JPH04349379A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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Publication number
JPH04349379A
JPH04349379A JP3120783A JP12078391A JPH04349379A JP H04349379 A JPH04349379 A JP H04349379A JP 3120783 A JP3120783 A JP 3120783A JP 12078391 A JP12078391 A JP 12078391A JP H04349379 A JPH04349379 A JP H04349379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
spring
shape memory
memory spring
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3120783A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Higami
俊哉 樋上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP3120783A priority Critical patent/JPH04349379A/ja
Publication of JPH04349379A publication Critical patent/JPH04349379A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形状記憶バネとバイア
スバネとを組み合わせてなるアクチュエータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、形状記憶バネとバイアスバネと
を組み合わせてなるアクチュエータを応用したものとし
て図3〜図5に示すようなカードエッジコネクタが提案
されている。
【0003】図3は、多極化傾向にある電子部品やプリ
ント基板の挿抜力を低減するため、形状記憶バネをコン
タクトのアクチュエータとして組み込んだ無挿抜力タイ
プの電子コネクタを示したものである。
【0004】該電子コネクタは、絶縁材からなるコネク
タハウジング1を有し、該コネクタハウジング1の正面
には長孔状にコンタクト室2が開口して設けられている
。コンタクト室2内には、その開口部の長手方向の両側
壁に沿ってコンタクト3が相手コンタクトの挿入間隔を
隔てて2列に組み込まれている。両側のコンタクト3は
、その接点部3aを対向させて対として配列され、且つ
その脚部3bはコネクタハウジング1の底部を貫通して
外に導出されている。コネクタハウジング1には、各コ
ンタクト3の列側で隣接コンタクト間を絶縁するための
隔壁4がそれぞれ突設されている。両側のコンタクト3
の列間でコクタクト室2内の底部側には、断面U字状の
形状記憶バネ5が配設されている。該形状記憶バネ5は
、高温時に凹部の入口が狭くなるように形状記憶がなさ
れている。このような形状記憶バネ5は、例えばNi−
Ti合金等で断面U字形に形成されていて、両側の列の
各コンタクト3に対して共通にその列に沿って設けられ
、湾曲凹部の両側の両縁分が絶縁材よりなる動力伝達部
材6を介して各側のコンタクト3に係止され、これらコ
ンタクト3を同時に駆動することができるようになって
いる。この場合、コンタクト3の途中に動力伝達部材6
が嵌合支持され、該動力伝達部材6の嵌合溝6aに形状
記憶バネ5の端部が嵌合支持されている。
【0005】かかる電子コネクタでは、常温時には、図
示のようにバイアスバネを兼ねたコンタクト3のバネ力
が形状記憶バネ5のバネ力に打つ勝って、両側のコンタ
クト3の接点部3aの相互間隔が開き、相手コンタクト
を無挿抜力で挿抜できる。また、高温時には、即ち形状
記憶バネ5が変態点以上になった場合には、該形状記憶
バネ5が縮んでそのU字状の開口部の幅が狭くなり、各
接点部3aが相手コンタクトの両面に圧接される。
【0006】しかしながら、このような電子コネクタで
は、相手コンタクトを挿入してから使用状態の温度(正
確には、形状記憶バネ5が相変態を完了する温度)にな
るまで使用できず、定常使用状態での使用前に導通チェ
ック等の簡単な初期チェックを行い難い問題点があった
【0007】そこで、図4及び図5に要部を示すような
電子コネクタが提案されている。この電子コネクタでは
、コンタクト3の構成に特徴がある。該コンタクト3は
、コネクタハウジング1の底面からコクタクト室2内に
立ち上げられて上端側が下向きに所定の曲げ半径で折り
返されたコンタクト弱バネ部3cと、該コンタクト弱バ
ネ部3cの先端に連続して形成されていて、V字状に折
り曲げられたコンタクト強バネ部3dとで構成されてい
る。接点部3aは、コンタクト弱バネ部3cとコンタク
ト強バネ部3dとの境界に設けられている。コンタクト
強バネ部3dに対応してコンタクト弱バネ部3cには、
動力伝達部材6が該コネクタ弱バネ部3cを貫通させて
支持されている。該動力伝達部材6の下面の嵌合溝6a
