JPH04330623A - Magnetic recording medium - Google Patents

Magnetic recording medium

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JPH04330623A
JPH04330623A JP3108441A JP10844191A JPH04330623A JP H04330623 A JPH04330623 A JP H04330623A JP 3108441 A JP3108441 A JP 3108441A JP 10844191 A JP10844191 A JP 10844191A JP H04330623 A JPH04330623 A JP H04330623A
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JP
Japan
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magnetic
layer
less
recording medium
powder
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Pending
Application number
JP3108441A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Ryosuke Isobe
磯辺 亮介
Takahiro Mori
孝博 森
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

PURPOSE:To provide the magnetic recording medium which has high electromagnetic conversion characteristics and is decreased in drop-outs and output drop after a traveling durability test. CONSTITUTION:This magnetic recording medium is provided with at least two layers of magnetic layers 2, 4 contg. magnetic powder in superposition on a base 1. The coercive force of the magnetic layer 4 of the outermost layer is >=1700Oe and <=22000e and the saturation magnetic flux density thereof is >=3000 gauss and <=4500 gauss. The magnetic powder to be incorporated into at least one layer of the magnetic layers exclusive of the above-mentioned outermost layer is iron oxide magnetic powder having <=350Angstrom measured value of grain sizes by X-rays.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク、磁気テー
プ、磁気シート等の磁気記録媒体に関するものである。 【0002】 【従来技術】近年、磁気記録媒体は益々高性能なものが
指向され、高密度記録が可能な高電磁変換特性を具備し
た磁気ディスク、磁気テープ等の出現が望まれている。 【0003】磁気記録媒体の電磁変換特性を向上するた
めに、従来より、飽和磁化量の大きい磁性粉の使用、磁
性粉の分散性向上、磁性層に関しては、重層化或いは角
形比、抗磁力、飽和磁束密度等の向上、更には表面平滑
度の調整等多種の試みがなされて来た。 【0004】しかし、例えば磁性層の抗磁力及び飽和磁
束密度については、短波長領域の特性を改善するために
抗磁力の高い磁気テープを作成した場合、この領域での
出力は改善されるが、長波長領域での出力は却って大き
く低下するという問題があった。この場合、長波長領域
の出力を向上するには飽和磁束密度を上げることが必要
であるが、こうすることによって、今度は短波長領域の
出力が低下するという矛盾があった。 【0005】また、磁性層表面の平滑性については、例
えば、特開昭61−168124号公報に、磁気記録媒
体の磁性層の表面状態を、中心線平均粗さRa 〔JI
SB0601(1976)に定義〕と表面の凹凸の最大
高さRmax とから規定し、そうすることによって電
磁変換特性を走行性とともに向上させる技術が開示され
ているが、この公報に記載の技術では、走行性はある程
度改善されるものの、RF出力などの電磁変換特性を顕
著に向上させることはできなかった。 【0006】ところで、特開平2−110823号公報
には、上層の磁性粉が強磁性金属磁性粉であり、下層が
コバルト含有酸化鉄磁性粉である磁性層の構成が開示さ
れている。しかし、この公報の技術では、強磁性金属粉
末であれば何でも良いとされているため、所望の短波長
域のRF出力は得られない。すなわち、上層の抗磁力、
飽和磁束密度、表面粗さを一定の範囲に設定し、強磁性
金属粉末の効果を高めることについては何の考慮もされ
ていない。 【0007】 【発明の目的】本発明の目的は、重層の磁性層における
抗磁力、飽和磁束密度及び磁性粉の粒径を規定すること
により、電磁変換特性が高く、ドロップアウトの少ない
、しかも走行耐久性も優れた磁気記録媒体を提供するこ
とにある。 【0008】 【発明の構成及びその作用効果】本発明は、支持体に、
磁性粉を含有する磁性層が少なくとも2層重ねて設けら
れている磁気記録媒体において、最外層の磁性層の抗磁
力が1700Oe以上、2200Oe以下でありかつ飽
和磁束密度が3000ガウス以上、4500ガウス以下
であり、前記最外層以外の磁性層の少なくとも一層に含
まれる磁性粉が、X線による粒径測定値350Å以下の
酸化鉄磁性粉であることを特徴とする磁気記録媒体に関
するものである。 【0009】また、本発明は、支持体に、磁性粉を含有
する磁性層が少なくとも2層重ねて設けられている磁気
記録媒体において、最外層の磁性層の抗磁力が1700
Oe以上、2200Oe以下でありかつ飽和磁束密度が
3000ガウス以上、4500ガウス以下であり、前記
最外層に含まれる磁性粉がX線による粒径測定値200
 Å以下でありかつ平均長軸長0.25μm以下の強磁
性金属粉末であり、更に、前記最外層以外の磁性層の少
なくとも一層に含まれる磁性粉が前記粒径測定値350
 Å以下の酸化鉄磁性粉であることを特徴とする磁気記
録媒体に関するものである。 【0010】更に、本発明は、支持体に、磁性粉を含有
する磁性層が少なくとも2層重ねて設けられている磁気
記録媒体において、最外層の磁性層の抗磁力が1700
Oe以上、2200Oe以下であり、飽和磁束密度が3
000ガウス以上、4500ガウス以下でありかつ表面
粗さR10Z が5nm以上、20nm以下であり、更
に前記最外層以外の磁性層の少なくとも一層に含まれる
磁性粉が、X線による粒径測定値350 Å以下の酸化
鉄磁性粉であることを特徴とする磁気記録媒体(但し、
R10Z とは、磁気記録媒体を幅方向の中点から±2
mmの範囲で長手方向に基準長だけ垂直に切断したとき
、その切断面における外表面輪郭曲線を切る水平線に平
行な直線のうち、高い方から10番目に低い山頂を通る
ものと深い方から10番目に浅い谷底を通るものを選び
、この2本の直線間の距離を表面輪郭曲線の縦倍率の方
向に測定した値をいう。)を提供するものである。 【0011】本発明の磁気記録媒体は、重層構造の磁性
層を有するものであり、最外層(以下、上層ということ
がある。)磁性層の抗磁力及び飽和磁束密度、更には磁
性粉の種類、粒径、長軸長、或は磁性層の表面粗さを規
定し、最外層以外の少なくとも一つの磁性層(以下、下
層ということがある。)については、磁性粉の粒径及び
種類を規定することによって、高電磁変換特性、ドロッ
プアウトの低減及び走行耐久性の向上を成し遂げたもの
である。 【0012】最外層の磁性層に用いることのできる磁性
粉は例えば特開平2−173931号公報の第3ページ
左下欄11行〜右下欄7行目に示される一般的なもので
あるが、この中でも特に強磁性金属粉末が好ましい。こ
の強磁性金属粉末は、Fe、Ni、Co等の単体及びこ
れらを主成分とするFe−Al系、Fe−Ni系、Fe
−Al−Ni系等の金属粉末であり、中でもFe系のも
のが好ましい。これら強磁性金属については特願平2−
410458号公報の段落番号0015に開示されてい
る。 【0013】前記最外層に使用することが好ましい強磁
性金属粉は、X線による粒径測定値(Feの(110 
)回折線の積分幅を用い、Si粉末を基準としたシェラ
ー法にて結晶子サイズ=粒径を求める。)が200 Å
以下かつ平均長軸長が0.25μm以下のものが磁性層
の表面粗さを調整する上で好ましく、更にはX線による
粒径140 〜180 Åかつ平均長軸長0.13〜0
.17μmのものが好ましい。 【0014】さらに、好ましい強磁性金属粉末の構造と
しては、該強磁性金属粉末に含有されているFe原子と
Al原子との含有量比が原子数比でFe:Al=100
 :1〜100 :20であり、かつ該強磁性金属粉末
のESCAによる分析深度で100 Å以下の表面域に
存在するFe原子とAl原子との含有量比が原子数比で
Fe:Al=30:70〜70:30である構造を有す
るものである。或は、Fe原子とNi原子とAl原子と
Si原子とが強磁性金属粉末に含有され、更にZn原子
とMn原子との少なくとも一方が該強磁性金属粉末に含
有され、Fe原子の含有量が90原子%以上、Ni原子
の含有量が1原子%以上、10原子%未満、Al原子の
含有量が0.1原子%以上、5原子%未満、Si原子の
含有量が0.1 原子%以上、5原子%未満、Zn原子
の含有量及び/又はMn原子の含有量(但し、Zn原子
とMn原子との両方を含有する場合はこの合計量)が0
.1 原子%以上、5原子%未満であり、上記強磁性金
属粉末のESCAによる分析深度で100 Å以下の表
面域に存在するFe原子とNi原子Al原子とSi原子
とZn原子及び/又はMn原子の含有量比が原子数比で
Fe:Ni:Al:Si(Zn及び又はMn)=100
 :(4以下):(10〜60):(10〜70):(
20〜80)である構造を有する強磁性金属粉末等が挙
げられる。 【0015】本発明においては、記録の高密度化に応じ
て、BET法による比表面積で45m2/g以上の強磁
性金属粉末が好ましく使用される。なお、本発明におけ
る強磁性金属粉末の比表面積はBET法と称されている
比表面積の測定方法によって測定されたものを、単位グ
ラム当たりの表面積を平方メートルで表したものである
。この比表面積ならびにその測定方法については「粉体
の測定」(J.M.Dallavalle,Clyde
orr Jr  共著、弁田その他訳;産業図書社刊)
に詳しく述べられており、また「化学便覧」応用編、P
1170 〜1171(日本化学会編;丸善(株))昭
