JPH0432114Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0432114Y2 JPH0432114Y2 JP1985003644U JP364485U JPH0432114Y2 JP H0432114 Y2 JPH0432114 Y2 JP H0432114Y2 JP 1985003644 U JP1985003644 U JP 1985003644U JP 364485 U JP364485 U JP 364485U JP H0432114 Y2 JPH0432114 Y2 JP H0432114Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- cover
- needle cover
- base
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、針カバーを容易に取り外すことので
きる医療用針に関するものである。
きる医療用針に関するものである。
(従来技術及びその問題点)
従来より医療用針には。安全性や衛生面から針
カバーが取り付けられていることはよく知られて
いるが、この針カバーは、気密性を確保するた
め、通常、針基にきつく嵌合されている。
カバーが取り付けられていることはよく知られて
いるが、この針カバーは、気密性を確保するた
め、通常、針基にきつく嵌合されている。
このため、針カバーを取り外す場合、単に回し
たり引つ張ただけでは外れにくいという問題があ
り、また大きな力で外した場合、針先によつて、
思わぬ怪我をしたり、針先がカバー内面と擦れて
切れ味が悪くなつたりする心配があつた。また、
実公昭53−15193号に記載されている針キヤツプ
は、末端内面にスクリユーを形成してキヤツプの
取り外しの際に、その反動を吸収緩和し、針が指
に刺さつたりする等の事故を防止するように工夫
されている。しかしながら、針キヤツプの回転軸
に対してスクリユーは傾きが大きく形成されてい
るので、気密性、液密性に難があつた。また、ス
クリユーは、針キヤツプと筒状体の嵌合接触面の
一方のみに設けられているので、嵌合強度にも難
があつた。
たり引つ張ただけでは外れにくいという問題があ
り、また大きな力で外した場合、針先によつて、
思わぬ怪我をしたり、針先がカバー内面と擦れて
切れ味が悪くなつたりする心配があつた。また、
実公昭53−15193号に記載されている針キヤツプ
は、末端内面にスクリユーを形成してキヤツプの
取り外しの際に、その反動を吸収緩和し、針が指
に刺さつたりする等の事故を防止するように工夫
されている。しかしながら、針キヤツプの回転軸
に対してスクリユーは傾きが大きく形成されてい
るので、気密性、液密性に難があつた。また、ス
クリユーは、針キヤツプと筒状体の嵌合接触面の
一方のみに設けられているので、嵌合強度にも難
があつた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、このような欠点を解決するために工
夫されたものであり、針基に針カバーが嵌合され
た医療用針において、前記針カバー内面と針基の
外周面をテーパーに形成し、前記針カバー内面に
針カバーの回転軸にたいして10°〜20°傾いたリン
グ状の凸部を形成し、前記針基に前記凸部が係入
するリング状凹部を形成し、前記針カバーと針基
を前記テーパーと前記凸部と凹部により嵌合して
なる医療用針を提供するものである。
夫されたものであり、針基に針カバーが嵌合され
た医療用針において、前記針カバー内面と針基の
外周面をテーパーに形成し、前記針カバー内面に
針カバーの回転軸にたいして10°〜20°傾いたリン
グ状の凸部を形成し、前記針基に前記凸部が係入
するリング状凹部を形成し、前記針カバーと針基
を前記テーパーと前記凸部と凹部により嵌合して
なる医療用針を提供するものである。
また、針基に針カバーの回転軸にたいして10°
〜20°傾いたリング状の凸部を形成し、針カバー
内面に、前記凸部が係入するリング状凹部を形成
してもよい。
〜20°傾いたリング状の凸部を形成し、針カバー
内面に、前記凸部が係入するリング状凹部を形成
してもよい。
(作用)
以上の構成により、針カバーと針基は強固にか
つ気密、液密に嵌合され、針カバーを針基から取
りはずす際も、針カバーを丁度、一回転だけ回転
させて、そのまま針基と反対方向に真直ひき抜く
だけで、針管を露出させることができる。
つ気密、液密に嵌合され、針カバーを針基から取
りはずす際も、針カバーを丁度、一回転だけ回転
させて、そのまま針基と反対方向に真直ひき抜く
だけで、針管を露出させることができる。
(実施例)
以下本考案の実施例を添付図面に従つて、説明
すると、まず第1図において、1はプラスチツク
製の針基であり、この針基1には金属製の針管2
が支持されるとともに、その針基1の後端部には
軟質プラスチツク製の導液チユーブ3が接続され
ている。
すると、まず第1図において、1はプラスチツク
製の針基であり、この針基1には金属製の針管2
が支持されるとともに、その針基1の後端部には
軟質プラスチツク製の導液チユーブ3が接続され
ている。
また、4は硬質プラスチツク製の針カバーであ
り、この針カバー4は前記針管2の全体に被冠さ
れる。また、前記針基1の外周面と前記針カバー
4内面は、テーパーに形成されている。
り、この針カバー4は前記針管2の全体に被冠さ
れる。また、前記針基1の外周面と前記針カバー
4内面は、テーパーに形成されている。
本考案では前記針カバー4の後端部内面に、第
2図に詳示するごとく、リング状の凸部6が形成
