JPH04352922A - 便座 - Google Patents

便座

Info

Publication number
JPH04352922A
JPH04352922A JP12734191A JP12734191A JPH04352922A JP H04352922 A JPH04352922 A JP H04352922A JP 12734191 A JP12734191 A JP 12734191A JP 12734191 A JP12734191 A JP 12734191A JP H04352922 A JPH04352922 A JP H04352922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
toilet seat
coat
water closet
antibacterial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12734191A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Maki
正雄 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP12734191A priority Critical patent/JPH04352922A/ja
Publication of JPH04352922A publication Critical patent/JPH04352922A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、水洗式の洋
式便座に用いられる便座に関するものである。特に、清
潔でクリーンな便座で特に便座シートあるいは、便座カ
バーの表面処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の便座に関しては、快適性を付与す
るため各種機能の提案が行なわれ、それらが実用化され
て好評を得ている。代表的な機能としては、便座シート
の暖房機能から始まって、用便後の温水によるお尻の洗
浄機能や乾燥機能あるいは、臭気の脱臭機能などが挙げ
られる。
【0003】便座シートは公共用など、不特定多数の人
が直接肌を接して利用することから、清潔面で強い要求
があるにも拘らず、シートをアルコール液などで拭いて
消毒する持ち運びにコンパクトな衛生紙などは提案され
ているもののそれ以外は特別な提案はされていない。
【0004】従来の便座は、主にABS樹脂などの成型
品が用いられている。その表面に格別な表面処理など施
されておらず、樹脂成型品がそのまま利用されている状
況である。公共用の洋式便座を利用する場合には、便座
シートの腰掛ける表面を紙で拭いてから腰掛けている人
が多い実態にある。
【0005】また、便座カバーの底部は男性が小便をす
る際に小便で汚れ易いため、その部分が変色したり、雑
菌の繁殖によってアンモニア臭がしたりする原因にもな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
便座では以下のような課題があった。
【0007】すなわち、便座は樹脂そのものが、柔らか
いため表面を洗浄時に例えばスポンジたわしなどで表面
を擦るときずが付き易い。また万が一、大便や小便が付
着した場合、紙で拭いて見かけ上綺麗になったとしても
、殺菌されることは無く衛生面での不安が残ってしまう
という課題があった。また小便などの汚れが既に記載し
たように臭気発生の一因になっていると言う課題もあっ
た。
【0008】更には、マジックインキなどでいたずら書
きをしたり、誤って各種洗剤などがついたままなるとし
み跡が残ったり、汚れ易いという課題もあった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、硬く
疵が付きにくく汚れも付着しにくくついた汚れが簡単に
とれ、また抗菌作用も有する便座特に便座シート、便座
カバーの表面処理を提供することを目的としたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、便座表面上に抗菌剤を含有するホスファ
ゼン系硬化性樹脂皮膜を設ける。
【0011】また、抗菌剤として、表面上に銀塩を担持
した無機微粉末微粒子を用いる。
【0012】
【作用】上記構成によって本発明では、まずホスファゼ
ン系硬化性樹脂の持つ特長である高い表面硬度(鉛筆硬
度9H)および洗剤、化粧品各種油などに耐性がある美
しい表面構造が付与されるとともに、銀塩などの抗菌剤
に由来する菌の増殖抑制効果により雑菌が増えることな
く衛生的な便座が得られる。
【0013】一般にホスファゾは2価の原子団−P=N
−を言うが、本発明では、下記の構造式(化1)を有す
るホスファゼン系硬化性樹脂を用いる。
【0014】
【化1】
【0015】皮膜の形成は以下の方法による。すなわち
、ホスファゼン系硬化性樹脂をケトン系、芳香族系、エ
ステル系などの溶剤に溶解するとともに、銀塩を担持し
たシリカ微粒子を分散させ塗料化したものを用いて、A
BS樹脂などの基材上に塗布し、溶剤を乾燥させたのち
加熱もしくは、紫外線にて硬化させ、皮膜を得る。
【0016】特に紫外線硬化を行なうことで、硬化のた
めのエネルギー量が少なく優れた生産性が見込め安価に
皮膜形成ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明の1実施例の便座シートの断面
図であり、同図において、1は基材で、ABS樹脂など
の成型樹脂である。2がホスファゼン系硬化性樹脂皮膜
層であり、このホスファゼン系硬化性樹脂皮膜2は抗菌
剤3を含有している。
【0018】抗菌剤3は、表面のコーティング層でなく
、樹脂層に入れても同様の効果を見込めるが、意味があ
るのは表面の抗菌剤であり樹脂内部に含有する抗菌剤は
無駄になる。また、抗菌剤が多量に必要になることに加
えて、樹脂表面の硬度、耐薬品性などは全く改善されな
い。
【0019】本発明のように、コーティング層に抗菌剤
を含有させることで、高価な抗菌剤を必要量のみ利用す
ることになる。