和41年4月30日発行)にも記載されている。 比表面積の測定は、例えば粉末を105 ℃前後で13
分間加熱処理しながら脱気して、上記粉末に吸着させて
いるものを除去し、その後測定装置に導入して、窒素の
初期圧力を0.5kg/m2に設定し、窒素により液体
窒素温度(−105 ℃)で10分間で吸着測定を行う
。測定装置はカウンターソープ(湯浅アイオニクス(株
)製)を使用した。 【0016】本発明の、最外層以外の少なくとも一つの
磁性層に用いることのできる磁性粉は、X線による粒径
測定値が350 Å以下、更には150 〜200 Å
の酸化鉄磁性粉である。粒径が350 Åを超えると、
最外層磁性層の表面粗さに悪い影響を与えるので好まし
くない。 【0017】前記酸化鉄磁性粉は、FeOx(xは1.
33〜1.50である)で表されるものであり、Co等
の金属が含有又は被着されているものが好ましい。具体
的には、例えば特願平2−410458号公報の段落番
号0014に示されるようなものが使用できる。 【0018】本発明に用いることのできる磁性層用の結
合剤としては、例えば特開平2−154320号公報の
第3ページ右上欄2行〜第4ページ右下欄16行目に示
されるものが挙げられる。 【0019】その他磁性層には必要に応じて、分散剤、
潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤及びフィラー等の添加剤等
を含有させてもよい。 【0020】分散剤としては、例えば特開平2−249
129号公報の第4ページ左上欄3行〜11行、或は、
同2−192017号公報の第4ページ右下欄10行〜
第5ページ左上欄20行目に示されるものが挙げられる
。 【0021】潤滑剤としては、例えば特開平2−199
616号公報の第8ページ左下欄1行〜第9ページ左下
欄8行目、或は同2−192017号公報の第5ページ
右上欄2行〜右下欄15行目に示されるものが挙げられ
る。 【0022】研磨剤としては、例えば特開平1−277
322号公報の第7ページ左上欄15行〜右上欄2行目
、或は同2−192017号公報の第6ページ右上欄2
行〜左下欄2行目に示されるものが挙げられる。 【0023】帯電防止剤としては、例えば特開平2−2
85519号公報の第3ページ右下欄16行〜第4ペー
ジ左上欄9行目、或は同2−192017号公報の第5
ページ右下欄19行〜第6ページ右上欄2行目に示され
るものが挙げられる。 【0024】上記磁性層を形成するための磁性塗料に配
合される溶剤としては、例えば特開平1−159828
号公報の第8ページ右上欄1行〜16行目、或は同2−
192017号公報第6ページ左下欄13行〜右上欄2
行目に示されるものが挙げられる。 【0025】本発明において使用される磁性塗料は、強
磁性粉末、結合剤、分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止
剤等を溶媒中で混練及び分散して製造される。磁性塗料
の混練及び分散に使用される混練分散機の例としては、
二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、トロン
ミル、ペブルミル、コンボルミル、サンドミル、サンド
グラインダー、Szegveri  アトライター、高
インペラー分散機、高速度衝撃ミル、高速ストーンミル
、ディスパー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波
分散機、オープンニーダー、連続ニーダー、加圧ニーダ
ー、プラネタリーニーダー等が挙げられる。 【0026】上記磁気記録媒体の支持体としては、例え
ば特開平2−260112号公報の第2ページ右下欄6
行〜第3ページ左上欄11行目、或は同2−19201
7号公報の第7ページ左上欄17行〜右上欄5行目に示
されるものが挙げられる。 【0027】本発明の磁気記録媒体、例えば磁気テープ
は、図1に示すように、支持体1の片面に磁性粉を含有
する磁性層2及び4と、また、必要があれば更にオーバ
ーコート層(図示せず)とがこの順序にそれぞれ積層し
て設けられている。 【0028】上層の磁性層4は抗磁力及び飽和磁束密度
を調整したものである。一方、下層2は図1に示すよう
な1層でもよいが、2層以上でもよく、酸化鉄磁性粉を
含有している。 【0029】また、必要があれば磁性層と反対側の面に
バックコート層3を設けてもよく、更に下層2と支持体
1との間に下引き層(図示せず)を設けたものであって
もよい。また、支持体1にコロナ放電処理を施してもよ
い。 【0030】本発明の磁性層の重層構造は、ウエット・
オン・ウエット方式重層塗布(即ち、下層の磁性層用塗
料が未乾燥のうちに最外層磁性層用塗料を塗布すること
)により形成することが望ましいが、勿論、ウエット・
オン・ドライ方式(即ち、下層を乾燥させた後に最外層
を塗布すること)或はその他の方法による形成であって
もよい。磁性層の厚みは最外層では0.01〜1.0 
μmが好ましく、0.1 〜0.5 μmが更に好まし
い。また、下層の厚みは0.5 〜2.5 μmが好ま
しく、1.0 〜2.0μmが更に好ましい。 【0031】次に、上記した媒体の製造装置の一例を図
2に示す。この製造装置においては、図1の媒体を製造
するに当たり、まず供給ロール32から繰出されたフィ
ルム状支持体1は、押し出しコータ10、11により上
記した磁性層2、4用の塗料を塗布した後、例えば65
00Gauss の前段配向磁石33により配向され、
更に、例えば6500Gauss の後段配向磁石35
を配した乾燥器34に導入され、ここで上下に配したノ
ズルから熱風を吹き付けて乾燥する。 【0032】次に、乾燥された各塗布層付きの支持体1
はカレンダーロール38の組み合わせからなるスーパー
カレンダー装置37に導かれ、ここでカレンダー処理さ
れた後に、巻き取りロール39に巻き取られる。しかる
後、必要があれば支持体1の他の面にも、上記したと同
様にして磁性層2、4を塗布、乾燥し、カレンダー処理
を行う(図示せず)。このようにして得られた磁性フィ
ルムをスリットするか又は円盤状に打ち抜く等して磁気
記録媒体を製造する。 【0033】上記の方法において、各塗料は、図示しな
いインラインミキサーを通して押し出しコーター10、
11へと供給してもよい。なお、図中、矢印Dは非磁性
ベースフィルムの搬送方向を示す。押し出しコーター1
0、11には夫々、液溜り部13、14が設けられ、各
コーターからの塗料をウエット・オン・ウエット方式で
重ねる。 【0034】非磁性支持体上に上記磁性層を形成するた
めの塗布方式の例としては、エアードクターコート、エ
アーナイフコート、ブレードコート、スクイズコート、
含浸コート、トランスファコート、リバースロールコー
ト、キスコート、グラビアコート、キャストコート、ス
プレイコート等が挙げられる。 【0035】このウエット・オン・ウエット方式におけ
る重層塗布においては、下層が湿潤状態のままで上層の
磁性層を塗布するので、下層の表面(即ち、上層との境
界面)が滑らかになるとともに上層の表面性が良好にな
り、かつ、上下層間の接着性も向上する。この結果、特
に高密度記録のために高出力、低ノイズの要求されるた
とえば磁気記録媒体としての要求性能を満たしたものと
なる。また、ウエット・オン・ウエット重層塗布方式に
より、ドロップアウトも低減することができ、信頼性も
向上する。 【0036】上記ウエット・オン・ウエット重層塗布方
式によって形成される上下層間には、明確な境界が実質
的に存在する場合以外に、一定の厚みで以て、両層の成
分が混在してなる境界領域が存在する場合があるが、こ
うした境界領域を除いた上側及び下側の層を上記磁性層
とするいずれの場合も、本発明の範囲に含まれる。 【0037】上記の方法によって作成される磁気記録媒
体の最外層の磁性層は、抗磁力が1700〜2200O
e、飽和磁束密度が3000〜4500ガウスのもので
あるが、好ましい抗磁力は1700〜2000Oe、飽
和磁束密度は3500〜4500ガウスであり、更に好
ましい抗磁力は1750〜1900Oe、飽和磁束密度
は3500〜4000ガウスである。 【0038】抗磁力が1700Oe未満では、減磁を受
けやすいため短波長域で良好なRF出力が得られず、2
200Oeを超えると、磁気ヘッドの媒体への書き込み
能力が低下するため、短波長域のRF出力が得られなく
なる。また、飽和磁束密度が3000ガウス未満では、
磁性粉の充填率が低下するため、全帯域でRF出力が低
下し、4500ガウスを超えると、媒体作製中に磁性粉
が凝集するため、特に短波長域でのRF出力の低下が顕
著となる。即ち、抗磁力、飽和磁束密度共に上記範囲を
外れた場合には本発明の効果は発揮されない。 【0039】磁性層の抗磁力を本発明の範囲に調整する
には、磁性塗料の分散性、磁場配向の条件、カレンダー
処理条件、磁性粉の形状等をコントロールする方法があ
る。 【0040】また、磁性層の飽和磁束密度を本発明の範
囲に調整する方法としては、磁性塗料の分散性、磁場配
向の条件、カレンダー処理条件等のコントロールが挙げ
られる。 【0041】本発明においては、磁性層の表面粗さR1
0Z を10〜18nmとするのが好ましく、12〜1
5nmとするのが一層好ましい。 【0042】本発明に係る表面粗さR10Z とは、図
3に示すように磁気記録媒体を幅方向の中点Pから±2
mm(図ではRで示す)の範囲で長手方向に基準長だけ
垂直に切断したとき、その切断面における外表面輪郭曲
線を切る水平線に平行な直線のうち、高い方から10番
目に低い山頂を通るものと深い方から10番目に浅い谷
底を通るものを選び、この2本の直線(l1 及びl2
 )間の距離dを表面輪郭曲線の縦倍率の方向に測定し
た値を指すものである。 【0043】上記のR10Z を測定するには、タリス
テップ粗さ計(ランク・テイラ・ホブソン社製)を用い
、測定条件としては、スタイラスを2.5 ×0.1 
μm、針圧を2mg、カット・オフ・フィルターを0.
33Hz、測定スピードを2.5 μm/sec 、基
準長を0.5mm とした。なお、粗さ曲線においては
0.002 μm以上の凹凸はカットしている。 【0044】上記のR10Z を20nm以下にコント
ロールするには、例えば前記の製造工程においてカレン
ダー条件を設定し、磁性層の表面平滑状態をコントロー
ルすればよい。即ち、この表面平滑化処理においては、
カレンダー条件として制御する因数は温度、線圧力、C
/S(コーティングスピード)等を挙げることができる
。また、その他の因数としては、磁性層中への添加粒子
のサイズや量等がある。 【0045】本発明の目的達成のためには、通常、上記
温度を50〜140 ℃、上記線圧力を50〜400k
g/cm、上記C/Sを20〜600m/minに保持
することが好ましい。これらの数値の範囲を外れると、
磁性層の表面粗さを前記の如く特定することが困難にな
るか、あるいはそれが不可能になることがある。 【0046】 【実施例】以下、本発明を具体的な実施例につき説明す
る。以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精
神から逸脱しない範囲において種々変更しうる。 【0047】実施例1〜9、比較例1〜6下記の上層用
組成物を混練・分散して塗料Aを調製した。 塗料A   磁性粉                    
                         
