JPH0436948B2 - - Google Patents

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JPH0436948B2
JPH0436948B2 JP63047380A JP4738088A JPH0436948B2 JP H0436948 B2 JPH0436948 B2 JP H0436948B2 JP 63047380 A JP63047380 A JP 63047380A JP 4738088 A JP4738088 A JP 4738088A JP H0436948 B2 JPH0436948 B2 JP H0436948B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
plastisol
vinyl chloride
lubricant
container lid
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP63047380A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH01226564A (en
Inventor
Hideo Kumasaka
Yukio Tsucha
Kenichi Ishii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP63047380A priority Critical patent/JPH01226564A/en
Publication of JPH01226564A publication Critical patent/JPH01226564A/en
Publication of JPH0436948B2 publication Critical patent/JPH0436948B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

(産業上の利用分野) 本発明は、ライナー付容器蓋に関するもので、
より詳細には、塩化ビニル系プラスチゾルから形
成されたライナーを備え、キヤツピング性及び開
栓性に優れたライナー付容器蓋に関する。 (従来の技術) キヤツプや王冠等の容器蓋においては、ビン口
等の容器口部との密封を確実にするために、ライ
ナー等の密封材を設けることが広く行われてい
る。塩化ビニル系樹脂粒子を可塑剤中に分散させ
たプラスチゾルは、流動性のある状態で任意の形
状の容器蓋に適用可能であり、加熱ゲル化により
容易に密封用ライナーを形成し得るため、ライナ
ーの形成に広く使用されている。 塩化ビニル系プラスチゾルを用いた密封用ライ
ナーは、可圧縮性、弾性、柔軟性、クツシヨン
性、ガスバリヤー性等の性質には優れているが、
滑性に乏しく、これを改善するために、プラスチ
ゾルに滑剤を配合することが広く行われている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、滑剤を配合した塩化ビニル系プ
ラスチゾルは、キヤツピング性及び開栓性と内容
品保存性との組合せにおいて未だ満足し得るもの
ではなかつた。 即ち、このプラスチゾルから形成されたライナ
ー付容器蓋をビン詰製品の密封に用いた場合、表
面滑性が少ないと、キヤツピング時にライナー中
にビン口部が十分に喰い込まず、確実で十分に高
い密封圧を得ることが困難となる。また、キヤツ
ピング性を有するライナーであつても、経時によ
りビン詰製品の開栓トルクが異常に高くなり、甚
だしい場合にはビンを破損するという傾向があ
る。プラスチゾルから形成されたライナーの表面
滑性は、この組成物中に配合した滑剤が表面に移
行することにより付与されるものであるが、この
移行速度が遅すぎるとキヤツピング性不良を生
じ、またこの移行速度が早すぎると表面に十分な
量の滑剤が存在せず、開栓不良を生じることにな
る。 この問題を解消するために、プラスチゾル中に
滑剤を高濃度に含有させることも行われている
が、この場合には、内容品に滑剤が移行して、滑
剤の浮遊物が形成され、内容品の商品価値を低下
させ、また消費者に内容品が変質しているという
感じを与えることになり、更に実際に滑剤による
異味、異臭が内容品に移り、フレーバー保持性の
点でも好ましくない。 従つて、本発明の目的は、従来の塩化ビニル系
プラスチゾルから形成された密封用ライナーにお
ける上記欠点を解消し、キヤツピング性、開栓性
及び内容品保存性に優れたライナー付容器蓋を提
供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明によれば、塩化ビニル系樹脂、可塑剤、
滑剤及び安定剤を含有するプラスチゾルに、塩化
ビニル系樹脂当り2乃至60容量%の可塑剤不溶の
有機高分子充填剤を配合した組成物から形成され
たライナーを有することを特徴とするライナー付
容器蓋が提供される。 本発明において、上記有機高分子充填剤は最大
寸法が2乃至1500μmでアスペクト比が1乃至
1000の粒子例えば繊維乃至その粉末或いはフレー
クであることが好ましく、セルロース繊維粉末が
最もよい。 (作用) 本発明のライナーは、塩化ビニル系樹脂、可塑
剤、滑剤及び安定剤を含有するプラスチゾルから
形成されるが、このプラスチゾルに対して、塩化
ビニル系樹脂当り2乃至60容量%、特に5乃至40
容量%の可塑剤不溶の有機高分子充填剤を配合す
ると、形成されるライナーは、優れたキヤツピン
グ性、開栓性及び内容品保存性の組合せを有する
という知見に基づくものである。 添付図面第1図は、後述する実施例の各種プラ
スチゾルからライナーを形成し、このライナーを
促進経時試験に試験に付した結果を示す。この結
果から、本発明に用いるプラスチゾル組成物(実
施例1)は、従来のプラスチゾル組成物(比較例
1及び2)に比して、ライナー表面の滑剤量が経
時にかかわらずほぼ一定に維持されるという特徴
を有することがわかる。このため、本発明のライ
ナーでは、初期において優れたキヤツピング性が
得られ、十分に高い密封圧での打栓が可能とな
り、密封後の経時においても、開栓トルクが異状
に高くなる傾向が少なく開栓が容易であり、また
表面への滑剤移行量が過大でないことから、内容
品への移行による所謂ワツクス浮きや、オフ・フ
レーバー等の欠点も解消されることになる。 本発明において、プラスチゾルに可塑剤不溶の
有機高分子充填剤を配合することにより、ライナ
ー表面の滑剤量が長期間にわたつて適正範囲に維
持されるという事実は、現象として見出されたも
のであり、その理論的解明は未だ十分に行われる
に至つていない。しかしながら、本発明者等はそ
の理由を次のように推定している。即ち、本発明
に用いる有機高分子充填剤は、例えば無機充填剤
に比して比重が小さく、プラスチゾル中での分散
安定性に優れている。このため、ライナー層の表
面乃至近傍には、有機高分子充填剤が分散された
状態で存在すると共に、内部にも有機高分子充填
剤が一様な分散状態で存在する。ところで、ライ
ナー表面への滑剤の移行は、軟質塩化ビニル系樹
脂の連続相中を滑剤が移動することにより生ずる
が、本発明のライナーでは、表面乃至その近傍に
存在する有機高分子充填剤粒子が滑剤の表面への
移動を遮断し、また内部に存在する有機高分子充
填剤粒子が、滑剤の表面への移動距離を長くする
ように作用することから、表面の滑剤量を一定に
するように徐放作用を示すためと思われる。 (発明の好適態様) 蓋の構造 本発明のライナー付容器蓋は、容器蓋殻体内の
少なくとも容器口部と係合すべき部分に塩化ビニ
ル系樹脂のプラスチゾルを塗布し、これをゲル化
させることにより形成される。 ライナー付容器蓋の一例を示す第2図におい
て、この蓋は例えば塗装金属製蓋殻体1とその内
部に施されたライナー2とから成る。殻体1は頂
板部3とその周囲から垂下したスカート部4とか
ら成り、スカート部4の下端には容器口部への締
結及び開栓用ラグ(爪)5が間隔をおいて設けら
れ、ラグ以外にはビード6が設けられている。ス
カート部4の周囲には把持用フルート7が設けら
れている。 頂板部の周囲には、ライナー充填用溝8が設け
られ、この溝8内にはプラスチゾルから形成され
たライナー2が形成されている。 プラスチゾル 本明細書において、プラスチゾルとは、塩化ビ
ニル系樹脂と可塑剤と他の配合成分とを混合し、
ペースト状にしたもので加熱によりゲル化し、均
