JPH04324475A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH04324475A JPH04324475A JP12216791A JP12216791A JPH04324475A JP H04324475 A JPH04324475 A JP H04324475A JP 12216791 A JP12216791 A JP 12216791A JP 12216791 A JP12216791 A JP 12216791A JP H04324475 A JPH04324475 A JP H04324475A
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等を利用した
画像形成装置において、転写材上に転写したトナー像を
定着する定着装置に関し、特に定着ローラに複数層の弾
性層を備えた定着装置に関する。
画像形成装置において、転写材上に転写したトナー像を
定着する定着装置に関し、特に定着ローラに複数層の弾
性層を備えた定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真等を利用した画像形成装置にお
いては、トナー像を転写した転写材を定着装置に設けら
れた1対の定着ローラと加圧ローラとの間に通紙して、
加熱及び加圧を加えることによりトナー像を転写材上に
定着して、転写材上に永久像の画像を得ている。
いては、トナー像を転写した転写材を定着装置に設けら
れた1対の定着ローラと加圧ローラとの間に通紙して、
加熱及び加圧を加えることによりトナー像を転写材上に
定着して、転写材上に永久像の画像を得ている。
【0003】このような定着装置のうち熱ローラ定着装
置では、シリコーンオイル等の離型剤を定着ローラ表面
に塗布して、転写材上のトナー像を形成するトナーが定
着ローラ表面にオフセットするのを防止することが広く
行なわれている。特に転写材上に重ね合わせて転写され
た複数色のトナー像の混色を行なうことを必要とするフ
ルカラー画像形成装置では、これに用いられる熱定着装
置の定着ローラは、非常に高い離型性を必要とし、大量
の離型剤が塗布されている。
置では、シリコーンオイル等の離型剤を定着ローラ表面
に塗布して、転写材上のトナー像を形成するトナーが定
着ローラ表面にオフセットするのを防止することが広く
行なわれている。特に転写材上に重ね合わせて転写され
た複数色のトナー像の混色を行なうことを必要とするフ
ルカラー画像形成装置では、これに用いられる熱定着装
置の定着ローラは、非常に高い離型性を必要とし、大量
の離型剤が塗布されている。
【0004】定着ローラは、通常、アルミニウム製或い
はステンレス製の芯金からなるローラ基材上に、HTV
シリコーンゴム(高温加硫型シリコーンゴム)からなる
第1弾性層を形成し、第1弾性層上にフッ素ゴムからな
る耐油層を、更にその上にオフセット防止層としてRT
Vシリコーンゴム(室温加硫型シリコーンゴム)からな
る第2弾性層を形成してなっており、例えば外径が40
mmとされている。
はステンレス製の芯金からなるローラ基材上に、HTV
シリコーンゴム(高温加硫型シリコーンゴム)からなる
第1弾性層を形成し、第1弾性層上にフッ素ゴムからな
る耐油層を、更にその上にオフセット防止層としてRT
Vシリコーンゴム(室温加硫型シリコーンゴム)からな
る第2弾性層を形成してなっており、例えば外径が40
mmとされている。
【0005】このような構成の定着ローラによれば、耐
油層により下層の第1弾性層のシリコーンゴムにシリコ
ーンオイルが侵入するのが防止され、又耐油層の上層の
第2弾性層であるオフセット防止層のRTVシリコーン
ゴムにシリコーンオイルが保持され、高い離型性が得ら
れる。
油層により下層の第1弾性層のシリコーンゴムにシリコ
ーンオイルが侵入するのが防止され、又耐油層の上層の
第2弾性層であるオフセット防止層のRTVシリコーン
ゴムにシリコーンオイルが保持され、高い離型性が得ら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定着ロ
ーラが耐油層のような中間層を有していることから、定
着ローラを使用すると、定着時の熱や圧力及び加圧ロー
ラとのスリップなどにより定着ローラの各層間にストレ
スが生じ、更に耐油層の上層のオフセット防止層のRT
Vシリコーンゴムがシリコーンオイルを過剰に吸収し或
いは膨潤して、耐油層と上層のオフセット防止層との間
で剥離が生じ、長期間の使用に耐えないという問題があ
った。
