JPH04343578A - 画像圧縮符号化装置 - Google Patents

画像圧縮符号化装置

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Publication number
JPH04343578A
JPH04343578A JP3115076A JP11507691A JPH04343578A JP H04343578 A JPH04343578 A JP H04343578A JP 3115076 A JP3115076 A JP 3115076A JP 11507691 A JP11507691 A JP 11507691A JP H04343578 A JPH04343578 A JP H04343578A
Authority
JP
Japan
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code
block
code amount
amount
allocated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3115076A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
寛 佐々木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH04343578A publication Critical patent/JPH04343578A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/005Statistical coding, e.g. Huffman, run length coding

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを圧縮符号
化する圧縮符号化装置に係り、特に、画像データを目標
のデータ量以内に押さえるように圧縮符号化する画像圧
縮符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可変長符号化を利用した圧縮符号化方式
に於いて、従来から画像データを目標のデータ量以内に
制御したいという要求があり、この要求に対して、いく
つかの方式が提案されている。
【0003】例えば、本発明の出願人による特願平1−
283761号では、画像データをブロックに分割し、
ブロック単位で直交交換を行ない、変換係数に対して暫
定的な量子化ステップ幅により量子化し、可変長符号化
した時のブロック内の符号量及び画像全体の符号量と目
標符号量とから、ブロック割り当て符号量の設定と最適
量子化ステップ幅の予測を行う第1の処理と、上記最適
量子化ステップ幅により量子化された変換係数を、上記
ブロック割り当て符号量以内となるように可変長符号化
の出力を打ち切り制御する第2の処理とからなる方式を
開示している。このような方式とすることで、符号量を
目標符号量以内とすることが可能となる。
【0004】また、現在、静止画像圧縮符号化方式の国
際標準化が行われており、この方式は、画像データを8
×8画素のブロックに分割してDCT(離散コサイン変
換)を行ない、この変換係数を線形量子化し、低周波数
成分からジグザクスキャンして、DC成分は前ブロック
との差分をハフマン符号化し、AC成分は0ラン長とそ
の後の0以外の値とを1つのハフマン符号で置き換え出
力する。この出力される符号列をバイト単位で区切って
、データがFF(H) となった時に、その直後に00
(H) を挿入する。これは、この国際標準化案で定義
されているマーカーコードFFXX(H) と区別する
ために行なうもので、バイトスタッフィングと称されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
願平1−283761号の方式では、暫定量子化ステッ
プ幅で量子化した変換係数に対して可変長符号化した時
のブロック内符号量の比率でブロック割り当て符号量が
決定されてしまうため、最適量子化ステップ幅で量子化
した変換係数を可変長符号化した時のブロック内符号量
の比率は、上記割り当て符号量とは正確に一致しない。
【0006】これにより、符号量を多く割り当てるべき
ブロックに符号量が多く割り当てられず、符号化出力を
過剰に打ち切ることが発生してしまう。従って、符号化
効率の低下を招き、画質劣化の原因となる。
【0007】また、上記方式は現在静止画像符号化の国
際標準化案である方式に於けるバイトスタッフィング、
即ち、符号化データ中にFF(H) が発生した場合に
直後に00(H) を付加するという規則に従うと、符
号量制御ができなくなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、高画質で目標符号量以内に符号量制御できる画像圧