一な弾性体になり得るものを言う。 本発明において、塩化ビニル系樹脂としては、
塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルと少量
の共単量体、例えば酢酸ビニル、塩化ビニリデ
ン、スチレン、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、ブタジエンとの共重合体も使用でき
る。これらの塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、
特に制限はなく、一般に500乃至3000のものが好
都合である。これらの塩化ビニル系樹脂は、乳化
重合法による粒径の比較的微細なものでも、懸濁
重合法による粒径の比較的粗大なものでも、或い
はこれらの混合物でも本発明の目的に使用でき
る。 可塑剤としては、塩化ビニル系樹脂に対し一般
に使用されている可塑剤、例えば、次のものを単
独又は組合せで用いることができる。 1 フタール酸エステル フタール酸ジエチル フタール酸ジ−n−ブチル フタール酸ジ−i−ブチル フタール酸ジヘキシル フタール酸ジ−i−ヘプチル フタール酸ジオクチル(DOP) [n−オクチル、2−エチルヘキシル、イソ
オクチル(オキソ)を含む] フタール酸ジ−i−ヘプチル−i−ノニル フタール酸ジ−n−オクチル−n−デシル フタール酸ジデシル [n−デシル、i−デシルを含む。] フタール酸ブチルベンジル フタール酸ジフエニル フタール酸ジシクロヘキシル フタール酸ジメチルシクロヘキシル フタール酸ジメトキシエチル フタール酸ジブトキシエチル エチルフタリルエチルグリコレート ブチルフタリルブチルグリコレート 2 脂肪族二塩基酸エステル アジピン酸ジ−i−ブチル アジピン酸オクチル [2エチルヘキシル、n−オクチル共] アジピン酸ジデシル [i−デシル、n−デシル共] アジピン酸ジ(n−オクチル−n−デシル) アジピン酸ジベンジル セバチン酸ジブチル [n−ブチル] セバチン酸ジオクチル [2エチルヘキシル、n−オクチル共] アゼライン酸−n−ヘキシル アゼライン酸ジオクチル [2エチルヘキシル] 3 リン酸エステル リン酸ジフエニル2エチルヘキシル 4 ヒドロキシ多価カルボン酸エステル 酒石酸ジエチル アセチルクエン酸トリエチル アセチルクエン酸トリブチル アセチルクエン酸2エチルヘキシル クエン酸モノイソプロピル クエン酸トリブチル クエン酸モノ、ジ、トリステリル 5 脂肪酸エステル アセチルリシノール酸メチル パルミチン酸エチル ステアリン酸エチル ステアリン酸n−ブチル ステアリン酸アミル スチアリン酸シクロヘキシル オレイン酸ブチル 水添ロジンメチルエステル 6 多価アルコールエステル グリセリントリアセテート グリセリントリプロピオネート グリセリントリブチレート グリセリントリヘプタノエート グリセリンモノアセチルモノステアレート グリセリンモノアセチルモノラウレート トリエチレングリコールジカプリレート トリエチレングリコールジカプレート ペンタンジオールジイソ酪酸エステル 7 エポキシ系可塑剤 エポキシ化大豆油 エポキシ化ヒマシ油 エポキシ化アマニ油 エポキシ化サフラワー油 エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル エポキシステアリン酸オクチル [i−オクチル、2エチルヘキシル共] 3−(2−キセノキシ)−1・2エポキシプロ
パン 8 ポリエステル系可塑剤 ポリ(ジエチレングリコール、テルペン無水
マレイン酸付加物)エステル ポリ(プロピレングリコール、アジピン酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、アジピン酸)
エステル ポリ(プロピレングリコール、セバチン酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、セバチン酸)
エステル ポリ(プロピレングリコール、フタール酸)
エステル ポリ(1・3ブタンジオール、フタール酸)
エステル ポリ(エチレングリコール、アジピン酸)エ
ステル ポリ(1・6−ヘキサンジオール、アジピン
酸)エステル アセチル化ポリ(ブタンジオール、アジピン
酸)エステル [ブタンジオールは1・3−及び1・4−タ
イプ] 9 その他 アルキルスルホン酸(C12〜C20) フエノールエステル アルキルスルホン酸(C12〜C20) クレゾールエステル 水素化ポリブテン p−tert−ブチルフエニルサリシレート 塩素化パラフイン。 本発明で用いる滑剤の適当な例は、これに限定
されないが、次の通りである。 1 脂肪族炭化水素系 流動パラフイン 工業用白色鉱油 合成パラフイン 石油系ワツクス ペトロラタム 無臭軽質炭化水素 2 シリコーン オルガノポリシロキサン 3 脂肪酸、脂肪族アルコール 高級脂肪酸 動物または植物油脂から得られた脂肪酸及び
それらの脂肪酸を水素添加したもので、炭素数
が8〜22のもの ヒドロキシステアリン酸 直鎖脂肪族一価アルコール 動物または植物油脂またはそれらの脂肪酸エ
ステルを還元または天然ロウを分解蒸留して得
られる炭素数4以上のもの トリデシルアルコール 4 ポリグリコール ポリエチレングリコール 分子量200〜9500のもの ポリプロピレングリコール 分子量1000以上のもの ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン
−ブロツク重合体 分子量1900〜9000のもの 5 アマイド、アミン 高級脂肪酸アマイド オレイルパルミトアマイド ステアリルエルカミド 2ステアロミドエチルステアレート エチレンビス脂肪酸アマイド NN′オレオイルステアリルエチレンジアミ
ン NN′ビス(2ヒドロキシエチル)アルキル
(C12〜C18)アマイド NN′ビス(ヒドロキシエチル)ラウロアマ
イド Nアルキル(C16〜C18)トリメチレンジアミ
ンと反応したオレイン酸 脂肪酸ジエタノールアミン ジ(ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミ
ンモノアセテートのジステアリン酸エステル 6 一価、多価アルコールの脂肪酸エステル ステアリン酸n−ブチル 水添ロジンメチルエステル セバチン酸ジブチル<n−ブチル> セバチン酸ジオクチル <2エチルヘキシル、n−オクチル共> グリセリン脂肪酸エステル グリセリンラクトステアリル ペンタエリスリトールのステアリン酸エステ
ル ペンタエリスリトールテトラステアレートソ
ルビタン脂肪酸エステル ポリエチレングリコール脂肪酸エステル ポリエチレングリコールモノステアレート ポリエチレングリコールジラウレート ポリエチレングリコールモノオレエート ポリエチレングリコールジオレエート ポリエチレングリコールヤシ脂肪酸エステル ポリエチレングリコールトール油脂肪酸エス
テル エタンジオールモンタン酸エステル 1,3ブタンジオールモンタン酸エステル ジエチレングリコールステアリン酸エステル プロピレングリコール脂肪酸エステル 7 トリグリセライド、ワツクス 水添食用油脂 綿実油及びその他の食用油 アマニ油 パーム油 12−ヒドロオキシステアリン酸のグリセリン
エステル 水添魚油 牛 脂 スパームアセチワツクス モンタンワツクス カルナバワツクス 密 蝋 木 蝋 一価脂肪族アルコールと脂肪族飽和酸エステ
ル <例:硬化鯨油ラウリルステアレート、ステ
アリルステアレート> ラノリン 8 高級脂肪酸のアルカリ金属、アルカリ土類金
属、亜鉛及びアルミニウムの塩(金属石鹸) 9 オルガノシロキサン ポリジメチルシロキサン ポリメチルフエニルシロキサン 10 低分子量オレフイン樹脂 低分子量ポリエチレン 低分子量ポリプロピレン 酸化ポリエチレン 11 フツ素系樹脂 ポリ4フツ化エチレン 4フツ化エチレン/6フツ化プロピレン共重
合体 ポリ塩化3フツ化エチレン ポリフツ化ビニル 12 その他 プロピレングリコールアルギネート ジアルキルケトン アクリルコポリマー (例えばモンサント社製モダフロー等)。 本発明においては、これらの滑剤の内でも、脂
肪酸アマイド又は脂肪酸アマイドとオルガノシロ
キサンとの組合せを用いることが特に望ましい。 塩化ビニル系樹脂は、高温において脱塩化水素
反応を生じ、着色と物性の低下とを生じる。これ
を防止するために熱安定剤を配合する。 熱安定剤としては、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸系安定剤や、ビス
