JPH0436427Y2 - - Google Patents

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JPH0436427Y2
JPH0436427Y2 JP10282585U JP10282585U JPH0436427Y2 JP H0436427 Y2 JPH0436427 Y2 JP H0436427Y2 JP 10282585 U JP10282585 U JP 10282585U JP 10282585 U JP10282585 U JP 10282585U JP H0436427 Y2 JPH0436427 Y2 JP H0436427Y2
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JP
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model
topographical
rotating
sheet material
undulations
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JP10282585U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 〔考案の目的〕 (1) 産業上の利用分野 本考案は、風洞実験で用いられる回転可能な地
形模型の改良に関する。
(2) 従来の技術 第5図乃至第8図に、この種の地形模型の従来
例を示すが、それらの図で014は表面に地形標
高016に対応して起伏を有する円筒状の模型
で、円筒状側面017を有し、中心点015を中
心に、手動またはモータなどで回転するようにな
つている。なお023は風洞底面を示す。018
は、模型側面017の上部と標高と同程度の高さ
から、第8図に示すように適宜な下り勾配をもつ
ように、風洞底面023との間に懸け渡されたベ
ニア板などからなる整流装置で、同装置018の
下端縁は、風洞底板023に接合されている。該
整流装置018の直立支柱022と、模型側面0
17との間には、適当な間隔021がある。模型
側面017の上部に、可塑変形しない鋼板(シー
ル材)019の一端が接合され、該鋼板019の
他端は、可塑変形可能なゴムあるいはビニールな
どの空気を通さないシール材020が接合されて
おり、鋼板019とシール材020で支柱022
と模型側面017との隙間をシールしている。
上記従来例の地形模型014のように円筒状側
面017が、剥き出しのままでは、第6図に示す
ように、気流014の逆流025などが生じ、本
案の流れと異なつてくる。この欠点を解消するた
めに、従来例では地形模型両端の起伏と同程度の
高さを有する整流板018を、第8図に示すよう
に配設して、これにより、地形の起伏016に対
応した気流が再現されるようにしてある。整流装
置018は風洞底面023上に固定され、地形模
型014とシール材019,020は模型中心点
015を中心に、回転するようになつている。
地形模型の円周上の起伏が比較的小さい場合に
は、上記従来例の如く、整流装置の高さを固定し
ても、地形の起伏に対応した気流は再現できる。
しかし、円周上の地形起伏が大きくなると、固定
された整流装置と回転地形の高度差が生じ、地形
の起伏に対応した気流の再現ができなくなるとい
う不都合を生じる。
また、整流装置を含めて地形模型を作り、全体
を回転させるようにすると、模型の縮尺率が大き
くならざるを得ないという不都合を生じる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、上記従来例の不都合点及び不具合
を、解決することを、考案が解決しようとする問
題点とするものである。
ロ 〔考案の構成〕 (1) 問題点を解決するための手段 本考案は、上記従来技術の不都合点及び不具合
を解消すべく提案されたもので、風洞の風路内に
回転可能に配設され、側面を円筒状に形成し、上
面を地形起伏に形成した回転模型からなる地形模
型において、一方端縁辺が、前記回転模型の外方
の風路底面全幅に展張され、他方端縁辺が前記回
転模型の円筒側面上端の地形起伏に沿つて連続形
成した空隙に摺動自在に保持される可撓膜を装備
したこと特徴とする地形模型の構成を問題点の解
決手段としている。
(2) 作用 本考案の地形模型は、上記構成を要旨とするも
のであつて、後述する実施例の説明の項で詳細に
述べるような格別の作用を奏するものである。
(3) 実施例 以下、第1図乃至第3図に示す実施例により、
本考案につき具体的に説明する。それらの図で、
01は回転模型で、該回転模型01の円周上の地
形起伏と平行な適当な空間をもつ空隙02を、地
形側側面012の上部に設ける。この空隙02の
内には、空気を通さない可撓膜すなわちシート材
03の一端部と、そのシート材03の一端部の上
下に接合した変形可能な金属板05に取付けたベ
アリング04が収納されている。(第3図参照)
このベアリング04により可撓膜(シート材0
3)は空隙02内を自由に移動できるようになつ
ており、円周上の地形起伏と平行な形状を形成す
る。該シート材03の他端部は、風洞底面06に
設けられた液体槽8に第1図に示す如く配設され
たローラ07に巻き付けられており、該ローラ0
7は液体槽08内の任意の位置に歯車などで固定
しており、円周上地形模型の標高に応じたシート
材03の勾配を調整する役割をもつ。また、シー
ト材03の途中に可塑変形可能なシート材09が
介装されており、該シート材09によつて地形起
伏によつて生ずるシート材03のシワを吸収する
ようになつている。シート材03と円周上地形模
型の間隙は従来例で用いるシール材010,01
1、でシールする。なお、図中013はシール材
である。
本考案の地形模型の一実施例は、上記のように
構成されており、風向きを変えるためなどで、回
転模型01を回転させても、可撓膜すなわちシー
ト材03はベアリング04を介して、模型側面0
12に設けられた空隙02を相対移動する。この
場合、空隙02は回転模型01の上面端部と平行
に形成されており、回転模型01の表面とシール
材011、シール材013とは常に滑らかな連結
斜面を形成する。
なお、シート材03は液体槽08中に漬けるこ
となく、風洞床面06に貼り付けるようにしても
良い。
また、シート材03の端部を空隙02内に入れ
ずに第4図に示すように空隙02内に挿入された
フツク026に取付け、シール材を省略すること
もできる。
ハ 〔考案の効果〕 本考案の地形模型は、上記のような構成、作用
を具有するものであるから、本考案によれば、上
記従来例の不都合点及び不具合点を解消した地形
模型を実現できるという実用的効果を挙げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例の概略説
明図で、第1図は縦断面図、第2図は第1図のA
部拡大図、第3図は第2図の−線断面図、第
4図は本考案の変形例の縦断面図、第5図乃至第
8図は従来例の略示的説明図で、第5図は平面
図、第6図は第5図の−線縦断面図、第7図
は整形模型の平面図第8図は第7図の−線断
面図である。 01……回転模型、02……空隙、03……整
流シート材、04……ベアリング、05……金属
板、06……風洞底面、07……ローラ、08…
…液体槽、09……可塑変形可能なシート材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 風洞の風路内に回転可能に配設され、側面を円
    筒状に形成し、上面を地形起伏に形成した回転模
    型からなる地形模型において、一方端縁辺が、前
    記回転模型の外方の風路底面全幅に展張され、他
    方端縁辺が前記回転模型の円筒側面上端の地形起
    伏に沿つて連続形成した空隙に摺動自在に保持さ
    れる可撓膜を装備したことを特徴とする地形模
    型。
JP10282585U 1985-07-08 1985-07-08 Expired JPH0436427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10282585U JPH0436427Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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JP10282585U JPH0436427Y2 (ja) 1985-07-08 1985-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6212839U JPS6212839U (ja) 1987-01-26
JPH0436427Y2 true JPH0436427Y2 (ja) 1992-08-27

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS6212839U (ja) 1987-01-26

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