JPH04362541A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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Publication number
JPH04362541A
JPH04362541A JP3136616A JP13661691A JPH04362541A JP H04362541 A JPH04362541 A JP H04362541A JP 3136616 A JP3136616 A JP 3136616A JP 13661691 A JP13661691 A JP 13661691A JP H04362541 A JPH04362541 A JP H04362541A
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JP
Japan
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recording medium
optical recording
reflective layer
layer
track
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JP3136616A
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Inventor
Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光により情報の記録、
再生、あるいは消去を行う光記録媒体、さらに詳細には
高密度記録が可能な光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光記録媒体には基板にトラッキン
グ用の案内溝が形成されプッシュプル法によってトラッ
キングを行うものの他に、サンプルサーボ方式によりト
ラッキングを行うものがある。
【0003】サンプルサーボ方式の光記録媒体100の
主要部は、図16に示すように、レーザスポット101
が通過するトラックの中心102の外側および内側に所
定幅だけ離れ、トラック方向にも所定間隔だけ離れた位
置に設けられた一対のウォブリングピット104、10
5を有するサーボ領域106と、ビット108が形成さ
れデータの記録が行われるデータ領域109とから成り
、このサーボ領域106とデータ領域109とで一つの
セクタ110を構成している。なお、ここでは、紙面の
上側を光記録媒体100の外側、紙面の下側を光記録媒
体100の内側とする。
【0004】ウォブリングピット104、105は、図
17に示すように、基板112に形成された凹部113
から成り、その上に記録層115および保護層117が
積層されている。レーザ光118は基板112側から照
射される。なお、サーボ領域106にはウォブリングピ
ット104、105の他にクロックピット119や図示
されないアドレス等を与えるピットも形成されている。
【0005】レーザスポット101がウォブリングピッ
ト104、105に照射されると、回折により反射光量
が減少し信号が検出される。レーザスポット101がト
ラック102の中心を通るときには図18(a)のよう
にウォブリングピット104、105によって生じる信
号120、121の強度は等しくなる。レーザスポット
101がトラックの中心102から外側すなわち紙面の
上側にずれたときは、同図(b)のようにウォブリング
ピット104からの信号120がウォブリングピット1
05からの信号121よりも大きくなる。
【0006】一方、レーザスポット101がトラックの
中心102から内側、すなわち、紙面の下側にずれたと
きは、同図(c)のようにウォブリングピット105か
らの信号121がウォブリングピット104からの信号
120よりも大きくなる。トラッキングサーボ回路にお
いて、クロックピット119から得られるクロック信号
125を基にしたタイミングで、信号120および12
1の大きさをサンプリングし、ホールドした後、差動増
幅器でその差を求めることにより、レーザスポット10
1とトラックの中心102とのずれを検出することがで
き、トラッキングエラー信号を得ることができる。信号
120および121の差が0となるようにサーボ領域1
06で制御を行い、データ領域109ではこの状態が保
持される。この動作がセクタ110毎に繰り返されるこ
とによりトラッキングが行われる。
【0007】基板112にはアクリル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂やガラスが、保護層117にはSiO2、A
lN等の酸化物や窒化物が用いられる。また、記録層1
15としてはTe等の穴あけ材料、GeTeSb等の相
変化材料、TbFeCo等の光磁気材料が用いられる。
【0008】記録層115に図示されない対物レンズ等
により集光されたレーザ光118を基板112を通して
照射し、その照射部101において、記録層115の変
形、相変化、あるいは磁化反転等を生じさせ、図16の
ように非照射部とは反射率あるいはカー回転角の異なる
記録ビット108を形成することにより記録が行われる
。情報の再生は記録ビット108における反射率やカー
回転角の変化を検出することにより行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録層