縮符号化装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による画像圧縮符号化装置は、入力画像デ
ータをいくつかの画素からなるブロックに分割し、この
ブロックに対して直交変換を施し、その出力結果である
変換係数を量子化して可変長符号化する画像圧縮符号化
装置であって、前記変換係数の量子化を暫定量子化ステ
ップ幅を用いて行ない、可変長符号化した時の画像全体
の符号量と目標符号量とから、最適な量子化ステップ幅
を予測する第1の処理手段と、前記第1の処理手段によ
り予測された最適量子化ステップ幅により、再度、変換
係数を量子化し、可変長符号化した時のブロック毎の符
号量と画像全体の符号量と目標符号量とから、各ブロッ
クに割り当てる符号量を決定する第2の処理手段と、前
記第2の処理手段による前記最適量子化ステップ幅によ
り量子化された変換係数の符号化の際に、各ブロックの
割り当て符号量を越えないように、可変長符号化出力を
打ち切る第3の処理手段とを備えている。
【0010】ここで、各ブロックに割り当てる符号量は
、量子化された変換係数を符号化するのに使う符号量と
、バイトスタッフィングに使う符号量とを別々に割り当
て、このバイトスタッフィング用の割り当て符号量は、
前記第2の処理手段に於ける可変長符号列の1の連続数
により決定する。
【0011】また、前記第3の処理手段による可変長符
号化出力の打ち切り処理により前記割り当てられた符号
量の余りが前記バイトスタッフィングに使用する符号量
に対する場合には、この余った符号量は、次に符号化す
るブロックの変換係数を符号化するのに使う割り当て符
号量に加算される。
【0012】
【作用】即ち、本発明による画像圧縮符号化装置では、
先ず第1の処理手段により、変換係数の量子化を暫定量
子化ステップ幅を用いて行ない可変長符号化した時の画
像全体の符号量と目標符号量とから最適な量子化ステッ
プ幅を予測し、次に第2の処理手段により、この最適量
子化ステップ幅により再度変換係数を量子化し、可変長
符号化した時のブロック毎の符号量と画像全体の符号量
と目標符号量とから各ブロックの割り当て符号量を決定
し、第3の処理手段によって、上記最適量子化ステップ
幅で量子化した変換係数の符号化出力を上記ブロック割
り当て符号量以内となるように打ち切るようにしている
【0013】また、上記ブロック割り当て符号量は、量
子化された変換係数に対する割り当て符号量とバイトス
タッフィングに対する割り当て符号量とでそれぞれ別々
に与え、このバイトスタッフィングに対する割り当て符
号量は、最適量子化ステップ幅で量子化した変換係数に
対する可変長符号列に於ける1の連続数よりバイトスタ
ッフィングが発生可能な数をカウントし、この数に所定
数、例えば8を乗ずることで生成する。
【0014】従って、ブロック割り当て符号量が最終的
に符号化に使用される最適量子化ステップ幅によって量
子化された変換係数を可変長符号化した時の符号量によ
り求まるため、各ブロックに割り当てる符号量の比率は
実際に発生する符号量の比率と一致するので、符号化効
率は向上する。また、バイトスタッフィングに対するブ
ロック割り当て符号量を別に設けたため、バイトスタッ
フィングの発生によって変換係数を符号化するのに使用
される符号量が費やされ符号化効率の低下、さらには目
標符号量をオーバーしてしまうという可能性を無くする
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1の実施例のブロック
構成図である。入力された画像は、フレームメモリ10
へ格納される。この画像データは、例えば8×8画素の
ブロック単位で読み出されて、離散コサイン変換(DC
T)部12へ与えられる。DCT部12では、この入力
されたブロックを離散コサイン変換する。変換された各
係数は、量子化器14で量子化される。この時の量子化
ステップ幅は、各変換係数に対して重み付けられたもの
であり、この設定量子化ステップ幅が量子化テーブル1
6に格納されており、初期設定されている量子化スケー
ルQi とこの設定量子化ステップ幅とが乗算器18に
より乗算され、暫定量子化ステップ幅として量子化器1
4で使用される。
【0017】量子化された各変換係数の内、DC成分は
DC差分符号化(DPCM)部20へ送られ、前ブロッ
クのDC成分との差分値が生成される。このDC差分値
がDCハフマン符号化部22へ入力される。DCハフマ
ン符号化部22は、DCハフマン符号テーブル24に格
納されているハフマン符号の符号長テーブルから、この
DC差分値に対応するハフマン符号長を読み出して、符
号量算出部26へ出力する。
【0018】一方、AC成分は、図2に示すように、8
×8の量子化された変換係数を低周波成分側からジグザ
