフイー
に付した。カラムを0.05M食塩水(4)で洗滌
後、抗生物質を0.1M食塩水で分画溶出した。活
性画分を集め、活性炭のカラムクロマトグラフイ
ーに付し、8%イソ・ブタノール水で溶出した。
溶出液を減圧濃縮、凍結乾燥し、凍結乾燥品にア
セトンを加えて粗物質1.69gを得た。上記と同様
の方法で培養、精製して得た粗物質1.42gを合つ
して、少量の水にとかし、逆層系担体YMCゲル
を用いた分取用高速クロマトグラフイーに付し
た。0.01Mリン酸バツフアー(PH3.0)で抗生物
質を溶出し、溶出液を活性炭のクロマトグラフイ
ーで脱塩操作に付した。除塩水溶液を減圧濃縮、
凍結乾燥し、アセトンを加えて沈澱化した。
TAN−585Aジナトリウム塩の白色粉末(1.34
g)が得られた。
[Table] In addition, add 1 g of TAN-585A disodium salt/
No acute toxicity was observed when administered subcutaneously to mice at Kg. As is clear from these data, TAN−
It can be said that 585A is an antibiotic that exhibits antibacterial properties mainly against Gram-negative bacteria and is not toxic to mammals. Therefore, TAN-585A can be used to treat bacterial infections in humans, livestock, and poultry. To use TAN-585A, for example, as a therapeutic agent for Osteobacterium infection, TAN-585A is dissolved in physiological saline and administered parenterally subcutaneously or intramuscularly at 1 to 50 mg/Kg/day as an injection. Preferably 5
Administer ~20mg/Kg/day. Further, as an oral agent, the antibiotic TAN-585A is mixed with lactose to form a capsule, and TAN-585A is administered at 1 to 100 mg/Kg/day, preferably 5 to 50 mg/Kg/day. Moreover, TAN-585A obtained by the present invention
can be used as a fungicide. for example
A solution prepared by dissolving TAN-585A in distilled water at a concentration of 0.01 to 0.1 W/V%, or a solution based on petrolatum or lanolin, containing 0.2 to 20 mg of TAN-585A per gram;
Preferably, the ointment containing 1 to 10 mg can be used for sterilizing and disinfecting the hands, feet, eyes, ears, etc. of humans and animals. The antibiotic TAN-585A is also an extremely promising compound as a synthetic intermediate for new pharmaceuticals. Based on the properties described above, the antibiotic TAN-585A is considered to be a monocyclic β-lactam antibiotic. Among the known antibiotics belonging to these, nocardicin ( Nocardicin) group antibiotics. However, the molecular formula of antibiotic TAN-585A,
TAN-585A is a novel monocyclic β-lactam antibiotic because its infrared absorption spectrum, CCMR spectrum, and antibacterial spectrum are clearly different from those of nocardicin. Next, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited thereto. Percentages indicate weight/volume % unless otherwise specified. Example 1 Flexibacter alginoliquefaciens YK-49 (FERM P-) grown on nutrient agar slope
7484; IFO 14321) strain at 2% glucose,
0.5% precipitated calcium carbonate in an aqueous solution (PH7.0) containing 3% soluble starch, 1% raw soy flour, 1% corn stave liquor, 0.5% polypeptone (manufactured by Daigo Nutritional Chemical Co., Ltd.), and 0.3% salt. The cells were inoculated into a 2-volume Sakaguchi flask containing 500 ml of medium supplemented with the following, and cultured with reciprocal shaking at 24°C for 48 hours. The entire amount of this culture solution was inoculated into a tank with a capacity of 50 containing 30% of the above medium and 0.05% Actocol (antifoaming agent, manufactured by Takeda Pharmaceutical Company Limited), and heated at 24°C with an aeration rate of 30%/30%.
The cells were cultured for 48 hours under conditions of 200 rotations/min. Add this culture solution 6 to 3% glycerol and 1.5% raw soybean flour.
%, corn gluten meal 1.5%, and polypeptone 0.2% in an aqueous solution (PH 7.0) supplemented with precipitated calcium carbonate 0.5% and Actocol 0.05%.
The cells were cultured for 66 hours at a temperature of 120/min and an aeration rate of 150 revolutions/min. The culture solution (100, PH6.3) was filtered using Hyflo Super Cell (manufactured by Jones-Manville, USA), and the solution (88) was
It was subjected to column chromatography using IRA-402 (CI type, 4). The adsorbed antibiotics were eluted with 1.0 M saline (32), and the eluate was subjected to activated carbon column chromatography (2.5). The active fraction was eluted with 8% iso-butanol water (12.5), and the eluate was subjected to IRA-68 (CI type, 1) column chromatography. adsorb antibacterial substances
Elution was performed with 1.0M saline (8), and the eluate was subjected to activated carbon chromatography (1.5) for desalting. The desalted aqueous solution was concentrated under reduced pressure and low temperature to a concentration of 1.4, and the concentrated solution was passed through QAE-Sephadex (A-
25, CI type, 0.4) column chromatography. After washing the column with 0.05M saline (4), the antibiotic was fractionated and eluted with 0.1M saline. The active fractions were collected and subjected to activated carbon column chromatography and eluted with 8% iso-butanol water.
The eluate was concentrated under reduced pressure and lyophilized, and acetone was added to the lyophilized product to obtain 1.69 g of a crude substance. 1.42 g of the crude material obtained by culturing and purifying in the same manner as above was combined, dissolved in a small amount of water, and subjected to preparative high-performance chromatography using a reverse phase carrier YMC gel. The antibiotic was eluted with 0.01M phosphate buffer (PH3.0), and the eluate was desalted using activated carbon chromatography. Concentrate the desalted aqueous solution under reduced pressure,
It was lyophilized and precipitated with acetone.
TAN-585A disodium salt white powder (1.34
g) was obtained.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第1図は抗生物質TAN−585Aジナトリウム塩
の紫外部吸収スペクトル(水中)を、第2図は赤
外部吸収スペクトル(KBr法)をそれぞれ示す。
Figure 1 shows the ultraviolet absorption spectrum (in water) of the antibiotic TAN-585A disodium salt, and Figure 2 shows the infrared absorption spectrum (KBr method).

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 下記式 [式中、RはD−グルクロン酸をあらわす]で
示される抗生物質TAN−585Aおよびその塩。 2 フレキシバクター属に属し、下記式 [式中、RはD−グルクロン酸をあらわす]で
示される抗生物質TAN−585Aを生産する能力を
有する微生物を培地に培養し、培養物中に該抗生
物質を生成蓄積せしめ、採取することを特徴とす
る抗生物質TAN−585Aの製造法。
[Claims] 1. The following formula An antibiotic TAN-585A represented by the formula [wherein R represents D-glucuronic acid] and a salt thereof. 2 Belongs to the genus Flexibacter and has the following formula A microorganism capable of producing the antibiotic TAN-585A represented by the formula [wherein R represents D-glucuronic acid] is cultured in a medium, the antibiotic is produced and accumulated in the culture, and the antibiotic is collected. Characteristic method for producing antibiotic TAN-585A.
JP59040826A 1984-03-02 1984-03-02 Antibiotic tan-585a, its preparation and novel strain belonging to flexibacter Granted JPS60184391A (en)

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