ーラが耐油層のような中間層を有していることから、定
着ローラを使用すると、定着時の熱や圧力及び加圧ロー
ラとのスリップなどにより定着ローラの各層間にストレ
スが生じ、更に耐油層の上層のオフセット防止層のRT
Vシリコーンゴムがシリコーンオイルを過剰に吸収し或
いは膨潤して、耐油層と上層のオフセット防止層との間
で剥離が生じ、長期間の使用に耐えないという問題があ
った。
【0007】本発明の目的は、定着ローラ表層の第2弾
性層であるオフセット防止層のその下の耐油層との境界
のストレスを減少し、且つオフセット防止層のシリコー
ンオイルの吸収量を減少して、オフセット防止層の耐油
層からの剥離を防止し、定着ローラの寿命を向上するこ
とを可能とした定着装置を提供することである。
性層であるオフセット防止層のその下の耐油層との境界
のストレスを減少し、且つオフセット防止層のシリコー
ンオイルの吸収量を減少して、オフセット防止層の耐油
層からの剥離を防止し、定着ローラの寿命を向上するこ
とを可能とした定着装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明の定着
装置にて達成される。要約すれば本発明は、1対の定着
ローラと加圧ローラとを備え、前記定着ローラは、ロー
ラ基材上に下から順に第1弾性層、耐油層及び第2弾性
層を設けてなる定着装置において、前記定着ローラの第
1弾性層はシリコーンゴムからなり、第2弾性層はカー
ボンブラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配
合したシリコーンゴムからなり、そして耐油層はフッ素
ゴムからなることを特徴とする定着装置である。好まし
くは、前記定着ローラの第2弾性層のシリコーンゴム1
00重量部に対し、前記架橋シリコーンゴム粉砕品が5
〜95重量部配合され、架橋シリコーンゴム粉砕品は、
粉砕品100重量部に対しカーボンブラックが2〜8重
量部含有され、架橋シリコーンゴム粉砕品の粒径は0.
05〜1.5mmとされる。
装置にて達成される。要約すれば本発明は、1対の定着
ローラと加圧ローラとを備え、前記定着ローラは、ロー
ラ基材上に下から順に第1弾性層、耐油層及び第2弾性
層を設けてなる定着装置において、前記定着ローラの第
1弾性層はシリコーンゴムからなり、第2弾性層はカー
ボンブラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配
合したシリコーンゴムからなり、そして耐油層はフッ素
ゴムからなることを特徴とする定着装置である。好まし
くは、前記定着ローラの第2弾性層のシリコーンゴム1
00重量部に対し、前記架橋シリコーンゴム粉砕品が5
〜95重量部配合され、架橋シリコーンゴム粉砕品は、
粉砕品100重量部に対しカーボンブラックが2〜8重
量部含有され、架橋シリコーンゴム粉砕品の粒径は0.
05〜1.5mmとされる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の定着装置の一実施例の概略
構成図、図2は、図1の定着装置の定着ローラの断面図
である。
構成図、図2は、図1の定着装置の定着ローラの断面図
である。
【0010】定着装置は、図1に示すように、定着ロー
ラ10と加圧ローラ20とを備えてなっており、更に定
着ローラ10の例えば上部に図示しないオイル塗布手段
が設けられている。
ラ10と加圧ローラ20とを備えてなっており、更に定
着ローラ10の例えば上部に図示しないオイル塗布手段
が設けられている。
【0011】定着ローラ10は基本的に、芯金となるロ
ーラ基材1上に第1弾性層2を設け、その上に耐油層3
を設け、更にその上にオフセット防止層となる第2弾性
層4を設けてなっている。本発明によれば、上記第1弾
性層2はシリコーンゴムからなり、耐油層3はフッ素ゴ
ムからなり、そして第2弾性層4はカーボンブラックを
含有した架橋シリコーンゴム粉砕品5を配合したシリコ
ーンゴムからなる。
ーラ基材1上に第1弾性層2を設け、その上に耐油層3
を設け、更にその上にオフセット防止層となる第2弾性
層4を設けてなっている。本発明によれば、上記第1弾
性層2はシリコーンゴムからなり、耐油層3はフッ素ゴ
ムからなり、そして第2弾性層4はカーボンブラックを
含有した架橋シリコーンゴム粉砕品5を配合したシリコ
ーンゴムからなる。
【0012】第2弾性層4は、定着ローラ10に塗布さ
れる離型剤のシリコーンオイルに対する濡れ性の良好な
材料で形成することが好ましく、RTVシリコーンゴム
(室温加硫型シリコーンゴム)の他に、LTVシリコー