クスキャンし、2次元ハフマン符号化部28へ送られる
。この2次元ハフマン符号化部28は、ジグザクスキャ
ン順に送られたAC成分に対して、0値が連続して続い
た数(0ラン長)と、その後に続く0以外の値とをペア
とし、このペアに対応する2次元ハフマン符号長を、2
次元ハフマン符号テーブル30から読み出して、上記符
号量算出部26へ出力する。
【0019】上記符号量算出部26は、図3のブロック
図に示すような構成となっている。即ち、DCハフマン
符号化部22からのDC成分符号長、並びに2次元ハフ
マン符号化部28からのAC成分符号長が、ブロック符
号量算出部261へ入力される。このブロック符号量算
出部261は、これらの量を1ブロック内で積算して、
ブロック単位の符号量を算出する。このブロック符号量
は、総符号量算出部262へ入力される。この総符号量
算出部262では、ブロック単位の符号量を積算して、
画面全体の符号量を得、スケールファクタ計算部32へ
この値を出力する。
【0020】スケールファクタ計算部32では、初期設
定量子化スケールQI と、総符号量算出部262から
の出力である符号量Cとから、パラメータβを決定する
。 そして、図4の(A)に示すような、符号量と量子化ス
ケールとの間の関係     log C=αlog Q+β       
                         
        …(1)(ここで、αは定数、βはパ
ラメータ、Cは符号量、Qは量子化スケール)より、目
標符号量となる量子化スケールQP を求める。
【0021】ここまでの処理が1パス目である。
【0022】次に、2パス目の処理として、上記フレー
ムメモリ10に格納された画像データが、再度、ブロッ
ク単位でDCT部12に読み込まれる。そして、離散コ
サイン変換が施され、変換係数が量子化器14へ入力さ
れる。ここで、乗算器18にて、量子化テーブル16に
格納されている設定量子化ステップ幅に、前述の1パス
目で計算されたスケールファクタ計算部32からの量子
化スケールQP を乗算して、予測量子化ステップ幅を
生成し、これを用いて量子化器14で各変換係数が量子
化される。この量子化された変換係数は、上記1パスと
同様に、DC成分は、DC  DPCM部20へ入力さ
れ、前ブロックのDC成分との差分が計算される。そし
て、DCハフマン符号化部22で、この差分値に対応す
るハフマン符号の符号長がDCハフマン符号テーブル2
4より読み込まれ、符号量算出26へ出力される。
【0023】また、AC成分についても、1パスと同様
に、低周波成分からジグザグスキャン順に2次元ハフマ
ン符号化部28に入力される。そして、0ラン長とその
後の0以外の値とをペアとし、このペアに対応するハフ
マン符号の符号長が2次元ハフマン符号テーブル30よ
り読み出され、符号量算出部26へ出力される。
【0024】符号量算出部26では、DC成分符号長及
びAC成分符号長が入力され、ブロック符号量算出26
1でこれらの量を積算することで、ブロック毎の符号量
が算出される。ここで、スイッチ切換え器263で2パ
ス目であると判定されると、スイッチ264が乗算器2
65側へ切り換えられる。これにより、ブロック符号量
算出部261で算出されたブロック符号量は、スイッチ
264を介して、乗算器265へ入力される。また、総
符号量算出部262に於いては、入力されたブロック符
号量を積算して1画像全体の総符号量を求め、この量C
QPをアロケーションファクタ算出部266へ出力する
。 アロケーションファクタ算出部266には、さらに目標
符号量CI が入力され、次の計算によりアロケーショ
ンファクタafを求める。
【0025】     af=CI /CQp           
                         
        …(2)このアロケーションファクタ
afが乗算器265へ入力され、ブロック符号量と乗算
されて、この結果が各ブロックの割り当て符号量となり
、ブロック符号量格納メモリ34へ出力される。
【0026】これ以降は、3パス目の処理となる。
【0027】まず、フレームメモリ10に格納されてい
る画像がブロック(8×8画素)毎にDCT部12に読
み込まれ、離散コサイン変換されて、変換係数を得る。 この変換係数が量子化器14で、前述の2パス時と同じ
量子化幅を用いて量子化が行なわれる。量子化された変
換係数の内、DC成分はDC  DPCM部20に入力
されて、前ブロックのDC成分値と差分が取られ、この
差分値がDCハフマン符号化部22に入力される。この
DCハフマン符号化部22では、入力された差分値に対
応するハフマン符号がDCハフマン符号テーブル24か
ら読み出され、符号がマルチプレクサ36へ出力される
。 また、その符号の符号長が、符号量算出部26へ出力さ
れる。
【0028】また、AC成分については、上記1パス,