115は一般に熱伝導性が高いため、熱伝導によりレー
ザ照射部の周囲の温度も上昇し、記録ビット108が広
がる。これにより、あるトラック102を再生する際、
その隣のトラックに記録されているビットの一部にもレ
ーザ光が照射されるため、本来再生されるべきではない
信号が混入しクロストークが生じたり、ノイズが増加す
るという問題があった。特に、高密度化のためトラック
ピッチを小さくすると、クロストークの増加が著しかっ
た。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、基板
とその上に積層された記録層と反射層とを備えた光記録
媒体において、前記反射層に反射率の低い部分を設け、
隣接するトラックからの不要な信号が再生されないよう
にすることにより、トラックピッチを小さくしてもクロ
ストークが小さく、高密度化が可能な光記録媒体を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光記録媒体では、基板とその上に積層された
記録層と反射層とを備えた光記録媒体において、前記反
射層の一部を除去する等によって、前記反射層に反射率
が低い部分が設けられている。このとき、例えば、互い
に隣接するトラックの中心の間に位置している前記反射
層の反射率が所定の幅でトラック方向に沿って低くされ
ており、反射層の反射率が高い部分の幅が記録再生に用
いられるレーザ光の前記記録層におけるスポット径より
も小さくされている。また、前記記録層は透過率が高い
材料で、あるいは光を透過できるほど十分薄く形成され
ている。
【0012】
【作用】トラックピッチを小さくすると、隣接したトラ
ックに記録されているビットの一部にもレーザが照射さ
れるようになる。ここで、前記反射層の反射率が所定の
幅でトラック方向に沿って低くされており、反射層の反
射率が高い部分の幅が記録再生に用いられるレーザ光の
前記記録層におけるスポット径よりも小さくされている
。すなわち、レーザが照射される領域と隣接するトラッ
クに記録されているビットが重なる部分の反射層の反射
率は低くされている。さらに、前記記録層は透過率が高
い材料で、あるいは光を透過できるほど十分薄く形成さ
れている。これにより、隣接したトラックに記録された
ビットの一部に照射されたレーザ光は、ほとんど記録層
を透過し、この透過光は反射層によりほとんど反射され
ないため、隣接したトラックに記録されたビットからは
信号が再生されずクロストークは増大しない。なお、ト
ラックの中心部分の反射率は高いため、十分な反射光量
が得られ記録信号を再生することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0014】本発明を好適に適用した光記録媒体10は
、図1の基板とは反対側から見た上面図に示すように、
サーボ領域12とデータ領域13がトラック方向に交互
に形成されており、サーボ領域12にはウォブリングピ
ット14および識別ピット16が設けられている。 ウォブリングピット14は渦巻状あるいは同心円状に配
置されているトラック17の中心から内側および外側に
所定の幅だけずれた位置に形成されている。例えば、ウ
ォブリングピット15aはトラック18bとトラック1
8cの中心から等距離の位置に、ウォブリングピット1
5bはトラック18aと18bの中心から等距離の位置
にあり、互いに所定の距離だけトラック方向に離れてい
る。他のウォブリングピット14も同様に形成されてい
る。従って、ウォブリングピット15aはトラック18
bに対しては中心から内側に離れており、トラック18
cに対しては中心から外側に離れていることになり、ト
ラック18b、トラック18cの共通のウォブリングピ
ットとなる。
【0015】ウォブリングピット14、識別ピット16
は図2のトラック方向の断面図に示すように透明基板3
0に凹状のピットとして形成されている。基板30の上
には保護層32、記録層20および保護層36がスパッ
タ法、真空蒸着法等のよく知られた薄膜形成手段により
作製され、積層されている。記録層20は光を透過でき
るほど十分薄く形成されている。保護層36の上には、
反射層22が設けられ、この反射層22は図1および図
3の半径方向の断面図に示すようにデータ領域13にお
いて、よく知られているフォトリソグラフィーおよびエ
ッチング手段を用いて、隣接するトラック17の中心の
間の部分23が所定の幅でトラック方向に帯状に除去さ
れている。したがって、反射層22が除去されている部
分23の反射率は極めて小さくなっている。なお、サー
ボ領域12には図示されていないが、クロックピット、
セクターマーク、アドレス等があらかじめ記録されてい
る。
【0016】透明基板30には、アクリルやポリカーボ
ネート等の樹脂、あるいはガラス等が用いられる。反射
層22にはTa、Cr、Al、Au等の金属が、記録層
20には、光磁気記録媒体の場合、例えば希土類遷移金
属アモルファス合金であるTbFeCo、TbFe、G
dTbFe、あるいはPtとCo等の極薄膜を多層積層
した超格子薄膜が用いられる。また、保護層32、36
にはガラス、SiO2、AlN等の透明酸化物、窒化物
等が用いられる。保護層32、36は記録層20を酸化
等から保護する働きをする。
【0017】次に、図1、図4および図5を用いてサン
プルサーボ方式によるトラッキングについて説明する。
【0018】図1において、レーザスポット40がトラ
ック18bの中心を移動するときには、図4(a)のよ
うにウォブリングピット15a、15bによって生じる