には、形状記憶バネ5の端部が嵌合されて固定されてい
る。コンタクト強バネ部3dの先端には、係合屈曲部3
eがほぼ直角に折り曲げられて形成されている。該係合
屈曲部3eは、動力伝達部材6の上面に載せられている
【0008】このような電子コネクタにおいては、高温
で使用されるコネクタを例にとると、形状記憶バネ5は
オーステナイト変態完了温度(Af点)を65℃に設定
してある。周囲温度が常温では、形状記憶バネ5はマル
テンサイト状態にあり、コネクタの中心から見て外側に
付勢しているコンタクト3を弱い力で内側に引き込んで
静止しており、接点部3aは相手コンタクト7に接触で
きる位置に存在する。このため相手コンタクト7の挿抜
時には、ごく弱い力で挿抜が可能で、このとき接点部3
aは相手コンタクト7の表面ラインまで押し戻され、所
定の弱い接触力が発生する。相手コンタクト7の挿入後
に、使用状態である高温下(例えば、125℃)に該電
子コネクタをさらすと、形状記憶バネ5はオーステナイ
ト相になり、コンタクト3の力に打ち勝ち、記憶してい
る形状に回復しようとして図5の状態で静止する。この
結果、接点部3aは大きな接触力で相手コンタクト7に
接触し、高温下での連続使用においても高い信頼性が得
られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように相手コンタ
クト7を挿入した直後でも初期チェックが可能となった
電子コネクタにおいては、相手コンタクト7の挿抜時に
初期チェック機能を損なわない範囲で、安定した低い力
で挿抜が行えることが望ましい。コンタクト3を駆動す
る形状記憶バネ5は、マルテンサイト状態ではバイアス
バネを兼ねたコンタクト3のバイアス力により容易に見
掛上の降伏を生じ、両者の釣り合いの取れたところで静
止する。この時の接点部3aの位置により、相手コンタ
クト7の挿抜力が決定されるため、挿抜力をある幅を持
つ温度域で低くするためには、マルテンサイト状態にあ
る形状記憶バネ5の降伏力が一定で且つ低い方がよい。
【0010】しかしながら、一般に、形状記憶バネ5の
降伏応力は、図6に示したように温度依存性があり、マ
ルテンサイト状態開始温度(Ms点)近傍に下限ピーク
がある。このため相手コンタクト7の挿抜力は、降伏応
力の下限ピークを越えて低温側にずれると、やや高くな
り、ばらつく問題点があった。
【0011】本発明の目的は、形状記憶バネがマルテン
サイト状態で、より広い温度域において一定の弱い力で
降伏するアクチュエータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の手段を説明すると、本発明は形状記憶バネとバイ
アスバネとを組み合わせてなるアクチュエータにおいて
、前記形状記憶バネは2つ以上の異なる変態点の形状記
憶バネ素子を組み合わせて構成されていることを特徴と
する。
【0013】
【作用】変態点が1つの形状記憶バネとバイアスバネと
を組み合わせた場合に比べ、本発明のように変態点の異
なる各形状記憶バネ素子を組み合わせからなる形状記憶
バネとバイアスバネとを組み合わせた場合の該形状記憶
バネは、変態点の異なる各形状記憶バネ素子の選択によ
り、バイアスバネとの釣り合い位置をより広い温度範囲
で安定させることができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示したものであ
る。なお、前述した従来技術を示す図3〜図5と共通の
部分は、省略して要部を主体として示しており、またこ
れら図3〜図5と同一又は相当部分には同一符号を付け
て示している。
【0015】本実施例は、本発明のアクチュエータを電
子コネクタに組み込んだものを例にとり説明する。この
電子コネクタは、高温下(例えば、125 ℃)で使用
するものである。バイアスバネを兼ねた各コンタクト3
に共通の動力伝達部材6を介して動力を与える本実施例
の形状記憶バネ5は、変態点の異なる2つ形状記憶バネ
素子5a,5bを図示のように交互に組み合わせて構成
されている。
【0016】一例として用いた変態点の異なる2つ形状
記憶バネ素子5a,5bの変態点を表1に示した。
【0017】
【表1】
【0018】該表1において、Ms,Mfはそれぞれマ
ルテンサイト変態開始温度,終了温度、As,Afはそ
れぞれオーステナイト変態開始温度,終了温度である。
【0019】絶縁材よりなる動力伝達部材6は、各列の
コンタクト3の長手方向の一部をモールド成形時に埋め
込んでコネクタハウジング1の長手方向に沿って直方体
状に一体成形された構造になっている。即ち、各コンタ
クト3と動力伝達部材6とは、該動力伝達部材6の成形
時に一体成形され、各コンタクト3の途中に動力伝達部
材6が支持された構造になっている。なお、各コンタク
ト3と動力伝達部材6とを一体化するにあたっては、各
コンタクト3を動力伝達部材6の各孔に圧入する等の手
段を用いる場合もある。
【0020】形状記憶バネ5は、図示のように変態点の
異なる2つ形状記憶バネ素子5a,5bが図示のように
交互に組み合わされ、その両端部が各動力伝達部材6の
嵌合溝6aにそれぞれ嵌合されて固定されている。
【0021】動力伝達部材6としては、使用条件で十分
な強度を持つ熱可塑性樹脂(例えば、ポリフェニレンサ
ルファイド,ポリエーテルイミド等)で形成されており