2パスと同様に、低周波成分からジグザグスキャン順に
2次元ハフマン符号化部28へ読み込まれ、0ラン長と
その後の0でない係数値をペアとしてこれに対応する1
つのハフマン符号が2次元ハフマン符号テーブル30か
ら読み出される。このハフマン符号は、マルチプレクサ
36へ、またこのハフマン符号の符号長が符号量算出部
26へ出力される。
【0029】符号量算出部26では、ブロック符号量算
出部261でブロック内の符号量が算出されていき、こ
の量が、逐時、切り捨て処理部38へ出力される。
【0030】切り捨て処理部38では、ブロック符号量
格納メモリ34から各ブロックに割り当てられた符号量
を読み出し、現在符号化しているブロックが、この割り
当て符号量を越えた場合は、1つ前のハフマン符号でマ
ルチプレクサ36へ出力するのを打ち切り、割り当て符
号量以内とする。この時、EOB(エンド・オブ・ブロ
ック)符号が各ブロックの最後に出力されるが、このE
OBの符号量は、割り当て符号量の中には含まれず、目
標符号量から予め1画像中に発生するEOBの符号量を
引いておくことで、EOB符号を付加したためにブロッ
ク割り当て符号量を越えるということを防ぐことができ
る。
【0031】また、ブロックに割り当てられた符号量か
ら、実際に符号化した符号量を引いた余りは、次のブロ
ックの割り当て符号量に加算される。
【0032】図5は、DC成分を必ず符号化できるよう
にした本発明の第2の実施例に於ける符号量算出部26
のブロック構成図である。即ち、1パス目の処理では、
AC符号長がAC成分ブロック符号量算出部269に入
力されてAC成分ブロック符号量が算出される。また、
1パス時のみ、スイッチ2610によってDC符号長が
加算器2611へ送られ、この加算器2611によって
、AC成分ブロック符号量算出部269からのAC成分
ブロック符号量と加算されて、総符号量算出部266へ
送られ、画像全体の総符号量が算出されて、スケールフ
ァクタ計算部32へ出力される。
【0033】これにより、各ブロックのDC成分は確実
に符号化される。
【0034】2パス目でのDC成分の画像全体に対する
総符号量が総符号量算出部267で算出され、このDC
成分の総符号量が減算器268で目標符号量から減算さ
れて、(目標符号量)′が生成される。さらに、AC成
分の符号量がAC成分ブロック符号量算出部269でブ
ロック単位に積算され、総符号量算出部266で求めた
このAC成分の画像全体の総符号量と(目標符号量)′
とからアロケーションファクタafがアロケーションフ
ァクタ算出部266で次式により算出される。     af=(目標符号量)′/(AC成分の画像全
体の総符号量)    …(3)このアロケーションフ
ァクタafと各ブロックのAC成分符号量とが乗算器2
65で乗算され、AC成分のブロック割り当て符号量が
求められ、ブロック符号量格納メモリ34ヘ出力される
【0035】3パス目に於いては、AC成分のブロック
内の符号長がAC成分ブロック符号量算出269で逐次
計算され、この量が切り捨て処理部38へ出力される。 切り捨て処理部38では、このAC成分のブロック内の
符号長がブロック符号量格納メモリ34に格納されてい
るAC成分のブロック割り当て符号量と比較され、この
割り当て符号量以内となるようにAC成分の符号化出力
が打ち切られる。
【0036】このような処理を行なうことで、画像全体
の目標符号量以内で、効率良く符号化することができる
【0037】図6は、本発明の第3の実施例のブロック
構成図である。本実施例では、DCT部12の後に、変
換係数を格納するバッファメモリ40を配置している。 これにより、1パス時にDCT部12で離散コサイン変
換を施した後は、2パス,3パス目で再度変換を行なう
ことなく、バッファメモリ40の内容を読み出すだけで
良く、高速化が図れる。
【0038】また、図7は、本発明の第4の実施例のブ
ロック構成図である。本実施例は、図6の第3の実施例
と同様に、DCT部12の後に、変換係数を格納するバ
ッファメモリ40を配置する。そして、1パス時に、D
CT部12で離散コサイン変換を施した後は、2パス,
3パス目で、再度変換を行なうことがない。さらに、2
パス時に、量子化器14で変換係数を量子化した量子化
値により、バッファメモリ40の内容を書き換え、3パ
ス時の量子化を省略できる。これにより、さらに高速化
が図れる。
【0039】図8は、本発明の第5の実施例を示すブロ
ック図である。入力された画像はフレームメモリ10へ
格納され、この画像データが例えば8×8画素のブロッ
ク単位で読み出され、DCT(離散コサイン変換)部1
2で、この入力されたブロックが離散コサイン変換され
る。変換された各係数は、量子化器14で量子化される
。この時の量子化ステップ幅は、前述した第1の実施例
と同様に、各変換係数に対して重み付けられた設定量子