フエノールA等のそれ自体公知の塩化ビニル樹脂
用熱安定剤を用いることができる。 本発明のプラスチゾル組成物には、上記必須成
分以外に、アゾジカーボンアミド、4,4,−オ
キシビス(ベンゼンスルホニル)ヒドラジド等の
発泡剤;炭酸カルシウム、微粉シリカ、炭酸マグ
ネシウム、タルク、焼成クレイ等の充填剤;チタ
ン白、カーボンブラツク等の顔料;アニオン系、
ノニオン系、カチオン系或いは両性系界面活性剤
等の分散剤を配合することができる。 本発明に用いるプラスチゾル組成物の処方例
(重量部)を以下に示す。
(Industrial Application Field) The present invention relates to a container lid with a liner,
More specifically, the present invention relates to a liner-equipped container lid that includes a liner made of vinyl chloride plastisol and has excellent capping and opening properties. (Prior Art) In container lids such as caps and crowns, it is widely practiced to provide a sealing material such as a liner in order to ensure a tight seal with a container opening such as a bottle mouth. Plastisol, which is made by dispersing vinyl chloride resin particles in a plasticizer, can be applied to container lids of any shape in a fluid state, and can be easily formed into a sealing liner by heating and gelling. It is widely used in the formation of Sealing liners using vinyl chloride plastisol have excellent properties such as compressibility, elasticity, flexibility, cushioning properties, and gas barrier properties, but
Plastisol has poor lubricity, and to improve this, it is widely practiced to add a lubricant to plastisol. (Problems to be Solved by the Invention) However, vinyl chloride plastisols containing lubricants have not yet been satisfactory in terms of the combination of capping and opening properties and shelf life of the contents. In other words, when a container lid with a liner made from this plastisol is used to seal a bottled product, if the surface has little smoothness, the bottle opening will not be fully wedged into the liner during capping, and the lid will not be securely and sufficiently high. It becomes difficult to obtain sealing pressure. Further, even if the liner has capping properties, the opening torque of bottled products becomes abnormally high over time, and in extreme cases, there is a tendency that the bottle may be damaged. The surface smoothness of a liner formed from plastisol is imparted by the migration of the lubricant blended into the composition onto the surface; however, if this migration speed is too slow, poor capping properties may occur, and this If the migration speed is too fast, there will not be a sufficient amount of lubricant on the surface, resulting in poor opening. In order to solve this problem, plastisol contains a high concentration of lubricant, but in this case, the lubricant migrates to the contents, forming suspended particles of lubricant, and This lowers the commercial value of the product, gives consumers the impression that the quality of the product has deteriorated, and furthermore, the off-taste and odor caused by the lubricant actually transfers to the product, which is undesirable in terms of flavor retention. Therefore, an object of the present invention is to eliminate the above-mentioned drawbacks of conventional sealing liners made from vinyl chloride plastisol, and to provide a container lid with a liner that has excellent capping performance, opening performance, and preservation of contents. It is in. (Means for Solving the Problems) According to the present invention, vinyl chloride resin, plasticizer,
A liner-equipped container characterized by having a liner formed from a composition in which plastisol containing a lubricant and a stabilizer is blended with a plasticizer-insoluble organic polymer filler in an amount of 2 to 60% by volume per vinyl chloride resin. A lid is provided. In the present invention, the organic polymer filler has a maximum dimension of 2 to 1500 μm and an aspect ratio of 1 to 1500 μm.