【0020】便座シートへの皮膜形成は、前記の方法で
行なうが便座シートへの塗料の塗布方法としては、従来
公知の塗装法例えばスプレー法などが利用できる。便座
シートを例に説明したが、これは便座カバーなどでも同
様である。
【0021】雑菌の繁殖を防止させる目的からは、各種
方法があるが安全性の面でレベルが異なる。便座に関し
ては、直接人体がふれることから、特に安全上の配慮が
必要である。銀塩を用いる方法は、既に浄水器において
、活性炭層で増える雑菌の抑制の目的にも用いられてお
り、他の方法と比較して極めて安全性のレベルが高い。
【0022】銀塩の効果は銀イオンに由来するが、イオ
ン化しやすい銀塩が効果が高い。無機粉末担体上に銀塩
を担持する方法としては、担体粉末を銀塩水溶液中に浸
漬して乾燥することで得られる。銀塩としては、各種無
機酸、有機酸塩が使用可能である。
【0023】本発明に用いる無機微粉末微粒子としては
、高表面担体の金属酸化物など各種粉末を用いることが
できるが、着色顔料との併用を考慮すると透明体が望ま
しく特にシリカ微粉末などが最適である。
【0024】本発明の皮膜には、既に上で記載したよう
に、皮膜に色をつけるための着色顔料、塗料としての粘
度調整の目的の体質顔料などの充填剤、基材への塗装時
の濡れ性、あるいは顔料、抗菌剤などの分散性を改善す
るための界面活性剤などを添加しても良い。
【0025】実験に用いた塗料は以下の配合で行なった
。ホスファゼン系の硬化性樹脂として、出光石油化学株
式会社の出光PPZ「U−2000」を用いて、これを
100重量部と白色顔料としてチタニア60重量部、1
重量%の硝酸銀を担持したシリカ微粉末40重量部を溶
剤キシレンとともに、塗料分散機「アトライタ」(商品
名)でジルコニアボールをメディアとして、5時間攪拌
混合して塗料を調合した。
【0026】ここでは、白色系塗料を調合するためジル
コニアのメディアをもちいたが、アルミナでも、着色系
ではステンレス、鉄などの金属のメディアを用いても良
い。また塗料分散機も別に「アトライタ」に限るもので
はない。
【0027】銀塩の担持量は0.1重量%程度から有効
で、重量増とともに効果は増大するが2%を越えるとほ
とんど飽和する。
【0028】テストピースとして、ABS樹脂の100
mm×100mm×3mmの寸法の板を基材として用い
た。この表面上に先に調合した塗料をバーコーターをも
ちいて乾燥膜厚で約10μmの膜厚で塗布し、これを8
0℃で10分乾燥した後、20Wの紫外線ランプを1分
間照射し皮膜を得た。
【0029】本発明の膜厚は5μmから有効で20μm
までが望ましい。膜厚が増大すると硬化が時間がかかる
。紫外線の浸透深さが関係しているとおもわれる。特に
顔料が紫外線を遮蔽するためと考えられ、顔料を選定す
ることで可能な膜厚はさらに厚く取れるものと考えられ
るが、厚くしたことの効果はあまり考えられない。
【0030】得られた皮膜の硬度は基材の未処理品がH
Bの鉛筆硬度であったのに対し9Hのかたさがあった。 スチールウールで2kgの加重で100回擦った時、未
処理品はきずがついて白く変色したのに対し、本発明品
では、きずは認められなかった。
【0031】薬品密着性に関しては、テストピース上に
1mm間隔で100ヶの碁盤目を作成し、酢酸、アンモ
ニア、5%の食塩水、塩酸、水酸化ナトリウムをそれぞ
れ滴下して24時間放置した後、セロテープ剥離試験を
実施したが、いずれも良好な密着性を示した。
【0032】更に、耐汚染性試験として、醤油、コーヒ
ー、マジックインキ(赤、黒)、エンジンオイル、靴墨
(黒)を未処理品と本発明品とに塗布して24時間放置
した後、中性洗剤で表面を洗浄して表面の汚染状態を比
較した。未処理品では、ほとんど汚れが取れなかったの
に対し、本発明品では醤油が若干痕跡が認められた以外
は全く痕跡なく、汚れが綺麗になった。
【0033】次に一般雑菌の繁殖について試験した。処
理品と未処理品について蒸気減菌した後、一般室内で1
週間放置し、表面を無菌水で洗浄して普通寒天倍地で菌
数を比較した結果、処理品では102 個/mlに対し
未処理品では105 個/mlと明らかな有為差が認め
られた。
【0034】便座への本発明の適用は、樹脂成型品の全
面に塗布してもよいし、特に汚れが懸念されたり、問題
となる箇所に部分的に塗布しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明かなように本
発明によれば次の効果が得られる。 (1)便座の各部にクリーン性が高く、雑菌の繁殖の懸
念の少ない清潔な皮膜が得られ、さらに臭気も低減化す
ることが期待され公衆便所でも安心感がある。 (2)皮膜は非常に耐薬品性に優れ基材に対するよい密
着性を持つ上、汚染性も高いため汚れの染み跡が残りに
くい。 (3)皮膜は鉛筆硬度が9Hと非常に硬いため、表面の
洗浄の際も樹脂にきずがつかず表面がいつまでも綺麗で
ある。 (4)各種顔料と併用することで、カラフルな皮膜形成
ができる。1種類の樹脂型でカラーバリエーションが比
較的簡単にできる。 (5)紫外線硬化のため、比較的省エネで皮膜形成がで
き、生産性に優れ、安価に皮膜が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における表面処理部の断面図
【符号の説明】
1  樹脂基材 2  ホスファゼン系硬化性樹脂より成る皮膜3  抗
菌剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗菌剤を含有するホスファゼン系硬化性樹
    脂皮膜を表面上に形成して成る便座。
  2. 【請求項2】抗菌剤として、表面上に銀塩を担持した無
    機微粉末微粒子を用いた請求項1記載の便座。
JP12734191A 1991-05-30 1991-05-30 便座 Pending JPH04352922A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12734191A JPH04352922A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 便座