化ステップ幅が量子化テーブル16に格納されており、
乗算器18によって初期設定されている量子化スケール
Qi がこの設定量子化ステップ幅に乗算され、暫定量
子化スラップ幅として、量子化器14で使用される。
【0040】量子化された各変換係数の内、DC成分は
DC  DPCM部20へ送られ、前ブロックのDC成
分との差分値が生成される。このDC差分値がDCハフ
マン符号化部22へ入力され、DCハフマン符号テーブ
ル24から、このDC差分値に対応するハフマン符号の
符号長が、符号量算出及び1ランカウンタ42へ出力さ
れる。
【0041】一方、AC成分は、前述の第1の実施例と
同様に、図2に示すように8×8の量子化された変換係
数を低周波成分側からジグザグスキャンし、2次元ハフ
マン符号化部28へ送られる。2次元ハフマン符号化部
28では、ジグザグスキャン順に送られたAC成分に対
して0ラン長と、その後に続く0以外の係数値とをペア
とし、このペアに対応する2次元ハフマン符号の符号長
が、2次元ハフマン符号テーブル30から読み出され、
上記符号量算出及び1ランカウンタ42へ出力される。
【0042】この符号量算出及び1ランカウンタ42は
、図4の(B)に詳細なブロック図を示してある。即ち
、DC成分及びAC成分の符号長がブロック符号量算出
部421に入力され、これらの値が積算されてブロック
符号量が算出される。この算出されたブロック符号量は
、総符号量算出部422で、1画像分積算されて、この
符号量がスケールファクタ計算部32へ出力される。 スケールファクタ計算部32では、前述の第1の実施例
と同様に、この総符号量に基づいて量子化スケールαp
 が予測される。ここまでが、1パス目の処理である。
【0043】次に、2パス目では、フレームメモリ11
に格納されている画像データがブロック単位にDCT部
12に読み出され、離散コサイン変換される。そして、
1パス時に予測された量子化スケールαp と量子化テ
ーブル16に格納されている設定量子化ステップ幅とが
乗算器18で乗算され、これによって生成された量子化
ステップ幅を使って、DCT部12からの変換係数が量
子化器14で量子化される。こうして量子化された変換
係数の内、DC成分は、DC  DPCM部20で前ブ
ロックの成分との差分が取られ、DC差分値が生成され
る。
【0044】このDC差分値により、DCハフマン符号
化部22は、DCハフマン符号テーブル24から対応す
るハフマン符号及びその符号長を読み出し、それらを符
号量算出及び1ランカウンタ42に出力する。
【0045】ブロック符号量算出部421は、DC及び
AC符号長から、ブロック符号量を算出し、総符号量算
出部422でこのブロック符号量を積算することで、画
像全体の総符号量が算出される。また、一方、スイッチ
切換え判定部423で2パス目であると判定されると、
スイッチ424によりブロック符号量算出部421と乗
算器425とが接続され、ブロック符号量がこの乗算器
425に送られる。
【0046】また、目標符号量は、減算器426で最大
バイトスタッフ発生符号量算出部427からの出力であ
る1画像中に発生するバイトスタッフの最大符号量が引
かれ、アロケーションファクタ算出部428へ、上記画
像全体の総符号量と共に出力される。このアロケーショ
ンファクタ算出部428では、前述の第1の実施例と同
じ関係式 af=CI ′/CQp により求める。但し、ここで、CI ′はCI −CB
Sであり、CBSは1画像中に発生可能なバイトスタッ
フの最大符号量である。
【0047】このアロケーションファクタafは、上記
乗算器425に入力され、ブロック符号量と乗算されて
ブロック割り当て符号量を生成する。この生成したブロ
ック割当符号量は、ブロック符号量格納メモリ34に書
き込まれる。
【0048】DCあるいはAC成分の符号語は、1ラン
カウンタ429へ入り、1ラン長が求められ、8以上の
ラン長のものをカウントする。このカウントの方法は、
ラン長を8で割った時の商を加算していく。例えば、1
8のラン長であった時は、カウント数はプラス2される
。このカウント数が、ブロック単位に出力され、最大バ
イトスタッフ発生符号量算出部427で、1画像全体の
上記カウント数の総和を求め、その値を8倍することで
、1画像内で発生可能なバイトスタッフの最大符号量が
算出される。この量が上記減算器426へ送られる。
【0049】また、1ランカウンタ429から出力され
る上記カウント数は、バイトスタッフ処理部44ヘ出力
され、各ブロック毎に記憶される。
【0050】次に3パス目の処理に移る。
【0051】フレームメモリ10に格納されている画像
データがブロック毎にDCT部12へ読み込まれ、離散
コサイン変換される。この結果である変換係数が量子化
器14へ入り、上記2パス時と同じ量子化ステップ幅で
、量子化される。量子化された変換係数の内DC成分は