1000 particles such as fibers or powders or flakes thereof, most preferably cellulose fiber powder. (Function) The liner of the present invention is formed from a plastisol containing a vinyl chloride resin, a plasticizer, a lubricant, and a stabilizer. ~40
This is based on the finding that when % by volume of a plasticizer-insoluble organic polymeric filler is incorporated, the liner formed has a combination of excellent capping properties, opening properties, and shelf life of the contents. FIG. 1 of the accompanying drawings shows the results of liners formed from various plastisols of the Examples described below and subjected to an accelerated aging test. These results show that the plastisol composition used in the present invention (Example 1) maintains the amount of lubricant on the liner surface almost constant over time, compared to conventional plastisol compositions (Comparative Examples 1 and 2). It can be seen that it has the characteristics of Therefore, with the liner of the present invention, excellent capping performance is obtained in the initial stage, and capping can be performed with sufficiently high sealing pressure, and even after sealing, there is little tendency for the opening torque to become abnormally high. Since opening is easy and the amount of lubricant transferred to the surface is not excessive, disadvantages such as so-called wax floating and off-flavor caused by transfer to the contents can be eliminated. In the present invention, the fact that the amount of lubricant on the liner surface is maintained within an appropriate range over a long period of time by incorporating a plasticizer-insoluble organic polymer filler into plastisol was discovered as a phenomenon. However, its theoretical elucidation has not yet been sufficiently carried out. However, the present inventors estimate the reason as follows. That is, the organic polymer filler used in the present invention has a lower specific gravity than, for example, an inorganic filler, and has excellent dispersion stability in plastisol. Therefore, the organic polymer filler is present in a dispersed state on or near the surface of the liner layer, and the organic polymer filler is also present in a uniformly dispersed state inside the liner layer. Incidentally, the migration of the lubricant to the liner surface is caused by the movement of the lubricant in the continuous phase of the soft vinyl chloride resin, but in the liner of the present invention, the organic polymer filler particles present at or near the surface are It blocks the movement of lubricant to the surface, and the organic polymer filler particles present inside act to lengthen the distance that lubricant moves to the surface, so the amount of lubricant on the surface is kept constant. This is thought to be due to its sustained release effect. (Preferred Embodiment of the Invention) Lid Structure The container lid with a liner of the present invention includes applying plastisol of vinyl chloride resin to at least the portion of the container lid shell that is to be engaged with the container mouth and gelling the plastisol. formed by In FIG. 2, which shows an example of a container lid with a liner, this lid consists of a lid shell 1 made of, for example, painted metal and a liner 2 provided inside the lid shell. The shell body 1 consists of a top plate part 3 and a skirt part 4 hanging from the periphery thereof, and lugs (claws) 5 for fastening to the container opening and opening the cap are provided at intervals at the lower end of the skirt part 4. Beads 6 are provided in areas other than the lugs. A grasping flute 7 is provided around the skirt portion 4. A liner filling groove 8 is provided around the top plate, and a liner 2 made of plastisol is formed in this groove 8. Plastisol In this specification, plastisol is a mixture of vinyl chloride resin, plasticizer, and other ingredients.