          100重量部  スルホン酸ナト
リウム基含有ポリウレタン             
           10重量部  (東洋紡社製 
 UR−8300)  スルホン酸カリウム基含有塩化
ビニル系樹脂                   
   10重量部  (日本ゼオン社製のMR−110
 )  α−アルミナ               
                         
           8重量部  ステアリン酸  
                         
                        1
重量部  ブチルステアレート           
                         
         1重量部  シクロヘキサノン  
                         
                  100重量部 
 メチルエチルケトン               
                         
   100重量部  トルエン          
                         
                  100重量部【
0048】次に、上層用塗料組成物中の磁性粉をCo含
有酸化鉄(FeOx:x=1.4 )に代えた以外は上
層用塗料組成物と同じ組成の下層用塗料組成物を混練・
分散して塗料Bを調製した。 【0049】上記各組成物をそれぞれボールミルにて5
0時間分散し、0.5 μmフィルターで濾過し、ポリ
イソシアネート化合物(日本ポリウレタン社製のコロネ
ートL)5重量部を添加し、磁性塗料A及びBを得た。 これらの塗料を支持体上に重層塗布し、その後、配向(
4000ガウス)乾燥し、80℃でカレンダー処理を行
い、下層2.2 μm、上層0.3 μm、合計2.5
 μm厚の磁性層を形成した。この後下記組成のバック
コート用塗料をボールミルに入れ、70時間混練分散し
た後1μmフィルタで濾過し、ポリイソシアネート化合
物(日本ポリウレタン社製のコロネートL)20重量部
を添加して調製し、これを磁性層の反対側の面に0.5
 μmに塗布し、更に8mm幅にスリットして8mmビ
デオテープを作成した。 【0050】バックコート層用塗布液組成:    カ
ーボンブラック(A)(平均粒子径  30nm)  
                70重量部    
カーボンブラック(B)(平均粒子径  60nm) 
                 30重量部   
 ニトロセルロース                
                         
   30重量部    ポリウレタン系樹脂    
                         
             30重量部    シクロ
ヘキサノン                    
                       20
0重量部    メチルエチルケトン        
                         