されている。この凸部6は針カバーの回転軸7に
対して10°〜20°好ましくは15°程度に傾けて形成さ
れている。その理由は、10°より小さいと嵌合部
がはずれにくくなり、20°より大きくなると気密
性が悪くなるためである。
2図に詳示するごとく、リング状の凸部6が形成
されている。この凸部6は針カバーの回転軸7に
対して10°〜20°好ましくは15°程度に傾けて形成さ
れている。その理由は、10°より小さいと嵌合部
がはずれにくくなり、20°より大きくなると気密
性が悪くなるためである。
また、前記針基先端部5には、前記凸部6に対
応して、針カバー4の回転軸に対して前記と同様
の角度に傾いた凹部8が形成されており、針カバ
ー4を針基1の先端部5にテーパ合せで嵌合させ
た場合、凸部6が凹部8に係入されるようになつ
ている。
応して、針カバー4の回転軸に対して前記と同様
の角度に傾いた凹部8が形成されており、針カバ
ー4を針基1の先端部5にテーパ合せで嵌合させ
た場合、凸部6が凹部8に係入されるようになつ
ている。
なお、本考案における前記針基1のテーパは4/
100〜8/100で形成されている。
100〜8/100で形成されている。
本考案では、針基先端部5に前記と同様なリン
グ状凸部を形成し、針カバー4の内面側に凹部を
形成するようにしてもよい。
グ状凸部を形成し、針カバー4の内面側に凹部を
形成するようにしてもよい。
(効果)
以上のように本考案によれば、
針カバー4と針基1は強固にかつ気密、液密
に勘合され、薬液が針カバー4と針基1の嵌合
部から漏出するのをふせぐことができる。
に勘合され、薬液が針カバー4と針基1の嵌合
部から漏出するのをふせぐことができる。
針カバー4を針基1から取りはずす際も、針
カバー4を丁度、一回転だけ回転させて(回転
方向性はなく、どちらの方向でも回転できる)、
そのまま針基1と反対方向に真直ひき抜くだけ
で、容易に針管2を露出させることができるの
で、安全で作業性が非常に良い。等の効果が得
られる。
カバー4を丁度、一回転だけ回転させて(回転
方向性はなく、どちらの方向でも回転できる)、
そのまま針基1と反対方向に真直ひき抜くだけ
で、容易に針管2を露出させることができるの
で、安全で作業性が非常に良い。等の効果が得
られる。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は本考案の要部を示した断面図である。 図中、1は針基、2は針管、4は針カバー、5
は針基先端部、6は凸部、7は回転軸、8は凹部
である。
は本考案の要部を示した断面図である。 図中、1は針基、2は針管、4は針カバー、5
は針基先端部、6は凸部、7は回転軸、8は凹部
である。
Claims (1)
- 針基に針カバーが嵌合された医療用針におい
て、前記針カバー内面と針基の外周面をテーパー
に形成し、前記針カバー内面に針カバーの回転軸
にたいして10°〜20°傾いたリング状の凸部を形成
し、前記針基に前記凸部が係入するリング状凹部
を形成し、前記針カバーと針基を前記テーパーと
前記凸部と凹部により嵌合したことを特徴とする
医療用針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985003644U JPH0432114Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985003644U JPH0432114Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61121836U JPS61121836U (ja) | 1986-07-31 |
JPH0432114Y2 true JPH0432114Y2 (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=30478468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985003644U Expired JPH0432114Y2 (ja) | 1985-01-17 | 1985-01-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432114Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315193U (ja) * | 1976-07-20 | 1978-02-08 | ||
JPS5643429A (en) * | 1979-07-25 | 1981-04-22 | Vyzk Ustav Bavlnarsky | Friction type open end spinning method and apparatus |
-
1985
- 1985-01-17 JP JP1985003644U patent/JPH0432114Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5315193U (ja) * | 1976-07-20 | 1978-02-08 | ||
JPS5643429A (en) * | 1979-07-25 | 1981-04-22 | Vyzk Ustav Bavlnarsky | Friction type open end spinning method and apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61121836U (ja) | 1986-07-31 |