ンゴム(低温加硫型シリコーンゴム)を用いることがで
きる。RTVシリコーンゴムは二液性でもよいが、好ま
しくは一液性のRTVシリコーンゴムを用いることがよ
い。
れる離型剤のシリコーンオイルに対する濡れ性の良好な
材料で形成することが好ましく、RTVシリコーンゴム
(室温加硫型シリコーンゴム)の他に、LTVシリコー
ンゴム(低温加硫型シリコーンゴム)を用いることがで
きる。RTVシリコーンゴムは二液性でもよいが、好ま
しくは一液性のRTVシリコーンゴムを用いることがよ
い。
【0013】本発明において、シリコーンゴムからなる
第2弾性層4中にカーボンブラックを含有した架橋シリ
コーンゴム粉砕品5を配合するのは、これを配合するこ
とにより、変形の大きい第2弾性層のその下の耐油層3
との境界のストレスを減少し、且つ第2弾性層4のシリ
コーンオイル吸収量を減らすためである。これにより第
2弾性層4の耐剥離性を向上して、耐油層3からの剥離
を防止し、定着ローラ10の寿命を伸ばすことができる
。
第2弾性層4中にカーボンブラックを含有した架橋シリ
コーンゴム粉砕品5を配合するのは、これを配合するこ
とにより、変形の大きい第2弾性層のその下の耐油層3
との境界のストレスを減少し、且つ第2弾性層4のシリ
コーンオイル吸収量を減らすためである。これにより第
2弾性層4の耐剥離性を向上して、耐油層3からの剥離
を防止し、定着ローラ10の寿命を伸ばすことができる
。
【0014】第2弾性層4のシリコーンゴム100重量
部に対し架橋シリコーンゴム粉砕品5の配合量が5重量
部では、第2弾性層4のシリコーンオイル等の離型剤の
吸収量が多くなり、逆に配合量が95重量部を超えると
、粉砕品5の量が多すぎて第2弾性層4の分散不良が生
じ、均一な離型剤の吸収が行なわれない。従って粉砕品
5の配合量は第2弾性層4のシリコーンゴム100重量
部に対して5〜95重量部、より好ましくは10〜30
重量部である。
部に対し架橋シリコーンゴム粉砕品5の配合量が5重量
部では、第2弾性層4のシリコーンオイル等の離型剤の
吸収量が多くなり、逆に配合量が95重量部を超えると
、粉砕品5の量が多すぎて第2弾性層4の分散不良が生
じ、均一な離型剤の吸収が行なわれない。従って粉砕品
5の配合量は第2弾性層4のシリコーンゴム100重量
部に対して5〜95重量部、より好ましくは10〜30
重量部である。
【0015】架橋シリコーンゴム粉砕品5の粒径は0.
05〜1.5mmとすることが好ましい。粉砕品5の粒
径が0.05μm未満では、弾性層4のシリコーンゴム
に混合するとチクソ性が生じ、ローラに塗装ができず、
逆に1.5mmを超えると大きすぎて、第2弾性層4の
表面にぶつぶつ浮き出し平滑性が得られず、トナー像定
着時に転写材へ加えられる圧力が不均一になる。
05〜1.5mmとすることが好ましい。粉砕品5の粒
径が0.05μm未満では、弾性層4のシリコーンゴム
に混合するとチクソ性が生じ、ローラに塗装ができず、
逆に1.5mmを超えると大きすぎて、第2弾性層4の
表面にぶつぶつ浮き出し平滑性が得られず、トナー像定
着時に転写材へ加えられる圧力が不均一になる。
【0016】架橋シリコーンゴム粉砕品5中のカーボン
ブラックの含有量は、粉砕品100重量部に対して2〜
8重量部とすることが好ましい。カーボンブラックの含
有量が2重量部未満では、粉砕品5の強度が低下し又第
2弾性層4のシリコーンオイル吸収量が多く、逆に8重
量部を超えると、粉砕品5の強度が大となり又第2弾性
層4のシリコーンオイル吸収量が少なくなる問題が生じ
る。
ブラックの含有量は、粉砕品100重量部に対して2〜
8重量部とすることが好ましい。カーボンブラックの含
有量が2重量部未満では、粉砕品5の強度が低下し又第
2弾性層4のシリコーンオイル吸収量が多く、逆に8重
量部を超えると、粉砕品5の強度が大となり又第2弾性
層4のシリコーンオイル吸収量が少なくなる問題が生じ
る。
【0017】次に、本発明を具体例により更に説明する
。
。
【0018】カーボンブラックを含有した架橋シリコー
ンゴム粉砕品を次のようにして製造した。シリコーンゴ
ムとしてゴムパウンドSH841U(トーレ・シリコー
ン(株)製)100重量部、架橋剤としてRC−4(5
0P)(トーレ・シリコーン(株)製)3重量部に対し
、カーボンブラックとしてケッチェンブラックEC(ラ
イオンアクゾ社製)を2〜8重量部の範囲で含有率を変
化させて添加し、2本ロールを用いて均一に分散し、圧
力150kg/cm2 、架橋温度170℃、架橋時間
30分の条件で架橋して約2mm厚のシート状成形体を
得、更に2次加硫を200℃、5時間行なった。そして