A paste that can be turned into a gel by heating to become a uniform elastic body. In the present invention, the vinyl chloride resin includes:
In addition to homopolymers of vinyl chloride, copolymers of vinyl chloride and small amounts of comonomers such as vinyl acetate, vinylidene chloride, styrene, acrylic esters, methacrylic esters, and butadiene can also be used. The average degree of polymerization of these vinyl chloride resins is
There is no particular limit, and 500 to 3000 is generally convenient. These vinyl chloride resins can be used for the purpose of the present invention, whether they are those with a relatively fine particle size obtained by emulsion polymerization method, those with relatively coarse particle size obtained by suspension polymerization method, or a mixture thereof. As the plasticizer, plasticizers commonly used for vinyl chloride resins, such as the following, can be used alone or in combination. 1 Phthalate ester Diethyl phthalate Di-n-butyl phthalate Di-i-butyl phthalate Dihexyl phthalate Di-i-heptyl phthalate Dioctyl phthalate (DOP) [n-octyl, 2-ethylhexyl, isooctyl (oxo) Di-i-heptyl-i-nonyl phthalate Di-n-octyl-n-decyl phthalate Didecyl phthalate [Includes n-decyl and i-decyl. ] Butylbenzyl phthalate Diphenyl phthalate Dicyclohexyl phthalate Dimethylcyclohexyl phthalate Dimethoxyethyl phthalate Dibutoxyethyl phthalate Ethyl phthalyl ethyl glycolate Butyl phthalyl butyl glycolate 2 Aliphatic dibasic acid ester Di-i-butyl adipate Octyl adipate [2-ethylhexyl, n-octyl] Didecyl adipate [i-decyl, n-decyl] Di(n-octyl-n-decyl) adipate Dibenzyl adipate Dibutyl sebatate [n-butyl] Sebacic acid Dioctyl [2-ethylhexyl, n-octyl] n-hexyl azelaate Dioctyl azelate [2-ethylhexyl] 3 Phosphate ester Diphenyl phosphate 2-ethylhexyl 4 Hydroxy polyhydric carboxylic acid ester Diethyl tartrate Acetyl triethyl citrate Acetyl tributyl citrate Acetyl 2-ethylhexyl citrate Monoisopropyl citrate Tributyl citrate Mono-, di-, tristeryl citrate 5 Fatty acid esters Methyl acetyl ricinoleate Ethyl palmitate Ethyl stearate n-Butyl stearate Amyl stearate Cyclohexyl stearate Butyl oleate Hydrogenated rosin methyl ester 6 Polyhydric alcohol ester Glycerin triacetate Glycerin tripropionate Glycerin tributyrate Glycerin triheptanoate Glycerin monoacetyl monostearate Glycerin monoacetyl monolaurate Triethylene glycol dicaprylate Triethylene glycol dicaprate Pentanediol diisobutyric acid ester 7 Epoxy plasticizer Epoxidized soybean oil Epoxidized castor oil Epoxidized linseed oil Epoxidized safflower oil Epoxidized linseed oil Fatty acid butyl Epoxy octyl stearate [both i-octyl and 2-ethylhexyl] 3-(2-xenoxy)-1. 2 Epoxypropane 8 Polyester plasticizer Poly(diethylene glycol, terpene maleic anhydride adduct) ester Poly(propylene glycol, adipic acid)
Ester poly(1,3-butanediol, adipic acid)
Ester poly(propylene glycol, sebacic acid)
Ester poly(1,3 butanediol, sebacic acid)
Ester poly(propylene glycol, phthalate)
Ester poly(1,3 butanediol, phthalic acid)
Ester Poly(ethylene glycol, adipic acid) ester Poly(1,6-hexanediol, adipic acid) ester Acetylated poly(butanediol, adipic acid) ester [Butanediol is of 1,3- and 1,4-type] 9 Others Alkyl sulfonic acid (C 12 - C 20 ) Phenol ester Alkyl sulfonic acid (C 12 - C 20 ) Cresol ester Hydrogenated polybutene p-tert-butylphenyl salicylate Chlorinated paraffin. Suitable examples of lubricants for use in the present invention include, but are not limited to, the following: 1 Aliphatic hydrocarbon liquid paraffin Industrial white mineral oil Synthetic paraffin Petroleum wax Petrolatum Odorless light hydrocarbon 2 Silicone Organopolysiloxane 3 Fatty acid, aliphatic alcohol Higher fatty acid Fatty acid obtained from animal or vegetable oils and hydrogenated fatty acids Added products with a carbon number of 8 to 22 Hydroxystearic acid Straight chain aliphatic monohydric alcohol Products with a carbon number of 4 or more obtained by reducing animal or vegetable oils or their fatty acid esters or decomposing and distilling natural waxes Tridecyl alcohol 4 Polyglycol Polyethylene glycol Molecular weight 200-9500 Polypropylene glycol Molecular weight 1000 or more Polyoxypropylene-polyoxyethylene-block polymer Molecular weight 1900-9000 5 Amide, amine Higher fatty acid amide Oleyl palmitamide Stearyl Erucamide 2 stearomide ethyl stearate Ethylene bis fatty acid amide NN'Oleoylstearylethylenediamine NN'Bis(2hydroxyethyl)alkyl( C12 - C18 ) amide NN'Bis(hydroxyethyl)lauroamide N-alkyl( C16- C 18 ) Oleic acid reacted with trimethylene diamine Fatty acid diethanolamine Distearate ester of di(hydroxyethyl)diethylenetriamine monoacetate 6 Fatty acid ester of monohydric and polyhydric alcohol n-butyl stearate Hydrogenated rosin methyl ester Dibutyl sebatate <n -Butyl> Dioctyl sebatate <2-ethylhexyl, n-octyl> Glycerin fatty acid ester Glycerin lactostearyl Pentaerythritol stearate Pentaerythritol tetrastearate Sorbitan fatty acid ester Polyethylene glycol fatty acid ester Polyethylene glycol monostearate Polyethylene glycol dilaurate Polyethylene glycol monostearate Oleate Polyethylene glycol dioleate Polyethylene glycol coconut fatty acid ester Polyethylene glycol tall oil fatty acid ester Ethanediol montanate 1,3 butanediol montanate ester Diethylene glycol stearate ester Propylene glycol fatty acid ester 7 Triglycerides, waxes Hydrogenated edible fats and oils Cottonseed oil and others Edible oils Linseed oil Palm oil Glycerin ester of 12-hydroxystearic acid Hydrogenated fish oil Beef tallow Spam acetiwax Montan wax Carnauba wax Wood wax Monohydric aliphatic alcohols and aliphatic saturated acid esters <Example: Hardened Whale oil lauryl stearate, stearyl stearate > Lanolin 8 Higher fatty acid salts of alkali metals, alkaline earth metals, zinc and aluminum (metal soap) 9 Organosiloxane Polydimethylsiloxane Polymethylphenylsiloxane 10 Low molecular weight olefin resin Low molecular weight polyethylene Low molecular weight polypropylene Polyethylene oxide 11 Fluorine resin Polytetrafluoroethylene Tetrafluoroethylene/hexafluoropropylene copolymer Polychlorinated trifluoroethylene Polyvinyl fluoride 12 Others Propylene glycol alginate Dialkyl ketone Acrylic copolymer (e.g. manufactured by Monsanto) Modaflow et al.). In the present invention, among these lubricants, it is particularly desirable to use fatty acid amide or a combination of fatty acid amide and organosiloxane. Vinyl chloride resin undergoes a dehydrochlorination reaction at high temperatures, resulting in coloration and a decrease in physical properties. To prevent this, a heat stabilizer is added. As a heat stabilizer, calcium stearate,
Metal soap stabilizers such as zinc stearate and heat stabilizers for vinyl chloride resins known per se such as bisphenol A can be used. In addition to the above essential components, the plastisol composition of the present invention includes blowing agents such as azodicarbonamide, 4,4,-oxybis(benzenesulfonyl)hydrazide; calcium carbonate, finely divided silica, magnesium carbonate, talc, calcined clay, etc. fillers; pigments such as titanium white and carbon black; anionic,
A dispersant such as a nonionic, cationic or amphoteric surfactant may be blended. Prescription examples (parts by weight) of plastisol compositions used in the present invention are shown below.