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12734191A JPH04352922A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 便座

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04352922A true JPH04352922A (ja) 1992-12-08

Family

ID=14957529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12734191A Pending JPH04352922A (ja) 1991-05-30 1991-05-30 便座

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04352922A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01311459A (ja) * 1988-06-09 1989-12-15 Canon Inc 磁気記録再生装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01311459A (ja) * 1988-06-09 1989-12-15 Canon Inc 磁気記録再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4323518B2 (ja) 有機シラン四級化合物および過酸化水素を含有するクリーニングおよび多機能コーティング組成物
US7704313B2 (en) Surfactant-free cleansing and multifunctional liquid coating composition containing nonreactive abrasive solid particles and an organosilane quaternary compound and methods of using
US20100322874A1 (en) Absorbant/compliant solution-free cleaning and multiactive compositions
JP2009516683A (ja) 皮膚障害の治療のためのオルガノシラン第4級化合物及び過酸化水素を含む治療組成物
WO2005066286A1 (en) Method for treating surfaces
JP2963657B2 (ja) 被着処理剤
US7544409B2 (en) Method and article for applying and monitoring a surfactant
CN103555079B (zh) 一种抗霉除甲醛涂料的涂刷方法
JPH04352922A (ja) 便座
SG182543A1 (en) Multifunctional surface treatment composition
JPH04352923A (ja) 便座
TW581750B (en) Ceramic product used with water and method of stain resistant treatment therefor
JP2000239823A (ja) 光触媒機能体
JP2020029549A (ja) 親水性コーティング剤
JPH04352964A (ja) 抗菌性フィルムシート
US6383557B1 (en) Plumbing fixture surface restoration process
WO2019113040A1 (en) Composition for cleaning and coating non-porous surfaces
CN107129873A (zh) 一种马桶清洁球
JPH09278425A (ja) リン酸カルシウム系化合物
JPS62115073A (ja) 除染用剥離性塗料
JPH11300303A (ja) 複合材の清浄化方法及びセルフクリ−ニング性複合材機構
JP2000351682A (ja) タイル及びその洗浄方法並びにタイル用洗剤
MXPA06004587A (en) A cleaning and multifunctional coating composition containing an organosilane quaternary compound and methods of using
US20030207660A1 (en) Surfaces with antimicrobial cured in place
JP2004090318A (ja) 成形体