        200重量部    トルエン   
                         
                       20
0重量部【0051】上記各例の内容の詳細及び評価の
結果を表1に示す。なお、性能評価の方法は以下の通り
である。 【0052】(a)RF出力およびクロマ出力シバソク
製ノイズメータ925 Cを用い、8mmビデオムービ
V900 (ソニー社製)を用いて測定した。 【0053】(b)ドロップアウト 日本ビクター社製ドロップアウトカウンターVD−5M
を使用し、15μsec 以上長く、かつRfエンブロ
ープの出力の10dB以上下がった出力をドロップアウ
ト1個として、全長測定し、1分間あたりの平均値を求
めた。 【0054】(c)出力低下(走行耐久テスト後のRF
出力低下) テープを温度40℃、湿度20%で100 回録再をく
り返し、初回のRF出力と100 回後のRF出力との
出力差をdB単位で表示する。 【0055】                          
       表−1A          実施例 
           1    2    3   
 4    5    6    ─────────
──────────────────────   
 〈上層〉       〈磁性粉〉         種類               
  (1)   (1)   (1)   (1)  
 (1)   (1)        粒径(Å)  
         150   130   210 
  190   150   200        
平均長軸長(μm)  0.18  0.16  0.
25  0.28  0.18  0.18     
   抗磁力(Oe)        1750  2
100  1950  1680  1750  18
30      〈磁性層〉         抗磁力(Oe)        18
00  2200  2000  1700  180
0  1900        飽和磁気密度(Gau
ss) 3000  3150  4500  335
0  3030  3350        表面粗さ
R10Z (nm)   19    11    2
3    21    20    19     〈
下層〉       磁性粉粒径(Å)      300  
  250   340   280   350  
 180    RF出力(dB)         
 3.0    4.5   2.5   2.0  
 2.0   3.0    クロマ出力(dB)  
      3.0    3.0   2.5   
2.0   3.5   3.0    ドロップアウ
ト          30     15    3
5    40    10    18     出
力低下(dB)         −0.5    0
.0  −0.6  −0.7  −0.3  −0.
4 【0056】 *磁性粉種類 (1)Fe−Al系強磁性金属粉  Fe:Al=10
0 :5(原子数比)−全体 Fe:Al= 50 :50(原子数比)−表層BET
値  57m2/g (2)Fe−Ni系              Fe
:Ni=100 :5−全体 BET値  53m2/g (3)Fe−Ni−Co系        Fe:Ni
:Co=100 :5:5−全体 BET値  57m2/g 【0057】                          
       表−1C      比較例     
       1    2    3    4  
  5    6─────────────────
─────────────〈上層〉   〈磁性粉〉     種類                (1)
   (1)   (1)   (1)   (1) 
  −    粒径(Å)          160
   170   140   250   150 
  −    平均長軸長(μm)  0.19  0
.23  0.21  0.30  0.18  − 
   抗磁力(Oe)      1600  215
0  1700  1730  1750  −  〈
磁性層〉                     
                     −   
 抗磁力(Oe)      1650  2230 
 1750  1780  1800  −    飽
和磁気密度(Gauss) 3080  3650  
2900  4600  3020  −    表面
粗さR10Z (nm)   19    24   
 26    35    19   −〈下層〉   磁性粉粒径(Å)      250   350
   400   300   −    300 R
F出力(dB)        0.5   −0.5
  0.5   0.0   2.0  −2.0 ク
ロマ出力(dB)      0.0   1.0  
 2.0   4.0   −2.5  3.0 ドロ
ップアウト          100    60 
   35    75    80   300 出
力低下(dB)       −3.5  −2.0 
 −1.8  −2.0  −1.5  −4.5  【0058】上記の結果から、本発明の磁気記録媒体は
、電磁変換特性が高く、ドロップアウトも低減され、走
行耐久テスト後の出力低下度合も少ない、優れたもので
あることが明らかである。
Description: [0001] The present invention relates to magnetic recording media such as magnetic disks, magnetic tapes, and magnetic sheets. BACKGROUND OF THE INVENTION In recent years, magnetic recording media have become increasingly high-performance, and it has been desired to develop magnetic disks, magnetic tapes, etc. that have high electromagnetic conversion characteristics that enable high-density recording. In order to improve the electromagnetic conversion characteristics of magnetic recording media, conventional methods have been to use magnetic powder with a large saturation magnetization, improve the dispersibility of magnetic powder, and improve the magnetic layer by multilayering or squareness ratio, coercive force, Various attempts have been made to improve the saturation magnetic flux density, etc., and to adjust the surface smoothness. However, regarding the coercive force and saturation magnetic flux density of the magnetic layer, for example, if a magnetic tape with high coercive force is created in order to improve the characteristics in the short wavelength region, the output in this region will be improved; There was a problem in that the output in the long wavelength region was rather significantly reduced. In this case, in order to improve the output in the long wavelength region, it is necessary to increase the saturation magnetic flux density, but there is a contradiction in that doing so also reduces the output in the short wavelength region. Regarding the smoothness of the surface of the magnetic layer, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 168124/1983 describes the surface condition of the magnetic layer of a magnetic recording medium by the center line average roughness Ra [JI
SB0601 (1976)] and the maximum height Rmax of surface irregularities, and thereby improving electromagnetic conversion characteristics as well as running performance. However, in the technology described in this publication, Although running performance was improved to some extent, electromagnetic conversion characteristics such as RF output could not be significantly improved. By the way, JP-A-2-110823 discloses a structure of a magnetic layer in which the magnetic powder in the upper layer is a ferromagnetic metal magnetic powder and the lower layer is a cobalt-containing iron oxide magnetic powder. However, in the technique disclosed in this publication, it is said that any ferromagnetic metal powder may be used, and therefore the desired RF output in the short wavelength range cannot be obtained. That is, the coercive force of the upper layer,
No consideration is given to setting the saturation magnetic flux density and surface roughness within a certain range to enhance the effect of the ferromagnetic metal powder. OBJECTS OF THE INVENTION The object of the present invention is to provide a magnetic material with high electromagnetic conversion characteristics, low dropout, and low running speed by specifying the coercive force, saturation magnetic flux density, and particle size of magnetic powder in the multilayer magnetic layer. An object of the present invention is to provide a magnetic recording medium with excellent durability. Structure of the invention and its effects: The present invention provides a support that includes:
In a magnetic recording medium in which at least two magnetic layers containing magnetic powder are stacked, the outermost magnetic layer has a coercive force of 1700 Oe or more and 2200 Oe or less, and a saturation magnetic flux density of 3000 Gauss or more and 4500 Gauss or less. The present invention relates to a magnetic recording medium, wherein the magnetic powder contained in at least one of the magnetic layers other than the outermost layer is iron oxide magnetic powder having a particle size measured by X-rays of 350 Å or less. The present invention also provides a magnetic recording medium in which at least two magnetic layers containing magnetic powder are stacked on a support, and the outermost magnetic layer has a coercive force of 1700.
Oe or more and 2200 Oe or less, and the saturation magnetic flux density is 3000 Gauss or more and 4500 Gauss or less, and the magnetic powder contained in the outermost layer has a particle size measured by X-rays of 200 Gauss or more.
ferromagnetic metal powder with an average major axis length of 0.25 μm or less, and further, the magnetic powder contained in at least one layer of the magnetic layer other than the outermost layer has a particle diameter of 350 μm or less.
The present invention relates to a magnetic recording medium characterized by being made of iron oxide magnetic powder having a particle diameter of Å or less. Furthermore, the present invention provides a magnetic recording medium in which at least two magnetic layers containing magnetic powder are stacked on a support, and the outermost magnetic layer has a coercive force of 1700.
Oe or more and 2200 Oe or less, and the saturation magnetic flux density is 3
000 Gauss or more and 4500 Gauss or less, and the surface roughness R10Z is 5 nm or more and 20 nm or less, and furthermore, the magnetic powder contained in at least one layer of the magnetic layer other than the outermost layer has a particle size measured by X-ray of 350 Å. A magnetic recording medium characterized by being the following iron oxide magnetic powder (however,
R10Z means ±2 from the center point of the magnetic recording medium in the width direction.
