JPH0435394Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は仏教徒の礼拝並びにペツト用の礼拝
に供される線香に関する。

（従来の技術） 従来線香は、その燃焼時間を法事等に於て標準
的に唱えられるお経の時間と略適合するような長
さで、ただ単に棒状に設けただけのものだつた。

（考案が解決しようとする問題点） しかし、普及型仏壇・仏具（ペツト用の仏壇・
仏具を含む）の小型化傾向を反映して小型の線香
焚きの使用に至つており、線香だけが従来の長さ
では、焚く線香の灰が線香焚きの容器外に飛散・
落下して周囲を汚して見かけを損ねたり、又、長
い線香を束にして安易に使用すると、場合によつ
ては線香が徐々に転倒し、気付かぬうちに火災を
招くという危険があつた。

殊に日々の仏壇礼拝や墓碑御参に於ては、略式
で念仏を唱えて供養に勤めるが、この場合長い線
香のままでの使用は不経済であり、往々にして短
小の線香を選考し易く、線香を折る等して短小に
して用いたり、溜置いた線香の半端物を間に合わ
せとして仏前に供するが、いずれも線香の丈が不
揃いなものとなつていた。

〔考案の構成〕

（問題点を解決するための手段） そこで、この考案は上記の欠点を除去するた
め、線香１の中央周壁面に折れ溝２を周設すると
ともに、この折れ溝２に色付けを成したことを特
徴とする線香を提供しようとするものである。

（作用） 上述のように線香１の中央周壁面に折れ溝２を
周設し、この折れ溝２に色付けを施すことで、線
香を折つて使用する場合には、この折れ溝２が折
れ点と分断を誘発し、線香を折らずそのまま使用
する場合には、線香の中央の位置を示す表示ライ
ンとしての役割を有する。

〔考案の効果〕

この考案によると、しばしば不揃いにして折れ
易かつた線香を整然と分断できるため、略式では
あるが短小の線香を仏前に供するに際して、線香
香一本一本が段違いとならず見映え良く使用で
き、隣接する縁者の墓碑に同時に分け与えて供養
に供せるのみならず、線香を線香焚きに低く立て
れるので、線香焚きの外に灰が落下し仏壇等を汚
すことが解消され、仏壇のコンパク化に即応する
線香を得れ、線香の中央を示す表示ラインを金色
で塗着すれば、いずれの状態においてもアクセサ
リーポイントとしての効果も得れるという数々の
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は立面図であり、第２図は要部のみを拡
大して示す立面図ある。 １……線香、２……折れ溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 線香１の中央周壁面に折れ溝２を周設するとと
   もに、この折れ溝２に色付けを成したことを特徴
   とする線香。