検出信号42a、42bの大きさは等しくなる。さらに
識別ピット16によって識別信号42cが生じる。レー
ザスポット40がトラック18bの中心から外側すなわ
ち紙面の上方向にずれて移動するときには、レーザスポ
ット40はウォブリングピット15aから遠ざかり、1
5bに近づいた位置を移動するため同図(b)のように
検出信号42bの方が42aよりも大きくなる。
【0019】逆に、レーザスポット40がトラック18
bの中心から内側すなわち紙面の下方向にずれて移動す
るときには、レーザスポット40はウォブリングピット
15aに近づき、15bから遠ざかった位置を移動する
ため同図(c)のように検出信号42aの方が42bよ
りも大きくなる。同様にして、レーザスポット40が隣
のトラック18cの中心から外側すなわち紙面の上方向
にずれて移動するときには、図4(d)のように検出信
号42aの方が42bよりも大きくなり、逆に内側すな
わち紙面の下方向にずれて移動するときには、同図(e
)のように検出信号42bの方が42aよりも大きくな
る。トラック18cには識別ピット16が設けられてい
ないため、識別信号42cは発生しない。
【0020】このような検出信号42a、42bおよび
識別信号42cにより図5に示すトラッキングサーボ回
路によりトラッキングを行う。すなわち、光学ヘッドの
光検出器50により検出された検出信号42a、42b
、識別信号42cは増幅器52で増幅される。増幅され
た検出信号42a、42b、識別信号42cはタイミン
グ信号発生回路54がクロックピット等を基に発生する
タイミング信号に合わせて第1、第2、第3のサンプル
ホールド回路56、57、58でサンプリングされ、所
定の時間ホールドされる。そして、差動増幅器60によ
り第1および第2のサンプルホールド回路56、57で
サンプリングされ、ホールドされている検出信号42a
、42bの差信号を得る。
【0021】この差信号は検出信号42a、42bが図
4(b)および(e)の状態のときには負、同図(c)
および(d)のときには正となる。すなわち、レーザス
ポット40がトラック18bの中心から外側にずれても
、トラック18cの中心から内側にずれても、図4(b
)、(e)のように検出信号42bの方が検出信号42
aよりも大きくなり、差信号は負となる。したがって、
この差信号だけではレーザスポット40がトラック中心
からどちら側へずれているか識別できない。
【0022】そこで、差動増幅器60の出力である差信
号から、利得が1の反転増幅器62によって極性のみを
反転させた反転差信号を発生し、第3のサンプルホール
ド回路58でサンプリングしホールドしている識別信号
42cの有無により、切り替え回路64で差信号と反転
差信号を切り換える。すなわち、第3のサンプルホール
ド回路58から、識別信号42cがある場合は1、無い
場合は0が出力されるようにし、切り替え回路64によ
り第3のサンプルホールド回路58からの出力が1のと
きは差信号を、0のときには反転差信号が出力されるよ
うにする。すなわち、レーザスポット40がトラック1
8bの中心から外側にずれたときは差信号は負となり、
識別信号42cも発生するため、トラッキングサーボ回
路からは差信号が出力される。
【0023】一方、レーザスポット40がトラック18
cの中心から内側にずれたときは、差信号は負となるが
、識別信号42cは発生しないため、トラッキングサー
ボ回路からは極性が正の反転差信号がトラッキングエラ
ー信号として出力される。また、逆にレーザスポット4
0がトラック18bの中心から内側にずれたときは差信
号は正となり、識別信号42cも発生するため、トラッ
キングサーボ回路からは極性が正の差信号が出力される
【0024】一方、レーザスポット40がトラック18
cの中心から外側にずれたときは、差信号は正となるが
、識別信号42cは発生しないため、トラッキングサー
ボ回路からは極性が負の反転差信号が出力される。この
ように、トラック17によらずレーザスポット40がト
ラック中心から外側にずれたときには負の、内側にずれ
たときには正の信号が出力されるため、レーザスポット
40のずれた方向を識別できる。したがって、トラッキ
ングエラー信号が0になるように対物レンズのアクチュ
エータ等を制御することにより安定したトラッキングが
得られる。
【0025】情報の記録は、例えば、記録層20に光磁
気記録材料を用いた場合、図6に示すように、記録層2
0に基板30側から一定出力のレーザ光40を照射して
加熱すると同時に図示されない磁界印加手段により磁界
を印加し、記録層20の磁化を一定方向に揃えた後、印
加磁界の方向を反転し、情報により変調されたレーザ光
40を記録層20に照射して加熱し、記録層20の磁化
を反転させることでビット68を形成する。このとき、
記録層20において、ビット68が形成される部分は高
温となり、その熱の大部分は反射層22に伝わるが、一
部はその周囲69a、69bにも伝わる。また、レーザ
光40はビット68が形成される部分の周囲69a、6
9bにも照射されているため、ビット68は反射層22
が除去されている部分69a、69bにも広がる。
【0026】記録層20に照射されたレーザ光40の一
部は記録層20で反射されるが、大部分は透過する。透
過したレーザ光40のうち、トラック17の中央付近の
反射層22が除去されていない部分に照射された部分は
反射層22に反射され、反射光70となる。一方、反射
層22が除去された部分に照射されたレーザ光40はそ