When a reference length is cut perpendicularly in the longitudinal direction in the range of mm, among the straight lines that are parallel to the horizontal line that cuts the outer surface contour curve on the cut plane, the line that passes through the 10th lowest summit from the highest and the 10th from the deepest. The line that passes through the shallowest valley bottom is selected, and the distance between these two lines is measured in the direction of the vertical magnification of the surface contour curve. ). The magnetic recording medium of the present invention has a multilayered magnetic layer, and the coercive force and saturation magnetic flux density of the outermost layer (hereinafter sometimes referred to as the upper layer), as well as the type of magnetic powder, For at least one magnetic layer other than the outermost layer (hereinafter referred to as the lower layer), the particle size and type of magnetic powder are specified. By specifying this, we have achieved high electromagnetic conversion characteristics, reduced dropouts, and improved running durability. [0012] Magnetic powders that can be used for the outermost magnetic layer are, for example, the general ones shown in JP-A No. 2-173931, page 3, line 11 in the lower left column to line 7 in the lower right column. Among these, ferromagnetic metal powder is particularly preferred. This ferromagnetic metal powder is composed of Fe, Ni, Co, etc., as well as Fe-Al series, Fe-Ni series, and Fe-Al series containing these as main components.
-Al--Ni based metal powders, among which Fe-based ones are preferred. Regarding these ferromagnetic metals, patent application No. 2-
It is disclosed in paragraph number 0015 of Publication No. 410458. The ferromagnetic metal powder preferably used in the outermost layer has a particle size measured by X-rays ((110
) Using the integral width of the diffraction line, determine the crystallite size=particle diameter by the Scherrer method using Si powder as a reference. ) is 200 Å
In order to adjust the surface roughness of the magnetic layer, particles with an average major axis length of 0.25 μm or less are preferable, and more preferably particles with an X-ray particle diameter of 140 to 180 Å and an average major axis length of 0.13 to 0.
.. Preferably, the thickness is 17 μm. Furthermore, the structure of the ferromagnetic metal powder is such that the content ratio of Fe atoms to Al atoms contained in the ferromagnetic metal powder is such that the atomic ratio is Fe:Al=100.
:1 to 100 :20, and the content ratio of Fe atoms to Al atoms existing in a surface area of 100 Å or less in the analysis depth by ESCA of the ferromagnetic metal powder is Fe:Al=30 in terms of atomic ratio. :70 to 70:30. Alternatively, Fe atoms, Ni atoms, Al atoms, and Si atoms are contained in the ferromagnetic metal powder, and further, at least one of Zn atoms and Mn atoms is contained in the ferromagnetic metal powder, and the content of Fe atoms is 90 atom% or more, Ni atom content of 1 atom% or more but less than 10 atom%, Al atom content of 0.1 atom% or more but less than 5 atom%, Si atom content of 0.1 atom% or more, less than 5 at%, the content of Zn atoms and/or the content of Mn atoms (however, if it contains both Zn atoms and Mn atoms, this total amount) is 0
.. Fe atoms, Ni atoms, Al atoms, Si atoms, Zn atoms, and/or Mn atoms that are present in a surface area of 1 atomic % or more and less than 5 atomic % and that are present in a surface area of 100 Å or less according to the ESCA analysis depth of the ferromagnetic metal powder. The content ratio is atomic ratio Fe:Ni:Al:Si (Zn and or Mn) = 100
:(4 or less):(10-60):(10-70):(
Examples include ferromagnetic metal powder having a structure of 20 to 80). In the present invention, a ferromagnetic metal powder having a specific surface area of 45 m 2 /g or more by the BET method is preferably used in accordance with the need for higher density recording. The specific surface area of the ferromagnetic metal powder in the present invention is measured by a specific surface area measurement method called the BET method, and is expressed as a surface area per unit gram in square meters. This specific surface area and its measurement method are described in "Powder Measurement" (J.M. Dallavalle, Clyde).
co-authored by orr Jr., translated by Benta and others; published by Sangyo Toshosha)
It is described in detail in ``Chemistry Handbook'' Applied Edition, p.
1170 to 1171 (edited by the Chemical Society of Japan; published by Maruzen Co., Ltd. on April 30, 1960). The specific surface area can be measured, for example, by heating the powder at around 105°C at 13°C.
The powder is degassed while being heated for a minute to remove the substances adsorbed on the powder, and then introduced into the measuring device, the initial pressure of nitrogen is set to 0.5 kg/m2, and the temperature of liquid nitrogen ( -105 °C) for 10 minutes. The measuring device used was a counter soap (manufactured by Yuasa Ionics Co., Ltd.). The magnetic powder that can be used for at least one magnetic layer other than the outermost layer of the present invention has a particle size measured by X-rays of 350 Å or less, more preferably 150 to 200 Å.
iron oxide magnetic powder. When the particle size exceeds 350 Å,
This is not preferable because it has a negative effect on the surface roughness of the outermost magnetic layer. The iron oxide magnetic powder is FeOx (x is 1.
33 to 1.50), and preferably contains or is coated with a metal such as Co. Specifically, for example, those shown in paragraph number 0014 of Japanese Patent Application No. 2-410458 can be used. As the binder for the magnetic layer that can be used in the present invention, for example, those shown in JP-A-2-154320, page 3, upper right column, line 2 to page 4, lower right column, line 16, are listed. Can be mentioned. In addition, the magnetic layer may contain a dispersant,
Additives such as lubricants, abrasives, antistatic agents, and fillers may also be included. As a dispersant, for example, JP-A-2-249
129 Publication, page 4, upper left column, lines 3 to 11, or
From line 10 in the lower right column of page 4 of Publication No. 2-192017
An example of this is shown in the 20th line of the upper left column of the fifth page. [0021] As the lubricant, for example, JP-A-2-199
Listed are those shown in the 8th page, lower left column, line 1 to the 9th page, lower left column, line 8 of Publication No. 616, or the 5th page, upper right column, line 2 to 15th line of the lower right column of Publication No. 2-192017. It will be done. [0022] As the abrasive, for example, JP-A-1-277
322 Publication, page 7, upper left column, line 15 to upper right column, line 2, or Publication No. 2-192017, page 6, upper right column 2
Examples include those shown in the second row of the lower left column. [0023] As the antistatic agent, for example, JP-A-2-2
No. 85519, page 3, lower right column, line 16 to page 4, upper left column, line 9, or No. 2-192017, line 5
Examples include those shown in the 19th line of the lower right column of the page to the 2nd line of the upper right column of the 6th page. [0024] Examples of the solvent to be added to the magnetic paint for forming the magnetic layer include those described in Japanese Patent Application Laid-open No. 1-159828.
Lines 1 to 16 of the upper right column of page 8 of the publication, or lines 2-
Publication No. 192017, page 6, lower left column, line 13 - upper right column 2
Examples include those shown in the row. The magnetic paint used in the present invention is produced by kneading and dispersing ferromagnetic powder, a binder, a dispersant, a lubricant, an abrasive, an antistatic agent, etc. in a solvent. Examples of kneading and dispersing machines used for kneading and dispersing magnetic paints include:
Two-roll mill, three-roll mill, ball mill, tron mill, pebble mill, convol mill, sand mill, sand grinder, Szegveri attritor, high impeller dispersion machine, high speed impact mill, high speed stone mill, disper, high speed mixer, homogenizer, ultrasonic dispersion machine , open kneader, continuous kneader, pressure kneader, planetary kneader, etc. As a support for the above-mentioned magnetic recording medium, for example, the lower right column 6 of the second page of JP-A-2-260112 is used.
Line ~ 3rd page, upper left column, 11th line, or 2-19201
