JPH04356321A - ポンチ付工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、薄い金属板等に簡単に
ポンチ孔を凹設できるポンチ付工具に関するものである
。

【０００２】

【従来の技術】従来、薄い金属板等に貫通小孔を穿設す
る場合には、ドリル先端がズレないようにまずポンチと
ハンマーを用いて該金属板にポンチ孔を凹設し、続いて
このポンチ孔にドリル先端を当接し、該ドリルを回動せ
しめて金属板に貫通小孔を穿設するという手段をとる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このポンチと
ハンマーによる作業は片手でポンチを握持してポンチの
先端を金属板所望位置に当接せしめ、もう一方の手で握
持したハンマーによりポンチ基部を殴打するという両手
作業であり非常に厄介である。

【０００４】特に金属板の端縁から所定長さの位置に一
定間隔で複数個ポンチ孔を凹設する場合には、予め金属
板の端縁から所定長の位置に該端縁と平行な線を描き、
その線上をポンチとハンマーとにより１つずつポンチ孔
を凹設していかなければならず、一層厄介である。

【０００５】本発明はこのような問題点を解決したポン
チ付工具を提供することを技術的課題とするものである
。

【０００６】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【０００７】左右一対の握持杆３・４を枢着部により交
叉枢着して該握持杆３・４を開閉せしめる工具において
、一方の握持杆３の枢着部前側内面にポンチ５を突設し
、他方の握持杆４に前記ポンチ５が嵌入するポンチ貫入
孔６を設け、握持杆３・４の先端部から所定長さ位置に
ポンチ孔１０を凹設する板材７の端縁７’を支承する板
材支承部８を形成したことを特徴とするポンチ付工具に
係るものである。

【０００８】先端に挾着部１・２を設けた左右一対の握
持杆３・４を交叉枢着し、この左右の挾着部１・２を開
閉せしめることにより左右の挾着部１・２同志で被挾着
物を挾着する工具であって、一方の挾着部１の内面にポ
ンチ５を突設し、他方の挾着部２に前記ポンチ５が嵌入
するポンチ貫入孔６を設け、挾着部１・２から所定長さ
位置にポンチ孔１０を凹設する板材７の端縁７’を支承
する板材支承部８を形成した工具と、挾着部１・２の内
縁に被嵌されるコマであって、基端に前記板材支承部８
と当接する当接部１８が形成され、先端に前記板材７の
端縁７’を支承する板材支承部９が形成されたコマ体１
１と、から成るポンチ付工具に係るものである。

【０００９】

【作用】請求項１記載の発明に係る作用について説明す
る。

【００１０】握持杆３と握持杆４との間に板材７を位置
せしめ、板材７の端縁７’を板材支承部８に当接させ、
握持杆３・４を握持すると、端縁７’から所定長さ位置
にポンチ５によりポンチ孔１０が凹設される。

【００１１】端縁７’を板材支承部８に支承させながら
本工具を左右に摺動させ、握持杆３・４の開閉を繰り返
すと端縁７’から所定長さ位置即ち端縁７’に体して所
定距離の平行線上にポンチ孔１０が並設されることにな
る。

【００１２】請求項２記載の発明に係る作用について説
明する。

【００１３】コマ体１１を挾着部１・２の内縁に、コマ
体１１の当接部１８が板材支承部８に当接する状態で被
嵌し、上記と同様に板材７の端縁７’をコマ体１１の板
材支承部９に当接させ、握持杆３・４を開閉せしめると
コマ体１１の長さｌ２により板材７に凹設されるポンチ
孔１０の端縁７’からの位置は短くなる。

【００１４】また、本挾着工具は挾着部１・２により被
挾着物の挾着作用も可能となる。

【００１５】

【実施例】図面は本発明の一実施例を図示したもので以
下に説明する。

【００１６】図面は挾着部１・２を枢着軸１２を二つの
軸孔１３のいずれかに移動させることで挾着開口度合を
二段階に可変し得る所謂プライヤーに所定の構造を付与
せしめて本発明を実施した場合である。