のまま透過光71となり、基板側には反射しない。
【0027】このため、データ領域13におけるビット
68の幅は除去されずに残っている反射層22の幅より
も大きくなる。このようなビット68にレーザ光40を
照射し再生を行う場合、図7に示すように、レーザスポ
ット40の一部が隣のトラックに記録されているビット
の一部69aにも照射される。このとき、トラックピッ
チPと反射層22が除去されている幅wの和と、レーザ
光40のスポット径dとをほぼ等しくするか、レーザス
ポット径dの方を小さくするくすることにより、隣のビ
ットの反射層22が除去されている部分69aのみにし
かレーザ光40が照射されない。従って、レーザ光40
のうち、隣のビットの一部69aに照射された部分のほ
とんどは記録層20を透過したまま反射してこない。た
だし、一部は記録層20の表面で反射されるが、その強
度は、本来再生すべきビット68に照射され反射層22
から反射してきた光と比べてため、非常に小さいためク
ロストークも非常に小さくなる。すなわち、クロストー
クを増大させずにトラックピッチをレーザ光40のスポ
ット径よりも小さくでき高密度化が可能となる。
【0028】以上、本発明の一実施例を図1から図7に
基づいて詳細に説明したが、本発明は他の様態で実施す
ることができる。例えば、記録層20の材料は光磁気記
録材料に限定されず、Te等の穴あけ材料、GeTeS
b等の相変化材料を用いてもよい。また、記録層20と
して有機色素材料を用いてもよい。基板30、保護層3
2、36および反射層22の材料や膜厚についても特に
限定しない。記録層20の膜厚についても光の透過率が
高い範囲において特に限定されない。ウォブリングピッ
ト14の深さについても特に限定しない。また、ウォブ
リングピット14は基板30から凸状に形成されてもよ
い。
【0029】また、保護層32、36は必ずしも設ける
必要はない。例えば、図8に示すように、記録層20の
上に直接反射層22を設けてもよい。さらに、反射層2
2の上に保護層73を設けてもよい。このとき、記録層
20に照射されたレーザ光によって発生する熱は反射層
22に吸収されるため、ビットの広がりは小さくなる。
【0030】また、反射層22は互いに隣接するトラッ
クの中心の間のみ完全に除去されている必要はなく、例
えば、図9に示すように、反射層74をトラックの中心
の間の部分75が、トラックの中心付近の部分76より
も十分薄くなるようにしてもよい。これにより、膜厚が
薄い部分の反射率は低くなる。このとき、反射層74に
よっても記録層20を保護することができる。このとき
の反射層74の形状や膜厚分布については特に限定され
ず、膜厚が連続的に変化してもよい。
【0031】また、反射層22の形状についても特に限
定されず、例えば、図10に示す反射層78のように膜
厚が連続的に変化し、中央部が厚くなってもよい。
【0032】また、反射層22の反射率を低下させるた
めに、反射層22の一部を除去する必要はなく、例えば
、図11に示すように反射層80の一部81を酸化等に
より、透明、あるいは透過率を高くして反射率を低下さ
せてもよい。また、図12に示すように保護層36の表
面の一部い細かな凹凸85を設け、その上に反射層84
を設けることにより反射率を低下させてもよい。
【0033】また、図13に示すように、反射層22の
上に光を吸収する光吸収層88を形成してもよい。光吸
収層は、所定の波長の光を吸収する色素等により形成さ
れる。
【0034】また、サーボ領域におけるウォブリングピ
ット14の形状、位置、個数、配置パターンについても
特に限定されない。また、ウォブリングピット14は基
板30に設けられた凹状あるいは凸状のピットに限定さ
れるわけではなく、Al、Ta、Cr等の金属膜からな
るピットを基板30の上に設けて形成してもよい。
【0035】また、同一の光記録媒体でトラックピッチ
、反射層22の反射率が低い領域の幅は一定である必要
はなく、変化してもよい。すなわち、光記録媒体の外周
ほどトラックピッチを小さく、反射層22の反射率が低
い領域の幅を広くしてもよい。なお、このとき、ウォブ
リングピット14は隣接するトラックの中心から等しい
距離にある必要はなく、どちらかのトラックの中心によ
っていてもよい。
【0036】また、反射層22の反射率の低い部はデー
タ領域13にのみに設けられる必要はなく、サーボ領域
12にも連続して形成されていてもよい。
【0037】また、本発明は、サンプルサーボ方式の光
記録媒体のみに限定されるものではなく、光により記録
再生を行う光記録媒体であれば特に限定されない。例え
ば、図14に示すように、トラッキング用案内溝92の
設けられた基板87に、保護層88、記録層89、保護
層90等が積層された光記録媒体において、ビットの記
録が行われるランド91あるいは溝92の一方のみに反
射層93を形成してもよい。また、CD−ROM等の再
生専用光記録媒体において、ピットの形成されている領
域に帯状に反射層を設けてもよい。
【0038】また、図15に示すように、平坦な基板9
5の上に、透過率の高い有機色素材料を記録層96とし
て形成し、その上に帯状に形成された反射層97を設け
てもよい。このとき、帯状の反射層97がトラッキング
用案内溝と同様の働きをする。また、反射層により、サ
ンプルパターンを形成し、サンプルサーボ方式の光記録
媒体としてもよい。
【0039】また、光記録媒体の形状は円状である必要
はなく、光カード等に適用する場合は反射層の反射率の