Examples include those shown in the 7th page of Publication No. 7, line 17 in the upper left column to line 5 in the upper right column. As shown in FIG. 1, the magnetic recording medium of the present invention, such as a magnetic tape, has magnetic layers 2 and 4 containing magnetic powder on one side of a support 1, and an overcoat layer if necessary. (not shown) are stacked in this order. The upper magnetic layer 4 has adjusted coercive force and saturation magnetic flux density. On the other hand, the lower layer 2 may be one layer as shown in FIG. 1, but may also be two or more layers, and contains iron oxide magnetic powder. If necessary, a back coat layer 3 may be provided on the surface opposite to the magnetic layer, and an undercoat layer (not shown) may be further provided between the lower layer 2 and the support 1. It may be. Further, the support 1 may be subjected to a corona discharge treatment. [0030] The multilayer structure of the magnetic layer of the present invention
Although it is preferable to form the coating by on-wet multilayer coating (that is, applying the paint for the outermost magnetic layer while the paint for the lower magnetic layer is not yet dry), it is of course possible to form the coating by wet multilayer coating.
It may be formed by an on-dry method (ie, applying the outermost layer after drying the lower layer) or by other methods. The thickness of the magnetic layer is 0.01 to 1.0 in the outermost layer.
The thickness is preferably .mu.m, more preferably 0.1 to 0.5 .mu.m. Further, the thickness of the lower layer is preferably 0.5 to 2.5 μm, more preferably 1.0 to 2.0 μm. Next, an example of the above-mentioned medium manufacturing apparatus is shown in FIG. In this manufacturing apparatus, when manufacturing the medium shown in FIG. , for example 65
Oriented by the front stage orientation magnet 33 of 00Gauss,
Furthermore, for example, a rear orientation magnet 35 of 6500 Gauss
The material is introduced into a dryer 34 equipped with a dryer 34, where it is dried by blowing hot air from nozzles arranged above and below. Next, the dried support 1 with each coated layer is
is led to a supercalender device 37 consisting of a combination of calender rolls 38, where it is calendered and then wound onto a winding roll 39. Thereafter, if necessary, magnetic layers 2 and 4 are applied to other surfaces of the support 1 in the same manner as described above, dried, and calendered (not shown). A magnetic recording medium is manufactured by slitting the thus obtained magnetic film or punching it into a disk shape. In the above method, each paint is extruded through an in-line mixer (not shown) and passed through a coater 10,
11. In addition, in the figure, arrow D indicates the conveyance direction of the nonmagnetic base film. Extrusion coater 1
0 and 11 are provided with liquid reservoirs 13 and 14, respectively, and the paint from each coater is layered in a wet-on-wet manner. Examples of coating methods for forming the magnetic layer on the nonmagnetic support include air doctor coating, air knife coating, blade coating, squeeze coating,
Examples include impregnation coating, transfer coating, reverse roll coating, kiss coating, gravure coating, cast coating, and spray coating. In multilayer coating using this wet-on-wet method, since the upper magnetic layer is applied while the lower layer remains wet, the surface of the lower layer (that is, the interface with the upper layer) becomes smooth and the upper layer The surface properties of the material are improved, and the adhesion between the upper and lower layers is also improved. As a result, it satisfies the performance requirements of a magnetic recording medium, which requires high output and low noise, especially for high-density recording. Additionally, the wet-on-wet multilayer coating method reduces dropouts and improves reliability. [0036] Unless there is substantially a clear boundary between the upper and lower layers formed by the wet-on-wet multilayer coating method, the components of both layers may be mixed at a certain thickness. Although a boundary area may exist, any case in which the upper and lower layers excluding such boundary area are the magnetic layers is included within the scope of the present invention. The outermost magnetic layer of the magnetic recording medium produced by the above method has a coercive force of 1700 to 2200 O.
e, the saturation magnetic flux density is 3000 to 4500 Gauss, preferably the coercive force is 1700 to 2000 Oe, the saturation magnetic flux density is 3500 to 4500 Gauss, and the more preferable coercive force is 1750 to 1900 Oe, the saturation magnetic flux density is 3500 to 3500 Gauss. It is 4000 Gauss. If the coercive force is less than 1700 Oe, good RF output cannot be obtained in the short wavelength range because it is easily demagnetized, and 2
If it exceeds 200 Oe, the ability of the magnetic head to write to the medium decreases, making it impossible to obtain RF output in the short wavelength range. In addition, when the saturation magnetic flux density is less than 3000 Gauss,
As the filling rate of the magnetic powder decreases, the RF output decreases in the entire band, and when it exceeds 4500 Gauss, the magnetic powder aggregates during media preparation, so the decrease in the RF output becomes particularly noticeable in the short wavelength range. . That is, if both the coercive force and the saturation magnetic flux density are outside the above ranges, the effects of the present invention will not be exhibited. In order to adjust the coercive force of the magnetic layer within the range of the present invention, there is a method of controlling the dispersibility of the magnetic paint, the conditions of magnetic field orientation, the calendering conditions, the shape of the magnetic powder, etc. Further, methods for adjusting the saturation magnetic flux density of the magnetic layer within the range of the present invention include controlling the dispersibility of the magnetic paint, magnetic field orientation conditions, calendering conditions, and the like. In the present invention, the surface roughness R1 of the magnetic layer
It is preferable that 0Z is 10 to 18 nm, and 12 to 1
More preferably, the thickness is 5 nm. The surface roughness R10Z according to the present invention refers to the surface roughness of the magnetic recording medium at ±2
mm (indicated by R in the figure), when cutting vertically by the standard length in the longitudinal direction, the 10th lowest peak from the highest among the straight lines parallel to the horizontal line that cuts the outer surface contour curve at that cut plane. Select the line that passes through the bottom of the valley and the line that passes through the 10th shallowest valley bottom from the deepest one, and connect these two straight lines (l1 and l2
) is the value measured in the direction of the vertical magnification of the surface contour curve. [0043] To measure the above R10Z, a Talystep roughness meter (manufactured by Rank Taylor Hobson) was used, and the measurement conditions were as follows:
μm, stylus pressure 2mg, cut-off filter 0.
The measurement frequency was 33 Hz, the measurement speed was 2.5 μm/sec, and the reference length was 0.5 mm. In addition, in the roughness curve, irregularities of 0.002 μm or more are cut. In order to control the above R10Z to 20 nm or less, the surface smoothness of the magnetic layer may be controlled by setting calender conditions in the above manufacturing process, for example. That is, in this surface smoothing treatment,
Factors controlled as calendar conditions are temperature, linear pressure, C
/S (coating speed), etc. Further, other factors include the size and amount of particles added to the magnetic layer. [0045] In order to achieve the object of the present invention, the above temperature is usually set at 50 to 140°C, and the above line pressure is set at 50 to 400 k.
g/cm, and the above C/S is preferably maintained at 20 to 600 m/min. Outside these numerical ranges,
It may become difficult or impossible to determine the surface roughness of the magnetic layer as described above. [Examples] The present invention will be explained below with reference to specific examples. The components, proportions, order of operations, etc. shown below may be changed in various ways without departing from the spirit of the invention. Examples 1 to 9, Comparative Examples 1 to 6 Paint A was prepared by kneading and dispersing the following upper layer compositions. Paint A Magnetic powder