1パス,2パスと同様、DC  DPCM部20で前ブ
ロックのDC成分値との差が取られ、DCハフマン符号
化部22へ送られる。DCハフマン符号化部22では、
DC差分値に対応するハフマン符号及びその符号長が、
DCハフマン符号テーブル24から読み出され、符号語
の方は、マルチプレクサ及びバイトスタッフィング部4
6へ、また符号長の方は、符号量算出及び1ランカウン
タ42へ出力される。
【0052】AC成分に対しても、1パス,2パスと同
様に、低周波数成分側からジグサグスキャンされ、2次
元ハフマン符号化部28へ送られる。ここで、0ラン長
とその後に続く0以外の値をペアとし、このペアに対す
るハフマン符号及びその符号長が2次元ハフマン符号テ
ーブル30から読み出され、符号語はマルチプレクサ及
びバイトスタッフィング部46に、符号長は符号量算出
及び1ランカウンタ42に送られる。
【0053】符号量算出及び1ランカウンタ42では、
ブロック符号量算出部421で、DC符号長,AC符号
長からブロック毎に積算された量が、逐次、切り捨て処
理部38へ出力される。
【0054】また、マルチプレクサ及びバイトスタッフ
ィング部46では、DC符号語,AC符号語が、順次1
列に並べられ、ブロック単位にバイトスタッフ(符号化
データがFF(H) となった時直後に00(H) を
挿入)の発生数をカウントし、この数を減算器48へ出
力する。 バイトスタッフされた符号化データは、マルチプレクサ
及びバイトスタッフィング部46から不図示の記録媒体
へ転送される。
【0055】バイトスタッフ割り当て個数格納メモリ4
4では、1ランカウンタ429から送られてきた各ブロ
ックのバイトスタッフ発生可能個数Na が格納されて
おり、実際に発生したブロック内バイトスタッフ数Nr
 との差分を減算器48で取り、この値に乗算器50で
8を乗算して、加算器52へ出力する。この計算結果(
Na −Nr )×8(bits)は、予めバイトスタ
ッフ用に各ブロックで取っておいた符号量でいらなくな
った分に当る。この量が、ブロック符号量格納メモリ3
4に格納されている次に符号化するブロックの割り当て
符号量と、加算器52で加えられた後、切り捨て処理部
38へ入力される。
【0056】この切り捨て処理部38では、ブロック符
号量算出部421から出力される実際に符号化している
各ブロックの現在の符号量と割り当て符号量とが比較さ
れ、割り当て符号量以下となるように、AC成分の符号
化を打ち切る。
【0057】以上の処理によりバイトスタッフを考慮に
入れた符号量制御が可能となる。これは2パス目と3パ
ス目で発生する符号が同じであり、従って、バイトスタ
ッフ発生の原因となる1ラン長が8以上続くビット列の
個数は、3パスで符号化打ち切りを行なった場合でも、
EOBの符号が0から始まる符号であるという条件では
、2パス時が最大であり、それより多くはならない。 よって、2パス時にバイトスタッフが発生する可能性の
ある最大個数(上記1ランカウンタ429の説明の通り
で、1ラン長を8で割った時の商を画像全体で加算した
量)を求め、このバイトスタッフの最大発生数時の必要
な符号量を目標符号量から引いておき、残った符号量で
変換係数の符号化を行なう。結局、ブロック毎にバイト
スタッフ用の割り当て符号量と変換係数符号化用の割り
当て符号量が別々に与えられることになる。
【0058】バイトスタッフが発生した時は、バイトス
タッフ用の割り当て符号量から発生した分の符号量を引
いて余った符号量は、次に符号化されるブロックの変換
係数符号化用の割り当て符号量に加算される。これでバ
イトスタッフ用で必要なくなった符号量を有効に使うこ
とができる。
【0059】本第5の実施例も、前述した第3及び第3
の実施例と同様に、DCT部12の後に、変換係数を格
納するバッファメモリを配置しても良い。また、図5に
示したような第2の実施例と同様に、変換係数の符号化
のため割り当て符号量をAC成分に対してだけの符号量
とし、DC成分については目標符号量から2パス時のD
C成分の画像内総符号量を引いておくことで、3パスで
のDC成分の符号化出力が必ず保障される。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高画質で目標符号量以内に符号量制御できる画像圧縮符
号化装置を提供することができる。
【0061】即ち、ブロック割り当て符号量が、実際符
号化に使用される最適量子化ステップ幅で量子化した変
換係数を可変長符号化した時の符号量により求まるため
、各ブロックに割り当てる符号量の比率は実際に発生す
る符号量の比率と一致するため、過度な符号化打ち切り
が発生せず、符号化効率は向上し、高画質化が図れる。
【0062】また、バイトスタッフィングに対するブロ
ック割り当て符号量を別に設けることで、バイトスタッ
フィングの発生によって変換係数を符号化するために使