【表】 本発明によれば、上記プラスチゾルに可塑剤不
溶の有機高分子充填剤を配合する。この有機高分
子充填剤は、一般に、最大寸法2乃至1500μm、
特に5乃至50μmでアスペクト比が1乃至1000、
特に5乃至750の有機繊維乃至その粉末やフレー
ク、偏平状微粒子であることが好ましい。例えば
繊維としては、木綿、パルプ繊維、カボツク、亜
麻、大麻、ラミー、ジユート、マニラ麻、サイザ
ル麻、ヤシ繊維等の天然繊維;レーヨン、ポリノ
ジツク、キユプラ等の再生繊維;アセテート、酢
化アセテート、エチルセルロース等の半合成繊
維;ナイロン6、ナイロン66、MXD−6、ナイ
ロン4、ナイロン610、ナイロン11等のポリアミ
ド繊維;ポリアクリロニトリル繊維、ポリエステ
ル系繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン
系繊維、ポリフルオロエチレン系繊維、ポリ尿素
系繊維、ポリスチレン系繊維、ポリエステルエー
テル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ
ビニルアルコール−ポリ塩化ビニル混合紡糸繊維
等の合成繊維を用いることができる。また、これ
らの重合体から成る偏平状微粒子、フレーク等を
用いることができる。このような偏平状微粒子
は、例えばフイルムの粉砕で得られる。これらの
粒子の内でも、セルロース繊維は安価に入手で
き、プラスチゾルのゲル化時にも元の状態にメル
トすることなく維持されるため、本発明の目的に
特に有用な充填剤である。また容易に入手できる
有機高分子充填剤として、ポリエチレン、エチレ
ン−アクリル酸共重合体等のエチレン系重合体粒
子があり、このものも本発明の目的に特に適して
いる。 本発明において有機高分子充填剤を塩化ビニル
系樹脂に対して、2乃至60容量%、特に5乃至40
容量%となる量でプラスチゾルに配合するが、有
機高分子充填剤をプラスチゾルに配合すること
で、プラスチゾル中に比較的多量の滑剤を含有さ
せる場合にも、内容品への滑剤の移行を有効に抑
制し得るという利点が達成される。 蓋の製造 プラスチゾルは、容器蓋殻体を回転させ、ノズ
ルで殻体内に注入することにより、容器口との間
に密封が必要とされる部分に施こす。勿論、必要
あれば、加熱された押型でプラスチゾルを押圧し
て所定のライナー形状としてもよい。 容器蓋殻体に施されたプラスチゾルを、次いで
加熱して、ゲル化、必要により発泡を行わせて未
発泡乃至発泡のライナーとする。 発泡ライナーとする場合には、その見掛比重を
0.4乃至1.2の範囲とするのが望ましい。容器蓋殻
体の製造は、塗装金属素材をそれ自体公知の手
段、例えば打抜プレス成形及びスコア加工に賦す
ことにより容易に行うことができる。 容器蓋殻体を形成する金属素材としては、シー
ト状乃至は箔状の表面未処理鋼(ブラツクプレー
ト)、表面処理鋼、アルミニウム等の軽金属が使
用される。表面処理鋼としては、鋼基質上に、リ
ン酸処理、クロム酸処理等の化学処理:電解クロ
ム酸処理等の化成処理:電解スズメツキ、電解亜
鉛メツキ、電解クロムメツキ等の電解メツキ処
理:溶融アルミニウムメツキ処理、溶融錫メツキ
処理等の溶融メツキ処理を行つたものが挙げられ
る。 これらの金属素材の少なくとも蓋内面となる面
は保護塗料で塗装する。塗料の適当な例は、熱硬
化性樹脂塗料、例えば、フエノール−ホルムアル
デヒド樹脂、フラン−ホルムアルデヒド樹脂、キ
シレン−ホルムアルデヒド樹脂、ケトン・ホルム
アルデヒド樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ビスマ
レイミド樹脂、トリアリルシアヌレート樹脂、熱
硬化型アクリル樹脂、シリコーン樹脂、油性樹
脂、或いは熱可塑性樹脂塗料、例えば塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体部分ケン化物、塩化ビニル−マレイン酸
共重合体、塩化ビニル−マレイン酸−酢酸ビニル
共重合体、アクリル重合体、飽和ポリエステル樹
脂等である。これらの保護塗料は単独でも2種以
上の組合せでも使用される。 これらの塗料は、ライナーを構成する軟質樹脂
に対して熱接着を有するものが好ましく、ライナ
ー構成樹脂が塩化ビニル系樹脂から成つている場
合には、塩化ビニル系樹脂分乃至はアクリル系樹
脂分を含有する塗料が特に好適である。 プラスチゾルの施用量は、これが発泡或いは未
発泡であるか、或いはライナー形状等によつても
相違するが、一般に密封部に0.3乃至4mmの厚み
で施こすのがよい。プラスチゾルのゲル化は、
160乃至280℃の温度で10秒乃至3分間の加熱で行
うのがよい。 (発明の効果) 本発明のプラスチゾルでライナーを形成する
と、ライナー表面の滑剤量が経時にかかわらずほ
ぼ一定に維持されるという特徴が得られる。この
ため、本発明のライナーでは、初期において優れ
たキヤツピング性が得られ、十分に高い密封圧で
の打栓が可能となり、密封後の経時においても、
開栓トルクが異状に高くなる傾向が少なく開栓が
容易であり、また表面への滑剤移行量が過大でな
いことから、内容品への移行による所謂ワツクス
浮きや、オフ・フレーバー等の欠点も解消される
ことになる。 (実施例) 実施例及び比較例のプラスチゾル製造法 混合タンクに可塑剤を計り入れ塩化ビニル樹脂
潤滑剤充填剤又はセルロースは実施例及び比較例
の容量部に基づき、実施例4については発泡剤を
撹拌機で混合しながら添加し、30分間撹拌後、濾
過しながら脱泡タンクに移し、真空度0cmHgで
90分間減圧撹拌しゾル中の泡を抜きプラスチゾル
とした。厚さ0.17m/mのブリキ板に下塗り剤と
してエポキシフエノール系塗料、ライナー材との
接着用塗料としてビニルフエノール系塗料を160
℃〜220℃の温度範囲で各々10分間順次焼付乾燥
し上記塗料を塗布した方が内面側となる様キヤツ
プサイズ径63m/mのキヤツプを作成した。出来
たキヤツプシエルに比較例1、2及び実施例1、
2、3、4の各々のプラスチゾルを40℃に加温し
ノズルより上記キヤツプの内側にライナー厚が
1.0m/mになる様塗布し、240℃50秒間の焼付処
理を施こし、本発明の実施例及び比較例のキヤツ
プを作成し以下の試験を行つた。 前記試験用キヤツプを恒温恒湿機を用いて、湿
度48%、温度15℃で12時間、引続き20℃で12時間
のサイクルで、2時間保管し、更に引続き、夏期
の温度、湿度を想定した条件として湿度70%、温
度25℃で12時間、引続き32℃で12時間のサイクル
で2週間保管した後、直ちにキヤツピング性、開
栓トルク試験に供した。 当キヤツプ用のガラス瓶に85℃の熱水を充填し
前記供試キヤツプを加温し、ライナーを軟化させ
て、キヤツピングし、水冷した。これを常温に1
ケ月保管し、開栓トルク及び瓶口のライナーへの
喰込み量を測定した。開栓トルクについては、2
ケ月後、3ケ月後にもそれぞれ測定した。又別途
に湿度48%、温度15℃で12時間、引続き20℃で12
時間のサイクルで2週間保管したキヤツプを、85
℃の熱水を充填した瓶に前記と同様キヤツピン
グ、冷却し、常温1ケ月保管後に開栓し、充填水
の表面のワツクス浮きの程度を観察した。
[Table] According to the present invention, a plasticizer-insoluble organic polymer filler is blended into the plastisol. This organic polymer filler generally has a maximum dimension of 2 to 1500 μm,
Especially when the aspect ratio is 1 to 1000 at 5 to 50 μm,
Particularly preferred are organic fibers having a molecular weight of 5 to 750, or their powders, flakes, and flat fine particles. For example, fibers include natural fibers such as cotton, pulp fiber, cabbage, flax, hemp, ramie, juute, manila hemp, sisal hemp, and coconut fiber; recycled fibers such as rayon, polynosik, and kyupra; acetate, acetate acetate, ethyl cellulose, etc. semi-synthetic fibers; polyamide fibers such as nylon 6, nylon 66, MXD-6, nylon 4, nylon 610, and nylon 11; polyacrylonitrile fibers, polyester fibers, polyethylene fibers, polypropylene fibers, polyfluoroethylene fibers, Synthetic fibers such as polyurea fibers, polystyrene fibers, polyester ether fibers, polyvinyl alcohol fibers, and polyvinyl alcohol-polyvinyl chloride mixed spun fibers can be used. Further, flat fine particles, flakes, etc. made of these polymers can be used. Such flat fine particles