得られたカーボンブラック含有の架橋シリコーンゴムシ
ートを2本ロールで粉砕して、カーボンブラックを含有
した平均粒径0.4mmの架橋シリコーンゴム粉砕品を
得た。この粉砕品の配合を表1に示す。
ンゴム粉砕品を次のようにして製造した。シリコーンゴ
ムとしてゴムパウンドSH841U(トーレ・シリコー
ン(株)製)100重量部、架橋剤としてRC−4(5
0P)(トーレ・シリコーン(株)製)3重量部に対し
、カーボンブラックとしてケッチェンブラックEC(ラ
イオンアクゾ社製)を2〜8重量部の範囲で含有率を変
化させて添加し、2本ロールを用いて均一に分散し、圧
力150kg/cm2 、架橋温度170℃、架橋時間
30分の条件で架橋して約2mm厚のシート状成形体を
得、更に2次加硫を200℃、5時間行なった。そして
得られたカーボンブラック含有の架橋シリコーンゴムシ
ートを2本ロールで粉砕して、カーボンブラックを含有
した平均粒径0.4mmの架橋シリコーンゴム粉砕品を
得た。この粉砕品の配合を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】次に、一液性のRTVシリコーンゴムに対
し上記の粉砕品を表2に示す割合で配合し、その配合物
をサンドミルを用いて均一に分散し、定着ローラ10の
耐油層3上にナイフコート、スプレーコート法等で50
0±50μm厚に塗布した。そして加硫後ゴム用研削盤
を用いて所定の厚さに仕上げ、耐油層3上にカーボンブ
ラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配合のシ
リコーンゴムからなる第2弾性層4を形成して、定着ロ
ーラ10を得た。
し上記の粉砕品を表2に示す割合で配合し、その配合物
をサンドミルを用いて均一に分散し、定着ローラ10の
耐油層3上にナイフコート、スプレーコート法等で50
0±50μm厚に塗布した。そして加硫後ゴム用研削盤
を用いて所定の厚さに仕上げ、耐油層3上にカーボンブ
ラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配合のシ
リコーンゴムからなる第2弾性層4を形成して、定着ロ
ーラ10を得た。
【0021】
【表2】
【0022】このように作成した定着ローラをキャノン
(株)製カラーレーザコピアの定着装置に組み込み、多
数枚の連続複写を行なって定着ローラの耐久試験を実施
し、その際の第2弾性層のシリコーンオイル(信越化学
製KF96 300csシリコーンオイルを使用)の
吸収量及び第2弾性層の剥離の有無を調べた。結果を表
2に合わせて示す。
(株)製カラーレーザコピアの定着装置に組み込み、多
数枚の連続複写を行なって定着ローラの耐久試験を実施
し、その際の第2弾性層のシリコーンオイル(信越化学
製KF96 300csシリコーンオイルを使用)の
吸収量及び第2弾性層の剥離の有無を調べた。結果を表
2に合わせて示す。
【0023】表2に示されるように、実施例1〜5では
、定着ローラ表層の第2弾性層をカーボンブラックを含
有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配合したシリコーン
ゴムで形成したので、変形の大きい第2弾性層のその下
の耐油層との境界のストレスを大きく減少でき、且つ第
2弾性層のシリコーンオイルの吸収量を比較例1の20
〜25gに対し3〜20と大幅に減少でき、その結果、
第2弾性層の耐剥離性能を比較例1の複写枚数5万枚以
内に剥離ありに対し、10万以上剥離なしと大幅に向上
することができた。
、定着ローラ表層の第2弾性層をカーボンブラックを含
有した架橋シリコーンゴム粉砕品を配合したシリコーン
ゴムで形成したので、変形の大きい第2弾性層のその下
の耐油層との境界のストレスを大きく減少でき、且つ第
2弾性層のシリコーンオイルの吸収量を比較例1の20
〜25gに対し3〜20と大幅に減少でき、その結果、
第2弾性層の耐剥離性能を比較例1の複写枚数5万枚以
内に剥離ありに対し、10万以上剥離なしと大幅に向上
することができた。
【0024】実施例1と実施例2のシリコーンオイル吸
収量を比較すると、カーボンブラックを含有した架橋シ
リコーンゴム粉砕品の添加量により、シリコーンオイル
の吸収量が変わることが示されており、添加量が多い方
がシリコーンオイルの吸収量を少なくできることが分る
。実施例2と実施例5とを比較すると、架橋シリコーン
ゴム粉砕品の添加量は同じであるが、カーボンブラック
の含有量が多い方がシリコーンオイル吸収量を減らすこ
とができるのが分る。従って定着ローラの加圧ローラと