われる符号量が食われ、符号化効率の低下さらには目標
符号量をオーバーしてしまうという可能性を無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック構成図である
【図2】8×8の量子化された変換係数を低周波成分側
からジグザクスキャンする様子を説明するための図であ
る。
【図3】図1中の符号量算出部のブロック構成図である
【図4】(A)は符号量と量子化スケールとの間の関係
を示すグラフであり、(B)は図8中の符号量算出及び
1ランカウンタのブロック構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例に於ける符号量算出部の
ブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施例のブロック構成図である
【図7】本発明の第4の実施例のブロック構成図である
【図8】本発明の第5の実施例のブロック構成図である
【符号の説明】
10…フレームメモリ、12…離散コサイン変換(DC
T)部、14…量子化器、16…量子化テーブル、18
…乗算器、20…DC差分符号化(DPCM)部、22
…DCハフマン符号化部、24…DCハフマン符号テー
ブル、26…符号量算出部、28…2次元ハフマン符号
化部、30…2次元ハフマン符号テーブル、32…スケ
ールファクタ計算部、34…ブロック符号量格納メモリ
、36…マルチプレクサ、38…切り捨て処理部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力画像データをいくつかの画素から
    なるブロックに分割し、このブロックに対して直交変換
    を施し、その出力結果である変換係数を量子化して可変
    長符号化する画像圧縮符号化装置に於いて、前記変換係
    数の量子化を暫定量子化ステップ幅を用いて行ない、可
    変長符号化した時の画像全体の符号量と目標符号量とか
    ら、最適な量子化ステップ幅を予測する第1の処理手段
    と、前記第1の処理手段により予測された最適量子化ス
    テップ幅により、再度、変換係数を量子化し、可変長符
    号化した時のブロック毎の符号量と画像全体の符号量と
    目標符号量とから、各ブロックに割り当てる符号量を決
    定する第2の処理手段と、前記第2の処理手段による前
    記最適量子化ステップ幅により量子化された変換係数の
    符号化の際に、各ブロックの割り当て符号量を越えない
    ように、可変長符号化出力を打ち切る第3の処理手段と
    、を具備することを特徴とする画像圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】  各ブロックに割り当てる符号量は、量
    子化された変換係数を符号化するのに使う符号量と、バ
    イトスタッフィングに使う符号量とを別々に割り当て、
    このバイトスタッフィング用の割り当て符号量は、前記
    第2の処理手段に於ける可変長符号列の1の連続数によ
    り決定することを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮
    符号化装置。
  3. 【請求項3】  前記第3の処理手段による可変長符号
    化出力の打ち切り処理により前記割り当てられた符号量
    の余りが前記バイトスタッフィングに使用する符号量に
    対する場合には、この余った符号量は、次に符号化する
    ブロックの変換係数を符号化するのに使う割り当て符号
    量に加算されることを特徴とする請求項2に記載の画像
    圧縮符号化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5548336A (en) * 1993-11-29 1996-08-20 Nec Corporation Video code conversion with an optimum conversion speed which matches a reproduction speed of a reproducing unit
US5602590A (en) * 1994-07-28 1997-02-11 Nec Corporation Method for restricting total code volume in data-compression
US6509929B1 (en) 1999-05-06 2003-01-21 Nec Corporation Apparatus and method for coding a moving picture

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