can be obtained, for example, by crushing a film. Among these particles, cellulose fibers are particularly useful fillers for the purposes of the present invention because they are inexpensive and remain in their original state without melting during gelation of the plastisol. Ethylene polymer particles such as polyethylene and ethylene-acrylic acid copolymers are also readily available organic polymer fillers, which are also particularly suitable for the purposes of the present invention. In the present invention, the organic polymer filler is contained in an amount of 2 to 60% by volume, particularly 5 to 40% by volume, based on the vinyl chloride resin.
It is added to plastisol in an amount equal to volume %, but by adding an organic polymer filler to plastisol, even when a relatively large amount of lubricant is contained in plastisol, the lubricant can be effectively transferred to the contents. The advantage is achieved that it can be suppressed. Manufacture of Lid Plastisol is applied to the area where a seal between the lid and the container opening is required by rotating the container lid shell and injecting it into the shell with a nozzle. Of course, if necessary, the plastisol may be pressed into a predetermined liner shape using a heated mold. The plastisol applied to the container lid shell is then heated to gel and, if necessary, foam to form an unfoamed or foamed liner. When using a foam liner, its apparent specific gravity is
A range of 0.4 to 1.2 is desirable. The container lid shell can be easily manufactured by subjecting the coated metal material to per se known means, such as stamping press molding and scoring. As the metal material forming the container lid shell, light metals such as sheet-like or foil-like surface-untreated steel (black plate), surface-treated steel, aluminum, etc. are used. Surface-treated steel includes chemical treatments such as phosphoric acid treatment and chromic acid treatment on a steel substrate; chemical conversion treatments such as electrolytic chromic acid treatment; electrolytic plating treatments such as electrolytic tin plating, electrolytic zinc plating, and electrolytic chrome plating; and molten aluminum plating. Examples include those that have been subjected to a hot-melt plating process such as a hot-dip tin plating process. At least the surface of these metal materials that will become the inner surface of the lid is painted with a protective paint. Suitable examples of paints include thermosetting resin paints, such as phenol-formaldehyde resins, furan-formaldehyde resins, xylene-formaldehyde resins, ketone-formaldehyde resins, urea-formaldehyde resins, melamine-formaldehyde resins, alkyd resins,
Unsaturated polyester resin, epoxy resin, bismaleimide resin, triallyl cyanurate resin, thermosetting acrylic resin, silicone resin, oil-based resin, or thermoplastic resin coating, such as vinyl chloride-vinyl acetate copolymer, vinyl chloride-acetic acid These include partially saponified vinyl copolymers, vinyl chloride-maleic acid copolymers, vinyl chloride-maleic acid-vinyl acetate copolymers, acrylic polymers, saturated polyester resins, and the like. These protective coatings may be used alone or in combination of two or more. It is preferable that these paints have thermal adhesion to the soft resin constituting the liner, and if the liner constituting resin is made of vinyl chloride resin, the vinyl chloride resin content or acrylic resin content may be reduced. Particularly preferred are paints containing The amount of plastisol applied varies depending on whether it is foamed or unfoamed, the shape of the liner, etc., but it is generally best to apply it to the sealing part in a thickness of 0.3 to 4 mm. Gelation of plastisol is
Heating is preferably carried out at a temperature of 160 to 280°C for 10 seconds to 3 minutes. (Effects of the Invention) When a liner is formed using the plastisol of the present invention, a feature is obtained in that the amount of lubricant on the liner surface remains almost constant regardless of the passage of time. Therefore, with the liner of the present invention, excellent capping properties can be obtained in the initial stage, making it possible to cap with sufficiently high sealing pressure, and even after sealing over time.