低い部分の形状を直線状としてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の光記録媒体によれば、反射層に反射率の低い部
分を設け、隣接するトラックからの不要な信号が再生さ
れないようにすることにより、トラックピッチを小さく
してもクロストークが小さく、高密度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一実施例の構成を示す上
面図である。
【図2】本発明の光記録媒体の構成を示すトラック方向
の断面図である。
【図3】本発明の光記録媒体の構成を示す半径方向の断
面図である。
【図4】(a)〜(e)は本発明の光記録媒体における
ウォブリングピットによって生じる信号を示す説明図で
ある。
【図5】トラッキングサーボ回路の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図6】記録されたビットの形状を示す断面図である。
【図7】記録されたビットの形状を示す平面図である。
【図8】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面図
である。
【図9】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面図
である。
【図10】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図11】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図12】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図13】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図14】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図15】本発明の光記録媒体の他の実施例を示す断面
図である。
【図16】従来の光記録媒体の構成を示す上面図である
【図17】従来の光記録媒体の構成を示す断面図である
【図18】(a)〜(c)は従来の光記録媒体における
ウォブリングピットによって生じる信号を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10  光記録媒体 17  トラック 20  記録層 22  反射層 23  反射率が低い部分 40  レーザスポット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板とその上に積層された記録層と反
    射層とを備えた光記録媒体において、前記反射層に反射
    率が低い部分が設けられていることを特徴とする光記録
    媒体。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の光記録媒体において
    、互いに隣接するトラックの中心の間に位置している前
    記反射層の反射率が所定の幅でトラック方向に沿って低
    くされており、反射層の反射率が高い部分の幅が、記録
    再生に用いられるレーザ光の前記記録層におけるスポッ
    ト径よりも小さいことを特徴とする光記録媒体。
  3. 【請求項3】  請求項2に記載の光記録媒体において
    、前記反射層の反射率が低い部分の幅とトラックピッチ
    の和が記録再生に用いられるレーザ光の前記記録層にお
    けるスポット径とほぼ等しいか、あるいは、大きいこと
    を特徴とする光記録媒体。
  4. 【請求項4】  請求項1に記載の光記録媒体において
    、前記記録層の透過率が高いか、あるいは、前記記録層
    が光を透過できるほど十分薄いことを特徴とする光記録
    媒体。
  5. 【請求項5】  請求項1に記載の光記録媒体の前記反
    射層において、その一部を除去あるいは膜厚を薄くする
    ことにより反射率を低くすることを特徴とする光記録媒
    体。
JP3136616A 1991-06-07 1991-06-07 光記録媒体 Pending JPH04362541A (ja)

Priority Applications (2)

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JP3136616A JPH04362541A (ja) 1991-06-07 1991-06-07 光記録媒体
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439830B1 (ko) * 1999-10-13 2004-07-12 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 광디스크, 광디스크에 기록된 정보를 재생하기 위한 장치및 방법

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KR100439830B1 (ko) * 1999-10-13 2004-07-12 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 광디스크, 광디스크에 기록된 정보를 재생하기 위한 장치및 방법

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