、その厚さや幅も形状記憶バネ5とコンタクト3の力の
引き合いに十分耐えられるようになっている。
【0022】このような電子コネクタにおいては、周囲
温度が常温で形状記憶バネ5がマルテンサイト状態の時
には、左右の接点部3aが開いて相手コンタクト7の挿
入時に接触できる位置に存在するようにして静止してい
る。
【0023】次に、相手コンタクト7を挿入した場合に
は、接点部3aは相手コンタクト7の表面ラインまで押
し戻され、所定の弱い接触力が発生し、初期チェックが
可能な状態になる。この際、コンタクト3を弱い力で付
勢する形状記憶バネ5は、マルテンサイト状態で見掛上
の塑性変形状態にあり、相手コンタクト7に働く接触力
は図2に示すように、形状記憶バネ素子5aのみの場合
(a)、形状記憶バネ素子5bのみの場合(b)の各例
と比較すれば明らかなように、変態点の異なる2つ形状
記憶バネ素子5a,5bを組み合わせたもの(c)(本
実施例で用いている形状記憶バネ5)によれば、変態点
が1つの形状記憶バネを用いた場合の平均的な値を示し
、しかもこのような変態点の異なる形状記憶バネ素子を
組み合わせて用いた形状記憶バネ5によれば、変態点の
異なる形状記憶バネ素子を組み合わせて用いない形状記
憶バネよりも、より広い温度域で安定した接触力が得ら
れる。
【0024】相手コンタクト7の挿入後に、使用状態で
ある高温下に該電子コネクタをさらすと、接点部3aに
高い接触力が働くが、この点については従来技術と変わ
らないため詳細な説明は省略する。
【0025】上記の如き変態点の異なる2つ形状記憶バ
ネ素子5a,5bを組み合わせた形状記憶バネ5を用い
たアクチュエータを利用した電子コネクタは、常温下で
、より広い温度域で接触力を一定に保てるため、挿抜時
のコネクタ特性を均一に保てる等の利点がある。
【0026】上記実施例では、変態点の異なる2つ形状
記憶バネ素子5a,5bを組み合わせた形状記憶バネ5
について説明したが、該形状記憶バネ5はこれに限定さ
れるものではなく、変態点の異なる3つ以上の形状記憶
バネ素子を組み合わせて用いることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る形状記
憶バネとバイアスバネとを組み合わせてなるアクチュエ
ータは、形状記憶バネが2つ以上の異なる変態点の形状
記憶バネ素子を組み合わせて構成されているので、該形
状記憶バネがマルテンサイト状態において発生する力を
、1つの変態点の形状記憶バネを使用した場合に比べ、
より広い温度域にわたり安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクチュエータの一実施例の要部
斜視図である。
【図2】本実施例のアクチュエータを用いた電子コネク
タの接触力の温度依存特性図である。
【図3】形状記憶バネを組み込んだ従来の無挿抜タイプ
の電子コネクタの縦断斜視図である。
【図4】形状記憶バネを組み込んだ従来の低挿抜タイプ
の電子コネクタの相手コンタクト挿入前の縦断面図であ
る。
【図5】形状記憶バネを組み込んだ従来の低挿抜タイプ
の電子コネクタの相手コンタクト挿入後、高温下での状
態を示す縦断面図である。
【図6】Ni−Ti合金を用いた形状記憶バネの降伏応
力−温度曲線図である。
【符号の説明】
1…コネクタハウジング、2…コンタクト室、3…コン
タクト、3a…接点部、3b…脚部、3c…コンタクト
弱バネ部、3d…コンタクト強バネ部、3e…係合屈曲
部、4…隔壁、5…形状記憶バネ、5a,5b…形状記
憶バネ素子、6…動力伝達部材、6a…嵌合溝、7…相
手コンタクト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  形状記憶バネとバイアスバネとを組み
    合わせてなるアクチュエータにおいて、前記形状記憶バ
    ネは2つ以上の異なる変態点の形状記憶バネ素子を組み
    合わせて構成されていることを特徴とするアクチュエー
    タ。
JP3120783A 1991-05-27 1991-05-27 アクチュエータ Pending JPH04349379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3120783A JPH04349379A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3120783A JPH04349379A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 アクチュエータ

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JPH04349379A true JPH04349379A (ja) 1992-12-03

Family

ID=14794896

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JP3120783A Pending JPH04349379A (ja) 1991-05-27 1991-05-27 アクチュエータ

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