It is easy to open the cap as there is no tendency for the opening torque to become abnormally high, and since the amount of lubricant transferred to the surface is not excessive, it eliminates disadvantages such as so-called wax floating and off-flavor caused by transfer to the contents. will be done. (Example) Plastisol manufacturing method of Examples and Comparative Examples Measure the plasticizer into a mixing tank and add the vinyl chloride resin lubricant filler or cellulose based on the volume parts of Examples and Comparative Examples, and add the blowing agent for Example 4. Add while mixing with a stirrer, stir for 30 minutes, then transfer to a defoaming tank while filtering, and maintain a vacuum of 0 cmHg.
The mixture was stirred under reduced pressure for 90 minutes to remove bubbles from the sol to obtain plastisol. Epoxyphenol paint was used as an undercoat on a tin plate with a thickness of 0.17m/m, and vinylphenol paint was applied as an adhesive paint to the liner material.
A cap with a diameter of 63 m/m was prepared by sequentially baking and drying each cap for 10 minutes at a temperature ranging from .degree. Comparative Examples 1 and 2 and Example 1,
Heat each of the plastisols 2, 3, and 4 to 40℃, and apply the liner thickness to the inside of the cap from the nozzle.
The caps were coated to a thickness of 1.0 m/m and baked at 240°C for 50 seconds to prepare caps for Examples and Comparative Examples of the present invention, and the following tests were conducted. The test cap was stored in a constant temperature and humidity machine for 2 hours at a humidity of 48% and a temperature of 15°C for 12 hours, followed by a cycle of 12 hours at 20°C. After being stored for 2 weeks at a humidity of 70% and a temperature of 25°C for 12 hours, followed by a cycle of 12 hours at 32°C, it was immediately subjected to capping property and opening torque tests. A glass bottle for this cap was filled with hot water at 85°C to heat the test cap, soften the liner, cap it, and cool it with water. Bring this to room temperature 1
The bottle was stored for several months, and the opening torque and the amount of biting into the liner at the mouth of the bottle were measured. Regarding the opening torque, please refer to 2.
Measurements were also made after 3 months and after 3 months. Separately, the humidity is 48% and the temperature is 15℃ for 12 hours, followed by 20℃ for 12 hours.
A cap that has been stored for two weeks in a time cycle is 85
A bottle filled with hot water at a temperature of 0.degree.

【表】【table】

【表】【table】 【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第1図は、実施例に用いたプラスチゾルから形
成したライナーについて、移行促進試験における
経時と表面滑剤量との関係を示す線図であり、第
2図は本発明のライナー付容器蓋の一例を示す断
面図である。 1は容器蓋殻体、2はライナーである。
FIG. 1 is a diagram showing the relationship between time and surface lubricant amount in a migration acceleration test for liners formed from plastisol used in Examples, and FIG. 2 is a diagram showing an example of a container lid with a liner of the present invention. FIG. 1 is a container lid shell, and 2 is a liner.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂、可塑剤、滑剤及び安定剤
を含有するプラスチゾルに、塩化ビニル系樹脂当
り2乃至60容量%の可塑剤不溶の有機高分子充填
剤を配合した組成物から形成されたライナーを有
することを特徴とするライナー付容器蓋。 2 有機高分子充填剤が最大寸法が2乃至1500μ
mでアスペクト比が1乃至1000の粒子である請求
項1記載のライナー付容器蓋。 3 有機高分子充填剤がセルロース繊維粉末であ
る請求項1記載のライナー付容器蓋。 4 有機高分子充填剤がエチレン系重合体の粉末
である請求項1記載のライナー付容器蓋。 5 塩化ビニル系樹脂当り可塑剤が45乃至160重
量%及び滑剤が1.5乃至10重量%である請求項1
記載のライナー付容器蓋。
[Scope of Claims] 1. A composition in which a plastisol containing a vinyl chloride resin, a plasticizer, a lubricant, and a stabilizer is blended with a plasticizer-insoluble organic polymer filler in an amount of 2 to 60% by volume per vinyl chloride resin. A container lid with a liner, characterized in that it has a liner formed from. 2 The organic polymer filler has a maximum dimension of 2 to 1500μ
2. The container lid with a liner according to claim 1, wherein the particles have an aspect ratio of 1 to 1,000. 3. The container lid with liner according to claim 1, wherein the organic polymer filler is cellulose fiber powder. 4. A container lid with a liner according to claim 1, wherein the organic polymer filler is an ethylene polymer powder. 5. Claim 1, wherein the plasticizer is 45 to 160% by weight and the lubricant is 1.5 to 10% by weight based on the vinyl chloride resin.
Container lid with liner as described.
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