100 parts by weight Sodium sulfonate group-containing polyurethane
10 parts by weight (manufactured by Toyobo Co., Ltd.)
UR-8300) Vinyl chloride resin containing potassium sulfonate group
10 parts by weight (MR-110 manufactured by Nippon Zeon Co., Ltd.
) α-Alumina

8 parts by weight stearic acid

1
Weight part Butyl stearate

1 part by weight cyclohexanone

100 parts by weight
Methyl ethyl ketone

100 parts by weight toluene

100 parts by weight [
Next, a lower layer coating composition having the same composition as the upper layer coating composition except that the magnetic powder in the upper layer coating composition was replaced with Co-containing iron oxide (FeOx: x=1.4) was kneaded.
Paint B was prepared by dispersing. [0049] Each of the above compositions was milled in a ball mill for 5 minutes.
The mixture was dispersed for 0 hours, filtered through a 0.5 μm filter, and 5 parts by weight of a polyisocyanate compound (Coronate L manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.) was added to obtain magnetic paints A and B. These paints are coated in multiple layers on a support, and then oriented (
4000 Gauss) and calendered at 80°C, lower layer 2.2 μm, upper layer 0.3 μm, total 2.5
A μm thick magnetic layer was formed. Thereafter, a back coat paint having the following composition was put into a ball mill, kneaded and dispersed for 70 hours, filtered through a 1 μm filter, and prepared by adding 20 parts by weight of a polyisocyanate compound (Coronate L manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd.). 0.5 on the opposite side of the magnetic layer
The film was applied to a thickness of μm and further slit to a width of 8 mm to prepare an 8 mm videotape. Composition of coating liquid for back coat layer: Carbon black (A) (average particle size 30 nm)
70 parts by weight
Carbon black (B) (average particle size 60nm)
30 parts by weight
nitrocellulose

30 parts by weight polyurethane resin

30 parts by weight cyclohexanone
20
0 parts by weight methyl ethyl ketone

200 parts by weight toluene

20
0 parts by weight Table 1 shows the details and evaluation results of each of the above examples. The method of performance evaluation is as follows. (a) RF output and chroma output Measured using a noise meter 925C manufactured by Shibasoku and an 8 mm video movie V900 (manufactured by Sony Corporation). (b) Dropout Dropout counter VD-5M manufactured by Victor Japan
was used, and an output that was longer than 15 μsec and was lower than the output of the Rf envelope by 10 dB or more was regarded as one dropout, and the entire length was measured, and the average value per minute was determined. (c) Output decrease (RF after running durability test)
Output drop) Record and play the tape 100 times at a temperature of 40°C and a humidity of 20%, and display the output difference in dB between the RF output for the first time and the RF output after 100 times. [0055]
Table-1A Example
1 2 3
4 5 6 ──────────
──────────────────────
<Upper layer><Magneticpowder> Type
(1) (1) (1) (1)
(1) (1) Particle size (Å)
150 130 210
190 150 200
Average major axis length (μm) 0.18 0.16 0.
25 0.28 0.18 0.18
Coercive force (Oe) 1750 2
100 1950 1680 1750 18
30 <Magnetic layer> Coercive force (Oe) 18
00 2200 2000 1700 180
0 1900 Saturation magnetic density (Gau
ss) 3000 3150 4500 335
0 3030 3350 Surface roughness R10Z (nm) 19 11 2
3 21 20 19 <
Lower layer> Magnetic powder particle size (Å) 300
250 340 280 350
180 RF output (dB)
3.0 4.5 2.5 2.0
2.0 3.0 Chroma output (dB)
3.0 3.0 2.5
2.0 3.5 3.0 Dropout 30 15 3
5 40 10 18 Output drop (dB) -0.5 0
.. 0 -0.6 -0.7 -0.3 -0.
*Magnetic powder type (1) Fe-Al based ferromagnetic metal powder Fe:Al=10
0:5 (atomic ratio) - Total Fe:Al = 50:50 (atomic ratio) - Surface layer BET
Value 57m2/g (2) Fe-Ni system Fe
:Ni=100 :5-Overall BET value 53m2/g (3) Fe-Ni-Co system Fe:Ni
:Co=100 :5:5-Overall BET value 57m2/g 0057
Table-1C Comparative example
1 2 3 4
5 6──────────────────
──────────────〈Upper layer〉〈Magnetic powder〉 Type (1)
(1) (1) (1) (1)
- Particle size (Å) 160
170 140 250 150
- Average major axis length (μm) 0.19 0
.. 23 0.21 0.30 0.18 -
Coercive force (Oe) 1600 215
0 1700 1730 1750 - <
Magnetic layer>