のニップ幅や加圧力の変更に伴うストレス変化を、カー
ボンブラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品の配
合により自由に調製し、制御することができる。
収量を比較すると、カーボンブラックを含有した架橋シ
リコーンゴム粉砕品の添加量により、シリコーンオイル
の吸収量が変わることが示されており、添加量が多い方
がシリコーンオイルの吸収量を少なくできることが分る
。実施例2と実施例5とを比較すると、架橋シリコーン
ゴム粉砕品の添加量は同じであるが、カーボンブラック
の含有量が多い方がシリコーンオイル吸収量を減らすこ
とができるのが分る。従って定着ローラの加圧ローラと
のニップ幅や加圧力の変更に伴うストレス変化を、カー
ボンブラックを含有した架橋シリコーンゴム粉砕品の配
合により自由に調製し、制御することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
では、定着ローラ表層のオフセット防止層となる第2弾
性層を、カーボンブラックを含有した架橋シリコーンゴ
ム粉砕品を配合したシリコーンゴムで形成したので、変
形の大きい第2弾性層のその下の耐油層との境界のスト
レスを大きく減少でき、且つ第2弾性層のシリコーンオ
イルの吸収量を大幅に減少でき、その結果、第2弾性層
の耐油層からの剥離を防止でき、定着ローラの耐久性、
寿命を大幅に向上できる。
では、定着ローラ表層のオフセット防止層となる第2弾
性層を、カーボンブラックを含有した架橋シリコーンゴ
ム粉砕品を配合したシリコーンゴムで形成したので、変
形の大きい第2弾性層のその下の耐油層との境界のスト
レスを大きく減少でき、且つ第2弾性層のシリコーンオ
イルの吸収量を大幅に減少でき、その結果、第2弾性層
の耐油層からの剥離を防止でき、定着ローラの耐久性、
寿命を大幅に向上できる。
【図1】本発明の定着装置の一実施例の概略構成図であ
る。
る。
【図2】図1の定着装置の定着ローラの断面図である。
1 ローラ基材
2 第1弾性層
3 耐油層
4 第2弾性層
5 架橋シリコーンゴム粉砕品
10 定着ローラ
20 加圧ローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 1対の定着ローラと加圧ローラとを備
え、前記定着ローラは、ローラ基材上に下から順に第1
弾性層、耐油層及び第2弾性層を設けてなる定着装置に
おいて、前記定着ローラの第1弾性層はシリコーンゴム
からなり、第2弾性層はカーボンブラックを含有した架
橋シリコーンゴム粉砕品を配合したシリコーンゴムから
なり、そして耐油層はフッ素ゴムからなることを特徴と
する定着装置。 - 【請求項2】 前記定着ローラの第2弾性層のシリコ
ーンゴム100重量部に対し、前記架橋シリコーンゴム
粉砕品を5〜95重量部配合した請求項1の定着装置。 - 【請求項3】 前記定着ローラの第2弾性層の架橋シ
リコーンゴム粉砕品は、粉砕品100重量部に対しカー
ボンブラックを2〜8重量部含有した請求項1又は2の
定着装置。 - 【請求項4】 前記定着ローラの第2弾性層の架橋シ
リコーンゴム粉砕品の粒径は0.05〜1.5mmであ
る請求項1、2又は3の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12216791A JPH04324475A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12216791A JPH04324475A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324475A true JPH04324475A (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=14829241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12216791A Pending JPH04324475A (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04324475A (ja) |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP12216791A patent/JPH04324475A/ja active Pending
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