【００１７】握持杆４は静止杆であって、先端内面に挾
着凹凸面１４が形成されるとともにポンチ貫入孔６が穿
設されている。

【００１８】挾着部２の基部には板材７の端縁７’に対
して垂直となる平坦面（板材支承部８）が形成されてい
る。

【００１９】更に、この平坦面（板材支承部８）の前側
内部にはコマ体１１が被嵌されるように薄肉部１５が形
成されている。

【００２０】また、握持杆３は擺動させる動杆であって
、先端内面に挾着凹凸面１６が形成されるとともにポン
チ５が突設されている。

【００２１】この握持杆３の挾着部１の基部内側には枢
着軸１２の移動による本工具の挾着開口度合可変操作時
に支承を来さないように逃げ切欠部１７が設けられてい
る。

【００２２】また、コマ体１１は縦断面チャンネル状の
合成樹脂製のコマであって、先端（板材支承部９）及び
基端（当接部１８）が互いに平行な平坦面に形成され、
上面は、その長さがｌ２にして前記握持杆３の挾着部１
内縁が当接する厚みの平坦面に形成されている。

【００２３】尚、図４のコマ体１１は上面を延長突出せ
しめ、その長さをｌ２より長いｌ３としたものである。 該コマ体１１の脚部の巾ｌ４は前記薄肉部１５の長さに
一致する。

【００２４】実施例は上記構成であるから、挾着部２が
板材７の下側に位置し、握持杆３が板材７の上側に位置
する状態で本工具により板材７を挾持し、握持杆３を擺
動せしめると挾着部１のポンチ５により端縁７’からｌ
１の位置にポンチ孔１０が並設されることになる。

【００２５】また、ポンチ孔１０の端縁７’からの凹設
位置を短くしたい場合には、挾着部２の薄肉部１５にコ
マ体１１を被嵌する。図３の場合には上面の長さｌ２の
コマ体１１を被嵌し、前記同様にポンチ孔１０の凹設を
行っている場合である。この場合においては、端縁７’
から（ｌ１−ｌ２）の長さの位置にポンチ孔１０が凹設
されることになる。上面に長さが異なるｌ３の図４のコ
マ体１１を用いれば、ポンチ孔１０の凹設位置は（ｌ１
−ｌ３）となる。

【００２６】このように上面の長さが異なる数種類のコ
マ体１１を用意しておけば、端縁７’から所定の長さの
位置に複数のポンチ孔１０を簡単迅速に凹設し得ること
になる。尚、コマ体１１は合成樹脂製であるから、薄肉
部１５に該コマ体１１を被嵌し、握持杆３・４を握持し
て挾着部１の挾着凹凸面１６で該コマ体１１の上面を押
圧すると、該コマ体１１はその弾性により薄肉部１５に
確実に被嵌され、コマ体１１の被嵌は迅速に行なわれる
ことになる。

【００２７】

【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、板
材に簡単迅速にポンチ孔を凹設し得るポンチ付工具を提
供することになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図である。

【図２】本発明の要部の斜視図である。

【図３】本発明の使用状態を示す説明図である。

【図４】本発明に係るコマ体の別例の斜視図である。

【符号の説明】

１　　挾着部 ２　　挾着部 ３　　握持杆 ４　　握持杆 ５　　ポンチ ６　　ポンチ貫入孔 ７　　板材 ７’　　端縁 ８　　板材支承部 ９　　板材支承部 １０　　ポンチ孔 １１　　コマ体 １８　　当接部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　左右一対の握持杆を枢着部により交叉
   枢着して該握持杆を開閉せしめる工具において、一方の
   握持杆の枢着部前側内面にポンチを突設し、他方の握持
   杆に前記ポンチが嵌入するポンチ貫入孔を設け、握持杆
   の先端部から所定長さ位置にポンチ孔を凹設する板材の
   端縁を支承する板材支承部を形成したことを特徴とする
   ポンチ付工具。
2. 【請求項２】　　先端に挾着部を設けた左右一対の握持
   杆を交叉枢着し、この左右の挾着部を開閉せしめること
   により左右の挾着部同志で被挾着物を挾着する工具であ
   って、一方の挾着部の内面にポンチを突設し、他方の挾
   着部に前記ポンチが嵌入するポンチ貫入孔を設け、挾着
   部から所定長さ位置にポンチ孔を凹設する板材の端縁を
   支承する板材支承部を形成した工具と、挾着部の内縁に
   被嵌されるコマであって、基端に前記板材支承部と当接
   する当接部が形成され、先端に前記板材の端縁を支承す
   る板材支承部が形成されたコマ体と、から成るポンチ付
   工具。