Coercive force (Oe) 1650 2230
1750 1780 1800 - Saturation magnetic density (Gauss) 3080 3650
2900 4600 3020 - Surface roughness R10Z (nm) 19 24
26 35 19 - <Lower layer> Magnetic powder particle size (Å) 250 350
400 300 - 300 R
F output (dB) 0.5 -0.5
0.5 0.0 2.0 -2.0 Chroma output (dB) 0.0 1.0
2.0 4.0 -2.5 3.0 Dropout 100 60
35 75 80 300 Output drop (dB) -3.5 -2.0
-1.8 -2.0 -1.5 -4.5 From the above results, it can be seen that the magnetic recording medium of the present invention has high electromagnetic conversion characteristics, reduced dropout, and low output after running durability test. It is clear that the degree of deterioration is small and is excellent.

【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

【図1】重層塗布の磁気テープの断面図の例である。FIG. 1 is an example of a cross-sectional view of a multilayer coated magnetic tape.

【図2】磁気記録媒体の製造装置の例である。FIG. 2 is an example of a magnetic recording medium manufacturing apparatus.

【図3】磁性層の表面粗さR10Z を測定するときの
状況を説明する図である。
FIG. 3 is a diagram illustrating a situation when measuring the surface roughness R10Z of a magnetic layer.

【符号の説明】[Explanation of symbols]

1    支持体 2    磁性層(下層) 3    バックコート層 4    磁性層(上層) 10、11    押し出しコータ 13、14    液溜まり部 32    供給ロール 33    前段配向磁石 34    乾燥器 35    後段配向磁石 37    スーパーカレンダー装置 38    カレンダーロール 39    巻取りロール 1 Support 2 Magnetic layer (lower layer) 3 Back coat layer 4 Magnetic layer (upper layer) 10, 11 Extrusion coater 13, 14 Liquid pool 32 Supply roll 33 Pre-stage orientation magnet 34 Dryer 35    Later orientation magnet 37 Super calendar device 38 Calendar roll 39 Take-up roll

Claims (3)

【特許請求の範囲】[Claims] 【請求項1】  支持体に、磁性粉を含有する磁性層が
少なくとも2層重ねて設けられている磁気記録媒体にお
いて、最外層の磁性層の抗磁力が1700Oe以上、2
200Oe以下でありかつ飽和磁束密度が3000ガウ
ス以上、4500ガウス以下であり、前記最外層以外の
磁性層の少なくとも一層に含まれる磁性粉が、X線によ
る粒径測定値350 Å以下の酸化鉄磁性粉であること
を特徴とする磁気記録媒体。
1. A magnetic recording medium in which at least two magnetic layers containing magnetic powder are stacked on a support, wherein the outermost magnetic layer has a coercive force of 1700 Oe or more, 2
200 Oe or less, the saturation magnetic flux density is 3000 Gauss or more and 4500 Gauss or less, and the magnetic powder contained in at least one layer of the magnetic layer other than the outermost layer is iron oxide magnetic with a particle size measured by X-rays of 350 Å or less. A magnetic recording medium characterized by being a powder.
【請求項2】  支持体に、磁性粉を含有する磁性層が
少なくとも2層重ねて設けられている磁気記録媒体にお
いて、最外層の磁性層の抗磁力が1700Oe以上、2
200Oe以下でありかつ飽和磁束密度が3000ガウ
ス以上、4500ガウス以下であり、前記最外層に含ま
れる磁性粉がX線による粒径測定値200 Å以下であ
りかつ平均長軸長0.25μm以下の強磁性金属粉末で
あり、更に、前記最外層以外の磁性層の少なくとも一層
に含まれる磁性粉が前記粒径測定値350 Å以下の酸
化鉄磁性粉であることを特徴とする磁気記録媒体。
2. A magnetic recording medium in which at least two magnetic layers containing magnetic powder are stacked on a support, the outermost magnetic layer having a coercive force of 1700 Oe or more, 2
200 Oe or less, the saturation magnetic flux density is 3000 Gauss or more and 4500 Gauss or less, the magnetic powder contained in the outermost layer has a particle size measured by X-ray of 200 Å or less, and has an average major axis length of 0.25 μm or less. A magnetic recording medium comprising a ferromagnetic metal powder, and further comprising an iron oxide magnetic powder having a measured particle size of 350 Å or less, and the magnetic powder contained in at least one of the magnetic layers other than the outermost layer.
【請求項3】  支持体に、磁性粉を含有する磁性層が
少なくとも2層重ねて設けられている磁気記録媒体にお
いて、最外層の磁性層の抗磁力が1700Oe以上、2
200Oe以下であり、飽和磁束密度が3000ガウス
以上、4500ガウス以下でありかつ表面粗さR10Z
 が5nm以上、20nm以下であり、更に前記最外層
以外の磁性層の少なくとも一層に含まれる磁性粉が、X
線による粒径測定値350 Å以下の酸化鉄磁性粉であ
ることを特徴とする磁気記録媒体。 (但し、R10Z とは、磁気記録媒体を幅方向の中点
から±2mmの範囲で長手方向に基準長だけ垂直に切断
したとき、その切断面における外表面輪郭曲線を切る水
平線に平行な直線のうち、高い方から10番目に低い山
頂を通るものと深い方から10番目に浅い谷底を通るも
のを選び、この2本の直線間の距離を表面輪郭曲線の縦
倍率の方向に測定した値をいう。)
3. A magnetic recording medium in which a support is provided with at least two magnetic layers containing magnetic powder, the outermost magnetic layer having a coercive force of 1700 Oe or more, 2
200 Oe or less, saturation magnetic flux density is 3000 Gauss or more and 4500 Gauss or less, and surface roughness R10Z
is 5 nm or more and 20 nm or less, and furthermore, the magnetic powder contained in at least one layer of the magnetic layer other than the outermost layer is X
A magnetic recording medium characterized in that it is an iron oxide magnetic powder having a particle diameter measured by a wire of 350 Å or less. (However, R10Z refers to the straight line parallel to the horizontal line that cuts the outer surface contour curve of the cut surface when a magnetic recording medium is cut perpendicularly by a reference length in the longitudinal direction within a range of ±2 mm from the midpoint in the width direction.) Of these, choose the one that passes through the 10th lowest peak from the highest and the one that passes through the 10th shallowest valley bottom from the highest, and calculate the value of the distance between these two straight lines measured in the direction of the vertical magnification of the surface contour curve. say.)
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